12/31/2008

帰ってきました。

 長崎から帰ってきました。美味いものもたらふく食べましたし、まわりたいところもまわれたし。満足満足。VファーレンがJに上がってきたらまた行こう、うん。本当にいい街ですよ、長崎。

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 また旅行(というか放浪というか)をして、大阪のいいところも再確認しました。街行く人の派手なこと、ガヤガヤと大阪弁のうるさい有様、ソースの焦げるいい匂い、何より愛する家族とチームのいる街。大阪もいいもんです。


 今年も一年間ブログをご覧頂いてありがとうございました。いろいろありましたが、セレッソは着実にいい方向に向かっていると思うんで、来年こそ結果が出ると信じています。新外国人とGKが当たってくれれば何とかなりそうだし、楽観視していますよ。始まる前からドタバタしても仕方が無いもんね。来年はまた例のアレからスタートしますので、よろしくお願いします。

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12/30/2008

高島で迷ってこけた。

 高島、長崎の沖にある離島です。かつては炭鉱の島としてにぎわっていたそうですが、国外産の石炭に押され、1986年に閉山、多くの人が島を去って行きました。この島が、私の親父の育った島です。私が長崎に訪れたかった、一番の理由。


 島への交通は港からの高速船のみ。雨の予報だったのですが、嘘のような晴天でした。親父がらみの日は晴れが多いんですよね。

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 高島は思っていたよりもずっと小奇麗な島でした。南国情緒があり、空気も穏やかです。

 ただし一歩高山跡に足を踏み込むと、雰囲気が一変します。何年も、誰も足を踏み込んでいないような階段、風化した無人の家屋、それらが山すその森に隠れるようにありました。

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 野生化したネコ。誰かがエサをあげているようですが、人の気配はありませんでた。

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 森の中の人家、どれが「生きている」家なのか、どれが「死んでいる」家なのか。

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 同じく閉山した端島、通称「軍艦島」

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 島を巡るうち、なんだか不思議な気持ちになりました。この島はみなから忘れられているようで、その島にいる私も、その島に暮らしていた親父の存在も忘れられていくようで。浮世離れしたというか、なんともいえない感覚でした。そんな島が長崎の目と鼻の先にあるんです。それもまた、不思議でした。


 一日のシメは、やっぱり、dico. appartement、コオリコーヒーのほろ苦さで、ようやっと生き返りました。明日は大阪に帰ります。

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12/29/2008

新地浜町ぶらぶら。

 長崎ぶらぶら旅一日目、正直高速バスの酔いが残ってしまい、どっちかって言うとフラフラ旅って感じでしたが、楽しい一日目でした。

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 長崎は町が山すそにへばりつくように並んでいて、わずかな平地に繁華街が広がっています。なので町がぎゅっとつまっていて、徒歩で端から端まで行き来することができます。一日で全て回れるわけではないですが、いくつか行きたい場所を巡ることができました。

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 旅のはじめはみやげ物探し、面倒なことは先にするタイプなもので。

 カステラとかちゃんぽんとか、長崎名物はたくさんありますが、私の一押しは「かんぼこ」です。いい魚がたくさんとれるので、そこからできた「かんぼこ」もまたおいしいのです。味が濃厚で歯ごたえもあり、そのまま刺身醤油とわさびで食べても十分いけます。

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 長崎に来る方は皆かんぼこを求められるようで、有名なかんぼこ屋さんはみなてんてこ舞いという様子でした。百貨店のかんぼこ屋さんなんか明らかにオーバーフローしていたな。私は新地の中華街の中にあるかんぼこ屋さんでみやげ物を探していたのですが、女の方達が忙しく日本中にかんぼこを発送していました。あまりに面白い情景でしたので「一枚撮らせていただけませんか?」とお願いしたのですが、NGを食らってしまいました。あちゃー。仕方がないので山積みのかんぼこをパシャリ。

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 それから行きたかったお店、dico. appartementさんへ。こじんまりしているのですが、なんと言うかいい雰囲気のお店でした。女の子をつれて行くのにオススメです。

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 で、こういうお店はえてして味のほうが…。ということが多いのですが、注文したフレンチトーストとアイスティー、おいしかったな。胃が痛いのにすっと食べられるんですよ、不思議です。また行きたい!

