6/30/2011

ピンパォンにメシをおごりたい気分。

最近は選手や関係者でもツイッターやってる人が多くて楽しい。大きなニュースから細かないい話まで聞けるのはいいんだけど、最近寂しくなったのがピンパォンのツィート。どうやらサイゼリアによく行っている、らしい。不確定情報だけど。
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別にスポーツマンがサイゼリアに行っちゃダメって話は無いし、メニューを上手く組み合わせればバランスのいい食事も摂れるだろうと思う。でも、夢を売っている選手がファミレスで食事しているのは、ちょっと寂しいのだ。


昔セレッソにいたノ・ジョンユンさんも、広島時代給料の殆どを国際電話代に使ってしまって食事は悲惨だったらしい。楽しみは給料日に食べる回転寿司だったなんて話も聞く。一度だけオフに見かけたことがあったんだけど、そこもスーパー玉出だった。庶民派で地に足がついているのは悪いことではないけれども…。


なあピンパォン、もし好き嫌い以外の理由でサイゼリアに行っているなら、おれにもメシをおごらせてくれよ。ウマイものはたくさん知っているし、野菜だってもっと食べよう。ポルトガル語の通訳もいるからさ(そこんとこはアニキよろしく)バカ話でもしてさ。

そうして、いいコンデイションで、試合に集中しよう。おまえさんはもっとたくさんゴールを奪えるはずさ。
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好きなの食べてって!!

6/27/2011

セルフコントロール。

クレーマーが来た時、応対に手間取ってご飯時をむかえたら、とりあえずゴハンは忘れずに用意しないと駄目らしい。空腹ではイライラはおさまらないのだ。


昨日は本当に頭にきていたので、いいもの(大阪風に言ったら「ごっつぉ」)を食べることにした。家内に相談したら

「蕎麦が良い」

との返事。夏の暑い日は冷たい蕎麦、まあ、道理。


ということで。
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いただきます。
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グビグビグビ…。

以前お邪魔した福島の「まき埜」さん

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こちらは田舎そばともりを一枚ずつ。田舎が香りよくて好きかな。

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家内は名物のすだちそば、冷えた上品な鰹出汁とすだちの爽やかな酸味がとてもよい。


冷たい蕎麦をいただいて、冷たいビールをくいっとやって、温かい蕎麦湯を飲んだら、少しいい感じ。安いのか高いのか…。

アホかと思いました。

二ヶ月続いたシナリオの初稿が出揃って、嬉しくなっていたわけです。

だってようやっと休めるんだもの。ゴールデンウィークも働いて、週末も頑張って、夜と朝をつないで、そういう日々が終わって、少しは楽できると思ったんですよ。

しかし心ない人はいるんだなと思いました。ちょっと悲しかった。

それは、別に褒めてほしいわけじゃない。ただ普通でいてほしかった。それが叶わないというなら、俺は何のために頑張っていたんだろう。

そんな事言ったら、腹が立つに決まっているでしょう?それがわからないで何十年も生きていたんですか?

ホント、腹がたったのです。

今日は、少し自棄酒です。
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6/26/2011

2011 J1 第18節 新潟1VS1C大阪 「勝てた」とみんなが言ったろう。

後半31分 ブルーノ ロペス(新潟)
後半45分+3 酒本 憲幸(C大阪)


ビックスワンを後にするすべてのサポーターに「今日は勝てたよね?」と聞いてみよう。オレンジのユニフォームを着たサポーターも、ピンクのユニフォームを着たサポーターも、皆が皆「勝てた試合だったよ」と口を揃えるに違いない。

色眼鏡で見ればセレッソがほぼ全ての時間で試合をコントロールできていた。マルチネスもキム・ポギョンもいない中盤が、見事に新潟を封じていた。放ったシュート、実に26本。これはやはり評価するべきだ。

それでも、数少ないながら、新潟のカウンターの質、迫力は見事としか言えないものだった、それも事実。パスの出し手であるミシェウ、受け手のブルーノ・ロペスともに素晴らしいプレーを披露していた。両者ともポスト直撃のシュートを一つずつ放っている。これが決まっていればセレッソは無残に敗れていたのだ。

そしてこの混戦を演出していたのは、間違いなく新潟GK、初先発となった小澤の働きによるものだ。ホドリゴ・ピンパォンのシュートを右腕一本で掻き出し、バーを直撃した中後のFKでも、そのすぐ下に小澤の手があった。

