5/31/2007

ホームタウンをめぐる冒険。セレッソフロント版。

 権力に対抗していれば物事がいいように運ぶかというと、決してそんな事は無いわけで、今日はフロント(特にホームタウン推進部)のナイスプレーを宣伝。

 私はこんな名前ですが、市内の東部に住んでいます。猪飼野ですね。そちらに関してはコチラのブログで。

 その猪飼野から長居まで、だいたい30分くらい、えっちらおっちら自転車をこいで行くんですが、最近あびこ筋沿いのお店、長居近辺のお店でLフラッグを掲げられているお店、増えてきました。西田辺辺りからはその数がぐっと増えます。こういうのって気分が高揚するし、いいですよね。そんなお店を画像で紹介します。

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西田辺のラーメン屋さん。さりげなく。

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同じく西田辺のKFC。知っている限り長居店に続いての掲揚。

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鶴が丘駅近く、あびこ筋沿いのラーメン屋さん。

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上のお店から程近いラーメン屋さん。

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関西スーパー近くのローソン。


 こうやって見ると、異様にラーメン屋さんが多いんですが、そういうお店のほうが協力してくれやすいのかな?それともメシを食べたついでに営業をしているラーメン好きの社員さんでもいるのかな?次はあれですね。ちょっとおしゃれなお店にもフラッグ掲げてもらうようにしましょう!

5/30/2007

息を吸うようにエントリを。

「毎日記事を書くってすごいですよね」

 なんて言われるけれど、私にとってブログってのは「宣伝効果もある公開日記」というか「その場その場の思いつきの公開メモ」みたいなもんなんで、書かないと「うわーっこの日なんかあったっけ」と未来の自分が不安に思うのです。だから今日も今日の事を書いときます。

 えー、今日は実に厳しい日で、心身ともに「しんどい」一日でした。家で家内が買ってくれてたデトロイト・メタル・シティの三巻が馬鹿みたいに面白かったのが唯一の救いかなぁ…。

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 こういう時「いろんな自分」がいる事に感謝します。サポーター、ブロガーである西中島、映画や展覧会に行ったりする趣味人、社会人である自分、父親や夫としての自分、どれもいつわり無く本当の自分で、それぞれが心の中で助け合ったり励ましあったりしとるのです。サポーターであった自分が得た技術や情報が他の自分に生かされたりしてね。

 実生活できっつい日があっても、セレサポやってると「まだまだ」と思えますよ、耐えられる。そんなじゃ駄目なんですがね。


 で、明日もきっつそうな一日である事がほぼ確定、むちゃ忙しそうだ。うまく行けば明後日当たりは極楽なんですが、まあうまく行く事は無いだろう(笑 という事で明日も愚痴エントリコース確定っぽいんで、そんなの興味ねーやという人はご勘弁下さいな。

5/29/2007

ホームタウンをめぐる冒険。

 試合に負けて、怪我人まで出て、気分が良い訳ではなかったのですが、どうしても行かなくてはいけない場所があって、夕闇せまる長居を彷徨っていました。

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 その場所というのは、勿論キャンペーンに協力してくれた阿以栄さんなんですが、席に着いた時に「残念でしたね」と親身になって声をかけていただいて、なんか情けなくなりました。自分が長居を盛り上げないといけないのに、長居に元気付けられてるんですからね。

 でもサポの足が、少しずつ、阪和線よりも東に伸びているようで、それは嬉しかった。日頃は辛口のこの人も来てくれてたんですね。さすがTVスターですよ(内輪ネタ)私がタコライスを食べはじめた時には某ライターさんが来て下さいました。牛スジカレーに負けない、コクのあるサッカー談義、楽しかった。私は試合には勝たないと、という切り口から話を始めましたが、某氏曰く「本当にしっかりと地域に根差したチームってのは、ちょっとやそっと勝ったり負けたりしても変わらないものだよ」との事。なるほどそうだよな。

 この阿以栄さんのキャンペーン、試合日の試合前には「試合に勝つ」という事でカツ系のトッピングは半額。試合後は結果にかかわらず料理につけるソフトドリンク無料と、大幅にパワーアップしていただく事になりました。ブロガーやサポの話題になって、お客さんが増えたので、と仰ってましたが、こうしてサポの元気を支えていただけるお店が有るってのは、本当に有り難いですよ。


 その後は長居某所に移動、モソモソと活動していました。いろんな話が聞けたのですが、クラブの中にもこころざしある人はいて、それなりに頑張ってくれているという事が確認出来て、救いになりました。あと意外とサポ内では面が割れていてびっくりしましたね。駅前とかで普通に声かけられるんで、少しビビッてみたりね。

 家に着いたのは日が変わる頃だったのですが、普通にそのまま帰っていたよりは、いくらか気持ちも楽でした。そう、苦しくなかった。


 私は直行直帰サポの方々に申し上げたい。折角のサッカーなんだから、そのまま帰ってしまうなんて、勿体無いですよ、と。事情がある方はともかく、時間とお暇がありましたら、是非試合の前後も長居を味わって下さい。

5/28/2007

C大阪1VS4湘南 気持ちまで無くしたか?

 遠くからでも、古橋が突っ伏したまま動かないのは、はっきり見て取れた。近くにいた奴なら、事の顛末ははっきり見えていたはずだ。自分のところのキャプテンがやられて、何も感じなかったのか?それとも怖気づいたのか?そんなならサッカーでメシなんて食えないはずだろう?この野郎、このままじゃ終わらんぞって、思わなかったか?思えなかったか?もし誰もそんな事を考えていなかったのなら、チームがどうとか、システムがどうとか以前まで戻って、てこ入れしなければいけない。

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 スタメンは予想通りだった。

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 しかしこのメンバーで戦えたのは、たった3分間だけ。立ち上がり早々に相手キーパーと交錯した古橋が脳震盪を起こし、ダウンしてしまった。痛がりもせず、芝生に倒れこんだまま、少しも動かない。正直見ていてゾッとした。10分以上経ってから救急車がやって来て、そのまま病院へ直行した。幸い今のところ異常は無いとの事だが、場所が場所だけに経過観察が必要だろう。

 このアクシデントにも動揺せず、湘南ゴールを守った金 永基という選手がどんなパーソナリティを持っているかは知らない。ただチームドクターが血相を変えて飛んできても、救急車が来ても、きわめて冷静にプレーしていた。この場合、何をもって普通となすかは判らないが、私ならドクターに声をかけて状態を聞くなりするだろう。故意では無いにせよ、少なくとも自分との接触で怪我をした人間に、一瞥もくれないというのは、どんなものだろうか。


 さて、試合に流れを戻す。このプレーによって5分以上10人で戦っていたセレッソ。古橋の代わりに入ったのは濱田だった。

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 ただ、前述したと通り、この時点で何かが狂い始めていた。連携がどうだとか、そういう次元よりもっと低い、根底の部分が揺らいでいた。

 例えば小松、柿谷のボールチェイスは明らかに緩慢だった。疲れていたのもあるだろうが、明確な意識が無いようにも見て取れた。「こういう時はこう動く」という指示がなされていないのか、どこからプレスに行くのかが非常に不明瞭なままで、湘南の攻撃をディレイさせ切れなかった

 さらに言うと、今日の試合は攻守の切り替えも非常に遅かった。攻めから守りにしても、守りから攻めにしても、安全に行こう、リスクを負わないでいようという意識が先に出て、皆ろくに動かない。結果として、湘南の激しいプレッシングをかわしきれず、非常に危険な位置でボールをロストしていたし、こちらは得点の匂いなどまるで感じられなかった。