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 なんかたべもの関係ばっかりになったのは西中島ゆえとお許しください。明日は高島をめぐるぞ!

坂の町。

 夜行バス初体験でだいぶやられております、西中島です。10時間座りっぱなしはきついわ、夜行バスはあれだね、格闘だね。揺れとの戦いだね。

 深夜の中国自動車道をバスは西へ西へと進みました。関門海峡を超え、大村、諫早を過ぎると、結露した車窓の向こうに、朝焼けにてらされた坂の町が姿を現しました。

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 ここは私の親父が生まれた町、海風薫る長崎です。

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 まだ朝早くなんでどこの店も開いていませんが、ネットカフェを出たらしばらくうろちょろしようと思います。また夜にでも。

12/27/2008

いろいろと変わる日

 あー、やっと仕事終わりました。今年もいろいろ忙しかったなあ。後は自分のしたい事をしたいだけするのみですよ。

 セレッソはいよいよJユースカップ決勝。観に行けないんだけれど、スカパーの中継はなんとかいけそう。相手がお隣さんなんで「何が何でも勝て!」と言いたいところだけれど、ユースなんだから内容の濃い、いい試合を見せてくれるほうが嬉しいね。来期からトップに入る二人に気をつけながらテレビにかじりつこう。

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 それが終わったら、私も旅立ちです。皆の知らないところに一人でこっそり行ってきます。バスにゆられるから、酔うかねえ。一応酔い止め持って行きます。日曜の朝には、別の街。カメラを持ってさまようのです。なんでもネコが多いそうで、かわいいのが撮れるといいな。寒いから出てこないかな。何せ全く何の目的も計画も無い旅だから、何が起こるか起こすのか、楽しみにしています。

 こうして当て所も無くさすらうのには、一応目的があるんですよ。33にもなるおっさんですから、これから先は家長としていろいろしがらんでくることもたくさんあるでしょう。多分(今でもそうなんだけれど)自分一人の体ではなくなってくるはず。それを考えると、こういうチャンスってそうないんですよね。だからさすらう、しかも無目的、なんかかっこいい(やってる本人はかっこ悪いんだけれどね)

 次の記事を書くのは、多分その街から。画像が悪いのはご愛嬌ということで、しばしお待ちを。

12/25/2008

サクラじゃない、君が主役!

CEREZO OFFICIAL

香川真司選手 乾 貴士選手 日本代表AFCアジアカップ2011最終予選メンバーに選出

弊クラブ所属の香川 真司(かがわ しんじ)選手と乾 貴士(いぬい たかし)選手が、日本代表 AFCアジアカップ2011最終予選(1/20vsイエメン)メンバーに選出されましたので、お知らせいたします。〔スケジュール:1月10日(土)~1月20日(火)〕(後略)


 私が以前住んでいたところは昔の六学区、岡田監督の母校天王寺高校がある学区だ。私は住吉高校に進んだのだけれど、天高というところはどうにもお堅くて好かない(ちなみに天高出身者には政治家や学者が多くて、住高出身者は漫才師だの作家だの詩人だの、とにかく「ヘンコ」が多い。気風がよく出ていると思う)

 その岡田監督だったから、香川、乾の「KI砲(なんか他に呼び方無いか?)」が揃って代表入りできたわけだけれど、好きではない人間に認められるというのは微妙だね。嬉しいのは嬉しいけれど、これからもシーズンの大事なところで召集かけるんか?という非常に怖い展開も予想される。それだけになおさら微妙。

 ただ乾も香川も上のレベルのプレーを学べる絶好のチャンスなんだから、積極的に、貪欲に代表の空気を味わってほしい。それだけでも何か得るものはあるはずだから。香川なんて合宿行くたびにプレーのキレみたいなものが増していったからね(よく怪我しないなとハラハラしているのもあるけれど)

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 まあこれでこの強力コンビの破壊力は一層増すというわけだ。あとはカイオが何とかなれば、ザッパザッパと相手守備ラインが切り刻めるんだがな…。

12/23/2008

ヤナギ再就職オメ!

