5/31/2006

予想より悪い。

 ドイツが一軍半の選手を起用するという話が有ったのと、夜中なのにディレイ中継だった事に脱力してしまって、ドイツ戦はまだ観てません。今日の夜には記事を書けるかな。


 ところでその代表なんですが、不動の右サイドだった加地がドイツ戦で負傷退場。田中誠も怪我が思わしくなく茂庭が緊急召集と、今になってかなりバタバタしていますね。田中誠の代役は過去の実績や経験から松田しかいないように感じるのですが、チーム力の維持よりジーコの意地の方が大事なんでしょうか?いや、そんな事は無いでしょう。チームの和を考えての茂庭召集だと思いましょう。きっとそうだ。

 しかし今回の件で今の代表の編成に欠点が有る事がはっきりしましたね。

 攻撃的なプレーヤーには複数のポジションがこなせる選手がたくさんいます。例えば中田英なら、トップ下とボランチ、小野ならそれプラス左サイドが出来る。柳沢もイタリアでは右サイドだったと聞きます。

 その反面守備陣は融通の利く選手が少ないんですね。中田浩と福西くらい。福西はボランチだろうがリベロだろうがセンターフォワードだろうが出来ますが、今のチーム事情を考えると中田とのダブルボランチを解消するわけにはいかない。

 そうなってくると3バックの中央は宮本しかいない。万一の事が有ると代替がいないというのは、かなりアンバランスです。


 その原因はユーティリティープレーヤーよりもスペシャリストを重用するジーコの考え方です。一つのポジションに二人ずつ、という考え方自体そんなに悪い事だとは思わないんですが、今回は出目が悪すぎました。


 もし加地までダメと言うのなら、追加召集する選手はレッズの山田のような、複数のポジションがこなせるプレーヤーがいいと思います。何が起こるか判らないワールドカップ、不測の事態に備える事も大事ですよ。


 

「センセイ」に気をつけて。

 最近「センセイ」の度が過ぎるなという話題が二つばかり有ったんで紹介します。

 一つは話題になっている洋画家、和田義彦氏の盗作問題。「芸術が判る人なら別物だという事は明らかなはず」とは氏の弁ですが、学生時代に美学、西洋美術史の成績が「優」だった程度の私には盗作としか思えません。それが正しいかどうかさえ判らないのが芸術。なんて言われちゃうともう何も言えないんですが…。

 唯一つ確かだと言えるのは、和田氏が不誠実な対応をしているという事。もし本当に揺ぎ無い信念と自信が有るのなら、もっとしっかりと表に出て、過ちを正すべきなのでは。今のままでは「ほとぼりが冷めるまで逃げ回っている」と思われても仕方が無い。

 しかし、もし本当に盗作であるとするなら、氏のとった行動は、実は「ベスト」なんです。そこに日本画壇の歪みが有る。


 日本には画家別の価格表が存在しています。その人が描いたものならどんなものでも最低これくらいは値がつく、というのが描く前から決まっている、そんな世界なんです。


 畑違いですが私の知り合いに一人の書家がいます。彼自身決して傑出した素晴らしい才能を持っているわけでは無いのですが(勿論全く素養が無いわけでもないことを追記しておきます)、彼が一筆書くだけで、数万の値がつくのです。

 理由は単純、彼が今書道界で力を持っている書家の弟子だから。それだけです。権威が全てを決める、というと大げさですが、そういう要素が多分に有るのです。ですから和田氏もずっと沈黙を続け、話題が他に逸れるのを待っていれば、恐らく生活するに事欠かないくらいの収入を得られるでしょう。氏がそういう流れをイメージしているのかどうかは判りませんが。


 もう一つ、都市計画や建築などの有識者で組織されている美しい景観を創る会悪い景観100選を発表し、選ばれた地域の住民が困惑しているという話題。

 2nnで知って、問題の悪い景観の写真を見てみたんですが、撮った人が上手いのか結構いい感じの写真が多い(笑 良い景観、悪い景観、主観によるもので、その差は僅かなものなのかも知れないですね。

 私が悪い景観に対して悪い印象を持たなかったのは、そこに人が生きている感覚を見たからです。人が生きていく為に試行錯誤していった結果が、時に奇妙であったりするのは、むしろ自然な事。もしその表層ばかり見て醜悪というレッテルを貼ったとしても、そこに生きる人達のライフスタイルを根底から変えない限り、多分何も変らない。その意味ではこの100選は誰も易になる事の無い、無駄な企画だと言えるでしょう。


 不動産業界には「センセイは信用するな」という言葉が有るそうです。日頃から権威としてもてはやされている「センセイ」は、時に突飛で、非常識で、傲慢であるから、重々注意しろという意味だとか。

 勿論全ての「センセイ」がそうであるとは思いませんが、立て続けの話題でしたので、私なりの考えをまとめてみました。


 

昨日のNHKスペシャルはなんとしても観ろ!

 昨日の夜やっていた「NHKスペシャル ▽W杯のスーパースター・華麗な技に秘められた祖国への思い」を観ていてつくづくフットボールの持つ凄まじいパワーを思い知らされた。多分NHKの事だから暫くして再放送をすると思う。見逃された方もその機会を逃さず是非一度観てほしい。


 番組の内容は、内戦で荒れ果てた国、アンゴラのストライカーアクワ、ウクライナのスーパースターシェフチェンコ、東ドイツ出身として初のドイツ代表キャプテンとなったバラック、彼等の祖国の威信をかけた闘いを追ったドキュメント。ありがちと言えばありがちな内容なのだけれど、あっという間に心を掴まれてしまった。


 特にアクワの奮闘振りは目を引く。彼のプレーに国民全ての希望がかかっていて、彼もそれを判っている。だから全てに全力で、妥協が無い。

 そして彼を応援するアンゴラ国民の熱狂も凄まじい。オンボロのスタンドは通路まで立錐の余地が無く、そこかしこで赤と黒の国旗がはためく。遠目に見るスタンドはまるでうねる一つの生命体の様でもある。


 私達は、幸いな事に比較的住み良い国に生まれ、生活を脅かされずにスタジアムで試合を楽しむ事が出来る。代表の試合はプラチナチケットではあるけれど、買えない額ではない。今回のワールドカップの為に渡欧する日本人も3万人程度と予想されている。

 でも私達は、あの今にも朽ちてしまいそうなスタンドで、声を限りに応援していたアンゴラの人々程の応援が出来ているのか、疑問に感じる。お金は出して何もしないのは、国民性なんだろうか?

 私は、もっとチームの力になる応援がしたい。後悔の残る応援なんて、論外だ。本当はもっともっと出来るはずなのにな…。


 

5/29/2006

長居をピンクにしってしまえっ!!

