1/31/2011

シンジの爪、槙野の舌。「情熱大陸 香川真司」

セレサポなら、シンジ好きなら昨日の「情熱大陸」を観ていたと思う。スゴイものを二つ見た。
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プロの足というのは、あれほど酷使されているものなのだな。まだ21歳、キングカズクラスまで行くならあと20年は付き合っていく、その商売道具である足の爪が、シンジの足の爪が真っ黒だった。

ボールを蹴り続け、相手に削られ続け、右足の人差し指、左足の親指、人差し指が真っ黒に変色していた。爪と指の間の血がどす黒く乾いた色になっていた。人差し指に関してはずっとこんな感じだという。そこまでしなければ、ブンデスでは活躍できないのだなと感じるとゾッとした。

途中みやぎバルセロナのチームメイト(今はコーチをやっているようだ)が真顔で「シンジがサッカーでやっていけてよかった。サッカーでダメだったらどうなっていたろうとみんな心配していた」と話していたのが印象的だ。全てを賭けて、何もかもをサッカーのために捧げなければ、プロになれないのだ。成功しないのだ。サッカー以外の部分(車の運転だとか、ドイツ語の会話の部分)があまりに稚拙に映ったのも、全く興味がないからなのかも知れない。あくまでサッカーをするために必要だから車を運転しているだけ、語学の本を開いているだけ。


もう一つ、心に残ったのは槙野だ。ドイツに渡ってからというもの欧州各地で活躍する同世代のプレーヤー達と盛んに顔をあわせ、バカ話をしたり、メシをつついたり、シンジも彼があまりに笑わせてくるので、表情を崩していた。

こういうのも才覚だ。もし槙野がいなかったらシンジも、内田も、テセも、矢野貴章も、安田理大も、もっと窮屈な生活を強いられて、笑うことも励まし合うことも少なかったろう。


長谷部や遠藤が抜けた後のコトを心配する人達がいる。きっと彼らはラモスが抜けた後も、カズが代表を離れてからも、中田が引退した後も、同じ心配をしていたろう。多分大丈夫、放っておいても、コーチから「黙れ」とお金を1000円渡されても、異国に放りこまれても、ずっとコミュニケーションをとり続ける愛すべきバカが、まだ日本にはいるんだ。日本サッカーの未来は、意外に明るいかもな。
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1/30/2011

「ドーハ」の意味が変わる時。



ああ、もう18年経つんだなとしみじみ。オレはまだ高校生で、Jリーグがまだよちよち歩きのころで、サッカーに関する何もかもが新鮮だった。(それより以前からずっと日本サッカーを支えてきたライターさんとかもいたけれど、今「オレずっとサッカー見てきたから!」とか言ってるほとんどの人はこのころからサッカー見だした人だから、今ビギナーの人も安心してね)

この93年にも、日本中のにわかサッカーファンたちが、毎日ドーハに熱い視線を送り続けていたことがあったんだ。6カ国の代表が総当りで戦って、トップ2チームが94年のアメリカワールドカップに行けるという、とんでもなくデカイイベントだった。詳しい経緯なんかはWikipediaに載っているけれど、日本は、本当にあと一歩のところでワールドカップにとどかなかった。その挫折感というか、精神的なダメージがどれほどだったかはオレの筆致では表現できない。

この瞬間から「ドーハ」という地名は口にするのも嫌になるトラウマとセットになった。「ドーハの時って家で何してた?」と言えば「93年の10月28日、あなたは何歳で、どこで何してたの?」という意味になった。


昨日の一戦で「ドーハ」の意味が変わってくれたらいい、そう願ってる。「ドーハの時何してた?」と聞かれても「昔の?今年の?」って言えるようになれれば。


試合自体も、この18年で成長した「日本のサッカー」を見せられたような、そんな試合だった。一昔前にオーストラリアと当たってもボコボコにヤラれていたと思う。フィジカル勝負、高さ勝負でゴリ押しされた時にどう対処するのか修正する前に1、2点とられていてもおかしくなかった。

日本チームは、これをたった一度の選手交代で跳ね返した。後半11分、藤本淳吾を下げて岩政大樹を入れ、最終ライン中央を吉田、岩政で揃えたのだ。

今野は左サイドにまわり、長友は2列目左サイドに上がって、岡崎を右サイドに戻す。キューウェル、ケーヒルの高さに対抗し、破綻しかけていた左サイドの守備を繕い、左サイドで汲々としていた岡崎を代表での定位置で活性化させる。様々なパッチを一手だけで済ませたところがザッケローニの凄みだ。そのリクエストにキチンと応えられた日本代表の選手達もまた素晴らしい。

決勝ゴールにしても左サイドの長友が1対1で勝ち、それをケアしようと中の選手が動いたところで、李に時間とスペースを作れた。決めた李のボレーももちろんいいシュートだけれど、その1手前、2手前の崩しでオーストラリアを振り回せた。今の代表だからできた大きな仕事だった。




