11/30/2013

歓喜に泣くのは俺達だ。 #cerezo #photo #diary

あえてこの時間にブログを上げる。今貴方はどこでこの記事を見ているだろうか?


ゴール裏の、待機列の只中だろうか?


長居から遠く離れた街の、秋の終わりの空の下だろうか。




遠い遠い、長い長い旅の最終章が、この極東の、そのまた片隅の街で始まるのだ。あと数時間で。


ここまで来たんだ、笑わないか。笑って歌って、飛んで跳ねて。そうしてホームという祝祭の場を彩らないか。どんなに遠くにいても、貴方の声はきっと届く。心さえ「そこにあるのだ」と信じていれば。

長居スタジアムのキャパシティを考えれば、40,000人を飲み込むのが精一杯だろう。でも、そこに集う想いは数万、数十万だと、俺は知っている。


北の大地でも、東京のどこかでも、名古屋でも、北陸でも、四国でも、中国でも、九州でも、それに海の彼方からでも。若い人も、老いた人も、等しく同じことを願っている。そんなこと、そう無いぜ。


もちろん、どのチームのサポーターも、自分のチームが勝つと信じて疑わない。必死に立ち向かってくる。


そうなったら、もうどちらの「想い」が強いかだ。


セレッソは、いつも悔し涙ばかり流してきた。後1勝で戴冠、という試合で5度も勝てなかった。大観衆に包まれると、いつもの力が出なかった。

その歴史を覆そう。そうして、今度も泣くのだ。悔し涙ではない、嬉し涙を流そう。それもチームと、クラブと、サポーターの力で。全てのセレッソの力で。


今日は、笑って、叫んで、喜んで、泣いて、忙しい一日になる。覚悟はできてるか?

さあ行こうぜ、俺たちの大阪。


11/27/2013

セレッソの女性コールリーダー。 #cerezo #photo

なんか俺の画像が有名になったみたいでうれしいです。
あと、オリジナル画像はこちらでーす。

11/25/2013

レヴィー・クルピ、もう少しだけそばに居てくれ。 #cerezo #photo #diary

レヴィー・クルピ監督、そしてマテルヘッドコーチ、ホドウホフィジカルコーチ、梶野強化部長との契約満了が発表された。


天皇杯敗退のため、ホームラストは今週末の長居スタジアム鹿島戦、本当のラストは12/7の埼玉スタジアム2002での浦和戦となる。残り180分と少しのアディショナルタイム、それから、シーズン後12/8のファン感謝祭が、レヴィーたちとの「残された時間」ということになる。もう決まってしまったことだから、文句を言っても始まらないし、これは、いつか訪れるはずの現実だし、粛々と受け止める他はない。

サポーターにできる事と言えば、試合で応援をするか、練習場で感謝の言葉を伝えるか、それくらいのことしかない。本当に少ないな。


だからこそ、残された「できる事」を集中してしないと。どんなに騒いでも、黙っていても、レヴィーとの時間は過ぎていく。だから、チャントを歌い、手拍子をして、レヴィーが育てた選手を、レヴィーが作り上げたチームを、レヴィーの哲学が詰まった試合を盛り上げていこう。

鹿島戦は優勝を占う意味でも、ACL圏である3位以内に入る意味でも、重要な意味を持つ。勝てば浦和戦、自力で3位以内に入る可能性が残る。横浜FMが負けていれば優勝を狙うに十分な位置取りになる。2位以上となればセレッソの歴代最高位となる。優勝は他力になるが、2位以上は自力だ。だから、まずは2位、そうして優勝は天命に任せるとしよう。

