4/30/2007

ムスメがいれば負けない。

 昨日は天気が良かったのですよ。春っていうより、初夏の日差し。

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 今日は肌が焼けるなー、なとど思いながらスタに行く支度をしておったのですが、我が子「たろも」が久しぶりに「私も行きたい」などと仰るのですよ。

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 ご存知の方も多いかと思いますが、このたろも、とんでもない強運の持ち主でして、今まで観にいった試合、ただの一点も取られていないんですよ。去年までで6試合540分間、無失点で、記録はなおも継続中。

 しかしながら「だったら全試合つれていけば」と思っていても、当日になって体調を崩したり、何かが起こって連れて行けないんですよ。で、そんな試合に限って負けたりして。

 だから自分から「観に行きたい」などと言い出すからには、きっと何かがあるのだろうと、急いでムスメの支度をした次第。スタに着いたのは試合開始5分前くらいですかね。


 何とか間に合ったんですが、バックスタンドは思っていたよりも日差しが強い。タロモは長袖でしたんで、ちょっと熱そう。

 というわけで、この試合購入したのはキッズTシャツ(パターン)07キャップです。

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 キッズTシャツのパターンは、もう少し凝っててもよかったかも。キャップは値段のわりに凄く良い出来ですよ。バイザーの部分のエンブレムは刺繍です。私の頭がもう少し小さかったら大人サイズも買ったのにな…。


 さて、肝心の試合、やっぱり何かありましたね。柿谷のゴールが見られて、勝てて、勿論無失点。これで記録は7試合、630分間無失点に伸びました。一度コリャやばいってシーンがありましたが、他は特に問題なし。タロモさまさまです。

 試合後、ケンタッキーで遅い昼食を摂っていましたが、タロモ的には次節も是非観に行きたいとのこと。体調さえ良ければ連戦もあるかも…。我が子ながら期待しています。

4/29/2007

C大阪1VS0草津 覚醒。

 反対側のサイドだったけれど、柿谷が相手守備陣を切り裂いたところと、冷静にゴールを決めたところは、はっきりと見えた。歴史に残るゴールを生で見ることが出来て、とても光栄だ。

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 前節、ゼ・カルロスが負傷し、全治3~4週間の診察を受けた。その為前線にはフレッシュな顔ぶれが並ぶ。守備では出場停止の江添に代わって、ルーキー阪田が初出場初先発を果たした。

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 まず目に付いたのは、前線からの果敢な守備。特に柿谷と中山の「新黄金コンビ」のチェイシングは凄まじい。個々のスピードもさることながら、二人がチームになって的確に相手を追い込んでいく様は、さながら獲物を狙う狼の如し。

 そうなると、相手が苦し紛れのロングボールを入れてくる。今日は風が強く、ボールが流れたり押し戻されたりで、予測が難しいコンディションだったが、阪田も前田もしっかりとそれらを跳ね返してくれた。前半相手に決定機は無く、ほぼ完全にシャットアウト出来た。

 阪田に関しては、初めての実戦で、選手同士のちょっとしたズレのようなものは見られたが、個としての能力は悪くない。一度相手選手が、こちらのラインを破ろうと動き出した時、タイミングが遅れたのにもかかわらず、あっという間にカバーしてしまったシーンがあった。噂に違わぬ俊足だ。


 こうした高い位置からの豊富な運動量と、若い選手同士のコミュニケーションがら、あのゴールが生まれた。

 敵陣深く、右サイドで濱田がボールを持つと、酒本はパスを信じてタテに走りこむ。そして酒本からのクロスを、柿谷はファーサイドに生まれたスペースで待っていた。そして望んでいた通りのクロスが足元へと渡った時、歓喜の瞬間が生まれた。


 このゴールだけでも試合を観た価値があるというものだが、チームとしては勝たなければ意味が無い。中山、柿谷と、二試合連続で若手の活躍をふいには出来ない。

 しかし、だからといって、守備のブロックを下げ、引きこもるわけにもいかない。試合のイニシアチブを握れているのは、前からのチャレンジが相手の組織を崩しているから。それを止めてしまえば、相手に流れを奪われかねない。難しい流れ。

 そんな中にあっても、守備的にならず、果敢に走り続けた選手達の姿は、頼もしいものだった。前半を良い流れのままに終える。


 後半、都並監督はチームの運動量をキープするべく、フレッシュな選手を投入した。酒本アウト、アレーイン。中山は右サイドに、宮本が左サイドの攻撃的な位置に入る。

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 アレーは未だチームに馴染んでいない様子ではあるものの、局地戦では長いリーチを生かして抜群の強さを見せる。運動量も申し分無し。


 続けざま、ボランチとして投入された香川もいい。

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 ボランチではあるものの、アレーも香川も守備だけの選手ではない。セカンドボールを拾うと、ドリブルで切れ込んだり、トリッキーなプレーで草津を翻弄したり。サイドだけではなく、中央からも攻撃を仕掛けられるようになる。バー直撃のループシュートなど、惜しい場面もあった。


 ただ最後の一手、苔口の投入に関しては、少し合点がいかない。

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 今の苔口は、あまりに不調すぎる。動き出しも遅く、連携もとれていない。何より積極性が欠けている。足がつりながらもボール追い続ける柿谷の後ろで、緩慢に動く苔口に、容赦ない罵声が飛んでいたが、それも致し方ないように思う。

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 とにかく今は勝利を、そして才覚ある若人達の活躍を喜ぼう。(苔口の件は心配だが)