最後のクロスを上げた選手が香川であったなら、個人的にも満点のアジアカップであったけれど、そこまでは言わない。この苦しい中でよく頑張ってくれたことに、感謝。

1/28/2011

ご迷惑おかけしています。

心身のバランスが少し崩れてしまいました、ご心配おかけしています。おかげさまで職場の同僚、お得意先様、そして仲間、家族に支えられて、順調に回復しています。

今までは自爆していたんですが、今回はよい環境に身を置かせていただいているし、何より健康を取り戻す調整方がつかめているので、それをくり返しくり返し続けています。快方に向かえているのが救いです。

ただPCに残っているRAWを現像すると、どうしても暗く、彩度も低いように流れてしまっていて、まだ上向けていないなと反省しきりです。
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もう少し時間があれば、いい感じかなと思うのですが、これは幸せなことに待ってくれている人がいるので、最短コースで行きたいです。
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川はずっと同じところを流れていますが、昨日の川と今日の川では流れている水が違う。自分も体調を崩す前と後では違う自分になれるよう、精進します。
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1/24/2011

友達がくれたコトバ。

「人のことなど気にするな、自分と、自分の家族のためを思うなら、自分がこれぞと思った道を進めばいい。そうしてイキイキと過ごしていれば、皆は自ずと安心する」

素晴らしい言葉をもらった。やはり友は有り難し、士もまた有り難し。

明日からまた頑張ろう。
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1/23/2011

オトン誕生日おめでとう。

なぜだかわからないけど、命日というのが覚えられない。覚えていたくないという気持ちがそうさせるのかもしれない。かわりになるかわからないけど、オトン、64回目の誕生日おめでとう。オカンから電話で聞いたけれど、よっちがビールのアテで食べてたバターピーナツを仏壇に供えてたってさ。天国で一杯やっておくれ、死んじまった時はまだ発泡酒だけだったけれど、今じゃ第3のビールなんてのもあって、ビールは高級品なんだぜ。
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よっちもみはも大きくなったよ。最近はいろんな素材でお菓子のアクセサリーを作るのにハマってる。これが上手でね、食欲のわくような色使い、素材感を引き出すのがすごくうまい。多分オレの食い意地と家内の色彩感覚がいい感じで伝わったんだと思う。
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オトンがオレらを養っていた時はバブル全盛であったから、波に乗ったのもあるだろうけれど、いい物食べさせてくれたり、オレはオレで自由に絵を描いたりしてたし、妹は料理の資格とったり、それが今でも生きる糧になってる。

ただ、父親として、オレはまだまだ及ばないなと思ってる。生きて行くので精一杯で、強いオヤジにはなれないよ。オヤジが上司にバカスカ怒られながら、それでも足を棒にして働いて、頑張ってくれたこと、オカンから聞いてる。それがなかなかできないんだよな。根性がないというか、困ったね。


まあ、なんとか生きてるからさ、そっちはそっちで気楽にやっとくれ。お盆になったらまた来てよ、最近のいいビール揃えておくよ。

シンジ復活の理由。

シンジの基本的な動きのパターンは3つしかない。本当に。J2にセレッソがいたころ、試合に出始めた時から変わっていない。

それは「守備」「ビルドアップ」「フィニッシュ」

前の二つはカタール戦より前の試合でも出来ていた。けれど他の選手と違う、シンジ独特の持ち味である「フィニッシュ」が上手くできていなかったところを「不振」だと言われてしまっていた。カタール戦の2点目、そして伊野波のゴールを呼び込んだライン突破からのドリブルこそが、シンジをシンジたらしめているオリジナリティだ。

カタール戦での2点目は「守備」から「フィニッシュ」までが上手く決まった。

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後半23分。まず複数人で囲い込んで高い位置から上手くボール奪取に成功。シンジはそのメンバーとしてまだ右サイドにいる。

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そこから目の前に加速するに十分なコース、スペースがあることを見つけると、最大戦速で侵入する。ナナメの動きで、カタールの中盤の選手はボールホルダーと正対すると後ろを動き出しているシンジに気がつかない。ラインの選手としても応対しづらい距離感になる。

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ここで本田がうまくそのスペースのウラを通すボールを入れてくれた。多分もう一人のシンジ、岡崎を狙ってパスを出したものだけれど、シンジもおなじポイントを突く動作に入っていたので、結果としてゴール左サイドでキーパーと1対1になるというシンジの一番得意なパターンに持ち込む導火線になってくれた。