 セレスレ見たよ。ヤナギの再就職先がサガン鳥栖に決まったみたいだ。自分も今年転職でフラフラだったから、新しい職場が見つかった時の安堵感はなんとなく判るよ。

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 ヤナギが切られた理由は、多分右サイドバック一筋だった(ちょっと前の言葉を借りるならポリバレントではなかった)ところなんだろうけれど、専門職というのはどこのチームにも需要はある。今度はサイドバック一筋というのを評価されての契約なんじゃなかろうか。切られた理由も雇ってくれた理由も同じというのは面白いね。


 でもこれで来年も元気に右サイドを駆け上がるヤナギが観られるんだね。ユニフォームの色が変わってしまったのは、それは悲しいけれど、好きな選手が元気だと自分も元気になったような気になる不思議。絶対頑張ってね。

12/22/2008

写真日記。

 最近社長や同僚にブログを観られとります西中島です。ネクタイありがとうございます。今日はサクッと写真日記です。

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今日の朝食インスタジオ。

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家族でスーパーにお出かけ。

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赤ちゃんの時に負けていらい食えないイチゴ。

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こいつは食える。

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ということでバナナ使用のクリスマスケーキ、インスタジオ。

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おまけ、ケーキの食材探しに行ったのに髪どめのゴムに心奪われる娘。以上!


12/21/2008

モリシって最後までいじられ役なのな…。

 今日の晩御飯は男前豆腐の湯豆腐でした、西中島です。「狼男」以来豆腐にはまっています。

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 スパサカのモリシ&ナナミの特集観ました。いやあモリシのいじられることいじられること…。監督になっても大丈夫かな…。

 それにしてもいい味出してたのがアキ。ちょっとしか出ていなかったけれど、コメントの一つ一つが重くてかっこいい。

「名コンビっていうか、モリシがあわせてくれてたのかな」

 なんて言われたら涙が出るよ。しっかり最終節観てたの撮られてるしな。正直アキ復帰の話はどうかなと思っていたけれど、あれ観て戻ってきてくれって思えるようになった。モリシの無念を一番理解している経験豊かなベテランなんてアキ以外にいないもの。


 新しい才能(香川、乾、カイオもレンタル延長か!?)とベテランの味が融合すれば、来期はぶっちぎり!か!?

営業はすごいな。

 どうも、今日も皆様に大人気、西中島です。

 最近更新がご無沙汰だったのにはわけがありまして、実は東京に出張に行ってたんですよ。それの準備やらなにやらでてんてこ舞いでした。いざ何か書こうかと思ったらseesaaのサーバーが落ちてたし。

 私と東京の相性の悪さと言ったらハンパ無くて、行くたびに豪雨やドカ雪にたたられていました。詳しくはこちらとかこちらの記事をご覧下さい。とにかく仕事で東京行くがコワイのよ。


 ただ今回に限ってはいい出張だったなと思っています。とある営業職の方たちを取材に行ったんですが本当に勉強になりました。

 それまで営業職っていうとただ頭を下げて、いろいろと勉強したりして、胃を痛めながら日々を過ごしているなんてイメージしかなかったのですが、今回の営業さん達はすごい人達でした。

 何がすごいといって売上至上主義じゃないんですよ。お客様の為に何が必要か、ということを大事に考えている。だから見積りもあれやこれやと盛り込んで高く出すのではなく、必要最低限のサービスで組んだりする。そういう誠意と熱意みたいなものがお客様に伝わるのが大事なのだそうで。

 そういうスタイルで仕事をしている人達なので、当然取材で話をしていても楽しいのです。話が上手い、相手の気持ちをすぐに理解してくれる、それを他人事とはせずに同じ目線でいてくれる。だから取材も比較的楽だったし、この人達の魅力をベストを尽くして表現しようって気持ちにもなりました。帰りの新幹線の中でも思いましたよ「営業ってすごい」って。

