10/04/2010

熱い気持ち、この歌に込め。

昨日のゴール裏は特別だった。こけら落としの時もそう感じたけれど、それ以上に特別だった。
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ゴール裏にいた知り合いに聞くと、試合前、何度もコールリーダーから「今日はやろう!」と話があったらしい。上からではなくて「いっしょにやろう!」という切り口なのが、らしいなと思う。とにかく、ゴール裏は相当な危機意識を持って試合に臨んでいた。バックスタンド、メインスタンドにもハッキリと聞こえる声で共に応援することを呼びかけていた。観客はキンチョウスタジアムになってから最低の8,041人だったけれど、サポーターは、しっかり、キチンといた。それもかなりの数。ひょっとしたらサポーターに「なった」人もいたかも知れない。
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それを一番感じたのは、後半、1-1のタイスコアになった時だ。何度も弾き返そうと奮闘していたにもかかわらずの失点、それもほんの目と鼻の先での出来事。一ヶ月勝ちがなく、この試合もなかなかゴールが決まらなかった、その上でのこれだから、普通なら気持ちが萎えたり折れたりしても当たり前。

なのにゴール裏は、声を出した。しっかりと、はっきりと。サポーターになって10年以上経つけれど、気持ちの奮い立つようなシーンだった。あの声が無かったら、丸橋のゴールはあっただろうか?松井の身を投げ出すような、懸命のセーブがあっただろうか?体を動かすのは心、心を動かすのも心。一ヶ月も続いた悪い流れを絶ち切って、再びこちらに引き戻すには、あれだけの力が必要だった。もしピッチからスタンドまで40メートル以上ある長居スタジアムだったら、あの流れが作れたかどうか。


試合後、ゴールを決めた播戸が、約束通り「1、2、3、バーン!!」コールをする為にゴール裏にやって来た。今度はサポーターの心が踊る。選手とサポーターの心が一つになれば、こんな素晴らしい時間が味わえる。サッカーが、セレッソが好きでよかったと感じる瞬間。
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できれば、こんな瞬間をもっとたくさんの人と共有したい。この感動を1万人、2万人と共有できたら、どれほど素晴らしいだろう。阪和線普通一編成分だけでも増えてくれれば…。

もう一つ「地蔵」と呼ばれる人にも。せっかくスタジアムに来て、この試合に加われないというのは、どうだろう。次の試合、もし出来るのであれば、是非参加してほしい。声を出せば、跳ねれば、違う世界が待っているよ。

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