 まだまだ五分の星にもなってはいないが、この勢いで、連戦を乗り切っていきたい。

4/27/2007

別にどこの話とは言わないけれど…。

 柿谷や中山を観ていると、嬉しい。セレッソの選手育成は、正直な話、お世辞にも素晴らしい成果を上げてきたわけではなかったから、こうして立派に開花した二人を観ると、安堵感のようなものさえ感じてしまう。

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 そう、人を育てるというのは、とても難しい事だ。でも、絶対に疎かにしてはいけない要素。それはサッカーだけではなくて、実生活にも当てはまる事。


 最近「人手不足なのにいい人材がいない」という話をよく聞く。けれど、そう言っている人達は、大抵「育てる」という感覚が希薄だ。自分がこれから伸びるかもしれない若葉を踏み潰している事に気づかず、矛先を若い人達の我慢の無さに向けている。

 でも別に最近の若者が、バカなのであったり、我慢する気持ちを持っていないわけではない。若いうちに、リカバリーできるうちにと、早めに見切りをつけている、というところもあるんだ。誰だって無駄な時間なんて無いんだから、当たり前のこと。

 それに気がつかないでいると、折角求人広告を入れて、人が来ても、仕事を教えているうちにすぐ辞められてしまって、また求人しなくてはいけなくなる。そうして年に何度も広告を出している会社の事を、求職者がどんな目で見るか、言わなくても判ると思うのだけれど。

 広告費がかさみ、手間も徒労に変わり、今までいた人のモチベーションも低下し、最悪給料も下がる。いいところなんて、一つもない。


 ではどうするのか、やはり我慢してでも人を育てる他はない。核になる人間が育てば、俺もやってやろうという気持ちの一つも出てくる。そうすれば自ずと組織に活気が出る。自前で育てれば、今組織に足りない部分を伸ばしたり出来るから、転職でありがちなミスマッチも防げる。

 時間と労力さえあれば、いいところばかりなのだけれど、どうして皆それをしないのか、不思議でならない。ひょっとしてバカになって、考えもせず、我慢が出来なくなっているのは、組織の方なんじゃないだろうか。


 そりゃ誰だって未熟な部分はあるし、なかなか埋まらない短所もある。だからと言って簡単に切り捨てるのか。それとも、良い所を見つけて、居場所を与えられるのか。それはやっぱり、大切な話だ。

何故か恵比寿。

070427_1144~0001.jpgにいる西中島南方。
仕事なんだけれどもね。


4/26/2007

福岡2VS2C大阪 新しい絆。

 水戸戦の引き分けは、価値のあまり無いものだと思うけれど、今日の引き分けには価値がある、多分。

 第一に、よく走った。とにかく走れた。前から前から、点を取られても、追いつかれても、挫ける事無く足を止めなかった。

 第二に、久しぶりに流れから点が取れた。こぼれ球を詰めた、決して華々しいゴールではないけれど、最初のシュートを放った柿谷と、詰めた中山のコメントを見る限り、決して偶然の産物ではないようだし(むしろ様々なシチュエーションを想定できる、意思の通い合った二人の得点と言えなくもない)新しいホットラインの誕生を嬉しく思う。この二点だけでも立派な成長。


 先発は前節出場停止処分を受けたアレーに代わって、濱田がボランチに入った。右サイドの攻撃的位置に中山が入る。ゼ・カルロスが復帰し左サイドに。

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 セレッソの出足は好調だった。相手のDFラインが不安定なところもあったが、相手陣内深くまでボールをチェイスし、少しのほころびも見逃さずにパスカットするなど、今までで一番の出来だった。

 しかしそこで点を取れないのが、今のセレッソの弱さなのだろう。明らかに飛ばしていた時間帯で押し込めきれないで、逆襲に出た福岡に、ワンチャンスをモノにされてしまう。精神的にキツイ展開。

 その後も田中にバー直撃のシュートを放たれるなど、大苦戦するのだが、今度は福岡が押し切れず、セレッソは徳俵ギリギリで崩壊の危機を脱する。

 ここで連続失点をしなかったのは大きかった。1点差ならば、まだモチベーションを保てるし、相手としても意識が守備的になる事も有ったし。


 痛かったのは、江添が軽率なプレーでイエローを貰ってしまい。次節出場停止になった事。特に厳しくいく必要は無かったシーンだったのだけれど…。

 泣きっ面に蜂が飛ぶ。今度は前半途中でゼ・カルロスが痛み、交代。攻撃の流れを作る選手がいなくなってしまった。今の時点で正式な診断結果は出ていないけれど、何とか軽症であってほしい。


 前半32分、ゼ・カルロスに代わって酒本が入り、右サイドに。中山が右サイドから左サイドにポジションを移す。

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 この変更により、中山と柿谷が同じサイドでプレーをし始め、結果パスに多少の連続性が出始めた。代わって入った酒本も平均以上の出来で、この3人が終始相手の中盤を苦しめた。

 これを「怪我の功名」というのは不謹慎ではあるけれど、とにかく、意思疎通が出来る選手が近い距離にいるというのはいいものだ。久しくなかったタテへのスピードも出てきた。


 後半早々の同点弾に関しては、正直喜んでいいのやら…。前田がそこにいて、何が何でもボールに触れ、ゴールへ押し込もうと強い意識を持ったプレーをしてくれたところ、それは有り難いのだけれど、どうにも意図したものではないようだし。

