7/30/2009

徹夜。

仕事は夜中にやると集中できて効率がいい。久しぶりに徹夜仕事をしたけれど、その思いは変わらない。鬱陶しいメールや電話や雑用から束縛されて、一人黙々と仕事をする。人があくせく働いている時は、仮眠中。それもいいな。

ただ夜起きている分のダメージというのも確実に来る。それも二日後くらいにたんまり利子がついて。だから普段は普通に生活する。残念だけど。

DSC_26860101.jpg

目が覚めたら少し買い物。やっつけたシリーズ用秘密兵器購入。週末がかなり楽しみだ。

あと、今日の夜中にニコンが新機種を発表するらしい。夜中ってのは日本時間でのことで、ヨーロッパでの発表とのこと。D200とも長い付き合いで、愛着もあるけれど、夜の試合だと高感度撮影がどうにも辛いので、そのあたりに期待大。貯金もコツコツためたんだ、いいカメラを発表してくれよ。

ということで平日にしては充実した一日。あと二日何事も無く週末を迎えられますように。

7/27/2009

J2 第30節 岐阜2VS1C大阪 天の時、地の利、人の和。

前半25分 石神 直哉(C大阪)
前半37分 嶋田 正吾(岐阜)
後半15分 佐藤 洸一(岐阜)


雨が降っていた、豪雨だった、時折落雷もあったらしい。普通のゲームが出来る状況ではない。何かしらの対策が必要だった。なのにセレッソはいつものプレーをしようと、泥田のようになったピッチでもがいていた。これでは厳しい。


スタメンとリザーブは下記の通り。セレッソは現時点でのベストメンバー。

field-2009-07-26-st.gif
試合開始時


前半、香川の動きが悪い。得意のはずの左サイドの芝が雨をはけきれず、水が浮いていたからだ。ドリブルにかかるとボールが止まり、思うように動けない。石神も同様だったが、彼は馬力を生かしてオフザボールの動きでチームに貢献していた。それが先制点に繋がった。右サイドの酒本がクロスを入れて左サイドから上がっていた石神が詰める。ピッチをワイドに使った見本のようなゴール。

いつもなら、このままセレッソがいつものようにポゼッションを上げ、相手を無駄走りさせて試合を優位に進めるところなのだが、今日は勝手が違った。前述のピッチコンディションが悪く、ボールが上手く回らない。特にメインスタンド側は酷く、足をとられる選手が続出した。華麗なパス回し、キレのあるドリブルは期待できない。

加えて岐阜は3連勝中と好調で出足がよく、試合イニシアチブを徐々に奪われ始めた。同点に持ち込まれたゴールの前後にも岐阜の泥臭い攻めに四苦八苦するシーンが散見されていた。もしあのゴールが決まっていなくても他の決定機に決められていたものと思う。


後半に入ってもセレッソは守勢を脱しきれない。3バックのサイドを突き、十重二十重と攻撃を仕掛ける岐阜。それを跳ね除けきれないセレッソ。クリアボールもことごとく岐阜に拾われる。

レヴィー・クルピは早めにカードを切る。前節熊本戦で効果を見せた4バック、3ボランチにシフト。カイオ、羽田を下げ、濱田、小松を投入。

field-2009-07-26-58.gif
後半13分


しかしさあこれからという時に、岐阜FW佐藤に素晴らしいオーバーヘッドを決められてしまった。マークを外していたといえばそうだし、クロスを入れられた選手へのプレッシャーもゆるかったが、あれを決められるのは仕方が無い。

むしろ猛省すべきはその後のプレーだ。攻撃は単調になり、相手守備陣に簡単に止められてしまう。特に香川は反省点が多かった。守備もお粗末で決定機を何度も作られてしまった。キム・ジンヒョンが並みのキーパーならもう1、2点とられて試合を決められてしまうところだった。そうした時間帯が後半の殆どで、セレッソで記憶に残る攻撃は乾の抜け出しが一度、ゴール前の混戦が一度、小松の抜け出して1対1が一度、これくらいだ。チャンスの差は2倍ではきかない。スタッツではシュート数岐阜20に対しセレッソ11、攻撃サッカーの面影は無い。

field-2009-07-26-71.gif
後半26分平島投入


調子が上向きなチームとはいえ、下位相手に取りこぼすのは、昇格を狙うチームとしてほめられたものではない。夏場に入り、シーズン序盤、運動量を生かして勝ち点を積み上げていた上位チームが軒並み足踏みをしているが、別にセレッソがそれに付き合わなくてもいい。むしろこの団子状態を脱する好機を逃すことに悔しさを覚えてほしい。次節は札幌、第1クール辛酸を舐めた相手だ、キッチリ借りを返し、再び勝ち点を積み上げていこう。

