1/31/2016

セレッソ大阪開幕煽り動画 -RESTART- #cerezo #photo

1/25/2016

事業部意見交換会で漏洩した情報から今のセレッソを分析してみよう。 #cerezo #photo #diary

1月24日、日曜日。

選手はキャンプに入るため舞洲には不在、やることのない俺はヤンマースタジアム長居で行われた事業部意見交換会に足を運んだ。詳しいレポートはまいど!セレッソに載ってるんでそちらもよろしく。


内容は……。やっぱりな、仕方ないな、覚悟していたよと感じたマイナスの要素と、ここはよくがんばったな、ここはこの調子で伸ばせればより良くなるな、と感じたプラスの部分が半分ずつだった。マイナスばかりかと思っていたけど、前を向ける部分も多くあった。


例えば、スポンサー数もスポンサー広告収入も2014年より伸びた。これは事業部のファインプレーだろう。景気が良くなったからか、ヤンマーのグローバル展開によるものか、理由は分からないけど。(シンハービールやレッドブルなどが加わったことを考えると後者の可能性が高いか)



観客数や総入場者数の部分でも希望は残った。総入場者数、平均入場者ともに4割減、チケット収入に関して言えば53%減という惨憺たる結果だった。


けれど、これはJ1時代の2011年~2013年と比べればそんなに極端な状態ではない。むしろ、いい状態だと言える数字もある。それが年間パスポートとオーナーズシートの席数だ。年間パスポート4877席、オーナーズシート1215席は2013年の数字よりも良いものだ。

観客数の減少率よりもチケット収入の減少率が高かった。年間パスポート、オーナーズシートの席数は観客数ほど減らなかった。ということは
「安い席の観客は比較的減少しなかった」
「年間パスポート観戦者(≒リピーター)は比較的減少しなかった」
ことを意味する。年間パスポートは割安だから、そればかり売れるとチケット収入が減ることになるからね。

つまり、ゴール裏でがんばった熱いサポーターや、生活の一部としてとらえているサポーターは残ってくれた、それも2013年より多く。これはいいことだ。


もちろん、観客数の減少は由々しき事態で、リピーターが残ってくれた反面、一見さんを取り込めなかったことは辛い。けれど、これは2部リーグにいて露出が減ったことを考えればやむを得ない結果だ。

今年は柿谷曜一朗が戻って、チーム始動初日には大勢のプレスを呼び寄せることができた。一見さんを呼べる武器ができたので少しは改善されるだろう。


ヨーロッパの人気クラブになると、チケットの殆どはシーズンシートというところも少なくないそうだ。セレッソが2014年のような迷走にめげず、今の数字を少しずつでも良化できるのならば、こうした未来も描けるのかなと期待している。

正直、選手をアイドルのように売り出すことは違うんじゃないかと思うこともある。でもね、それでクラブがプラスに進むのなら我慢しよう。川崎フロンターレみたいに既成概念をぶっ千切って前に進んでるクラブだってあるんだしね。

大阪には他にもプロクラブがある、関西に広げるだけで競合が3クラブに増える。そことの差別化をして「ウチはこういうクラブだから」と言えるようになれば、それはそれで楽しいことだし。


あれが足りない、これが出来ないと批判しても、クラブの持つマンパワーには限りがある。ならば、ベテランサポはベテランサポらしく落ち着いて、足を引っ張らずにいるのがいいのかなと思う。生産性のあることだけしていよう、スタッフに怒鳴って何が変わるのさ。

1/17/2016

2016年の始まりは、2014年の残り香がした。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪 @yoichiro0103 @soccer_ryuji10


2014年は、俺にとってもセレッソにとっても非日常だった。成績は下降線、なのに、スタジアムにはディエゴ・フォルランと柿谷曜一朗目当てのサポーターが退去して押しかけた。ヤンマースタジアム長居にも、キンチョウスタジアムにも、果てはアウェイのスタジアムにも。

舞洲はより煩雑を極めた。なにせそうした選手達と直に触れ合えるのだ、「セレ女」と呼ばれた女性がおよそ練習場に似つかわしくない風体でやって来て、プレゼントを託したりしていた。柿谷、山口蛍、杉本健勇、南野拓実、扇原貴宏、丸橋祐介らは練習後、いつも一時間以上かけてサインをし、両手に持ちきれないほどの荷物を抱えてクラブハウスに戻っていった。

「異様だな。」その様を見てこれ以外の感情を持てなかった。同時に、長くは続かないだろうと楽観視していた。


2015年、事態は予想通りになった。柿谷の移籍、ディエゴ・フォルランの離脱、降格、南野と杉本の移籍。立て続けに悲劇が起こり、長居や舞洲にやって来る人達は少なくなった。それでもセレ女ブーム以前よりはたくさんの人が残ってくれた、だから嘆くまいと割りきった。

