8/28/2007

ホストシティとしての品格。

Soup of the Dayを書かれているtandem-hachiさんが世界陸上を観に行かれたそうで、そのエントリがかなり面白いです。是非ご一読を。

私はサッカーが好きですから、当然ハンマーやらヤリやらがドカドカサクサク芝に着弾していく様を観るのは拷問以外の何物でもないのですが、陸上好きの方達にとっては当然尊い大会なわけで、楽しみにされていた方も少なからずおられたと思います。

そんな人達に対して不遜な対応しか出来ない人間が長居で観客誘導の任についている。そしてその仕事を全うに行えていない。それって悲しいですね。


例えばワールドカップがまた長居で開催されるとして、もしチケットが取れなかったら、せめてこういう仕事のボランティアをかって出ますよ。そうしてサッカーが好きだって人に少しでも満足して帰ってほしいと願う。今回の大会では(少なくともこの記事の範囲内では)そういう善意すら不足しているわけですよ。

大阪市にも責任はあるでしょう。これだけ税金つぎ込んでこれですかと。でもホストとして市民も意識が足りなかったんじゃなかろうかとも思うわけです。まあ開催までの紆余曲折を織り込み済みで、それでもいい、と思える人は少ないかも知れませんが。


お金をかけても、時間をかけても、ハードを整備しても、最後の最後は気持ちなんてすよ。三畳程の空間と、茶道具しかなくても、気持ちを込めて一服の茶をたてれば、相手は満足する。逆に何十億とかけても、心無い人がいれば、台無しなんです。日本人ってそういうところに敏感だと思ったのですが…。いろいろ考えさせられるお話でした。

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