両チームのサポーターにすれば耐える時間、外したシュートを恨めしく数える時間が長く、フラストレーションのたまる試合ではあったが、トータルで見ればいい試合だったと思う。


スタメン+ベンチ。乾がいよいよスタメン復帰、マルチネス、キム・ポギョンのいない中盤でタクトを振るう。ボランチにはフィジカルの強い黒木、中後にすればよりやりやすい相方ではなかったか?ベンチでは村田、高橋祐太郎が入り、清武、山口、扇原の五輪組は選ばれなかった。

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前半は一度あったカウンター(ミシェウのパスからブルーノ・ロペスのポスト直撃に繋がったもの)以外は、ほぼセレッソのペースで試合が進んだ。乾は休養十分だからか、意気込みが違うのか、いい動きをしていた。ドリブル、パス、フリーラン、守備でも手を抜くこと無く頑張っていた。そのおかげもあって、急増の中盤でも新潟を制圧し、ゴール前に押し込むことに成功していた。

気がかりはボールロストのポジションくらいだった。やはりマルチネスのような絶対的存在が底にいないので、奪われるとゴールまでは中後、茂庭、藤本の3人しかおらず、両サイドに危険なエリアが発生するシーンが多々。結局そこがポイントになってしまったけれど、あれを危惧していてはセレッソのサッカーができないから、致し方ない。

シュートは、夏のスコールのように、45分間絶え間なく放っていた。永井が前線で頑張って、ピンパォン、乾、倉田が絡む関係性も前節より密になっていた。永井自身も「ゴール以外は」いいプレーをしていた、本当にあとはゴールだけ。

あとはゴールだけ、それはチーム全員の課題なので、永井だけを責めるわけにはいけない。枠外にふかすもの、キーパーの正面に飛ぶもの、オフサイドなどなど、およそ決まらないシュートの見本市のようだった。前半だけでシュート12本、13本?オンターゲットも半分はあった。


監督としてはこういう時が一番困るのだろう、いい流れはできているのだから下手に手を入れて流れを切ることもためらわれる。ハーフタイムの指示でも「あとはゴールに流しこむだけ」と(字面的には)穏やかに選手を送り出している。


後半もセレッソの優位は変わらなかったが、ボールを奪われた時に食らうカウンターが、時折鋭く守備を突いてくるようになった。茂庭とブルーノ・ロペスのマッチアップは見ごたえがあったものの、セレッソサポーターにすれば心地が悪い。

セレッソの最初の交代は、キーパーまで外して作った決定機を決めきれず、動揺のあった永井に変え、ゴールハンターのベテラン播戸。

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後半19分


ただ播戸は「劇薬」のような気がする。永井は前線のあらゆる場所でフィジカルを生かしてプレーをするが、播戸の仕事場は相手DFライン。全体の動きが鈍化し始める後半に投入するのは、個人的には疑問だった。

この交代の前後あたりから中盤が間延びして、セレッソ、新潟ともにシュートまで持っていくシーンがよく見られるようになる。セレッソは前4人にボランチ2枚、両サイドバックまで上がって攻めダルマ、新潟は少し下がって起点になったミシェウ、フィニッシャーのブルーノ・ロペス、川又が脅威。


さて、失点のシーンを書こう。やはりサイドバックの裏のスペースにシンプルに入れられて、高橋大輔とブルーノ・ロペスのマッチアップ。折り返しを気にした高橋、キム・ジンヒョンの選択は間違っていなかったと思う。あの速さであの精度のシュートを放たれて、どれだけのキーパーが防げるだろうか?わかってはいる、わかってはいるが、悔しいものだ。1-0。

直後の小松投入、もし0-0のままだったら下がっていたのはピンパォンだったはず。しかしリードされてプランが狂う。黒木を外して倉田、ピンパォンを一列ずつ下げる攻撃的なポジションチェンジ。

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後半33分


しかしリードされている気負いからか、ボールが繋がっていくセレッソのサッカーが少しずつ瓦解し始めていた。パスはズレ、選択ミスが増え、新潟にイニシアチブを明渡していく。明らかに負けゲームの流れ、歯がゆく、辛い。

最後のカードは酒本。投入は試合終了直前、望み薄の状態だった。

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後半42分


ロスタイムもどんどんと減っていく。細かなプレーで新潟が時間を使うのが面映い。そんな中でなぜ酒本はあのシュートを撃てたのだろう?今まで鉄のカーテンで閉じられていたかのようだった新潟のゴールに、右足アウトサイドにかけたシュートが吸い込まれていった。93分、同点。