 ああー、筋肉少女帯なんか懐かしい歌になってしまうんだなー。ちなみに元ネタはコレです。

 以前書いていた企み。全貌はまだカチッと決まってないんですが、シンプルに言うと、とにかくSBのピンク分が足りないな、もっとピンク色に染めたいなと、そういうことなんですわ。

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 勿論SBでも「濃い」方達はレプリカ、タオルマフラーで重武装しているんですが、スタンドがまだまだ寂しい。SBはゴール裏と違ってスタンドの前にスポンサーの看板が有るんでそこにピンクの幕を張り出すわけにはいけないというハンデも有りますしね。

 というわけで車椅子席の壁やらスタンドの上の方みたいな観る人の邪魔にならない場所から少しずつピンクにしようという感じです。


 ダンマク作るとか単なる帯張るとか、試行錯誤中です。予算も考えなきゃいけないし、人手もかかります。一人で出来る事なら簡単なんですが、なにせ集団行動とか皆の意見をまとめるとか、そういうのが苦手で…。


 もしダンマク作るの得意、とか、ミシン使うの上手いよ、とか、金十両用意しました、なんて奇特な方がいらっしゃいましたら、メールorコメント下さい。見返りはぶっちゃけ何も出来ないですが、スタジアムがよりセレッソのホームとして鮮やかになる事が、間接的な恩返し、ということで…。


 船頭多くして船山に登る、二人シェフがいるとスープが不味くなる、こういう時は「もう全部俺の頭の中にある!ここは任せろ!!」って感じのほうがいいのか?多分誰もついてこんだろうけれど(涙


 

長居の空。

 今日はヒマっすわ。という日は日頃撮りだめしている写真の整理。意外と時間がかかるんでね。

 整理していて思ったんですが、どうも私は空が好きみたいで、「空」フォルダがいっぱいになっとります。長居の空も何枚か有ったので貼っときます。スタジアムの形が曲線を多用しているんで、こういう風景とよく溶け合うんですよね。特に屋根の曲線はいい感じです。

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新潟戦の時にピッチサイドで撮った一枚



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快晴の長居。今年は序盤酷い天気が多かったんですが



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ブログタイトルの画像にしようかと思って撮った一枚



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照明と夕焼け雲、こういう写真が好きみたいです



 またなんかいい写真集まったら貼りますわ。


 

5/28/2006

メン→ヌノ→ソラ→メン。

 水面下で面白い話をニ、三進めているのですけれど、その話はまた別の機会にするとして、今日はその準備の為に快晴の天王寺をブラブラしていた様子だけ…。


 最近は寝起きがすこぶる悪くて、とても鬱陶しい日が続いていたんですが、今日は朝日がいい感じで、スッキリ早起きですよ。

 早速自転車こいで天王寺へ、久しぶりだったんですが、あちこちタワー型マンションが建設中で、だいぶと様変わりしていますね。まず一枚。

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 で、今日の目的地に。妙齢の女性ばかりが闊歩する場所でしたんで、正直かなり居心地悪かったですよ(笑 でもかなり面白い事が出来そうな感触を掴めたんで、満足しています。

 満足したところで昼食。坦々麺のお店で気になっているところが有ったんでそこにしました。

 ぶっちゃけおいしかったですよ。ええ、でも。

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量が多い!!これ!!


 写真はどんぶりに頭突っ込んで撮っているわけじゃなくて、こういう大きさなんですよ。これをかわいい小さな女の子がフラフラしながら一所懸命運んでくる。なんじゃここは。そこに「萌え」を感じるとか、そういうお店なのか?いや、おいしいからいいんだけれどね。いいお店ですよ、店員の女の子がんばれ、とりあえずがんばれ。

 んで帰宅。さらにいろんな道具だのをネットで調達。ヴィッセル神戸の運営にちょっと貢献してしまいました。欲しいものがヤンマー製品とか日ハム商品ではなかったのよゴメン。


 昼寝後に晩飯、自堕落に休日を満喫。近くの某有名お好み焼屋さんでゼ・カルロスの好物オムそば(ゲキウマ)やらモダン焼き(超ウマ)やらをテイクアウト。

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 昼もかなり食べたんですが、ここのお好みは別バラですわ。わはは。


 とか要点隠して日記書いたらひたすら食って寝てって話になってしまいましたが、しっかり運動もしていますんで、どうかご容赦の程。面白い話は具体的になるまでしばしお待ちを。


 

5/26/2006

Football is our life!!

 知り合いのお子さんがサッカーをしているというので、必死にセレッソサッカースクールに勧誘して、そろそろ入学させようかというところまで話が来ている。もしいい感じになったらゲーフラとか旗でも作って試合の応援をしようかなんて思っている。ポジションはトップチームがノドから手が出るほどほしがっている守備的ボランチ、急いで育てよう(笑


 ところでたとえトップに入れなくても、とりあえず、少なくとも、その子に学んでほしい事がある。それは努力が報われる感覚であったり、皆が心を一つにして目標を目指す意思の大切さであったり、勝者がいれば敗者がいるという現実であったり、失意の中から立ち上がる強さであったり、つまりは、人が人としてより良く生きていく為に必要な事の諸々。

 勿論これらはサッカーでだけしか手に入れられないものではないけれど、サッカーが好きなら、サッカーから吸収した方が、多分早い。ロンドンの砲兵工廠が工員の団結力と組織力を高める為にサッカーチームを作った例を挙げるまでも無く、この単純なスポーツは、その単純さ故に、実に奥深い。先生の様な存在なのだ。


 トップの試合でさえ中々皆勤とはいかないし、南津守も失業期間くらいしか行けなかったのだけれど、サッカーの髄まで味わいつくすなら、どんな些細な事でも参加し、体感するべきだと、私は思っている。この少年がセレッソの門をくぐるのを良い機会に、久しぶりにその深みにはまってみようかと思う。


 


5/25/2006

接吻。

 子供の頃から中身も見た目もヘビーなオタクでしたから、恋なんてしないと思っていました。可愛い子でも、というか可愛い子程、人を傷つけるのが得意なものですから、彼女達の持っている刃から逃げるように、それこそ隠れキリシタンのように絵や文章の世界に没頭していました。

「私はずっとこのままでいい」

 本当にそう思っていました。


 芸術系の大学を受ける為にその手の本を見ている時、一枚の絵に目が留まりました。ギュスターヴ・クリムトの「接吻」という作品です。僅かに覗く人の肌以外は目も眩むばかりの金色。この人がどんな気持ちでこの作品を描いたのか、受験を控えた凡人には理解が出来ませんでした。


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 うわべだけのテクニックで志望していた大学に滑り込み、大学生としてだらけた日々を送っていた19の頃、一人の女の子に会いました。衝撃でした。生まれて初めて恋愛というものをしました。

 それなりに身奇麗にしたり、いっちょ前にデートコースを調べたり、なにせ生まれて初めての体験ですから、それはたいへんな日々でした。でも、楽しい日々でした。付き合って5年後には、当たり前のように、夫婦になっていました。


 夫婦生活は苦難の連続で、大変な苦労を、たくさんたくさんしました。彼女を不幸の渦に引きずり込んでいるのではと思った事も、一度では有りません。これからももしかしたら、また苦労をするかも知れません。

 でも愛情や絆というものは、そんな風に打たれれば打たれるほど、強さを増していくのでしょうか。出会った頃よりも今の方が、彼女の事が、ずっとずっと好きだと、自信を持って言えます。


 昨日、久しぶりに「接吻」を見つめて、ようやっと二人が何故金色に包まれていたのか、理解する事が出来ました。この12年間欠けていた心のピースが、ようやっと埋まったようなこの気持ちを、どうやって伝えましょう。





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5/24/2006

最低の「代表」。

 世代的にそうなのか、アナーキズムのカタマリの様な高校で3年間を過したからなのか、政治というものにはあまり興味の無い日々を過してきたのだけれど、ちょっと気になった話が二つ有ったので書いてみたい。


 一つ目は月曜のニュース23で流れていた特集の話。小泉政権がどの様にメディアをコントロールしたのかという事を、総選挙の際にメディア戦略を担当した世耕議員のコメントを織り交ぜながら紹介していた。

 その中で「新しいメディア」としてのブログ、それらを運営しているブロガー達をどのように扱うのか、という部分が有った。

 結論から言うと、自民党はブロガー達を積極的に取り込む方法を選択した。どの政党よりも早くブログの重要性を感じとり、ブロガーを集めて懇談会を開くなどして、彼等との接点を作っていた。