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セレッソの営業さんも負けてないですよ


 セレッソの事業部の皆さんも今年一年本当に大変だったのではないでしょうか。まあ以前の部長さんが部長さんだっただけに去年までも大変だったでしょうが、今の大変はいい意味で大変ということで。

 まずスポンサー、今まででは考えられないくらい多くのスポンサーをとってきた。そしてそれをつまびらかにしてくれた。J2というハンデを背負いながらこの件数をとって来たのはすごいことだと思います。あれだけの成果があるってことは実際にはもっとたくさん回って、辛い思いもされたんじゃないでしょうか。

 それから接客、というかサポーターとのふれあいですね。これも良くなったように感じます。以前は少し堅い感じがしたんですが、スタジアムで浴衣になったり、報告会でサポーターと話をしたりする中で、とても話しかけやすい雰囲気が出ているように感じました。


 選手はいい成績を上げれば年俸にすぐ反映されますが、スタッフの方達はどうなんでしょうか?出来ればいい感じにしてくださいませんか宮本さん!

12/17/2008

地の果てか理想郷か。

 今日は仕事で大阪市内某所に行ってまいりました。茫々に伸びた雑草と、荒れてひしゃげたフェンス越しに、綺麗なマンションが並んでいる。なんか不思議な場所でした。

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 こういう場所は精神衛生的に良くないですね。すごく虚しい感じがして…。私はなにやってんだろうって気になります。


 仕事の場所はここから徒歩3分くらいのところにありました。

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 あー、ホント変だよな、こういう景色が上の写真のすぐ近くで撮れるんです!そういう場所が大阪にはあるんです!なんか憂鬱になりました。乾の話とか副島さんの話はまた今度…。

12/16/2008

強くあるために。

CEREZO OFFICIAL

チアゴ選手 加入のお知らせ

2009年シーズン新外国籍選手としてチアゴ選手(クルゼイロ/ブラジル)の加入が決定いたしましたのでお知らせいたします。


マルチネス選手 加入のお知らせ

2009年シーズン新外国籍選手としてマルチネス選手(パルメイラス/ブラジル)の加入が決定いたしましたのでお知らせいたします。


 毎年年明け、だいたい1月半ばくらいだった新戦力の発表。今年は例年に無くスピーディーなニュースリリースだった。噂を聞く限りではどちらも期待の出来るプレーヤー、あとは日本に慣れるかどうかというところらしい。こればかりはやってみないと判らない。


 ただこれで明らかになったことが一つある。

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 ジェルマーノ、アレー。

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 ジウトン。

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 そしてカイオ。この4人のうち来期セレッソでプレー出来るのはたった一人だということ。


 レヴィー・クルピ自身が守備意識の徹底を口にしたことから考えるとジェルマーノ残留の線が濃いように感じるけれど、新外人のマルチネスは左利きのセカンドボランチと、プレースタイルがジェルマーノとぴったりかぶってしまう。そうなるとカイオという可能性も残っているように思う。完全移籍の為には多額の移籍金を支払わなければいけないが、終盤に見せたカイオ、香川、乾の1トップ2シャドーの破壊力を見ていると、何とかならないかというのが私の本音。カイオ本命、対抗ジェル様。


 カイオが残るか?という根拠のもう一つが完全移籍の線で動いているという羽田の存在。チアゴが3バックのセンター、若しくは4バックのCBとしてめどが立てば羽田を一列上げてアンカー役にまわせる。セカンドボランチ二枚とアンカー、ワイパーの関係がはっきりしたコンビ、バランスがいいのはどちらか?