この1点、勝ち点1、得失点差1がどれほどの意味を持つのかは、秋も終りになるまでわからないだろう。焼け石に水だった、ではなく、ああ、このゴールがあったればこそなのだなで終われるように、やるしかない。

6/25/2011

在宅勤務のススメ。

このひと月ぐらい、ずっと家で仕事をしていた。別にだらけていたわけではなくて、職場のあるビルが夜10時くらいには閉まってしまうし、そもそもその時間までいている同僚がいなかったから。

仕事の依頼は大抵夜10時くらいに来る。大元が夜8時くらいまで仕事をしていたのを中請に落とし、それがまとまるのが10時くらいなのでこんな時間になるというわけ。それでその仕事をまとめて返すのが夜中の2時、3時。これが一ヶ月休みなく続いたのでフラフラ。夜は仕事が終わればその場で寝られるし、朝はギリギリまで大丈夫だからよかったが、職場でしかできない仕事であったなら一ヶ月帰れなかった、ということになる。それを考えると恐ろしい話だ。

逆に言うと自分が扱っているモノが「情報」という、インフラさえ揃っていればどこででも受けられるし、加工できるし、その場その場で瞬間的に変更可能なものであったのが幸いした。でなければ体が持たなかったはずだ。


なので今日久しぶりに本来あるべき「職場」で仕事をした時のうっとうしさといったらなかった。

まず職場まで「行く」職場から「戻る」という行為がうざったい。俺の場合は自転車通勤で運動も兼ねているし、時々はカメラを持って動く。空堀あたりのお店を探索したり、贔屓のパン屋さんに行くこともあるから、完全に無駄というわけではないが、それでもうっとうしい事この上ない。

スーツを用意して、着替えて、身だしなみを(最低限)整えて、家を出る。夏なら暑いし冬なら寒い、雨や雪が降る時もある。満員電車でヒーヒー言ってる人も多いだろう。普通に働いている人は毎日1時間~3時間くらいを、こんな無駄に使っているのだ!

家に入ればパソコンが立ち上がれば即勤務開始で、パソコンを落とせば勤務終了。気持ちの切り替えが難しいけれど、慣れればこれほど楽なことはない。

あとコンデイションが「ノリノリ」でも「ヘナヘナ」でも勤務時間が変わらないのも少し辛い。気持ちがノッている時は、たくさん仕事をこなしてしまいたい。夜中の何時になろうが朝になろうが。でもダメな時、相手のチェック待ちの時の時間は本当にいらない。寝てしまったりメシを食べていたほうが余程プラスだ。それができない…。

最後に、これは個人的なコトだけれど、家族との時間を多くとれるのも在宅のいいところだった。娘や家内と話をしたり、まっとうな時間に夕餉を摂ったりするのは幸せだった。


もちろん問題がないわけではない。家にこもっているとオフでの人付き合いがどうしても少なくなるので、外的刺激が無くなってしまい、飯の種をとってくるのがなかなか面倒だ。それに上手くやらないとチームを組んで何事かをするのがとても難しい。また売り物が実物、手に取れる物の場合は現品チェックが必要なのでそもそも在宅勤務が無理だったりもする。それを思うと在宅勤務というのはまだ一部の人だけが可能な「特権」なのかもしれない。


ただしもう少し世の中がこっちの方にシフトしてくれれば、この恩恵に預かれる人はもっと増えてくるだろう。もしすべての仕事が在宅でできるなら、自分なら迷わずお願いするところだ。


それと、いろんなモノゴトにとって「どこにいるか」「いつやるか」が大事な要素でなくなれば、逆に「どこ」「いつ」が大事なモノ、例えばスポーツに代表されるイベントなどは、その価値が高まるのではないかと思う。テレビでどこでも観られる、録画していつでも観られるイベントでも、やはり生観戦、参加の魅力というのはとてつもないもので、それを一度知って、ハマってしまった時の凄みというのは、何物にも代えがたい。仕事の都合さえズラせれば、あとはその人の意思次第なわけだし。会社の近所からイベント会場の近くに引っ越してしまっても(モラルどうこうは目をつぶれば)効率的だ。
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歴史的な試合は生で観戦したいよな


さて、来週の土曜日は久しぶりに生観戦ができる!待ってろキンチョウ!倒すぞ柏!あ、その前に明日も勝つぞ!ウラー!!