ここ最近、セレッソは鹿島に勝てていない。乾のラストマッチで「やらかし」てから、鹿島のうまさの前にあと一歩届かない試合が続いている。


この、最後に残ったトゲのような鹿島という存在を破ること。それが、レヴィー・クルピに対してセレッソができる現時点での最大の恩返しだと、俺は思う。

しかし、それまであと一週間も無いとは、本当に気ぜわしい話だ。もう少しゆっくりしてほしかったよ、レヴィー。

11/24/2013

ああなんて素晴らしい世界。 #cerezo #photo #diary

また、同じ話になるけれど。

昔、と言っても数年前。J2を香川の活躍だけを生きがいに、昇格の可能性だけを希望に生きていたころ、いつかこんな世界が生まれたらいいねと、そう言ってたことがある。


毎試合、スタジアムの周りには入りきれないんじゃないかというほどのサポーターが集まって。


たくさんの人が旗を振り、選手を後押しする。


 ピッチがすぐそばにあるサッカー専用スタジアムで選手の息遣いを感じながら試合を見て、歓喜する。


エースは、もちろんセレッソのユース上がり、セレッソの哲学を最も知るプレーヤーが敵を蹴散らしていく。そんなことがあったら、そんなふうにできたら。

まさか、本当にできるなんて思わなかった、そんな自分が恥ずかしい。


今、目の前にあるこの景色は、紛れも無く、その「夢の景色」だ。素晴らしいことだ。練習場は騒がしくなって、チケットをとるにも一苦労になって、新しいサポーターと昔からのサポーターの間にはまだ隙間があるけれど、それは、瑣末なことなのかもしれない。


彼らにも、仲間ができ、スタジアムのどこかで安住の地が生まれ、また、俺達のようになっていってくれるだろう。そうあってほしい。


なあ、新しくサポーターになったキミ。勝った後、嬉しくなって、仲間と食べるメシはうまいだろ?スタジアムで声を枯らして選手を後押しするのは、すごくワクワクするだろう?

サポーターは、その夢の世界に入るカギを持ってるんだ。試合ごとに、そのカギで夢の扉を開き、その度にワクワクを味わったり、涙を流したり、そういう日々を過ごしているんだ。


こう思わないか、ここが「素晴らしい世界」だって。居心地がいいなって。

長い付き合いになるかもな、これまで仲間になってくれたみんなと同じように。よろしく頼むぜ。



2013 J1 第32節 C大阪 1vs0 広島 穴熊を突く。 #cerezo #photo

得点者

後半7分 シンプリシオ(C大阪)




セレッソに対してこういう表現ができるようになったかと驚く。総合力の勝利だ。チームの戦い方は徹底されていたし、それをサポーターの熱気が後押しした。17,489人という観衆は決して多くはないが、20,500人収容のはずのキンチョウスタジアムでは、日頃空いているオーナーズシートまでビッチリという「圧力釜の中」のような状態だった。その熱気がチームを動かした。


この日のスタジアムは、試合開始4時間前から異様な雰囲気だった。二つあるホーム用の待ち列は数百メートルも伸びていて、何分歩いても先が見えないような状態。選手たちが乗ったバスが近づくと、数百本の桜色のフラッグが秋空に舞い踊った。試合開始前から、サポーターは戦っていた。


スタメンとベンチ。藤本康太がケガから復帰、スタメンの右サイドはエジノで、杉本健勇はサブに回っている。システムは4-4-1-1で、柿谷曜一朗と山口螢の代表組も名を連ねている。


さて、このスタメンがでた時、4-4-2で行くのかという話もあったが、個人的には徹底的に広島のサッカー、守備は3-6-1、攻撃は4-1-5という「可変サッカー」を潰しにかかるのだなと感じた。それから、これはガマン比べになるな、とも。

それは、相手がボールを保持し、システムを4-1-5にした時のフォーメーションと、この4-4-1-1を重ねれば一目瞭然だ。



柿谷のところにセンターバック役の2枚、佐藤寿人もセンターバックの藤本、山下達也がつく以外はすべて1対1を作っている。しかも、パスの出どころ、攻撃のリズムを作る青山敏弘、高萩洋次郎、石原直樹の3枚にはシンプリシオ、扇原貴宏、山口螢というボランチが本職の選手がピッタリとついていた。


攻撃の際に、彼ら3人のパス、ドリブルから生まれるリズムこそ広島サッカーの心臓部。佐藤寿人の得点は、この3人が機能した後の結果にすぎない。 もちろん、単体での飛び出しも怖いけれど、精度さえ落とせば山下、藤本で弾き返せる。そういう計算だ。


ただし、これは両刃の剣でもある。こちらがボールを奪っても、攻撃の中心である3人は広島の核となる3人に近しい位置にいるのだから、これをまず外す作業をしなくてはいけない。それが攻撃を鈍麻させる。だから、このセレッソが作り出した息苦しい空間に、ガマンできなくなって下手を打ったほうが負けると踏んだ。セレッソにとっても博打だった。


実際、セレッソは前半の決定機はコーナーキックから山下のヘッド1回くらい。柿谷も自慢の飛び出しが出来ず、中盤に降りてボールに絡む機会が多かった。これが苛立ってだったのか、チームのコンセプトだったのか。多分、後者だと思う。