 かと言ってチームの浮沈のカギとなるボランチに未知数の選手を入れるのも冒険(早めに始動、しっかりキャンプが出来ればいいけれど、レヴィー・クルピは「あずき」から出てこれるかな?)フィットするまでに時間もかかるだろうし、どちらにしても「帯に短し~」という印象は残る。うーん悩ましいね…。
 

 
 今日もフレンチトーストを作ったので、撮影。体に悪そうなトロトロ加減ですハイ。もう毎日作るか?
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12/15/2008

フレンチトースト。

 日曜の朝はフレンチトーストを焼く。そして、焼いたトーストを美味く見えるように撮る。今まで「見てくれは悪いが味は美味い」という料理ばかり作ってきたので、見栄えのする料理は苦手だけれど、これもまた修練だ。

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 ランチョンマットだとかジャムスプーンなんてものも使ったことも触ったことも無かったのだが、この機会に買ってみた。おしゃれなものなぞ一生縁が無いものと思っていたのでなんとも不思議な気分だ。

 照明(といっても蛍光灯にトレーシングペーパーかけただけのもの)やレフ板(といってもスケッチブックにアルミホイルを貼り付けたもの)の位置を調節して、カメラの色温度や露光、絞りをいじって、何とか見られる一枚が出来た。まだまだだけどね。


 最近料理の写真にはまっているのには訳があって、まず明確に上手い下手が判るということ。美味そうに見えれば上手い、でなければ下手ということ、すごく明快だ。

 それから、料理はそんなにでかくない。照明なんかのセッティングをしても机一つ分くらい、手軽に出来るのも嬉しい。

 そして何より、料理は子供のようにファインダーを向けても逃げたりしないし、サッカーの撮影のように刹那を切り取るものでもない、冷めた料理を食べる覚悟があればじっくり腰を据えて撮影が出来る。


 もう少し撮影が上手くなったら、少しずつ撮るものを大きくしていく予定。半年後くらいに洋服の撮影が出来ればいいな。

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12/14/2008

仙台胸張って帰ってこいよ!

お前らは力いっぱいやった。
全力で戦った。

ダラダラと休日を過ごしていた私が
固唾を呑んで見守ってしまったくらい、
素晴らしい情熱と闘志を持って、
常勝軍団とうたわれたチームを
後一歩、あと少しというところまで追い詰めたんだ。
それは恥ではない、むしろ誉れだ。

胸張って仙台に帰れ、
そして来期の昇格に向けて英気を養え。

来期はセレッソも力を入れるはず、新外人のリストアップ、
戦力補強は確実に進んでいる、はず。
だから今年みたいなへまはやらかさない、はず。
ま、とにかく確実に強くなって、お前らの前に立ちふさがってやる。

ただ今日は、この日だけは、胸張って帰って、
疲れを癒せ。あんなゲームばっかりじゃ体がもたないだろ?んじゃな。

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12/12/2008

0円です。

 どもです。試合も情報も無いと寂しいですね。昨日はあまりにもサッカーに飢えていたので観ないと決めていたはずの入れ替え戦を観てしまいました。磐田は暫く見ないうちに随分様変わりしていましたね。ああ、ウチが出ていたら相手の左サイドはもう少しチンチンに出来ていたかもなぁ。まあうちのサイドもアマアマなので壮絶な殴り合いになりそうですが。

 もう一つ、サッカーの話題。そろそろ契約更改のシーズンですね。0円提示を受けている人も決まっているはずなのですが、伝統としてウチは移籍先が決まるまで発表を控えているので、誰が0円提示されたのか判らずじまいです。これだけはもう少し早くニュースリリースしてくれないかなと思っています。ミナツモでの言葉のかけ方も違ってくるだろうし。

 しかしサッカー選手というのも厳しい仕事ですよね。モリシみたいに1チームで18年なんてのは例外中の例外、いろんなチームを渡り歩くのが普通なんて状態です。少しでも働きが悪かったり、同じポジションに人がかぶったりすれば、即0円提示ですから。

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 そういう私の今いる職場もなかなかのもの。仕事で使うツールが日進月歩の勢いで進歩しているので、新しいものが出る度にそれを覚えなきゃいけない。もうそろそろ脳みそが硬くなってくる歳なんですが、そうも言ってられない感じです。もし「私それ出来ないから」という技術が台頭してくれば、こちらも同じく0円提示です。