守備時、ビルドアップ時などのシンジはトップスピードで中距離をスプリントすることはあまりない。どちらかというと一定のスピードで運動量を稼いで、チームの穴を埋めたり、相手の穴にスルスルと入り込むようにしている。だから不振で「フィニッシュ」つまり一気のスピードで相手の急所を突く動きが減ると、途端に緩慢に動いているように見えてしまう。パスも大きな展開よりも、細かいパス、スイッチする動きが好みのようで、押さえ込まれるときは大抵細かいスペースで難しいことをやろうとして空回りしてしまう。

ただスペースが生まれ、それを感じてくれるパートナーがいれば、香川の持ち味、ゴール前でのトップスピードの動きが生きてくる。代表では岡崎、長谷部あたりと相性があってきた。ここからがシンジの本当のアジアカップになると信じている。
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1/22/2011

シンジはワシが育てた、けれどオオカミ。

シンジは、ずっと変わってないね。変わり続けていくところが全然変りなくて、ホッとした。

他サポ代表厨の皆さん、お待たせしました。これが普段のシンジです。どんな相手でも努力して研究して練習して我慢して、最後に乗り越えていく、香川真司です。

セレッソは、セレサポは、彼に何度も何度も救われました。モリシが引退を決めた時は、26のユニの下に8のユニをつけて、それを見せつけるためにゴールを奪い続けてくれました。昇格争いの時は骨折をおしながら限られた時間でプレーをして、それでも得点王になりました。J1復帰のあと、すぐに海外にという気持ちを抑えて、チームの為に頑張ってくれました。

香川真司という男は、若いかもしれませんが、義理堅く、結果を残すために自らを犠牲にする、古い気質をもった、不器用な男です。サッカーはうまいですが、生き方はぎこちない。


そんなシンジをずっと見てこられて、これからも見られるのだと思うと、それは嬉しいことです。


あと二つ勝とう。もう何度かシンジのチャントを歌いたいんだ。
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1/21/2011

Obrigado. Adeus.

アドリアーノは、もう遠い遠い、どこよりも遠い、世界の果てに行きます。

声も届かないし、心も届かない、暗く遠い場所に行くのです。



彼を留めておくお金が足りませんでした。

政治力もありませんでした。

責任は、彼にないから、だから責めることはしません。


ただ、まだ彼の耳に、オレの声が聞こえるなら、二つだけ知っているポルトガル語を、精一杯叫ぶよ。


ありがとう。 さようなら。
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【11/01/20】アドリアーノ選手との契約について

インテルナシオナルから期限付移籍していましたFWアドリアーノ選手について、契約期間満了となりましたのでお知らせいたします。アドリアーノ選手のプロフィールは下記のとおりです。

【アドリアーノ フェヘイラ マルティンス(Adriano Ferreira Martins)選手 プロフィール】
■登録名:アドリアーノ(Adriano)
■生年月日:1982年1月21日(28歳)
■出身地 :ブラジル
■身長/体重:175cm/76kg
■ポジション :FW
■経歴:インテルナシオナル('07)-マラガ('08)-バスコダガマ('09)-インテルナシオナル('10,1~)-セレッソ大阪('10,2~)
■出場記録:J1通算 リーグ戦27試合出場(14得点)/カップ戦1試合出場(0得点)/天皇杯3試合出場(5得点)


1/19/2011

蒼天已死 桜天當立 歲在辛卯 天下大吉

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【11/01/18】2011Jリーグ 第1節・第2節カード決定のお知らせ

2011セレッソ大阪の第1節、第2節のカードが下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。
なお、キックオフ時間、TV放送などにつきましては2月2日にJリーグより発表となります。

【2011Jリーグ ディビジョン1】
■第1節 3月5日(土) ガンバ大阪 vs.セレッソ大阪 @万博記念競技場

■第2節 3月12日(土) セレッソ大阪 vs.柏レイソル @キンチョウスタジアム

「3月12日はキンチョウスタジアムをセレッソカラーに染めよう!!」


おもんないぞ~!Jリーグ!!第2節の柏@キンチョウはすごく楽しみやけれど、問題は開幕カード!なんでいきなり万博ですねん。

ダービーってのはもうちょっとお互い力量わかったところで、待ってました!って感じで出てくるカードで、何週間も前からキリキリくる感じを楽しみたいのよ!んで、開幕は開幕で、今年一年どうなるんかな、というドキドキがほしいのよ!!どっちもいっぺんに来てほしくない!!なんていうか、とん汁とぶた肉炒めが一緒に来たみたいな。ぶたがかぶっちゃったぞみたいな。それでいて漬け物が無いみたいな!!(わからん人は孤独のグルメの一話を読んでねウオオォン!!)



