9/27/2010

やっとオレタチの出番だ。

神戸戦がホムスタで行われていた頃、オレは仕事で滋賀に来ていた。
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試合経過はtwitterのタイムライン頼み、iPhoneの更新ボタンを連打しながらずっと勝利を願っていたのだが、どうにも旗色が悪かったようだ。得点はおろか惜しいシーンもまばらという内容でスコアレスドロー。順位を下げてしまった。

夕刻大阪に戻っても煮え切らない。知人と焼きトンを食べながら少し飲む。
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帰っても録画していた試合を観る気になれない。90分間という時間をそれに当てるよりももっと大事なことがあるんじゃないかと考えていた。


今年のセレッソは強い。序盤3バックに固執していた時には一年で降格も覚悟したが、4バックに変更し、香川がJ1に適応した頃からどのクラブとも五分に戦えるようになった。故障者が出た頃に丁度ワールドカップがあって、チームのクオリティが落ちなかったのもラッキーだった。香川が旅立った後はチームがより結束し、堅守と運動量を武器に順位をドンドン上げていった。夏場は負ける気なんてしなかったし、前半押し込まれても後半運動量で勝てると踏んでいたから楽に試合を「観ていた」


そう、「観ていた」んだ。オレは。


サポーターと言いながら、どこか「観戦」していたフシがある。選手の気持ちを支えるどころか、選手のプレーに乗せられていた。厳しい時間帯は声が小さく、ゴールが決まれば有頂天。勝てば反省無く、負けても悔いが無く。これはお客さんの行動であって、サポーターのそれではない。広島で調子を崩し、ダービーで敗れ、神戸相手に不甲斐ない試合をしたと聞いて、ようやっと気がついた。スマン。


選手のコンデイションは悪く、戦術も分析されはじめ、チーム力は下り坂。一晩寝たら治るものではない、重病人だ。選手もチームスタッフも必死でやって、これなのだ。

そんな時こそ、サポートが必要だ。疲れ果て、動かなくなった選手の足を動かすのは、オレタチの気持ち。キンチョウスタジアムになって、ゴール裏が本当のゴール裏に陣取るようになって、間近から試合を感じるようになって、その力がスゴイってことを改めて思い知った。同じ気持ちの人も多いんじゃないだろうか。


一度リセットしよう。ここからがサポーターの仕事だ。余力がある人はスタジアムであと10%、15%デカイ声を出そう、手拍子をしよう。ゲーフラ、しなり棒大歓迎。苦しい時こそ跳ねて、あがいて、伝えよう、セレッソと苦楽を共にすると決めたその気持ちを。それが伝われば、選手は動く。きっと。


自分がもしピッチにいて、1万人、2万人に囲まれて、一斉に「ガンバレ」「負けるな」と励まされるのと、「クタバレ」「負けちまえ」と罵声を浴びせられるのと、どちらが気持ちよくプレーできるだろう?答えを書くまでもない。万博での家長を不甲斐なかったと言う人は、ガンバサポーターのブーイングに負けない声援を送っていただろうか?その上に選手のプレーの質、量があるのだ。サッカーがそういうスポーツだということはよく知っているだろう。


これを厄介事と感じるか、光栄な役目と受け止めるかは個々人の自由。オレは、やってみようと思う。気持ちなんで上手く伝わるか不安ではあるけれど、それで何かが変わるのなら、やってやろう。ブーイングやヤジは試合の後にまとめとけばいい。選手が全力でプレーできるように、サポーターも全力で応援。10月2日も厳しい試合になるだろうが、ホームゲームだ、勝たせよう。
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