躁になる。酒を呑む。

休日はオフの気分を少しでも長く味わいたいからか躁転して眠れなくなる。大概の場合はハルシオン様のご厄介になるけれど、たまには起きているか。


DSC_275801.jpg

昨日の夕食。近所のお好み焼きやさん。美味いと評判のお店ですから食がすすみました。そばロール美味かったな。ネギ焼きまた食べたいな。


ああそうそう、やっつけたシリーズですよ。岐阜と聞いてぱっと思いつくものっていうと、鵜飼いで釣った鮎とか、栗きんとんとか、飛騨蕎麦とか、そんななので手近のスーパーだのでは岐阜名産というものは売っていないのですよ。かろうじてあったのがコレ。

DSC_27690101.jpg

またしてもアルコール、しかも苦手な日本酒です。岐阜県産にごり酒、頑張って少しだけ呑んでみました。

…。

うーん、やっぱり日本酒は苦手だな…。苦手なお酒の中でも特にキビシイ。でも少しだけ呑んでみました。ゲン担ぎですからね。


さあ、勝利を掴もう。ゴールをガンガン決めてやろう。試合に酔うのが一番好きな、西中島からのお願いです。

7/24/2009

また鬱が来た。

水曜日、社長がわざわざ時間を工面して下さったのに、元気が出ずに長居に行けなかった。カメラもユニも用意していたけれど、足が動かなかった。

DSC_26410101.jpg

4月に熱を出して体調を崩した辺りから平日は元気が出ない。朝が一番酷くて、いつもなら楽になる夕方になっても気分が盛り上がってこない。休日は大分楽なんだけれど、いつもよりは厳しい。新型うつってやつなのか?辛い。とにかく辛い。しばらく我慢の日々です。

7/23/2009

J2 第29節 C大阪4VS1熊本 レヴィー・クルピの賭け。

前半10分 木島 良輔(熊本)
前半38分 乾 貴士(C大阪)
後半30分 カイオ(C大阪)
後半43分 乾 貴士(C大阪)
後半44分 マルチネス(C大阪)



後半16分の交代、これが全てだった。リスクのある采配だったが、結果は最高のものだった。


スタメンとリザーブ。羽田が出場停止の為前田が3バックの一角に入った。FWのリザーブは小松。

field-2009-07-22-st.gif
試合開始時


立ち上がりは熊本のペース。木島、宇留野、藤田、西、攻撃陣の出足が早く、守備でも攻撃でも先手を取られてしまう。失点のシーンも藤田の老獪さ、木島のスピードと経験が生きたもの。あのレベルで崩されると今の守備陣では応対できない。

熊本とすれば、この先制パンチでここ4節1勝2分1敗と波に乗れないセレッソの出足をくじく意図があったのだろう。実際前半の殆どの時間、素晴らしいプレーをしたのは熊本イレブンだった。しかしセレッソの誇る3人がこのハンデを乗り越え、熊本の守備を崩す。カイオが基点となり、香川が繋いで、最後は乾の突破。0-1で前半終了かと思われた中での同点弾には千金の価値があった。


それでも熊本は食い下がる。後半も主導権を握り、セレッソはここ数節の悪癖、運動量の低下が起き始めた。流れが再び相手のものになりかけたその最中、レヴィー・クルピは思い切った策に出る。3バックの一人前田を下げて濱田を右ボランチの位置に投入、変則の4-3-2-1にシフトチェンジをしたのだ。

field-2009-07-22-51.gif
後半16分


3枚のボランチが最終ラインの前で相手の攻撃をディレイ、奪ったボールは濱田、マルチネスが攻撃陣に送り込む。両サイドの負担も減り、少しずつチャンスを生み出し始めた。勝ち越しとなったカイオの復帰後初ゴールも攻撃参加した濱田が絡んでいる。