 だから前半であっさりと2失点した時点で、試合はほぼ決していた。点差以上の何かが、両チーム間に有った。


 それでも何とかしようと、クルピ監督は早めに策を打った。ハーフタイムで残ったカード二枚を切り、森島康、丹羽を入れて、より攻撃的な布陣へと切り替えた。

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 ただここまで精神的に優劣が決まっている中で、それをひっくり返すには余程の労力が必要になる。そして今のセレッソにはそんなものなどどこにも無かった。だから、この交代も焼け石に差した水のようなものだった。


 この試合で何か得るものがあったとすれば、香川のタフネスさと、森島康の得点、それから、アレー、江添、前田ではカウンターは防げないという事がはっきりしたところだろうか。後半の二失点は教科書に載せたいくらい見事なカウンターだった。

 アレーは守備では生きていないような気がする。どちらかといえば攻撃的なボランチとして威力を発揮する選手だと思うのだが…。そんな選手が前にいても、前田や江添のスピードの無さはカバー出来ない。香川なり宮本なり、守備だけならばアレーよりも長けている選手はいる。ただでさえ薄い選手層なのだから、試してみても罰は当たらないだろう。

 そしてこの並びではサイドの攻守がまるで機能しないようだ。攻撃的な選手が最後尾にいて、守備的な選手がその前にいる。攻撃的な選手が攻撃に絡むためには途方も無い距離を上下動しなくてはいけないし、カバーする選手も同じくらい動く。無駄に動けばプレーの精度も落ちるし、心身の体力も減る。おまけに本業ではない仕事がメインになるのだから、結果は言わずもがな。


 次節は試合が無い為、セレッソは次の試合まで、間隔が空くこととなった。この期間、チームは淡路島で合宿をし、集中的にクルピイズムを浸透させるらしい。そこからが本当のスタートと、上手く切り替えられればいいが、今のセレッソにそれが出来るのか、不安は尽きない。少なくとも戦う気持ちだけは、取り戻して欲しい。

試合があるのに。

070527_1044~0001.jpg天満橋にいる、オレサマ。


お詫びの

070527_1832~0001.jpgタコライス食べてます


5/27/2007

湘南戦前予想。

 とりあえず4-3-2-1なんだそうな。


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 「都並式クリスマスツリー」との違いはサイドバック。よく上がり、盛んに攻撃に絡む。そして裏を突かれもする。

 中盤を支配していれば圧倒的に攻められるけれど、一度流れを手放すと守備一辺倒になる。そして今のセレッソは後半になると足が止まってしまう。つまり勝つならば、少なくとも後半立ち上がりまでにリードを奪わなければいけない。


 ポイントは左サイドがどれだけ機能するか、これに尽きる。復帰濃厚なゼ・カルロスは前節の丹羽よりも攻撃的で、その反面少し守備が軽い。香川は少し守備に回らなければいけなくなる。そうなると前節のような柿谷との絡みも少なくなる筈で、これはマイナス材料。

 反面カルロスのおかげでセットプレーでの凄味は増す。小松、藤本、前田、江添、ターゲットは沢山いる。ゴール前でファウルをもらえれば、即チャンスだ。


 守備に関してはアジエルの突破をアレーがどれだけ止められるのか。スピードに乗ったカウンターの怖さ、そしてそれを受けた時のセレッソの脆さを知っているだけに、少し心配ではある。逆に言えば、そこさえ止められれば何とかなるわけだから、対策は練りやすいはず。


 個人的な感覚でモノを言えば、中山や酒本といったサイドアタッカーが入り込みにくい今のシステムは、あまり好きではないのだけれど、とにかく勝ってくれればそれでいい。パワグロ歌って、阿以栄でメシを食おう。カウンター席で待っている。

5/25/2007

長居の食べ物事情。

 最近僚友であるところのこの方のエントリが絶好調。特に食べ物系のエントリの切れ味は素晴らしい。さすがカテゴリに美味なんてのがある人は違うなぁ。この人とこの人の味覚は確かなので、二人が美味いと言ったお店はマジで美味い。手がつけられない。

 なんてゴマをすっても香ばしいだけなので、対抗して食べ物系のエントリでも書いてみよう。


 セレサポを一月もやっているとすぐ判る話だが、長居でメシ、となるとスタジアムに入るまでが勝負だ。スタの中も最近ようやくマシになりつつあるが、やはり長居の街中で調達したほうがバリエーションもコストパフォーマンスもいい。何より「世界の人達に大阪のホームレスを見られると恥ずかしいから」という理由で、プロ市民もろともホームレスの皆さんを公園から駆逐してしまうような大阪市ゆとりとみどり振興局にゼゼコをとられずに済む。


 最近裏メニューを作ってもらったのが長居公園通りにあるお好み焼きさくらさん。

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 セレサポのセレサポによるお好み焼き屋さん、居心地が悪いわけが無い。

 ここの看板メニューの一つが、神戸長田名物スジこんをたっぷり使ったそばめしなんだけれど、無理を言って「西中島そばめし」を作ってもらったりして。

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 どこが?と聞かれると困るのだけれど、絶妙に焼き上げられた半熟目玉焼きのトッピングが「西中島流」なのです。この黄身の部分を少しくずして、トロリとしたところをいただくのですよ。これがまろやかで実によいのです。石焼ビビンパのように鉄板が熱いうちにサクサクと混ぜて、少しおくとおこげが出来る、これもまた美味いのです。

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ちなみに目玉焼きのトッピングはプラス50円です


 別に「俺だけメニュー」ではないので是非お試し下さい。お店の詳細「さくらのきのしたで」版はこちら


 そしてもう一軒は、本当に懇意にして頂いているカレーショップ阿以栄さん。

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 件のソフトドリンクキャンペーンを快諾頂いたので足を向けて寝られないですよ。


 正直に言うと、この企画が成功するのか失敗するのか、とても心配だったりします。

 何よりセレッソが勝たないといけない。勿論勝つに決まっていると思ってはいるものの、100%の保障は無いわけで…。

 とりあえずキャンペーン期間中、試合に勝った後は必ずよらせて頂こうかなと思っています。生西中島が見たい人もドゾーという事で。


 この二店舗とも、ここ一年以内に出来た新しいお店です。こういうところがもっと増えて、長居に来るのは半分メシ目的、なんて人が増えるのも、決して悪いことではないと、こっそり思っています。こんな事を言うと真面目に応援している方に悪いですが、街が潤うならそれもアリかと。


追記 「阿以栄」は「アイエ」と読むのですが、インド語(ヒンドゥー語?)で「来い」とか「来て」という意味らしいです。「来て」と言われているんだから行かなくちゃね(夜中だと思考が滅茶苦茶だな)

5/24/2007

水戸1VS3C大阪 課題山積み。

 最近は忙しくて、九時くらいに仕事が終われば「早く終わったな」と感じてしまう程。そんなわけで生観戦など出来るはずも無く、情報を遮断してスカパーの録画観戦となった。

 テレビで観ていたからか(第二はやはり角度が無くて俯瞰で観られないのが厳しい。昼間の試合の逆サイドなど照り返しで見えない)クルピ監督がどんなサッカーをしたいのか、そしてそれがどれだけチームに反映されているのかが少し判ったような気がする。


 スタメンは前節で使用した4バック、トリプルボランチをベースに、出場停止のゼ・カルロスを丹羽に変更した布陣。

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 ボランチの真ん中にいるアレーは常にCBの前にいて、このアレー、江添、前田が守備の核になる。

