7/31/2011

背番号7、滑走路へ。

試合の前日、何かみんなの気持ちを奮い立たせるような文章が書きたくて、去年の鹿島戦の写真を整理していた。

面白い一枚を見つけた。
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この写真の中にいるプレイヤーは全員もう日本にはいない。一人は母国ブラジルに戻り、一人はシャルケに、そして、ボルシアにいる。もう一度同じ写真を撮ろうと思ったら、何10億円必要なのだろう?そう思うとサッカーという世界の広大さというか、とんでもなさを感じてしまう。

昨日まで「俺達」の選手だったやつが、ほんの数日の間に、日の丸を背負ったり、違う国の違う街の「俺達」の期待を背負ったりしている。それが当然のように、ごく自然に、何度も何度も繰り返される。


そうして、また一人、旅に出る。長い長い旅、終わりのない旅。見知らぬ街の、まだ見ぬサポーターが、俺達の乾がやってくるのを待っている。

できれば勝って送り出したい。できれば惜別のゴールを決めてほしい。できれば、やっぱりやめたと言って、ずっとセレッソにいてほしい。ああ、欲深いこと…。


さあさあ、「俺達の乾」は、後一試合だ。精一杯パトカーを燃やしてやろう。ドイツにいても見える程に。
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7/29/2011

イヌイタカシパトカーモヤセ!!

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CEREZO OFFICIAL

【11/07/28】乾 貴士選手の移籍について

弊クラブ所属のMF乾 貴士選手が、2011年8月1日付けで、VfL BOCHUM 1848(VfLボーフム1848/ドイツ・ブンデスリーガ2部)へ完全移籍することになりましたので、お知らせいたします。


シンジは放っておいても育つ子って感じがした。自分で問題点を見つけ、それを無くす努力をし、成長しては、また欠点を探し…。その繰り返しで、とんでもないプレイヤーに成長していった。

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このスーツの「着させられてる」感!

タカシは、対照的に、とても手のかかる子。気分屋で、ムラッ気があって、その日にならないと良いか悪いかサッパリわからない。今日はいいなと思ったら審判に食ってかかってカードもらったり、何かワンプレーを境にガクッと来たり、イライラし始めたらもう終わりって感じで…。

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でも、だからこそ、多くのサポーターが彼を愛したのだと思う。天才肌のドリブルは、一度ハマったら止まらない。パスと思えばドリブル、ドリブルを止めようとするとスルーパス、パスを警戒するとシュートが飛んで来る。天才の考える事なんて、本人にもわからない。身体が勝手に動き出せば、他の10人が生き生きと連動する。

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もうこんなシーンを見るチャンスは、日曜の鹿島戦だけになってしまった、それは寂しい。けれど、今度は笑って送り出してやろう。ドイツに行ってもどれだけやんちゃなままでいられるか、それが楽しみで仕方が無い。


鹿島戦は試合開始直後に退場でもしない限り、乾貴士スペシャルにしてみようかな。セクシーなヤツをひとつ、見せておくれよ。

7/26/2011

GIANT KILLING

清水戦、長居スタジアムのコンコースに面白いポスターが…。
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セレッソでは7/31鹿島戦、8/13ガンバ戦、8/28浦和戦を「沸闘BALL3~セレッソ・ジャイキリ宣言」銘打って、派手に盛り上げていくとのこと。確かにどのチームも(今年の順位は抜きにして)「ジャイアントキリング」という言葉の意味にふさわしいビッグクラブだ。できれば、いつかはキリングされる方になりたいけれど、今は、これが精一杯。

でかいクラブは関わっている人間も多いし、動く金もデカイし、リーグに対する影響力も、他のチームとは少し違う。イチイチ効果というか、影響がデカクてうっとおしい。


それに比べると、セレッソは小さなクラブだ。規模はガンバの1/2、動員は浦和とは雲泥の差、鹿島がポンポンとタイトルをとっている中、シルバーメダルばかり集まってくる、J2の優勝さえ奪えなかったんだから切なくなる(別にもうJ2優勝はいらないけど)


でも、だからこそ思う。マジョリティ達をのうのうとのさばらせていいのか?と。


以前にも書いたけれど、セレッソは少ないながらも、熱い気持ちを持った人達が、懸命に運営し、応援しているクラブだ。フロントの中でも、何もかもをセレッソにぶつけてくれている社員さんがたくさんいるし、サポーターとして見習いたいと考えている人が少なくない。彼らの献身性と情熱こそが、セレッソを支えているみなもとだと言っていい。