それがまあどうだろう。柿谷が戻り、杉本が戻り、去年最も苦しい時期、身を粉にして働いてくれた玉田圭司、関口訓充、中澤聡太らのサポーターたちも残ってくれた。またあの騒々しさと熱狂が戻ってきたのだ。まだ何も手にしていないことだけが不満ではあるけれど。


2016年1月17日朝に立ち返ろう、今日はセレッソ大阪の指導日だった。JR桜島駅から舞洲に向かうバスに乗る。その時点で女性の姿がちらほら、練習場ではその数が格段に増える。

トップチームが使うヤンマーグラウンドはクラブハウスから見ると、主にユースが使っているニッポンハムグラウンドを挟んで向こうにある。つまりバス停からはかなり向こう。なのに、その距離でもう大勢の人影が見えるのだ。


選手が来る30分前から、1000人を超えるサポーターと数十人の報道陣、数台のテレビカメラとその何倍ものデジタルカメラが今や遅しとグラウンドや通路にあふれる。それは2014年に見たあの光景そのものだった。


グラウンドの中にも変化があった、選手が実に多い。今年からU-23チームがJ3に参入するため、そして何よりトップチームのJ1復帰のため、質量ともに申し分ない陣容が現れた。元日本代表が何人もいるJ2のチームなどそうそうないだろう。


練習内容を書くことはできないけれど、初日にしてはなかなか濃密なものだった。練習さえもエンターテイメントのようになり、見事なプレーには拍手が送られていた。


練習後、俺は努めて早々に退散するようにしている。ファンサを受けようとする人達が帰路につく前にバスに乗り込んでしまわないと窒息するからだ。今日もファンサゾーンは一見した程度。けれど、今日のファンサービスが去年のどの日よりも熱気が満ち溢れていた、それだけは確かだ。


人は確かに戻った、営業成績はある程度いいものになるだろう。あとは結果、ただそれだけが気がかりだ。2014年のように夢見心地のまま地面にたたきつけられるのだけは、もうやめてほしい。


1/13/2016

花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ #cerezo #photo #diary @PabloFelipe92


中国、唐代の詩人に于武陵(うぶりょう)という人がいる。彼は「勧酒」という漢詩を残した。

勧君金屈巵
満酌不須辞
花發多風雨
人生足別離

これを明治から平成まで生き抜いた小説家、井伏鱒二が和訳する。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

日本語は、本当の事、伝えたい事を書かない。「好きだ」と言わず「月が綺麗ですね」と言う。そうして聞き手が考える余地を与える。不思議な言語だと思う。

「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」という和訳にしても「今まさに別れの時、酒でもついで悲しみ無く別れよう」という解釈と、「人生は別れの連続だから、一つ一つの出会いを大切にしよう」という解釈があるようだ。俺は訳詩を一読して後者の印象を受けた。

サッカーというスポーツにのめり込むたびに、この訳詩が頭のなかをグルグルと回る。一見理不尽な契約満了や移籍がたくさんあるのがこの世の常だから。


昨日の朝メールをチェックすると、Ciceroからのものが届いていた。Ciceroはパブロ(@PabloFelipe92)のお父さんで、去年の年始に舞洲でスマホの電源を貸してから友達になった。俺は日本人相手では図々しいと思われる性格だけれども、外国の人からするととっつきやすいものらしい。

メールはポルトガル語だったので、google翻訳にペーストして直訳させる。そこには残念な知らせが記されていた。パブロはセレッソとはレンタル移籍の期間延長をしない、他のクラブとサインをするというものだ。

同じ日、今度はガンジーさんが福岡と契約したことを知った。数多の外国人に、通訳としてだけでなくよき友人として接し、生活を支えたすばらしい人格者をセレッソは失うことになったのだ。


今期の戦力推移を見ると、山口蛍、染谷悠太、吉野峻光、永井龍を放出、岡田武瑠を戦力外としたものの、柿谷曜一朗、杉本健勇、丸岡満、清原翔平、松田陸、山村和也など、一見戦力過多かと思えるほどの補強を行っている。攻撃陣に関しては去年とは別チームになるのではとさえ思える。

ただ一方で、ガンジーさんであったり、鹿島のコーチに招聘された羽田憲司であったり、セレッソのために働いてくれたスタッフが去り、寂しさを禁じ得ない。


2014年のセレッソはディエゴ・フォルラン獲得という一点豪華主義が失敗に終わった。これはフォルランを活かす環境が整っていなかったことが原因だ。

ガンジーさんや羽田コーチのような縁の下の力持ちがいなくなることで、せっかくの補強が無駄になってしまわないか。パブロのようなムードメーカーがいなくなることで、チームのバランスは崩れはしないか。そればかりを案じている。