 両サイドバックは都並監督時よりもよく上がるが、アクセント程度でそれ程深く切れ込むことは無い。但し同時に上がって、一時的に2バックになる場合もある。

 中盤左右のボランチはさらに盛んに攻撃参加するが、CBからアレーにボールが入る際には選択肢の一つとしてアレーのラインまで下がってくる。運動量は多め。

 攻撃の際は柿谷と古橋、ないしは上がっている方のボランチの足元か、ラインの裏に少し長めのボール。

 古橋と柿谷は約束事が少ない様子だが、キャラクターなのか組み立ては柿谷、フィニッシュは古橋がよく絡む。

 前線からのチェイシングは、その場その場でフレキシブルにしている。そのゾーンにいる選手の枚数で、一気にプレスするのか、簡単なチェックだけなのかが変わっているようだが、その辺りのフラグの立て方は判らない。

 なんとなく目に付いたのはこんなくらい、まだよく判らない部分の方が多い。


 前半は圧倒的にセレッソペース。と言ってもパスミスは相変わらず多いし、ボールタッチも一つずつ多い気がする(特にアレー!)守備でも目測を誤ったり(特にアレー!)足をとられたりと、あまり精彩を放っていたわけではない。テンポが悪いと言えばそれで終わりなのだけれど、機能しているなと感じたのは、柿谷か香川が前を向いてボールを受けられた時くらい。小松も時々良い動きをしていたか。


 それでも先制、さらに加点出来たのは、水戸が苦しい台所事情だったのと、果敢な攻撃をよしとするクルピイズムが、僅かながら見られはじめたから。

 単純なセットプレー、一見チャンスにならないと感じられるような場面でも、隙があればどんどんチャレンジする意識。香川のゴールなどはその典型例では?あと、前田。評価が下がっている時ほど点をとっているような気がする。前節は少し雑だったセットプレーから、というのも好材料。


 後半になってさらに小松が加点し、ここで一応勝負はついたのだけれど、ここからピッチの上でもベンチでも、チームが少し雑になってしまった。


 これは中二日という日程も無関係ではないと思うけれど、前節に続いて後半半ばから選手の足がピタリと止まった。それだけならまだしも、攻撃的にいっているので選手の前残り(サイドバックが二人とも置き去り、などということも)が多くて、守備の際はリードしているとは思えない混乱ぶりだった。

 結果論なのだけれど、別に3-0でも上出来なのだから、もう少し退屈なサッカーをしてもよかったのではなかろうか。ダラダラと後ろでボールをまわしたり、ちんたらボールキープしたり、もそもそと選手交代をしたり…。とにかくいつでも全力プレー、というスタイルが災いしたか、選手が無駄に疲弊してしまっている。この一試合を勝つだけなら構わないが、これからも過密日程が続くのだから、少し工夫が必要かも知れない。

 そもそもクルピ監督はカードの切り方が遅く、少し保守的に映る。交代枠を使い切って選手を見る、という訳でもないようだ。今日も明らかに疲労困憊の小松が森島康に代わっただけで、それも試合が残り20分強というところでのものだった。

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 前任者が割と早め、多めにカードを切っていたので余計にそう感じてしまうのかも知れないが、このベンチワークも疑問。


 試合には勝ったものの、無駄な失点をしたり、カードをもらったり、何より固定されつつあるメンバーがほぼ全員フルタイム出場だったりと、得点者以外はあまり収穫の無い試合だった。笠松まで行かれた方にはただただご苦労様の一言。

 しかし一月ぶりに勝利したのに変わりは無い。気持ちを切り替えて、次節湘南戦でどれだけチームが練磨されているか、この目で確かめようと思う。

5/22/2007

僕がカレーを食べるのは…。

 さて、前代未聞のコラボ企画。そもそもブロガーがカレーショップとコラボする理由ってなんでしょう?


 私は試合開始にギリギリ間に合って、試合が終わればまた余韻に浸る間も無くスタを去る、というのを何回か経験して、サッカーを観戦するってのは、試合の90分間だけが大事、ってわけじゃないんだなと、つくづく感じたんですよ。


 時間がある時なんかは、試合開始4時間前くらいに家を出て、自転車をこいでいく。以前買い物をした時に試合に勝った、ゲンのいいコンビニでスポーツドリンクを買って、事前搬入前後に長居入り。昼飯がまだなら馴染みのお店にいって腹ごしらえ。開門に合わせるくらいにスタに入って、幕を張ったり友人とだべったり。選手が出てくれば声を出すし、ロビーをいじったり、時々いじられたり…。そうしてあっという間に時が過ぎていく。

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 試合が終わってもすぐに帰らず、スタンドが空いてくるまで待って、幕を回収。さらに近所の店であーだこーだ。殆どまる一日、サッカー漬けなんですよ。そこまでが(それともブログを書き終わるまでかな?)私にとっての試合。

 長居って街は、こういう「観戦フルコース」に耐えうる素地のある街だと思っています。遠方からのサポさんでも、ご近所でも、お金があっても無くっても、それなりの楽しみ方がある。そうして長居という街と、セレッソ、サッカーという要素がからみあえばいいなと思うんですよ。


 例えば大阪なら、どこに行っても一店くらいタイガースを応援していますってお店がある。殆どのお店はスタッフが筋金入りのトラキチだと思うんですが、中にはタイガースのもたらす経済効果を当て込んで、というところもあるでしょう。

 それは別に悪いことではない。セレッソなんかそんな当て込みを期待してもらえないし。個人的には逆にそんなお店がたくさん出るくらいにしたい。そういう流れが出るくらい認知してもらいたい。


 でも現実として、長居にあるいろんなお店を回ると、りんでんさんやさくらさんは別格として、やっぱり旗を出すのも形だけ、というところ、多いです。それを何とか「今日は試合があるから忙しくなるぞ」くらいまで引き上げたい。


 阿以栄さん、JR長居駅を挟んでスタとは逆方向なんですが、味もいいし、きれいでこざっぱりしたお店です。こういう隠れたいいお店が、セレサポに認知され、賑わうようになる。そんな流れって、楽しいじゃないですか。それで街が賑わえば、またサポが楽しめるスポットが増えるかもしれない。それって両者にとってプラスでしょ。


 最初この企画を考えた時、いいお返事が頂けるか不安だったんですが、お店の方には本当に快く、この企画に乗って頂けました。後はセレッソがホームゲームで勝利するのみ。是非おいしいカレーが食べられるように、がんばって欲しいもんです。

ショップデータ

住所 大阪市住吉区長居2-12-10

営業時間 11:00~22:00
定休日 なし
予算 ~1000円
TEL 06-6608-3731


5/21/2007

C大阪0VS2愛媛 リカバリ中。

 パソコンやってる人で、リカバリを体験した人は多いと思う。今までいろいろやってきたデータは、殆どはそのまま引き継げるが、インストールしたプログラムなどは消えてしまう。ダメージは大きい。

 セレッソは都並政権ではJ1復帰は望めないと判断し、クルピ政権へとチームのリカバリを始めた。終盤での勝負弱さ、中盤軽視の組み立てという悪癖も振り払えた代わりに、セットプレーでの駆け引き、若手の積極起用など、良かった面も手放した。それでもその方がJ1復帰への近道と、時間と労力をかけて、クルピ監督の目指すサッカーを構築していく事を選択した。

 それがいい判断だったのか、それともそうではなかったのか、その判断にはまだ時間が必要だろう。ただ、ことこの試合に関しては、観戦するだけでも苦痛という程、質の低いプレーしか見られなかった。