でも、決まったものは仕方ないか。どこでいつやるにしてもダービーであることにかわりは無し、楽しむだけ楽しませてもらうよ。今年こそ万博で勝ちたいね。
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蒼天已死 桜天當立 歲在辛卯 天下大吉

1/18/2011

ニコンには標準DXレンズが無い。

最近は補強の話も少なく、他のチームが続々と新体制を発表しているのを横目で羨ましく見ていたりするわけですよ。ハネケンさんも神戸で初お目見えしていたな、ウチとの試合以外では頑張って、ウチと当たるときにはそこそこでお願い出来ればな…。

こんな時間も今月までで、来月には日程やら体制やらが固まってくるんでしょうよ。それに向けてカメラのお手入れなどに力を入れてるところ。腕も上げなきゃな。


何度も書くけれど、今のメインはD7000。軽いし、頑丈だし、暗い場所にも強い。ニコンっていいなと思えるマシン。これに標準レンズとしてシグマの17-50mm F2.8 EX DC OS HSM 、望遠としてニコンのAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED の2本を用意、大抵のものならこれで全て撮れる。Ai AF Nikkor 35mm f/2D もたまに使うけれど、解像度が足りなくてシャープな像が出てこないのが泣ける。

ニコンって昔の社名は日本光學工業って言って、光学機器メーカー、だからレンズの精度はいい。プロがよく使う何十万もするようなレンズなんか、それは素晴らしいもの。値打ちがあるのは重々わかってる。

しかしその反面、そのデータをアマチュアが使うようなレンズに落としこむのが苦手。APS-C専用のレンズはたくさん(10-24、17-55、16-85、18-55、18-105、18-135、18-200、55-300。まだあったか?)出ているのに明るさと解像度が両立しているレンズが無い。標準レンズとしてはAF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR がベストの選択だと思うけど、暗いので大事なところでシャッタースピードを稼げないし、いいボケ味が出せない。

なのでニコンのAPS-Cユーザーで、お金がなくて気合はあるという連中はシグマやタムロンの17-50f2.8が頼りになってしまう。解像度重視ならシグマ、歩留まりを狙うなら手ぶれ補正のいいタムロンか。


これはニコン好きとしては悲しい。やっぱりニコンのボディにはニコンのレンズをつけたい、それで外に出てみたい。そりゃD7000+AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR でもいいけど、見た目がよくても撮った絵がアレなのは本末転倒だしさ。

できればAF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED の次が出てほしい。多分10数万するだろうからDX 16-85mm f/4 VR とかでもいいんだけど。無理なんかなぁ…。
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1/16/2011

カメラを持って街に出る。

どんよりとした雲が空を覆っていた。曇天は心も曇るって人もいるが、冬の寒い風と、はれぼったい雲と、吐く息の白さが、オレは好きだ。こういう日は街にでて、何かに触れたい。丁度家内が京都の一乗寺でやっているロベール・クートラスの展覧会に行きたいという。断る理由なんて無かった。
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大阪がかなり冷えていたから、京都はさぞ寒いだろうと思っていたら、意外に悪くない天気で拍子抜けした。雑多な場所で生まれ育ったので京都の外れの静かな街は少しだけ居心地が悪かった。まるで濾過した水で満ちた水槽に放りこまれたドンコのような気分。

展示会をやっていた恵文社はその濾過水でいれたフェアトレードのオーガニックコーヒーみたいな書店だった。アメ村にあるスタンダードブックストアに近い、経営者の嗜好が強く出た店。京都らしい雰囲気で、お客さんもお店がしつらえたように自然派って感じで、これはなかなかいい。子供の頃から本屋は大好きなので、こういうのは大丈夫みたいだ。
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さて、ロベール・クートラス展は書店の奥の、小さな、本当に小さな一角で、隠れるように催されていた。彼は1968年頃から亡くなる1985年まで、パリの古いアパルトマンの一室で、毎夜「カルト(カードのフランス語)」と呼ばれる小さなボール紙製の札に油絵具やガッシュを使って一枚、ささやかで偉大な絵画を製作していたらしい。夜になると頭が不思議な動きをして、自分の想像の外にある何かと繋がる時があるけれど、彼もこの力を借りてカルト達を描いていたんだろうか?メジャーな画家ではないから、そういった気持の部分を記した資料が少ないので何もわからないのだけれど、カルトを眺めていたら不思議と理解できた気がした。クートラスさん間違えていたらゴメンナサイ。
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大阪に帰るとみぞれ雪が降り出していた。小汚い我が街よ、帰ってきたぞ!!また仲良く頼む。

1/14/2011

SUPER TAKAHASHI BROS.