 しかしこの話のキモは懇談会に呼んだブロガーの選定。この会合にはブロガーと聞いてすぐに思い浮かべるような有名どころは殆ど選ばれていない。テレビでは2人のブロガーが紹介されていたけれど、1人は一日のアクセス数が600人/日程度しかなかった。中堅以上のサッカーブログならこれくらいのヒット数は普通に稼いでいると思う。

 だがこの2人、「現実世界」でも一企業の社長だったり、それなりのステータスを持っている。何のことは無い、彼等はブロガーとしての宣伝能力プラス、実社会での影響力を買われて招待されたのだ。ブログはそういった人物選定の切り口となったに過ぎない。選挙戦に専属のブロガーが帯同し、州大会事に演説の様子を発信しているアメリカとはまだまだ開きが有るのだと感じた番組だった。


 もう一つはサッカーと政治について。2ちゃんでも話題になっていたのでご存知の方も多いかと思うけれど、今代表が合宿をしている福島のJビレッジに、超党派の国会議員によるサッカーチーム18名が乱入したという話。

href="http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052003.html"
target="_blank">ZAKZAK


逢沢ジャパンに大ブーイング…代表合宿地で親善試合

「日程のゴリ押し」「自分たちだけズルイ」

 自民党の逢沢一郎衆院議員率いる国会議員18人のサッカーチームが19日、サッカー日本代表が合宿中の福島・Jヴィレッジで海外特派員と親善試合を行った。同時に代表の練習を視察したが、関係者やサポーターからは、「日程のゴリ押しだ」「権力を使って自分たちばっかりずるい」とブーイングが上がっている。“逢沢ジャパン”の実力は-。


 もともと東京、西が丘で行う予定だった試合を急遽「代表に会いたい」「ジーコに会いたい」という理由だけでJビレッジで開催するという、これだけでも噴飯ものの話なのだけれど、その為に平気で権力を行使する「センセイ」方にはただただ呆
れるばかり。議員のリストが出たらすぐ張り出そうと思っていたのだけれど、ようやく判ったので転載しておこうと思う。

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【もうひとつの“日本代表”】(50音順)


〈衆院議員〉
逢沢 一郎 自民
市村浩一郎 民主
玄葉光一郎 民主
小野寺五典 自民
坂本 剛二 自民
篠田 陽介 自民
富田 茂之 公明
鈴木 馨祐 自民
高木  毅 自民
武正 公一 民主
谷口 和史 公明
中野 正志 自民
牧原 秀樹 自民
三谷 光男 民主
吉野 正芳 自民

〈参院議員〉
藤末 健三 民主
松下 新平 無所属


 これを見てどう感じるかは見た人達の主観に任せますが、私なら、もう票は入れません。これって普通の感覚じゃないですか?


 

5/23/2006

産み出すヨロコビ。

 男は子供を産めない。産めるのはマライヒぐらいなもんで(古い 、この「特権」は女性だけが持っている。産婦人科なんかに行くと壁の至るところに母子愛溢れる絵画が飾ってあって、さも「お父さんはこの中に入ってはいけません!母子の関係は特別なのです!」と言われているようで、しょげる。


 それでもたまに「何か産みだしたい」とか思うので、それを代償行為で補う。私の場合は写真だったり、イラスト、ロゴのデザインだったりするのだけれど。

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 特に写真は面白い。野外をウロウロしているだけで結構楽しいし、今はパソコンに取り込んで必要なものだけピックアップできるし。フォトショップなんかが有れば多少の色調構成なんかも出来てしまう。

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 風景を見た感動をそのまま収められた時の嬉しさ、美味しそうなものの雰囲気を上手く表現できた時の楽しさ、子供の成長をクリップに出来る喜び。ちょっと設定をいじってシャッターを押すだけでいろんな気持ちになれる。

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 さてさて今日は何を作ろうか。そういうのが一つ有ると、ぐっと生への執着もわいて来る。

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5/22/2006

長居の食が改善されつつある。

 大阪長居スタジアム。もう改築してから11年でしたっけ、W杯用のスタジアムとして一番最初に出来たスタジアムな上に、コンクリートうちっぱなしなんで、細かいところを見ると、少しボロが出はじめてきました。それでも十分快適なスタジアムである事に変わりないんですが。

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こういうイベントが出来るスペースもゆったりあるし


 欠点を上げるとすれば、やっぱりサッカー専用のスタジアムではないのと、売店、特に食べ物関係が貧弱だというところ。特に食べ物は温かくないと美味しくないのにガスが使えないというハンデのせいで随分苦戦しています。

 それでも最近はコンビニでフライドチキンやポテトを保温している電熱式のヒーターが登場し、ゴール裏の串カツの美味さが飛躍的に向上しました。さらに新商品もちらほらと出だしています。

 昨日メインスタンドとゴール裏の間にある売店で売っていたのがこれ。

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 「シャウエッセンラップ」でございます。ラップということで、シャウエッセンにピタみたいな薄い生地が巻きついているのかな程度に思っていたんですが、

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 中はこんな感じでした。かなり長いシャウエッセン(ホットドック用?)が、少し厚めのナン(インド料理のアレです)で包まれています。で、この中にはチーズと辛味を押さえたサルサソースが入っているという、なかなか凝った作りになっています。

 私は少しさめたのを買ったんですが、思っていたより美味しいなというのが感想です。温かかったらもう少しチーズがトロトロになっていたんでしょうが、十分及第点の味。ナンがしっかりと閉じられているのでホットドックやフランクフルトのようにソースが足元にこぼれる事も無いし、観戦者の気持ちをよく考えて作られた商品です。


 いきなりダービー並みの出店を毎回やるというのは辛い話だと思うんで、こんな新商品を少しずつでも増やしていく方向で行ってもらえればOKです。日本ハムの営業努力に期待しています。


 

C大阪3VS2大宮 乱れ咲く初夏の桜。

 正直試合内容に関して言うと、あまり良いものではなかった。審判のジャッジにもストレスを感じたし、11人対10人になっても数的優位を利用しきれなかったし、それどころか、それ以後も危なっかしい場面ばかりで2失点を食らう始末だったし…。

 しかし今日チームに求められたものは結果だったわけで、昨年に続いてナビ杯予選リーグを突破できた事は、塚田体制の追い風になるのは間違いないと思う。

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 スポーツ紙web版のスタメン予想では森島寛は右MFというところも有ったが、結局はこんな形になった。

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 試合開始後暫くこの布陣がどう機能するのか見ていたが、思っていたよりずっといい流れが出来ていた(あくまで「思っていた」よりではあるけれど)。

 点を獲る根幹は古橋-西澤-森島寛のトライアングルなのだけれど、今まではそこにいいボールが入らなかった。この布陣ではそこに宮原、山田、ゼ・カルロスが絡み、質の高いボールが供給されるようになった。全体の動き、特に攻撃時の質が一つ上がったように感じた。

 勿論ゼ・カルロス、宮原の後ろは危険なゾーンが生まれているので、その辺りを突かれると多少バタバタしたけれど、後ろにいるSB二人、山崎と藤本が守備のスペシャリストという事で、システム上の問題はあまり感じなかった。前半は殆どセレッソペースだったか。


 前半開始20分頃、幾度かの惜しいシーンの後に、ようやく攻撃が結実する瞬間が訪れた。相手ゴール前の混戦の際に小林慶が反則(ハンドだったか?)で一発退場になり、それによって得たPKをゼ・カルロスが落ち着いて決めたのだ。

