7/31/2011

背番号7、滑走路へ。

試合の前日、何かみんなの気持ちを奮い立たせるような文章が書きたくて、去年の鹿島戦の写真を整理していた。

面白い一枚を見つけた。
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この写真の中にいるプレイヤーは全員もう日本にはいない。一人は母国ブラジルに戻り、一人はシャルケに、そして、ボルシアにいる。もう一度同じ写真を撮ろうと思ったら、何10億円必要なのだろう?そう思うとサッカーという世界の広大さというか、とんでもなさを感じてしまう。

昨日まで「俺達」の選手だったやつが、ほんの数日の間に、日の丸を背負ったり、違う国の違う街の「俺達」の期待を背負ったりしている。それが当然のように、ごく自然に、何度も何度も繰り返される。


そうして、また一人、旅に出る。長い長い旅、終わりのない旅。見知らぬ街の、まだ見ぬサポーターが、俺達の乾がやってくるのを待っている。

できれば勝って送り出したい。できれば惜別のゴールを決めてほしい。できれば、やっぱりやめたと言って、ずっとセレッソにいてほしい。ああ、欲深いこと…。


さあさあ、「俺達の乾」は、後一試合だ。精一杯パトカーを燃やしてやろう。ドイツにいても見える程に。
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