彼らのために、みんなのために、ジャイアントキリング3連発、堂々と決めてほしい。今のセレッソならできると信じているから。


後は、フロントがどれだけ仕掛けてくれるか。ビギナーや家族連れが楽しめるイベントをどれだけ用意できるか。そのあたりはMさん任せましたw


選手が流した汗の数だけ、オレタチも汗かいて、ベソかいて上の連中をブッ叩いていこうじゃないか。
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7/25/2011

サッカー好きの週末。

土曜はリーグ戦、日曜はなでしこ、ミーハーなサッカー好きとしては充実した週末。の予定だったけど、日曜は仕事が大量にやってきたので泣く泣く土曜の長居に全力投入した。
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この日のアンセム斉唱はUnlimited tone(アンリミテッドトーン)の3人。ゴール裏にはブースが出ていて、限定版のCDも。彼らの歌声が福音になった。

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コンコースを歩いているとロビーに小突かれる。どうやらM2PLANTさんのオフィシャルスーツ押しらしい。商売上手な!!

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ノリノリのグッズ売店の店員さん。これだけ元気いいと嬉しいよね。マフラー、Tシャツなんかはこちらで購入可能。

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セレッソはやっぱり子供連れのお客さんが多い。スタジアムの安全性を上げて、もっともっとこの数が増えて来れば親が子へ、子が孫へという流れができて、安定すると思うんだけれど。

試合が終わったら、撤収して、光の速さで家に戻って、写真を選び、プレーを思い出して記事を書く。勝った試合は自然と写真の数も増えるし、書きたいこともたくさんあるしで、難しい。負け試合を愚痴の羅列にしないようにするのも大事だけどね。推敲して出来上がったのは夜中1時。


日曜は一日原稿書き。いよいよ大詰めでクライアントさんからリテイクが大量に…。泣く泣く頑張る。なでしこのINAC対ジェフレディースが始まっても黙々と…。でもとりあえずテレビ観戦はしておく。おおお、すごい人だ、メインバックは確実に先週の神戸セレッソ戦より多い。

で、これがまた面白い。両チームといいチームだからか、パススピードが早いし、けっこうきわどいプレーもある。これで無料試合があるとか、信じられない。

試合後に選手達が一所懸命になでしこリーグやスポンサーを盛り上げようと声を張り上げてアピールしていたのを見ると、さすがにたくましいなと感じる。

彼女たちは殆どの時間、日の当たらない世界で頑張ってきた、この流れが「ブーム」であることを知っているから、それが去った後のことも考えてるんだと思う。

ブームの後に残る現実は、ブーム前よりも厳しい。無理なグッズ発注をかけられた工場は一過性のものに付き合って工場を広げることもできずに、ボロボロになるまで働くことになる。チームはもっと悲惨で、限られた人員が毎日毎日取材だの何だのに応対しないといけない。相手がサッカーをよく知っているライターさんならまだいいけれど、お金の匂いがするから、視聴率がとれそうだからと、何も知らずに突っかかってくる連中は害悪でしか無い。ゴシップを書いてなんぼ、というのは駆逐してもいいというのは個人的な感想。選手にひどい質問をぶつけて平気な連中にこそ人権はいらない。

そんなことを考えていて、ふと以前お仕事をさせていただいた、ダンス教室の運営スタッフさんの一言を思い出した。

「ブームは作りたくない、しっかりした基盤があれば」

こちらも以前、ダンスが題材になった映画がヒットした時、ブームを体験したらしい。本当に苦労したと話をしてくれた。なでしこもしっかりと地に根をはった存在になれば、ブームに左右されない、おなじみの存在になればな。一試合に17000人ではなく、どの試合でも1700人入る、それがずっと続く方がいい。


などと考えながら、シナリオ初稿完了。すぐさまぶん投げて、家内と打ち上げに行く。最近ハマったシンガポールチキンライスのお店、堀内チキンライスさんに。

シンガポールチキンライス(海南鶏飯:ハイナンジーファン)は、オムライスの中身のアレではなくて、鶏でとったスープで炊いたジャスミンライスと蒸し鶏を、ダークソイやジンジャー、チリソースをつけながら食べるシンガポールの名物料理。
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ここのチキンライスは長粒種のご飯がとてもおいしい、なので他のご飯物ももれなくおいしい。お酒も東南アジアのビールから沖縄の泡盛までたくさん揃っている。下戸だから食べるの専門だけれど、飲み中心の人でも楽しめると思う。