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 勿論退場とPKは有り難い措置だったが、ここから試合が荒れてきたように感じた。何度も神経質なホイッスルが鳴り、カードが乱舞した。厳格なジャッジなのだと割り切れれば良いのだけれど、波戸(グラウ?)が山崎の足下を削ったシーンではイエローが出ただけ。今日の主審奥谷氏が試合を上手くコントロール出来ていたかと問われれば、自信を持って「NO」。

 大宮も強かなもので、この少々エキセントリックなジャッジを利用してゴール前でファウルを誘い、セットプレーに活路を見出してきた。公式のスタッツでの直接フリーキック数が、セレッソ14に対して大宮が20なのは、セレッソが相手の策にはまった証拠。一度は土屋にあわせられて肝を冷やすシーンまで有った。


 後半は山崎が大事をとって柳本と交代したものの、チームの役割分担に変化無し。

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 ここからセレッソが誇る二枚看板、森島寛と西澤の名人芸が披露された。お互いが位置確認などしなくても、どこにいてどんなボールを欲しているのかが判るというのだから、凄まじい。

 試合の流れを決定的にした後半開始早々のアキゴール。演出したのは、森島寛の鋭いピンポイントクロス。グラウに角度の無い所からゴールを決められ(吉田にとってハイボールと速いニアサイドからのシュートは泣き所)、試合が混沌としてきたところで生まれた試合終了間近の2点目も宮原、森島寛がお膳立てをしたものだった。


 これでスッキリと終わればよかったのだけれど、ロスタイムの2失点目は本当に勿体無い。グラウがやたらとセレッソ戦で活躍しているのを差し引いても、あまりに緩慢だった。

 後半35分の古橋→柿本の交代が伏線になるのだろうか。

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 古橋と柿本では与えられた役割が違う。恐らくポスト役を増やして前線でボールキープをさせようという狙いが有ったのだろうけれど、今日は西澤と動きが被ったり、プレーにキレが無く、捨て身で攻めてくる大宮から流れを奪えなかった。このあたりはまだ宿題が残っている感じか。


 ただ6月もセレッソの試合が観られるのはセレサポにとって嬉しい話。試合が増える事でチームの錬度も上がるだろうし、この一勝は大きい。


 

5/20/2006

ナビ杯大宮戦前予想。(大宮系ブログトラバ歓迎)

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 えー、アクセス解析見てたんですが、大宮からのお客様かなり少ないです。対戦相手の様子とか気にならないのかなぁ…。

 という事でトラバを待ちつつ記事内容はいつもと同じという、リスクマネジメントを考慮した展開でいきます。


 セレッソとすれば引き分けでも予選突破可能らしいんですが、やはりスッキリ勝ちたいというのが本音。リーグ戦に向けてチームのスタイルを確立したいという意味でも、全力で行くでしょう。

 ただどういう布陣をもって「全力」となすのか。ここ数試合は森島、西澤を温存しておいて、勝負所で投入、というパターンで勝ち点を奪っています。柿本、苔口、徳重等を先発で使って、相手の疲弊を待つのか、それとも先発から二人を入れて先制攻撃に出るのか、ここはポイントですよね。

 4バックに関してはほぼこれで固定かと。山田ワンボランチ、守備的4バックの方が、下村ワンボランチ、山田、ゼ・カルロスの両サイド攻撃参加ガンガンスタイルより安定感があるような気がするのは私だけか?


 対する大宮、とにかく勝たないといけない。こちらも全力でしょう。でもこっちも何をもって全力となすのか。攻め駒の吉原が欠場しているのも辛いか。


 一番怖いのは高い位置からしっかりとしたプレスをかけられて、危ないところでボールをロストするパターンでしょう。そこから流れで持っていかれても困るし、ファウルでセットプレーというのも勘弁してほしいし。高さの有るプレーヤーがブルーノ、前田くらいなんで長身選手に突っ込まれると、ちょっとね。藤本もそれなりにヘッド強いですが、それでも不安は不安。


 まあ何もかも怖い怖いと言ってても仕方ないんで、久しぶりのホームゲーム、堪能するくらいの気持ちでいきますわ。


 

返歌。

 大人になって知った事が有る。


 「努力」とは才能であり、出来る人と出来ない人がいること。決して万人が行える行為ではないこと。

 真の努力は人から強制されて行うものではない。塾で山盛りの問題集をいやいや解いていくのも、職場で残業をいやいやこなしていく事も、努力とは呼ばない。それは隷属でしかない。


 では真の努力とはなんぞや。真の努力は苦しくも辛くも無い、快楽に似たものである。自ら貪るように没頭せざるを得ないほど、意欲が止まらない事である。


 私の知る人で絵描きで生計を立てている人がいる。彼女はイーゼルの前で毛布に包まって寝ていた。起きた時、真っ先に絵筆を取りたいと願っていたから。


 これを異常と感じられる方もいるかもしれない。しかし私から見れば、試合の度に早起きをして、開門数時間前に列を作り、開門と同時に息を切らせてスタンドに躍り込む方達も、すべからく「サポートの為の努力」の達人である。


 明後日は久方ぶりのホーム、長居での試合。サポーターの「努力」でチームの「努力」引き出そう。仕事として携わっている人間が、どんなに頑張ったって醸し出せないムードを作る才能を、私達は皆持っているのだから。嘆く前に、駆け出せ。


 


5/19/2006

全国のJブログ管理者に提案!

 このブログではリーグ戦等の試合前日に「戦前予想」をしています。スタメン予想とか展開予想、キープレーヤーや注目シーンなんかをつらつらと書いているわけです。

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川崎VSC大阪戦はこんな感じ


 ただあまり他チーム同士の試合とかを観ない方なので、相手スタメンとかに関してはかなりザッパなところが多いです。(センターバックの位置とか左右逆になっていたり…)。

 それで「プロの人なんかはどうしているのかな」といろんなサイト巡ったりしているんですが、締め切りがキツイせいかこちらもかなり「?」なところ多かったです。

 セレッソだと布陣予想が3-4-3で、しかも右サイドはピンゴとか、4-4-2でも中盤が森島、古橋、酒本、徳重とか。誰がボランチやねん。
 

 で、ここをご覧のJ各クラブのブロガーさんに提案なんですが、試合毎に自分の応援するチーム情報の記事を出し合って、相手のクラブの記事とトラバしあう。というのをやってみませんか?

 どちらのチームのサポーターも、試合ギリギリ前のフレッシュで正確な情報が知りたい、というのは有ると思うし、記事を見て試合にくる人も増えるかもしれないし(もちろん良い記事、正確な記事である事が絶対なんですけれど)。


 とりあえずセレッソだと次の試合は長居での大宮戦ですんで、大宮サポのブロガーさんで一枚噛んでくれる方募集します。試合前日にセレッソの情報記事を書きますんで、それにトラバして頂くだけでOKです。それではお待ちしています!

(内心そんな奇特な人いるんかとか思っているのは内緒だ!)