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 10年ぶりとなるクルピセレッソの布陣は、ブラジル人監督らしからぬ3バックの3-6-1。

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 プレーヤーにとってはかつて知ったるフォーメーション、すぐに機能するかと思われたが、これがうまく行かない。特に売りにしていたはずの中盤の組み立てに苦労していた。

 藤本が底、アレーがさばいて左右にボールを散らし、柳沢やカルロスへ。隙あらば直接小松、柿谷、古橋へもボールを供給。基本はそんな組み立てだったのだが、これが不思議なくらい機能しない。柳沢はチャレンジせずバックパスを繰り返すし(前線の受け方が不味いというのもあるだろうが、酷すぎた)逆にカルロスは球離れが悪い。

 中盤が不安定で、不用意にボールをロストするから、一気に抜かれるのを恐れて、DFラインはズルズルと下がってしまう。逆に前線はボールを欲しがって中盤のすぐ前まで戻ってくるので、ラインのバランスが非常に悪かった。

 愛媛の丹念なサイドアタックと、トップに対する執拗なマークが、その悪循環を加速させる。3バックの両サイドを繰り返し繰り返し突かれるので、選手間の連携をとるのが精一杯という印象。

 これだけバタバタとしていては集中力も散漫になるのだろうか。この混乱の中、コーナーキックから失点。早々に追う立場になってしまった。


 さすがに業を煮やしたか、前半早々ながら、セレッソはシステムを4バックに変更する。山下を下げ、カルロスが左サイドバック、香川が左サイドに入る。既視感があると思えば4-3-2-1の「クリスマスツリー」

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 これである程度守備は改善されたが、攻撃への連動性はまだ生まれない。

 トップの3人のパフォーマンスは、お世辞にもいいとは言えなかった。小松は奮闘していたが、二人、三人とマークにつかれては思うようにプレーが出来ない。サポートすべき二人も動きが重い。特に柿谷は過去最低のプレー。不調なのか、疲労なのか、ともかく精彩が無い。



 試合をどうにかするチャンスがあったとすれば、後半立ち上がりだったか。香川がプレーゾーンをぐっと上げ、全体にいい流れが生まれはじめた。

 ところが、重点的に練習したはずのシュートの精度が悪い。とにかく枠内にいかないし、枠を捉えても勢いが無い。逆にきれいに右サイドを破られると、センタリングをあわせられて2失点目。


 後が無くなったセレッソは、トップに森島康を入れてツインタワーにし、柿谷、香川、古橋にボールを拾わせる策をとる。

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 この時点でパワープレーに入ってもよかったのだが、その意図が徹底されていたか、少し疑問が残る。ロングボールを入れるでもなし、時にはDFラインでボールをまわすシーンさえある始末。


 サポーターもストレスが溜まっていただろうが、選手も気持ちは同じようで、特にカルロスなどは目に見えて苛立っている様子だった。彼が軽率なレイトタックルで退場処分になった時、試合は終わった。


 まだ指揮をとってから1週間、前述したとおり、この試合だけでクルピセレッソを評価するのは明らかに早計だ。次の水戸戦まで時間が無いが、少なくとも今日よりは高いパフォーマンスを見せてほしい。

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5/20/2007

サポコン=サポーターコントロール?

 サポーターがこういう場に慣れてくるよりも早く、フロントがコンペンション慣れしてきた、という感想です。

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 まず会場。わざわざメディア用の席があつらえられていたり、とにかく用意周到って感じ。

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メディアの皆様


 フロントとしては、多分だけれど「サポーターのコンセンサスを得る」とか「今までの経緯を詳らかにする」とか、まして「皆の前で責任をとる」なんて意思はさらさら無くて、とりあえず「体よくはぐらかして、2時間ガス抜きさせておこう」ってハラだったんじゃないかな。で、この騒動を治めようと。


 実際殆どの質問に対してまともな回答は無かったと思いますよ。特に社長の回答はほぼ全部トンチンカンなものでした(それが意図していたものなのか、天然なのかは判らないですが)

 事の核心部分を突く質問程、それは顕著でした。2ちゃんでも書いてる人いますが、辻岡さんの質問の時はかなりしどろもどろ…。辻岡さんナイスです。


 本来ならそういうところを切り口にして、フロントに圧をかけるべきなんですが、サポーターも一枚岩ではない、というか砂レベルまでバラバラなんで、うまく行きませんでした。途中の「サポ辞める発言」で大混乱したりね。あそこで冷静になれなかったのはちょっとね…。愛すればこそ、仕方が無いと言えばそれまでなんですが。


 結局このサポコンで得られた情報は、社長はどんな目にあっても辞任なんてしないらしいという事、それからチームの体質は全然変わってない、むしろよりドロドロになってるって事。サポミの内容は原則非公開なんでそのルールには従いますが、とにかく酷い有様です。よくもまあそんなんするな、という印象。そらそんなチームみんな愛想つかすわ。

 でも社長とセレッソがイコールってわけではないんで、セレッソのサポートは、変わらず続けます。今までと同じスタンスで頑張ります。そんでセレッソを少しでもいいチームにします。もうフロントあてにならんですわ。少しずつですが、地道にやりますんで、ちょっとご辛抱下さい。


 それで最後に、ひとつだけ疑問があるんですが、


質問に立った人の中にサクラ紛れてなかったですか?


5/18/2007

目的があって、手段があるんだよな。

 まあ、当たり前の話なんですが、私は頭が悪いもので、時々混同してしまうんですよ。そんなことありませんか?

 たとえばセレサポの願いと言えば、それはもう「チームが強くなること」なわけで、今はその目的の為に、ボイコットやったり、社長の責任追及したりがあるわけです。

 例え個人のキャラクターに問題が有ったとしても、チームが勝てば、それは「名物社長」と言われるだけ。結果が全然伴わないから、批判している。

 この際社長に対しては、重箱のすみをつつくようなバッシングをするのではなく、企業のトップとして、どれだけの事をしたのかを具体的に(できれば数値化して)提示した方がいいのではと思います。坊主憎けりゃ…の感情論はあまりにスマートではないし、主旨に反するでしょう?


 出来れば明日のサポコン、実りある会合にしたい。その為には怒号や罵声はいらない、それくらいの気持ちでいきたい。もう少し理詰めで、チームが良くなる方法考えましょうよ。



 えーっと、ここからCM。長居探訪ブログ「さくらのきのしたでブログver.」最近忙しくて更新していませんでしたが、またエントリを増やしています。今週末も大量更新予定なので、お楽しみに。

5/17/2007

長居改修問題。芝生の按配について。

 以前のエントリで、張り替えたはずの長居の芝生の状態が酷いというのがあって、先週辺りに電凸しようと思っていたら、例の騒動で流れてしまいました。それについてはスイマセン。遅ればせながら、ホームレスと左翼活動家には厳格大阪市ゆとりとみどり振興局との電凸の様子を少々。

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 おっとその前に、札幌戦と同日、長居公園で行われていた「オリンピックデーラン」のメイン会場となっていた長居スタジアムの芝の様子です。

 まずは北側。

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 総じて以前よりマシになっていますが、あくまで「マシ」という程度。まだまだスポーツには使えないですね。

 そして南側。

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 こちらは写真で見るより青々としていて、いい感じ。ただし砲丸(もしくは円盤?)の着弾地点はボコボコです。