アテになる副菜もたくさん。今日はビタミンをとりたくてゴーヤチャンプルーを食べた。
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緑がしっかりしたゴーヤはしっかり苦くて、おいしい。苦いがおいしいとかおっさんになったな。


こうやってまとめると、違うな、全然まとまらないな…。まあ、いろいろなことがありましたが、ご飯が美味しくてよかったです、ということで…。

7/24/2011

2011 J1 第6節 C大阪4VS0清水 蘇生。

後半8分 キム ボギョン(C大阪)
後半14分 倉田 秋(PK)(C大阪)
後半33分 キム ボギョン(C大阪)
後半45分+2 乾 貴士(C大阪)



連敗中、2試合で7失点、エースフォワード退団と、暗いニュースばかりが続いていたセレッソが、ようやっと立ち直ってくれた。

スタメンを見ると、この試合がJリーグ外国人監督最多試合のメモリアルマッチとなったレヴィー・クルピの苦悩がよく見て取れる。最近狙われている左サイドに高橋大輔を回して、空いた右サイドには酒本が入ったので、控えに右サイドバックはいない状態。守備で不安定だった丸橋はベンチスタート。控えメンバーはキーパーの松井と一時Vファーレン長崎にレンタル移籍していた小松以外、全て生え抜きかユース出身になった。

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試合開始時


立ち上がりのセレッソは重苦しく、どこか自信無いプレーが目立った。清水は小野がいい調子でボールに絡む。ようやく揃った茂庭、上本、マルチネス、中後の守備ブロックが安定していたのと、一週間試合が空いて体が軽くなっている3シャドーがよく戻ってくれていたので、肝を冷やす場面こそ少なかったが、この時間にもしもがあったら、スコアは全く違ったものになっていたはず。
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小野、マルチネスの司令塔対決


局面が変わってきたのは、意外にもパッチワークに追われ、本職ではない高橋を置いた左サイドからだった。

清水は右サイドバックの山本がよく上がり、意図的にボールを合わせて押し込もうとしていた。だがセレッソはチーム全体でこれをよく防いだ。逆に乾、高橋の運動量にモノを言わせて清水の右サイドを突破するシーンまで出始める。前半も20分を過ぎると形勢は逆転し、そこに橋頭堡を築いたセレッソが清水の守備を本格的に崩し始めていた。シュートも何本がいいのを放っていたけれど、連敗中の流れなのか、枠を外れたり、キーパーの正面だったりと運がない。前半は希望の持てるスコアレス。だが点が入らないあたりで、どこかもやもやとした不安や不満が残ってしまった。


その暗雲を取り払ってくれたのは、連敗中もゴールを決め続け、好調を維持していたキム・ポギョンだった。後半8分にコーナーキックを得ると、体で押しこむようなゴールを決め、流れをグイと引き寄せた。
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執念で押し込む!


その後すぐに微妙な判定ながらPKを得たことも、セレッソにとっては幸運だった。倉田が落ち着いて決めて2点差になり、清水がチームバランスを欠くようになる。
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冷静に決めてにっこり


清水はこの後ガス欠気味になった小野が高橋と接触プレーで痛み、そのまま交代、スピードのある高木俊幸(元大洋の名2塁手高木豊の息子!)が入り、前への推進力を強めた。セレッソは脳震盪(?)を起こした高橋を下げ、丸橋を投入する。

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後半17分


清水は第11節の神戸戦の際にも、リードを奪われた後に攻撃的な選手を入れ、全体的にブロックを上げるという選択をとったことがある。その試合は(セレッソも前節に食らった)神戸の高速カウンターに清水のバックラインが対応できず、傷口を広げて1-5で大敗している。

今日のセレッソにも乾、倉田、キム・ポギョン、小松とスピードのある選手が揃っていた。そして清水は気持ちばかりが前に行き、守備陣は非常に不安定だった。結果として、清水にとって悪夢であったろう神戸戦と同じような展開が待っていた。セレッソは前線の選手達が何度もラインの裏をとり、清水ゴールに迫る。清水のディフェンスは後ろを追走するだけで精一杯。
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何度も好機を演出した乾。ロスタイムには自身もゴール