 なので最近は易々と「○○イラネ」なんてことは言えなくなっています。明日はわが身なんですから。しんどいなぁ。

12/10/2008

シアワセ。

 愛媛戦。ロッキンポさんの呼びかけで始まったおおきな「8」のダンマク作り。無事にというか見事にというか、8の字のピンクの部分にまでメッセージがびっしりとつまって、無事完成となった。ゴール裏のホーム側にある屋根の支柱に張り出されていたのでご覧になった方も多いかと思う。

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 こうして視覚化してみると、改めてモリシは沢山の人に愛されていたのだなと感じることが出来る。そんな選手を抱えている(抱えていた)チームというのも、そう無いんじゃなかろうか。そういう意味では、セレサポもまたシアワセなのかもしれない。


 もう一つシアワセだったのは。モリシの最後の対戦相手が愛媛FCだったこと。

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 当たり前ではあるけれど、愛媛FC、そして愛媛サポーターは全身全霊をかけてセレッソと戦ってくれた。そうして試合後、精も根も尽き果てた状態でなお、「モリシ!モリシ!モリシマ!」のコールをしてくれた。それが何よりも嬉しかった。最近殺伐としていて、相手を敬うという気持ちをすっかり忘れていた私にとっては、とても大事な経験になった。モリシの引退セレモニーに唯一落ち度があったとするならば、折角コールしてもらった愛媛サポーターへのお礼が出来なかった事だと思う。(西川くんやロビーは気付いていたようだけれど)

 そういう気持ちにかられたからというわけではないけれど、試合後SBのダンマク撤収の時、愛媛のゴール裏まで行って、愛媛サポーターの方達に話をした。コールが心にしみたこと、最後の相手が愛媛で良かったという気持ち。愛媛サポーターの方達も非常に真摯に対応してくださった。最後に「来年また頑張りましょう」と握手をしたのを覚えている。


 考えてみると、サッカーがなければ、セレッソがなければ、モリシがいなければ、こうして人間としてちょっと成長する機会もなかったわけだ。もしこの世にサッカーが無かったら、私は随分と困った性格のままで、何に感動するでもなく、どれに心惹かれるでもなく、悶々とした日々を過ごしていただろうね。そう思うと、改めてサッカーというものと出会えたシアワセを感じずにはいられない。

12/07/2008

J2 第45節 C大阪2VS1愛媛 心技体

後半5分 江後 賢一(愛媛)
後半18分 酒本 憲幸(C大阪)
後半19分 カイオ(C大阪)



 「心技体」、森島の座右の銘だ。何事を成すにも、この三つの要素、そのどれか一つでも欠けてはいけない。それを嫌というほど教えられた最終戦になった。

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 スタメンは今のセレッソのベストメンバー。リザーブも相澤、江添、柳沢、古橋、そして森島と、豪華な顔ぶれ。

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 ところがいざ蓋を開けると重圧を背負ってしまったセレッソイレブンの動きが硬い。パスはとにかく足元ばかりだし、フリーランも皆無、そして一歩目の出足が遅い為に愛媛の激しいプレスにてこずることになる。最終ラインのパス回しにもキッチリFW二人がプレッシャーをかけるので、落ち着く場所が無い。そうなってくると精神的な余裕が無くなり、パスミス、無理なドリブルでのボールロストが頻発した。平常心を保っていられたのは、羽田、香川、カイオくらいか。

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 対するセレッソは香川、カイオ、乾を軸にしたショートカウンターに活路を見出す。カイオは献身的な守備で相手DFラインのミスを狙い、攻撃の基点となって活躍した。香川は自慢のドリブルでスペースへと駆け込み、少なくとも3度ゴールを脅かしている。普通の出来ならそのうち一度は決められていたろう。

 それを阻んだのはセレッソでのキャリアが長く、恐らくこの試合に特別な想いを持って臨んだであろう愛媛GK多田だった。

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 この試合の多田は気合みなぎった様子で、とにかく当たっていた。足元を狙えば弾かれる、上を突けば手が伸びる、ポストにも随分嫌われた。少なからずあった絶好機を逃し、セレッソは嫌な形で前半を終えた。