6/24/2011

この素晴らしきクソッタレの世界。

名古屋戦、ギリギリまで行きたかったんだけれど、仕事のために断念。仕事がかさばりだしてからキンチョウスタジアムで負け始めたような…。やな話だな。とりあえず一番ややこしいのは越せた、と思う。来週半ばまででほぼFIXできるかな。なので次の試合からは多分出られるよ、待ってろ長居。


というわけで名古屋戦、勝ったら細々書こうと思ったけれど、審判で萎えた。試合の細かいところ書くとどうしても愚痴になるのでやめとこう。

ただ救いであるのは、あんなクソみたいな90分間の中でも、ボールをポゼッションして、パスを細かくつないで、バイタルエリアまでズンズン踏み込んでいくセレッソのサッカーを貫けたこと。去年のチャンピオンチーム相手に、中身ではヒケをとらなかったこと。そんで、乾が結果をだしたこと。
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正直やな流れだった乾とそれを取り巻く環境、それがあのゴールで変わってくれればな。誰だって気持よく仕事したいけど、誰しもがそういう環境にいられるわけじゃない。だから何も書けなかったけど、クルピが行ってこいと送り出して、乾がそれに応えた、それだけで少し救われた。


新潟戦は酷い試合になるだろう。マルチネス、キム・ポギョン、ボールをさばく人間が二人ともいないんだから。それでもチームはいい方向を向けていると信じて、戦おう。次あたり永井がゴールしてくれるんじゃない?いい感じに成長しているよ。

6/20/2011

何も無いことがいいと思う。

家内の親戚から新たまねぎがやってきた。新たまねぎのみずみずしいところ、若い!ってところが好き。写真を撮ってもサマになる。
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家内にお願いして厚めにスライスしてもらう。「テキサスのおっさんがバーベキューで食べるくらいの厚さ」とお願いしたところ、ほぼイメージ通りの新たまねぎがやって来た。ベーコンとマーガリンの油分でじっくりと焼いていく。家の近くにある天然酵母と小麦を使ったパン屋さんの山食に挟んでサンドイッチにしてもらう。
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この甘みは大迫ではないけれど半端ない。口当たりがシャクシャクとみずみずしくて、苦味や辛味が本当に無い。主役をはれるたまねぎ。

これくらいの幸せがあれば、他は別にどうでもいいかという、父の日。

セレッソ2011年のシステム

ここ何試合かを観ていて今年のセレッソのシステムが変わってきたな、煮詰まってきたなと思う。いい意味でここには誰を使うとか、そういうのが固定されてきた。
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ベースは4-2-2-2。

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守備に関しては中盤が制圧できれば後はなんとかなるかと思っていたけれど、その通りになって一安心。上本がまだ調子が上がらないのが心配だけれど、藤本がよくカバーしてくれているし、扇原もいい調子のようだ。ボランチでも山口が成長してきたのでオプションとして3ボランチとか、中盤をダイヤモンドにした4-4-2なんてのもできるようになってきた。


攻撃陣も少しずつ形ができてきた。

シャドーの二人はそれぞれ左サイドに右足利きの清武か倉田、右サイドにレフティーのキム・ポギョンが入るので、どうしても中に中に入るようになる。そこからミドルとか、ワンツーで抜けてくるとか。どのプレイヤーもボールキープ力が高いのでポゼッションは上がってきている。

シャドーが絞ってできたスペースには両サイドが上がっていく。丸橋も高橋も一時は不調だったけれどこちらも少しずつ復調してきている、昨日の丸橋のクロスは去年のいい時のそれだった。

この4人+ピンパォン+もう一人のプレーヤー(FWかシャドーか。今はFWがファーストチョイス)のうちの誰か(だいたいは清武か倉田)が下がるかマルチネスが上がるかして中盤がコンパクトにまとまり、細かいパスワークが生まれていく。中後は一時より上がる回数が減り、守備に対する意識が少しずつ多くなってきた。これはいいこと。


ただ問題もいくつか。

まず第一は今のシステムに合うトップがいないということ。シャドーやサイドバックのボールを受けて橋頭堡になったり、味方が上がる時間を稼いだり、そういうキープ力のあるプレイヤーがいない。播戸は生粋のストライカーであるし、小松もポストプレーは少し苦手だ。永井もどちらかというとストライカーで、ピンパォンの適職は二列目、杉本には経験が足りない。