 

愛し愛されて生きるのさ。


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 新人さん歓迎会があって、新しく入った若くて、溌剌としていて、人当たりが良くて、しかも綺麗という女の子を、おっさんズがひたすら有り難がる2時間半となった。


 酒が入っても顔色一つ変えず、

「会社で好きな人は?」

 という無粋な質問にも

「皆さん大好きですよ」

 と、無難に応える才女。ああ、ありがたや。


 彼女は律儀に

「○○さんも好きですよ」

 と笑ってくれたのだけれど、本当に素で

「俺、かみさんと娘の方が好き、ゴメン」

 とかのろけてみた。 


 かみさんは本当に、西中島南方の家内という、世界で一番タフさを要求される仕事を、懸命に捌いてくれていると思うし。娘の「だいすきー」って言葉は、魔法でもかかっているのかどんな苦しい時でも心をリフレッシュさせてくれる。この二人なくして、今の私は無い。端午の節句も母の日も過ぎてしまったけれど、改めて感謝。


 

5/17/2006

あやかちゃんの話。

 朝メールチェックの後に時事ネタをひろっていたら訃報が飛び込んできた。鹿島サポーターのお子さんで、難病を患っていたあやかちゃんが今朝亡くなったらしい。小さな命が一つ消えたことに、少しやりきれない気持ちになる。

 こうしている間にも、あやかちゃんくらいの幼い命が、数え切れないくらい亡くなってしまっていること、その原因が本当に些細なことだということは知っているけれど、やっぱり顔を見てしまうと、身近に感じてしまう。そこらへんは上手くやられているのかも知れない。でも、寂しい、悲しいという気持ちは本当にここに有るからね。


 一部の人は寄付を募る以上は全財産を投げ出せと言ったり、余剰金に関して疑問を投げかけているけれど、こと両親に関しては、気持ちがとてもよく判るつもり。自分の子が余命宣告を受け、知人などからこういう方法も有ると持ちかけられたら、迷う事は無いと思う。たとえその方法自体に疑問が残っていても、子供が助かる方が優先されるのは、親として当たり前の選択、非難する気にはなれない。


 その募金活動にしても、いつも反目しているチーム同士であっても、一人の子の命の為に、その垣根を超えて団結したというのは、素晴らしい事だと思っている。これはあやかちゃんが私達に残してくれた大きな財産と言えるのでは。


 あまり悲しい話を何度も思い出せるほど精神的にタフでは無いので、話はここまでにしますが、彼女の生きた一年間は決して無意味なものではなかったことを、再確認させて下さい。ご両親には心からお悔み申し上げます。


 

5/16/2006

健康こそ最高の財産。

 風邪薬を断ったせいか、まだ少し病み上がりを脱しきれていません。時々咳き込んだり、体がだるかったり。食欲は戻ってきましたけれど、いつもの六分目くらい。早くドンブリ飯かきこんだり、油モノを美味そうにかぶりついたりしたいです。


 病気や怪我をしている時程、常日頃の健康を羨ましく感じる時はないでしょう。普通に仕事や勉強が出来て、友達と遊べて、ぐっすりと眠れる、何て素晴らしい日常!健康な時はそんな事露ほども思わないんですけれどもね。


 21日の大宮戦には何としても行きたいんで、それに向けて体調管理頑張ります。


 

勝手にB代表を作ってみた。

 どこのブログも代表決定の話題なんで、わたしゃわたしなりの記事を…。


 選ばれた選手達は、これから「国家、国民の代表」というとんでもないプレッシャーの中、闘いに向わなくてはいけない。それは大変なものだと思う。私がそんな立場ならトンズラこくだろうね。

 でも、もう一方で、彼等と匹敵、若しくは凌駕する実力を持ちながら、チーム編成や監督の考えから、代表に選ばれなかった選手も数多くいるわけです。若い選手なら「次の大会には絶対…。」と、それを糧にする事が出来るかも知れませんが、今が絶頂期の選手達はどうでしょうか…。


 という気持ちも込めつつ、選ばれなかった選手達で勝手に「日本B代表」を組んでみました。

GK(3)

曽ケ端 準(鹿島)
櫛野 亮(千葉)
下田 崇(広島)


DF(5)

岩政 大樹(鹿島)
田中 マルクス闘莉王(浦和)
箕輪 義信(川崎)
茂庭 照幸(F東京)
松田 直樹(横浜FM)


MF(10)

長谷部 誠(浦和)
小林 大悟(大宮)
阿部 勇樹(千葉)
佐藤 勇人(千葉)
坂本 將貴(千葉)
今野 泰幸(F東京)
田中 隼磨(横浜FM)
鈴木 慎吾(新潟)
藤本 淳吾(清水)
松井 大輔(仏 ル・マン)


FW(5)

永井 雄一郎(浦和)
我那覇 和樹(川崎)
佐藤 寿人(広島)
大久保 嘉人(西 マジョルカ)
平山 相太(蘭 ヘラクレス)


 サイドバックの人材は枯渇しているんで3バックで固定、一芸の有る人、可能性の有る人、見ていて楽しいプレーをしてくれる人優先で選びました。スタメンはこんな感じかな。

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 しかしDFは情熱的な選手が多いなぁ。カードはたくさん出るでしょうね。

 このチーム、どう思います?「このチームの方が強いぜ」という方はドシドシ異論反論をぶつけて下さいな。


 

5/15/2006

今年の風邪は二枚腰。

 土曜に平熱に戻ったと思ったら、日曜に再度発熱。今は薬飲んで何とか平熱におさめていますが、今年の風邪はすごく厄介です。一度治ったと思っても一日くらいは様子を見たほうがよさそう。


 とうわけで昨日のナビ杯名古屋戦は全然観てません。でも二試合連続でロスタイムに得点したり、負けを分け、分けを勝ちにしていく試合運びとかは去年の良い頃が戻ってきたようで嬉しいですね。今のチームで最も効率よく勝ち点を拾っていくにはこういう我慢のサッカーが一番なのかな。


 もう一つ、今日はワールドカップドイツ大会に出場する代表メンバー発表の日ですね。と言ってもセレッソには全然関係の無い話題になってしまいそうなんですが…。とりあえずどんなメンツになるのかについて、多少の興味は持っていますよ。

 多分サプライズと呼べるような人選は無いでしょうね。怪我の久保、柳沢あたりをどうするのかとか、ボランチは誰を呼ぶのかとか、多少の変更は有るでしょうけれど。

 久保と柳沢を呼ぶ事について、否定も肯定もしません。ただ余程怪我から回復できるという確信が無ければ、ワールドカップを21人で戦う事になってしまうんで、それだけは勘弁してほしいかな。


 

5/14/2006

熱は下がったけれど…。


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 とりあえず平熱にはなりました。まだ咳が出たり鼻が出たり食欲がほぼ全く無かったりと、全快には程遠いんですが、とりあえず仕事は出来ます。会社の皆さん申し訳ございませんでした。大阪は雨模様なんで、もう一日養生しますです。


 子供の時は風邪をひいても熱が出るくらいで、飯はガツガツ食べるし、大抵一日でスッキリしたもんなんですが、年取るとゆっくりと病気になって、治るのもすごくスローで、削られる体力もハンパではない。これは何とかならないものかなぁ…。


 

5/11/2006

風邪をひいたかもしれない。

 熱は無いけれど咳が出る。やたらとそわそわしてしまう(注意力が続かない)。食欲も比較的無い。こりゃ風邪か?


