11/30/2009

11/29/2009

J2 第50節 C大阪2VS1岐阜 花道。

前半8分 西川 優大(岐阜)
前半19分 船山 祐二(C大阪)
前半23分 船山 祐二(C大阪)



出来れば2点リードで送り出したかったろう。これまでの西澤の働きを考えれば、本人もサポーターも「もっとピッチに立っていたかった」だろうし「もっと観ていたかった」はずだから。

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スタメンとベンチ。カイオは怪我の為ベンチスタート、代わってシャドーには船山が入った。サイドバックの控えは尾亦。山口螢が今期2試合目のベンチ入り。負傷者を多数抱えた苦しい台所事情がそのままメンバーに表れた。

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試合開始時


立ち上がりは少し飛ばし気味だったかもしれない。チアゴ、乾あたりがいい形を作るも後一歩。そこで余計に攻撃に傾倒したか、岐阜に先制点を許してしまう。サイドハーフの後ろを突かれ、一度ははじき出すも強引に押し込まれた。

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チアゴのシュートもキーパー正面


一見ラッキーパンチのように映る失点だが、3-4-2-1の布陣を敷くとバイタルエリアの選手をフリーにしての失点が多い。ボールをロストした時にマルチネスが前に残っている場合が多く、広大なエリアを羽田一人でカバーしなくてはいけなくなるからだ(チアゴまでオーバーラップしていると余計に酷くなる)4-3-2-1、船山、藤本、黒木のトリプルボランチが機能している時はボランチとサイドバックのうちの1枚が残っているのでここまで崩れなかった。マルチネスの素晴らしさをもっと生かすのであれば、使い方をしっかりと見極めたほうがいい。


しかし、もう負けられないセレッソを二人の男が救ってくれた。一人は今期不本意な働きに終始していた小松。そして今期途中から加入し、大車輪の活躍を見せている船山だ。

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小松は今まで慣れないワントップという役割に苦しんでいたが、この試合では要所要所で素晴らしいプレーを披露した。前半19分の同点弾は右サイドからの折り返しに競り勝った小松のヘッド、そして弾かれた後の粘り強さが無ければ生まれなかった。

そして矢継ぎ早の逆転弾も小松の落としから。船山の豪快なロングシュートは重力を無視してゴールネットに突き刺さった。苦しいチーム事情を考えれば、小松の覚醒と二人のコンビワークの確立は大きい。

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大事な試合で男になった小松と船山を祝福



後半、得点機を上手く作れなくなったセレッソは、積極的にゲームを壊すことに注力しているようだった。仙台戦ではできなかった、「逃げ切り」を今一度ということのようだ。まず前線での守備に長けるカイオを投入。カイオは怪我を押してピッチを駆ける。

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後半19分


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さらにボランチの位置に山口が登場、中盤の守備枚数を増やす。(乾、カイオに負担がかかる危険があったが、幸いに失点は防げた)

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後半33分



そして後半44分。海賊王が登場。カイオの抱擁を受け、長居最後のピッチへ。

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後半44分


試合に勝つだけなら、早く試合を終わらせたほうがいい。ただ去年の最終節と同じように、私はこの時間がずっと続けばいいのにと思っていた。しかしそんなことが出来るのは神様くらい。田辺主審はロスタイムを消化したことを見届けると、タイムアップの笛を吹いた。


これで(現時点で)再び首位に返り咲いたセレッソ。他力本願に変わりは無いが、最低の仕事を貫徹できたことに、一先ず安心しよう。最終節まで、夢は繋がった。

11/28/2009

残り2試合です。

51試合って長いよなって思ってた。実際かなり長かったしさ。

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晴天の鳥栖戦で始まって。

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乾が大爆発したり。

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二人退場者出しながら奮闘したり。

アウェーでも私が入院してる間にヴェルディ相手に大逆転したり、札幌戦ではロスタイムに決勝点てなことも…。まあこれだけ試合があればいろんなことがあるよな。この長いシーズンもあと2試合、ホームは明日の岐阜戦だけになった。この時点で首位と勝ち点差僅かに1、得失点差では勝っているってのは、トータルで見ればいい感じだよ。


最終節の鳥栖戦に行かれるサポーターも多いと思うけれど、明日のホーム最終戦が生観戦ラストって人も多いんじゃないかな。

絶対勝ちたいよね。悔いを残さず上に行きたい。アキのホームラストゲームでもあるしさ。

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明日は長居で会いましょう。ゴール裏はコレオグラフィーがあるみたいなんで、みんなでいい感じにいきましょうや!