 まあ、とにかく同点は同点だし、不振が続く前田にとってのカンフル剤になればと、その時は考えてた。試合後には、あんまり効果が無かったよなと後悔したけれど。


 同点になってからも一進一退。セレッソは柿谷の調子がいま一つで、流れがキッチリとしていないし。福岡もリンコンとアレックスががんじがらめになると攻撃に迫力が無い。


 そんなコンディションでもゴールに絡み、大きな仕事が出来る柿谷というのは、やはり役者が違うのか。不振なら不振なりに、相手にとって嫌な位置にいて嫌なプレーをしてくれる。運動量に関しては中山、古橋、酒本には適わないかもしれないけれど、要所要所、いてほしい場所にいてくれるというのは有り難い。特にスローインの時とかね。

 そして中山のJ初ゴール。前述の通り、見た目泥臭く、実は中身の濃い得点。これは手放しで喜べた。運動量があって、質も高くて、しかも両サイドが出来て、おまけにいい相棒がいる。恵まれている上に、努力も惜しまない、いい選手だ。


 これで終われば、それこそ大団円。満点の試合運びなのだけれど、林のゴールは余計だった。以前は「安易にロングボールは止めよう」という感じだったけれど、今度は「相手のいないところにクリアすれば、まあいい」程度まで努力目標を下げなくてはいけないのか。あれだけ人がいながら、守りきれずに失点とは…。次節はディフェンスリーダーの江添がいない。不安材料ばかりが目に付く。 


 同点に追いつかれてからの交代、最初の中山と香川の交代に関してはアリ。ロスタイムの古橋と苔口のそれはナシ。

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 中山がいかに若い選手だといっても、あれだけ動いていたらバテるはずだし、攻守のバランスを考えても、前の運動量を考えても、香川を出す意義は多分にある。見せ場こそ無かったけれど、タイトなシチュエーションの中でプレーした経験は、後々生きてくるだろう。


 ただ苔口に関しては、いろんな意味で判らない。

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 入った時はもうロスタイムに入っていたから、勝つ気があるなら、少しでもプレーの時間を削りたくない筈だし、最近の苔口のコンディションを考えれば、あのままでもよかった。たらればになるし、邪推ではあるけれど、最後の最後、ゴール前までカウンターで切り込んだ濱田の横で追走していたのが、苔口ではなく古橋だったら、濱田はあれほどパスをためらっただろうか。


 それはそれとして、過ぎてしまった事に後悔をするより、前向きに明日を考えよう。良かったところは伸ばし、反省すべきところは修正して、次こそ勝てるようにする。そんなポジティブな思考が、久しぶりに出来るような試合だった。勝ち点や順位は相変わらずで、鬱陶しいところをさ迷ってはいるけれど、とりあえずサッカーの試合になったんだから、今日は良し。

4/25/2007

福岡戦前予想。

 やっぱりJ2の試合間隔って異常に狭い。突出した選手がいるだけだと、どこかでダレたりする。その点ウチはそこそこの選手ばっかりなんで、誰が欠けようがあんまり変わらないんですよ、ハッハッハ。

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 強いてプラス材料を上げるなら、中盤にゼ・カルロス、濱田とゲームコントロールできる人間が二人入ったってトコロかな。

 それとて水戸戦のように、DFからFWへのロングボールばっかり放り込む戦術を採ってしまっては、全く意味の無い要素になってしまう。


 あえてキーポイントはDFラインにしましょう。MFの足元に、どれだけ冷静に、どれだけ素早く、どれだけ的確なボールを供給出来るのか。ここがしっかりしなければ、まずサッカーならないでしょうよ。

 そこさえ何とかなれば、何とかなりますよ。前は小柄でも強烈なメンツばかりなんだから。


 福岡強いですよ。でも、それでも頑張らないと。まずは去年のリベンジってことで。

4/24/2007

ぶっ壊れてばっかりだ。

 最近よくぶっ壊れる。有形無形に関わらず、とにかく「壊れる」可能性があるものは片っ端から壊れた。


 まずデジカメ。水戸戦の試合後に壊れた。レンズが上手く動かないwwwwちょwwwww今から気を取り直して取材しようとか意気込んでたのにwwwwww

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愛機IXY 800 IS最後の(? 画像



 保障期間内なので、太っ腹な御手洗会長様のところは無償修理でOKだそうですよ。有り難いもんだ。サービスセンターに預けて、3~5日程で治るらしい。ホントか?よく判らん。


 それから今朝会社に向けて自転車とばしてたら後輪のスポークが折れた。一気に折れた。

 んで、マイ自転車って27インチなのな。近くの自転車屋だとスポーク置いて無いでやんの20分くらい待たせて「すいません部品置いてないスわ」ってなんだよ。さまよったよ、朝の大阪市東部を。いい思い出にもなりゃーせんわ。


 さらにさらに、日曜は在宅ワークに勤しんで、相手さんにもそれなりに評価を頂いたんだけれど、何故かトラブったwwwwwwどうしてなのよwwwwww俺の気だるい午後はどうなっちゃうのwwwwwwww


 極め付けに、人間関係関係(なんじゃそりゃ)もギスギス気味。ホンマどうやねんと。


 まあ月曜からこんな感じだったので、キチはいっとる私の精神も崩壊気味なのですわwwwwww壊れてないのは壊れてほしい社会的ヒエラルキーと、壊れてほしくない夫婦の仲くらいですかね。うがー。

4/22/2007

C大阪0VS0水戸 暗中模索、五里霧中。

 負けなかっただけよしとする。そんな気になれるほどのオポチュニストは、サポーターの中でどれくらいいるだろう。今日は勝たなければいけない試合だった。銘々が自分に課せられたミッションをこなせば、少なくともこの結果にはならなかったはずだ。だがふたを開けてみればどうだろう。内容さえも伴わない、不快感ばかりが残る90分間だった。