 先週まず娘が風邪をひいて39℃以上の熱を出した。今週頭くらいから家内も風邪をひき、同じく39℃以上の熱を出した。家内の場合その上にどうも消化器系の調子も良くないようで、最近おかゆくらいしか口にしない。この2人とずっと同じ空間で生活しているのだから、それがうつっても不思議ではない。

 先の2人の様子からして、私もあと2、3日程度で発熱が始まるんだろう。次の日あたりが最高に辛い状態で、きっと一日中寝て過ごす破目にあうんだろう。とりあえずビタミンCやら亜鉛やらのサプリメントをガシガシと食んではいるが、気休め程度にしかならない。週末と重なる分会社に迷惑がかからないのが幸運といえば幸運か。


 ということで週末の更新はあまり期待なされないように。私はゴリゴリ前田ほどタフではないから(どうやったら骨折しながら試合に出られるんだ?)。


 それにしても今年が始まってまだ半年しか経っていないのに、二回も重めの病気にかかっている。去年のクリスマスも風邪ひいていたし、2ヶ月に一度は病気になっているってのは少し病弱ではなかろうか?何か良い健康法を知っている方いらっしゃいましたらメールかコメント下さい。ちなみに手洗いうがいはちゃんとしています。


 

うろ覚えのブルガリア戦。

 同じ温度で熱せられた鉄は、上手く打てば強い鋼になる。強い鋼は強い刀になり、侍の力を存分に引き出す。

 だがもし、鉄の温度がバラバラならどうなるか。いくら打っても強い鋼にはならない。見栄えがする刀になったとしても、ちょっとした衝撃にも耐えられない脆い鈍になるだけだ。


 今の代表は、ひょっとしたらそんな風に作られた鈍刀なのかもしれない。中澤から強いボディコンタクトを抜けばどうなるか、川口からコンセントレーションを抜けばどういうことになるか。

 しかしそんなプレーを、私は単純に否定する事は出来ない。四年に一度のワールドカップ、その直前に怪我をすれば今までの苦労が水の泡になる。ひょっとしたら最初で最後の晴れ舞台になる、そういう選手も少なくないだろう。弛んでいるとか、怠けているとか、そういうものとは異質の気持ちが、彼等を萎縮させたのだと思う。本戦ではきっとそれなりにやってくれるだろう。そうしてもらわなくては困る。

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 その一方で、当落線上の選手は必死にアピールしていた。こちらは純粋に喜んでいいところだと思う。巻の"ラボーナもどき"は多分たまたまだったろうけれど、強いゴールへの意思が生んだプレー。玉田も昨日はよくボールに絡んでいた。寿人は
寿人でらしい飛び出しを見せていたし、長谷部もいいシュートを一本放っている。もし仮に「何か」が起きても、層はそれなりに厚い(けしてどんぐりの背比べと言う無かれ)。

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 長居で観戦された方たちには悪いかもしれないけれど、この凡戦は多分に予想されたものだった。多分次の試合もこんな感じだろう。きっちりと本戦に調子を合わせてくれるならそれでいい。どの試合もムチを振るっていたら、肝心の直線に入る、その前の4コーナーで刺されてしまう。今は別に「ちゃんとサッカーをする」必要は無い。本戦があれなら呆然とするだろうけれど、とりあえず信じよう。


 

 桜色のUchie MiKiHOUSE DiaryのUchieさんが生観戦されていたようです。試合の記事も拝見しましたけれど…。ひょっとして今一番「代表」と呼ぶに相応しくないのはサポーターなのかな。一部の人達のした事と思いたいけれど、それにしては荒れすぎだし、酷いですね。満員のさいたまとか、日産も試合後はこんな感じなのでしょうか。とりあえず自分の出したゴミくらい片付けて帰りましょう。
 

甲府戦?見てねーよバカヤロー!!!

 でもなぁ、でもなぁ。


スッゲ スッゲ




うれしいぜええぇぇえぇえぇぇ!!!!




 公式もこんな感じにぶっ壊れているぜえええぇぇぇぇ!!!

こんな感じ


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 というわけで甲府の様子はタイーさんヨロシクゥ!!!!


 

5/10/2006

僕と彼女とフットボール。

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「今日はサッカー観に行かないの?」

 私のサッカー好きは会社の全員が知っていて、試合のある日なんてみんな意識的に早く帰らせてくれる。どうもそういう時の私はいつにも増してそわそわしているから、いてもあまり役にたたないらしい。

 でも今日の私は別の理由で落ち着けなかった。娘が先週から風邪をこじらせていて、看病してくれていた家内まで熱を出していた。


 だから今日の試合ははっきりとは観ていない。当確ランプのついている選手がひたすら無難にプレーしていて、怪我を恐れていたように見えたのと、当落線上の選手が必死になっていたのがやたら対象的だった。

 巻、佐藤寿人、長谷部、みんな好きなタイプの選手だから、少なくとも誰か一人はドイツに行ってくれないかな。


 娘の風邪は峠を越えたようだけれど、家内はまだ熱が高い。二人床に伏せっているのを見るのは、代表の失点シーンを見るより辛い。とりあえず今日は代表チームと二人が今より良くなっていることを祈って、早めに寝よう。明日のスポーツ新聞にはまた辛口のコラムが載るんだろうけれど、そんなこともどうでもよくなってきた。


 































































5/08/2006

嘉人復帰?報道について。

 最下位に沈むセレッソの起死回生の一手として、嘉人のセレッソ復帰が現実味をおびてきたらしい。

なにわWEB

C大阪にマジョルカ大久保復帰プラン

 C大阪が低迷打破の救世主として、マジョルカにレンタル移籍中のFW大久保嘉人(23)を復帰させるプランが浮上した。W杯中断期間前ラストマッチとなった7日の川崎F戦は0-1と完封負け。12節で1勝3分け8敗という最下位に沈む深刻な状況を踏まえ、補強の目玉として西村昭宏GMが「選択肢の1つ」と明言した。マジョルカの今季最終節(14日、サラゴサ戦)終了後にもクラブ間で交渉が行われ、復帰が決まる可能性がある。


 川崎戦後の出原社長も、いつものように口を滑らせていたし、西村GMも現状打破のプランとして前向きに動いているらしいから、後は嘉人の胸先三寸ということか…。


 個人的には、それは戻ってきてほしい。手の届くところ、声援がかけられる場所に嘉人が帰ってくる、それだけで嬉しい。

 でも、嘉人個人の事を考えると、今はタイミングとしてどうだろうか。もう少しヨーロッパのクラブ(国や一部二部というこだわりを捨てればそれなりに引き受け先は有ると思う)にいて、経験を積む方が、スキルやメンタルは磨かれるはず。それに今のバラバラのチーム状態で、嘉人に「冷静にプレーしろ」というのは酷な話でもあるし。


 ぶっちゃけていうと、嘉人復帰の話がまず最初に出てきたのも合点がいかない。両球団の話し合いが有るのは最短でもリーガが終わる14日から後なのだから、その前に新外国人のリストアップの話題だとか、他チームからの補強だとかが先に出ていてもおかしくない。なのに、まず嘉人の話が出てきた。実際に(他の選手を)獲る獲らないは別にして、せめて手近から安易な補強をしています、という姿勢は見せてほしくなかった。


 以前長居の「のりを」で飲み会をしていた時、比較的球団とパイプの有るサポーターの方から、

「今のセレッソの社員で、(親会社の)ヤンマーの為に頑張る人、日ハムの為に頑張る人はいるけれど、セレッソの為に体はれてる人っていないよね」

 という言葉を聞かされていたから、どうしても色眼鏡で観てしまう。それは失礼だと思うけれど、もう少し、せめて選手と同じくらい頑張っている姿勢を見せてほしい。一本筋の通ったチームになってからの方が、嘉人も良い意味で暴れまわれると思うし。


 

川崎1VS0C大阪 満たされない二ヶ月。

 塚田体制下の5試合の中では、今日が最も目指していたサッカーに近いプレーが出来ていたと思う。中盤でのボールの奪い方、攻守の切り替え、フィニッシュまでのアイディア、どれもが今までのセレッソそれを凌駕していた。それでも勝てなかった、引き分けにすら持ち込めなかった、それがとても悔しい。


 スタメンは出場停止の下村の位置に山田がまわり、徳重が右サイド、左サイドには古橋が復帰した。4バックでは怪我をしたゼ・カルロスに代わって藤本が右サイド、山崎が左サイドの穴を埋める。

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 前半を観ていて思ったのだけれど、守備の安定感がいい。上がったサイドバックの裏のスペースも上手く消せていたし、中盤の動きが良いのでいい位置でボールを奪える。そこからの展開も、まだまだ絶好調というわけではなかったけれど、今までとは雲泥の差だった。

