11/30/2006

小異を捨て、大同に集え。

 人間を数える時、普通一人二人と数える。ただ人の力(勿論直接的な力だけのことではない)は、百人いるから単純に百倍になるわけではないし、逆に二人だけでも二倍以上の力が出る時も有る。


 このブログでも何度も書いるけれど、今、もう一度書いておきたい話がある。

 私は大学を出ると、とある小さな印刷所に勤めた。男の同期は一人しかいなかったのだが、私はどうしても彼を好きになれなかった。仕事がどうとかロジックな問題ではなく、ただ生理的に合わなかった。


 その印刷所は閑散期と繁忙期の差が激しく、忙しくてもスタッフが増やせない為、夏冬の酷い時には、何週間も休みが無く、睡眠時間も3時間とれればいいというような、極限状態に置かれる。


 そこまで追い込まれると、人間のエゴがモロに出る。馬の合う仲間とは、なんとかスムースな関係が保てるのだけれど、嫌いな人間同士だと仕事で必要になる最低限のコミュニケーションしかとらない。だから新卒の頃は、彼とも殆ど会話をせず、ただ相手の仕事が遅々として進まない様子を苦々しく思うだけだった。


 しかしそんな事を続けていても、仕事は減らないし、ストレスがひたすら溜まっていくばかりで、ちっともプラスにならない。だからある時から、割り切って仕事をするようにした。彼には彼にしかない長所が有り、彼に足りない部分は、私が補う事ができた。それを徹底して、仕事を出来る限り上手くこなすようにしたのだ。

 そうすると、私の足りない部分も補われるようになり、当初思っていたよりも素晴らしい効果が出た。そうしてお互いを認め合えるようにもなった。彼を欠かせない相棒と思えるようになるまで、たいした時間は要らなかった。


 多分少なからぬセレサポが、誰かしらに、何かしらのフラストレーションを感じていると思う。どこかの掲示板でもあまり生産性の無い書き込みが続いている。

 気がついてほしい。そんな気持ちが何も生み出さない事を。簡単じゃないか、ピッチを見ればいい。11人の意識がばらばらになる度、私達は腹立たしい時間を過ごしてきた。同じ事をスタンドで続けるのは、愚かしい事だ。


 別に文句を言うな、とは言わない。ただ今は、その時ではない。一所懸命に応援して、勝って、喜んで、ひとしきり過ぎてから、まだ違和感が有るのなら、その時に言えばいい。

union-1202.jpg


11/28/2006

答えを導き出せ!!

○問題 次節行なわれるイベントが何か、下記の文章から導き出し、答えをコメント欄に書くように(勝ち点3)。

-------------------------------------------------------


 ただ今仕込みの真っ最中。と言っても今度音頭をとるのは私じゃないんですが。勿論サポートはしますよ、大好きなセレッソの、大切な大一番ですからね。こんな時くらいは一つにならないと。8000人の気持ちを一つにしないと、成功しないのは骨身に染みて判っています。お付き合いしますよ。


 それから天気の心配もしなくてはね。雨はやっぱり怖い。まあ第二のあの環境にあって尚、頑張ろうってサポなんだから、紙を濡らさないようにくらいの注意はして頂けるでしょう。でも念の為天気予報を復活させておきました。またドキドキの日々だ。


 今回のブツはマッチデープログラムの中に挟まれているという未確認情報があるので、いつもは席とりに忙しい人も必ず貰ってくださいね。


 試合までにする事も色々有りますが、あくまで試合がメインなので、どこぞのバカみたいにそれに全精力を傾けないように。タイムアップの笛がなるまでがサッカーです、全身全霊で応援しましょう。


 球団も腰を上げてくれるみたいなんで、これでようやっとチーム、運営、サポの意思が統一されました。この勢いでシビレルような試合をしましょう、以上!


 あーっと追記!今回のイメージバナーです。

oncemore-1202.jpg


 煮るなり焼くなりご自由に。

みんなセレッソを信じてる。

食べられない時にバーとか食べ物関係の話をするのは辛いけれど、セレッソの事を応援してもらっているお店の紹介なんで、頑張って書きます。ハラヘッタ。

一件目、おなじみ「スタジアムカフェスポーツバー」様。店長さん(友人を連れて長居までやってくる凄い人!)にはいろいろとご無理を言ってしまったりして、頭が上がらないんですが、ホントいい感じのお店です。

IMG_168001.jpg


こうしてキチンとポスターも貼ってくれていたりして。スポーツバーにしては食べ物も結構しっかりしたものを用意してくれているし、これで勝ちゲームなんか見られれば最高なんですが…。セレッソ戦だけではなくて、海外サッカーや、その他のスポーツも盛んに中継されています。なんば駅のすぐそばってのもいいですね。

STADIUM CAFE SPORTS BAR

大阪市浪速区難波中2-6-17河原町ビル3F
TEL 06-6648-7875
営業時間 夜6:00~深夜1:00 定休日 月曜日




もう一件は最近出来たお店です。センタリング ふわりと宙(そら)に跳んださんのイチオシ、お好み焼きの「さくら」様。

IMG_165801.jpg


お店の前にLフラッグがかかっているんで、それを目印に。地下鉄長居駅から球団事務所のあるデニーズまでの間にあります。

オススメメニューはそばメシ。本場神戸長田と同じくスジこん(牛スジ肉とこんにゃくを甘辛く炊いたもの、ネギ焼きに入っているアレです)が入った本格派です。

IMG_165601.jpg


あと少しヨコシマな事をいうと、店員さんに美人が多いです。鼻の下を伸ばしすぎて鉄板にくっつけないようにしましょう。

ネックは席数が少し少ない事でしょうか。全部で22席、だったかな?それくらいなんで試合後なんかはすぐに満席になります。予約や電話確認は必須ですね。

お好み焼 さくら

〒558-0004
大阪市住吉区長居東3丁目1-28 エバーグリーン1F
TEL:06-6180-6666



で、ここからは余談なんですが、私がもしセレッソのスタッフだったら、こんなに応援しているお店をほっとかないですよ。タダとか格安でマッチデープログラムに広告スペースを割いたり、それが出来なくても個人的に贔屓したりとか。そういうサポートしたくなるもんだと思うんですが、どうもいい話を聞かない。大口のスポンサーも勿論大事ですけれど、Jリーグの基礎はあくまで地域密着。細かなケアがビッグクラブへの近道なんですよ!!

11/27/2006

大宮戦前予想。

 中二日、長距離移動、疲労が溜まった中での試合は、決して楽なものではないけれど、それでも、ベストを尽くさねばならない。

field-2006-11-26.gif


 スタメンは、あまりいじらないだろうけれど、ボランチとスイーパーに関しては少し自信が無い。ぶっつけ本番でブルーノを使うとも思えないけれど、連戦での勤続疲労を考えると、細かいやりくりが有ってもいいような気もする。難しい。


 攻撃のキーマンは古橋だろう。前節ではトップ下と右サイドでフル出場したが、サイドに張り付いてからは攻撃のリズムが狂い、全く機能しなくなってしまった。古橋はやはり高い位置が似合う。その時間帯がどれだけ続くのか、監督の我慢のしどころ。

 もう一人は西澤、足首に爆弾を抱えながら、堅守の大宮DF陣を相手にしなければいけない。療養するのが一番なのだろうけれど、そういう余裕も無い。


 今日セレッソが勝ち、福岡が敗れれば、入れ替え戦出場が決定する。下位3チームの中で一番優位な立場にいるのは事実。だからといって安心できない状態である事も、また事実。他のチームの事など考えず、残り二試合を全力で戦い、勝利を掴もう。


試合会場の天気はこちら

大宮2VS0C大阪 振り返る暇は無いけれど。

 多分第三者から見れば凡戦だったろうと思う。特にセレッソは攻守に形が全く見られず、少ない好機も決めきれなかった。逆に大宮はキッチリと決めてきたし、11人がチームとしてまとまっていた。どこかで1点取れたなら、相手の動揺を誘ったり出来たかもしれないが、今となっては後の祭り。


 スタメン。右サイドに苔口、ダブルボランチは前節と変わらず宮本、下村だった。

field-2006-11-26st.gif


 ダブルボランチの組み合わせが、前節と同じ意図で起用されたものあるならば、まず守備をしっかりして、そこを土台に攻めていきたい、というプランがあったのだろうと思う。

 しかし仮に守備が堅牢であったとしても、攻め続けられればリスクはそれだけ大きくなる。攻守は表裏一体のものであり、そのバランスを崩せば意図通りには進まない。この布陣では攻撃へとボールを持ち上げるリンクマンが誰もおらず、攻撃陣と守備陣が分離しやすい。そういう役割を担うはずの位置にいる江添、宮本、下村は、何れもボールを横へ動かすプレーヤー、単独での突破も少ない。

 去年ならボランチが機能しない時、まだ久藤、ゼ・カルロスと試合のリズムを変えられる存在がいたのだけれど、今年はゼ・カルロス一人だけで心許ない。加えて押されている時に必ず戻って仕事をしていた森島寛がいない今では、あの展開も致し方ないか。期待の苔口も一度果敢なタテへのチャレンジが見られたが、後はいつもどおり沈黙してしまった。