一度リードを奪えば相手のモチベーションは大きく下がる。セレッソはシュートの雨を降らせ、熊本を自陣に釘付けにした。その勢いはカイオが下がり小松が投入された後も変わらなかった。

field-2009-07-22-83.gif
後半38分


乾の2点目は小松のゴール前のクロスを香川がスルーしたところで勝負あり。3-1とし、このゲームをモノにする。

本来ならこれで守りに入るのが定石だが、今日は押せ押せムード。香川のドリブルで得たフリーキックをマルチネスがクリティカルヒットでゴール隅に突き刺す。キーパー木下はゴール前で一歩も動けなかった。

field-2009-07-22-89.gif
後半44分


早い時間に先制され、苦戦が予想されたゲームだったが、後半は上手くセレッソの流れに引き込むことが出来た。4バック、3ボランチへの勇気ある変更を行った監督レヴィー・クルピの勇気がこの結果を呼んだといっていい。今日は脱帽だ。

7/22/2009

やっつけた!馬刺しやっつけた!!

熊本ラーメンも美味しかったんだけどね。さすがに手の内を読まれているだろうと、誰に読まれているかは知りませんけどね、マンネリはよくないだろうと、だから馬刺しだろうと。でも近所に馬肉専門店などあるはずも無く。曇天模様の空の下、馬肉を探す旅にでましたよ。

DSC_26810101.jpgいまにも泣き出しそうな空

で、ようやく見つけました馬肉。遠くにある高級志向のスーパーの片隅に、ちんまり鎮座していました。馬肉。即ゲット。即会計。即帰宅。即捕食。

DSC_269601.jpg

正直味がどうとか論ずるほどの量は食ってないのですが、ゲンは担ぐというか、そういう企画なんで、バシッと食べました。

仕事が立て込んでいるので、試合に行けるかちょっと不安なのですが、ウチの社長は寛大な方なので「行っておあげなさい」と優しく行ってもらえるものと信じています。いや、きっとそうでしょう。ねっ!社長!!

7/21/2009

花を買った。

DSC_22800101.jpg

ガラにもないことだ。そもそも花屋に行くことすら殆ど無い。だからどの花も美しく、どれを選べばいいのか判らなかった。

そうすると家内がひまわりのアレンジメントを探し出してくれた。

DSC_22930101.jpg

元気で明るくてたくましい。私はそれを気に入った。そうしてその小さなアレンジメントを、私の母へのプレゼントとした。

今日は私の母の60回目の誕生日だ。馬鹿でかい赤ん坊を二人も生んで、必至に育ててくれた人だ。もう随分と歳をとってしまったけれど、これからも元気で、明るく、たくましくいて欲しい。

おめでとう、ありがとう。

7/20/2009

スーツを買いに行って気持ちを貰いました。

阪神なんば線に乗って西宮に行ったんですよ奥さん。

DSC_25990101.jpg

何をしにいったかって?当然スーツを仕立ててもらうためですよ!!M2PLANT西宮店に行ったんです!!

DSC_26020101.jpg

実はM2PLANTのお店、自転車で行ける距離にもあるんですが、あえて西宮のお店にしました。セレサポならおなじみのあの人がいるからです。

DSC_26150101.jpg

勝田被服株式会社が誇るゴール裏の太陽、Sさんです。Sさん西宮店の店員さんなんですよ。この人から伺ってたので、西宮までオーバーラップしました。Sさんには快く迎えていただいて、ずんぐりむっくり、日頃はずっとTシャツGパンの私に親切丁寧にスーツの説明をしていただきました。採寸もし辛かったと思うんですが、本当に丁寧にしていただいてね、感激です。これで破格値のセール中ってんですから、いや悪いなーと、こっちが頭下げたいくらいでした。セールは今月末までなんで、スーツをご入用の方は是非。出来れば西宮店で。

DSC_26100101.jpgキレイなお店で心地よく。


オーダーが決まった後、少しお話しする時間があったんですが、Sさん本当にサッカーが、セレッソが好きでした。筋金入りって感じです。私と違って邪念が無い(いつもそれで迷惑かけてます)勝利を信じて疑わない心を持っている人です。こういう人にサポートしてもらえるセレッソってチームは幸せ者だと思いますよ。Sさんみたいな人達が「頑張れ」「負けるな」と願っていると思ったら、手は抜けないですね。最後はオーダーしに行ったのか、サッカー談議をしに行ったのかわからなくなってしまいました(時間をとらせてしまってスミマセン)元気ももらえたので、第2クールの残り、そして勝負の第3クール、真摯に応援したいと思います。絶対勝つぞオラッ!!