もし柿谷がトップに張り付いていたら、トップと残り9人のフィールドプレイヤーとの感覚が開きすぎて、両サイドの南野拓実やエジノは、ボールを運ぶというタスクだけで、あっという間にスタミナを失ってしまっただろう。

前半は覚悟以上にに息苦しい戦いで、終了間際には藤本まで負傷交代。ひたすらガマンの45分だった。流れは四分六で広島、シュートの精度に助けられた。



前半41分

そうして後半戦。柿谷が下がってゲームメイクしていた苦労が、やっと報われる時が来た。開始早々の7分、シンプリシオが持って上がって、柿谷がバイタルでボールを保持。タイミングよくボールをシンプリシオにリターンできた。この一瞬のスキをシンプリシオが確実に突いて先制!


ただし、セレッソはこの1点でイケイケにならず、慢心しないままゲームプランを徹底した。お互いの心臓部である3人を噛み合わさせて、窒息しそうになるような流れを維持させた。


これを遂行できたのは、山口螢と山下という驚異的な守備範囲とフィジカルを持った二人がいればこそ。佐藤寿人もらしい動きで何度かヒヤリとするプレーを見せたが、今までとは違っていた。高萩、石原もある程度は押さえ込めた。

セレッソは4-4-1-1になった時の定石として、スタミナが無くなった両サイドハーフを下げていく。後半19分には南野拓実が下がり、楠神順平が入る。


後半19分

楠神はいつものように、ボールを運び、プレーエリアを相手陣内深くに置くことを求められていた。しかし、天皇杯からの不調が続いていて、不用意なボールカットを受けることも多かった。ドリブラーの宿命ではあるけれど、ここが打破できなければ、同点、または負けている状態での効果的な切り札にはなれない。

後二つ、広島がとった千葉和彦を下げて野津田岳人を入れ、4-4-2にした交代と、後半35分のエジノから杉本健勇へのスイッチが試合を不安定なものにさせた。



後半35分

杉本に求められるのは、ハイボール、ロングボールを確実におさめること。しかし、これができなかった。エジノも効果的とは言い難かったが、杉本よりもボールロストは少なく、レヴィー・クルピの選択が間違いではないことが明白になってしまった。

また、相手が3-6-1と4-1-5の変則フォーメーションを破棄したことで、セレッソの守備があやふやになってしまった。誰が誰につくという意識が整理されず、強引な切込みを受けるとズルズル下がる悪癖がでた。


それでも、最終的には個の力で相手をねじ伏せることで、何とか逃げ切りに成功した。悪手ではあるけれど、詰みは詰み。結果が求められる最終3連戦を乗り切るためには、なりふりなどかまっていられなかった。


柿谷が完調ではなく、また満足に動けるスタイルではない中で、セレッソがセレッソらしく動けない中で、勝ち点3をチーム、サポーター、スタッフ、全員で奪い取れたことには千金の価値がある。横浜FMが勝ったため、後はこちらが2連勝、横浜FMが連敗をしない限り、優勝の目は無くなってしまった。けれど、それでも勝ちにこだわり、戦いぬくことを続けていこう。残り180分を走りぬけ、勝ち上がり、2013年のセレッソがどれほど強いチームだったのかを記録に刻もう。


こんな姿を、もっともっと見たいんだ。何度でも、何度でも。

11/22/2013

最高の週末に。 #cerezo #photo


私事になるけれど、今週は最低の一週間だった、本当に最悪だった。何もいいことがなかったし、悪いことばかりゴロゴロ転がってるし。あれでケンカとか売られてたら嬉々として受けてたかもしれない。ボコボコになるのも楽しいからね。

ただそれも、土曜日に歓喜が待っていると思えばガマンできた。



本当に、負けたら終わり、引き分けでも、無理、勝つしか無い。それも3位、4位、2位との直接対決、厳しいなんてレベルじゃない。




でも、だからこそ優勝する可能性が残っている。みんなで勝って、みんなで祝いたいよ。

ゴール裏もバックもメインも、みんなで勝とう。みんなで勝たせよう。旗を振り、手拍子をして、声を出して、選手の足を、心を、前に前に進めていこう。

ゲーフラ、パイフラ、持ってる旗は全部引っ張りだして、キンチョウをピンクに染めよう。広島の選手たちが熱く怯えるほどの気迫を、ピッチに届けよう。そうしたら、きっと勝てる。


泣いても笑っても、あと270分。走り抜けるぞ。