 さて、本題。電話で質問をぶつけたので箇条書きに。

Q. 張り替えられたはずの芝が荒れていて、あまりいい状態にないようだが?

A. 芝はまだ育成途中で、今の段階ではまだ十分な状態ではありません。しかし専用のキーパーが養生しているので、6月には間に合わせられます。

Q. 芝生に混じって雑草が生えているという話もあるが?

A. 今回張り替えた芝の品種はティフトン419というものですが、純粋な芝ではなく、交配種です。雑草に見えたのはその為ではないでしょうか?

Q. 座席が酷く汚れているが、清掃の予定は?

A. 一部の座席が汚れているのはこちらでも把握しています。これからいろいろなイベントがありますので、清掃はこちらで行う予定です(時期については不明)。


 今回の電凸は収穫少なかったです。座席については清掃があるそうなんで一安心ですが、まさかセレッソが試合やった後とかじゃないだろうな?などといらぬ心配をしています。本当に杞憂ならいいのですが…。

5/15/2007

西中島がプロライターになった件。

 うわぁ、カウンターグルグルまわってますなぁ。サポティスタさんですか。なんであそこウチだけ「O lunatic amou no football」じゃなくて「西中島南方」なんだろう。どうでもいいけれど。


 さてさてタイトルの件、ウソではございません。最近某所でスポーツの記事を書いています。と言ってもサッカーではないんですが。家内に申しますと「西中島南方って名前が載るの?」と言われましたが、本名で載ってます。なので多分見つからないでしょう。文体は変わっていないので、ひょっとしたらひょっとしますけれど、その時は確認せずにスルーして下さい。


 全く知らないスポーツの世界に足を踏み込み、空気に触れ、記事を書くというのは、自分自身にとって、とても有意義に感じます。今まではサッカーか、そうでないか、だけの世界だったのが、ぐっと視野が広がった感じです。

 そのスポーツはマイナーで、あまり人気も無いそうです。正直厳しいらしい。何せ文章を書く早さだけで、私に白羽の矢が立つくらいですから、推して知るべしです。

 それでも努力して、汗を流し、頑張っている人が沢山いる。それって凄いなと思います。実際スポーツとして面白いんで、出来れば宣伝したいくらいなんですが。


 今のサッカー界、まだ恵まれていますよ。6000人の観客が「少ない」と思われる。普通のマイナー競技だったら、年に一度でもそんなに人来ないですもん。

 ただ、それにあぐらをかいていたら、確実に潰れますよ。リーグ丸ごとは無くても、セレッソが第二のフリューゲルスになる可能性なんて、十分にある。それってサポーターにとっちゃ死活問題でしょ。だからこころざしある人は、出来る限り(お金でも手間隙でも)チームが良くなるよう、努力しましょう。

 確かにサポーター間でも軋轢はあります。ただあの人を下ろさないとそろそろ本当にヤバイ状態になるって、判るでしょ。その点で一致するなら、どちらを立てるとか、ポリシーの差みたいなものは一時どけて、まずそこから始めましょうよ。


 勤めている会社のご好意で、19日空ける事が出来ました。サポミ行きます。泥仕合になるのは承知です。でもやっぱりセレッソが私のベースになっているのに変わりは無いし、無くなったら何も出来なくなるんで。ということであんな感じに暴れるかもですが、よろしくお願いします。

300本の怒れる桜。

 日曜の昼下がり、長居球技場会議室の外からは、休日の公園を散策する家族連れや、ダンスやリフティングに興じる人達が見てとれた。一方会議室の中を見やると、まるで彼らに幸せを奪われたかのような、厳しい表情のセレッソサポーター達、200人はいただろうか。あまりのコントラストに、私達が腹立たしく思っていること、これからセレッソが、少しでも良くなっていくために、何をすべきか悩んでいることが、少しちっぽけなもののように感じた。

 でも、それでも、私は(そして大多数のセレサポ)は、何にも増してチームを愛しているし、その為に何をすべきか、考えずにはいられない。

 何があるのか判らないまま、ただ前日にネットで「来い」と言われただけで、決して狭くは無い会議室がすし詰めになったのは、それほど今この状態が不味いものだと、多くの人間が感じている、その何よりの証拠だろう。

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 しかし今のフロントは、サポーターと比べて、あまりに危機感が無さ過ぎる。やる事なす事、すべてが真摯ではなく、どうすれば適当にお客をあしらえるのか、程度にしか考えていないかのようだ。

 時間の12時30分。会議室にやって来たのは、社長ではなく、まだ若さの残るマネージャーだった。何を問いただしても「判らない」「発言できない」の一点張りで、まるで要領を得ない。最後になってようやく社長に談判する事を約束したが、あまりにフラストレーションの溜まる二時間だった。中座した人もいたが、その人達を責める気になれない。

 これはマネージャー氏の能力不足だけが問題なのではない。こんな対応で十分だと感じたフロントトップの意識の方が、遥かに重病と言っていい。


 実はSBでは、この試合応援ボイコットを行うのかどうか、最後まで迷っていた。選手に罪は無い、などとは言えないけれども、選手だけが悪いわけではない。ならば応援を止める行為は筋違いではないかと。

 しかしこの応対で、正直「キレた」スタジアム外でどんな圧力をかけても、まるで効果が無い。それどころか溝が深まっていくだけだということがはっきりしたからだ。

 さすがに完全ボイコットは寂しいと、せめて選手のコールだけはする事になったが、この日のスタジアムは、SB以外も、明らかに異常だった。逆さに張られたダンマク、外された大旗、代わりに現れた様々なダンマク、ゲーフラ。

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 散発の応援、静かなはずなのに、トゲトゲしい雰囲気。まるでいつもの試合ではない。異様な空気がイレブンを萎縮させたのか、それともこれが実力なのか、0-1の敗戦に、ますますスタジアムは殺気を帯びてきた。

 そこに来て、社長のあの会見だ。社長にはせめてあんな有体の文章の棒読みだけはして欲しくなかった。しかし現実はアレだ。そこで流れは決まった。


 私は自宅に戻って仕事をしなくてはいけなかったが、ギリギリまでスタジアムにいた。皆の決死の覚悟を見て、じゃあ用事があるので、なんて軽く言えなかった。


 サポーターは連携し、スタジアムに5ヶ所ある出入り口を全て塞いだ。私はメインスタンド中央、あの降格が決まった試合の日、社長が紫煙を燻らせていた場所にいた。堂々と出てきて、キチンと自分の口で事情を説明するかも、という淡い期待というか、希望のようなものがあったからだ。

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 しかし私のいる間、社長はおろか、社員でさえ、サポーターの前に姿を現さなかった。タイムアップで自宅にもどった後暫くして、社長が裏門から脱出を図ったこと、見つかって急遽説明会を開いたが、相変わらずの答弁に終始したことを知った。そして、情けなくて、切なくなて、少し下を向いた。


 一晩経つと、スポーツ紙各紙がこぞってこの話題を取り上げていた。サンスポ大阪ニッカンデイリー面白おかしく書いているところばかりかと思ったけれど、かなり状況を把握して書かれたものもあって驚いた。ブログが更新もしていないのに凄いアクセス数なのにも驚いたけれど。


 この騒動は、クルピ(カルビだっけ?)が余程短期間で結果を出すか、フロントが血を流すかしなければ、暫く終わらないだろう。19日もこんな調子なら、長期化するかもしれない。

 しかしここで周囲からの批判を恐れたり、逆にストレスを発散するためだけの闘争を行ってはいけない。各自ビジョンは違うだろうが、セレッソの為に何ができるか、セレッソには何が必要なのかを忘れずに、長い騒動になることを覚悟しているべきだ。


 そしてそのノルマが達成されれば、速やかに、いつもの、牧歌的で、どうしようもないくらいのほほんとしたサポーターに戻ろう。正直三十路のおっさんにはキツイが、私もそれなりにはがんばらせてもらうつもりだ。

5/13/2007

13日って今日じゃん!!