7/19/2009

J2 第28節 甲府1VS1C大阪 青息吐息。

前半30分 乾 貴士(C大阪)
後半13分 マラニョン(甲府)


何度も肝を冷やした。甲府に決定力があったなら、少し運が無かったら、やられていた試合だった。


スタメンとリザーブ。スタメンは久しぶりにベストメンバーが組めた。西澤がリザーブに入れば万全か。

field-2009-07-19-st.gif
試合開始時


やはりカイオ、香川、乾の3人が揃うと面白い相乗効果がある。それぞれへの圧力も減るので攻撃の厚みが違う。石神も前半よく動けていた。シュートまで持ち込めないもどかしさはあったが、守備でもピンチが少ない分、安心して試合が観られた。乾のゴールも3人が絡んだいいゴールだった。

しかし好事魔多しとはよく言うもので、前半30分過ぎに黒木が相手DFダニエルと交錯し負傷、ピッチを去ってしまう。代役は濱田。

field-2009-07-19-36.gif
前半36分


リザーブの中でボランチを務められるのが濱田しかいなかったこともあるだろうが、マルチネスの相方に守備に長けた選手を置かず、ダブルボランチ二人ともが攻撃的というのがレヴィー・クルピらしい。試合後のコメントでも羽田を一列あげる選択肢を指摘されていたが、やはり守備よりも攻撃にウエイトを置いているのだろうか。これが後半の伏線になっていった。


さてその後半、ハードワークをしていた両サイドの運動量が「予定通り」落ち始め、前線とのコネクションが薄れていく。マラニョンへのマークを外してしまい、自信を失った辺りから雲行きが怪しくなってきた。

それに加えて甲府の選手交代。片桐、キム・シンヨンと運動力豊富なアタッカーが次々とピッチに投入され、セレッソ守備陣を執拗にチェイスし始めた。繋ぐことを意識しているはずのセレッソも質の低いパスワークしか出来ず、ボランチから前にパスが繋がらない。

対応に追われた結果、立てられた策は平島、小松の投入。

field-2009-07-19-72.gif
後半27分


しかしカイオが下がった事で前線でのコンビネーションが無くなってしまい、火に脂を注ぐ結果となってしまった。二人ともシチュエーションによっては効果的なプレーが出来る選手だけに惜しい気がする。

ボランチと両サイドがゴール前に張り付く形になってしまったので、後半前3枚は殆ど仕事が出来なかった。小松がいい突破からシュートまで持ち込んで見せたが、キーパー萩の体をはったセーブに防がれる。

ピンチは、さていくらあったろう。キム・シンヨンのヘディングは危険だった、マラニョンもセレッソ右サイドをチンチンにやっつけてしまった(平島投入後は多少盛り返したが)片桐、藤田が押し込んできたおかげで濱田は自慢のパスワークを披露出来ず、バイタルエリアを奔走する羽目になった。ドローゲームになって本当によかったという感想。


結果論になってしまうけれど、守備の組織が出来ていない、またはそういう編成になっていない状態で守備を徹底させるのは厳しい。極論を言えばFWを11人ならべて「さあ、1点を守りにいこう」と言っているのに近い。セレッソも守備を論じるなら中盤での汗かき役、最終ラインの前で相手の選択肢を減らすクレバーなスペシャリストが必要だ。そうすることで前線の攻撃力も、最終ラインの頑張りも、マルチネスの展開力も生きてくるはず。黒木がプレーしている間は彼の成長を待つという目的が理解できたが、もし負傷が長引くなら羽田や藤本といった選手にも目を向けてほしい。


今日は助かった。4位との勝ち点差キープという最低限のノルマは果たせた。だがチームにはもっといいポテンシャルを引き出せる要素が多分にある。それに目を向けず苦戦を続けるのはもどかしい。運が自分の手の中にあるうちに、打てる手は全て試してほしい。

甲府ワインやっつけた!!

へい、胃の痛い西nkjmだよ…。空気なんぞ読めんです。「からけ」?