 傍から見ているとやはり攻撃のスピードが遅く、横パス、バックパスが多い。チャレンジしなければいけないところでチャレンジせず、低い、危険な位置でリスクを犯す。前半無得点で抑えられたのは、大宮が慎重なゲームプランを選択していたからに過ぎない。最大の好機だった宮本のミドルも弾かれ、内容の少ない前半が終わる。


 後半に入ると大宮がラッシュをかけてきた。それ程迫力のあるものではなかったと思うが、それでも今のセレッソはバタついてしまう。最初の失点は少しアンラッキーではあったけれど、右サイドの深い位置まで侵攻を許したからこそ、一つの不運が失点に直結してしまったとも言える。


 失点してからの交代、後手に回ってしまったが、攻守の繋ぎ目となり、チームの士気を鼓舞できる名波の投入は、あの時点でのベストだった。ただ古橋が右サイドにまわってしまった事で、前線の運動量は下がってしまった。

field-2006-11-26-53.gif


 その為西澤、大久保、名波の3人の中でしかボールがまわらず、チームとして組織だった攻めが出来ない。西澤が潰されたり、大久保がパスの出し所に迷って右往左往したのは、彼等個人の問題だけではなく、チーム全体の動きが少ないから。

 二枚目の交代、森島康の投入で、攻守の解離はより顕著になった。

field-2006-11-26-62.gif


 この時間帯、リスクを犯してでも攻めるという考えは間違っていないし、早くタテにボールを入れるために空中戦に長けた選手を投入する事もセオリー通り。止むを得ないと言えばそれまでではあるけれど、そこまでしても攻めの厚みが増さない。競り負け、囲まれ、奪われ、光明が見えない。

 そんな焦りが吉田の判断ミスの伏線になったというのは、考えすぎだろうか。飛び出さなくてはいけないシーンでは待ち、待たなければいけないシーンで飛び出す、今日の吉田はいつも以上に不安定だった。失点に繋がったからこそようやく目立ったが、今の3バックと吉田の親和性は決して高くない、どちらかと言えば相性が悪いようにさえ感じる。


 二失点を許してからようやっとボールが持てるようになったものの、引き出しが少なく、大宮が想定している範囲を超えられない。苛立ち、ファウルを犯し、カードを貰う悪循環。

 ここで高校生ルーキー、柿谷が登場する。僅かな希望を16歳の少年に託さなくてはいけない辛さ。直前に下がったゼ・カルロスがイエローを貰っていたので、二枚目を食らう前に引っ込めたのかとも考えたが、隣にいた友人は「(監督は)そんな事まで頭の回る人ではないよ」と苦笑いをしていた。

field-2006-11-26-73.gif


 柿谷の年代別代表以外でのプレーをはじめて見たが、面白い動きをするプレーヤーだと思う。今までのセレッソにいなかった、いい意味での軽やかさを持っている選手。意表を突く様も面白い。ただ、これだけの逆境を打開できる程のプレーヤーではない。そんな事が出来る選手自体、Jに何人もいないだろうけれど。


 もうこれ以上書く事は無い。ただ時間だけが過ぎ、チームにとっても、埼玉まで駆けつけ、氷雨に打たれながらも応援を続けたサポーターにとっても、辛く悲しい時間が過ぎた。ただそれだけ。


 福岡もお付き合いして2-0で敗戦した為、次の川崎戦で勝利すれば、福岡の勝敗に関係なく、入れ替え戦行きが決まる。引き分けでも福岡が引き分け以下ならOK。敗戦の場合、福岡が引き分けると自動降格となる。

 別にややこしい話ではない、要は勝てばいいのだ。それが難しい事は承知しているが、そこまで追い込んでしまったのは、他ならぬ自分たち自身。ならば、やはり自らの力で、この窮地を脱する他はない。

11/25/2006

長居改修問題 見解バラバラすぎ。

CEREZO OFFICIAL

2006年度年間パスポートご購入の皆様へ

すでにご存知の通り、2007年8月から、大阪長居スタジアムにおいて世界陸上大会が開催されます。これに伴い、2006年9月より改修工事が行なわれております。この工事に伴い、2006年10月より長居第2陸上競技場でのホームゲーム開催を余儀なくされ、何かとご不便をお掛けいたしております。
2007年も引き続き大阪長居スタジアムは改修工事が行なわれる予定で、シーズン前半は長居第2陸上競技場を使用する予定です。(Jリーグの試合日程調整のため各スタジアムの試合数は現時点では未定です。)

 このニュースを聞いて動揺されている方も多いかと思う。ただ私個人は、今までの大阪市ゆとりとみどり振興局の不誠実な対応を肌身で受けてきたので、こういうこともありうるな、という印象を持った。


 とりあえず事実確認をする為に各所に電凸したので、ご報告と情報の整理をさせて頂きたい。


 まずセレッソ大阪が、何故今の時期にこのニュースをリリースしたか。

 これについては単純に、年間パスポートの案内時期が来たにも関わらず、まだ長居スタジアム改修工事がいつ終わるかのインフォメーションを大阪市側から得ていないので、いつから長居スタジアムが使えるか、サポーターに確約出来なかった為らしい。情報が入ってこないので当惑しているとの事。

 ことこれに関しては、球団も被害者だと認識して頂きたい。私のような個人ならともかく、一企業が「○○かもしれない」という推量だけでニュースリリースをする事は出来ないのだ。確かに文章に関しては語弊を生むような内容になっているが、今の時点で確定したソースだけでは、ああいった表現が精一杯なのだ。


 次に世界陸上2007大阪大会組織委員会へ取材(時系列で言うとこちらに先に電凸した)、夜にも関わらず担当者の方には真摯に対応して頂いた事を記す。

 組織委員会としては、大会を開催するにあたり、当初から言及されていたトラックの張替え、身障者席、電光掲示板の改修、そしてサブトラック(第二)とスタジアムを結び、競技者をスムースに移動させる陸橋の設置を希望しているようだ。それ以外の要望は出していないとの事。

 陸橋についてはスタジアムの外に設置するものなので、スタジアムの使用に影響するものではないし、それ以外の工事に関しても来年1月末に行われる大阪国際女子マラソンにあわせて進捗しているはずの工事で、そこから本大会が行われる8月末までの間、セレッソを締め出す理由にはならない。


 そう考えると、やはり余剰の4億円による芝生張替えがネックになっているのではと考えてしまう。というか、それくらいしか思いつかない。確認の為にゆとりとみどり振興局の世界陸上準備室に電凸。担当者はいなかったものの、こちらも真摯な方に応対していただいた、今まで電凸してきた大阪市職員の方々の中では、ずば抜けて紳士的な方だったのではなかろうか。

 そこでいくつか突っ込んだ質問をしてみたが、予想通り芝生が工期を延ばす要因のようだ。

 以下コメントを箇条書きにする。

・大改修から10年、長居の芝生はかなり痛みが目立つようになり、予算どうこうを抜きにしても、いずれ張り替えなければいけない状態にある。

・そこに世界陸上によるスタジアムの改修という話が出たので、それとは別件ではあるが、芝生の張替えも同時期に行えるようにした。この二つを同時に進行させることにより、工期(=スタジアム閉鎖期間)、支出を抑えられるというのが、その理由。

・とはいえ、トラックの素材にピッチの土等が入ると、トラックが駄目になってしまうので、トラックとピッチの改修は同時進行出来ない。つまり国際陸上関係の工事との完全な同期は不可能(もちろん電光掲示板等の工事との同時進行は問題なし)。

・その為、大阪国際女子マラソンに合わせてトラックの工事を行い、その後芝生の張替えを行う、という流れになる可能性が高い。

・芝生を張り替えた後も、養生期間として、最低でも二ヶ月の期間ピッチは利用出来ない。

・張替えによって締め出し期間は延びてしまうが、それに見合うだけのピッチコンディションにする。


 今までの取材では、芝生の張替えは後付けで来た話、という印象が強かったのだが、今回の電凸では前々から出ていた案件、というような説明だった。上手く煙に巻かれたのか、今までの職員がいい加減な対応をしていたのか…。

 今回のゆとりとみどり振興局職員の発言を真実と受け取り、締め出し期間の事を中心にまとめれば、仮に張替えが実施されれば、最低でも4月頭くらいまでは、締め出し期間延長になるようだ。
 
 取材をすればするほどいろんなところからいろんな発言が飛び出して、なかなか整理がつかないのだが、今の時点での三者の見解は上記の通り。


 こうなるとそれぞれからはっきりとした説明が聞きたくなってくる。本当の事情はどうなのか、他にベストの方法は無いのか。少なくともセレッソをサポートし、税金を払っている人間には、それを要求する権利が有ると思うのだが。

IMG_123301.jpg


11/24/2006

C大阪1VS1名古屋 無策。

 名古屋が前半に退場者を出したところまではいい流れだった。しかし11対10になったことで、名古屋はチームコンセプトが明確になり、逆にセレッソは選手間の歩調が乱れてしまった。結果としてこれが仇になり、みすみす勝ち点3を逃してしまった。