特に気をもんでいるのは監督人事だ。伝え聞く限りではあるけれど、去年あれだけ「期間限定」とうたっていた大熊清監督に今年も指揮をとらせることについては、かなりの紆余曲折があったそうだ。内部での揉め事を聞いていると、そんな脆弱な土台でチーム作りをしても結果が出るのかとまた不安になる。

サポーターなんてものは、クラブに関して支払ったチケット代やグッズ代以上の権利は持たない。なにをどうすることも出来ない。ただ目の前のチームを応援するしかないしがない存在だけれども、だからこそどうあるべきなのかを真摯に考えもするのだ。


できれば、ガンジーさんにも羽田さんにも、チームを離れることになった全ての人にも、なみなみと酒を注ぎ、労いと別れの言葉をかけたかった。せめてスタジアムで相まみえる時にでも、一言声をかけたかった。しかし、今のセレッソにはその権利がない。福岡や鹿島と当たりたいなら、今年このJ2を勝ち抜けするしかないのだ。それまでは、彼等のために用意した酒はどこかにしまわなくてはいけない、寂しい話だ。

1/05/2016

曜一朗という心臓に、誰が血液を送るのか。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪


柿谷曜一朗という選手が戻ったことで、セレッソの「しなくてはならないこと」がハッキリした。

すごく大ざっぱなカテゴライズではあるけれど、曜一朗とディエゴ・フォルランはよく似ている。ゴール前でいいボールを与えれば必ず仕事をしてくれる選手。フォルランの方がシュートレンジが長くてプレスキックが蹴れる。一方、曜一朗の方がスキルフルで狭いエリアでも仕事ができる。


チームとすればこの心臓にボールという血液を与えればいい。2013年のセレッソが躍進したのは曜一朗にボールを供給し続けたファビオ・シンプリシオと南野拓実がいたから。2014年の失速はこうしたリンクマンを軽視した編成が影響したためだ。

もっと言うと、2015年の昇格失敗も心臓を活かそうとして成せなかったのが原因だ。パウロ・アウトゥオリはディエゴ・フォルランに点を獲るという仕事だけをさせたいあまりに4-3-3のシステムに固執し、中盤の守備と前線へのリンクがなおざりになった。



関口訓充や楠神順平、そして玉田圭司という攻撃を組み立てられる存在を見なおした試合では成果が上がるのに、その後にフォルランを戻して再びバランスを崩すという試合がいくつもあった。この歯がゆさは忘れようとしても忘れられない。


曜一朗はフォルランよりも前線からの守備をしてくれる。なので2014年や2015年のようなバカはしないとは思う。けれど、今の時点ではシンプリシオ役を担う存在が不在で、守備の要だった山口蛍もいない。耐えて耐えてカウンターを仕掛ける2013年のサッカーは恐らくできないだろう。

J2の下位チーム相手ではボールポゼッションを「とれてしまう」のも厳しい。相手を引き込んでカウンターができない分、2014年のアウェイ湘南戦のように、小気味良くパスを回し相手を翻弄するサッカーも引き出しのひとつとして用意する必要がある。


今の時点で獲得が噂されるプレーヤーは外国籍選手ではセンターフォワード、セカンドトップ、球出しのできるボランチでパサーはいない。また日本人のリンクマンも楠神順平が鳥栖に移り、関口もまだ契約が終わっていない。点をとる、勝てる編成だとは信じ切れない自分がいる。

ここに玉田のように自分も決められて、かつパスが出せるアタッカーが一枚加われば随分変わるのだけど、どうしたものだろうね。8番が帰還したからといって、明るい未来は保証されていないようだ。


1/04/2016

セレッソの「トリセツ」 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪 #柿谷曜一朗 @yoichiro0103


この度はこんなチームに帰ってくれてどうもありがとう。
ご使用の前にこの取扱説明書をよく読んで
ずっと正しく優しく扱ってね。
一点物につき返品交換は受け付けません。
ご了承ください。


急に不調になることがあります。
理由を探しても分からないくせに
放っとくと負けが込みます。
いつもごめんね。
でもそんな時は懲りずに
とことん点取ってあげましょう。


定期的に褒めると長持ちします。
パスがキレイとか
小さな変化にも気づいてあげましょう。
ちゃんと見ていて。
でも髪ダサいとか
余計なことは気付かなくていいからね。


もしも海外オファーがやって来て
目移りする時は
チームを初めて離れた
あの日を思い出してね。


これからもどうぞよろしくね。
こんなチームだけど笑って許してね。
ずっと大切にしてね。
ずっと無冠のセレッソだから。



遅かったね、待ってたよ。