3/28/2011

当たり前のことが、当たり前にできるってこと。

金曜日はPCの調子が恐ろしく悪くて、HDDのデータが吹っ飛んだり大変だった。再セットアップしたあとでフラフラしながら自宅を脱出。カメラとレンズ2本が肩に重い、それでもサッカーのある週末が帰ってきたことがありがたい。

上本町にあるココロさんという、バターと小麦の香りがいつもココロ幸せにさせてくれるパン屋さんで、小さな小さなアンパンを3つ買う。くるみ入り、抹茶あん、それから桜あん。色が鮮やかで、ああ春が近いんだと、また幸せになる。
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そのまま梅田まで自転車、阪急京都線は混み合っていた。ある人の手にはサンガのフラッグ、ある人の腰にはセレッソのバック。皆なんとなくワクワクしているように見えるし、それを見ているオレも気分が高揚していく。試合は寒かったけれど、それでもよかった。勝ったからって何があるわけでもない、やったことに意義がある試合だしね。


そんでもって、試合後はフジヤマプリンに直行。待ち合わせに少し遅れていたから走っていった。西京極の北側は普通の住宅地、途中路地で子どもが何思うでもなく、二人で遊んでいた。
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普段なら、以前なら気にも止めていないような風景に、心臓がギリギリ締め上げられるような、辛い辛い気持ちになった。何気なく過ぎていく日常、オレタチの仲間はそれを、何も悪いことなんかしていないのに、奪われてしまった。テレビで見た、この二人くらいの歳の子が、避難所生活に耐えられず病気している映像を思い出す。あの子だって地震がなければ、東北のどこかの町で、笑顔で友達と遊んでいたはずなのに。サッカーを見て上ずっていた気持ちを張り倒されてしまった。


カレーを食べようと言えばカレーを食べられる。プリンお願いしますと言えばプリンが出てくる。それが当たり前だと思ってた。阪神大震災から16年経って、神戸の人たちが苦しんでいた記憶も薄れ、また奢っていたのだ。


今は毎日を、普通に過ごせることに感謝しよう。それを一日ずつ積み重ねて、またみんながみんな普通でいられる日まで辿り着こう。仙台、鹿島、水戸のサポーター達、また元気になったら、いつかでいいからこっちに来いよ。プリン、うまいからさ。
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