9/30/2008

旅立ってみようか。

 いや、現実逃避ではなくて。うん?これは現実逃避か?わからん。


 とにかく旅に出たいのですよ。それも観光地とかではなくて、しなびたところ。1時間に1本しか電車が無い駅とか、そもそもそういうのが無い南の島とか、都会でも繁華なとこではなくて、普通の街角がいいな。そんなところに適当につめた旅行カバンとカメラバックを持って、フラフラと、ダラダラと。

 それでそんなとこに行っても写真撮るだけで何もしない。メシも適当な食堂とかで、マズイハズレのラーメンとか、得体の知れない魚の煮付け定食とか、そういうのを食べる。んで「うえーマズい」などと唸ってみる。

 移動も新幹線とかダメダメ。飛行機なぞ論外。夜行列車とか鈍行とかでブラブラと。その日の夕方とかに気分で次に行くところを決めて、ダイヤとか気にしないからとんでもないところで野宿したりね。

 基本会話もしない。いい旅夢気分じゃないし。何か買う時に「ん」とか言う程度で、ボーっとする。そういう非生産的な旅、いいぞ。


 何でそういう事を言い出したかと言うと、そういう旅が出来ないんだとふと思ったから。いろんなものが背中に乗っていて、前にもしがみつかれてて、ビクともしない。それがあと27年くらい続くらしい。うひゃあと。そんなのかなわんなーと。ああ、やっぱり現実逃避だわこれは。


 この流行りもしないようなだらけた旅を、一度やってみたいなぁと思ったら、先人がいた。

「このままでいいのか」自分探しの放浪職員を停職1カ月 奈良市

 やっぱり妄想だけにとどめておくべきかねー。

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9/29/2008

J2第38節 C大阪2VS3広島 悔しくない?

前半8分 香川 真司(C大阪)
前半39分 高萩 洋次郎(広島)
前半42分 高萩 洋次郎(広島)
前半44分 佐藤 寿人(広島)
前半44分 ジェルマーノ(C大阪)


むざむざ同じパターンで失点を繰り返して、悔しくないですか?

目の前で優勝されて、悔しくないですか?

昇格が遠のいて、悔しくないですか?

足を運んでくれた、声を出して応援してくれたサポーターの期待に応えられずに、悔しくないですか?

選手の頑張りを生かしきれず、悔しくないですか?



どうですか?レヴィークルピ。



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 スタメンは前節とほぼ変わらず、青山に代わって1対1に強い藤本がボランチの一角に入る。

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 試合の入りは悪くなかった。広島GK佐藤のまずい処理もあって試合開始早々に先制点も奪えた。だが今のセレッソの課題はこのアドバンテージを生かせないところにある。リードしても試合が落ち着かず、広島相手に受身のシーンが続く。カイオ、小松、香川ら前線が献身的なプレスをするも、全体が連動しない。その為ストヤノフは常にフリーになっていた。香川が決定機を外した辺りからやにわに雲行きが怪しくなる。

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 左サイドは90分間を通じてよく狙われていた。ジウトンの戻りは遅く、守備もまずい。この試合でもその傾向は変わらずで、同点に追いつかれたシーンでも右サイドから流れたボールへの対応を間違う。それにセルフジャッジが重なって、とうとう守備が崩された。

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 次の問題は一度チームがネガティブな方向に傾くと修正できないところ。まだ同点だと言うのに皆が浮き足立つ。檄を飛ばしてチームをまとめる人間がいない。同点から僅か数分後にジウトンと江添の連携ミスを突かれて続けざまに得点された。

 仕舞いにはキーパー相澤のキャッチミス。キッチリ佐藤寿人に詰められる。チームがチームとしてキチンとプレーしていれば、立て続けの3失点は絶対に防げたはずだ。


 僅かな希望はこの劣勢にあっても前線が生きていたところか。小松の突進がPKを生み、ジェルマーノが落ち着いて沈める。

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 2-3で折り返し、うわべだけ見れば不味くない展開かもしれないが、ここからチームとしての成熟度、個々人のスキルの差をまざまざと見せ付けられることになった。特にチームとして戦う意志の差は絶望的なものだった。


 後半になると広島は少しずつ守備を固め、試合を落ち着かせようと動き出した。対するセレッソも羽田を投入し、チームバランスを補正せんとする。

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 確かにチームはバランスを失っていたが、果たしてこの交代が効果的だったかというと、これも疑問が残る。この交代以降も守備は崩されていたし、攻撃的な選手も疲弊していたからテコ入れが必要だった。しかし、この試合セレッソの交代はこの一度だけだった。


 そうして、セレッソは試合の主導権を握れないままただ時間だけを浪費していく。対する広島は交代枠を有効に使い、フレッシュな選手を投入、チーム全体の運動量を維持していった。セレッソの選手は個人技に依存して潰されたり、逆に躊躇して好機を逸したりでチャンスの糸口さえ掴めなかった。特段効果的な指示がベンチから飛ぶことも無かった。


 だからあまりにもあっけなく敗戦してしまっても、私は特段驚きもしなかったし、落胆もしなかった。ただひたすら疲労感ばかりが残った。ここまで来ながら力無く失速していくチームを見る辛さが体を重くさせた。ブーイングをする力も無かったし、元気付ける手立ても知らない。本当に虚しい時間だった。


 まだ数字上は可能性が残っている。ただしこの可能性を高めるためには、チームが変わる必要がある。さしあたってはチームを統べる人間の意識改革、というのはどうだろうか?