CEREZO OFFICIAL

サポーターのみなさまへ


クラブでは5月19日(土)にサポーターミーティングを開催する予定ではありますが、ご意見ご要望が多数ありましたので、新体制の初戦を迎えるにあたり、サポーターのみなさまにクラブよりご説明させていただきます。
会場確保等の準備に手間取り急なご連絡、そして開場前のお忙しい時間帯での開催となりご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

日時:2007年5月13日(日)12:30~
場所:長居球技場2F会議室


 そっかー、タイトルを「サポーターのみなさまへ」にすれば、トップページから目立たないから、あんま人こないだろうし、試合前ならサポの主要メンバーはスタに行かなくちゃいけないから、時間切れで逃げられるし、ギリギリでの発表も言い訳で取り繕っちゃえばいいし、いいアイディアだよね~。


 でもさ、残念ながら、その時間、俺長居に行けるんだわ。19日なら行けなかったのにな。わざわざ呼んでくれてるんだから、行かなきゃ失礼だよな。


 今日は張り切っていくから、行く人は「南方俺にもしゃべらせろや!!」くらいの気合でいこう。正直キレたわ。

札幌戦前予想。

 3バックか…。どことなく居心地がいいというか、懐かしいというか、そんな感慨に浸っているような状態ではないのだけれどね。

 今回に関しては、戦う相手は札幌だけではない。ガタガタギシギシ不協和音はかり聞こえてくる環境の中で、どれだけ自分自身のプレーが出来るのか。自らの精神力もまた試されている。

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 スタメン予想、正直全く自信無し。3バックの真ん中は江添で、ウイングの右は酒本で、ボランチは守備専門の潰し屋タイプと攻撃の起点になるタイプの組み合わせ。トップ下は古橋か濱田。トップにターゲットになる長身フォワード(金か森島康)が一人入り、相方は苔口か柿谷。不確定要素が多すぎるな。


 4バックから3バックになったことで、システムはシンプルになる。ただ酒本、中山は4バックのサイドハーフとして伸びてきたので、3バックのウイングハーフとして、守備の負担がどうなるか心配。ボランチもサイドを使われた時には引っ張られるだろうし。

 攻撃に関しては3-5-2とか3-6-1に慣れた古橋が、より攻撃的にいけるのがプラス材料。今年に入って、FW登録なのにボランチのラインまで下がってボールを受けるようなシーンばかりだったけれど、本来の飛び出しの上手さが見られれば。


 どちらにせよ、今のセレッソは突然の監督交代、システムの変更などで、まずまともなチームとして機能するのか自体が疑問。逆に「これだけ出来るのなら、最初からやっとけよ」くらい言えれば文句は無いけれど、選手はそれくらいの気概を持っているかな?

5/11/2007

サポコン考。仕事なんて大キライ。

 とりあえずフロントの素早い対応に感謝。無視、ダンマリを決め込んでもいい(自殺行為だけれど)中で、多分これ以上無いってスピードでリアクションをしたんだから、そういうところは有難う。

CEREZO OFFICIAL

セレッソ大阪 サポーターズミーティング開催のお知らせ


弊クラブではサポーターの皆様に、このたびのチーム新体制移行への経過、方針等を中心とするクラブ方針のご説明の場として、5月19日(土曜日)午後2時より大阪長居スタジアム 室内練習場において、「セレッソ大阪 サポーターズミーティング」を開催いたします。 開催日時、概要は以下の通りです。(後略)



 ただ19日って仕事で行けないんだよね。質問のメールと知り合いからの連絡で我慢するしかないのか…。

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 こういう時って本当に仕事がやだなって思う。無ければ生きていけないけれど、かといって好きじゃない事を延々とやっているのって厳しい。好きな事を仕事に、という方法もあるけれど、そんなことできる人なんて一握り。本当に好きなように生きている人って、どれくらいいるんだろうか。私もサッカーで好き勝手したいな。今以上にな。


 社長さん。確かに昔ヤンマーの選手していたわけだから、少なくともサッカーがキライってわけじゃないとは思う。でもこと社長という仕事、立場においては、どうだったんだろう?

 もし私が同じ立場なら、多分クラブが傾いても、いい選手、いい監督を連れてこようとするだろうね。長居が毎試合満杯になればすぐペイできる。とか無茶言って。そしてサイフは火の車になって…。あまりウマくいかなかっただろうね。

 その点、冷血と言われようが、財布のひもを緩めず、身の丈経営に徹した姿勢は、サポーターとすれば、歯痒いところもあったけれど、それなりのものだと思う(妙な無駄遣いは鼻につくけれど)

 ただ、そこで「好き」と「キライ」の間にある、絶対的なカベにぶつかってしまったんじゃないかと、思ったりもする。


 話を自分が勤めている会社に戻すと、ウチの社員の殆どは、会社の扱っている分野がとても好きだったりする。私は異端中の異端。

 だから知識も豊富だし、お客さんにいろんな提案が出来る。多少の無茶は喜んでする。泥だらけになろうが、休みが何回もぶっつぶれようが、それこそ体から「バリバリ」と音がするくらい働く。午前様でも知った事ではない。手前味噌になるけれど、本当に凄いなと思う。

 そういう姿勢って、どこかに「好き」という感情が無ければ生まれないものだ。「好き」だけでも厳しいけれど、「好きでなければ」という部分も、やっぱりある。


 出原社長が、そして一部の社員が愛されない理由って、そんなところにあるんじゃなかろうか。特にサポーターなんて「好き」の結晶体みたたいなもんだから、少しの怠慢も許せないんだよね。


 今更「好き」になりました。なんて無理なのは判っているから、辛いのを覚悟で、今度こそ真摯に話をしてほしい。私が今度のサポコンで願う一番はこれ。この前提が無ければ、何時間話そうが、進歩なんてありえない。

5/09/2007

大東氏の提案。

 日が変わった頃、電話がありました。ゴール裏としても、納得いかない部分があって、何かしらのインフォメーションが欲しいと。当然の選択だと思います。

 それで、その文章をこちらでアップして欲しいという事でしたので、全文を転載します。一字一句そのままのものが、セレッソフロントに届く予定です。

都並監督解任に関する説明会開催の要望


大阪サッカークラブ株式会社
 代表取締役社長 出原 弘之 様

2007年5月9日
セレッソ大阪サポーター一同
 発起人代表 大東 正明


拝啓
 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて、5月7日のリリースにおいて、西村ゼネラルマネージャー・都並監督・藤川コーチの解任を知りました。クラブ側の決定についてサポーターとして納得がいきません。サポーターに対して今回の決定について説明会を開いていただくことを強く要望いたします。

 シーズン開始前のサポーター・コンベンションにおいて、西村GMの方針説明、都並監督のシーズンに対する意気込みを聞かせていただき、サポーターとしても一緒になって今シーズンを戦おうと決めここまで応援してまいりました。

 若手の育成をベースに、7月の移籍マーケットを睨んだチーム体制でシーズンをスタートしたと認識しており、第一クール後半にかけてチームとしてまとまってきたとサポーターとしても評価しておりました。第二クールの初戦であるサガン鳥栖との戦いにおいても、敗戦という結果に終わりましたが次につながる試合だったと感じております。

 次期監督予定のクルピ氏を迎え、チーム統括部長に梶野氏を迎え、第二クールからの残り試合を如何にして戦っていくのでしょうか?また、今回再度あげられている「J1への復帰」の目標を現在の戦力をベースに戦っていくのでしょうか?10年ブランクのあるクルピ氏に後任を任せるリスクはどれぐらい想定されているのでしょうか?