 それが後半にひびく。立ち上がり愛媛に一方的に攻め込まれる。クリアしてもクリアしてもセカンドボールを拾われ、ついに先制を許してしまった。普段のセレッソなら「ああ、またか」を下を向くような展開、それでもスタジアムの空気は前を向いていた。それが早い時間帯での同点劇、そして僅か1分後の逆転弾へとつながったというのは、あまりに美化しすぎているだろうか。ただあの日あの時あの場所にいた人間として、あの時間「何か」を感じていたのは偽りの無いところだ。


 来期への課題というところで言えば、この後の時間の使い方があるだろう。一気呵成に攻めるでもなく、組織的に守りにはいるでもなく、ただ緩慢な守備に終始してしまった。愛媛の矢継ぎ早の交代で混乱していた様子もあったし、前3枚以外の中盤も下がりすぎていて、バイタルエリアの守備はガタガタだった。あわや同点ゴールかという混戦は最後尾まで下がっていたジェルマーノの必死のクリアに救われた。


 残り時間5分となったところで、セレッソはようやく一枚目のカードを切る。ただし、古橋。少しから回り気味だった乾が退く。

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 もうこうなってくると森島のラストプレーを観に来た観衆の興味は「森島がプレーするのか、どうか」に集まっていた。ただしこの時点で仙台のリードもセレッソのリードも1点、何が起きるか判らない状況だった。レヴィークルピとすれば難しいところだったはずだ。時計の針はもう45分を指していた、ロスタイムは4分。そのギリギリのタイミングで森島の花道が用意された。

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 ところで森島が登場したこの89分という時間帯、実はもうロスタイムはとうに過ぎていた。今日の主審、鍋島にすればその前のセレッソ側コーナーキックの時点でタイムアップの笛を吹けたはずだが、その後もプレーを続けさせ、森島がボールを触ったのを見届けてから笛を吹いた。私はこれを主審鍋島の「粋」ととらえたのだが、どうだろうか。

 兎にも角にも、今年が終わった。またしても届かなかったJ1への復帰。来期こそ成し遂げよう、新しい背番号8とともに。

たくさんのありがとう。

 今年もだめだった。けれど、皆よく戦ってくれた。今は頭の中があまり整理できていないんで、少しだけ更新。モリシの事を話そう。

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 本当に今日の試合は厳しかった。愛媛は本当に手強かった。勝敗を分けたのはほんの少しの差だったと思う。セレッソの方が僅かにモチベーションが高かった、それだけ。モリシの為だったか、チームの為だったか、それともプレーヤー自身の為だったかは知らない。ただあの2点の時だけ、セレッソは研ぎ澄まされていた。最後の試合を勝利で飾れて、本当によかった。


 そして、別れの時。

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 セレモニーは冗長で、なんかメリハリが無くて、演出なんて何も無くて、でも、涙が止まらなかった。ゴール裏の鮮やかなダンマク達。モリシが話し出すまで少しためらっていた、あの少しの時間。チームメイト達の8回の胴上げ。肩車、騎馬戦。モリシからシンジへの「戴冠」。みんながずっこけたシュートミス。もう一度ひっくり返ったバー直撃。空気を読んだロビー。シンジのパスからのモリシの飛び出し。そして、最後の飛行機ポーズ。

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 スタジアムのどこからも、コールが途切れない。愛媛のサポーターも、力いっぱい「モリシ」コールを送ってくれた。帰って写真を確認していたら、レプリカユニまで持ってきてくれていた。ここを見ていただいている愛媛サポーターの皆さん、本当にありがとう。

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 今期のセレッソ、そして森島の時代は今日、終わった。けれど、セレッソの歴史は続いていく。新しいチームはまだ白紙ではあるけれど、来期きっと歓喜をつれて来てくれると信じている。

 試合の細かいところは、また明日。