11/12/2013

柿谷は来年も咲いている。 #cerezo #photo

W杯イヤーの2014年も、少なくともブラジルW杯までは、柿谷曜一朗の背番号8が見られそうだ。


これはサポーターとしては幸せなニュース。けれど、W杯が終わる頃には、また気を揉むような報道がたくさん出るのかなと思うと、それはそれで悲しいし不安だ。


まだ今年を振り返るのは早いけれど、どんな結末が待っていようと、今年は彼の一年だった。

冬の大阪、サポーターズコンベンションで背番号8をつけた彼が現れた時のサポーターの異様な空気、歓喜と興奮と感慨が無い混ぜになった地鳴りのような、低い重い「おおおおおお……」というくぐもった音のうねりを聞いた時、今までのセレッソと新しいセレッソが繋がって、それがより強いものになるように感じた。



その声に、想いに、柿谷はその上を行く活躍で応えてくれた。








今年は、俺が個人的にキツい年だったんだけれど、柿谷のゴールで何度も救われた。その度に血液がどっと沸騰して、嫌な思いや病気を燃やし尽くしてくれた。

顔サポとか柿谷ギャルとか、そういう層が増えたと嘆く人もいるけれど、彼女たち「スタジアムに来たこともない(であろう)」層に働きかけたと思えば、それは偉業かも知れない。モリシも、シンジも、清武もできなかった柿谷だけのスペシャルな仕事だ。とにかく、柿谷という存在は、今までのセレッソを、確実に違う何かに引き上げてくれている。その完成形、究極はどこにあるのか、想像すらできない。

だから、彼が作る新しいセレッソをもっともっと見ていたい。それは、わがままなのか?


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