 今後、クラブとサポーターが同じ想いで目標に向かって戦っていくためにも第二クールホーム初戦を迎えるにあたって、それまでに是非ともサポーターに対して説明会の開催を検討していただけますよう、お願い申し上げます。

敬具


 この文章に関してどういう感想を持たれるのかは、人それぞれでいいと思います。むしろ賛否両論あるほうが健全でしょう。

 私も、どういった形であれ、サポーターへの説明は必要だと思っています。なので、事これに関しては、ゴール裏を支持します。


 ただこの文章に関して、フロントのリアクションが無い場合、何かしらの「対抗措置」も考えているそうで、それに関しては同調しません(ゴール裏としても「強制」ではないそうですが)


 いろいろとややこしい展開ではありますが、チームがこの破壊と創造の中で、いろんな意味でたくましくなるよう、期待しています。


 ああ、それにしても動きが早いなぁ。仕事が忙しくなきゃ事務所に特攻しようと思ってたんだけれどもね(半分本気

5/08/2007

出原さん、土曜か日曜でいいか?

 いや、どうにも仕事が忙しくてね、今日も遅くまでがんばっとったんですわ。でね、仕事が一段落して、セレッソオフィシャル見たんですが、これですか。


 確かに序盤つまづいたし、用兵が納得いかんところもあったし、都並さんはお世辞にも満点の監督では無かったよ。ただ若手にキチンと指導をしていたようだし、何より明るくて、前向きだった。

 解任の知らせ、練習中ってどう?礼節を欠いているし、選手だって困惑するだろうよ。そういう相手の気持ちに立たない言動が、集団の結束を乱して、結果としてチームを弱体化させるって、判らんか?


 コバさんの時は、さすがに切られるなという感じはあった。塚田さんの時はかばいきれない状態だった。でも都並政権は、以前の二人の時と比べれば、チームの状態も最悪だったし、正直真っ当な監督が来てくれるだけ有り難いって状態だった。その上勝ち点100なんて厳しいノルマまで設定されていて、ぶっちゃけ厳しい船出だった。

 確かにプロなんだから、一度引き受ければ、要望に応えなければいけない。それに応えられなければ腹を切らなきゃいけない。その論理は判る。

 ただその人間を呼んだ側もプロなら、やはりそれなりの責任とらないといかんのじゃないか?出原さん、違うか?

 貴方は去年一年間で、二人の監督の首を飛ばした。その度に「チームの為」と言って、その座を退かなかった。でもチーム状態は悪化するばかりだ。そして今度は、200人のサポーターの前で「信頼している」と言った監督をこれ以上無い無礼をして切り、現場のトップも放逐した。ここまでチームを無茶苦茶にしておいて、責任が無いとは言わさないし、居座る事が責任の取り方なんてダブルスタンダードは通用しない。


 今週末の札幌戦。厳しい戦いだなと思っていたけれど、それより前に戦わなければいけない相手が出来たね。

 社長、腹を切ってくれ、そうして長居から出ていってくれ。もし介錯がいるんなら、そっち行かせてもらうよ。週末は開いてるから、それくらいまでに何も無ければそうする。

 貴方が極悪人とは思わない、思いたくないが、これがチーム再生への、一番の近道だと思うんだ。まあというわけなんで、よろしく。

5/07/2007

鳥栖1VS0C大阪 戦いは続く、逃れない。

 今日もまた、アウェーで、いい時間帯が続いていたのに点が取れないままで、終了間際、ミスから、決定的な失点を食らって、負けてしまった。これ以上無い、最悪の第二クール開幕戦といっていいと思う。

 「最後まで集中力が続かないのが悪い」精神論で言えば一言で終わってしまうし、確かにそういう側面もあったこの試合ではあるけれど、今は私なりに、出来るだけロジカルに(自信無いけれど)試合を振り返りたい。


 スタメン。

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 守備ラインに変更あり、右サイドバックに丹羽、ライン統率に長けた江添が中央。


 前半戦、振り返ってみると、やはり前線に高さが無いので、組み立てに苦労していたように思う。その上雨でグラウンダーのパスはコントロールし辛い。

 それに加えて中山、柿谷の10代コンビの出来が明らかに悪かった。中山は中山で、一番の武器である、一気にトップスピードまでのっていく加速力がまるで無かったし、柿谷も、持ち味の柔らかいボールタッチが消えていた。

 これまで攻撃の核になっていた二人に覇気がないと、チーム全体のポテンシャルも落ちてくる。見られたプレーヤーは羽田と宮本、それにいいヘディングシュート(!)を放った酒本くらいか。

 前半をスコアレスで終われたのは、鳥栖にもミスが頻発していたからに他ならない。例えばカウンターでも、あっさり無茶なシュートで終わってくれていたし、まじめで実直なプレーに力強さはあったけれど、ちょっとしたところでのいやらしいプレー、相手の嫌がるプレーというのは、然程無かった。


 流れが良くなったのは、後半頭から金とアレーを同時投入してから。

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 これで攻撃に高さの要素が加わったし、アレーの飛び出しも効果的に出てきた。セットプレーにしても二枚脅威が増えるのは大きいアドバンテージだった。

 金は初出場の前節と比べれば、チームによく馴染み始めた。柿谷、古橋もどこにボールを落とすのか、落としたがっているのか判っていたようだし、スピードこそ無いが馬力のあるプレーをする。

 攻撃の引き出しがグッと増えた事で、後半のボール支配率は格段に上がった。こういう時間がこれだけ続いていれば、いつかは得点シーンが出るだろうと、テレビの前で待ちわびていた程だ。

 しかしそんなシーンがなかなか生まれない。相手キーパー赤松のミスキックから、ゴール前がフィールドプレーヤー一人というこれ以上無いシチュエーションを貰っても、アレーのシュートは枠さえ捉えられない。

 こういう時、強いチームなら、相手のちょっとしたミスでさえ得点に変えられるのだろう。並のチームであっても、あれだけの機会があれば、どれか一つは決まっていたと思う。それが決められないという事は、今のセレッソはそれ以下のチームという事だ。


 敗戦への伏線は、最後の交代と、それに関する選手のポジション変更にあったのではと思っている。

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 絶不調の柿谷を下げて香川を入れる、これに異論は無い。ただ残ったメンバーと香川の持ち味を考えれば、もっと攻撃的な位置に入れた方が良かったのでは。宮本が左サイドに入っていたが、あれでは香川と宮本、二人の個性が消されてしまう。加えて香川とアレーの役割分担も、濱田と宮本、アレーと宮本のコンビに加えて曖昧だった。

 失点のシーンだけをクローズアップするのは、あまりいい分析法では無いかも知れないが、あのシーン、ダブルボランチの整理が出来ていたら、あれほど簡単にボールをロストしていただろうか。


 若手の疲労、決定率の低さ、終盤の勝負弱さ、今のセレッソが持っている弱点がモロに出た結果になった。救いは、スカスカだった中盤に僅かながら連動性が出ていた事と、金が馴染み始めている事と、反省し、修正し、休息するための時間が1週間ある事くらいか。勝ち点を逃した対価としては、あまりに少ない気がする。それでも戦いを恐れず、逃れず、札幌戦に向けての調整をして欲しい。

