11/02/2013

名波監督就任は「監督 森島寛晃」への布石か? #cerezo

この記事は恐ろしく推測ばかりが混じっているので、まあ、こんな考え方もあるよね、妄想突っ走ってるな、その程度に見てもらえると嬉しい。

名波がいた2006年の最終節、懐かしの長居第二

セレッソの次の監督が名波さんだという話が新聞に載った。なんだ飛ばしかと思っていたらあちこちのスポーツ新聞が一本化、なんて表現まで使い出して、これは本当なのかなと考えだした。

強化部は小菊さんや勝矢さん、大熊さんが戻るという話もある。どの人もセレッソに名波「選手」がいた2006年にコーチやアシスタントコーチを務めていた人達で、多分この話が進めば監督を支える立場に行くはずだ。


しかし妙なものだとずっと考えていた。セレッソの流儀というか、空気のようなものを把握している人を監督に据えた方が、はるかに引き継ぎが楽で、流れを鈍化させにくいはず。汚い話ではあるが、年俸も抑えられるだろう。なのになぜ、「外様」である名波さんを招聘しようというのか?

そう思った時にふとある人のことを思い出した。宮本さんだ。


宮本功。この人がいなかったら今のセレッソはない、そう言い切れるキーパーソンだ。ハナサカクラブ、キンチョウスタジアム、セレッソ大阪アカデミーの法人化、新クラブハウス。セレッソが成長していく過程に必ずこの人が絡んでくる。


この人とは何度か話をした。「これは内緒ですよ。」という話も。俺は口が軽いけれど、こういうのは多分墓場まで持っていく。この人が「究極」と言い切るのが「監督 森島寛晃」なのだ。

そこから逆算するのであれば、名波浩という人物を持ってくる理由も納得できない、ことはない。


森島と名波は代表でもセレッソでもチームメイトだった。森島にとって無二の存在である西澤明訓が、選手のマネジメントをする道を選んでいるから、指導者としてパートナーを組める相手、組みやすい相手としては、名波は唯一と言っていい選択肢だ。

この名波監督、森島コーチというコンビを前述の勝矢さん、大熊さん、小菊さんらで支え、そこで得た経験をもとに「監督 森島寛晃」を誕生させる。そういう筋書きなのかなと。大熊さんは育成の立場で宮本さんと仕事もしているから、風通しもいいだろう。


誰からも愛されるアンバサダー、「モリシ」でも、「森島監督」になれば話は違う。負ければ批判されるだろうし、憎しみを持つ人も出るだろう。セレッソとしても失敗させてはいけないミッションだ。だからS級ライセンスをとり次第、森島監督にするのではなく、現場の空気、経験を積ませた上で監督にするというのは当然かも知れない。



それでも、俺は森島監督には反対なのだけどね。ずっと「モリシ」のままでいてほしい。

モリシ。あえてこう書くけど、モリシは今セレッソにとって誰彼からも愛される存在である。セレッソの広告塔としては柿谷にその立場を追われてしまったけれど、それでも、これほどの徳のある人はそういない。代わりなんていない存在だ。

そんな人を、わざわざ批判される危険のある立場に据えるのはもったいないのだ。個人的には「セレッソという国の天皇」だとさえ思っている。天皇が采配を振るうのは、やはり抵抗があるのだ。


人それぞれに考え方は違うけれど、どうにもね。この邪推があくまで的外れであればいいな。

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