9/28/2008

行って来ました長居の掃除。

 厄落としのスタジアムお掃除行って来ました。思っていたよりラクだったのに、それを上回る体力の無さでヘロヘロです。オレの左ひざが悲鳴をあげているぜ、と言うとかっこいいか?

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 今日はホーム側のS席、SA席、オーナーズシートを清掃しました。30人くらい参加されていましたか?結構来てました。

 スタンド上段から水をまいて、デッキブラシ、亀の子タワシ、雑巾でシートと下の床を洗ってたんですが、随分汚れていましたね。軽く水を流すだけでチリだのホコリだの鳥の羽根だのセミの羽根だの有象無象がドロドロと出てきてパニックでした。

 何気なく床のコンクリートをこすると、こびりついてると思っていた汚れが浮き上がってきて、全部こそげ落とすとスタンドの下段では真っ黒な汁が落ちてくる、ギャー。


 2時間あまり悪戦苦闘、スタンドは随分綺麗になりました。不評だったハトフンもすっきりこそぎ落としています。明日は天気もいいです。フードコートも出ます。シートもピカピカにしました。皆さん是非ご来場下さい。出来ればSAかS席、オススメです。

9/27/2008

断食できるか!むしろ食うぞ。

 あのなー、いろいろ考えてたんなー。勝ったら断食とかどうよとかさー。でもさー、広島戦のホームゲームトピック見てたらそれだけで腹減っちゃってさー。

CEREZO OFFICIAL

ホームゲームトピックス〔9月28日vs広島〕

★☆スポーツデポサポーティングマッチ☆★

(中略)

フードパーク登場!!
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メインスタンド北入口階段下付近に移動販売車による食の販売「フードパーク」がオープン。6台のキッチンカーによるバラエティ豊かなグルメをお楽しみください!
【開催場所】メインスタンド北入口 階段下付近 ※なお、ご購入のお客様はスタジアム入場後のご利用となります。
ラインナップは・・・

★移動パン工房どんきほーて×セレッソ大阪「ロビーメロンパン」!

★熟成カレー 阿以栄(アイエ)!

【販売商品】カレーライス並(650円)、カレーライス大盛(750円)、※ヘレカツトッピング(+50円)、チーズトッピング(+50円)など

★mobile kitchen 食う快(モバイル キッチン くうかい)

この他にも、

★ロコモコ丼(600円)、かつめし(700円)、チキン&スパポ(600円)
★タコライス(600円)、山盛りフライドポテト(400円)
★佐世保バーガー(800円)
などなど、さまざまなグルメが大阪長居スタジアムに登場します。ぜひお立ち寄りください。

(後略)



 あの阿以栄さんが復活ですよ。食う暇無くても買うね。佐世保バーガーも魅力的だけれど、ここはカレーだね。

 実は阿以栄さんは前の広島戦の時にもスーパーシート用のお弁当を作ってもらっていた。お母さんなんか

「絶対に勝ってほしいです」

 なんて張り切ってたのにえらい目にあってしまった。だから広島戦は阿以栄さんにとっても"リベンジマッチ"なんだ。絶対勝ちたい、勝ってカレーガツガツっと食べて、いろいろと喜んでみたい。もはや断食などしてはおられないぞ。むしろ逆を突っ走ってみたい。なんだろう。暴飲暴食?鯨飲馬食?まあ、そんな感じ。

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 んで、その前にやっておきたい事がある。長居スタジアムの厄落とし。明日の掃除だよ。絶対なんか憑いてるって、ここまでついてないとなんかあるんと違うか?明日サッパリさせてやんよ。まっとれ!

9/25/2008

We are your heart.

 昨日は気が狂いそうだったけれど、一晩寝たら治ってた。


 ウソ、まだ引きずってる。それでも書くぞ。


 レヴィークルピはシーズン前にこう言った。

「貴方たちサポーターは私たちの心臓なんだ」


 と。


 心臓が止まったら、当たり前だけれど、人は死ぬ。どんなに屈強でも、一秒前までピンピンしてても、絶対に死ぬ。

 反対に心臓さえ動いていれば、何とか生きていける。腕が動かんとか、耳が聞こえないとか、精神的にキてるとかあるかもしれないけれど、とにかく「生きている」という状態は保てる。そして人生は、生きている限り何が起こるか判らない。サイコロをまだふれるのなら、逆転の目が残っているなら、そのサイコロはふらなきゃいけない。一節前に自分で言ってたこと、忘れるところだった。


 チームの心臓が私らなら、私らからあきらめたらいかんと思う。それはすなわちセレッソの死、今期の終わりと同義なんだから。選手がスタジアムのピッチに出てきた時、スタンドがあきらめムードだったら、戦う気が起きるか?逆にピリピリするくらいの期待と緊張感があったら、あきらめようと思うか?


