5/25/2014

運動会の撮影に使えるコツ #photo #diary

この週末は2日とも親戚や知人の子供たちの運動会、デカいレンズ保有者の俺は撮影班として東奔西走した。


で、日頃サッカーの試合で気をつけているポイントとかが、結構運動会でも役に立ったので紹介したい。

目次


機材編

設定編

場所取り編

機材編


どんなカメラ、どんなレンズならいいか?

ぶっちゃけると「どんなカメラでも望遠で寄れるならいい

野球やサッカーなどの夜の試合、それから屋内のスポーツでは、シャッタースピードをかせぐためにノイズが乗りやすい設定にしないといけないので、ノイズに強い重くてデカいカメラ(フルサイズセンサーとか、APS-Cセンサーとか)の方が断然有利だ。

でも運動会は昼間に行われるので、日差しが強くてどんな設定でもブレやボケが起こりにくい。だからPENや他のミラーレス一眼でも十分。むしろママさんや体力のない人は、重くてデカいカメラで疲れてしまうとシャッターチャンスを逃してしまうので、軽い使い慣れたカメラを選ぼう。

レンズはできれば300mm、少なくとも200mmは欲しい。「これ一本レンズ」と言われる高倍率ズームレンズでは18-200とか18-250とか16-300とか28-300といったものがあるけれど、それくらいあればいいだろう。PENならM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rとかで十分。(あくまで35mm版での換算。カメラやレンズには大抵『35mm換算』という文句がついているので、そこで200mmから300mmのものを選ぼう)

けれど「人とは違う一枚」を撮りたいなら、そしてレンズ交換式のカメラを持っているなら、望遠専用のレンズを選びたい。やっぱり写りが違うのだ。

CanonだとEF70-300mm F4-5.6L IS USM、NikonだとAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDがオススメ(NikonならAF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRという手もある)

他のメーカーのカメラだ、もっと安いのはないか、という人はTamronのTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)がオススメ、手ぶれ補正が強く効くので外れが少ない。


設定編


一番気をつけてほしいのはシャッタースピードだ、これが遅ければ遅いほどブレの原因になる。昼間ならISO感度を400くらいにすれば1/2000秒とかになる。しかし建物の影や曇り空などで1/400秒とかに落ちる時がある。するとブレが激しくなるので要注意。そういう時はISO感度を800とか1000とかに上げて、なんとか1/800くらいは確保しておこう。

学校のグラウンドなどなら問題はないけど、厄介なのは陸上競技場などを借りて運動会をした場合。今の競技場は屋根がかかっているところも多い。これが午後になってくるとグラウンドに影を作る、この影が問題だ。



上の写真はヤンマースタジアムで撮ったものだけど、ご覧のとおり日向と日陰では雰囲気が変わってくるし、光の量も違うので要注意。日陰は暗いのですぐにシャッタースピードが遅くなる。シャッタースピード優先モードにしていると真っ黒な写真を連発することになる。「日陰に入ったらシャッタースピードを確認」「シャッタースピードが遅くなったらISO感度を上げる」「シャッタースピード優先の時は露出を+1」を常に意識しよう。

陸上競技場は屋根がかかっているスタンドが西側にある場合が殆ど、だからこういう影が落ちてくるのは午後2時くらいからだ。運動会のクライマックスの撮影、失敗しないように。

場所取り編


最後が一番大事な場所取りだ。これを間違えるととても大変なので注意!!

鉄則は「子供の近く」どんなにいい望遠レンズで撮っても、近くで撮った写真のほうが雰囲気がいい。そして「子供の顔が見える場所」であること。子供は一列になって並んでいたりする事が多いので、真正面から撮ると前から何人かくらいしか撮れない、少し斜めから撮るようにしよう。ダンスなども基本は同じだ。

唯一の例外は徒競走だ。近くから撮りたいとストレートを横から狙うと、顔が見える時間は一瞬しかない。ランナー同士が重なると失敗になってしまう。

横顔が見えるのは一瞬・・・

なのでこの時だけはゴールの真裏から撮影しよう。するとカーブを曲がりきってゴールするまでの長い時間がシャッターチャンスになる。そしてランナー同士が重なることもない。



これでバッチリ、のはず・・・。頑張れパパ、ママ!!

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