なのでどうしてもマルチネス(もしくはボランチに下がったキム・ポギョン)に対する負担が重くなる。これが二つ目の問題。両方とも関連しているけど。

三つ目、最後になるけれど、キム・ポギョンの代わりがいない、これも地味にキツイ。キム・ポギョンは去年でいう家長の仕事をしているけれど、これができるのがキム・ポギョン一人しかいないのだ。同じポジションの村田は典型的なサイドアタッカーで動きがまるで違う、パス出しがうまいわけではなく、パスの受け手としていい味を出してくれる選手なので特質も違う。まあ去年だって家長の仕事は家長にしかできなかったので、それを怖がっていては何もできないけれど。

何もかもを一度に解決するのは無理だけれど、とりあえずトップの固定は大事だ。昨日は永井とピンパォンで入ってなかなかいい形が作れなかったけれど、練磨すれば変わるかもしれない。信じて使い続けるのも方法か。


去年はブンデスリーガとリーガエスパニョーラのプレイヤー、フル代表と世代別代表、さらに5億円プレーヤーが前線に並んでいた。それに比べるのは残酷な話だ。今は今いるプレイヤー達がどう動けばいいプレーを引き出せるのかを考えよう。

6/19/2011

2011 J1 第16節 甲府0VS2C大阪 18人サッカー。

後半40分 小松 塁(C大阪)
後半45分+4 播戸 竜二(C大阪)




今のセレッソ、攻撃陣に絶対的な存在はいない、圧倒的な点取り屋も試合をコントロールする代表レギュラークラスのプレイヤーもいない。茂庭を中心としたDF陣とキム・ジンヒョンの頑張りで試合は壊れること無く進んではいるが、逆に相手を破壊することもできず、ドローゲームばかりが続いていた。

これを一朝一夕に解決するのは無理だ、しばらくはベンチ入りした7人も加えた18人全員が一体となったサッカーをしなければ勝てないだろう。ただ点をとったからと次の試合、その選手をスタメンに使ったとしても結果が出ないだろうことは、セレッソサポーターならご理解いただけると思う。


その18人、上本が前節退場の為出場停止、清武、山口、扇原が世代別代表に招集されたため、苦しい布陣。藤本が先発し茂庭とラインを作る。トップは永井、ピンパォンの2枚。ベンチには高橋大輔の実弟、高橋祐太郎がシーズン初のベンチ入り。

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前半の立ち上がりは、うまく試合に入れた。やはりハーフナー・マイクがいないのは大きい。全体がコンパクトで中盤でのポゼッションが高く、ほぼやりたいことがやれていた。ピンチを招いたのは前半20分頃右サイドを突破されたのが最初で、シュートを食らうこと自体2、3度という感じ。また前半15分の時点でMFダニエルが負傷しピッチを去ったのもセレッソにとってはプラスに働いた(こういうプラスはあまりいい気持ちにはならないが)

「ほぼ」とつけたのは前線でのキープやフィニッシュに難があったため。永井とピンパォン、個々人ではいい選手なのだけれど、うまく馴染めないまま時間を過ごしてしまった。ピンパォンはボールタッチが多くて開幕からはずいぶん良くなったけれど、まだまだ。永井はいい所に顔を出すのだけれど、ワンタッチ目が少し荒くて、マークがついているとキープができない。キム・ポギョンが右サイドを突破して(右足で!)クロスを上げた時、上手く入り込んだのが一番の見せ場だったけれど、それ以外では無駄走りが多かったように覚えている。

ただし、この無駄走りが全く意味がなかったわけではない。前線のプレーヤーが小気味良く走りまわり、甲府の守備陣(FWも含めたフィールドプレーヤーの全員)から心身のスタミナを奪っていたのが、後半の伏線になった。前半終わってシュート数は2対10くらい。


後半立ち上がりも流れに変わりはなく、三浦監督の代名詞でもある2ラインを綺麗につくる規律正しい守備と、レヴィー・クルピが手塩にかけた自由闊達なセレッソ攻撃陣の対峙、という構図は揺るがない。

しかし今日の天気は曇り空、ピッチには試合開始前まで降っていた雨の影響があり、湿度も90%と高い。小瀬はさながら蒸し風呂のような状態だったろう、モニターを通じても選手の肌やユニフォームがグッショリと濡れているのがよくわかった。さらに前節からは二日しか空いていない連戦中の身だ、疲弊しないのがおかしい。