 例え最後の一人になっても、可能性が0になるまで戦うんだ。戦う気でいるんだ。これが戦争だったら、引き際ってのもあるかも知れんが、サッカーじゃバカと無理をしない限り死人は出ない。それなら、最後まで行こうぜ。何かが待ってるラストまで、せいぜいハッパかけてやろうぜ。そういうもんだろ、勝負事って。

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9/24/2008

今日は。

何も


書く気が



起きません。



あ、広島おめでとう。



そんなけ。

9/22/2008

コンサートホールとライブハウス。

 山形戦、2万人のうち1万人以上はサッカー少年、少女とその引率者、ご父兄だったわけですが、おかげで本間さんのスタジアムマスターっぷりがイマイチよくわからなかったかなぁと…。

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 ただ限られた印象だけで言うなら、本間さんと西川くんの演出にはズレができているんでないかなと心配しています。本間さんはオーケストラが入るくらいのホールの演出、対する西川くんはオーディエンス一人一人の顔がわかるライブハウスの演出、という感じかな?


 本間さんのスタジアムでの演出は、当然ゼロからのスタートなわけで、そこからサポーターの気持ち、観客のハートを掴まなくちゃいけない。そういう苦労はあると思います。リピーターが殆どの観客が新しい演出をすぐ受け入れられるとも思わないし、今の演出が満点ってわけでもないでしょうし。

 その点で言うと西川くんにはそれなりの歴史というか経験がある。サポーターとこう掛け合いをすればこんなレスポンスが帰ってくるというのを熟知している。山形戦では少し歯がゆい所もあったのでは?


 しかしいろんなアプローチをしていかないと、前進、進歩が無いのも事実ですよね。お互い譲り合うのではなくて、ドンドン意見を交換できるようになれば、本間さんのデカイスケール感と西川くんの心の中に届くメッセージ性が合わさったJ最強のスタジアムが出来ると信じています。次のホーム広島戦まで間が無いのは厳しいですが、感動を呼ぶスタジアム作り、頑張りましょう。

9/21/2008

J2第36節 C大阪2VS2山形 チャンスがピンチに。

前半21分 香川 真司(C大阪)
前半32分 豊田 陽平(山形)
前半44分 豊田 陽平(山形)
後半18分 ジェルマーノ(C大阪)


 試合後、レヴィークルピはずっと、30分くらいベンチに座っていた。その無念は痛いほど判る。相手は10人だった、リードを奪うチャンスもあった、しかしその願いは叶わなかった。

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 スタメンは怪我のアレーに代わってボランチに青山、左SBは完全に怪我が癒えていない平島に代わって今期初先発のジウトン、トッブは前節と同じく古橋とカイオ。

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 序盤は本当に静かな立ち上がりで、どちらかと言うとセレッソ寄りだった。相手のボランチが急造ということもあってか、バイタルエリアからの中央突破が時々決まる。サイドにもいい塩梅にボールがふれているので、時間と共にセレッソの有利がより強くなった。乾と香川が絡むと好機が生まれる可能性が上がる。

 初出場のジウトンだが、どうも攻撃が好きなプレーヤーのようで、よく上がる。ただしそこからの輝きがまだ小さい。クロスが正確というわけではないし、ワンプレーで相手を抜くというシーンも少なかった。守備では少し中に絞る傾向があるが、そもそも左サイドハーフということであまり期待しないほうがいいようだ。連携がもう少し取れればいいのだけれど。

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 それでもこの押せ押せムードの中で、上手く先制点が奪えた。やはり香川絡みのワンツーからの中央突破。この日一度ビックチャンスを潰していた香川が今度は冷静に決める。

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 ただし堂々中央を切り裂けたのはここまで、前半25分くらいから山形の守備が俄然輝きだす。とにかく硬い。セレッソの攻撃のアイディアの、その一つ一つがはじき出されてしまう。主導権は徐々に山形に。

 その中で強烈な存在感を放ったのが"トヨグバ"こと山形FW豊田だった。同点ゴールを呼び込んだセレッソ左サイドからのクロスを、決して万全の体勢でない状態からゴール隅に叩き込んでみせた。


 同点に追いつかれるとセレッソは明らかに動揺していた。全体が後手後手にまわる。豊田と長谷川という高く強いFWに苦戦する。攻め手になっても宮本がいやらしいDFで攻撃の芽を摘み取っていく。逆に守備ではジェルマーノ、青山、前田、江添というブロックが機能しない。

 逆転を許したシーンにしても守備のメンバーの意思がボールに寄り過ぎていて、逆サイドの豊田をフリーにしてしまった。相澤が弾いたボールが彼の前に来てしまったのは不運だったが、彼の前に誰かがいればその不運を嘆かずに済んだかもしれない。奪われたのが前半のロスタイムというのも最悪だった。


 後半になってもセレッソは前半の流れを引きずっていた。カイオ、古橋の2トップにも精彩が見られなくなっていく。守備は多少ましになっていたが、それでも危なっかしい。ついにはエース古橋の途中交代という事態に。

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 ここでセレッソを救ったのは審判の微妙な判定だった。コーナーキックの競り合いで山形DF小原がカイオを引き倒しPKの判定。確かにファウルはファウルなのだが、あの程度でファウルならセレッソにもう一度くらいPKがあったように思う。そのくらいの微妙さだった。さらにこのプレーで小原は2枚目のイエロー、退場となる。

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 PKキッカーは勿論ジェルマーノ。ウラをかいて素直に蹴りこんだのは冷静だった。