11/26/2009

Capture NX2を入れてみました。

最近暗い気持ちになることが多いのですが、サッカーのこと、写真のこと考えていると、少し楽しい気持ちになります。今日は写真のほうのお話。

デジタルカメラには二通りの画像の保存方法があります。一つはjpeg、「撮って出し」といわれるやつです。撮影した時に設定した感度や露出にあわせてカメラ内で画像を処理し、保存する方法。これだとカメラの中で画像を圧縮してくれるので沢山の画像を保存できるのですが、Photoshopでも持っていない限り後になって補正できないという欠点があります。仮にPhotoshop持ってても厄介ですね。

もう一つはRAWという保存形式。こちらは撮影した時にセンサーから取り込んだ情報を全て保存してしまうやり方です。いろんなデータがそのまま残っているので一枚一枚のデータ量が撮って出しの1.5~2倍くらいになるのですが、現像用のソフトを使うと簡単に画像の補正が出来て、ベストの状態に持っていくことが出来ます(もちろん限度はありますが)


で、ニコンのRAWデータを扱うのに最適な現像ソフトが、ニコン純正現像ソフト、「Capture NX2」というわけです。



試しに今日のお昼を撮影してみました。蒸し鶏と自家製タルタルソースのサンドイッチ(サンドイッチ多いな)

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後から補正するのに便利なようにややアンダーで撮影しています。色温度は失敗しちゃってますね。かなり冷たい雰囲気になってしまいました。これを補正してみます。

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どうでしょうか?全体的に明るくして、色温度(全体の色味)を温かい感じに、レタスの葉やとり肉の彩度はまた別々に変えています。これだけでも随分変わるでしょ?

いじり方によっては銀塩カメラで撮ったような効果も出せるし、かなり使えるソフトです。これで下手な写真も少しはましになるかな。久しぶりに明るいエントリでした。

11/24/2009

地図を見るのが好きだったんだ。

子供の頃から地図が好きで、何時間でも見ていられた。大自然を切り通して縦横に走る道路や鉄道、都市の地図を見ると、人間はすごいな、こんなところでも生きていこうとしているんだなと思うし、大都会の様子なんか見てるとしびれる。地方都市の路面電車なんかも風情があっていい。乗り物酔いが酷かったからこうして旅情を味わっていたのかもしれない。

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今は随分乗り物酔いもなくなってきた(それでも人よりは弱くて、深夜バスに乗ったときなんか死にそうになったけれど)地図で見た憧れの場所に行けるようになったのだ。去年は長崎に行った。親父の生まれた場所、潮風と坂と異国情緒の街。

精神的に滅入った時、ふと違う場所にいくと心が落ち着くような気がする。ストレスから開放されるというか、明るい場所に出たような、そんな感じ。


病気が良くなったら、どこかに行ってみたい。祖父の学んだ学校がある松山とかいいな。春の金沢も素敵な街だった。家内は函館がいいと言っていた。いいないいな。以上、現実逃避でした。

11/23/2009

J2 第49節 仙台1VS0C大阪 愛すべきセレッソ。

後半44分 朴 柱成(仙台)


今日の試合、香川が負傷した時点で守りにウエイトが置かれたのはいたしかたないとして、上手く試合を潰せなかったのはいかにもセレッソらしいというか…。サポーターとしてはそうした不器用さと愚直さに惹かれてしまったのだけれど、もう随分時間もたっているのだから、少しくらいスマートにいけなかったのか。


スタメンとベンチ。小松ワントップにカイオと乾の2列目。香川はベンチスタート、西澤も同じくベンチで出番を待つ。

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試合開始時


立ち上がりはピッチからギクシャクと異音が聞こえそうなほど両軍ともに硬さが見られたが、とりあえず引き気味に、人をかけた陣を敷いていることから失点しないことを第一としているのは理解できた。お互い攻めが淡白なこともあって地味に時間が過ぎていく。その中で前半15分頃から徐々にセレッソのペースになっていった。ファーストシュートは小松のループ。らしい裏への飛び出しも枠を捉えられず。

