8/18/2011

敗戦から立ち上がる。

今日はどのみち生観戦なんてできなかったし、自宅はおろか自転車で5分くらいのHUBに行くこともできないのはわかっていたから、ただ念じていた。

だからこの目で見ていたわけではないけれど、モニのレッドカードってのは尋常ではないし、得点して3分後に失点なんてのを何度も繰り返しているのも酷い話だし、ミスから逆転を許すのも情けないし、助っ人として呼んだ外国人選手がただ控え枠を1つ削っているだけという現状も悲しい。
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ただ何より辛いのは、負けが続くことで、チームやサポーターが自分を信じられなくなったり、仲間を信じられなくなって、バラバラになっていくことだ。

勝っている時、調子がいい時は隠れていた嫌な感情がボロボロとこぼれて、ギスギスしている人と人との隙間に入り込んで、痛みを生む。これは、どうしたらいいんだろう?


負けている時こそ、劣勢である時こそ、苦しい時こそ、自分に何ができるか、仲間と何ができるのか、真剣に、真摯に考えるのが大事だ。喧嘩したって当たり散らしたって、勝てないんだからさ。


2011年5月24日、あの万博記念競技場を思い出してほしい。俺達はあの時点でもう10年程も万博で勝つことができなかった。そして守備の要、キャプテンの茂庭はスタンドで試合を見ることしかできなかった。それは、絶望的な気持ちだった。

それでも、俺達は勝った。一人ひとりの力は劣っても、環境に恵まれていなくても、危機意識を持って立ち向かえば、何かができることを、誰か(神様か、仏様か、知らないけれど)が教えてくれた。


そこから僅かに3ヶ月だ。乾、ピンパォンがチームを去ったこと、マルチネスの怪我、今日の小松の負傷は痛い。それでも、杉本、永井、山口ら若手は確実に成長を続けているし、今日は扇原がボランチに、CBにとフル回転したと聞いている。差し引きで言えばマイナスだろうけれど、絶望的な差ではない。

何より、俺達は変わっていない。変わらず声援を送り続けられる、変わらずチームのためにお金を落としたり、ボランティアをしたり、そういうことができる。今すべきは、口論でも個人批判でもない、変わらずに信じていると、セレッソを信じていると言い続けることだ。


俺は、今のチームを信じる、レヴィーを信じる。それは奇跡を起こすより、ずっと簡単なことだ。
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