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 不可解なジャッジであったけれど、これでセレッソは俄然有利になった。ただし山形もこれで守備を硬くしてワンチャンスにかけるというビジョンが明確になった。これが上位と下位の立場の差なのかもしれない。

 山形の小林監督も相変わらずの老獪さを発揮してこの窮地をパッチしていく。まず欠けた4バックに園田を加え守備組織を再建する。チェイシングで限界が来た豊田が足をツルと、代わって入ったのは中盤の宮崎。失点しない選択肢を模索する。

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 レヴィークルピの仕事はこの守備組織を打ち砕くこと。まず動きに精彩を欠き、試合に絡めずにいた青山に代わって羽田を入れ、後ろの憂いを絶つ。羽田は堅実なプレーでそれに応えた。

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 矢継ぎ早にカイオから柿谷、中盤でのパスワークの質を上げたかったのか。

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 対する山形はリチェーリを投入、4-4-1の変則シフトでカウンター狙いに徹する。


 お互いが全てのカードを切った、後は選手が結果を残すのみ。リチェーリへのボールは質が悪く、前田と江添が何とか防ぐが、攻撃では打開策が見つからない。パスワーク、繋ぐサッカーに固執したのが凶と出たか。後半終了間際に生まれた小松の突破からのシュート、こぼれ球に香川という絶好機も相手GK清水に防がれてしまった。ロスタイム4分も生かせず、ドローでタイムアップ。


 山形との勝ち点差は縮まらず、順位も一つ落とした。次節以降も福岡、広島と嫌な相手が続く。それでも戦わなければならない。可能性がゼロになるか、何かを掴み取るまで。

9/18/2008

必死のパッチでやってます。

「どうです?いい出来だと思っているんですよ!これなんか凄くいいでしょ!」

 住吉区民センターでの意見交換会で宮本事業部長が声を弾ませていた。本当に嬉しそうにロビーのぬいぐるみ達を紹介している。

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 自ら手にパペットロビーを持って紹介する部長というのもなかなかいないのではなかろうか。

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 一昔前の事業部ときたらそれはひどいものだった。どこに行ってもいい話を聞かない。「チームはいい調子なのにな」とため息が出た。そんな状態では安定した経営なんて望めない。あっという間にチームがズッコケてしまった。


 残念ながら今はチームの状態は決して良くないけれど、今度は土台となる運営側が頑張りはじめた。

 試合毎に何か変わったイベントが行われていて、見る側は飽きない(試合を観て飽きてしまうことがあるのが悲しいけれど)グッズも矢継ぎ早に新製品が出る。知り合いの某U氏などは

「出来がようないねん」

 といいながら必ず買っていたりするので大変だ。チマチマと観戦している私でも、つい財布のひもが緩んでいる、ということが多々ある。


 馴染みのお店に行っても営業さんが定期的に回っているようで、よく話をしているみたいだ。セレッソの旗を出しているお店も目に見えて増えた。そういう何気ないけれど大変な事をコツコツやっているから、今のセレッソが維持できているんだろう。


 今日発表になった2007年度Jクラブ情報開示資料の概況説明は、言わば「暗黒時代」の総決算だったわけだけれども、かろうじて黒字でまとまった。今年も苦しいだろうけれど、意見交換会などで伝え聞く感じではまだ何とかなっている様子。赤字上等なんて言っていた某事業部長時代からの脱却は上手く進んでいるようだ。セレッソは選手もスタッフもサポーターも「必死のパッチ」でやっています。

9/17/2008

生きたお金死んだお金。

 家庭を持っている人間にしてはお金の管理はルーズな方で、家内にかなりまかせっきりにしているのだけれど、今日ボーっと

「セレッソがらみで1年間にいくら使っているんだろう?」

 と思いつき、深く考えているととても怖くなってきた。年間パスポート代、ファンクラブ代、ハナサカクラブ代、グッズ代、それから飲食代。アウェーには近場しか行けないからスカパーに入っているのでその契約料もある。思っていたより使っているみたいで驚いた。これに遠征費、アウェーチケット代、宿泊代などがかさむウルトラなサポーターの人なんてどういう風にやりくりしているんだろうか?少し汗をかいてみた。

 かと言って、それを減らす気は無いのだけれどもね。


 以前から私はサッカーにかなりのお金と時間をかけてきた。ただそれだけの見返りも受けてきた。普通に暮らしていたのでは一生出会えなかった人と仲良く出来たのも無形の財産だし、家内と仲良くなったのもスタジアムがあったればこそと言えなくも無い。何より辛い時、苦しい時に心の支えとなってくれたのはサッカー。値段のつけようが無いけれど、今まで支払った分をうろ覚えで換算しても、十分おつりがついてくる。だからこのサイクルは変わらない。


 私は人から見たらかなりケチな部類に入ると思う。ただ「ケチ」なのと「お金を使わない」のとでは根本が違う。本当に凄いケチの人は梅田の一等地にビルを建てる。使う時は惜しみなく使う(これがまだ上手く出来ない)その代り、使わないところにはビタ一文使わない。これが大阪のケチというものだ。