確かにセンターバック、というか守備的な選手の層がかなり薄くなったとは思っていた。アマラウ、羽田、石神、山下が抜けて江添も完全移籍。守備的な選手で入ったのは中後一人で、扇谷、山口螢、杉本(DFとして起用するならば)の成長を見込んでいても苦しい状態だった。

それにしてもこの移籍は予想外だった。

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【11/01/13】ヴィッセル神戸 高橋祐太郎選手 完全移籍加入のお知らせ

ヴィッセル神戸から、DF高橋 祐太郎(たかはし ゆうたろう)選手が完全移籍加入することが決定しましたので、お知らせいたします。
高橋選手のプロフィール、コメントは下記のとおりです。(後略)


最初誰かピンとこなかった。調べてみてビックリ、高橋大輔の弟ではないか!高橋3兄弟のブログでは早速報告がされている。プロ生活を始めた神戸のサポーターに向けて、精一杯の言葉を綴っているのに好感が持てる。

高さがあり、強さがあり、この気持があれば、高橋兄弟、いけるんじゃないか!?と期待している。
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ところで神戸での登録ポジションはFWながら、センターバック、サイドバックもこなせるマルチなプレイヤーとのことなので、セレッソではDFラインが主戦場になるのだと好意的に受け止めている。別に誤植では…、ない…、でしょ?ね?

1/13/2011

「理想の子」なんていない。

セレッソの兄貴分、北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手のまわりでちょっとしたフィーバーが起こっているらしい。斎藤投手の練習を見学しにくるのは比較的高年齢の方が多いという。なんでも斎藤投手に「理想の息子」像を重ねているのだと。

それは何とも悲しい話だ。彼の練習を観に来たすべての人が子どものいない不遇な高齢者だとは思わない。中には少なからず、実際に彼と同い年くらいの息子さんがいらっしゃる方もいるだろう。それなのに斎藤投手の方がいいというのだから、実の子とすればどんな気分だろう。


こんな話も聞いた。人事コンサルタントのもとを訪れる新卒採用担当者が、口々に「我が社としては石川遼選手のような即戦力を求めている」と言うのだそうだ。コンサルタントは「彼は特別な存在、そんな人はそうそういませんよ」と言うのだが、聞かない。


人はあるようにある、長所短所があるのが普通だ。斎藤佑樹も石川遼も確かに素晴らしい人物であるけれど、だからといってそうした普通の若者、子供たちがないがしろになったり、あまつさえ非難されるというのはどういうことだろう。そのうち年金を搾り取っていく人たちが、お金だけはしっかり奪いながら、批判だけはするというのなら、どちらが不遇か自明だと思う。


わが子にも短所がある。引っ込み思案でナーバスなところは、ずっと気になっている。けれど、一度も他人の子のほうが優れているからよい、その子のほうがよかったなどと思ったことはない。彼女のことを自慢する機会があるのなら、何時間でもしゃべり続ける自信がある。何といい子を授かったかと、今でも不思議だ。


となりの芝を青いという暇があるのなら。自分の家の庭に、僅かでも愛をまいてほしい。どうか、ぜひ。
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1/11/2011

トマトを赤く、医者を青く。または「チキンハムだぜ!」

家内が風邪をひいた。
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まだ重くないので今のうちに滋養のあるものを食べさせたかった、トマトソースのパスタを作ろうと思った。栄養価の高い、食べやすいモノ。


にんにくを細かく刻んで、たまねぎも細かく刻んで、少し少なめのオリーブオイルでじっくり火を通す。にんにくの匂いが立って、たまねぎが透明になったらダイストマトと水と固形スープのもとを入れる。ローリエの葉とドライバジル、塩、コショウを加えてコトコトと煮詰める。
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スーパーに行くとうまい具合にチキンハムを発見。油脂分が少なくて、高タンパクなのでよい。

こいつとたまねぎ、ピーマン、湯通ししたニンジンを準備して、少しのマーガリンとオリーブオイルをひいたフライパンで軽く炒める。たまねぎに火が入って、まだ少しシャキシャキ感が残っているうちにトマトソースを入れて具材に旨みをしみこませる。

後は、パスタを入れて、軽く混ぜて、皿に盛って、チーズを加えコショウをひく。
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山盛りのパスタだったけれど、家内がおいしいおいしいと食べてくれた。空になったお皿を見ると嬉しい。風邪、早く治るといいな。

1/10/2011

アジアカップの代表と美味しいパスタの作り方。#daihyo

パスタの基本は「アリオ・オリオ・ペペロンチーノ」スパゲッティと、唐辛子と、にんにく、オリーブオイル、それに塩だけのシンプルなパスタだけど、作り方が難しい。

パスタを茹でている間にオリーブオイルをフライパンに入れて、スライスorつぶしたにんにく、それに種を抜いた唐辛子を低温でじっくり熱していく。パスタが茹で上がったら素早くフライパンに入れて、ここからが大事。絶えずフライパンをゆすって、パスタの茹で汁とオリーブオイルを「乳化」させていく。

乳化を分かりやすく例えよう、ドレッシングを想像してみてほしい。スーパーで売られているものは油とその他の成分が分かれている。これを食べる時にシャカシャカと振って、一体化させる、それが乳化。上手く乳化させないと油は油のままで、茹で汁は茹で汁のままで、素材がバラバラのままペペロンチーノにならない。たった五つの素材なのに!