 3バックかと思われたセレッソだが、名古屋の3トップ対策として、久々に4バックで臨んだ。ただ以前の4バックとは違い、ゼ・カルロスと古橋は中に絞り気味で、大久保はやや下がり目、また山田は左サイドの山崎よりも果敢にオーバーラップを繰り返す、変形の4-2-2-2といった感じの布陣。

field-2006-11-23st.gif


 これだとゼ・カルロスは必ず山崎という「安全弁」がつく為、攻撃に専念出来るし、山田がサイドを上がる分古橋も得意とする位置でプレー出来る。そこから西澤に当てて大久保などという連携も生まれる。

 しかしセンターバックの二人に関しては、どちらも4バックでは生きてこない様子だった。江添はやはり3バックの真中が適職だし、前田もそういうサポートが無いと肉弾戦に持ち込めない。ここが試合のポイントだった。


 前半、この布陣での攻撃に関しては、上記のようにかなりかみ合っていた。特に古橋、大久保、ゼ・カルロスと、個性派が揃った2列目は面白い組み合わせだった。名古屋が中盤のレギュラーを全員欠いていたとはいえ、しっかりと形が作れていたと思う。西澤のゴールもそうだったし、大久保が飛び出しから楢崎と1対1になる場面もいい流れの中で生まれた。

 その上前半で数的優位をつくったのだから、後は無理をせず、ひたすらボールポゼッションを上げて相手のスタミナを削り、弱ったところでトドメ、これでよかった。


 それが出来なかったのは、唯一ミスマッチだった江添と前田の不安定さ故。ボール回しにしても、相手のロングフィードにしても、とにかく処理がおぼつかない。江添はこの試合何度ヨンセンにボールを当ててしまったことか!布陣を変えても、それに適した選手が揃わないところに、今のセレッソの苦しみが有る。

 同点にされたシーンではそれに加えて吉田との連携ミスも重なった。偶然ではなく、必然の結果。それ以外にも後半キーパーまで交わされ、あわや逆転かというシーンも有った(山崎が必死のクリアで掻き出してくれなければどうなっていたか…)。


 後半になると、名古屋は確実に勝ち点1を狙いに来た。長身のDFを揃え(一番低い秋田でも180センチ)ヨンセンを残してべた引き守備。奪ったボールはシンプルに早くという戦術を徹底させて来た。

 それに対してセレッソは名波を投入し、3バックに変更、慣れた形で1点を取りに行く。

field-2006-11-23-55.gif


 これで後ろはある程度安定した(それでもおっかなびっくりだったが)ものの、今度は攻めがまるで機能しない。過渡なセーフティーファーストの意識がプレーを萎縮させたか、チャレンジせずに、横パス、バックパスというシーンが目立った。

 もしここで単独でも無理やりでも、果敢に突っかけていく選手が一人いれば、名古屋としては嫌だったと思う。スピラールは高さに関しては西澤が全く仕事が出来ないほど圧倒的だったが、足元に入った時に若干付け入る隙があった。他の長身選手もパワーは有ったが、クイックネスに特筆すべきものは無かった。例えば古橋を右サイドの置物にするのなら、トップ下は古橋のままで徳重を右サイドに入れてもよかった。積極性が戻っているなら苔口という手もアリだった。

 しかし実際にピッチに立ったのは河村と柿本だった。

field-2006-11-23-75.gif

field-2006-11-23-76.gif


 柿本に関しては、西澤が痛むという緊急事態に対するパッチだったので、致し方ない部分もあるが、河村に関しては全く仕事が出来ていなかったように映る。縦に強引に突っ込むプレーを期待されていたのだと思ったのだけれど、いざ入っても何をするでもなく、横パス、バックパスの中継地が増えただけだった。
 
 攻めのレパートリーも少なく、漫然と足元のパスを繰り返すばかりでストレスが溜まる時間帯が続く。空中戦で不利なのに山なりのクロスを入れたり、コーナーキックを雑に入れたり、とにかくこの局面を打開しようという意識が希薄に感じられた。


 こんな試合で勝ち点が増えたのだから、今回はむしろ幸運だったのかもしれない。そう気持ちを切り替えなければ、次の試合はもう明後日に迫っている。

ありがとう×8737。

 試合は腹が立つ部分が有ったし、それはそれで別の記事にしなくてはいけないけれど、「PINK STORM PROJECT」の発起人として、まず書かなくてはいけない事を、先に書かせていただきます。今日の企画に参加して頂いた全ての皆様に、心から感謝致します。

 確かに思いついたのは私かもしれませんが、一人だけでは、それを形にすることなんて出来なかった。皆が皆を信じ、一つになれたから、この企画は成功したんです。それはマスゲームという視覚的な結果よりも大切な、目に見えない財産を手に入れられたということなんですよ。


 話を朝に戻します。今日の心配事は、まずなんと言ってもお天気でした。雨こそ降っていませんでしたけれど、いつ泣き出してもおかしくないどんよりとした空が、私の上にありました。どうか試合までもってほしいと祈りながら、長居に向かいます。

IMG_162801.jpg


 思っていたより早く長居についたのですが、他の仲間たちも早めに来てくれて助かりました。風邪ひいてるのに来てくれた人、ペーパードライバーの私の為に、荷物運びをしてくれた人、いろいろな方面に顔を利かせてくれた人、誰も彼もが頼もしい、私のかけがえの無い仲間達です。いろいろと事前の打ち合わせをしたり、ディスカッションをしながら、開門を待っていました。その間にも知り合いのサポさんと会う事が出来て、お手伝いをしていただく事に。REAL OSAKA ULTRASの大東さんにして頂いたインフォも助かりました。やっぱりコールリーダーですから、イメージしている事を上手に人に伝えられるし、みんなを乗せていける力がある。


 開門をすると場所取りと紙の配布。一応SBでは5人くらいでゲートをくぐった人に紙を渡してまわっていたんですが、ともかく皆席を確保するのが最優先、ものすごい速さでコンコースを移動されていて、要領を得ない。10000枚の紙を2時間で配らなくてはいけない、というプレッシャーも、私の胃をキリキリさせました。

IMG_162901.jpg


 それを救って頂いたのも、サポの皆さんでした。わざわざA席から助太刀の為に来ていただいた方もいらっしゃいましたし、ROUの方達にも沢山来ていただいて、スタンドをまわって、紙をまだ持っておられない方に配布をして頂きました。いつも大旗を掲げている方達も、トラメガでマスゲームの意義を伝えて下さっていました。他にも数え切れないくらい沢山の方に、ご協力頂きました。一番最後にファミリー席に向かったのですが、その頃には、子供に

「みんなで紙掲げるって、そんなん本当に出来るの?」

 と言われても、

「皆がやろうという気持ちを持っているから、きっと出来るよ」

 と、答えられるようになっていました。


 DJの西川君も、実に粋な計らいをしてくれました。いつもはタオルマフラーを、選手紹介、パワグロ、選手入場時に掲げて下さいとお願いしているのですが、今日に限っては「パワグロまではマフラー、選手入場時には紙で」とアナウンス。さらに「皆さん紙は持っていますか?」と確認までしてくれました。


 そして、いよいよ選手入場。


 私はファミリー席で合図のインフォをしていたのですが、音楽がかかると同時に、スタンドが桜色に変わっていく様が、よく判りました。

 まずはゴール裏から、

IMG_164401.jpg


 そしてSBへ。

IMG_164304.jpg


 他のチームのマスゲームに比べれば、やはり小ぶりではありますけれども、サポーターが考え、サポーターが段取りをし、サポーターが行動したマスゲームとしては、良い部類に入る出来だったと思います。スタンドが本当に「染まっていく」様を見ていて、この何週間かの、ちょっとしたキツイ日々と、その間に蓄積されていった疲労が、すっと引いていきました。


 試合に関しては、本当に残念でした。でもだからといって、鬱憤をためる必要は、もうあまり無いはずです。私達はそういう負のエネルギーを正のエネルギーに変え、昇華する力がある。今日の体験が有るから、次に何かやる時は、もっと上手く出来るでしょう。そうしてチームと共に、より素晴らしいスタジアムを作っていきましょう。みんなはセレサポなんて、と言いますが、私はみんな素晴らしい好漢ばかりだと思いましたし、セレサポである事を誇りに感じられました。次の試合、その次の試合、また力を一つにして、今度こそ、チームを勝利に導きましょう。今日は本当にありがとうございました。

PINK STORM PROJECT やるぞ!

