9/16/2008

J2第35節 岐阜0VS6C大阪 カイオさんゴメンナサイ。

前半12分 カイオ(C大阪)
前半15分 カイオ(C大阪)
後半11分 香川 真司(C大阪)
後半18分 古橋 達弥(C大阪)
後半44分 カイオ(C大阪)
後半44分 小松 塁(C大阪)



 アレーが後半怪我をしてしまったけれど、この怪我と序盤以外はほぼ満点の試合。特にカイオの生き方、生かせ方が判ったのは大きい。


 スタメンから小松が外れ、2トップはカイオ、古橋。怪我の平島に代わって丹羽。その他はほぼベストメンバー。

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 試合は熱いラッシュの応酬から始まった。これまでの2試合、セレッソから1点も奪っていない岐阜は何としても先制して主導権を握りたい。対するセレッソもここから一試合も落とせない。両者のこの試合にかける意気込みが感じられる立ち上がりだった。ポゼッションで言えば岐阜の方が勝っていたかもしれない。

 その劣勢を跳ね返し、セレッソ優位を確定させたのはカイオ、そして乾、柳沢の右サイドだった。特に乾のドリブル、フリーランは90分間を通じて岐阜の脅威であり続けた。

 先制点も乾の突破が基点、速いニアへのクロスをスピードに乗ったカイオが点であわせた。立て続けの2点目も柳沢のシュート性のボールをカイオが上手くトラップ、振り向きざまにゴール隅に叩き込む。この2点のおかげでセレッソは落ち着いた攻撃、守備が出来た。カイオ個人にしても相手DFラインの僅かなスペースを執拗に突き、守備陣の混乱を誘っていた。これが本来のカイオなのだろう。


 この2点以外にも古橋、アレーが絡んだプレーなど、得点の匂いはそこかしこにあった。僅かなピンチも前田、江添が体を張り、シュートは相澤がその敏捷性ではじき出した。前半だけを観れば、余程油断しない限り勝ちは揺るがないという印象。

 それでもレヴィークルピは手綱を緩めなかった。香川、乾にさらなるゲームメイクを指示し、2トップには守備での貢献を要求した。それが後半の爆発に繋がった。


 後半開始の時点で岐阜の左サイド、セレッソの右サイドは既に優劣がついていた。そこを丹念に突けばチャンスが生まれる事は判っていた。乾がそのスペースを縦横に切り刻んでいく。相手右サイドは反対側の守備の為に引っ張られて形が崩れ、サイドチェンジされるとその対応が出来ない。香川の3点目、古橋の4点目もほぼ同じパターン。


 0-4の時点で少し痛んでいた古橋はお役御免。小松に後を託す。

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 その5分後にはアレーがプレーで痛み、大事をとって青山と交代。

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 それでもセレッソの得点への意欲は尽きない。カイオのシュートは相手DFの足に当たって方向が変わり幸運なゴール。最後は小松がクロスを力強く押し込んで6点目。メンバーが代わってもバランスが崩れないのはいいキャンプを過ごした結果なのだろうか。


 これで勝ち点は52。得失点差で鳥栖を、総得点で仙台を上回り4位まで順位を上げた。ここ4節負け無しと流れもいい。アレーの負傷度合いが心配だが、ほぼベストの状態で山形を迎え撃てそうだ。

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