ということで試合日の朝に甲府ワインをやっつけてみました。

DSC_227401.jpg

飲み方はソーダ割り。死んだじいさんがこの飲み方好きでね。なんでもアルゼンチンの人もワインをこうやって飲むらしい。じいさんアルゼンチン人だったのか。

甘口ということで下戸でもわりと飲みやすかったです。普通に美味い。こんなワインを一から作った甲府の人ってすごいな!こんなワインが出来るだけのブドウを育てる甲府の土壌すごいな!

私はワインに飲まれましたがセレッソは甲府に呑まれませんように。大事な一戦だからね。んじゃまた夜に。

7/15/2009

やっつけられた夜に。

負けた夜ってのはいつだって辛いもので、足取りも重いのです。このまま帰ってもなんとなく切ないよなということで、某お蕎麦屋さんにお邪魔していました。

大阪だと「うどん・そば」なんて看板が目立ちますが、本来お蕎麦屋さんというのはあてとお酒を少したしなんでから、シメにお蕎麦をやるというところで、江戸時代なんていうと、今で言うところのバーみたいなものだったんだそうです。こちらのお店は大阪では希少種のそういうお店でした。地酒、地ビールがずらりと並び、その日仕入れた旬のものを美味しいあてにしてくれる。最後は自慢の十割蕎麦。

この日はもうタガが外れたような精神状態でしたので、思い切ってビールを、それも苦味が強い地ビール、アンバーエールを頂きました。

DSC_226001.jpg

確かに苦いのですが、少しフルーティな新鮮さがあって、ビールが苦手な私でも美味しいと思える地ビールでした。あてはたこのジェノベーゼ風。ほのかな酸味とたこの歯ごたえが絶妙でした。

DSC_226801.jpg

最後の蕎麦は1枚半。いつも思うのですが、十割蕎麦だからなのか、ここのお蕎麦の香りはよいです。美味しいものを食べたら、少し気分が落ち着きました。蕎麦湯も美味しかったな。

DSC_226901.jpg

お店の方には「次に来る時は祝杯を上げられるようにしたいですね」と言ってしまったので、次のホームでは勝てるよう、お願いします。しかしサッカーと食い物の記事しか書けんのかよ。

7/13/2009

J2 第27節 C大阪3VS4湘南 誰がセレッソを殺したの?

前半15分 坂本 紘司(湘南)
前半33分 濱田 武(C大阪)
後半4分 香川 真司(C大阪)

後半14分 アジエル(湘南・PK)
後半21分 香川 真司(C大阪・PK)
後半24分 坂本 紘司(湘南)
後半41分 永田 亮太(湘南)


今日、セレッソは一度死んだ。今年一番だった濱田の働きを、2得点をあげた香川の奮闘を、復帰直後のゲームだというのに90分間走り続けたカイオの頑張りを、そして今日スタジアムに来た1万8146人の観客のうちの、殆どの人が望んだ夢を壊して死んだ。


誰がセレッソを殺したのか?


スタメンとリザーブに大きな動き。出場停止の小松、乾が外れ、カイオが復帰、濱田は2シャドーの一角に入り、攻撃の核をになう。西澤のコンディションはまだ戻らない様子で、攻撃的リザーブは苔口のみ。

DSC_195901.jpgアジエルとしばし談笑


field-2009-07-12-st.gif


立ち上がりは湘南のペース。堅い守備でセレッソの攻撃をサイドに押しやり、攻めは早く、戻りもしっかり。ジャーン、村松、田村の三枚が常にトライアングルを形成し、守備に専心しているので真ん中からの崩しは難しい状態だった。タフなゲームになる予感がした。

DSC_201101.jpg香川には常に田村がついていた


先制点を奪えば負けの無い両チームだけに、相手守備にどう切り込むのか、相手の攻撃をいかに防ぐか、両チームの全員が早い段階から集中していたはずだが、前半15分という早い段階で湘南が先手をとった。シュート自体は素晴らしいもので、これを防ぐのは厳しい。だがその一歩手前のプレーはどうだったろう?失点の前のプレーの雑さが後々になってひびいたように思う。

点をとればその後の試合運びは慣れたもの。セレッソはいい守備からカウンターを食らうという悪い流れに引き込まれていく。

それを救ったのは濱田だった。コーナーキックが鋭く弧を描き、キーパー野澤の伸ばした手のその先を通過して、ファーのサイドネットに突き刺さった。1-1。前半をタイで迎えられたのは大きい。濱田のコメントを読む限り、ラッキーパンチがヒットしたような状態だったから、この時点ではむしろセレッソの方がついていた。

