セレッソサポーターとして、アキ、ヨシト、シンジ、タカシ(そしてコッソリ家長)を見送ってきたんだけど、清武の移籍の話は、イマイチピンとこない。
それは、フル代表、五輪代表として活躍している清武と、今桜色のユニフォームを着て苦悶している清武のギャップがあるからなのかね。
以前、清武の良いところは「自分がないところ」だと書いたことがある。
自分がないから、どんなパートナーとでもうまくあわせることができる、だから突然フル代表に呼ばれても、本田やシンジとハーモニーを奏でられたのだと。
しかし、今は、その自分がないところが、苦悩のもとになっている。
今のセレッソは誰から見ても下り坂で、調子が悪い。ずっと好調なのはキム・ボギョン一人で、みんなプレーにムラッ気があったりして、苦しい。
こういう時、チームを引っ張れるリーダーがいないと、なかなか流れが変わらない。強い自分を持っている存在が必要なのだ。
それを一番わかっているのは、清武なんじゃ無いかと思っている。
自分の持っていないものを他の人が持っていると、すぐに分かって、すごくうらやましい気持ちになる。そうして、自分の力のなさに落ち込んだりもする。
でも、持てないものは持てないんだよな、どんなに頑張っても。そんな自分を認めて、信じて、できることをできる限りやっていくしか無いんだ。
6月30日、それまでに、清武は気付いてくれるだろうか。そうしてまた自分なりのやり方でセレッソを牽引してくれるのだろうか。
そうしないと、なんだか心配になってしまって、ドイツに送るのが嫌になってしまうよ。
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