ここまでがマクラ。何が言いたいかわかるでしょう。今の代表は素材こそ素晴らしいものだけれど、まだバラバラで、乳化していない。本田は本田のままで、香川は香川のままで、まるでまざっていない。ピッチの上にはどう頑張っても11人しか置けないのに、そのうち何人かのリズムがチグハグでは厳しい。

今のメンバーが南アフリカの代表より弱いとは思わない。ただあの代表は、ワールドカップ前に乳化することに成功した。そうしてモチベーションも、戦術も、意思も統一していた。だから代表と言う一つのマスになった。ザックジャパンはまだフライパンに火も入っていない感じがする。同じなのは着ているユニフォームだけ。

トップ下の3人がそれぞれの持ち場だけでしか動かず、マークを外しきれなかったのをなぜ修正できなかったか。

中に8人もDFがいるのに簡単なクロスばかり上げるのはなぜか。

ゴール前でのアイデアの少なさや、選手間のシンクロの無さは、この先修正できるかな?


特に4-2-3-1の3は、息があっていないと効果が薄い。セレサポなら知ってるよな。別にまだメンバーがどうこうとは言わない。ただもっとパス交換を激しくして、ポジションも流動的にしないと…。


ラストはパスタに戻ろうか。はい。
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これが今の気持ち。わかった人はコメントでも下さい。

チームを愛してくれるバルバッコアを愛してる!

中島らもは尼崎の出身、市政70周年の際には市にこんなコピーを贈っている。

「ぼくがすきな まちをすきな きみがすき」

オレがバルバッコアが好きなのは、最高の肉と、最高の野菜と、最高のスタッフがいるからというのもあるけれど、セレッソのことを本当に思ってくれているからというのも、もちろん大きい。
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サラダおいしいサラダ


最高のアルカトラを頬張っていると、店長さんが来てくれた。

「アドリアーノさん、どうなるんですかねぇ…」

「ボギョンが帰ってくるし、ピンポンっていう人がセレッソと契約したって話もあるし、厳しいですよね」

「でも、いくらなんでもガンバさんに行くというのは辛いですね」

「辛いですよね」

「本人さんは残りたかったって、でもああいうのはチームの事情とか」

「代理人の意見も強いらしいですよね」

「うーん」

こういう会話が普通にできるから、バルバッコアは最高のスポンサーなんだよね。M2プラントの杉本さんやマコトさん、サンユーさん、HUBさんもどこもすごくいい。本気でサポートしてくれてる。


みんなセレッソの活躍を待っているからさ、今年も頼むよ!
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1/09/2011

ムシャクシャしていたのでムシャムシャしてやった!!

松田の移籍話はガセでした!

日刊スポーツ1月6日の記事

横浜から戦力外松田がC大阪へ移籍

 昨年11月に横浜から戦力外通告を受けた元日本代表DF松田直樹(33)が、C大阪に移籍することが5日、分かった。近日中にC大阪から発表される見通し。松田は生え抜きとして横浜に16年間在籍。同クラブで現役を終えるつもりだったが、戦力外通告を受け、移籍先を探していた。



同1月8日の記事

C大阪、松田にオファーせず

 C大阪が、横浜から戦力外通告を受けているDF松田直樹(33)に対して獲得オファーを出していないことが7日、分かった。今季ACLに出場するため戦力補強に乗り出しているが、松田はリストには入らなかった。


去年も都倉の記事で釣られたしな!セレサポは辛いぜ!ムキー!!


とまあ、ストレスが溜まっているのです。そういう時は甘いもの、温かいもの、優しいものを食べて心のケアですよ。つまりホットケーキを作って食べるんです。

自分で作って食べると楽しいですよ、いろいろ工夫ができるからね。ホットケーキミックス200グラムにヨーグルト50グラムと牛乳100cc、それに卵1個と、ほんの少しのベイリーズ。マヨネーズやヨーグルトを入れるとふんわりしっとり焼き上がるのでオススメ。

で、焼きあがったら撮影します。何を食べて生きてきたのかの記録。どうせ撮るならおいしそうに撮りたいから、頑張ります。メイプルシロップをかけて、ケーキにしみこむ前の、一番テリが出ている時に、パシャリ!
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はー、おいしかった…。また近いうちに料理写真講座しようかな。選手獲得の話は来ていますが、まだ少し動きがありそうだしね。

1/07/2011

松田を愛していいのか?