 天気が思っていたよりも悪くなくてよかった。Yahoo!だと降水確率高めだけれど、他の予報は曇りだったり、曇り時々雨程度だし。後は頑張り次第、天気を言い訳にはしません。

 ただ、最後に紙を掲げるのは、他ならぬ今日スタジアムに来るであろう何千(何万と言えないのが寂しい)というサポーターなわけで、そういう意味では、私や私に協力頂く人達だけではなく、その何千人全員が、この企画の「仕掛け人」というわけです。

 もしこの記事を見ている貴方が、今日、紙を掲げる意思を持ってスタジアムに足を運ぶのであれば、貴方だって、「傍観者」ではなく「当事者」なんです。今まであまり書きませんでしたけれど、この日この時、気持ちを一つに、スタンドを染め上げる。それによって選手達だけではなく、私たちのキモチにも火がつけばいいなと、そんな事も考えています。


 繰り返しになりますが、チームに勇気を与えるキーパーソンは、他ならぬ私達全員です。紙を掲げるサポーターが一人増えていくごとに、チームに届く気持ちが増えていく、そのことを胸に留めて長居に集まりましょう。

IMG_111901.jpg 


11/23/2006

名古屋戦前予想。

 この記事を書いている21日夜の時点で、23日の大阪は雨の予報、降水確率60%。一言言わせていただきたい。

amagimoshine01.jpg


 小雨程度なら何とかマスゲームやりたいんで、ギリギリまでブログのチェックよろしくお願いします。


 さて、ここからは真面目に試合の予想。名古屋とは開幕戦でぶつかり、ロングボールを使った速攻に苦戦、3-2で敗れた。あそこでもし、まかりなりにも引き分けていたら、今年のセレッソはどうなっていただろうか。下村、前田のスランプも無かったかもしれないし、まだベンチには小林さんがいたかもしれない。まあ次のダービーで痛い目にあっていた可能性が高いので、あまり意味のない、たらればの話。

 アレから名古屋も迷走を続け、万博ではガンバに5-1と大虐殺を食らっているが、そこからは立て直して9勝5敗3分、ここ3試合は千葉、大分、浦和相手に3連勝で、しかもその間の失点は僅かに1、抜群の安定感を見せている。
 

 開幕時と大きな違いは2トップから3トップへのシステムの変更。DFは相手に合わせて4バック、3バックを使い分けているが、真ん中にヨンセンを置き、左右に杉本、玉田という快足FWを置く前線は不動、3バックを敷くセレッソにとっては厄介なマッチアップになるだろう。サイドを厚く出来ればいいけれど、そんなフレキシビリティは今のセレッソには無い。

field-2006-11-23.gif


 現実的にはダブルボランチの一枚を上がらせずに、守備の枚数を増やすことになると思う。


 中盤のレギュラーである藤田、本田、中村、金が揃って出場停止ではあるが、それも必ずプラスの材料になるとは思えない。

 仮に彼らが出場していれば、少しは中盤で勝負が出来たかもしれないが、いない以上はバックラインから3トップへ、徹底したロングボール攻撃に出るだろう。そうすれば何時にも増して、全体が間延びしやすくなる。前節で死闘を演じたメンバーが殆どのセレッソにとって、これはキツイ。


 勝機を見出すなら、選手交代がキーになる。常に一定の運動量を維持し、尚且つ勝負どころでラッシュをかけるなら、それしかない。

 名波、山田ら経験豊かなベテランの存在も重要だが、とりわけ期待しているのはブルーノ。彼の縦への意識と空中戦での強さが必要になる可能性は高い。前線に配しても、中盤の底を任せてもいいというユーテイリティ性も、存在感を際立たせる。


 試合がどういう結果になるのかは、まだ判らない。ただチームもサポーターもベストのパフォーマンスを見せなければ、願う結果は得られないだろう。チームが全力を尽くせるよう、サポーター一人一人も、全力でサポートしよう。

11/22/2006

晴れて。ってか晴れろ。せめて降るな。

 生後31年と7日。これ程夢中で天気予報をにらみ続けた事はない。マスゲームは紙を掲げるイベントだから、雨が降れば一巻の終わり。そんな日に限って「曇りのち雨」ときた。降水確率も50%と煮え切らない。

IMG_157702.jpg


 これが単なる観戦なら「カッパでも着ていくか、めんどくさいけど」程度で済むのだけれど、23日が特別な一日となっているサポは一人や二人ではないし、その人たちを巻き込んだのも自分だしで、とにかく天気ばかりが気になってしまう。


 ちなみに23日の天気、一昨日までは「曇り時々雨」だったけれど、昨日から「曇りのち雨」に変わった。これがどういう意味なのか調べてみた。

 「○○時々××」というのは、基本的には○○という天気なのだけれど、その期間に××という天気が1/4未満含まれる、という意味らしい。つまり「曇り時々雨」というのは一日のうち雨が降る時間が6時間未満含まれている状態と言う事。

 そして「○○のち××」というのは、期間の前半は○○という天気、後半は××という天気になる、という予報。つまり「曇りのち雨」というのは、午前中は曇り気味で、午後から雨の降る可能性が上がるという意味になる。

 まあ、ぶっちゃけていうと、天気が悪いほうに向かっていると言う事だ。


 ただ色上質という紙は、薄くても強い紙なので、多少の雨ならなんとかなる。磐田戦くらいいくとさすがにダメだけれど、小雨程度なら強行します。雨でした無理でしたなんてタンパクな判断はしないつもりです。朝曇天模様でもパルケやここをチェックしてくださいね。

11/21/2006

紙が来た。なんか1250平米くらい。

 手元にようやくマスゲーム用の紙が来た。

IMG_160901.jpg


 かなり薄い紙なのだけれど、色上質紙はかなり固く、サイズのわりには重い紙なので、結構ずっしり来る。8000枚あればおつりが来る算段なのだけれど、紙が濡れた、破けた、無くしたなど不測の事態を考慮して1万枚注文。「8500枚くらい」とかこまめな注文が出来ないのでご容赦。まあ余れば川崎戦でマスゲーム予定しているどこぞの会社にくれてやらぁ。どこの会社とは言わないけれどもね。

 A3の紙はイメージしていたよりピンクの色が濃く、伸びにも強い。あとは雨が降らないことを祈るだけか。


 ここで豆知識。A3というのはどんなサイズなのか、そもそもA3のAってなんなのか。

 AとかBというのは洋紙のサイズの基準になる規格の事。そして隣の数字はその紙を何度等分にカットしたかを表している。例えばA3はA0の紙を半分にカットしたもの(A1)を、さらに半分にカットしたもの(A2)の、さらに半分のサイズの紙の事を言う。ちなみに縦横比はどれも1:√2になる。

sizeA01.jpg


 等分といっても√がからんでいて、メートル法では厳密に測れないので、そういう業界に勤めている人は各サイズの大きさを機械的に覚えている必要がある。ただそんな面倒をしなくても、馴染みのある紙のサイズを覚えて、それを倍にしていったり、逆に半分にしていったりという方法で、大体の大きさは判る。ちなみにA3は297mm×420mm。印刷会社に勤めていたので、私としては「A5の倍の倍」という発想。


 ところが義父の場合はちょっと違った勘定をする。建設会社に勤めているので「面積」のイメージが強いらしい。A0が丁度1平米(1㎡)なので、A3は0.125平米ということになる。

 それが1万枚だから、0.125×10000=1250、1250平方メートルて、耕すか?何植える?

 使う紙だけなら0.125×7000枚程度だから875㎡だけれども、それでもデカイ。これだけの紙を皆で一緒に上げるという企画というのは、よくよく考えるとかなり凄いかもしれない。そしてその企画に乗って貰ってるセレサポのみんなも、そんな単位じゃ測れないくらい凄い。みんな凄いぞ!

11/20/2006

新潟2VS2C大阪 これはいい、これはだめ。

 評価が分かれる試合。新潟のサポーターに聞いても、セレッソのサポーターに聞いても、「勝てる試合を勝てなかった」と言うはず。両者ともそのチャンスは確かにあったけれど、結果はドロー。


 セレッソサポーターの立場で観ていると、大久保が少なくとも三度有ったチャンスのどれかを決めていれば、という悔いが残る。特に三度目のゼ・カルロスのクロスに合わせるだけのシュートを外したのは弁護の余地がない。久しぶりの先発となった柿本も、同じく決定機を一度外している。

 その反面、前半から勝負を決めてしまおうという勢いで襲い掛かってきた新潟の攻めを、何とか二失点で止められたのは幸運だった。矢野に許した先制弾は、江添の伸ばした足に当たってコースが変わった不運なものだったが、二点目はほぼノーチャンスだったし、その他では矢野、鈴木の飛び出しを防いだり、エジミウソンとのマッチアップになった前田が、しつこく張り付いてディレイさせていたりと、それなりの形は見えていた。

 収穫はまだある。西澤に対する負担の軽いツートップの布陣が、殆どぶっつけ本番だったにもかかわらずある程度機能し、フィニッシュまでの形ができていた。もう一つ。サイドからボールが入ると、相手のセンターバックのマークがずれやすくなる弱点を突き、それを徹底したり、時間が無く、選手も疲弊したところで、大きな賭けに出ずに確実に勝ち点1を確保したりと、流れの中でも、チーム全体の意識が終始統一されていた。西京極での京都戦ではこの意思統一がなされないまま、みすみす勝ち点3をとり損ねた。ここにきてキチンとリアリスティックな選択が出来るようになったのは、いい傾向だと考える。

field-2006-11-19st.gif


 先発メンバーはアウェイであるにも拘らず、かなり攻撃的だった。左には故障明けのゼ・カルロスが復帰、トップ下には大久保、右サイドが古橋。この前に西澤、柿本と長身のFW2枚が並ぶ。対する新潟も同じく攻撃的な姿勢で、前半から熱い試合展開。