こういうコンディションで集中力を維持したり、運動量をキープするのが難しいとなれば、ベンチワークの重要度は高くなる。実際甲府MF柏が投入され、攻撃にアクセントが入ると、セレッソは時おり危険なシーンを招くようになる。その殆どはイージーなミスからのボールロストから、マルチネスでさえ持ち過ぎてプレスを食らい、ボールを奪われてしまう状態。


最初の交代は前半15分の播戸投入、あのシチュエーションを考えれば決して早くはない。

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ただ永井に比べると播戸のプレーエリアはゴール前に限定されているので、全体的な運動量の維持にはつながらず、徐々に甲府に主導権を明け渡す時間帯が増えていく。コーナーキックからピンパォンがゴールと思えばファウルがあったと取り消され、不快指数が跳ね上がる。

そこを我慢して後半37分に小松投入。これが効いた。

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本当によくあるパターンで、小松が入ると相手チームは皆「ターゲットマンが入った!ロングフィードに注意だ!」となって身構えてしまう。そうすると小松はスルスルとサイドに流れて足元いい位置にボールを持てる。他のプレーヤーも相手DFがハイボールを警戒するのでサイドの突破が楽になる。こういう試合がもう何度あったろう!この試合もそうだった。マルチネスがボールを受けてがら空きの左サイドに、丸橋はどフリーでボールを受け、小気味良くボールを中に折り返すと、一人ストライドが違う小松が詰める。試合終了5分前に大きな大きな先制点。


去年ならこのスコアのままでも逃げ切れる自信があったのだけれど、今年はどうにも不安で、チームはどちらかと言えば2点目を獲りにいくように動いていた。播戸は例のごとくラインにへばりついてボールをよこせと無言の圧力(? をかけている。甲府もホームで無抵抗のまま敗戦は許されないので同点を狙いにプレーエリアを前に前にと動かしていた。

かくてロスタイムに入る頃には播戸が決めていれば!というシーンが2度もあった。もし冷静に決めていたら0-4だったかというとそうではないだろうけれど、兎にも角にもバタバタした終盤。3度目の正直でキレイに決めて、試合も終了、無事0-2での勝利となった。


本当に歯がゆいけれど、大ナタを振るわない限り(チームが大枚はたいて点取り屋をとってくるとか)、しばらくこんな試合が続くと肝に銘じたほうがいい。絶対的な存在がいない以上、チームとしてどう動くか、誰がどんな仕事をするべきかをはっきりさせて、それをしっかり努めていく全員サッカーをやるしかない。今日だって上本、清武、山口、扇原、そして乾がいない(使わない)中で勝ち点3を奪ったのだ、爆発的な勝利は今しばらく我慢して、コツコツと頑張っていこう。

6/18/2011

セレッソ大阪フードパーク 人気総選挙用資料!!

個人的にはAKBの選挙より興味がある「セレッソ大阪フードパーク 人気総選挙」昔は満足な食事がなくって、屋台が出ただけでワイワイ騒いでたけれど、今は随分よくなった。

それでも「食い倒れ」の大阪を代表するチームとしては、まだまだ。もっといいご飯をサポーターやファンの人に食べてほしいなと思ったり。

そもそも写真がないと分かりづらいかな、ということで、公式ページにエントリーされている順に画像を用意しました。古いのもあるけれど、ご参考までに。


【エントリーNo.01 ドンキホーテ】
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メロンパン、カレーパンのお店、冬はホクホク温かくっておいしい、暑い季節にはソフトクリームもあったりして嬉しや。子供連れだと重宝します。


【エントリーNo.02 ゆらくや】
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さっと食べれておいしいので急いでる時はここかな?麺がおいしいから何頼んでも外れなしです。


【エントリーNo.03 ホールドバケット】
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ここも急いでいるときに重宝、バケットでシャウエッセンを包んでいるので中身が落ちることがなくて便利。意外にサッパリ食べられるのもいいところ、女の子受けはいいかな?


【エントリーNo.04 ヴィゴーレ】
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ふわとろオムライスのお店、この画像であってるかな(汗 ここもおいしい。「鉄板パスタ」と「煮干しつけ麺」はまだ食べてないのでぜひ実食レポします!同じく女の子にオススメです。


【エントリーNo.05 かつめしのしら家】
ここの画像、あったはずなのにない(汗 ボリュームがあってガッツリ系の人は断然コッチ!ドミソース+カツ+白いゴハンなのでマズイはずがないです!