これをいちいち決め切れないのがご愛嬌だが、それでも1対1が何度も続けば、さすがにキーパーにも限界がある。後半33分にキム・ポギョンがこの日2点目のゴールを右足で決めて3-0。これで試合が決まった。
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左足のコースを消していたキーパー碓井の裏をかく


セレッソにも危ないところが無かったわけではない。高橋が負傷後に酒本まで足をつり、本職の右サイドバックがいなくなってしまうという緊急事態。山口螢が入り、何とかパッチしたものの、僅差の試合であったら危なかったはず。

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後半29分

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慣れない右サイドで四苦八苦しながら、無失点試合に貢献した螢


それでもセーフティーリードを保っていたセレッソは、三枚目のカードとして杉本を切る余裕の采配。杉本自身も乾の決めた4点目のゴールを演出し、期待に応えてみせた。

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後半43分

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最後は清水のセットプレーをキム・ジンヒョンが防いでタイムアップ。久々の完封で文句なしの試合に。
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この勝利がどれほど大きな意味を持つか、試合後の茂庭の顔を見ればわかる。
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当面は残留争いから抜け出すのに苦しむだろう、その現実は変わらない。ただ、選手達が、今やろうとしているサッカーが間違っていないのだと自信を持ってくれれば…。いつもいつも今日のような試合をすることは難しいだろうけれど、サポーターは、今日と変わらぬ声援を送り続け、チームを後押ししていこう。

7/23/2011

食べよう、清水まで、清水の分まで!!

知っている人は知っていると思うけれど、最近サポーター同士でいろんなトラブルがあった。その結果として、セレッソが誇りにしていた、穏やかでいい意味でまったりしたホームスタジアムの空気が、少し変わる。

CEREZO OFFICIAL

【11/07/20】7月23日清水エスパルス戦 緩衝帯拡張とコンコース規制エリアの設置について

緩衝帯を拡張いたします。席図面をご参照ください。
��チケットの販売枚数に応じて変更する場合もございます。

コンコース規制エリアを設置いたします。コンコース図面をご参照ください。
コンコース規制エリア内外からの通り抜け・通行は一切できません。
*アウェイサポーター自由席のお客様は、スポンサーブース・フードパークなどはご利用いただけません。


これは、少し悲しいことであるし、セレッソの収入源の一つであるフードパークの売り上げににもダイレクトな被害が出る。わなかさんのような大阪名物を売りにしているブースは、厳しいことになるかなと思う。

こういう時は、食べよう。フードパークの食べ物をしこたま食べて、スタンドで跳ねてカロリーを消費し、健康的にダイエットしよう。清水サポーターの分まで食べて、ついでに清水も食べてしまえ。


ということで、オレからも一件、夏のオススメメニューを紹介したい。

ご存知あーすかふぇさんの「黒蜜きなこパフェ」がそれ。
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一般に30℃まではアイスクリーム系の冷菓が、それ以上だとかき氷のような氷菓が売れるとされているけれど、黒蜜きなこパフェは大人が、暑い時でも楽しめるスペシャルメニューになっている。

まず黒蜜。原料であるお砂糖も奈良産のものらしい。黒蜜は普通こってりと甘いけれど、こちらのお手製黒蜜はあえて甘さを抑え、苦味とコクを重視した、とのこと。なので甘いクリームに合わせてもくどくなく、とてもスッキリとした後味になっている。極端に苦いというわけではなく、気づくか気づかないかあたりで止めているところがニクい。

そしてクリームの下には二つの和菓子が…。一つはこちらも奈良県産の生姜を使った生姜味の「求肥(ぎゅうひ)」、みつ豆とかに入っている柔らかなおもち。これが爽やかな後味で、クリームと交互に食べていると飽きが来ない。ガツンと生姜味、ではなく、さわやかな感じに留めているのがいい。冷たく冷えてはいるけれど、モッチリとした食感もキープ。もう一つが「塩ようかん」こちらも少ししょっぱさを感じて、全体をキリリと引き締めている。

どのお店もソフトクリームやかき氷といった、夏場に嬉しい冷たい食べ物を売り出しているので、あーすかふぇさん以外のブースも是非チェックを。


清水戦はセレサポ2倍!!トモダチ作戦があるし、トモダチを連れてスタメシをジャンジャン食べてみよう。

7/22/2011

Obrigado

ああ、随分と夜中になって、明日も仕事なんだけれど、どうしても言いたいこと、少しだけ。

ピンパォン、セレッソがアジアに打って出て、最初にゴールネットを揺らしたストライカー。
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線が細くて、連携も上手くいかない時期が続いて、それは、不満がなかったといえば嘘になる。