 ホームで絶対の強さを見せる新潟がイニシアチブをとり、決定機、シュート数では圧倒するものの、セレッソもその間隙を縫って好機を演出する。

 いままでのセレッソの攻めのパターンは、まず西澤のキープありき。しかも屈強なセンターバックが揃う中央でのキープが求められていたが、柿本がその役割を補助する事で、西澤は比較的圧力の少ないサイドへ流れて仕事が出来るようになった。大久保が開いたスペースに駆け込むパターンで、一度チャンスを作っている。もしこれで柿本、大久保、古橋という右サイドにもシンクロニシティが生まれれば、攻めの厚みはより増すだろう。この試合前半こそ無得点だったが、それなりの内容だった。


 後半はセレッソも盛り返し、五分五分の展開。セレッソはとにかく両サイドをワイドに使ってクロスで守備を崩しにかかり、一方の新潟はそのボールをカットしてからのカウンターに活路を見出す。チームを活性化させ、サイドへのボールの供給をより正確なものとする為に、名波が登場。

field-2006-11-19-58.gif


 西澤の素晴らしい同点弾は、左サイドで起点を作って相手の守備をずらし、その裏を突くというチームの意図通りの得点だった。

 失点の後でも気持ちを切らさず、淡々と同点、逆転の機会を伺えるようになったのもいい。慌ててミスを出さず、バランスをとりながら好機を待つ姿勢は今まで無かった。名波のヘディングゴールなどというレアなシーンを見られたのも、焦って中央にボールを預けず、それまでと同じく冷静にサイドからの崩しに拘った結果。


 さらなる努力を期待したいのはここから。終盤は両チームともに足が止まり消耗戦の様相を呈してきた。ここでこの試合運に見放された大久保を下げて苔口の一手。

field-2006-11-19-78.gif


 鈍重になった相手守備陣に対して、スピードが持ち味の苔口投入。誰が見ても意図は明らかなはず。しかし苔口は1対1の勝負を嫌い、ボールを下げるなど消極的なプレーを連発する。仮に一人で攻め上がったとしても、仕掛ければ相手がファウルを犯すかもしれない。そうした脅威を与えるための交代にも関わらず、チャレンジするシーンが見られなかったのは残念だった。さらに追い討ちをかけるように古橋も限界に達し、攻めのベクトルが急激に衰退していく。

field-2006-11-19-87.gif


 新潟も攻めの核になっていたファビーニョが疲弊して下がり、試合は膠着。結局その状態を脱する事無くタイムアップとなった。


 完全アウェイの新潟で引き分け、最低限の仕事はこなした。順位も後半戦では初の16位、得失点差も実質福岡と並び、残留争いで優位な立場にたった。だが、まだその地位は磐石ではない。次節名古屋戦で勝利し、当面のライバルチーム達の戦意を削ぐ事が、次のミッションになる。

11/19/2006

新潟戦前予想。

 京都が敗れ、福岡が敗れ、暫定ながら入れ替え圏内の16位に浮上した。しかし今、この順位にいる事が、リーグ戦終了時の順位を保証するものではない。もしそれを望むのであれば、この試合を含めた残り全戦に勝つことだ。


 スタメンは、ほぼ固まっているだろう。

field-2006-11-19.gif


 西澤は身体的にギリギリの状態らしいが、セレッソに実戦で新しい前線のコンビネーションを試すような余裕は残されてはいない。彼が倒れる時は、すなわちチームが倒れる時と考えていいだろう。

 両サイドも厳しい。藤本は帯同も出来ない腰痛、ゼ・カルロスも怪我を抱える。それでも徳重と山田というカードが残っているというのは、チームマネジメントが素晴らしいからなのかどうなのか。これ程層が厚いチームが16位というのが歯痒い。


 対してディフェンスラインは固定、安定の兆し。ブルーノも復帰してきた。左サイドがやや脆い(山崎に全ての責任があるわけではない)ものの、計算が出来るようになったのは有り難い。


 対戦する新潟は絶好調、加えて圧倒的なアウェイであるビッグスワンでのゲーム。選手は4万人の威圧感とも闘わなくてはいけない。

 しかしビッグスワンは2年前、J1残留を決めたスタジアムでもある。そのゲームで主役を演じた大久保も、好調を維持して乗り込む。その時の再現を期待する。

さらにマスゲーム裏話。連携とるっていうレベルじゃねーぞ!

 タイトルのもとネタはこちら。



 日本ハムさんがいろんなグッズを用意しているっていうのはマスゲームの準備段階で知りました。だから球団はマスゲームを「許可」しても「協力」はしてくれなかった。当たり前といえば当たり前の話かなと。

 ただ、詳細みると、共存できそうな感じなので、安心しました。最終節の川崎戦みたいに球団主導のイベントと完全にバッティングしているなら、中止にしようと考えてましたけれど、これならいける。

 日頃からおかあさんに無理言って他社のウインナーを買っていたのをシャウエッセンに変更してもらったり、ハムリンズのサイトにあるアンケートに毎月答えたりしている私です、スポンサー様のありがたみは、ひしひしと、キチンと感じています。その辺りご理解いただけますと幸いです。


 そう。マスゲームマスゲームとしつこく言ってて、実際準備とか忙しいんですが、それ自体は選手入場から記念撮影終了まで、大体1分かかるかかからないか程度の事なんですよ。その前後でバルーンスティック使っても、マフラーを掲げてもいい。むしろそうして積極的にヒートアップしてほしい。そのテンションが維持できれば、マスゲーム自体も上手くいくだろうし。

 ということで、そういう算段の上で、マスゲームの企画は続行です。運営部の方とはこの試合に限れば袂を分かってしまいますが、選手に対するアピールがしたい、という気持ちに変わりはありませんから。


 それにしても、もう少し早くアナウンスしてくれればよかったかな、とは思っています。そうしてくれれば、サポとして協力できたろうし、恨み節をもらす事も無かったんですけれど。


 以前も少し書きましたし、この記事でも前述しましたが、裏話をもう少し微細に書きます。最初、マスゲームの許可を貰うために運営の方に電話連絡させて頂いたのは、今月初旬のことでした。その時は「そういう動きがサポーター発で有れば、こちらとしても嬉しいです」と、非常に前向きに評価して頂き、有り難かったものです。グッズの配布なんて何も聞いていませんでした。

 グッズ配布の話を聞いたのはその後、「やろう」という段階になってから、念の為再度確認をとった時でした。朝令暮改とまでは言いませんけれど、十日間くらいで対応が変わったのにはびっくりしました。


 これ程のグッズ類を配布する話ですから、最初に電話した時にはもう企画が進んでいたと思います。もし最初の電話の時に聞いていれば、もう少し違った企画を作る余地が有った筈なんですが、話が私一人のものではなくなった後に言われても、正直当惑する他ありません。舵を思いっきり切って、完全なバッティングは避けましたけれど、たいへんでしたよ。

 こういうのが続くと、あまりいい印象はもてないですね。一部のコアサポの方が不信感を持たれているのも、なんとなく納得しました。運営の方々にとりたてて特別な事をしてほしい訳ではありませんけれど、せめて部内の意思統一くらいはなんとか出来ないでしょうか。

11/18/2006

名古屋戦マスゲーム要綱決定。

 お待たせしました。名古屋戦でのマスゲームの要綱が出来ましたのでご連絡致します。詳細は上のバナーをクリックして下さい。

 今のところ話の規模の割には順調にことが進んでいると思います。ブレストもしていないのにいいアイディアがぽんぽん出るし、他の方にご協力をお願いしても真摯に話を聞いて貰えて、快諾頂けているし、自分でもびっくりするくらいです。私一人に対するいろんな感情よりセレッソに対する愛情のほうがずっと大きいって事ですね。当たり前といえば当たり前ですが…。

 それに付随するかのように、ちょっと面白い事も沢山起きています。アクシデントというか、嬉しい誤算というか、そういうのです。企画には直接関係ないところなんでご安心下さい。また時間が出来たら、お教えできる範囲でご紹介します。


 もう唯一最大の敵は天気だけですね、降水確率50%ですか、いい方に外れてくれないかな、一日ずれて降ってもいいよ、というかお願い頼みます。

11/16/2006

カテゴリ「マスゲーム」作成、記事追記。

 マスゲームの記事に11/15現在ご協力頂いているサイト、ブログのご紹介を追記しました。またマスゲームのカテゴリを追加しています。関連記事を一度にご覧になりたい時にどうぞ。

少しだけ裏話。

 今草案をまとめています。明日には皆さんの前に出せる形になる予定です。今日は少し枝葉の話をします。本来ならこちらに書くべきなのかも知れませんけれど、少し嫌な話なんで、こっちで書きます。



 記事に書いたとおり、球団には何度も連絡をして、名古屋戦マスゲームの「許可」を貰いました。ただ、「協力」は得られませんでした。
 理由は、私達の活動が、その試合をサポートするスポンサーの意向にそぐわないものになるかも知れないからです。
 なんでも名古屋戦は、スポンサーからいろんなアイテムを頂いたそうで、紙を配るのも、正直「邪魔」だという感じでした。
 最初その話を聞かされた時は、マスゲームを止めた場合のことも選択肢の中に入れていました。混乱はしないか、エゴにならないかと。
 でも、それだと、セレサポはずっとクラブに批判的でありながら、クラブに追従している存在であり続けてしまうような気がして、それはだめだろうと、この企画を続行する事に決めました。今ではサポーターからチームにダイレクトに思いを伝えられるのだから、球団の協力というバイアスが無いほうがいいかなくらいに思っています。
 前述の通り、明日には具体的な行動をお知らせできますし、あと二日もすれば、協力していただいている方々とのツメも出来て、流れが完成します。そうすれば、この企画は「私のもの」から「みんなのもの」「セレッソのもの」に変わります。皆さんにはいろいろとご心配をおかけしていますが、話は着実に前にすすんでいますので、ご安心下さい。
 2ちゃんねるも、欠かさず観ています。批判も有りますが、その批判とてチームの為を思っての事。貴重な本音のご意見、看過するわけにはいきませんから。ゴミのこと、段取りのこと、教えていただいた事も沢山あります。
 時間があまり無く、じっくりと話を煮詰める事が出来なかったのが、反省材料ですが、それでも今のセレサポの力からすれば、全く不可能な話では無いと信じています。とりあえずチームには勝ち続けてもらって、名古屋戦にはいい状態で臨んでほしいですね。それから、雨が降ると紙が濡れてダメになるので、おてんと様にもお願いしています。では。

選手の心に火がつく前に俺の心に火がついた!!