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 森島康の負傷離脱により、監督は新しい前線を考えなければいけなくなった。熟考した末の結論は、古橋、柿谷の2トップ。サブにもターゲットになるような選手は入れず、完全に地上戦を想定したメンバーで試合に臨んだ。

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 ところがセレッソはボールを奪っても、正確性を欠くロングボールを多用する。お世辞にもヘディングが強いとは言えない二人が、上背のある選手と、勝ち目の無い空中戦をするシーンが目立った。

 特に最終ラインとボランチ、さらに言うなら宮本、前田にボールが渡ると、途端に展開が止まってしまう。相手にプレスをかけられると、苦し紛れに長いボールを入れたり、横パスに逃げたりで、「ミトナチオ」を体感する事さえできない。

 さすがにゴールキックはサイドの選手に流したり、酒本に合わせたり(前線で唯一真っ当な競り合いが出来るマッチアップはここしかなかった!)と工夫していたが、それにも限度がある。


 別に前線にいる二人のポテンシャルが低いわけではない事は、たまにボールが落ち着いて、足元にまわってきた時を見れば易々と判った。古橋は相変わらずパワフルで、献身的なプレーをしていたし(あまりに「過ぎる」場面もあったが)柿谷は危険な存在だった。初先発の中山も、アグレッシブなプレーが目立った。酒本は連戦疲れからか精彩を欠いていたものの、キチンと生かすバックが存在していたら、もう少し見せ場があったかもしれない。

 ただ前が頑張っても、後ろとの連携が出来ていなければ、チームにはならない。一人流れから取り残されても劣勢になるサッカーというスポーツで、それは致命的なことだ。前半終わってスコアレス、決定機などというものは皆無に等しかった。


 さすがに不味いと感じたか、都並監督は後半頭から二人の選手を投入した。なかなか納得のいくプレーが出来ない酒本に代えて丹羽が入り、上がり目になる中山とのバランスを調整。中央にはパスの出せる濱田を入れて、ロングボール一辺倒の攻撃にメリハリをつけようと試みた。

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 しかしこの荒療治も、効き目が薄い。例え中盤を入れ替えても、ボールに触れる事が出来ないのだから、当たり前といえば当たり前なのだけれど。

 寧ろ水戸の攻撃が、よりシンプルになり、スピードが出てきて、迫力を増していった。前田のところを狙えばいい、藤本の後ろを突けばいい、素人目にもその意図は明確だった。

 余りに前田ばかり批判するけれど、今日の前田は生観戦して観ていた中で、過去最低の出来だったように思う。普段の前田はこんなものではない。もっとハングリー精神に富み、果敢で、失敗を恐れないプレーをする選手だ。それが何故こんな出来に終わってしまったのか、しっかりと考えておかなければ、セレッソは貴重な財産を失ってしまうだろう。

 ともかく、選手交代も効果無く、丹羽と中山をポジションチェンジさせても流れが変わらない。歓声などまるで聞こえない後半戦だった。あっても一、二度程度だったか。悲鳴とヤジは、それは数え切れない程あったけれども。


 最後の交代には、流石に萎えた。中山アウト、苔口イン。

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 相手はキチンとスペースを消していて、コンパクトな組織を構築し、さあ来いと待ち構えている。そこに足が持ち味の、しかも余り調子が良いとは言えない苔口を入れて、何が変わるというのか。パワープレーなら、少しは合点がいく。しかし、これは無い。


 結局このまま見せ場無く、淡々と試合が終わってしまった。選手がスタジアムを一周してくる。バックスタンドでは辛辣なヤジとブーイングが飛んだ。ゴール裏は拍手が多いように思えたが、流石にサポーターの意識も統一できなくなってきたという事なんだろうか。皆が慣例のように、形だけの礼をくれたところで、嬉しくもないし、満足など出来ないし、気持ちを落ち着かせる事も出来ない。

 そんな覇気の無い選手達を見ていて、私はふと、去年の最終戦の後、メインスタンドで、タバコをふかしながら社員と談笑していた出原社長の姿を思い出した。皆の危機意識が、少しずつ薄れていっている。負けても分けても、悔しがるでも無く、ルーティンワークのように挨拶をするだけ、そんなメンタルではJ1への復帰などおくびにも出せないし、J2で生き残っていく事も難しくなるだろう。


 皆が早々にメインスタンドの影に消えようとする中、ただ一人柿谷だけが、ゴール裏に深々と頭を垂れていた。

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 彼のこの気持ちが、セレッソに残された最後の希望なのだろうか。17歳の背に全ての期待が込められているのだとしたら、それは余りに過酷で、残酷な話だ。

4/21/2007

長居にカモン!とミニカード。

 まあ、子供が二年生になりまして、春の遠足なんだそうですが、場所が長居公園なのだそうですよ!奥さん!

