8/16/2015

明治安田生命J2リーグ 第29節 C大阪 1vs0 岐阜 文句を言いたい気持ちも分かる。#cerezo #photo #diary

汚い話で悪い。胸くその悪い出来事があって、試合中も吐き気が止まらなかった。だから、試合もしっかりと見られずで、雑感も薄めになると思う。



スターター、久しぶりにイラストにしてみた。パウロ・アウトゥオリは今、エジミウソンにフィットする相方を探している段階なんだろう。前節では田代有三と組み、この試合は玉田圭司が試された。



中盤は、随分豪華になってきたな。底に山口蛍と扇原貴宏、関口訓充とパブロもよく動き、攻撃にリズムをつける。


前線に、エジミウソンではなく田代がいたらベストな組み合わせだな、というのが私感。収めどころが前線、中盤、最終ラインに最低ひとりはいることになるから、どんな相手でもいろいろな戦い方ができる。

それが、エジミウソンだとうまくおさまらない。ゴールキックから直接前線に、という展開が難しくなった。これはマイナス要素。


それでも、岐阜とは自力が違ってた。特に、サイドチェンジの多さと正確性。今週の練習では中央に固まる相手の守備ブロックに対して、ボランチから早いサイドチェンジを行い、ブロックごと振り回して疲弊を誘うプレーを盛んにチェックしていた。

山口蛍と扇原貴宏という、代表クラスの選手がボランチだからできる力技ではある。けれど、勝ちたいんだから手段は選んでられない。



先制点で、この試合唯一のゴールでもあるPKを呼び込んだ玉田と酒本憲幸のコンビネーションも、左から右にとサイドチェンジして、ブロックを混乱させたから生まれたもの。対戦相手ごとの「スペシャルメニュー」が当たったのは磐田戦のセットプレーの守備に続いて二度目かな。


でも、それ以外の流れはあんまり好きじゃないものだった。先ず一番好きなのは、11人が11人ともに役割を持ってハードワークする時、誰しもがチームという「群体」の一部しての自覚を持って動き続ける時。けれど、エジミウソンがどうにもチームにフィットしていない。

エジミウソンと玉田だとハイボールが競りにくい、エジミウソンと田代なら前線のスピードが足りない。玉田と田代なら十分なのに、どうしてエジミウソンにこだわるんだろうな。


一方の守備に関して。山口蛍の個の力と、うまいシュートブロックがあったから失点はしなかった。けれど、崩されるシーンが多々あって、これも不満だ。

先ずはこちらのフォワードがプレスをかけていく。攻めこまれていく間にも選択肢を奪っていって、最終的にボランチか守備ラインが余裕を持ってカットする。これが最良なのだけれど、前線の動きが足りなかったり、後は中盤のパブロと関口が同じサイドに寄ってるところで奪われたりと、リズムがよくなかった。


さて、ここからはオフザボールというか、ピッチ外の出来事について。と言っても、バックスタンドから見た限りの情報だけど。


選手がスタンドに挨拶に回っている時、あるサポーターグループのコールリーダーが「やる気あるのか?最下位のチーム相手に1-0はありえへんて!」と怒ったんだ。それで、もう一方のグループのリーダーが「いつも結果出せ言うてるやん、結果出してるんやから認めろよ」と言い出した。ゴール裏の空気が淀んで、少しきつかった。

まず自分の立ち位置で言っとこう。どちらが完全なる善で、逆は完全な悪だなんて、子供みたいな考え方はしたくない、ありえない。

腹を立てた奴にも、腹立ちに至るまでにいろんなプロセスがあったんだ。実際、選手は揃ってて、ちゃんとプレーすれば拾えた勝ち点がたくさんあった。なのに、実際の順位はこの位置。昨日だって、すんなり行くはずが危うく勝ち点を取りこぼすところだった、もう少しうまくやれたのにという場面がたくさんあった。イライラが募る気持ちも分からなくない。

そうして、このチーム状態で大宮や、長崎や、金沢、完成度の高いチームや、前回苦杯をなめたチームを相手に戦えるのかという恐れや焦りがあるんだ。それのどこがいけないのか、分からない。

「彼」は筆の選択を間違えてはいたかもしれないが、塗った色に関しては異論がない。それを潔癖に押し通すのは、まるでピューリタンみたいだ。いろんな考えを認めて、住み分けて、それが普通だと思うけどね。


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