 昨日は、私のご生誕31周年記念日、俗に言う誕生日でした。でも仕事があったり、病院にいったり、いろいろ忙しい一日でしたね。

 で、そんな日に知人と話をする事がありました。今日はその話です。


 私はどうやら骨の髄までセレッソが好きになっているようで、サッカーなんて知らないという人とでも、ついついサッカーを、セレッソを熱っぽく語ってしまうんですね。その人ともその話しかしていないってくらいで。

 今回はやっぱりマスゲームの話になりました。小さなスタジアムでも満員になったスタンドがチームカラーに染まるのはきれいだと思うよ、とか、これをサポーターが手作りでやるんだよ、すごいでしょ?なんて、いつにも増して熱っぽく話をしました。

 でも知人の反応は冷ややかでした。現実主義者というか、いい意味でも悪い意味でも、夢を見ない人なんで。私がひとしきり話をした後、いろいろと冷たい言葉を浴びせられました。


「試合毎に球団が何かイベントしているなら、
そういうイベントを勝手に挟むのは混乱するだけじゃない?」


「そんな事するよりグッズとか買った方が
チームにお金が入ると思うんだけれど」


「そもそも貴方と知り合いだけで、
1万人の人にボードを上げさせることなんて出来るわけない」



 うん、普通に考えればそうなんです。至極ごもっとも。でも私は普通じゃないんですよ。Lunatic(狂人)なんで、そんな理屈よりも、本能が先に立つんです。その本能が「これをやれ!」って言うもんで、中止なんか出来ない。それは私が死んだりしない限り無理。今は不測の事態が起きても大丈夫なように段取り組んでますから、そのうち死んだって無理になる。

 今こうして記事を書いている時だって、セレサポの方達から次々と「何か協力できませんか?」「応援しています」なんてメールが届く、嫌われ者の私にこれだけの反響が来るってのは初めてです。苦情はよく来るんですけれどもね(w


 確かにセレサポ、個性派揃いです。団体行動、ちょっと苦手です。でもここは小異を捨て、大同に集うべき時期。それを沢山の人が判っています。いろんなグループの、いろんな人達と連携を取り合って、季節はずれの桜の花を、スタンドに咲かせるつもりです。

 正直知人の言葉のおかげで疲れよりも意欲の方が先に立ちました。一番いいバースデープレゼントだったかも知れませんね。

11/15/2006

ちゃんと断食してたよぅ。

 最近硬めの記事が続いてたので、今日は日曜日のマケダンの様子など…。

 土曜日が雨だった為、試合後SBに張っていたダンマクは全て水浸しのボロボロになっていました。

 このままではカビてしまう為、急遽声出し隊のメンバーが持ち帰り、干す事になりました。日曜日は昨日が嘘のような秋晴れだったので、作業自体はスムーズでしたよ。

IMG_154001.jpg


 その後断食明けの食材を買いに、コリアタウンまでサイクリング。その日はお祭りという事で、綺麗な布が張られ、一層の賑わいぶりでした。

IMG_155801.jpg


 なんかコリアタウン界隈は一月に一度くらい何かしらのお祭りをやっているような気がするんですが、いろんな民族、宗教があるんで、そこらが持ち回りでやっているんでしょうね。御幸森神社の縁日だと、普通の日本のお祭りなんですが、今日は在日の人達のお祭りなんで、極彩色の鮮やかさが際立っています。公園で出番を待っていた民族舞踊を踊る子供たちの服があまりに綺麗なんで、一枚。

IMG_155101.jpg


 普通のお店も普段とは違うメニューを出していたり、楽しかったな。その場で買い食い出来ていたらもっと楽しいんだけれど…。

 一番きつかったのは焼肉とかホルモン焼きの匂いですか。街中火事でも有ったのかってくらい煙が充満していて、どれもこれもタレと肉汁が炭火に焦がされたいい匂いをさせとるのです。胃が「食べたいよう」とグウグウ鳴ってるんですが、ここは我慢、我慢なのですよ。

IMG_154401.jpg


 結局ブタカルビの炭火焼とモツの煮込み(汁がカプサイシンで真っ赤なやつ)を買っちゃったんですけれどもね。勿論、キチンと断食明けまで待ってから頂きましたよ。美味かったなぁ。英気を養って、応援頑張ります。

11/13/2006

感謝、また感謝。

 マスゲームに関するご協力を多数の方から得ております。正直な話、予想外すぎて驚くぐらいです。バナーがいろんな所に張られているのを拝見すると、ぐっと身が引き締まる想いがします。


 マスゲームがしたい。と思いついた時、最初に危惧したのは

「私が先頭に立ったら、絶対どこかともめるよな」

 ということでした。常に正しく、誰からも好かれる人間なんて何処にもいませんけれど、私の場合あまりにも好かれていない人が多い。勿論全部私が悪いんですが、もし誰かに殺されても、心当たりがありすぎて容疑者が絞りきれないくらい多い。

 だからとても躊躇しました。知り合いもいろいろと心配してくれたりしたし。でも臆病風に吹かれて何もしないで後悔するより、成功するか失敗するかは判らないけれど、とりあえず何かやってみる方が、自分としても気持ちの整理が付くような気がして、やってみる事にしました。日頃から記事で選手達に「チャレンジしろ」と書いている人間が、しりごみするのも滑稽ですしね。


 しかし、まだ最初の第一歩を踏んだだけ、やらなければいけない事、整理しなくてはいけない事が沢山有ります。セレサポの皆さんにもっと認知してもらわないといけませんし、球団に掛け合う事も残っています。それを一つ一つ潰していって、名古屋戦、そしてその先、選手達に少しでも勇気を持ってもらえる応援が出来るよう、頑張ります。いろいろとお手間をかけるかも知れませんが、何卒ご協力の程、よろしくお願いします。

マスゲーム、します。

 名古屋戦での活動記録は下段に移動しました、上段は川崎戦の活動予定です。

11/28追記

 正式に発表されました!今度のマスゲームは球団主導でやります。やるんだよね?ちゃんとやってね!?

CEREZO OFFICIAL

「魂」注入にご協力を!

��2月2日(土)Jリーグ34節、川崎フロンターレ戦にて、「魂のセレッソ用紙」を配布します。
絶対に勝たなければならない一戦、選手入場時にサポーターのみなさまの魂を選手に注入し、勝利をもぎ取りましょう。「魂のセレッソ用紙」は各ゲートにて配布いたします。(メイン南入口 アウェイ専用ゲートでの配布はいたしません。)
サポーターのみなさまのご協力をお願いいたします。

(西中島による配布場所補足図)

paperhaihubasyo061202.jpg


なお、試合当日は混雑が予想されます。自由席は座席を詰めてお座りください。さらに、1人でも多くの方が応援できますようビニールシート等を敷いての観戦はご遠慮ください。


 ということで12/2は裏方に徹します。スタをまわってアジるかも知れませんが、直接紙配ったりしても、運営側と歩調合わなかったら邪魔になりますからね。応援頑張ろう、うん。

 それにしても「魂のセレッソ用紙」ってどんなだろ…。まさかピンク地に白抜きで、フォントはヒゲ文字で「魂」とか、デカデカと書いてるんじゃないだろうな。



「PINK STORM PROJECT」ご協力サイト、団体様です。

realosaka.net
J.B.Antenna-C大阪
STADIUM CAFE SPORTS BAR
子連れでサッカー観戦するぞ~!
Mira Flores
おーばーざれいんぼう
桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿
桜咲く未来
for the SMILE AKI
セレサポのための何か(仮称)
かわむらっち
numero veinte
セレッソを応援しています
桜応援日記
to the heart always.様(11/16追記)
大阪・狼・桜色様(11/16追記)
心凪ぐ景色に桜を想ふ様(11/17追記)
サクラサク×××様(11/18追記)
桜スタジアム@Blog様(11/20追記)
しみちゃんの日記。様(11/22追記)