 長居を誰よりも知っている、わけでもないですが、とりあえずここ読んどけと。

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 悪乗りついでに自己紹介用のミニカードも作ってみたり。

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 ミニカードというのは、28㎜×70mmの新しい企画の、名刺みたいなものです。デカイ付箋くらいの大きさかなぁ。ともかく気分が変わっていいものです。

 あー、やっぱ眠い…。おやすみなっさ~い。

水戸戦前予想。

 久しぶりにカフェイン抜きの一日。眠い。ひたすら眠い。何か変な薬でも飲んだか?だから頭も回らないし…。

 でも、そんな頭でも判る。明日は厄介な一日になるって事が。


 なんでも前線に柿谷、左サイドの攻撃的な位置に中山を入れるらしい。

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 このメンツだと長いボールを入れて、なんて事はまず出来ない。したとしたら都並監督は余程精神的に逼迫している。

 恐らく理想は、若い前線の運動量で攻守の主導権を握り、柿谷のタクトでパスサッカーを仕掛ける。というところか。それならばボランチにアレーを入れた事も合点がいく。森島康が怪我をしている今、単純に小松をはめ込むのではなく、このシステムに賭けた事に、何かしらの意義を感じたい。うまくいかなければ、早々にポストプレーヤーを放り込む羽目になる危険性もはらんでいるけれども、する価値はあると思う。

 それならば守備陣もかなり奮起しないといけない。前の4人が追い込んだボールを確実に奪い、素早く繋ぐ。そうしなければ「ミトナチオ」の固い壁は突き崩せないから。


 勿論いろんな場面を想定しなければいけない。ベンチの5人(多田、丹羽、濱田、小松?、苔口?、堂柿?、ケイン?わからんな)をどのように使うのか、それも大事。ことこれに関しては先手先手を打つ「都並流」に期待しているのだけれど。


 明日は天気も悪いらしいし、招待客も来るそうだから、スタンドの不快指数は高いだろう。せめて爽快な試合を観たいけれど、さてさて…。

4/18/2007

長居改修問題 あともう少しの辛抱。

 以前書いた第二のトラック張り替えてない?という話の続きです。

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違和感のあるトラックの継ぎ目


 例によって例のごとく、長居公園を管轄されている大阪市ゆとりとみどり振興局(先日はホームレスと左翼活動家の排除で大活躍でしたね!)に電凸しました。さすがに住民票がある人間には物腰柔らかでしたよ。

 で、話すと長くなるので箇条書きです。
 
・トラックの張替え、セレッソの試合をはさみながらも長居スタジアムの改修と平行して工事をしていたそうな。だから仙台戦ではその部分だけラッピングされてたのか。

・施工費用は6500万円、施工業者は長居スタジアムのトラック部分同様株式会社奥アンツーカ


 これを聞くと、やっぱり芝の手入れと施工方法次第で試合しながら工事できたんじゃないの?という疑問もわきますよね。

 事実05年の第二の芝と、今年の芝では、張り替えてもいないのに明らかにコンディションがいいし。やっぱりつまみ出されたのはあそこらへんの嫌がらせなのかね(どことは言わないですが)

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05年 見た目よりも枯れていて、ところどころボコボコです

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今年 緑の濃さが違うような、ボコボコでもないし


 で、長居スタジアムの件もまとめて聞いたのですが、工事については完了済み、後は張り替えた芝生が根付くだけ、という段階まで来ているそうです。仮設ではない工事の内容については、また箇条書き。

・メイン、バックスタンドに、通路よりもグラウンド寄りにせり出すタイプの身障者席を設置

・トラックの表層のみを削って、新しい用材へと張り替え

・北側の電光掲示板は、別にカラーになるのではなく、オペレーティングシステムを改良するだけ(見た目もほぼ変わらない?)

・南側のビジョンの表示素材は、より鮮明で、ランニングコストの低い発光ダイオードに変更

・痛んでいる(?)芝生を全面張替え


 これに第二のトラック改修も含めておよそ20億円弱です。仮設設備(記者席、選手移動用陸橋etc)も含めれば、もう少し上がるでしょう。世界陸上後の撤収も含めれば…。施工方法、お金の使い方共に疑問だらけですね。


 まあ、今更「今までの工事無かった事にしろ」なんて出来ないですから、今は芝生が根付くのを待って、六月の試合で、少しでもきれいになった長居に行きましょうか。

4/16/2007

堺筋

070416_1315~0001.jpg仕事中。


山形2VS1C大阪 未熟さ故に…。

 泥臭くても格好悪くても、頑張って頑張ってボールを追い、得点、勝利に執着する。今のセレッソが勝つにはそれしかない。相手よりもその気持ちが下回っていれば、当然負ける。今日の試合、チームとして、勝利への意欲が少なく感じた。ただそれだけの事。

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 勿論戦略だとか、個々の選手の能力のズレというのもあった。特に中盤両サイドの攻防では終始後手に回ってしまった。

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 愛媛戦でゴールを挙げた藤本が右サイドバック。ラインが高いと踏んで前線には苔口が入る。

 序盤は手数をかけず、早めに長いボールを出して、ラインの裏に古橋、苔口を走らせるという意図が見えた。

 ただこれは緒戦で採用してあまり効果が無かったパターンで、その頃よりは精度が上がっていたものの、チャンスらしいチャンスは一度だけ。古橋が上手く抜け出し、キーパーと一瞬1対1になった、その一度だけだった。


 対する山形は右に臼井、左に財前という起点があり、尚且つ前線に豊田というターゲットまでいた。複数個所でしっかりとボールが収まるので、チーム全体の動きに無駄が無く、要所要所で人数をかけたプレーが出来ていた。

 対するセレッソ、左サイドではゼ・カルロスが守勢に回り、持ち味を消された。また右サイドでは、さらに苦戦を強いられた。山下、藤本では財前の個人技を止められず、相当後ろに引きずられてしまうのだ。ゴールに近い位置でのプレーは、一つのミスが命取りになる。このポイントを、ついぞ修正できなかったのが、この試合のキーポイントになった。


 後半戦、精彩を欠いた苔口を下げて森島康を入れ、前線に高さを加える。

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 森島康は連戦の疲れからか好調とは言えない出来だったが、それでも前半よりは様になってきた。

