4/20/2009

J2 第9節 札幌4VS1C大阪 膿海。

前半6分 岡本 賢明(札幌)
前半19分 香川 真司(C大阪)
前半41分 キリノ(札幌)
後半4分 西嶋 弘之(札幌)
後半28分 クライトン(札幌)



今まで勝ちで隠れていた悪い部分、膿が一気に出た。油断と慢心で2点を失い、ディフェンスの穴を修正できずに3点目を献上し、ついには運に見放されて4点目を奪われた。今まで常勝を続けていたチームでも、ミス一つでこれだけバラバラになってしまうのかと驚く。


あまり長くは書かないけれど、スタメン、リザーブから。前節と変わりないメンバーだった。

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立ち上がりの失点は、止むを得ないと言えばそうか…。右サイドを上手く抜けられた。キム・ジンヒョンはあの角度が一番苦手なのかも知れない。

その後の反撃が、この日一番セレッソらしい時間帯だった。相手の守備を細かく刻んで、香川のゴール。もし引き分け以上のゲームだったなら、何かしら歴史に残るような出来。

このスーパーなゴールの後、流れを完全に引き寄せられなかったセレッソ、再び引き寄せようと懸命に走った札幌、その差がそのままスコアになった。藤本の2失点目のミスを責めることもできるが、それを言うならばそれ以前のゲームでも細かい綻びは沢山あった(岡山戦でも何度1対1の場面があったか!)。ただキム・ジンヒョンがいいセーブをしたために隠れてしまっただけ。もう一度守備の連携や意識の統一をする時期なんだろう。

ただ藤本をあのままにしておくのはチームとして不可能だった。ハーフタイムで濱田を投入する。

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後半最初の1点、セレッソが同点に追いつくのか、札幌が突き放すのか、この大事な1点を、セレッソはあまりにも早々に、しかも易々と奪われてしまった。コーナーキックのディフェンスがゾーンかマンマークはどうでもいい。どちらにせよフリーな選手が生まれてしまっては意味が無い。

この失点の後に、セレッソはプレーの質と量を極端に下げてしまった。攻撃陣の足は止まりがち、守備も後手を踏む。


4失点目は、もう何か憑き物に憑かれた様な失点。乾が1対1を外し、そのボールがこぼれてカウンターを食らい、あっという間にクライトンとキムが1対1に。一度はキムがセーブしたもののこぼれ球がもう一度クライトンの足元にやってきた。あえて強がりを言うならこの失点が1-4の4点目でよかった。1点を争うゲームでこんな失点を食らってはやりきれない。


問題は次の試合。26日の富山戦だ。このチームのパフォーマンスは判っている。それを敗戦後の試合でもしっかりと発揮できるのか(敗戦から何か学び取ってもう一回りいいチームになれれば文句は無いけれど、最低でも今までのテンションを保ってもらえるのか)嫌な流れを変えられないのか、それが試練だ。


 

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