ところがイニシアチブをにぎっても今日のセレッソの攻めには凄味がない。前線に連動性が無く、相手の守備を乱せないので中盤のパスはどうしても単調なものになる。そこを千葉、富田のダブルボランチに詰められてカウンターを食らう場面が多くなる。カイオはハーフウェーラインまでボールをもらいに下がってしまい、小松はマークがきつく機能しない。両サイドもスピードにのったオーバーラップが見られず、得点の匂いは限りなくゼロに近いものだった。いつもは攻守の軸となりチームを牽引しているブラジルトリオが気負いからか異常なほどヒートアップしていたのも大きい。仙台もシュートを一度バーに当てた以外は見せ場無し。前半はこの試合の重みを抜いてしまえばあまり面白みのあるものではなかったろう。


後半、恐らくレヴィー・クルピはハッパをかけたことだろう。小松を下げて香川を入れ、ベストメンバーをピッチに送り込んだ。

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後半開始時


やはり香川、乾、カイオと揃うと攻めに凄味が出てくる。香川とのワンツーで狭い隙間を突破した乾が好機を掴むも、力んだシュートはキーパー正面。手数をかけた攻撃では仙台に守備ブロックを作らせてしまうだけで、こちらも効果なし。仙台の守りをどうしても崩せない。

弱り目に祟り目、さらなる苦難がセレッソを待ち受けていた。香川が相手選手と接触、右足を打撲してしまい、プレー続行が不可能になったのだ。黒木が急遽ピッチに投入されるも、チームのバランスは大きく崩れてしまった。実際黒木は試合の流れに上手くのれず、試合の要所に殆ど顔を出せなかった。

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後半37分


こうなると流れは俄然仙台。悪い形でボールをインターセプトされ、カウンターを度々食らうようになる。相手の精度を欠いた攻めに助けられていたが、もしこれがJ1なら2、3点はとられていたかもしれない。それ程危険な状態だった。チームは混乱していた。

レヴィー・クルピが最後のカードとして守備に長けた平島ではなく、ベテラン西澤を切ったのは、チームの精神面での建て直しが第一とふんだからだろう。

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後半41分


セレッソはそれでも混乱を沈静化できなかった。冷静に考えれば勝たなければ意味が無い仙台が強引に攻めてくることは理解できたはず。攻めの核を失った今、時間を出来る限り潰して引き分けに持ち込み、勝ち点差をキープするのが上策なのは明らかだ。しかし、それが出来なかった。ラストプレーでの酒本や前田のポジショニングを責めるよりも、まずそこに至るまでの流れを悔やまなければいけない。


天王山をショッキングな形で落としてしまったセレッソだが、まだリーグが終わったわけではない。勝ち点差は僅かに1だし、得失点差でもリードしている。サッカーは何が起こるかわからないということを今日、身をもって知ったのだから、最後の最後までベストを尽くして戦おう。

11/22/2009

プライド。

プライドってもんがある。

3年間地獄を味わい続けてきたチームにも、

7年間苦杯を舐め続けたチームにも。


私らだけじゃない、

厳しい環境の中でチーム運営を続けてきた全てのJ2チームにプライドがある。


明日の試合は、そのJ2全チームの頂上を決める戦いだ。だから、他のチームが観て、これぞという試合がしたい。試合が観たい。

その結果がどうなるかはわからないけれど、くだらない試合を置き土産に上に上がったって先が知れている。ベストを尽くし、お互いがお互いを認め合えるような、最高の試合にしよう。

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11/21/2009

病歴を書き出した。

最近病気のことばっかりでスマンね。明日はセレッソの話題です。多分…。

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今日は病歴を書き出していました。もしセカンドオピニオンを立てることになったら、長々と話すよりそれを差し出したらいい。自覚症状、お医者さんと何を話し合い、どういう治療をしていこうと思っていたのか、その時々で飲んでいる薬も変わっているから、覚えている限りそのレシピも記載して、そうしたら結構な量になってしまった。まあ10年分くらいのボリュームだからね。


出来上がってみて、見返してみて、改めて思ったのは

「よくこんなちゃらんぽらんな生活をしていたものだ」

ということ。仕事もよく変わってるし、薬も一時すごい量飲んでいたし(今もたいして変わらんかも知れんけど)周りの人の助けが無かったら生きてないよ。普通の人達は真面目に働いて、何事も無く暮らしているんだろうけど、その間私は右に折れ、左に迷いながら生きてきたんだな。


こういう生活があと何年も続くと思わないけれど、だからってどうしたらいいかもよく判らん。トホホ。

11/20/2009

今日は調子良かった。

風は冷たくて、そのくせ日差しばっかり明るくて、そんな日だったんですが、家内の通院につきあう事が出来て、突然かかってきた職場の同僚とも(多分)どもらずに話が出来て、なんとなくいい日だったな。