DSC_212801.jpg


後半、その勢いにのってセレッソが攻勢に転じる。前半の半ばあたりから攻撃陣のシュートの意識が高く、これがいい方向に向いていた要因だった。その中でも濱田、香川が堅牢極まりない湘南の中央を破って奪った勝ち越し点は素晴らしいものだった。湘南のジンクス、選手の無意識の中にまであった自信を奪う絶好の機会だった。

DSC_217201.jpg


幸運は続く。アジエルの突破を防いだプレーをPKと判断され、同点に追いつかれた10分後、今度は香川の右サイドからの突破を止めた湘南がPKをとられ、再び3-2とリードする。今日の主審家本を色眼鏡で見るわけではないが、セレッソのPKは釣り合いを取っているようにも見えた。

DSC_222601.jpg一度蹴りなおしを宣告されるも落ち着いてゴール


さあ、問題はここから。試合巧者の湘南を向こうに回して、後半21分で1点のリードも、中盤の運動量は落ち、ポゼッションを少しずつ奪われ始めている。さらに1点をとってより優位に立つか、それとも逃げ切りの為に守備を固めるか。そして選手のカードはどう切るべきか。レヴィー・クルピは勝利に最も近い選択をしなければいけなかった。

素人の傍目では明らかに中盤が破綻しかかっていた。シャドーとボランチ、ボランチと3バックの間が空いていて、そこを基点に攻撃を仕掛けられていた。二人のウイングバックはだだっ広いサイドのスペースを埋めるだけの運動量が無くなっていたところにこの状態で、殆ど機能していない。カードはまだ3枚残っていた。湘南は後半一枚カードを切っていたので、あと2枚のカードを切られてもそれに対応する事も出来た。

普通ならボランチとウイングバック、中盤のテコ入れをするだろう。しかし、実際に投入されたのはFWの苔口だった。黒木が抜け、カイオ、濱田がそれぞれ一列ずつポジションを下げる。

field-2009-07-12-78.gif


好意的に考えるのなら、攻撃を活性化させることで相手のプレーエリアを押し下げようという意図があったのかもしれない。しかしせっかくシャドーの位置で生き生きとプレーしていた濱田はボランチの位置で輝きを失い。前線でのチェイシングも減ってしまった。結果として守備陣は湘南の猛攻にさらされることになった。両サイドにはスペースがあり、センターには田原がいる、湘南はさぞ攻めやすかっただろう。

DSC_198101.jpg最後は田原を封じきれず終戦


同点に追いつかれたゴールは右サイドから易々とクロスを上げられ、ファーサイドにいたフリーの選手が決めたもの。4点目は田原のポストプレーを止められず、ゴール前でポイントを作られたところを中盤から飛び込んだフリーのプレーヤーが奪ったもの。2点とも中盤のプレッシングが緩慢になったことが遠因になっていた。

時間を巻き戻すことは出来ないが、もしレヴィー・クルピが藤本や平島など守備に長けたプレーヤーを投入していたら、結果はどうなっただろう。少なくとも、あれ程の醜態をさらすことにはならなかったはずだ(失点や結果はともかくとして)今日は何かが狂っていた。おかしかった。


結果として、セレッソは後一歩、もう少しのところで、またも平塚の後塵を拝すことになった。湘南の「先制点を取れば必ず勝つ」というデータもそのまま。失ってしまったものはあまりに多く、この状態で甲府戦をむかえるのは頭の痛いところだ。

7/12/2009

ちゃんと湘南名物やっつけた!!

えー、前回は散々な出来でした湘南やっつけた企画だったわけですが、今回は、今回こそは気合を入れて取り組もうと、そう考えたのです。きっちり「湘南名物」を探し、取り寄せ、捕食するのです。そうして勝利を引き寄せるのです。


で、選んだのはこちら、湘南といえばベルマーレと、サザン!!今何時?そうねだーいたーいねー♪という、あのサザンです。たこせんべいとか湘南丼といったべたなのもあったのですが、夏ですし、海ですし、サザン関連の食べ物を取り寄せましたよ。