キンスタにFマリが来た時、ゲバラのデカゲーフラが鎮座在していた。
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と、思ったら違った。松田だった。マリサポにとって松田という存在は、チェ・ゲバラと同じくらいデカイってことなんだろう。

そんな松田が戦力外とか、セレサポのオレからしても想像外のことだった。あれだけやってても切られる時はバッサリ、やな気持ちになった。




その松田がセレッソに来る、なんて報道が流れている。羽田が抜け、アマラウが去った今、センターバックもボランチもできる経験豊富な選手は喉から手が出るほど欲しい。欲しいけれど、本当にそれでいいんだろうか。16年間トリコロールの象徴として君臨していた松田直樹を、セレッソが預かっていいんだろうか。

選手として不満などどこにも無い。いい選手なのは異論無い。それでも、どこかしら心がチクチクする。寂しいんだ、すごく。よくわからないや。
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1/06/2011

アマラウありがとう。

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去年1月、初めて津守にあらわれたアマラウは、ひどく神経質っぽくて、でもカメラ向けたら必死にこんなポーズとってくれた。その精神的な線の細さがちょっぴり不安だったのを記憶している。

シーズン序盤は、この悪い予感が当たってしまった。守備のテリトリーが狭くて、ポジショニングも定まらなくて、3バックでゴタゴタしたていたのもあいまって、ああ、外れ外人が来たんだなとか、そんな感じで思っていた。

でも、4バックになり、茂庭や上本、マルチネスとの連携がとれはじめると、少しずつストロングポイントが生きるようになってきた。


アマラウは自分の「縄張り」に入ってきた敵を的確に潰していく。仲間意識が強く、チームの一員として常にベストプレーを続ける。枠が見えたらシュート、見えなくてもシュート。大舞台に強くて、ボランチなのによくゴールを決める。

いつしかスタメンにアマラウの文字が無いと不安になっていた。マルチネス、アマラウ、上本、茂庭のブロックは堅固で、両サイドバックが同時に攻め上がれるのも、この4人が信頼されている証だ。

そんな熱血漢と別れてしまうのは、寂しい。チーム編成や予算、現実的なハードルがたくさんあるのは、それはわかるけれど、寂しいという気持ちも、隠しようがないんだ。


さようならアマラウ、元気で。
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【11/01/05】アマラウ選手契約満了のお知らせ

アマラウ選手について、今季の契約満了後(契約期間:2010年2月1日~2011年1月1日)、2011シーズンの契約を結ばないことになりましたので、お知らせいたします。(後略)


1/05/2011

明日から仕事~。

明日からセレッソも仕事始めです。んで、オレも。


年末年始はひたすら食べて、歩いて、写真撮って…。料理もしたし、いい映画も観たし、かなり充実した感じでした。
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写真ではモノクロに挑戦しています。厳密に言うと彩度を95%以上カットした写真。デジタルデータをそのまま白黒にしてしまうとホントに味気のない、寂しい写真になるので、ギリギリまで色の要素を削る方向で行ってます。
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おやすみもここまで、明日からはきっと補強のニュースがガツンガツンと届く、はず。お休みの時に増やした引き出しをフル活用して、ちょっとでもいいエントリを書けるようガンバルですよ。
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1/04/2011

外食が続いたら、ポトフを炊こう。

大晦日は年越しそばをたらふく食べて。

元日はおせちをたらふく食べて。

二日はサポーター仲間とたらふく食べた。


つまり年末年始かなりたらふく食べた、それも油物が多い。天ぷら、練り物、肉、魚、卵。野菜が殆ど食べられなかったので、さすがに久しぶりに野菜をドッサリ食べたくなった。
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野菜はサラダで食べるより、炒め物や煮物にしたほうがかさが減って大量に食べられる。炒め物だと脂っこいので煮物だ。ポトフなら野菜を切る手間が減るし「野菜食べてる!」という実感がわいていい。なので、ポトフ。


野菜は、キャベツ、ニンジン、たまねぎ、じゃがいも、セロリ、大根、白ネギ。これをザックリと切る。じゃがいもは皮を剥くだけ、大根は関東炊きに入れるような大きさに、ニンジン、たまねぎはカレーに入れるよりも大ぶりにして、白ネギも5センチくらいずつ、ザックリザックリ。


にんにくを包丁で潰して、フライパンに並べて、オリーブオイルをたらしてから。弱火でジリジリと火を入れる。並行して寸胴鍋にチキンコンソメのスープを作る。スープには野菜の切れ端、セロリの葉、白ネギの青い部分も入れておく。

にんにくがやわらかくなり、匂いがたってきたらにんにくだけ寸胴に移動。少し火加減を強めてベーコンを入れ、焼き目をつける。当然ニッポンハムがベストチョイスなのだが、近所のスーパーにはニッポンハムのブロックベーコンが無かったので、某社ので代用。
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ベーコンから油が出たら本体のみ寸胴に、残った油で手羽元を焼く。ベーコンは出汁がでるので是非入れたいが、手羽元は無くてもいい。手羽元はあらかじめ軽めの塩コショウをして、焼き目をつけて、これも寸胴に合流。この鶏の油で白ネギに焦げ目をつけて、追加投入。