でも、それでも、どうにも愛くるしいプレーヤーだった。もしもう半年猶予があったなら、彼はどうなっていたんだろう。それが確かめられなくて、残念に思う。

彼がリーグ戦であげた4ゴールと、ACLであげた4ゴールは、どれも貴重なゴールだった。とりわけACLでは良い働きをしていて、彼がいなかったらグループリーグで沈んでいた可能性だってあった。それだけでも、彼に「ありがとう、Obrigado」と言うに十分だ。


彼のサッカー選手としての人生は始まったばかりで、まだまだ上手くなる余地が残っている。この先セレッソに「残しておけばよかった!」と思わせる活躍をしてくれることを、切に願う。

Obrigado RODRIGO. Até logo.
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7/18/2011

FIFA Women's World Cup Germany 2011 Final Japan 2(3PK1)2 USA

歴史に立ち会えた。ずっと勝てなかったアメリカに、初めて勝った瞬間、日本が世界一になった瞬間。

それは喜びであるとともに、恥ずかしいことでもある。なにせ「瞬間」にしか立ち会っていないのだから。

この喜びは、劣悪な環境にあった日本女子サッカー会をひたすら支え続けた人達にこそ、味わってもらうべきものなんだから。ここ数試合しか観ていない「にわか」である自分には、もったいないものだ。


日本女子サッカーを支えている選手達、関係者の皆さん、あのトロフィーは皆さんにこそ相応しいものです。明後日には届けられるあのトロフィーをどうか大事にして下さい。


と、いうことで、今回感動した皆さん。どうか日本女子サッカーを盛り上げていきましょう。

なでしこジャパン公式
日本女子サッカーリーグ公式

関西だとINAC神戸レオネッサが近い。澤をはじめ多くの選手が在籍。

記事を書いている時点ではサーバーが吹っ飛んでるので、時間を空けてご覧ください。

近々だと7/24の日曜にホムスタで試合があるので、どうぞどうぞ。
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タンドリーチキンを食べに神戸までいった記録。

ああ、おいしかったなタンドリーチキン。うはは。

そうだよ、昨日はタンドリーチキンを食べに行ったんさ。そう思わないとやってられないよ。
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愉快なネパール人のおにーさんが
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鉄板で焼いたタンドリーチキンを
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豪快にオン・ザ・ライス!!ウィズカリー!!!

なんていうかカレーも半端ない、深みのあるサラサラ系で、好み。チキンもスパイシーで、皮パリパリ、中ジューシー。ウマさが伝わるかね。昨日一番テンション上がったのがこれってのが寂しすぎる…。


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ホムスタは"観客にとって"最高のスタジアムだと思う。ピッチはナイトゲームでも明るいから観やすいし、コンコースも広い。ピッチにも近いし、これで芝がいい感じなら選手にとっても素晴らしいスタジアムなんだけれどね。

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撮影カンを掴むために練習を撮ってて気になった一枚。シュートのバウンドが不規則でキム・ジンヒョンがやたらファンブルしていた。試合中もキャッチではなく、弾きだす場面の方が圧倒的に多かった。セレッソにとってはこのピッチはやり辛かったのは間違いないんだけど、それなりにアジャストしないと…。

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神戸は後がないって気持ちがチームからもサポーターからも伝わってきた。心一つにしたチームは強い。セレッソはそこからズレていた。

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乾もあまりいいプレーができなかったな。狭いところで無理に突っ込んで取られるってのを連発していて。ドイツのピッチはここよりはいい感じだとは思うけれど、今はセレッソの一員として頑張ってほしいし、移籍金を少しでも多く球団に残してほしいし、そういうところで手を抜くようなことは勘弁して。


試合後は、猛烈に悲しかった、例えると失恋に似ている。自分と自分の愛するものが同じ方向を向けないというのは、辛い。心がカラカラになって、誰でもいいから繋がっていたいって感じで…。