DSC_18340101.jpg

はい、コラボ食品サザンカレーのスパイシービーフと骨付きチキンでございます。パチパチパチ。まあ、レトルトなんですが。

DSC_18430101.jpg

スパイシービーフの方は肉がゴロンと入っていて、名前の通りすっきりとした辛味です。チキンは写真の通り、ほろほろと肉がほどける骨付きチキンがインパクト大。そして意外に(失礼)なかなか美味い。レトルトカレー数あれど、かなりハイレベルなカレーでした。どうだ!食ったぞ!キッチリ湘南名物をよ!もうシウマイの時代じゃねーんだよ!!こんにゃろー(誰に対してキレてるんだか自分でもわからない)


それと、神頼みもしとかなきゃね。もう出来ることって言ったらこれくらいだよ。

DSC_17930101.jpg

やることはやった(本当か?)後は90分間全力でサポートするのみ!そして勝利の美酒を!あ、私下戸でした。まあウーロン茶が水出し玉露でも飲むかね。

7/09/2009

J2 第26節 栃木1VS3C大阪 後半からしか観てません。

前半20分 乾 貴士(C大阪)
前半37分 香川 真司(C大阪)

後半32分 高安 亮介(栃木)
後半40分 香川 真司(C大阪)


仕事がおしてしまった…。乾の抜群の飛び出し(そして濱田の美しいパス)も、香川の神かがった1点目も生では観られていない。後半のバタバタしたところだけの印象なので、スコア以上に苦戦した印象。特に小松、乾のカードは痛すぎる。

前半はスタメンとベンチだけを記す。西澤のコンディション不良と苔口の練習試合での好調でベンチスタートのFWが代わった。累積警告明けの前田もベンチスタート。この布陣で0-2のスコア、結果だけ見ればほぼ満点の出来。

field-2009-07-08-st.gif
試合開始時


しかし、私がテレビ観戦しだしたのが悪かったのか、セレッソの生命線、ポゼッションが上手くいかない。栃木の早め早めの交代策が効いていたように思う。相手MF河原が再三右サイドを突破され、クロスを浴び続けた。質は決してよいものではなかったが、味方を信じて丁寧にボールを供給し続ける姿勢が栃木のゴールを呼び込んだ。後半30分過ぎ、1点差の展開に肝を冷やす。

この失点まで、セレッソは無策だったわけではない。むしろ今までより早めにカードを切り、守備を徹底させていた。失点の右サイドをパッチする為に失点の15分も前に前田を投入している。

field-2009-07-08-62.gif
後半17分


さらに10分後には小松を下げて藤本を投入。香川、乾を前線に残し、5バック、3ボランチで徹底的に守りに入っていた。

field-2009-07-08-72.gif
後半27分


それだけにこの失点には頭を抱える。この時間帯の失点が多いということでレヴィー・クルピも出来る限りの策を講じていた。なのにこれだ。ロースコアでの逃げ切りはセレッソには無理なのだろうか。

結局前田のパスカットから始まったショートカウンターで3点目を叩き込み事無きを得たが、とにかくこの失点が気にかかる。


もう一つ頭がいたいのは小松、乾の代役だ。カイオをぶっつけ本番で使うのか、今節コンディションを落としていた西澤が穴を埋めるのか、はたまた苔口をトップに入れるのか。今日の試合での苔口の出来はプレー時間がごく限られたものだったのでなんとも言えないし、そもそも1トップというポジションに適正があるようにも思えない。

field-2009-07-08-89.gif
後半44分


結果は残したが、次節、大一番の湘南戦に向けて課題山積の夜となった。

7/08/2009

手早く餃子やっつけた!!

うう、明日はもう試合か…。選手もキツイだろうな。今回もやっつけたシリーズをやっております。餃子。栃木っていったら餃子しか思いつかないほど西中島の脳は腐っています。

DSC_17600101.jpg

しかも味の素の餃子って…。ゴメンねゴメンね~!!でも美味しかったよ。国内工場製だよ。効くって!!効くって信じようって!!


