7/09/2012

健勇の居場所 #cerezo #verdy

杉本健勇が五輪代表に滑り込んだ。


セレッソにいては清武、山口螢、扇原がいたため「1チーム3人」の枠からあぶれてしまい、選出は絶望的(今考えると清武が抜けたのだから枠は残っていたのだけれど、活躍の場がないなら同じか)だからこその、ヴェルディへのレンタル移籍。

ヴェルディは負傷していた巻の穴を埋められるし、セレッソは若手に活躍の場を耐えられる、チームも選手も誰も損がない移籍話だ。

結果は「吉」。杉本は出場時間が増え、確実にレベルアップできたし、ヴェルディもいくつかの勝点を得られた。しかし、ここで計算外の出来事が起こる。杉本が、ヴェルディへの親しみを持ち始めているのだ。やり甲斐を見つけたと言い換えてもいい。


今、話によると、杉本のレンタル延長交渉が進んでいるという。真偽の程は定かでないが、あったとしても不思議ではない。


この話はどうなればよいのか?セレッソのサポーターとして、成長した杉本健勇を、再びセレッソのプレーヤーとして観てみたいというのは、本当のところだ。

でも、何より一番大事なのは、杉本の本意。どうしたいかという気持ちだ。


セレッソのサポーターなら、乾貴士がどういう経緯でセレッソに来て、成長し、巣立っていったか、よく知っているだろう。マリノス時代に迷い、セレッソにレンタル移籍して、サッカーをプレーする喜びを思い出し、そうしてJ1、代表、ブンデスリーグへと飛躍していった。

もし乾がマリノスに戻っていたら、どうだったろう?杉本の件は逆の立場になった、それだけのことだ。


人生は一度きりで、毎日二度と無い日々を過ごしている。無駄な日は一日も無い。スポーツ選手がスポーツ選手でいられる時間は、その人生の中のほんの僅かな瞬間だけだ。

なら、せめて本人の意思の通りに、後悔などない道を進んでほしいと思う。

オレはセレッソには戻ってくるだけの魅力があると、そう信じて待っているよ。


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