 

以下、名古屋戦までの経緯と結果報告の記録です。
------------------------------------------------------------------

 いつもはマケダンやってて(実際やっているけれど)、腹が減ったのなんのと言っているけれど、こっちの方がはるかに大事なんで、先に書きます。
 昨日試合を観ていて、改めて感じたのですが、選手だって人間だから、気の有り様次第で、いつものプレーが出来なかったり、いつも以上のプレーが出来たりするんですよね。
 例えば前半、立て続けに失点したシーン。磐田の策にはまったというのも有るけれど、手探り状態で精神的な準備が出来ていなかったのも原因の一つ。逆にその後追いつけたのも、ガムシャラさが出てきたから。
 だからサポーターは「サポート」という、特別な役割を貫徹しなければいけないと思うんです。愛するチームが勝利する可能性を、1%でも2%でも増やすために、全力で選手を鼓舞し、勇気付けなければいけない。
 以前から、私が思いつくベストとして、マスゲームを考えていました。ピッチに入ってくる選手達に、これから行われる試合が特別なものである事を再確認してもらう為に、そしてサポーター全てが、勝利を欲し、そのサポートを行う為に集っている事を知ってもらう為に、スタンドをチームカラーに染め上げる。長居では力及ばず出来なかったけれど、第二なら、出来ます。
 SBのスタンドは1ブロック240人、全16ブロックで3840人収容。サイドスタンドは片側で2000人程度が入る。SBに立見が出ている事を考えても、ボードが8000枚程度有れば、アウェーゴール裏とメインスタンド以外の全員にいきわたる。これならなんとかなる。
 既に関揃される方には話をしています。ゴール裏でコールリードをしている大東さんにこの話を損ちかけると、快くOKして貰えました。SB声出し隊の皆とも、しっかり話をして、連携がとれました(素晴らしい仲間がいるというのが、私の唯一無二の財産です)。
11/17追記
ようやく名古屋戦に関する要綱が決まりました。細かい部分で変更があるかもしれませんが、これが骨子なのは変わりません。
実施日
32節名古屋戦(11/23)決定 34節川崎戦予定ひょっとしたら球団主導で何かやるかもしれないなぁ、気のせいかな
実施要綱
・ゴール裏とSBを中心に、選手入場時にピンクの紙を掲げ、スタンドをピンクに染めようという企画です。
・まず開門と同時に、スタッフがメイン北入り口、SBスタンド北ゲート、南ゲートで紙を配布します(下図参照)
paperhaihubasyo061123.jpg

スタッフは目印になるもの(未定、多分腕章)を身につけていますので、それを探して下さい。
・その後も、スタンドで紙を配布して回ります。(余剰が出た場合、ファミリー席でも配布を行います)
・その際、事情が判らない方のために、簡単なアナウンスをします。内容はこの記事に書いているものの要約です。
・選手入場時にスタッフから合図を送りますので、それにあわせて紙を掲げて下さい。選手が記念撮影を終えるまで掲げます。
・試合後は必ず使用した紙を持ち帰るか、ゴミ箱に廃棄してください。
注意
・紙を使用する事になったので、まとまった雨が降った場合、若しくは振る事が確実な場合は中止します。随時アナウンスを行いますので、前日及び当日の当ブログ、若しくはパルケを必ず確認して下さい。曇天の場合はギリギリまで善処します。
・重ね重ねになりますが、マスゲーム後の紙は必ず持ち帰るか、所定の場所に廃棄してください。
・SBでは相手のサポーターが100%来ます。しかし彼等と衝突する事は本意では有りません。仮にその場所が歯抜けになるとしても、強要などはせず、相手チームへの応援をリスペクトして下さい。私達が欲しているのは小競り合いの発生ではなく、勝利です。

 以上が要綱です。皆様のご協力なくしては成功しない企画ですので、何卒よろしくお願いします。
11/15追記
 凄い反響に驚いています。そして責任を感じています。今の時点でインフォメーションにご其力頂いているサイト、ブログをご紹介させて頂きます。「俺のが載ってねー!」という方、お叱りのメール下さい。
realosaka.net
J.B.Antenna-C大阪
子連れでサッカー観戦するぞ~!
Mira Flores
おーばーざれいんぼう
桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿
桜咲く未来
for the SMILE AKI
セレサポのための何か(仮称)
かわむらっち
numero veinte
セレッソを応援しています
桜応援日記
to the heart always.様(11/16追記)
大阪・狼・桜色様(11/16追記)
心凪ぐ景色に桜を想ふ様(11/17追記)
サクラサク×××様(11/18追記)
桜スタジアム@Blog様(11/20追記)
しみちゃんの日記。様(11/22追記)
 他沢山の皆様に、激励のメールを頂いています。有難うございます!
11/16追記
 「少しだけ裏話」追加です。興味がある方はどうぞ。
11/22追記
 天気予報を毎日食い入るように見ていました。雨は朝と夜に降るようですね。気温も上がらないということなんで、もし降るならば氷雨になるでしょう。
 そういう時は、気持ちを暖めて、というか熱々にして、試合みたいですよね。というわけで
「PINK STORM PROJECT」やります!

stormbunner450*100.jpg
 当日は予定通り、上記の要綱に沿って紙を配布します。紙の配布、アナウンスなどは、上のバナーと同じフォントのシールを貼ったクルーが致しますので、よろしくお願いします。また、もし雨が降ってきたら、掲げるまで紙を折りたたんで、どこかにしまっていただいても結構です。とにかく選手を勇気付ける為に、みんなで力を合わせてやりましょう!
 それにしても寒い日にブランケットとマフラーを配布するなんて日本ハムはいい会社だねー。明日はグッズも身につけて、スポンサーの面子ってやつも保ちましょう(w SBでは座ったままで紙を掲げていただく事になりますんで、ポンチョにひざ上ブランケット、首マフラーで紙を掲げると、スタンドのピンク濃度も上がって一石二鳥ですよねっ!ねっ!ねっ?
11/24追記
 マスゲームに参加していただいた皆さん、本当に有難うございました!
 画像などはこちらの記事をご覧下さい。有志の方から頂いた画像もございます。まだまだ改善すべき点は多々ございますが、それは今後の糧として、フィードバックさせて頂きます。
 次回のホームゲームは川崎戦となりますが、人づてに聞いた話では、そういう試合になった場合は、球団がマッチデーにピンクの紙をはさみ込むとかどうとか、いやあくまで未確認情報なんですが、ゲフンゲフン。
 もしそうなれば、色の問題は解決します、そして私たちにはマスゲームはどのようにするべきかという経験が有ります、その二つを武器にして、リーグ戦最大の山場を、最高の形で迎えましょう!!

11/12/2006

C大阪2VS3磐田 雨中会戦。

 雨に濡れたスタジアム。ポンチョを着ていても身体はどんどん重くなっていく。ピッチも水を含み、スリッピー。プロの選手とはいえ、思ったようなプレーは出来ない状態だった。そんな時は、気持ちなんだと思う。特に良くも悪くも気分屋な、セレッソの選手達にとっては。

 前にいこう、勝ちにいこう、そういう気持ちが出ている時はいいけれど、下を向くと何もかもダメになる。それを判っていたから、いつにも増して、声をからし、鼓舞したつもりだったけれど、伝わりきらなかった。

IMG_153701.jpg


 スタメン予想は100%当たったけれど、布陣に関してはハズレ。前線は西澤一枚。いつもの3-6-1の布陣をベースに、メンバーを入れ替えただけのマイナーチェンジに留まった。

field-2006-11-11st.gif


 対する磐田は序盤、3バックの両サイドを丹念に突く作戦に出た。これが見事にはまってしまう。ダブルボランチの連携も悪いので、トップ、両サイド、トップ下の四人のうち、必ず誰かがフリーになる。サイドからグラウンダーのボールが入ると、混乱はより大きいものになった。立て続けの2失点。前半15分の時点であまりに重いハンデをつけられる。


 今までなら、そこで試合は終わっていたと思う。しかし残り5試合、一つも落とせないという状況がそうさせるのか、それともチームの中に強いメンタルが生まれ始めているのか、ここから怒涛の反撃が始まった。

 とはいえ、失点の前後で、何か劇的な変化があったわけではない(さすがに中盤の守備に多少の修正が有ったが)。ただ愚直に、労を惜しまず、チャレンジを繰り返す。それだけの事だった。雨で足をとられても、競り合いで相手と交錯しても、ひたすら全力で、前に、前に。

 大久保のミドルも、下村の同点弾も、いいゴールだった。テクニックや連携といった要素もさる事ながら、果敢なチャレンジから生まれた事に、意義を感じた。前半で追いつけたのも大きかった。


 後半もいい流れはそのまま、試合を支配し続けたセレッソは、逆転を狙って攻め続けた。下村がボールを左右にはたく、河村がオーバーラップをかける、大久保がドリブルで切り込む。徳重も前半より守備に忙殺される事なく持ち味を生かしていた。