【エントリーNo.06 わなか】
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言わずと知れた超人気店。関西以外のチームが相手の時はアウェーサポも行列します。個人的にはポン酢系とかアッサリ味があるのが好き。もちろんスタンダードなソースマヨもおいしいです。早めに並ぶべし!


【エントリーNo.07 ホルモン倶楽部】
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ここもガッツリ系。このボリュームと味でワンコインとか安すぎですが、さらにこの中からハナサカクラブへの寄付金が捻出されます。おいしいものを食べてチームも強くなる、最高じゃないですか。ということでDJニシカワくんもご愛用~。ビールのおつまみにご飯抜きもあります。


【エントリーNo.08 富士宮焼きそば】
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独特のコシがあるシコシコ麺がおいしい焼きそばです。清水と磐田のサポが「わざわざ大阪に来て焼きそばは…」というのはご愛嬌。ぱっと行けてサッと食べられるのも嬉しいです、バタバタしている時には食べさせていただいています。


【エントリーNo.09 鶴心】
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今年から参戦、キムチカツドッグのインパクト大。見かけによらずキムチの辛さとソースの甘み、カツの歯ざわりとゴマパンズのバランスがいいです。女の子でも辛いのが大丈夫ならペロリと食べられるサイズです。


【エントリーNo.10 中華&点心 好包~パオパオ~】
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中華点心と串焼きのお店。どれも結構ボリュームがあるので若い子でも1000円あればお腹いっぱいになるはず。串焼きは牛と豚、タレと塩が選べます、ビールのアテならタレ、暑い時はシオで塩分補給を。


【エントリーNo.11 初亀】

ここも画像が…。串カツはいわゆる串カツではなく、ボリュームがあるタイプ。1本でも十分楽しめるサイズです。ソース二度付け禁止はご勘弁。


【エントリーNo.11 長居乃満月】
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渋いオッチャンが焼いてくれる甘いスイーツです、これも子供が喜ぶな。冬場なんかは温かいスイーツはありがたいですね。多めに買って次の日の朝にトースターで焼くと表面がカリッとしてウマイという裏ワザがアリ。


と、駆け足で回ってみました、ゼエゼエ…。水曜の試合には行けそう?なのでまだ画像がない場所は実食してみます。またお店の感想とかコメントいただけると嬉しいな。よろしくです。

いってらっしゃいアド

ラッホイヤってどこですか?カタールですか、そうですか。


じゃあ、しばらく会えないですね。


セレッソサポとしたら、勝って、勝って、またACLに出て、ラッホイヤ?そこもアドに頑張ってもらって強くなって、そんで当たるしか無いですね。


寂しいですね、それは。


どうか元気でいてください。


アドリアーノ、ラーラララ、ラララー。

アドリアーノ、ラーラララ、ラ、ラ、ラー。

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6/13/2011

仕事の区切り。

4月の末からずっとしていた大仕事、今日やっと一段落ついた。まだすべてが終わったわけではないけれど、これで随分楽になる。

この仕事は、すごく意義があって、楽しい仕事だった。一日の殆どがPCの前から動けないって状態だったけれど、なんとか切り抜けられて満足している。6月のホームゲームは2試合とも水曜日だけれど、意地でも行かせてもらおう。

だれも祝う者などいないけれど、精も根も尽き果てて、喜ぶこともできないけれど、それでも俺はやったんだ。それだけで十分だ。
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6/12/2011

2011 J1 第14節 福岡0VS3C大阪 勝った!

前半9分 ホドリゴ ピンパォン(C大阪)
前半44分 倉田 秋(C大阪)
後半30分 清武 弘嗣(C大阪)




まあ、短めに。

やって欲しいことを全部してもらえたので満足している。立ち上がりからイニシアチブを奪って先制。守備も固く、ポゼッションも高い。後半はカードを貰った茂庭を下げたり、相手のシステム変更に柔軟に対応したり、0-3というスコア以上にいい内容だった。