 もう一つの趣味であるカメラでも、あれはいいものだとウン百万もする("Phase One 価格"でググってみよう)アマチュアカメラマンが使うものでもハイクラスのだと15万~25万くらいする。それにレンズが同じくらいの値段でやってくる(上手くやりくりするといい写真が安く撮れるようになるけれど、それにも時間とウデがかかる…)でもそれに見合う「何か」が得られる。今の仕事では画像の加工もするのだけれど、この画像はいいのか悪いのか、悪いならどこをどうすればいいのか、その為には何が必要なのかが判る。それだけで随分とアドバンテージになるのだ。趣味で遊んでいて実益になるのだから一石二鳥。


 高い1000円もあれば安い10万円もある。それを見極めて、使うべきは使う。それが大事なんだと思っている。新しいカメラを買う時はこの論法で家内に迫ってみよう、ウン。

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9/16/2008

J2第35節 岐阜0VS6C大阪 カイオさんゴメンナサイ。

前半12分 カイオ(C大阪)
前半15分 カイオ(C大阪)
後半11分 香川 真司(C大阪)
後半18分 古橋 達弥(C大阪)
後半44分 カイオ(C大阪)
後半44分 小松 塁(C大阪)



 アレーが後半怪我をしてしまったけれど、この怪我と序盤以外はほぼ満点の試合。特にカイオの生き方、生かせ方が判ったのは大きい。


 スタメンから小松が外れ、2トップはカイオ、古橋。怪我の平島に代わって丹羽。その他はほぼベストメンバー。

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 試合は熱いラッシュの応酬から始まった。これまでの2試合、セレッソから1点も奪っていない岐阜は何としても先制して主導権を握りたい。対するセレッソもここから一試合も落とせない。両者のこの試合にかける意気込みが感じられる立ち上がりだった。ポゼッションで言えば岐阜の方が勝っていたかもしれない。

 その劣勢を跳ね返し、セレッソ優位を確定させたのはカイオ、そして乾、柳沢の右サイドだった。特に乾のドリブル、フリーランは90分間を通じて岐阜の脅威であり続けた。

 先制点も乾の突破が基点、速いニアへのクロスをスピードに乗ったカイオが点であわせた。立て続けの2点目も柳沢のシュート性のボールをカイオが上手くトラップ、振り向きざまにゴール隅に叩き込む。この2点のおかげでセレッソは落ち着いた攻撃、守備が出来た。カイオ個人にしても相手DFラインの僅かなスペースを執拗に突き、守備陣の混乱を誘っていた。これが本来のカイオなのだろう。


 この2点以外にも古橋、アレーが絡んだプレーなど、得点の匂いはそこかしこにあった。僅かなピンチも前田、江添が体を張り、シュートは相澤がその敏捷性ではじき出した。前半だけを観れば、余程油断しない限り勝ちは揺るがないという印象。

 それでもレヴィークルピは手綱を緩めなかった。香川、乾にさらなるゲームメイクを指示し、2トップには守備での貢献を要求した。それが後半の爆発に繋がった。


 後半開始の時点で岐阜の左サイド、セレッソの右サイドは既に優劣がついていた。そこを丹念に突けばチャンスが生まれる事は判っていた。乾がそのスペースを縦横に切り刻んでいく。相手右サイドは反対側の守備の為に引っ張られて形が崩れ、サイドチェンジされるとその対応が出来ない。香川の3点目、古橋の4点目もほぼ同じパターン。


 0-4の時点で少し痛んでいた古橋はお役御免。小松に後を託す。

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 その5分後にはアレーがプレーで痛み、大事をとって青山と交代。

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 それでもセレッソの得点への意欲は尽きない。カイオのシュートは相手DFの足に当たって方向が変わり幸運なゴール。最後は小松がクロスを力強く押し込んで6点目。メンバーが代わってもバランスが崩れないのはいいキャンプを過ごした結果なのだろうか。


 これで勝ち点は52。得失点差で鳥栖を、総得点で仙台を上回り4位まで順位を上げた。ここ4節負け無しと流れもいい。アレーの負傷度合いが心配だが、ほぼベストの状態で山形を迎え撃てそうだ。

9/14/2008

ホンマのホンキ。

 今日のサポーター意見交換会に関しては、主役は宮本さんではなくてこの人でした。

 ジャッ、ジャッ、ジャジャ、 ジャッ、ジャッ、ジャジャ、
 ジャッ、ジャッ、ジャジャ、 ジャッ、ジャッ、ジャジャ、
 ジャージャージャージャージャージャー
 ジャージャージャジャー(古畑任三郎のテーマを心の中で歌ってね)

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 本間さんキター!ホンマにキター!(wiki早速「スポーツ・セレッソ大阪Anthem(2008年)」って来てるね)

 んでもって

 登場するなり話なげー!熱くってくどくてなげー!(ほめ言葉です)

 サッカーのB級ライセンスを持ってて、毎年ヨーロッパにサッカーを観に行くというかなり重度のサッカージャンキー。何と4球団との競合の末にセレッソが獲得に成功したそうです。他のチームは「曲作ってください、スタジアムで流すBGM作ってください」程度のオファーだったのに対し、ウチは「曲も含めて総合的なスタジアムの演出をお願いしたい」と熱く迫り、それにジャンキーの魂が揺さぶられた様子。おい、強化部、人を口説くというのはこういうもんだぞ!


