2/27/2017

磐田戦雑感(写真あり) #cerezo #photo #diary


サッカーのある週末が帰ってきた。これから毎週、セレッソがどこかしらでサッカーをする。そう考えるとワクワクが止まらない。

加えて、J1リーグ戦は土曜日開催が多く、疲れたとしても日曜日がある。これは極めてありがたい。

反面、対戦するチームのホームタウンが大都市圏であることが多いので、遠征の際に山海の幸を口にできないのは少しばかり寂しい。特に愛媛と長崎には早々にJ1に上がってきてほしいな。

マンパワーの限界、長く続く入場待ち列


さて、話を開幕戦に戻そう。磐田戦ではピッチサイド、セブンイレブンシートに陣取った(俺はうっかり買いそびれていたのだけど、知人が席をおさえてくれていて非常にありがたかった)のでスタンドに入場する手間がスキップできた。けれど、大概の人はスタジアムに入るのに大変苦労されていたようだ。


セブンイレブンシート専用の入場口はアウェイチーム専用のゲートからほど近い。だが、100メートル以上先のホーム側入場ゲートに向かう人の列はそこまで伸びて来て、最後尾はさらにそのはるか後ろまで続いていた。

後で聞いた話だと、スタジアムに入れたのがキックオフ15分前という人もいたようだ。俺の目の前では老夫婦が「こりゃあかん、もう帰ろう。チケット買うただけ損やったわ」と話して家路についていた。至近距離で機会損失を見てしまったのはこれが何度目か…清武のラストマッチだとか、マンチェスターユナイテッドとの試合だとか。

改善されるまで何度でも書こう。これは、運営のマンパワーが足りないのと、ヤンマースタジアム長居の構造上の欠陥が原因だ。

運営のマンパワー、つまりセレッソの社員とユニベール(アルバイト)のスタッフ数は限られている。だから、処理能力に限界があるんだ。皮膚感覚だけどだいたい15000人超えたあたりで何かしら大きなトラブルが起きる。20000人超えたあたりでスタッフに絡んでるおっさんとかが現れる。

例えると、安いパソコンで重たいプログラムを走らせるようなもの、一尾乗るか乗らないかの小さな七輪でサンマ100匹を焼くようなものだ。

それに、ヤンマースタジアム長居はメイン南北、バック南北と四ヶ所しかゲートがなく、さらに一つはスタジアムグルメ、一つはアウェイ専用にあてられている。残りの二つのゲートで25000人を入場させなきゃいけないなんて、素人が考えても無茶だとわかる。

せめて、少し余裕があるメイン南ゲートを拡張すればいいんだけど、それも無理だ。さっき言ったマンパワーの関係で、チケットをもぎる人間がいないからね。結論を言うと「セレッソが金を出し渋っている間は絶対に解決しない」ということだ。コアなサポーター以外はきっと呆れるだろうが、実際そうなんだから仕方がない。

ブランディングをすすめるスタジアムグルメ


一方、スタジアムグルメはちょっとした改善があった。スタジアムグルメのブースは、これまで出店している飲食店が、それぞれケータリングカーやワンボックスなどを横付けして販売していた。

けれど、今年からは全ての店舗が統一されたブースを構え、そこでフードを提供するようになった。おそらく、岡山のファジフーズを見て考えついたんだろうけど、清潔感が増して雰囲気がよくなり、より「食べてみたい!」と感じるようになった。


出店しているブースもたこ焼きのわなかさん、から揚げの鶴心さんというツートップに続いて、高井田系ラーメンの金久右衛門(きんぐえもん)さんがエントリーしている。高井田系ラーメンは濃い醤油と澄んだスープ、太い麺が特徴の大阪名物の一つだから、ラーメン好きなら嬉しいだろう。

この日は桜のチップでスモークしたローストビーフと桜の焼印が押された煮卵がトッピングされた特製のラーメンを提供していた。寒い日にアツアツのラーメンはありがたい。

満員のスタジアムで選手を後押しできる幸せ


入場のドタバタは解決してほしい課題だけれども、やはり満員のスタンドというのはいいものだ。パスひとつ、トラップひとつ、シュートひとつで大歓声が上がる。ピッチで戦っている選手とすれば、これほどテンションが上がる環境はない。


33000余人で埋まったスタンドは、ピッチレベルで見るとまるで壁のようで、空の上から「落ちてくる」歓声で体が押し潰されるような錯覚さえ覚える。大阪ダービーや浦和戦、ホーム最終戦でもこんな雰囲気になるんだろう。J2で苦労した選手たちに、こういう空気を味あわせてやれることは、サポーターとして冥利につきる。

さて、次のホームはルヴァンカップか、平日だけどどうしようかね?


余談

すごく大事なことを忘れてた。スターティングラインナップ発表の時、選手たちそれぞれに名前を呼ぶけれども、ユン・ジョンファン監督のときはスタジアムDJの西川くんが「クエドリ!」と叫んでいた。これはユン・ジョンファン監督が現役時代につけられたニックネームで「知恵者」という意味だ。普通に「ユン・ジョンファン!」とレスポンスすればいいと思うよ。

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