うん、あのさ、最近疲れてるのよ、憂鬱なのよ、薬が効かないのよ(ハルシオンも以前飲んでた頃に比べるとあんまりという感じなのさ、これは寂しいね)。こういう日もあるさ。んじゃ。

7/06/2009

J2 第25節 C大阪0VS0仙台 消耗戦。

得点者無し



上位同士の対決が続く7月の初戦は、難敵の仙台。セレッソとは逆に堅い守備を身上とする。最強の矛と最強の盾がぶつかった時、激しい火花が飛んだ。


スタメンとリザーブ。マルチネスの代役は濱田。黒木と二人で穴を埋めることになる。リザーブでは攻撃的な選手が西澤しかいない。攻め勝った上で逃げ切る公算だったか。

field-2009-07-05-st.gif


こうした大一番の試合では一つのミスが致命傷となりかねない。ところが最初にミスを犯したのはセレッソだった。ラインの裏を取られること1回。キム・ジンヒョンのキャッチミスが1回。

DSC_151001.jpg背筋が凍る一瞬

その他にも質の低いプレーが続き、不満の残る立ち上がりだった。特にダブルボランチに安定感が無い。仙台のチェックに合うとすぐに危険な位置でボールをロストしてしまう。それが過ぎると二人とも消極的なパス回しを優先するようになってしまった。特に濱田の判断の遅さ、パスワークは問題。もっと出来るプレーヤーなのだけれど。

DSC_155301.jpg横パスに終始する濱田

反撃の糸口はやはり香川、乾の二人。味方ボランチの前までプレーゾーンを下げ始めると、スピードにのって相手守備陣に切り込み始める。特に乾のキレが抜群。執拗なチェックがある中で何とかシュートまで持ち込む。今日はチームトップとなる5本のシュートを放っている。殆どがオンターゲット、もしくは惜しいシュート。

DSC_158101.jpg二人が絡むと形が出来る

それでも仙台のブロックは崩れない。特にエリゼウは素晴らしい働きだったと記憶する。小松との空中戦に競り勝ち、香川、乾のドリブルを防ぎ続けた。セレッソサポーターとすれば厄介な存在だった。

DSC_159601.jpgエリゼウはほぼ完璧な出来



後半になると両軍に少しずつスキが生まれ始めた(前半のテンション、パフォーマンスを90分間続けるのはかなりのハードワークで、仕方の無いこと)エリゼウに抑えられていた小松もラインの裏を突き1対1の好機を作る。しかし今度はGK林の壁が待っていた。シュートは間一髪弾かれゴールならず。

DSC_169801.jpgコーナーキックも正面!


対する仙台もカウンターに活路を見出す。セレッソのように相手陣内深くでのポゼッションから得点機を作るチームだとこのカウンターが効果的に決まる。3バックのサイドに両FWが流れ、守備が混乱。ただしセレッソも意気高く、ギリギリで凌ぐ。


この混沌を正すべく、西澤登場。

DSC_170301.jpg


field-2009-07-05-69.gif
後半24分


ところが仙台も粘る。DFラインがなかなか崩れず難儀。逆にセットプレーからゴールを決められてしまうも、ここは主審村上伸次のファウルとの判定に救われ、スコアは変わらず。

DSC_166401.jpg去年と変わらずセットプレーではヒヤヒヤもの

最後は、体を張っての消耗戦。石神が痛む、乾が痛む、江添が痛む。仙台のプレーヤー達も何度と無くピッチに倒れこんだ。

DSC_172301.jpgエリゼウは実直に乾を治療

仙台にはポスト直撃のシュートがあり、セレッソにも乾の素晴らしいコントロールのシュートがあった。しかし、ゴールは遠い。

セレッソの2枚目のカードは平島。スタミナ切れを起こしていた酒本に代わって右サイドに。ただしプレーする時間は殆ど無く、タイムアップの笛を聴くことになった。

field-2009-07-05-89.gif
後半44分


隣の芝生は青いというが、当初描いていたゲームプラン通りに試合を進められていたのは仙台だったように思う。90分間を通じて何をするべきか、個々人が正しく理解していた。対するセレッソはそのリアクションに終始してしまい、ここぞという流れが作れずじまいになってしまった。

ただし結果だけを見れば、セレッソにとって有利なものとなった。仙台は良いサッカーをしていただけに、勝ち点3をあげて上位に食い込みたかったはず。それを許さず、勝ち点差を維持できたのは素晴らしい事だ。試合終了直後に林が倒れこんだのがその証拠ではないだろうか。

DSC_174101.jpg


7月初戦、無難な結果を手に入れられたことをまず祝おう。次節栃木戦ではカイオが、さして湘南戦ではマルチネスが帰ってくる予定だ。決して楽観視は出来ないが、昨年の第2クールを考えればまだ戦える環境が揃っている。

DSC_14280101.jpg