 しかし先制は山形。立ち上がりの早い時間、懸念の右サイドを破られ、組織が破綻したところを詰められてしまう。


 ここで反撃に出たい所だが、セレッソの守勢は続く。コーナーキックから一度、流れから一、二度、決定機を作られる。今日もし吉田が好調でなければ、ここで失点を重ねていたかもしれない。

 そこを何とかしのげた事、それがこの試合一番の収穫だったかもしれない。耐えて好機を待つ姿勢など、今までのセレッソでは稀有だったから。お得意になったセットプレーで同点になった時は、ここで流れが変わるかと、期待さえした。


 それでも試合の主導権は山形だった。綻びた両サイドは変わらず、細かなミスも頻発、とにかくボールが繋がらず、受身でのプレーが続く。

 この時点で経験豊かなチームなら、老獪なプレーが出来ていたなら、上手に勝ち点1を取れていたかもしれない。しかしピッチの選手達は勝ちに拘った。

 その判断に関しては、批判はしない。その姿勢があったから、ここまで勝って来たのだから。しかし事今日に関しては、流れが悪すぎた。決勝点となった二失点目、何のケアもしないままだった右サイドを破られたのは、何かの戒めだろうか。


 後手後手に回ると流れが引き戻せない。チームが機能するパターンが限られている。セットプレー以外の得点源が無い。今のチームには課題が多い。この敗戦を糧として、その課題を一つずつ、克服していってほしい。


 最後になったが二人目、三人目の交代で出場した柿谷と中山について。

 柿谷は一点ビハインドの場面、濱田と代わって投入され、より前線に近い場所で、決定的な仕事を期待された。

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 ただこの時間帯足元のパスが余りに繋がらず、DFからのロングボールが多用されていたため、ボールにタッチする機会すら少なかった。もし前を向いて足元でボールが受けられていたならと思うと、少し残念。


 中山はさらに劣勢の終了間際、仕事が出来ずにいたゼ・カルロスと代わって登場。

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 こちらも限られた時間、マッチしない戦術の中で個性を発揮する事無く試合を終えている。あれだけのプレーで、どれだけの経験値が積めたのか、疑問に感じる。


 ただ二人ともトップでの実戦経験自体が貴重な時期と、言えなくも無い。ここは前向きに、リーグ戦終盤、この経験が生きてくると信じたい。今年のセレッソは、決して層が厚いわけではないのだから、彼等の成長がどうしても必要なのだ。

4/14/2007

山形戦前予想。

 随分と上との距離が詰まってきたけれど、まだまだ遠い。出遅れた、という表現は、まだ勝ち点を積み上げる事の出来なかった頃のセレッソにすれば、贅沢な考え方だとは思う。

 しかし都並監督が言うとおり、チームのポテンシャルに、まだ
上積みできる余地があるのなら、貪欲に勝ち点3にこだわり、まず星を五分にもってこよう。そこからが本当のスタートになる。


 土曜、水曜、日曜開催は、他のチームに比べれば、まだ恵まれている。この幸運に、まず感謝しよう。特に今のチームのような、豊富な運動量をベースにしているチームには、一日分の休息が大きい。

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 スタメンはいじらないだろう。もし、いじるところがあるとするなら、森島康を小松、柳沢を藤本、くらいか。


 どちらにせよ、やる事は決まっている。前線からキッチリプレッシャーをかけて、パスコースを限定、精度自体も下げさせる。不安定になったところを奪って、濱田か、前線のポストから攻撃を展開、ピッチをワイドに使って攻せめる。今までのセレッソとは比較にならないほどセットプレーの威力が増しているから、酒本、濱田、カルロス、古橋あたりはドリブルで仕掛けてもいい。

 連戦続きなので、恐らく運動量は落ちる。それは致し方ないので、選手交代で補う必要がある。今期は割と攻めの交代、先手先手の交代が目立ち、かつそれが当たっているけれど、何かを補ったり、パッチしたりする守りの交代もアリだと思う。


 前節では、都並監督から選手に、ささやかながらご褒美が有ったと聞く。今度は山形牛をおねだりしてもいいような、いい試合を期待する。

4/13/2007

ごく当たり前にクソッタレ!!

 実は以前からずっと疑問に思っていることがあったんですよ。

 それは開幕戦での事でした。第二のトラックの一番内側のレーンと他のレーンの一部が、妙にキラキラしているんですね。

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 家に帰って画像を確認したんですが、どうもフイルムみたいなものでカバーしているようですね。何でだろ。

 京都戦の時は、豪雨にもかかわらず、カバーがとれていました。

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 以前にカバーがしてあった部分だけ、なんか妙に水はけ良くないですか?ひょっとしてサブトラックって事でトラックの張替えしていたのかな。

 もしそうなら、やっぱりトラックの張替えと芝の養生って平行できるってことだし、なら何の為に長居を明け渡したのかという感じがする。もう少し調べてみるけれど、どうにもいやな予感がするなぁ。

4/12/2007

試合が観られなかった。クソッタレ!!