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でも自分がなんて病気なのか、未だによく判らない。どうにかして病名を確定できる方法がないものか調べていたら「光トポグラフィー検査」という科学的な判定方法があるらしい。15分程度の時間と1万2千円程の医療費を払えば、その人がどういう疾患にかかっているか判るらしい。今は東京でしか診察してもらえないらしいが、近いうちに大阪でもこの検査が出来る医療機関が出てくるそうだ。いの一番にうけてみたい。


本なんかによるとセカンドオピニオンを立てるのも有効な方法の一つと聞く。お医者さんなりカウンセラーなりに話を聞いてもらって、別の角度からの意見を仰ぐと、今まで見落としていたことが浮き上がってくることがあるらしい。


何にせよ、どんな手を使ってもこの焦燥感や倦怠感や絶望感を早くどっかへうっちゃってしまいたい。気持ちが明るくなるのは娘の寝顔を見る時とセレッソの試合を観ている時だけというのはちょっと…。



11/19/2009

私はいったい何病なんですか?

先週末辺りから具合が良くない日が続いた。バルプロ酸をキチンと飲んでいるのに胃がキリキリと痛んだり、生活リズムが乱れたり、とにかくいいことが無い。それがきっかけになったのか鬱っぽい感覚まで出てきてガクッリ来た。これじゃ入院する前より具合が悪い。


私を9年前から診ていただいている先生は、私を「鬱病」だと言う。

胃が痛いのは「仮面うつ」の症状だし、軽躁状態と言ってもそもそもアップダウンの激しい性格なのだから、ハイな時はそういう状態になるだろう。そもそも鬱病の薬がよく効いているのだから鬱病だと。


入院していた病院の先生(聞くところによると高名な先生らしい)は私を「双極性障害」だと言う。

性格のムラッ気は双極性障害の軽躁にあたる。入院中も多弁など典型的な躁のエピソードがあった。三環系抗鬱剤やベンゾジアゼピン系の薬剤は使わず、出来れば感情調整薬だけで病気をコントロールすることを目指しましょうと。


実は「鬱病」と「躁鬱病(双極性障害)」は似ているようでまるで違う病気で、処方される薬も違う。鬱病では盛んに使われる薬でも、双極性障害では使ってはいけない場合もある。どちらか判らない状態で漫然と服薬していても効果は薄い。

しかし、気分調整薬を服薬しながら心身に不調をきたしている自分がいるのも、たらふく抗鬱剤、抗不安剤を飲んでいても仕事ができなくなってしまった自分がいるのも事実。何かしら治療をしないと普通の生活などおくれない。どうしたらいいのか未だに困っている。そもそも私は何病なんだろう?情緒まで不安定になってきて、感情的な文章になってしまった。

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11/17/2009

心の中の戦争。

相変わらず双極性障害と格闘中だったりする。

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今日昼間起きている間は何とかしのげた。ただし入院中から続いている胃の不快感、胸焼けというか、軽い吐き気のようなものは相変わらず続いている。入院中ベンゾジアゼピン系の薬剤だということで(この系統の薬剤には依存性がある)デパスを少しずつ減らしていったのだが、服薬量が減る度に胃の不快感が増していったので、恐らくデパスを元に戻せばこの不快感は霧散するだろう。しかし依存性の高い薬をここまでかけて減らしてきたのだから、何かほかの方法を考えたい。非ベンゾジアゼピン系の抗不安剤があれば助かるのだけれど、それがなかなか見つからない。体の不調から来る精神的な不安感や抑うつ感から開放されたい。


すがる思いでいろいろと勉強もしている。一昨日外出した時に、双極性障害に関する本を買ってきた。たなか みる氏の「マンガ お手軽躁うつ病講座High&Low」と、加藤 忠史氏の「双極性障害―躁うつ病への対処と治療」の2冊。



「マンガ お手軽躁うつ病講座High&Low」は双極性障害に罹患した人の目線から、「双極性障害―躁うつ病への対処と治療」は双極性障害を治療する人の立場から書き綴られている。自分が患っている病に対して、まだまだ知識が足りていなかったし、ネットの世界でも(鬱病と比べて)情報は限られていたので、良い買い物をしたと思う。特に「双極性障害―躁うつ病への対処と治療」は医師による専門的な知識が判りやすい言葉で綴られていていい。こうして恐怖の対象となっているものの正体を少しずつ明らかにしていきたい。そうすればその恐怖そのものも小さくなっていくだろうから。