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試合開始時


得点を奪ったのもピンパォン、倉田、清武と結果を出してほしかった選手ばかりだったので嬉しい。得点こそなかったがキム・ポギョンもいい動きをしていたし、丸橋、高橋もよく動き、いいクロスを上げていた。
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特に2点目、相手のコーナーキックから一気にカウンターに持ち込んだ倉田のゴールなどは、チームとしてこの試合にいい準備をしてきたのだとわかるもので、こういうプレーを続けていけば、上位相手でもある程度戦えるのではと自信を持てた。
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レヴィーにしても特徴ある豊富なタレントをうまく使ってくれた。後半28分の4-2-3-1から4-1-2-3へのシステム変更と、その後の清武のゴールは白眉。山口をいれた3ボランチもしっかり機能していた。丸橋に先を行かれたけれど、山口も確実に使える選手に成長している。

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後半21分


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後半28分


それは、開幕から勝ち点がないチーム相手ではあるけれど、これだけやりたい放題できれば、次節に向けても勢いがつく。これは水曜日までに仕事をまとめておかないと…。

6/06/2011

~Clasico~ オラが町の誇り

6/4から大阪でもようやっと「クラシコ」が観られるようになった。



大雑把に言うと2009年シーズンの地域リーグ(北信越リーグ)、その一年間を松本山雅FCAC長野パルセイロを中心に、その歴史的対立構造も含めて紹介したドキュメンタリー映画で、サッカーだからってわけじゃないけど上映時間はしっかり90分+アディショナルタイムの97分、サッカー好きなら精神的に集中できるベストな時間だなあと。

映画の細かいテクニックとか話の割り方、持っていき方みたいなのに関しては、正直ああ、こここうすればいいのに、ってところがたくさんあるけれど、今の日本でこの映画を作ろうと考えた人がいて、その人が手応え感じられる、掘り下げられるぞと思えるチームやサポーターがいたってことに、嬉しさを感じる。多分10年前、5年前でも無理だったろうな。

そう、この映画の素晴らしいところは「この映画が作れるだけのバックボーンが日本にもできた」と、観賞したコアなサッカーフリークにわかってもらえるってことだ。


その一方で、不安もある。一部のチーム以外では、やっぱりまだコアサポとライトなファンの間に深い溝があって、山雅のようにライト層まで巻き込めている例ってのが圧倒的に少ない。本当に日本にサッカーが根付くためには、映画の中に出てきたスタジアムの入場口すらわからないおばあちゃんと孫、サッカーのルールもしらなかった食堂をやっているご夫婦のような人達に対してのアクションがもっと必要なんだ。

「クラシコ」を観た人間は、その事実をガツンと受け止めて、オラが町のチームにもっともっとライト層を巻き込んで、ごっそりスタンドに入ってもらえるように執心しないといけない。

日本サッカーはIT用語(?)で言うところのキャズムをまだ超えていない、サブカルチャーに近い存在、本気でそこから抜け出したいなら、地味な活動でもコツコツと続けていこう。

そうして山雅のような「オラが町のチーム」がどこにでもあって、まるちゃんのような熱いサポがたくさんいて、平気で試合日は店たたんじまうような日常が当たり前になるようになって、はじめて「100年構想」ってのが形になるんだよ。そしてサッカーには、サポーターには、そんな世界を作る力があると信じている。


そんな日本ができた時、この映画はもう一度評価されるはずだ。あの時クラシコって映画があったよね、ああ、俺も観たわって会話を、スタジアム近くの飲み屋で言い合える世界、最高じゃないか。
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と、ダチョウのユッケを食べながら思っていましたっと!

6/03/2011

疲れています…。

4月の末くらいから仕事が立て込んでいて、もう会社への通勤時間すら惜しくなって、毎日夜中まで家の片隅で原稿を書いている。なんだかんだで評価していただいているのはありがたいけれど、カンヅメで滅多矢鱈に外にも出られないというのは悲しいもので。


そういう時に空を見上げて思い出すのはサッカーの素晴らしさ、生観戦のワクワク感。
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少しずつ暮れていく空の色、火の入った照明、ゴール裏のアツいコール、ピッチに現れた選手達の顔、適当にスタグルメを頬張って、カメラの用意をして、選手紹介や煽り映像に胸をワクワクさせていく、あの感覚。あれはどれ程文章を書こうが、何枚写真を撮ろうが、表現ができない。とにかく最高な体験。

あれがあるから生きていける、あれがあるから人生を楽しいと感じられる、言い過ぎではなくて、本当にそれくらい大事なことなんだ。

何とか次のホームゲームは生観戦したいな。15日だっけ?何とかなっていると信じよう。文章を早く書き上げるのは得意なんだ、誤字脱字が多いけどさ。
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