5/01/2016

D500の作例を観ながらカメラの話をしようじゃないか。 #cerezo #photo #diary @06Crz


新しいカメラが来て2日だけど、3000枚くらいは撮れた。それでいいところとか悪いところとか傾向が分かったので、作例を観ながらひたすらカメラの話をしたい。手加減一切無しで。

いいところ


たくさんある(笑)秒間10コマの高速連写、RAWデータでも200枚まで息切れせずシャッターが切れるバッファ、153点のAFポイント、そして常用感度51200の3つが特にクローズアップされてる。けど実際は、もっとたくさんのアピールポイントがある。

こういうまわりに水平垂直がわかるものがある時は、できるだけ整えておきたい

例えばファインダーだと、水平垂直が簡単に確認できるように簡易表示がされるようになってる。だから手持ちで風景を撮るときでも斜めにズレたりすることが少ない。

軍艦部(カメラ上部)の液晶もD750のような簡便なものではなく、見たい情報がしっかり確認できる。いちいちinfoボタンを押さなくていい。

どこかのホールなど薄暗い条件下で撮影する時は、ボタンが発光する機能がとても役立つ。いちいち手探りで確認しなくてもしっかり操作ができる。

ローアングルでも撮りやすい

チルト式の背面液晶がタッチパネルになってるのは「やり過ぎかな」と思っていたけど、使ってみるとこれ無しではいられなくなる。スマホ感覚で使えるのはとてもいい。

ローパスフィルターレスのカメラを使ったのは初めてだけど、これもいい。RAWで撮ってじっくり追い込んでいくと、キレの良い画像が得られる。

こうしてみると全体的に「かゆいところまで手が届く」カメラという印象が強い。「これがついてたらな」と望んでいる機能が全部のせ。


その中でも一番推したいのは「AF微調整機能」

実はレンズというものは同じ製品でも個体差がある。ピントがバッチリあっているようでも、よく見ると微妙にボケてる場合なんかがあって、今までは「このレンズの個性みたいなもの、仕方ないな」とあきらめるしかなかった。

でも、カメラを三脚に固定して、ライブビューで微調整をすれば、個体差で出てくるピントのズレがかなり緩和されるようになった。

京都戦の後半とか、今日の舞洲なんかの画像で確認したけど、バッチリピントが合う「ガチピン」「ジャスピン」の確率がかなり上がった。もともとAFの優秀なカメラだから、細かなミスがかなり減った。

ポートレートは目にピントが合わないとかなりかっこ悪いけど、この機能のおかげで救われる作品もあるはず。最近のニコン製品は肌色が自然になる絵作りをしているので、このD500も気軽なスナップ撮影機として使用可能だ。


悪いところ


持ってるスマホがiPhoneなので、夏まではボディに入っているSnapBridgeを利用したWi-Fi接続ができない、すごく不利だ。とりあえず東芝製のWi-Fi接続可能なSDカードを使うようにした。ただしこれはライブビューなどを利用して、カメラの電源を入れっぱなしにしておかないと機能しない。つらい……。

そう、いろんな機能がてんこ盛りだからか、バッテリーの持ちがD200レベルで悪い。Wi-Fi接続の設定をいじると良化するらしいけど、予備のバッテリーはあったほうがいい。そのくらい持ちが悪い。

曜一朗のほほなんか、微妙に……

あと、これは好き嫌いの問題だけど、jpegで撮るとニコンらしからぬ風合いになる。全体的になめらかになりすぎる感じ。

RAWで撮って書き出すと、今までどおり多少ザラザラしていても質感重視の画像になるけど、jpeg単体だと全体的にヌメッとした感じになる。

RAWデータでざらつきが残っているから、データが抜け落ちているのではなくて、単にEXPEED5の傾向なんだろう。ノイズ除去の設定をオフにしてもこのままになる。

この不自然さは大きなモニターで等倍にした時くらいしかわからないものだから、ブログに使います、スマホで送ります程度なら全く許容範囲なのだけどね。キッチリ作品を残したいのであれば、多少容量を食ってもRAWを選択する方がいい。


連射のミラーショックでカメラをホールドできないのは……体力をつけて克服しよう。そもそもミラーショック自体はフルサイズ機よりはるかに軽い。ただドカドカ連射をするのでブレるだけ。


このカメラを「安い」と感じるか「高い」と感じるかは、人によってかなりバラつくと思う。鳥などの野生動物、スポーツ、航空機など、被写体が遠く離れていて、かつ高速で動く場合は最高だろう。けど子供の運動会とか条件のいいところで撮影をするのならD7200のコスパに目が行くはずだ。どちらを選んでも間違いじゃない。

あ、そういや舞洲に蛍いたみたい、知らんけど。


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