負けようと。

070506_1853~0001.jpg友達の結婚式二次会に出席する、律儀な私


5/06/2007

長居改修問題。 セレスレ511氏へ。

 写真見た。酷い有様だよね。心中お察しする。月曜責任もって電凸します。マジです。

http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/soccer/1178200407/511

 大阪市ゆとりとみどり振興局の人は、四月、私に言いました。

長居スタジアムの件もまとめて聞いたのですが、工事については完了済み、後は張り替えた芝生が根付くだけ、という段階まで来ている。


 それがこれですか?根付いていないのは傍目にも明らかでしょう?うん、普通に腹立ってきた。


 それから汚れた座席。これも何とかできないかな?ほっといても世界陸上の時に掃除するんだろうけれど、それじゃホームって言えない様な気がするんだ。それに芝生一つとったって満足に養生が出来ないような大阪市が、四万ある客席全てを綺麗に出来ると思う?私は信用できないね(笑

 まあ、ホント何とかする。協力お願いするかも知れないけれど、その時はヨロシク、以上。

鳥栖戦前予想。

 なんか外野がキナ臭いですが、選手はそんな事を気にせずに戦って欲しいです。当事者である都並監督自身が、試合に集中して臨もうと言ってるんですから、監督に不満がある人以外は、頑張ってみましょうよ。


 というのも、フロントの動き方に不満があるからなんですが。そりゃ何かあった時の為の保険はかけておくべきで、それに関しては、至極普通の行動だと思います。でもその情報が誰かによってリークされてしまうのは、管理能力が無いから、といわれても仕方が無いのでは?


 まあそういうわけで、繰り返しになりますが、明日の試合はなんとしても勝って欲しいんですよ。勝ってやれば出来るってことを証明して欲しい。そうしなければ、また去年のように迷走してしまいそうでね。


 確かに病巣はそこにもあるけれど、そもそも病気になった原因がどこにあるかを考えると、監督を挿げ替えても良化する可能性が低いって、判るでしょ、何となく。

 サポコン二部の時、出原社長は、監督に全幅の信頼を寄せ、必ず今年度でのJ1復帰を成し遂げてくれるものと信じているとコメントされていたと覚えています。その監督を切るという事がどういう事か、その覚悟が出来ているか疑問です。だから、頑張って欲しい。


 予想スタメンはこんな感じです。

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 エゾ、キャプテンとして指名してくれた監督の面目、保たせてやってくれよ。

 羽田もフジモンも慣れんポジションやけど、ガンガン行こう。

 裏取られた時は阪田の足が頼み、集中しろよ。

 宮本、明日はSBの裏のカバー、忙しいぞ。

 濱ちゃんいいパス送ったってくれ。

 シャケ、どんどん仕掛けて、切り崩そう。

 ノボルも柿谷も、相当キツイやろうけれど、もう少しでデカシとカルロスが帰ってくる、耐えてくれ。

 そんでフル。やっぱり今のエースはフル。打って決めて、勝とう。


 んじゃ、頑張れよ!

5/04/2007

C大阪1VS1徳島 お疲れの子供達。

 一つ、気に入らない事がある。疲れていない人間を交代させておいて、疲れきっている人間をフル出場させたのは何故か。ボールはしっかりキープ出来ていたけれど、緩慢な人間と疲労困憊の人間がいては、今のセレッソの売りである前からの守備、果敢な攻撃など出来ない。

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 スタメンは草津戦と同じ布陣。ベンチから苔口が抜け、代わって金が初スタベン。出場停止明けの江添はベンチにも入らず、センターバックは引き続き前田、阪田の強面コンビが勤める事となった。


 立ち上がりから主導権はセレッソにあった。柿谷、中山の十代コンビは明らかに疲弊していたが、コンビプレーは年季が入っているだけあって、相変わらず素晴らしい。右の酒本もいい動きをしていただけに、センターに高さが無いのが寂しい。いいクロスが上がっても、藤本の驚異的な上がりからのヘデイングは枠外、古橋のヘッドはバー直撃。これが例えば森島康だったら…。

 対して、守備は少し不安定な印象。前田、阪田の役割分担がはっきりしていないのと、相手トップの羽地とのマッチアップで後手を踏み続けたのが原因か(特に阪田は空中戦で苦労していた)羽地には一度突破されかけてあわやという場面を作られている。左サイドの羽田、右サイドの藤本、ダブルボランチの宮本、濱田は及第点の動きが出来ていただけに、そこだけが目立っていた。


 最近お約束になったハーフタイムでの交代、今日は藤本から丹羽だった。

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 正直この交代に何の意味があったか判らない。藤本のプレーに過不足があったようには見えないし、丹羽になってから劇的に何かが良くなったようにも感じなかったし。むしろ酒本が単独で何とかしなければいけないシーンが増えた分、攻撃の厚みが薄らいだだけだったのだけれど。


 それでも先制点を奪えるのが、好調なしるしなんだろうか。後半開始早々、中山が左サイドを華麗にえぐると、グラウンダーのクロスに古橋が詰める。

 ホームで、後半いい時間で先制、流れは完全にセレッソだった。ただ守備の部分はまだ不安定で、このアキレス腱を、徳島に突かれてしまう。自陣ゴール前で前田がファールをしてしまい、フリーキックのチャンスを与えると、混戦の中押し込まれてしまう。あっという間の同点劇だった。


 同点後は、守備を固める徳島に、セレッソの攻撃陣が、手を変え品を変えして挑む、という図式が続く。後半60分過ぎから試合終了までの支配率は、今期のセレッソの中でも飛びぬけていた。中盤でのショートパスをベースに、相手のバランスを崩す様々な工夫を凝らす。

 例えば香川の投入。

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 引いて守る徳島に、タテへの動きが魅力の中山はミスマッチだし、中に絞っていって仕掛けが出来る香川の方が選択肢が多くなる。中山自身も疲弊していたし、いいアイディア。実際バイタルエリアで古橋や柿谷と連携するシーンもあった。シュートで終われなかったのが悔やまれる。


 地上戦では密集を抜けられないと見ると、終盤では金を投入。高さという要素をプラスする。

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 今期初登場となった金だが、プレーする時間も短く、まわりとの連携(特に一番近くにいる柿谷とのそれ)はイマイチ。スピードは無いものの、高さやふところの深さという、今のセレッソに欲しいエッセンスを持っている貴重な存在なので、頑張ってほしいところだが…。


 もう一つ、心配だったのは、過密日程の三試合、全てにフル出場した柿谷のコンディション。

 今日の柿谷も、平均以上のプレーではあったけれど、疲労が蓄積されているのか、ところどころでらしくないミスをしていた。その上皆がボールを集めるものだから、柿谷にすればキツイ後半戦だったのでは。濱田が下がった後は、常に複数の相手に囲まれてのプレーを強いられていた。


 結局このままタイムアップ、星を五分にする事無く、第一クールを終えた。西村GMが課したノルマ、勝ち点25に遠く及ばない勝ち点15。チームが日々良化しているとはいえ、これは厳しい。第二クール、反撃に出る為には、今いる選手達の頑張りは勿論、フロントにも腐心してもらう必要があるのではなかろうか。


追記

 審判もJ2仕様なのか、ジャッジがかなりいい加減な印象だった。線審が必死にオフサイドをアピールしているのに、主審がずっと流していたシーンがあった。線審が必死に自己主張していたのが少し可笑しかった。

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旗をバタバタ振って主審にアピールする線審



追記2

 同点に追いつかれたセットプレー。セレッソの場合だと壁の前に選手が「ホスト立ち」するのだが、徳島は数人の選手が壁の前でヤンキー座りをしていた。ホストプレーとヤンキープレー、どちらがこぼれ球に反応しやすいのだろうか。