2/12/2014

舞洲詣、ポポ参り。 #cerezo #photo #diary


男もすなる「舞洲詣」


今年はじめて、「動くセレッソ」を見に行った、舞洲詣というやつだ。今日は9時30分からと15時30分からの二部練で、俺が行ったのは15:30の練習。14時過ぎには舞洲のレストハウスにいたが、その時で数十人、サポーターが来ていた。皮膚感覚であるけれども、およそ6、7割が女性で、10代20代が目立つ。あくまで皮膚感覚。



15時過ぎくらいからポツポツと選手が集まりだす。楠神順平と酒本憲幸がトップ。面白いもので、スキルフルでボールに触りたいタイプの選手ほど早めに来る。


新キャプテンとなった山口蛍も少し早めにピッチ入り。



そうして、柿谷曜一朗や杉本健勇、ベテランの新井場徹が入ったところで全員集合。基礎的な練習から入った。


チームを引っ張る柿谷、蛍


よかったのは、(キャプテンなのだから当然なのだけれど) 山口蛍が常に先頭に立ち、チームを引っ張っていたこと。去年舞洲に来た時よりチームをまとめようという意識が強く出ていた。


実際のプレー、練習の一つ一つの精度や理解力でお手本になったのは柿谷だった。ポポヴィッチ監督もお気に入りのようで、よく声をかけ、練習内容の確認をしていた。


ここ何年かは、戦力としての核とチームの和を司る存在が別になっていることが多かった。それは、去年まで指揮をとっていたレヴィー・クルピの、一人に負担をかけ過ぎないようにという配慮だったのかもしれない。ランコ・ポポヴィッチ体制になって、名実ともに二人のチームになったことで、彼らにプレー以外での自主性のようなものが芽生えたように感じた。(贔屓目はご容赦してほしい)




人は変わる、変われる。


実践練習で目立ったのは長谷川アーリアジャスール、杉本健勇の二人だ。よく動き、プレーに絡む。特に長谷川アーリアジャスールはボールの出し手として十分にフィットしていた。連携がどうなのだろうと心配していたけれども、杞憂に終わりそうだ。


復帰を目指す吉野峻光やケガで出遅れ気味のメンバーも大事なく、それぞれのメニューを黙々とこなしていた。彼らにも監督が直に声をかけ、ねぎらう姿勢を見せていた。それはやる気の出ることだろう。

パンク寸前の舞洲


不安があるとすれば、ケガが不意に悪化することと、これ以上見学者が増えることくらいではないだろうか。



一日四時間程度汗を流し、疲れた選手たちが、ファンサゾーンにいる千人程のファン、サポーター達一人ひとりのオーダーに丁寧に応じる。俺は途中で帰ったけれども、日が落ちてもこれが続いていたそうだ。

ファンあってのプロチームである、ファンは大切にしなければいけない。柿谷がセレッソに入ろうと決心したのは、バスから手を振ってくれた選手に憧れを持ったから、という話もある。ただ、正直なところこれが限界なように感じる。平日はともかく、休日の舞洲はかなりキツい。

サポーターズコンベンションでは選手が持ち回りでファンサを行う案も出ていると聞いたけれど、早目に動いておいたほうがいいのではというのが、個人的な意見。


「セレ女」などと呼ばれたファン層が拡大したことで経常収益が劇的に増加し、ディエゴ・フォルランを呼んだきっかけとなったことを考えれば、潔癖症を患って、いたずらに選手と彼、彼女達を遠ざけるのはナンセンスだ。ただ、だからといってルールの穏やかな今の状態がベストだとも思えない。

家に帰って写真を整理すると、やはり選手たちが最も輝くのはピッチ上なのだと強く感じた。その輝きが増すように工夫をすることは、回りまわってファンの喜びになるのではないだろうか。

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