サッカーで否定されると、日常生活でも悲しい気持ちになるね。

7/17/2011

2011 J1 第5節 神戸4VS1C大阪 楽天大儲け。

前半2分 松岡 亮輔(神戸)
後半9分 ポポ(神戸)
後半12分 朴 康造(神戸)
後半22分 キム ボギョン(C大阪)
後半44分 大久保 嘉人(神戸) PK


サポーターは神戸まで楽天にお金を渡すために来たわけではなくて、前節で不甲斐ない試合をしてしまったセレッソを、少しでも元気づけようと思って来たわけで、そのメッセージに対してこういう返答をしてはいけないだろうと、そう感じるのです。人として、それは駄目だろうと思うのです。

セレッソの選手の皆さん、今日のサポーターはいけてなかったでしょうか?声が小さかったでしょうか?至らぬところがあったでしょうか?
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とりあえず試合を振り返ろう。スタメンとベンチ。マルチネスは怪我が癒えず、中後は戻ったものの上本が出場停止。代わって入ったのは藤本。ベンチには杉本が初めて入る。

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神戸は前半立ち上がりに賭けていたフシがある。とにかくDFラインに対して、明らかにオーバーペースと思えるプレッシングをかけて、ショートカウンターに持っていこうとしていた。

それにセレッソが引っかかった。簡単に、呆気無く。丸橋がいきなりパスミスして、上がっていたので左サイドはがら空き、クロスを入れられて、ドン。開始僅か2分。


今日のセレッソはとにかくボランチから後ろの安定感が無くて、組織的に守るとかいう言葉とは真逆を行っていた。プレスが激しいのは分かるけれど、いちいち丁寧に相手にミスパスする必要は無いはず。

特に藤本と丸橋のところは徹底的に狙われて、青息吐息。
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やっとボールを奪っても、ボランチのところでうまくボールをさばけないし、保持もできないから攻撃の形が作れない。前4人は仕事ができなかったし、両SBも上がって後ろに危険なスペースを作ってしまうだけで、まるでいいところがなかった。本当に何もいい材料が無いから、書きようがない。前半を1-0で終われて良かったね、と付け足すぐらいで。


ハーフタイム、恐らくレヴィーの雷が落ちて、選手交代。中後を下げて小松を入れ、倉田を一列落として4-2-2-2。

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後半開始時


普通に考えれば本職のボランチを一人も入れないなんて采配は狂気じみている。けれど、それくらいセレッソの攻撃はお粗末だった。前に行こうという気持ちが必要だった。
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倉田がDFラインに入ってボールを持って上がるところまでは形ができたけれど、今度はそこからの展開が狭い。とにかく中央突破に固執していて、神戸が作っているブロックに自ら突っ込んでいく。サイドにふって相手を揺さぶるとか、ミドルを撃って釣り出すなんてことはせず、ひたすら突っ込んではミスで奪われ、カウンターを食らうというのを後半開始から続けていた。例えて言うなら定置網にかかる魚のようで、習性を利用された感じ。誰もマズいから方法を変えようなんてコトを考えていなかった。
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キム・ポギョンがゴールした時には大勢が決していた。


この試合だけで言えば、ボランチに入った選手の展開力の無さ、ボール保持力の無さが致命的だった。マルチネスの存在はやはり大きい。いないなりの戦い方ができないことも、それはそれで悲しいもの。


後半29分の交代も不思議なもので、ここでようやく本職ボランチの山口を入れる、播戸も同時投入で、倉田は再び2列目に。

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後半29分


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神戸サポーターのブーイングを受けた播戸も活躍無し


この時点でレヴィーの賭けは失敗だった。後はどれだけ小さく負けるかという段階。開き直ってピッコリ監督時代の福岡のようにひきこもるなんて選択肢もあったが、それでもセレッソは攻め続けてくれた。一サポーターとしては、最期のプライドを守ってくれたように感じていたが、トドメのPKを嘉人に決められたのにはさすがに心が折れた。
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今日のメンバーで頑張りましたと言われて、そうだねと答えられるのは2度もポジションチェンジを要求され、それなりに走りまわってくれた倉田くらい。
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2試合で7失点、自慢の守備はボロボロで、見る影もない。選手を入れ替えようにもケガ人ばかり。恐らく今季最大の危機を、どう乗り切ろうか?サポーターは声を出すだけ、応援をするだけしかできない。あとはチームが、選手個々人がどう感じてくれたか、悔しいと思ってくれたか。清水戦で結果が出なければ、しばらく残留争いから抜け出ることはできないだろう。C