7/19/2014

今日が最後の誰かのために、今日が最初の誰かのために。 #cerezo #diary #photo


前節、柿谷曜一朗のラストマッチとなった川崎戦、先制点を奪った安藤淳は、一目散にベンチにいる曜一朗に向かって駆けだした。杉本健勇も丸橋祐介も、当然山口蛍も、みんながみんな、曜一朗に勝利をプレゼントしようと必死だった。


当たり前のことだけれど、セレッソのサポーターにだって寿命はある。いずれは老いて、スタジアムにも来られないくらいに弱って、亡くなっていく。その一方で新しい命が生まれ、すくすくと成長して、スタジアムに足を運ぶようになる。

この前の試合だけじゃない、全ての試合が誰かにとっての最後の試合で、誰かにとっての最初の試合なんだ。


それは、すべての試合を高いモチベーションで臨むなんて無理だ。人間なんだからいろいろあって当たり前なんだ。

けれど試合に出る選手も、クラブのスタッフも、北ゲートを仕切ってるちょっと怖いユニベールのおばさんお姉さんも、仕事を始めるその前に、数秒だけでも、心に留め置いてほしい。


受験で来られなくなる学生のこと、病気でなかなか来られない人のこと、いろんなことをガマンしてチケットを買った人のこと、遠くに住んでいて、長居までなかなか来られなかった人のこと、初めてのスタジアムでワクワクしている子供たちのこと。


今日の試合に平野甲斐、キム・ソンジュンが間に合ったらしい。ディエゴ・フォルランも出られるとのこと。だから、マルコ・ペッツァイオリ監督の手札にはたんまりとジョーカーがある。攻撃に、中盤のテコ入れに、守備固めに、キーパーソンが一人以上いるベンチ。本来ならこんな順位じゃないはずなんだ、もっともっと勝っていいチームなんだ、今日はそれを証明してくれよ。


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