8/12/2013

セレッソはまだ勝てていない。それから気のいい大宮サポさん達の話。 #cerezo #ardija

土曜日は酷暑の大宮まで遠征。大宮もNACK5スタジアムも初めてだった。


大宮駅は、東北新幹線やらが乗り入れてる大きめの駅なんだけど、いきなりこんな感じ。


駅の東口降りたらもうあちこちにアルディージャの旗が掲げられていた。印象的だったな。


NACK5スタジアムに続く商店街。大阪で近い雰囲気なのはお初天神の商店街とか天満の北側かな?新しくもないが古びてもなくて、庶民的な感じ。


200mくらいある商店街はくまなくアルディージャオレンジ。長居でも長居商店街や鶴が丘駅前はセレッソピンクだけど規模がかなり違う。これはスタッフのマンパワーに由来するものなんだろうか?


その先には氷川神社に続く参道、そこのドン付きを右にそれるとコンパクトなスタジアムが見えてくる。


スタジアムは怪我の功名、道路や野球場、駐車場などがひしめく狭い土地に建っているので球技専用。その上程よい角度があって非常に見やすい。難点はメインもバックもこれ以上拡張が望めないところ。キンチョウもホームのゴール裏以外は建て替えないと拡張できないけれど。

このスタジアムへ向かう道程で感じたのは、自転車で来る人の多さ。本当に地元に根ざしているのだなと実感した。子供、おじさんおばさん、もちろん若い人もたくさん。チケットも程よい価格設定なんだよな。

セレッソも今でこそ子供用の年パス料金が格安になっているけれど、これの走りは大宮だった。小学生が1000円とか破格の値段設定で、親からしても連れて行きやすい。子供の頃からそれが日常になれば、大きくなっても定着しやすい。数年前のセレッソは大人の半額って鉄道料金みたいな価格設定だった。


でもセレッソも変わったね。スタジアムに来ているセレサポの半分くらいは関東とかフランチャイズ以外の地域から来てたし、 6、7割くらいは女性だった。これは選手の活躍、特にロンドン五輪や東アジア大会、マンチェスター・ユナイテッド戦のような露出の多い試合での働きが増えたからなんだろうな。

試合は無事勝利。んで、先ほどの商店街の路地裏にあるハマチョウさんで友人と祝勝会。はい、友人ですよー。


しかし、調子に乗ってみんなユニフォームのままってのが…。運悪くとなりはスキンヘッドの大宮サポさん。気まずい、けど話をするとすごく優しい人で、気さくに声をかけてもらって嬉しかったな。

それで、大宮駅の周り、スタジアムまでにたくさんの旗があることが羨ましいと話ししたら、ここ数年でかなり力を入れて、そういう風に持っていった経緯があったことを教えてもらった。


大宮とセレッソは共通点が多い。ライバルチームが身近にある、スタジアムは手頃なサイズ、立地も悪くなく、下町の真ん中、歩けば勝利の宴を開ける場所まですぐ、とかね。


セレッソは若手育成を突破口にして、選手の強化やファン層の拡大に務めてきたけれど、育たない可能性もあったわけで、大宮の堅実なスタイルも見習わなければいけないなと感じた。地力をすこしずつ貯めていくのだって方法としてはアリだ。

あの時は事業部が明らかにキャパオーバーで、地元に根ざすリソースが割けなかった。そしてチームも危機的な状態で、若手育成に賭けるしか無かった。だから昔はこれしか無い、でよかったんだ。けれど、今はそれなりに策を打てるはず。

そうして、少しずつセレッソの文化圏を広めていけたらね。「ウチのチームはさ…」と愛おしそうに話す大宮サポさんが少し羨ましかった。

こういう話が聞けるのも、アウェーの醍醐味だな。すごく勉強になるし、見方がすこしずつ変わっていくものな。


セレッソでそれができるのって、鶴心さんなんだよな。



サッカーを知らない人がサッカーを知る窓口って、そんなに多くない。そんな中でサッカーを知らない人も訪れる飲食店って大事なチャンネルなんだ。そう思うと、大宮のあの商店街はすごいんだよ。


とまあ、いろいろと勉強してきた遠征でした。お世話になったみんな、ありがとな。

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