12/02/2008

ヤナギについて。

 全く恩知らずも甚だしいというのが、第一の感想。セレッソが4バック路線を進む中で、最早希少種とさえ言える本職のサイドバックとしてズッコケDFラインの右サイドを引き締め、若手中心のチームにあって数少ない「声の出るベテラン」として存在した名職人を易々と手放してしまうのは、勿体無いとかいうレベルではなくて、不条理すら感じる。

 そう、手放してしまうのだ。柳沢がチームにいないということは、来年どこか違うチームにいて、ひょっとすればセレッソに向かって牙を剥く事だって有り得るのだ。ただでさえJリーグに加入してくるチームが増えているのだから、経験豊かで実力もあるベテランは引く手あまただろう。だから私はセレッソに対して心配はするが、ヤナギに対して将来の心配はこれっぽっちもしていない。絶対に働き場所はあるはずだ。


 右サイド、職人肌、ベテランというと久藤の事を思い出すのだけれど、あれからフロント(特に強化部)はどれ程の事を守り、どれだけの事を勉強してきたのだろうか。恨み節を言っても始まらないが、とにかく人の心の有り様を考えてほしい。


 それから、ヤナギ。2シーズンセレッソの為に粉骨砕身してくれた事に、ただただ感謝。そして新しいチームでも、是非頑張ってほしい。私はヤナギが上げるアーリークロスの美しい放物線を、何時までも覚えているよ。

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