9/14/2010

突き抜けよう。

先週、とある縁でWEBライダーという、その業界ではとても有名な企業の方のプレゼンを聞く機会があった。

その方はとても変わっていて、web制作の傍らで「恋のSEO」なる曲を出して社内にCDの山を作り、本気で紅白歌合戦出場を目指している。プレゼンの際、つかみにその話をすると、参加していた他の方から少し乾いた笑いが漏れていた。早く本題だけをプレゼンしてくれ、そんな感じだった。

でもオレはしばらくしてから、あの人がCDを出したのか、なんとなくわかるようになった。そしてあの話も、けっこう大事な話なのではと思うようになった。
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おかげ様で、今このブログは毎日コンスタントに500人~1000人くらいの人に見てもらえている。スタジアムではちょっとした有名人になった。たまに声をかけてくれる人もいたりして、ありがたい事だと思う。しかしこのままでは、オレはセレッソの看板を借りているだけで、セレッソに対してサポートしているとは言えないと考えている。

例えば、高校の大先輩であるトミーズの雅さんが、去年からセレサポとしてせやねんなどの番組で盛んに宣伝をしている。この宣伝は外向きのものである。サッカーってなに?セレッソってなに?という人に向けて、スタジアムに来てほしい、セレッソを好きになってほしいと呼びかけている。今のオレにはこれができないのだ。

確かにセレッソサポーターに対しての認知度はある。しかしそれは所詮内輪で話し合っているだけで、狭い世界から抜けだしていないのだ。そこを打破するためには、今の世界を抜け出さないといけない。ブレイク、という言葉があるけれど、この自分の周りを殻のように覆っている小さな世界を破壊しないと、外にむけて物言いができない。WEBライダーの代表は曲を作ることで、それを成そうとしているのではないか。
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違う世界で事を成せば、元居た世界にもその効果が現れる。もしオレがブレッソンやキャパのように写真で何かを伝えられるような人間として居られれば、そこからセレッソの話を外に持ち出すことができたら、セレッソを変えられると思う。キンチョウスタジアムのメインスタンドを、僅かでも埋められるはずだ。それも、新しい世界から来た人達で。彼等はチケットを買い、レプリカを買い、スタジアムに今までと違う空気を運んでくれるはずだ。今は、それが目標。それができて初めて、オレはセレッソのサポーターだと胸をはれる。


幸いにして、オレは何かを構築することよりも、破壊することの方が断然得意だ。この閉じた世界を破壊して、もっと広い場所に行く。無理な話ではないはずだ。

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