11/16/2009

若いつもりが年をとった。

34歳になった。

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まさか今になってうつ病じゃなかったとか、リズムよく生活が出来ないくらい精神状態が不安定なままだとか、そういう話になってるとは思わなかった。人生って何が起こるかわからない。ちなみに一昨日は5時間くらいしか起きてなくて、昨日は一睡もしていない。眠れるように体を動かしたり、かなり努力してきたんだけど…。

まあこれくらい悪いことが続いたんだから、セレッソの昇格、専スタ以外に、個人的にいい事の一つや二つあってもいいんではないかいと思わなくもない。今はとにかく精神の安寧が欲しい。毎日決まりきったルーチンだけで生活しているってのは、やってる当人からすれば退屈なのかもしれないが、出来ない人間からすればとてもうらやましい。起きて、朝食をとって、出社して、働いて、昼食。また働いて、家に帰って、夕食をとって、ひと時安らいで、眠る。今の自分は食べることしか出来ない。それすらたまに忘れたりずれ込んだりする、なんやねんと。

とりあえずこの生活リズムを何とかしなければ。むむむむむ。

11/13/2009

一進一退。

今日は退院後初めての血液検査です。飲んでる薬(バルプロ酸ナトリウム)の副作用で血中のアンモニア濃度が上がってるんですが、これがどうなってるか調べるとのことで。ちなみに血中のアンモニア濃度が高いと意識が混濁したり、最悪死んだりするらしいです。まあまあ桁違いに値がでかくなったときくらいのもんですが。

これの正常値が30μg/dl~89μg/dl、これが140μg/dlとかになったらバルプロ酸ナトリウムは止めてリチウム塩に切り替えるかって話になるんだそうです。今の私のアンモニウム濃度は110μg/dl、入院していた病院の先生の所見では「これ以上上がるとダメというギリギリ」いつも見ていただいている先生によると「やっぱり正常値より高いのはアカンよ」ということらしく、なんかやばめの値のようです。

こういう細かな値に一喜一憂したり、薬の塩梅で生活がうまくできないと、ああ、私は病人なのだなと思い知らされますね。サッカー観てるときはあんなに元気なのにな。今双極性障害で診てもらってるんですが、ディスチミア親和型のうつなのかもな。その前に生来の怠け者だって話もあるのですが。

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11/11/2009

My sweet home.

昇格を決める一戦だった草津戦は、退院後初めての生観戦でした(外泊中もスタジアム来たけれどね)

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正直スタジアム行く前はいろんなことがあって気分が重かった。薬や体調の関係で睡眠が不規則になってたり、意味も無くそわそわしたり、無駄に体力と精神力を使って、一人で落ち込んでた。でもどうしても行かなきゃって、妙な義務感が芽生えて、いつもは自転車なんだけれど、バスと電車を乗り継いで、フラフラしながらスタジアムに向かった。


でも鶴が丘の駅に着くと、不思議と心と体が少し軽くなるのを感じた。スタジアムへと急ぐ人の流れはいつもより賑やかで、みんな楽しそうで、耳をすませばゴール裏のコールが聞こえてくる。急ぎ足でその流れに乗ると、大きくて、温かで、幸せな空間がそこにあった。

「退院おめでとう」

たくさんの人から声をかけてもらった。握手したりしてね。別に何をしたわけでもないのにな。涙が出そうになった、損得抜きに喜んでもらえる人がいるってのは、本当に有難い。M2 PLANTのSさんなんかは本当は損得勘定しなくちゃいけない人なんだけれど、どこかでそれを度外視してくれてるから、うれしい。なんかもうセレッソスーツのページが昇格おめでとう状態になってるのはすごいな。有難う。試合も最高だったし、雰囲気も文句なしだった(コールリーダーはじめゴール裏は相当頑張ってるよ)そういうわけで、スタジアムを後にする頃には、心をがんじがらめにしていた鎖はもうどこかに飛んでしまってた。今も気持ちは安定してる。


この試合を観戦することができて、長居に来ることができて、セレッソというチームのサポーターになれて、よかった。

11/10/2009

まだありがとうなんて言わない。

今年2月のサポコン、会場は阿倍野区民センターでした。私は時間ギリギリに会場入りしようとしていたのですが、区民センターに向かう横断歩道の前でスーツ姿のやたらいかついオーラを背負った男に出くわしました。その男こそが、モリシの意思を継いだアキその人でした。