 復帰した古橋も、少しずつらしさを見せる。ペナルティボックス前、左サイドからミドルを2回。2回目はキーパーのアミにかかってしまったけれど、威力は素晴らしいものだった。

 セットプレーでは高さに長けた川崎DF陣に対してショートコーナーなどを効果的に使っていた。徳重、古橋のキックも悪くなかった。


 前半ピンチらしいピンチと言えばコンビネーションからジュニーニョに左サイドを破られた所ぐらいで、押される場面でもしっかり攻撃を寸断できていた。シュートはセレッソ6に対して川崎3、今思うとここできっちりと決め切れていなかったのが痛かった。


 後半もクオリティは落ちず。開始早々右サイドからファーの柿本へクロス、空いたスペースに落とすと古橋が駆け上がってシュートを放つが、これも決まらず、徐々にフラストレーションがたまっていく。


 これ以外にもチャンスはたくさん有った、しかしその全てを決めきれない。こんな状態で勝つのは難しい。66分のマルクスに許した失点は、内容が悪くてもしっかり勝ち点の奪える上位チームと、内容が良くても結果が出せない下位チームの差が具現化したもののように映った。

 確かにあの時マルクスにシュートを打たせるだけの時間と空間を与えてしまったのは落ち度ではあるけれど、ゴールとマルクスの間にはセレッソDF数人が並んでいた為、シュートコースは殆ど無かった筈。それをあれだけ見事に決められるとは…。


 失点を喫したところで選手交代。74分、徳重に代わってよりサイドに特化した酒本、高さを封じられていた柿本に代えて苔口。

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 さらに85分にはピンゴを投入。

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 その直後から両チームのプレーが、果然激しさを増した。今までは点をとろうとする気持ちと、どうすれば得点できるかというイマジネーションが上手くかみ合っていなかったが、苔口の泥臭いシュートやピンゴの抜け出しは今までに無くいい形だった。

 だからこそ、そのピンゴには不満が残る。苔口の幻のゴールの時はオフサイドポジションで棒立ちになっていたし、相手DFとの1対1でファウルすらもらえなかった。


 塚田監督になってからW杯の中断までの4試合、2敗2分け、得点3失点5。内容は良くなりつつあるものの、結果がついてこず、最下位のまま2ヶ月間を過す事になった。

 今のチーム状態で降格権を脱出するのは、はっきり言って厳しい。各自の能力の底上げや動機付けも勿論必要だけれど、選手補強などそれなりの手を打たないと、冬を待たずに降格決定などという事も有り得る。フロントにもチームの一員として、選手やサポーターと共に汗を流してほしい。


 

5/07/2006

川崎戦前予想。

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 6年前、セレッソにとってフロンターレは「倒して当然の敵」だった。圧倒的な攻撃陣をバックに初のステージ優勝へ向うセレッソ。最後に向かえたフロンターレは最下位に沈み、J1のレベルの高さに苦しむ日々だった。


 時代は変った。いや、自ら変えてしまったというべきか。両者の立場は逆転した。リーグ屈指の攻撃力を誇る川崎を前に、迷走を続けるセレッソ。守備の要である下村を欠き、ネガティブな要素ばかりが目立つ。

 しかしプロである以上、どんなに苦しい立場であれ、むしろ苦しい時こそ、ベストを尽くし、勝利への執着を見せてほしい。


 下村の穴を埋めるのは、現時点では山田くらいしか見当たらない。ワンボランチの負担を軽減させる為に両サイドのMFはやや下がり目。ひょっとしたらピンゴが古橋、徳重のどちらかに代わるかもしれないが、4-3-1-2のベースは変らない。

 万一、3バックに変えるのなら布陣はこんな感じになるだろうか。

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 どちらにせよまず守備ありきなのは変らない。今のセレッソは失点に対する恐怖心、失点した時のモチベーションの低下が激しい。とにかくタイ、若しくはリードした状態を維持していたい。塚田体制になってから後半のガス欠も改善され、後半勝負が出来るようになってきたから、とにかく先制されない事が第一義となる。


 キーポイントはボランチ、というか守備ラインの前にいる下がり目の選手達。ここがどれだけボールを奪い、攻撃陣にボールを供給できるか。清水戦で特に目に映った課題がどれだけクリアされているのか。注目したい。


 

5/06/2006

応援グッズの手入れ。

 応援に使ってるレプリカ、タオルマフラー、ゲーフラの類、手入れを怠ると結構早めにボロボロになってくるものです。

「それが味になるんじゃねえか!」

 という方はそれで良いとして、少しでも物持ちが良いというのはやっぱり良い事で、その為には日頃の手入れが欠かせません。

 みの字さんから「Lフラッグって3試合くらい使うとほころびるよ」という話を聞いて、Lフラッグの竿の部分を塩ビパイプに変えただけの即席旗をブンブン振り回していた私は痛みが無いか調べてみました。

 ありました、ほころび。Lフラッグは竿を通す部分と反対側の端はまつり縫いをしているんですが、上と下の部分は布地そのまま。だからこんな感じに…。

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 見事にボボケております、早速補修です。

 布モノの補修にオススメなのが「ほつれ止めのピケ」

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 布の端に塗るアルコールとナイロンの混合液でございます。普通に手芸屋さんとか楽天で売っています。これを塗ると乾いた時に解けていたナイロンが繊維を保護してくれるので、強度が飛躍的に上がります。

 ただナイロンには全く色がつけられていないので、白色以外の布だと乾いた時に少し色目が変ります。端っこだけ薄く塗るのがコツです。さもないとこんな感じになります。

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 まあ全体で見るとそんなに違和感無いんですけれどもね。

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 アウェーにはあまり行けないんで、この旗も暫く振れないんですが、そういう時こそメンテナンスですよ。


 

5/04/2006

矛盾。

 昨日難波に出かけたのには二つほど理由が有りまして、一つはスタカフェでの試合観戦。もう一つは、結婚記念日と家内のイラストレータープロデビューのお祝いを兼ねた外食でした。

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 二人で難波に出たときは、いつもこのお店でパスタを頂いているのですが、何故かここで食事をする度に何か良い事が有るので、私はこっそりゲンかつぎに使っています。この日は「桜海老たっぷりのピリ辛パスタ」を食べて「清水名物食ったし試合でも清水を食い尽くせ!」などと意気上がっていたのですが、結果はご存知の通り。


 試合後はブラブラと街中をうろついたりしていました。画材店寄ったり本屋寄ったり、まあ、特別何をしていたわけでもなく。勿論あまり気が乗らなかったんです。一歩歩けばため息一つという感じで。

「勝てんなぁ…」

 ボソッと呟いてみたら、家内からの告白。

「私が試合観に行ったときって全然勝ってへんのと違う?もう3年くらい勝った試合観た事無いような気がするんやけれど」

 むむ、そう言われればそのような…。去年一度だけ二人でスタカフェ行った時も引き分けだったし、そもそも結婚する前に行った試合もジルマールが2回もキャッチミスして負けた雨の柏戦やら1-9で負けた磐田戦やらろくなのがない。結婚してからも唯一の花園開催となった名古屋戦とか、とにかく負けてる。代表の試合だとW杯のチュニジア戦とか勝った試合も有ったけれど、ひょっとしてセレッソとの相性悪いのかな。


 ご存知の方も多いかと思いますが、娘の方はセレッソとの相性抜群でして、とにかく失点シーンを観た事が無い。450分間無失点記録は未だ継続中という凄まじさです。今年も唯一スコアレスドローになった福岡戦に参戦しています。ひょっとして家内は娘に勝負運を吸い取られてしまったのか?