 たまに、極々たまに、ちょっと腹が立つことがどんどこ重なってやって来る日がある。昨日がそうだった。

 昨日は試合の日だから、意地でも定時に上がって、スタカフェ行って、試合観るんだと、ワクワクしながら陽光差す道を自転車で駆けていった。


 ところがどうだ、仕事がジャンジャカ来るじゃないか。まだ攻めの仕事なら、何とか気が持つのに、どれもこれもが厄介事で、頭がクラクラした。

 勿論仕事があるってのは素晴らしい事だ。仕事が無ければ、今の世の中では口に糊する事も出来ない。だからこれは贅沢な悩みだ。判っている、判っているよ。

 ただこの日だけは、試合のある日だけは、どうにかしてほしかった。生きる希望なのにな、数少ない。今日だったらバシバシしてやんよって感じなのにな…。何で昨日だったんだろ。


 家に帰ったのも日が変わってから、今やっと一服ついた。神が得点シーンの動画をupしてくれたんで、フジモンの豪快ヘッド(それがまたセットプレーなんだ、凄いよな)と、ゼ・カルロスのノリノリヘッド(アシストはフジモン。二人とも1ゴール1アシスト)は観られたけれど、40秒/5400秒ってな…。


 こうなったら次の水戸戦、本当は絶対に行けない試合なんだけれど、行ってやろうかという気になってきた。金曜に営業の人が仕事終わるのを待って、徹夜で書類作って、朝一で確認してもらって、発送して、仮眠とって、長居に直行。行けるよな?行けなかったら、行けなかったら、どうしようか?

 社長、長居で試合が観たいです。長居に行って、少しだけでもその空気が吸いたいです。私は普通じゃないんです。一月に二試合も試合を見逃したら、頭がどうにかなりそうだ。三試合観れなかったら、普通に病院の隔離病棟に入って、鍵をかけられた部屋に入れられるようなことを、きっとやらかしてしまうよ。サッカーが無い世界なんて、空気が無いの無い世界と、家族がいない世界と、まるで同じなんだ。だーっ!


 とか行っている間にも、「さくらのきのしたでブログver.」着々と進めている、アホな私。あはははは、宣伝宣伝。とりあえず4時間おきに7回見ましょう。楽しいし。

 しかしさすが夜中だよ、文章がまとまらんまとまらん。アーッ!アーッ!アッラララーイ!

4/11/2007

愛媛戦前予想。

 完勝した後の試合だし、曖昧模糊とした愛媛のイメージもあるから、勝って当たり前的な空気が出来てしまうところはあると思う。それはそれとして、そんな自分を律する、もう一人の自分を、心の中に留め置いてほしい。


 前節、豪雨の中、全員で走り回り、相手を追い込みつづけた疲労は、長いリーグ戦を闘う事に不慣れな若いプレーヤーにとっては、重いものになるだろう。

 重ねて、愛媛のチーム分析はどうなっているのか、気になるところ。都並監督は直々に、個々のプレーヤーのクセやチームの傾向を、練習の中で伝えていたというが、やはり初顔合わせなので、不得手な部分も出るだろう。


 スタメンはそれでも前節からは変えられない。あれだけ頑張ったプレーヤー達に、外す理由を見出すことなど出来ない。

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 試合は、かなり押し込む時間が増えるはず。となるとゴール前のスペースは小さなものになる。

 そんな時は空中戦、森島康の高さが生きてくる。前回多大な貢献をしながら、攻撃的な4人の中で唯一ゴールを決められなかった悔しさは、ここで晴らしてしまおう。


 守備はカウンターにどれだけ対応できるか。江添がスピードには不慣れなプレーヤーだけに、スピードのある山下、読みのよい羽田辺りに期待。


 チーム初の連勝となるか、暫く中位、下位をうろつく羽目になるのか。ウイークデー開催の試合にしては、重要度は高い。

4/10/2007

「さくらのきのしたで ブログ ver.」への情報大募集。

 結構力を入れて現在構築中の「さくらのきのしたで ブログ ver.

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 見る時間でデザインが変わったり(暇な人はパソコンの時計をいじって「更新」をしてみましょう)エントリで紹介したお店の位置をトップの地図で確認できたり、多分今まで作った中で一番ややこしい。

 しかし肝心の記事作成がいまいち上手くいかない。以前取材した時からは1年以上経っているから、再度取材をしないといけないのですが…。画像が500px*375pxに耐えられない(ぶれていたり色味が酷かったり)のもイタイ…。


 とりあえず店舗の紹介などはあんな感じでいきますが、出来れば、私以外の人にも記事を書いてほしいですね。一人だとどうしても偏った情報になりますから。

 一番手っ取り早いのは共有ブログの記者になって頂く事。直接ブログの記事を書くことが出来ます。

 それは無理でも、メールでテキストを送っていただいたり、こんなお店あるよ、なんてメッセージを頂くだけでも嬉しいです。


 今のところ次の更新はスタジアム情報(アクセスも含めて)の予定ですが、いい感じの情報があれば随時更新しますんで、なにとぞよろしくお願いします。

4/09/2007

阿以栄三点伝説。

 今日は一日中ブログ作りですよ。昨日が昨日だけに…。


 試合前は小雨も上がって、雲も薄くて、花見してもいいかなって感じでした。

 お昼はゲンをかついで、京都戦の時に食べた阿以栄さんの「牛すじカレー並盛ロースカツトッピング」にしましたよ。余程インパクトあったのか、顔を覚えてもらっていました。

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 カレー食べながら店の方とお話。セレッソの営業の人来てますかとか、そっち系の。地域に根ざしたチームになるのなら、こまめな活動いるよなと。

 一応ポスターは回っているようで(チーム全員の写真が載ってるやつ)お店の方のお気に入りは吉田でした。いかついけれどいい男というのがポイント高いみたいです。


 お店を出るとさっきよりどんよりとした気配。それでもスタのまわりの桜の下には花見客がチラホラと。第二はメインスタンド以外は盛り土のスタンドなので、スタのすぐ裏手が桜並木になってるんですよね。小雨が降ろうが桜の木とブルーシートを使って即席の屋根をしつらえ、花見続行。たくましいよな、大阪人は。


 スタンドにつくと、恒例グッズコーナー。今回はメールブロック。ヨコから携帯を覗き込まれないというアレです。

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 SB声出し隊リーダーもご愛用です。

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 ここでみの字氏登場。開口一番「昼カレー食ったろ」おう!いつから超能力が使えるようになったのだ?

