6/09/2014

ランコ・ポポヴィッチ解任。 -前進のための決別に。- #cerezo #photo #diary

ポポヴィッチは立て直せるのかといった鼻から解任となって驚いている。


「辞任」に追い込んだのではなく、「解任」「契約解除」としたところは、クラブとしてキチンとケジメをつけたのだという意思表示なんだろう。それは瑣末なことでしかないけれど。

これで全てが好転する、とは思っていない。俺はポポヴィッチ解任派ではあったけれど、切れば全てがうまくいくとは考えていない。例えは悪いけれど、がん細胞を切除してからどのように治療を進めるのか、それが大事なのだ。


セレッソはレヴィー・クルピ体制からの脱却の失敗は二度目、キーパープレーヤーとの契約解除でチームの状態を悪くさせることは三度目だ。いずれも金銭的な問題から相手との契約を結ばず、チームの地盤沈下を引き起こし、監督を切り内部昇格に委ねるかレヴィーに泣きつくかして乗り切ろうとしている。2001年には西澤、2006年にはファビーニョ、久藤清一らの穴を埋めきれず降格、多くのタレントを手放す切っ掛けになってしまった。2012年の残留もギリギリのところだった。この体質からの脱却を今度こそ成してもらいたい。


現実的に考えると、新監督を早期に決めても、トレーニング期間は6月の一月だけ。監督の意向を汲んだ補強も日本人に限るとかなり厳しい(外国人枠はカチャルの退団で開いているから希望はあるけれど)これを踏まえると、いきなり「タイトル獲得」を標榜するのは無理がある。まずは降格圏に近づいているチームの建て直しが第一で、それに成功してからカップ戦に望むのが理想的。そうならなければカップ戦を捨ててもリーグ戦に戦力を集中させる必要がある。クラブとしては表立ってそんなことを言えないけれど、内実はこんなところだろう。

個人的には今年タイトルを獲得できなくても、残留ができて賞金圏であれば御の字だと考えている。降格してしまえば高額で売りに出せるはずの選手を二束三文で手放し、また一からやり直しになる。まずは最悪の事態を回避することに集中しよう。


優勝、タイトル獲得と華々しい文句を謳った開幕前からは寂しい事態になってしまったけれど、なりふり構っている場合ではない。サポーターのアクションも、チームのために何ができるかを考えたものにしたい。

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