 もし家族全員で観戦したら、試合はどうなるんだろう?最強の盾(娘)が守り通すのか、最強の矛(家内)が突き破ってしまうのか。下らない事を考えながら、テンプレート変更をしていた、そんな一日でした。


 

清水1VS0C大阪 空転。

 大阪は日差しがまぶしくて、暖かくて、風の無い穏やかな一日だった。これで勝ち試合が観られていれば、文句の無い黄金週間だったのだけれど。

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 スタメンを観ていると、トップは柿本と西澤、トップ下に森島寛。中盤はダイヤモンドというより3人が下がり目で、左から徳重、下村、山田。センターバックの一角には柳本、山田が上がった後の右サイドは山崎。どちらかと言うと守備に意識のある布陣。

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 立ち上がりから2回ほど、柿本が絡むチャンスが有った。柿本が前で踏ん張っていると、西澤にかかるプレッシャーが低いので攻撃にタメが出来ていい。どちらかが決まっていれば流れを掴めたかもしれないけれど、あれはあれで精一杯のプレー、止めた相手が上手だった。


 一方の守備も、絶好調というわけではなかったけれど、それなりに頑張っていたと思う。清水の両サイド(兵働と藤本)が上手くボールを散らして守備を拡散させ、マルキーニョス、チョ・ジェジンのプレーエリアを作っていたが、4バックとその前の3人がしっかりと守れていた。山崎、柳本と粘りが身上の選手を起用した効果が出ていた。数少ないピンチとなったマルキーニョスの素晴らしいミドルは、吉田が右手一本で弾き出す。


 攻め、守り、一つ一つを取り上げれば、それなりの形は出来つつあったのだけれど、サッカーは攻守が表裏一体のスポーツで、ボールを奪ってから攻撃の形になるまで、またボールを失ってから守備の形を作るまでのモタツキがとても気になった。前半セレッソがそれなりの動きをしていたにもかかわらず、清水にイニシアチブを奪われていたのはその辺りに原因がある。

 セレッソではこの役目を下村、山田が担っているのだけれど、二人ともパスワークに関しては不満の残る出来だった(まわりの動き出しの遅さも有るので100パーセント二人の責任とは言えないが)。そのフラストレーションが後半の伏線になる。


 後半立ち上がりすぐ、マルキーニョスのあわやというオフサイドを皮切りに、清水がひたすら攻めにかかる時間帯が数分続いた。マークの受け渡しのズレを突かれたり、パスの出しどころを封じられたりで、窒息しそうな展開。

 その状態を打破する為に、最初の選手交代。森島寛に代わってピンゴを入れ、パスの出しどころを増やした。連戦続きで活動量の落ちた森島寛を休ませる意図も有ったか。

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 最初はその意図通り、ある程度プレーエリアの中心を清水側に押し上げられたものの、ピンゴがあっという間に動かなくなり、下村が全く余計なカードで退場になった事で、掴みかけていた流れを簡単に手放してしまう。

 下村が看板に向ってボールを蹴った行為に関して、擁護する気にはなれない。自身の、そしてチームの状態が一向に良くならない事に対する苛立ちは判るけれど、チームを引っ張る役目を任されている選手がしていいプレーではない。


 一人減ったセレッソは山田をボランチ中央に、ピンゴを右に置く。空いたトップ下の仕事は中盤の押し上げと西澤のボール捌きで分担し、守備第一の選択をする。無難な選択で、これ自体に間違いは無い。

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 攻められるのは覚悟の上、必死のクリアが続く。ゴール前でのセットプレーが増え、その精度も少しずつ増していった。コーナーキックが一度、二度、三度…。もう少し我慢が出来ていればというところで、踏ん張りきれないセレッソ。マルキーニョスのバイシクルが後半26分、ついにゴールを捉えた。


 こうなるともう攻めるしかない。徳重を下げて古橋。

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 さらにゼ・カルロスを一列あげて3バックにシフト。負傷した柿本を下げて宮原を入れ、3-5-1。

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 これだけ手を変え、品を変えすれば、目まぐるしいポジション変更で相手も混乱する。清水が1点に満足気味な事も幸いしたか、後半から終了間際は一人少ないながら五分の戦いだった。ただ、スコアは動かない。西澤のボレーが清水DFの体を掠めてサイドに反れた瞬間、試合終了のホイッスルが日本平に響いた。


 広島が勝った為にまた最下位に転落。攻守の要である下村を欠いて攻撃力のある川崎とアウェーで当たる。これ以上最悪の展開もそう無いだろう。チーム全体がいい意味で開き直るくらいしか、打開策が見つからない。


 

5/02/2006

清水戦前予想。

 清水は高木が出場停止、青山が怪我でレギュラーのCBが2人とも欠場。それでも斉藤とかが普通に残っているんだからうらやましいな…。エスパルスの中盤は適当。「違うぞボケ!」という時はメールくらはい。

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 セレッソは4-4-2のダブルボランチが有力で、古橋が抜けるとの事。ショック療法が吉と出るか凶と出るか。前節初ゴールの柿本や、途中出場ながらまずまず動けていた柳本が復帰するのは「結果を出せばスタメンになれるのだ」という塚田流の人身掌握術と言えなくもない。前節ではこの2人のおかげで助かったところが多かったし、そういうところでも期待しているのだけれど。

 それから日刊だと中盤はダイヤモンド型と出ていたのは、選手の動き方を見て錯覚したのかなと。この位置だと森島は中に入っていくプレーが増えそうだし、そうなると山田は森島をサイドから追い越すしかないし。そういう連動性が出てきたのは良いことでしょう。下村もボランチが一枚増えればかなりの負担減。


 問題が有るとするなら左サイド、ゼ・カルロスはこの位置だと攻守ともに中途半端になりそうで怖い。右サイド藤本、山崎が左に入って徳重の位置までゼ・カルロスを持ってくれば、もう少しリズム良くプレー出来るかもしれないけれど、そうなるとカバーする人間がいなくなってしまうので孤立するかもしれないし、人それぞれじゃないかな。


 この左サイドが何とかなれば試合の体を成す事が出来るでしょうが、はてさてうまくいきますかどうか。


 

5/01/2006

乱世の奸雄。

 今日も応援の話。


 長居でもアウェーでもグループがバラバラで、どこの応援に合わせたらいいのかとか、悩んでいる人もおられるかと思いますが、ぶっちゃけて言うとどこに合わせようが、自分一人でコールしようが、全然OKだと思います。

 ともかく今一番貴いのは「このままではいけない」「この状況の中、どうしたらより良い応援になるのか」という危機意識で、「どこについていこうかな」なんていう日和見的な発想では無いから。悩んでいる時点で、その人は偉いんですよ。


 そういう意味ではサポスレだとか、オフィシャルの掲示板とかで愚痴っている人も、偉いと思いますよ。ただエネルギーを使う方向が影響の少ないほうに向かっているだけで、何とかしたいという気持ちが有るのにかわりは無いわけだし。


 セレサポはそもそも風通しが悪くないと思うし、他のチームよりも上下関係というか、ヒエラルキーがしっかりしていない状態なんで(それはそれで困る事も有るんですが)、例えばどこぞのユニットのリーダーとかに、真っ向向かって「話をしよう」って言ったって、いきなり険悪なムードになったりはしないですよ。


 今の長居は正直居心地のいい場所ではなくなってしまいましたけれど、逆に混沌としているからこそ、自分なりの意見が発信出来るし、理想を実現させるチャンスだと思うんです、この機会を是非お見逃しの無いように。うかうかしているとまた毎日愚痴をこぼす状態に逆戻りしてしまいますよ。