 本間氏の究極目標は「演出無しでもサポーターが自然と歌を口ずさみ、場を作っていくスタジアム作り」その手助けの為に、氏の持つ音楽の知識、経験をぶち込んでくれるそうです。正直他人に頼るのは情けないのかもしれませんが、これでスタの様子がかなり変わりそうな予感。9月20日はスタジアムに来ないとかなり後悔しますよ。

 新しいアンセムは曲としての力もさることながら、まず歌いやすさを優先した模様。初めてスタジアムが来た人でもちょっと聞けば歌える、口ずさめる作りです。実は報告会でもかなりの時間レコーディングをしたのですが、皆気合を入れて歌い、手を叩きました。


 それから事業報告会、各アンケートの前回との比較がありましたが、さまざまな部門で満足度が上がり、こちらもいい感じになっています、おい強化部(以下略


 終わった時は午後9時を回っていましたが、かなり中身が濃く、楽しい一日でした。

9/13/2008

不思議に思ったら行動すること。

 長居スタジアムのメシが今よりずっとひどかった頃、長居近辺のおいしいご飯やさんがスタに入ればいいじゃんと思って、普通ならそこで留まる所を、大阪市ゆとりとみどり振興局にかけあったことがあった。

 結論から言うと、ご存知のとおりスタメシの根本からのレベルアップは望めなかった。ルール上は定期的に競争入札が行われ、そこで公園内の飲食を取り仕切る業者が決まるのだけれど、これがぶっちゃけ出来レースで、大阪市となあなあのところ(まあ、そういうところです)がうん100万単位の最低落札価格と1000円も違わない落札額を突っ込んで決まってしまうのだ。ゆとりとみどり振興局の局員の言葉を借りれば、他所がどれほど頑張ろうと「まあ、アカンと思いますけど」という世界だったのだ。


 とまあ実例を挙げるまでも無く、世の中には一見「何でこんなことになっとるんだ」という世界が平然と存在している。「業界ルール」とか「暗黙の了解」とか言われているヤツは、大抵そんなだ。しかしそれを正そうと近寄って目を凝らすと、ドス黒いネバネバとした「この世の正体」みたいなものに触れることになる。

 でもそれに触れるのを嫌がって、遠巻きに野次を飛ばしても何も変わらない。そこに手を突っ込んで、自分も真っ黒になりながらそれを矯正する。その意思と力がないと理想は理想のままで、現実は現実のままだ。一見胡散臭い連中は、そこに手を入れて正気でいられた、なかなか凄い人間なのだ。

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もし疑問に思うなら、こっちに近寄ってみると良い。私の周りにはまっ黒とまでは言えなくとも、灰色がかった薄暗い世界がまとわりついている。それを取っ払うには、貴方のその手を動かすしかないんだよ。

9/12/2008

サッカーを撮ろう!

 多分ペンタックス派のSharka! FCさんところで試合撮影の話をされていたので、ニコン派予算少ない系デジイチ持ちのサッカー撮影術を書いてみたい、というか書くぞ(w


 まずカメラ。画像素子の大きさより高感度撮影にどれだけ強いかで選んだほうがいいかもしれん。DXフォーマットの方が焦点距離が伸びるし、やっぱり感度第一かな。現行機ではお金が許せばD300、予算が無いなら少し待ってD90でいこう。D300、D90なら高感度撮影は文句なし、ISO1600くらいまで常用できてナイトゲームも強い。D40は以外に感度を上げても頑張るらしいけれど、レンズにモーターがついてないとAFが利かないからトータルでのコストダウンが見込めない、よって却下。

 次にレンズ、当然望遠系になるけれども、予算が少なければもうほぼAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)の一択。安い、軽い、ぶれないと超お手ごろレンズ。これからテレ端を100ミリ伸ばそうとすると、値段が一気に3倍くらいになる。そんなに頑張るなら少し席を前に移動した方がお手軽かと。逆に200ミリクラスだと少し物足りない(サッカー専用のスタジアムならまだましかもしれんけれど)から、多分これしかない。


 で、撮影ポイント。選手を撮るなら当然前のほうなんだけれど、試合が俯瞰で観られないからどこがシャッターチャンスなのか分かりにくいし、角度が無いので選手にピントを合わせているつもりで奥の看板にピンが合っていたりする。バックスタンドなら中段やや前くらいが失敗は少ない。無理をすると私のように泣きを見る羽目になる。たまに当たりがあるから救われるけれどもね。

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 ここでD300クラスを買っているとセンサーがいいからフォーカシングが楽なんだろうけれど、残念なことに貧乏なので怪我しない、無駄なデータ残さないって方向で。


 最後にデータの整理。試合毎にファイル分け、出来れば前後半でもファイル分けしていると後でラク。得点とか印象的な出来事をファイル名のサブタイトルにしていると後で感慨に浸れるし整理もしやすい。偶然だけれどSharka! FCさんと同じく私も普通に一試合撮ると200枚くらいになる。記憶媒体(カメラにつけるCFやSDカード、PCで画像を保存するならハードディスク)の容量、バッテリーの予備もこれから逆算して用意しておきましょう。では素晴らしい一枚を!