 と、思ったらみの字氏も行ってたのね。ちなみに普通のカレーにしたのは「トッピングをつけるとカレー本来の味がつかみづらくなるから」とか。ごめんなさい、貧しいものでカツつけると豪勢とか考えてました。


 そしてその頃から雨脚が強くなるなる。カサも無いのであっちゅうまにびしょ濡れですわ。ということでアイテム「ポンチョ」追加。

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 そんな悪天候でも、勝てば嬉しいものです。応援に使ってた旗が吹っ飛んだり、帰りに自転車のタイヤがバースト(パーンとか音がしやがんの)しても、不思議といい気分でしたよ。こんな日がずっと続けばいいのにな。

4/08/2007

C大阪3VS0鳥栖 雨中桜宴。

 スタジアムのすく外には、見頃の桜が咲いていて、小雨にもかかわらず沢山の花見客がいた。しかし今日、長居で一番美しく咲いた桜は、ピッチに立った11本の名木達。

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 スターティングラインナップには若い選手の名前が目立つ。

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 キーポイントは2つ。まずは右サイド。初スタメンの山下、久しぶりにスターターとなった柳沢、そして森島寛に代わって攻撃的な位置に入った酒本。この3人がどれだけ頑張れるのか。

 いま一つはボランチで起用された濱田。セレッソで最も脆弱だった攻守の繋ぎ役、彼のパスワークが、タフさを要求されるこの位置で生きるのか。


 試合前、まだ冷たい春雨にうたれながら、悶々としていた私の悩みは、前半15分ほどで霧散していた。後の75分は、若い桜の木々達を愛でる花見になった。


 まず開始早々、酒本が右サイドを素早く遡上。ゴール前まで切り込むと混戦を演出し、ゼ・カルロスのゴールを呼び込んだ。この間僅か30秒。

 ラッシュはまだまだ続く。要因は、前線からのがむしゃらなプレッシングと、コンパクトなディフェンス。


 ボールを奪われた時、そのボールに最も近いのは、たいていボールを奪われた選手。その選手がボールホルダーにプレッシャーをかけて、一瞬でも相手の攻撃をでディレイできれば、守備の負担は減る。判ってはいても出来ないプレーを、前線の4人は積極的に続けた。

 相手最終ラインでのボール回し、バックパス、仮に追ったところで、結実することはまれ。それでもそうした努力を続けていれば、相手の心身のスタミナを少しずつ削り取ることが出来る。


 前がそれだけ頑張れば、中盤から後ろは楽になる。出てくるボールのコースがある程度限定されているから、その時点でアドバンテージが生まれ、人数をかけて守備をすることが可能になり、奪取位置も高くなる。

 また守備の際は古橋が二列目辺りまで下がり、4-5-1気味にして全体を厚めに保つ小技も利いていた。

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 15分に生まれた二点目、酒本の強烈なミドルを呼び込んだのも、そうした貪欲な意思に他ならない。相手のミスがあったとしても、そこに行こうという気持ちが無ければ、あのゴールは生まれなかったはずだ。ルーズボールを拾い、前半にして試合を決めた古橋のゴールにしても、あの場面まで、何度も何度もプレスをかけていた、その努力が実っただけに過ぎない。

 勿論3-0というスコアに対しての喜びは大きい、でもそれ以上に、アグレッシブで、泥臭くて、かっこ悪いのにかっこいい、大好きなセレッソが見られた事、それが嬉しかった。

 その輪の中に、濱田もいた。寧ろ最も泥臭いプレーをしていたかも知れない。以前の濱田とは全くの別人。ボランチとして相手プレーヤーを弾き飛ばすシーンすらあった。宮本との連携も及第点。アレーには悪いが、こういうのも怪我の功名というのだろうか。


 後半は、若手の為に用意された。特に相手選手が一人退場してからは、その傾向は顕著になった。

 まずは左サイドで奮闘していたゼ・カルロスにお役御免の交代。代わってスタメン落ちに奮起する苔口。

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 再び前線での起用となったが、相手の疲弊もあっていいプレーが出来ていた。一度決定機かというシーンがあったが、これはオフサイド。


 二人目は柿谷。

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 スペースさえあれば十分な働きができる、という印象。ポスト役がいない中、地上戦でしっかりした足技を披露した。パスの視野も広く、少しずつでも試合経験を積ませたい。


 ラストは香川。

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 正直柿谷等と比べると、派手さは無い。しかしこの位置で働ける選手が少ないセレッソでは、アレーが復帰するまで暫く出場機会が増えるだろう。この間でどれだけ成長出来るか。


 スタメンだった山下に関しては、デビューした頃の前田のような、溌剌さ、果敢さが印象的だった。危なっかしいシーンもあったが、山下だから防げた、という場面も多々あった。

 無失点という結果を考えても、4バックは暫くこのメンツでいいだろう。それで控えに回った前田、藤本が奮起してくれれば、いい刺激になる。

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 攻守で今年の形がようやく整いつつある感のあった一戦。この流れが持続されていくのか、この試合だけに終わるのか。注目されるところではあるが。とにかく今日は、この喜びを味わうことにする。

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