10/25/2014

2014 J1 第29節 C大阪 3vs1 徳島 泣くな、立ち上がれよ。 #cerezo #diary

前半8分 衛藤 裕(徳島)
前半15分 オウンゴール(C大阪)
後半25分 楠神 順平(PK)(C大阪)
後半37分 カカウ(C大阪)

試合をフルで観られたのが昨日の深夜で、今の今になってしまった。細かな、戦術的な話や素晴らしい写真は他のブロガーさんが書いてくれると信じて、感じたことを書き連ねていこうと思う。


スターターに南野拓実、楠神順平とボールを運べる選手が戻ってきた。サブには阪本将基、秋山大地、岡田武瑠ら若手が入っていて、決して選手層が厚いとはいえないけれども、今、戦えるメンバーが揃っていた。


個人的にも期待が持てるメンバーで、いい入り方さえできれば内容のある試合ができると思っていた。けれど、徳島のFW、高崎寛之の高さに終始苦しめられることになった。


高崎の個の力を活かすため、徳島は守備ラインからの長いボールを多用した。その圧力でこちらのセンターバック、染谷悠太、山下達也は押し下げられることになった。チームがコンパクトにまとまらないのは今のセレッソには厳しいところ。立ち上がりの失点だけではなくて、後半途中まで、高崎の高さと、それをサポートするアドリアーノのスピード、強さ、衛藤裕の運動量とセンスでよくよく引っ掻き回された。


それでもなんとか逆転できたのは、南野、楠神というドリブルで持って上がれる選手と、彼らにマークがつくことでプレッシャーから解放され、ゲームメイクの暇を与えられた長谷川アーリアジャスール、丸橋祐介、そして酒本憲幸の質のいいボール供給が噛み合ったからだ。サイドの数的優位を利用して、中から外、外から中とボールを運ぶプランはよく機能していた。


3得点のうち1点は杉本の折り返しのオウンゴール、1点は楠神のPK、残る1点はプレゼントパスからのカカウで、決して崩しきったものではなかったものの、むしろ得点につながらなかったところでいい形の崩ができていたのは好材料だ。あの形というか、パターンが煮詰まれば、残留争いの相手である甲府や仙台、そして大宮にはいい試合ができるだろう。

問題は横浜FMや鹿島という上位陣に対してどれだけ勝ち点が得られるかだ。横浜FMには日産スタジアムで勝てていないし、鹿島には去年優勝の目を絶たれた苦い経験がある。恐らく水曜の徳島と同じ立場になり、劣勢の中からワンチャンスをモノにするような、弱者のサッカーをせざるを得なくなるだろう。残り5試合、胃が痛い試合が続くな。


でも、俺達の胃が痛むのは、そこにまだ希望があるからで、そこから悪い意味で解放されてしまったらダメなんだ。徳島は水曜の時点で、この厳しい現実を受け入れざるを得なくなった。


徳島は選手の力量とか、J1に定着するには至らなかった部分もたくさんあって、試合の前、チーム作りの時点で劣勢に立たされていた。現場でどうこうできるレベルを超えていたと思う。けれど、それでも彼らは団結し、しっかりと戦っていた。3-1のビハインドでも、残り1分でも、必死になってボールを追っていた。そんな泥臭さ、愚直さは、セレッソの選手にも見習ってほしい。人は、どんなに劣勢でも戦う気持ちを失わない者を恐れるものだ。


しかし、彼らに「再来年待ってるからな。」と言えないのはもどかしいな。一年で戻ってくるだろう彼らと戦うためにも、勝って、勝ち点を積み重ねて、早く残留を決めたい。


さあ、先ずは横浜FMからだ。

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