9/09/2008

ココロのチカラ。

 代表戦はなんとしても観ようと思っていたんだけれど、目覚ましをかけそこねて仮眠が爆睡になってしまった。そんなでもちっとも悔しくないというか、「しまった!」という気がしない。多分自分と自分の愛しているチームがあまりにも代表からは遠ざかってしまったからだろう。香川が代表定着なんて事になればそれは嬉しいだろうけれど、手放しで喜ぶ状況でもないしね。


 というわけでこのところは更新も少なめ。仕事が忙しくなってきたというのもあるのだけれど。それでも少しでも熱意とかあったら何か書くよね、アンセムの話とか。


 そうそう、この熱意とかいうやつだ、厄介なのは。今日の話題はこれ。

 熱意があれば何でも出来るってわけではない。なのに日本人というやつは(私のまわりだけかも知れんけれど)物質的に欠乏した部分を、この精神力とかいうまだ得体の知れない力で補おうとする。

 そのくせ鬱病だのという話になると

「気の持ち様で何とでもなる」

 と来る。どうにもならんから精神科というものがあるのだけれど…。


 こういうご都合主義が蔓延していると、私の知り合いのように反吐を吐きながら仕事をするようになる。一日の睡眠が2時間とか、一月以上休みが無いなんて状況を会社がほっぽってしまう。日本人は精神論が好きなのに、ココロを愛する気持ちが少ないのと違うかな。


 私の大叔母さんも大叔父さんが他界してから徐々に気が塞ぎがちになり、最近では外に出かける事もあまりなくなってしまったらしい。それだけ大叔父さんを愛していたという事だから、それはそれで素晴らしい事なんだけれど、憂鬱な日々を過ごされるのは話が別で、出来れば明るく生きていてほしい。でも誰もどうすれば気が明るくなるのか分からなかった。

 しかしあんまり様子が暗いからと、つい最近叔父さんがドライブがてら大叔母さんをつれて私の妹夫婦の家に遊びに行ったらしい。それが良かった、妹夫婦のところには一粒種のよしとくんがいたのだ。

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 よしとくんは子供ながらに塞いでいる大叔母さんを気遣い、お菓子をあげようとしたり、なついてひざの上に座ってみたり、とにかくこども心にどうすれば元気になるのか、いろいろ試行錯誤したようだ。その様子を見た大叔母さんは大いに喜んで、また遊びに来たいと口にしたらしい。そんなことを言ってくれるとはと皆が驚き、喜んだ。


 子供から大人になる事を、普通は「成長する」と言うけれど、ホントは単なる「経年による変化」なのかも知れない。今の私によしとくんのような芸当は到底出来ない。傍で困っている人がいても、多分それを助けようとする余裕が無い。こういうのは成長とは呼ばない。いつからか大人になって、知らない間におっさんになったわけだけれども、その間にいろんな大切なものを置いていったり、忘れたり、しまいこんだりしてしまった。後悔しても後戻りは出来ない。取り戻すことはかなわない。まだそれを知らなかったほうが幸せだったかね。


 そうして私は歳をとり、皺が増え、髪は白くなり、全体的に困ってしまうほど薄くなり、腰が曲がり、何もかもを少しずつ忘れて、何れ消えてなくなる。それまでの間に何度も憂鬱な気分を味わうのだろうね。人生って厄介だ。せめて救いがあらん事を。例えばJ1昇格とか。

9/03/2008

ニコン、血の一滴。

 カメラってのはよく判らない物で、カタログスペックだけではなんとも言い難い。例え同じ1200万画素のカメラでも会社や機種が変われば随分絵が変わってくる。下手すれば同機種でもロットナンバーで特徴が微妙に変わるくらいだ。それにもう一つ、レンズという要素が加わってくる。こいつも一本一本クセが違うから厄介だ。

 そういう不確定要素がタップリとあるものをカタログだけで評価するのはどうかと思い、今しがた梅田のニコンプラザでD90の実機を触ってきた。カメラはD3とD2HとD300とD200、それからD80しか触ったことの無い人間の、かなり主観が入ったレポートだけれど、観てほしい。


 まず手触り、D80と比べると少しだけしっかりした印象がある。私のデカイ手だとグリップした右手の人差し指がほんの数ミリあまるけれど、ほぼ万人にウケるグリップ感だと思う。少し力を入れただけで620gのボディがしっかりと固定される。軽くさばけるのはプラス。

 ボタン類の配置はほぼD80のそれで、逆にボタンの形状はD3ケタクラスに近い丸ボタン。小さなボディに多くのボタンを配さなくてはいけないので苦労した部分かと思うが、ボタンがほんの少し押し辛いと感じた以外は違和感無し。ただし押した時の感触はベコベコとしていて、少し安っぽい(樹脂製ボディのせい?)

 実際に撮影してみると、フォーカシングはさすがに早い。ただしこのニコンプラザというところは写そうと思えるような静物にこれでもかと光を当てているので、それだけ割り引いて考えるべきだろう。10万回耐久実証済みのシャッターユニットも、他のボタン同様軽くベコベコとしていて少し違和感を感じた。

 撮影時の各種設定操作はまさしくニコンの王道というそれで、ニコンのカメラを一台でもいじった事がある人なら(動画の操作以外は)5分くらいでマスターしてしまうだろう。色温度の設定もD200よりステップが細かくて好印象。

 撮影した画像を確認する液晶は大型化され、とても見やすい。ライブビューも初体験だったが、使い方によっては重宝する機能だ。細かい絵の特性まではさすがに判らなかったが、キットレンズでもそう変な絵は出てこないだろう。