あとは野菜を固いものから順に入れるだけ。大根、ニンジン、じゃがいも、たまねぎを先に入れて、歯ざわりを残したいセロリとキャベツはラスト30分くらいに入れる。その時にシャウエッセンも入れれば、裂けたりボロボロになったりしないで、パキっとした歯ざわりを残せる。煮込む時間は最低2時間くらいほしい。


完成。
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家族6人でキャベツ1/4玉、ニンジン3本、たまねぎ2個、じゃがいも6個、セロリ3本、大根は大ぶりなものを1/2本、白ネギ1本を使ったが、7割方無くなってしまった。粒マスタードをつけながらハフハフと食べると滋味がじんわり広がっておいしい。たまには料理も楽しいものだ。

1/02/2011

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

元日は映画の日なので、必ず何か観ることにしている。去年は娘がポケモンを観るというので同じシネコンでやっていたSF映画をチョイスしたが、何とも微妙な作品だったので、今年は念入りに作品を調べて、西原理恵子さんの元夫、鴨志田穣氏の同名書籍が原作の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」にした。

大阪では梅田の映画館で夕方ただ一回の上映だったけれど、逆にそんなシチュエーションが妙に貴重に感じて、それから9割方できている大阪駅の大鉄傘も見たくて、寒風の吹きすさぶ街に飛び出してみた。

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ワーレントラス構造の大鉄傘はそれは見事で、別に下の中央口や御堂筋口から出ればいいのに、わざわざホームの上に据えられた乗り換え用の渡り廊下まで登って写真を撮っていた。

そうしたら、インド人の家族に「オー、ウー、サンジュウニバンノリバハ、ドコデスカー?」と道を聞かれてしまった。
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厳密に「インド人ですか?」と聞いていないから、ひょっとしたらマレーシアの人だったかもしれない。バングラデシュ?そんなインド映画に出てきそうな二枚目のおじさんと、美人の奥さんと、小さな子と、赤ちゃんの4人家族が、遙か異国の地で寒空の下途方にくれている。これはさぞ心細いだろう。iPhoneとそばにあった構内図(これが日本語と英語しか無くて不便だった)と、カタコトの英語と、カタコトの日本語を駆使して何とか中央口までエスコートした。お父さんは不安そうな顔を家族に隠して、家長として凛々しく振舞っていた。こういうのは万国共通なのか。


さて、この「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」も、宣伝では精神疾患やアルコール依存が表に出ているけれど、ベースとなっているテーマは原作者と元妻、そして二人の子供の、切れそうで切れない、細く、しかし強い、家族の絆だ。酒に囚われ、暴力に振り回され、病に悩みながら、それでもお互いを愛している家族愛があるから、あらすじだけ見れば殺伐としているこのストーリーが、こんなにも温かくて、切なくて、優しくて、泣けてくる。



精神疾患の入院治療は、それは仕方が無いのだけれど、当人にとっては孤独で、理不尽なことばかりだ。本作ではカレーがなかなか食べられないという下りで表現されているあたりは、観ている人にとっては笑い話でも、本人にすれば辛い辛い、苦難の道のりなのだ。それを我慢して、何ヶ月も閉鎖病棟で暮らしていくのがどれほどのことか。

それに加えて、原作者は新たな病魔に襲われる。一人なら、自暴自棄になっていてもおかしくない。それを前向きな力に変えていけたのは、小さいながら、いびつながら、かけがえない家族がいたから。

この映画には、エキサイトする場面など何一つ無い、同じ闘病ものである「フィラデルフィア」のような苦闘の末の悲劇も用意されていない、終始穏やかで、静かなものだ。ラストシーンも、ただ波音と、子供の楽しそうな声が聞こえるだけ。それなのに、酷く心にしみた。他人からすれば小さな、ささやかな出来事を、丁寧に一つずつ織り込んで行ったからこそ、あのラストシーンが生きているのだろう。


映画館を出ると、氷雨が降っていた。北風も勢いを増していた。それでも心が随分と温かかった。今年は素晴らしい映画を観られて幸先がいい。オレタチにも、駅で会った異国の家族にも、幸せがあるように。
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1/01/2011

初詣にいってきた!!

明けましておめでとうございます!
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西中島でございます。元旦恒例、セレッソのレプユニを着ての初詣、今年も行ってまいりましたよ!!

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はい!家の近所の神社、毎年かなり人手があります!寒い!お神酒をいただいたのですが、それでも寒い!でもね、これで勝てるなら安いものですよ。30分くらい並んで、ようやく順番です!!
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家内撮影のためブレてました(汗


願事はもちろん「家内安全」と「亜細亜制覇」あと「J1定着」必死に願わせていただきました。


おみくじは中吉でしたが「願事」は「叶う」!「お産」は「安産」!これ毎回です!スバラシイ!
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ということで今年一年よろしくおねがいしまーす。
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