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とにかく不機嫌そうな顔で、知らない人が見たらさぞとっつきにくそうに映ったでしょう。でも私にはそのぶっきらぼうな様子がとても頼もしく見えたのです。「言われなくてもやってやるよ」って感じで。


シーズン開幕当初、チームはスタートダッシュに成功し、ベンチにさえ入ることはまれでしたが、好調な時期があれば必ず調子を崩す時期がやってくるもの、14節でカイオが負傷した時には、昨年のように大失速してしまうのではと危ぶんだものです。そんな時に頼りになったのは、アキのようなベテランの存在だったのではないでしょうか。

右足首の状態は万全ではなく、プレーの質は全盛期とは程遠いものでしたが、傷だらけの体をはって戦うアキの背中を見て、意気に感じなかった選手はいなかったでしょう。それが功を奏したのか、去年のような大きなスランプに陥ることなく、セレッソは無事J1への切符を手にしたのです。

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無理を押して大阪に戻り、セレッソの昇格の為に尽力してくれたアキ。本来なら何か感謝の気持ちを伝えるべきなんでしょうが、まだアキ自身のヒストリーが終わったわけではありません。「ありがとう」の言葉はサッカー界から引退するその時までとっておきたいと思います。とりあえずは「おつかれ」くらいですかね。

11/09/2009

J2 第48節 C大阪5VS0草津 J1で待ってるぞ!!

前半1分 乾 貴士(C大阪)
前半23分 マルチネス(C大阪)
後半15分 乾 貴士(C大阪)
後半17分 乾 貴士(C大阪)
後半23分 乾 貴士(C大阪)



今日のタイトルは「J1で待ってろよ」のゲーフラをかがげてくれた草津サポーターに送る。

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昇格をかけた一戦、スタメンは3-4-2-1の布陣。香川はベンチスタートだった。

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試合開始時


チームはいい意味で力が抜けていて、ベストな状態で試合に臨めていたように映る。開始早々に乾が左サイドのスペースを突いたのを、逆サイドの酒本が見逃さなかったのも、そうした理由があったからでは。キーパーとの1対1を冷静にループで沈めて先制。

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この1点には千金の価値があった。草津は早々に前に出て行かなくてはいけなくなったからだ。カイオ、乾ら相手DFラインの裏を突く、突破するという動きを得意とするプレーヤーを揃えるセレッソにとってそれは好都合だった。彼らを生かすパスを出せるマルチネスが復帰していたのも大きい。

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2点目は前線に上がったチアゴらが相手守備ブロックを押し下げ、マルチネスのシュートレンジにスペースを作った時点で決まり。重力を無視したような弾丸ミドルが草津ゴールに突き刺さる。

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チームメイトから手洗い祝福


前半2点のリード、守備も草津に攻撃の形を作らせず、ほぼ完璧な折り返し。カイオが足を痛めていたが、本人は交代する意思などない様子だった。


後半、普通ならこのリードを守るマインドが生まれても仕方が無い。それ程3年間という時間は長かった。しかしピッチに散った11人の選手達は最後まで攻撃的に、セレッソらしくプレーしてくれた。それが何より嬉しかった。主役は乾貴士。途中出場した香川がかすむほどの爆発力で草津を突き放しにかかる。

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後半13分


石神からのロングパスをファーで受けて2点目を決めるともう止まらない。2分後にはカイオのシュートのこぼれ球を貪欲に押し込んでハットトリック、さらには6分後にマルチネスが相手陣内深くでボールを奪うと、右サイドに出来たスペースを突き4点目。17節福岡戦以来2度目となる1試合4得点で5-0、昇格をぐっとたぐり寄せる。


大量点を奪えば、あとは勝利に向かって邁進するのみ。クルピはベテラン西澤を投入し、チームを引き締める。

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この試合を特別な思いで迎えた西澤、痛む足をかばいながらも力の限りボールを追い続けた。

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後半32分にはマルチネスを下げ船山投入。次節仙台戦をにらんでの選手交代か。

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そして、ようやくこの瞬間がおとずれた。長かったJ2生活に別れを告げる笛の音が長居に響き、2万727人の歓声がスタジアムを包んだ。ピッチに広がる歓喜の輪。夢のような一時。

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さあ、最低のノルマは達成した。次はJ2優勝だ。皆の力を一つに、そしてタイトルを勝ち取り、J1に乗り込もう。

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