 ただこのカメラにはニコンが持っているべき魂というか、そういうものが少し欠けているような気がしてならない。

 以前D3、D300のプロサービス向けのレクチャーをうけたのだけれど、D3はキャノンのプロ向け機種(EOS 1D MarkⅢ)を性能、価格両面で凌駕し、スポーツシーンにのさばる白い望遠レンズを駆逐せよという社長直々の命を受け、開発者が心血を注いで作ったカメラなのだそうだ。そしてD300はFXフォーマットのD3、DXフォーマットのD300、二つ肩を並べるフラグシップ機として、それにふさわしい性能を要求されたと聞く。今私が持っているD200にしても、ユーザーのニーズに応えるべく年月と情熱が注がれたらしい。ニコンのカメラには一つ一つ血と汗のドラマ、魂揺るがすエピソードが必要なのだ。

 しかしD90にはそれが感じられない。私の心の中の店員が「この性能でこのお値段ならお値打ちでしょう?」とささやくのだ。ニコンのカメラの値段はそのようには決まらない。「この性能をこのボディに詰め込んで、この機能とこの機能を入れ込んだらこの値段でしか出せません」という値段が、ニコンのカメラの値段のはずなのだ。勝手な思い込みと言われるとそれまでなのだが、そう思ってしまったのだから仕方が無い。


 動画撮影機能も予想以上のもので、カメラとしての性能も「お値打ち」だ。ただ私はパスしたい。やっぱり血の通ったカメラが欲しい。

9/02/2008

オマエはオレのマブ。

 徳島戦、サポーター的に一番熱かったのはセレッソ大阪と男前豆腐店のコラボ豆腐(というか「おぼろ豆腐マブ」のシールを張り替えただけなんだけれど)「狼男」争奪戦だったのではないでしょうか。

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 200円というお手ごろ価格もあいまって皆さん3つ、4つとご購入。ファンクラブ先行入場から15分くらいで完売してました。

 男前豆腐を食べたのは初めてだったのですが、濃厚ですねぇ。大豆の味がしっかり判って、おぼろ豆腐なのに身がしっかりしている。最初はなんでしょう油ではなくてジョニポン(ポン酢)なんだろう?と不思議に思っていましたが、ポン酢くらいパンチの効いた味ではないと豆腐に負けますね。多分残暑のある間はこれとビールという取り合わせはかなりキクと思います。次回(これが山形戦なんだよな)は増量予定らしいですから、これ食べてビールをグイッ、ついでに山形もグイッといきたいですね。


 それからそれから、コンコースではゲーフラ部の方々主導でゲーフラ作成コーナーが開かれていました。

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 写真撮ってOKか確認したところ、話をしたサポさんから

「これでブログに使う写真が増えますね」

と、一言。なななな、何のことかな(汗 ゆうめいじんになったのか、わたしゃ(汗

 そう言われると、試合毎にやっているコンコース一周散歩の時にも声をかけたりかけられたりがかなり増えたように思います。毎回毎回首からD200ぶら下げながらデカイおっさんがウロウロしていたら目立ちますよね。それだけですよね?変な事してますか?


 というわけで(どういうわけじゃ)今日のラスト一枚、シンジ君はどのチームのサポにとっても特別なんだよと。大事にしてね。

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9/01/2008

阿以栄さんごちそうさまでした。

 愛してやまぬお店でした。ここでカレー食べると心もあったかくなりました。阿以栄さんはそういうお店でした。

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 8月30日は挨拶もしなくてはとお昼をずらして行ったのですが、店内はびっくりするほど混んでいました。

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 以前の記事で冗談半分に「見つけてくれたらドリンクおごるよ」なんて話をしていましたが、店について席に座った瞬間に声をかけられました、ははは。

 声をかけて頂いた方からは「ずっと行きたかったのだけれど、これがラストチャンスなので来ました。美味しいお店教えていただいてありがとうございます」と丁寧に挨拶して頂きました。こういうのって嬉しいものですね。

 私の阿以栄長居店ラストオーダーは「牛スジカレー並盛ヘレカツ3枚乗せ」勝ち点3がほしかったので、勝つを三つ。

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 いつもどおり、コクの利いたルー、サクサクのカツ、美味しいカレーでした。これがなかなか食べられなくなるのかと思うと、惜しいですね。


 それから、店長のお母さんと少しお話。阿以栄さんは徳島戦でのスーパーシートのお弁当も担当されていました。なので「是非勝ってほしい」と強く話をされていました。ウチがお弁当を出した試合で負けというのは許されないと。儲けよりも勝ち負けということです。お母さんは最後までセレッソの事を考えていましたよ。


 試合は何とか辛勝。でも勝ちは勝ちですから、嬉しいものです。お昼は店長さんに会えなかったので、試合後もう一度お店に行ったのですが、黒山の人だかりでした。殆どがセレサポさん。お店の外にいたのは某有名人さんなのですが、誰かはナイショ。

 店長さんとしてはここを離れるのは惜しく、是非また戻ってきたいとのことでした。私も早く戻ってきてほしいですよ。

 個人的には試合日だけでも長居のどこかでケータリングが出来ればなと思っています。ああいうのの許可ってどこで出してんだろう?ともかくそういう具体的な解決法があるんで、また少し動きます。一先ずは、皆さんお疲れ様でした。