1/11/2008

わが身のことと考えよう。

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 あなたは転職して3年目の社会人、年齢層で言うと中堅どころのサラリーマンです。自己管理がしっかり出来ているから体調の維持も万全、転職してきてからの3年間、無遅刻無欠勤で務めてきました。会社の業績は右方上がりというわけではないですが、自分の部署に関しては努力の甲斐あってか徐々に良くなっている手ごたえを感じています。

 そんなあなたに昇給の時期がやってきました。これ以上できないという限界まで頑張ってきた自負がありますから、どれ程給料が上がっているのか、少し期待していました。

 ところが、提示された金額は予想と正反対の賃下げ。どうして?

「ウチも景気が悪いしさ、個人で頑張ったって言われても無い袖はふれないんだよ」

 こんなシチュエーションで社長に「愛社精神を持て」と言われても無理というものです。転職しようかなという気が起こっても不思議ではないでしょう。


 もう一つ、別のシチュエーションを考えてみましょう。


 今度のあなたは若手社員。まだまだ学ぶことも多いですが、先輩社員を手本に精進する日々を過ごしています。

 しかしある日から、慕っていた先輩の表情から生気が消えうせてしまいました。滅入っているのが傍目にも判るほどです。

 どうしたのかウワサを聞き入っていると、先輩の努力が社の上の方に評価されていないことがわかりました。先輩がどれほど頑張っていたか、横にいた自分にはよく判ります。自分より沢山働いている先輩でそうならば、自分の評価はどれ程なのかと不安になりますよね。


 今回の一件で最も問題なのは主力が流出してしまった部分ではありません。フロントと選手の間に相変わらず温度差があり、その為セレッソというクラブがプロサッカー選手には魅力の無い職場になってしまった、もしくはそう再確認されてしまったこと、それこそが怒りを感じるポイントなのです。


 そんなチームにいい選手は来ますか?


 そんなチームに居つづけたいと思う選手はいますか?


 事実としてセレッソは一昨年二度目となる二部降格を味わい、昨年は昇格できませんでした。その間大量の主力選手を放出しています。働きたいという職場が提供できなければ、この流れは止まらないでしょう。それを食い止める為にも、私達はあの人に訴えなければいけないんです。

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