 その歯車が狂い始めたのは、ピンゴの負傷からだった。どうも足を痛めたらしい。代わって名波という選択は妥当だったと思ったのだが…。

field-2006-11-11-54.gif


 名波という大きな存在が出来た事で、今まで11人が平等に汗をかいていたチームが、名波を中心としたチームに変化していったように感じた。他の10人のチャレンジングスピリッツが少しずつ削がれていき、逆に名波には多大な期待がかけられることになった。それはアンバランスな光景だった。

 セレッソのコーナーキックから始まった磐田のカウンター、疾駆する磐田の選手を追うセレッソの選手は、一人か二人程度しかいなかった。もし彼等が勤勉な労働者のままであったなら、果たしてそれほどまでに淡白な守備をしただろうか。


 それからの交代は、あまり評価出来ない。やっとトップとして開花し始めた苔口のサイド起用は明らかにミスキャスト。他に候補が怪我持ちのゼ・カルロスしかいなかったから、という言い訳は聴けない。そういうベンチメンバーを組んだのが他ならぬ監督自身なのだから。

field-2006-11-11-77.gif


 柿本をターゲットとして入れるのも、何度も試されて、その度に失敗した交代。

field-2006-11-11-87.gif


 大久保や名波にボールを落とす、それだけの役割を求めるのであれば、ブルーノでも事足りたのではなかったか。柿本は体躯に似合わず足元、スペースに入るプレーに持ち味が有る選手だ。


 さすがにここまで来ると、心も折れてきたのか、一つ一つのプレーが雑になり始め、ボールを前線に入れることさえ困難になってきていた。ロスタイム4分も有効に活用できず、9/23アウェイ福岡戦以来の敗戦となった。

IMG_153401.jpg


 「ボトム3」の他の2チームも勝利できず、混戦状態なのは変わらない。それが救いと言えば救いか。次節以降も胃の痛む試合が続くが、あと4試合という実状を考えれば、これ以上の施策はダッチロールになりかねない。今日この試合で見せてくれた、精神力を前面に出したプレー。これを忘れず続けていけば、まだ光明はある。そう信じている。

11/10/2006

磐田戦前予想。及びアンケート。

field-2006-11-11.gif


 なんかもう壁とかぶん殴りたいような布陣なんだけれど、どうもこれらしい。ピンゴは前目の方が面白いとは思うけれど、あくまで「面白い」の範疇を超えるものではないから、いきなり正念場のここで試さなくてもという気がする。上手くいけば「許してくださいピンゴ様」だけれど、もしダメだったら…。阪神にトレードでもするかい?甲子園好きみたいだし。

 左右のバランスは、これでいいと思うけれど、二人とも久しぶりのトップで、しかも実戦投入、不安が無いわけじゃない。ベテランの持ち味に期待するしかない。


 そしてやはり交代。どの時期に、どの選手を投入するのか。名波は、苔口は、ブルーノは、いったいどういう使われ方をするのか。これもウエイトが大きい。どの選手も入ればチームのカラーが変わるくらいの個性を持っているだけに、もったいない使い方はしてほしくない。勿論もったいないから使わないというのも勘弁してほしい。


 この布陣の外にも、試合の流れを左右する重要なプレーヤーがいる。サポーターがどれだけ彼等を勇気付けられるのか。不甲斐ない応援と揶揄されてきたけれど、事ここに至って声援を送らないというのは、個人的には有り得ない話だと思っている。選手が足をつるまで頑張るのなら、皆は声が枯れるまでコールを歌おう。そして勝利を呼び込もう。以上。


 じゃなかった。アンケートだ。まだ本決まりでは無いけれど、次節以降、名古屋戦か川崎戦かで、マスゲームしようかどうかという話を、かなり独断で進めている。一応球団には許可を貰ったし、紙を用意する段取りもついたのだけれど、どうだろうか?第二は小さいけれども、その小ささゆえにギリギリまで融通が利くから、「こうしたほうがいい」とかいった話が有ったら、コメントやメールをしてほしい。今の段階ではまだなにも煮詰まってないけれど、この時点だからこそいろんな人の考えが盛り込めるとも思うから。一番足りないのは紙配る人かな。とにかく「一人でやれ」だと頓挫しちゃう話なんで、反応よろしく。議論、異論、反論全然OKです。

11/09/2006

長居改修問題 出原社長発言の経緯。

 モリシの怪我で話が前後しましたが、昨日はセレッソの球団事務所に電凸していました。聞きたい事はこの三点。

・ デイリースポーツの記事の情報は正しいものなのか。

・ 真実だとするならば、球団はこの情報をどこから聞いたのか。

・ 記事ではニュースソースは出原社長となっているが、これは本当の話なのか。


 電話で応対して下さったのは男性の方、若いはりのある声でした。名前聞くの忘れてました。それに関してはスマンです。

 まず一つ目、一番大事なこの情報の正確性ですが、球団では国際陸上開催中、長居、及び長居第二の使用が出来ないことに関しては通知を受けたそうです。しかし改修工事後から国際陸上開催までの期間、長居スタジアムが使えないという話に関しては、「決定ではなく、そういうケースもあるかもしれない程度に聞いている」とのことです。

 ではその通知など、長居、長居第二の使用に関する情報をどこから得ているかというと、今まで一貫して大阪市ゆとりとみどり振興局だとのこと。昨日の記事では知らぬ存ぜぬという態度でしたが、やっぱりお役所はお役所ということなのでしょうか。大阪市は、こういう不誠実な対応をしても良心の呵責に耐えられるような、ダーティーでタフな職員がいる、そんな自治体ということなのでしょうか。

 ともかく、少なくとも世界陸上期間中は長居も第二も使えない、という事は決定済みのようです。代替地にしても、Jリーグの規格にあったスタジアムでないといけないのですが(第二はJ1開催の規格を満たしていませんでしたが、ホームである長居を出たくないというセレッソ側の強い要求を聞き入れたJリーグ側が、特例として一時的な代替開催を認めただけで、本来は規格を満たさなければダメ)、規格を満たし、近畿圏にあるスタジアム(万博、西京極、神戸ウイング、神戸ユニバー)は全てどこかのクラブチームのホームであり、使用が出来ない。開催実績の有る花園ラグビー場にしても夜間照明設備が無いので不許可。セレッソ側も頭を痛めているそうです。


 それから、長居の使用に関する団体間の繋がりを整理すると、この問題に関係している団体、企業はセレッソ大阪(株式会社大阪フットボールクラブ)、世界陸上準備室(勿論背後には「長居陸上競技場はあくまで陸上競技場で、サッカーだけをする場所ではない」と発言した日本陸連がついている)、大阪市ゆとりとみどり振興局の三者なのですが、この三者は相互に意見交換をしているわけではなく、セレッソの要望と世界陸上準備室の要望をゆとりとみどり振興局が聞き入れ、バランスをとっているのが実状のようです。

 そして、セレサポからすれば嫌がらせとしか思えないような、世界陸上準備室の無理難題は通るのに、3月から週に一度程度の頻度で使わせてほしい、というセレッソ大阪側の要求は通っていないのが現実です。どの競技も平等にスポーツ文化として育む姿勢こそが公務を行なう側に求められているはずなのですが、正確に実社会を反映し、力ある者(団体)の意見のみが受け入れられている。腹立たしい話です。


 話の終わりに、出原社長の発言の件について問うたのですが、その話に及ぶとバツが悪い様子で、「そういうことも言っちゃったかも知れないですね~」という答えが帰ってきました。以前から新聞に取り上げられるような、少し軽率な発言が続いていたような気がしたのですが、そもそもそういう性格の方のようで、これからも何かあるかもしれません。いいニュースを口にしていただければ嬉しいのですが。


 とりあえず、デイリーの記事の真偽に関しての取材はこれで終わります。進展が有りましたら、2ちゃんで煽って頂かなくてもまた電凸しますので、それはそれとしてよろしくお願いします。


 最後。前の記事で「皆が一つに」と書きましたが、それを視覚化できるような仕掛けが出来ないか考えています。とりあえず球団の許可は得ていますが、今しばらく待っていてください。

モリシに恩返しをしよう。

 モリシは凄い、本当に凄い。選手としてだけではなくて、人間として尊敬できるってプレーヤーは、そうはいない。その中でも、モリシは別格。もしモリシがいなかったら、セレッソのサポーターにならなかったかも知れないし、そもそもサッカーを観ていたかどうか。きっとそんな人生はつまらないものだろうと思う。私に生きがいを与えてくれた、特別な存在。

 きっと同じような想いを持っているサポは沢山いるだろうし、畏敬の念を持っている選手も、一人や二人ではないだろう。


 サッカーという喜びを与えられ、沢山の素晴らしい経験をさせてもらった私が、ただ一つ気にしているのは、そんなモリシが、まだ一度もタイトルを手にしていない事。あと一歩、もう少しというところまで行って、獲れない、届かない。そんな体験を、モリシはもう5度もしている。


 そのモリシが、もう少しで手に入れられる栄冠がある。J1通産100ゴール。かつてカズやゴンといった、日本サッカー史に名を残すであろう、偉大なプレーヤー達が成し遂げてきた金字塔。点をとることに集中できるFWではなく、攻守に大車輪の活躍をしてきたモリシが達成できれば、それはより特別な意味を持つ。だから、何が何でも100ゴールを決めてほしい。


 もしセレッソがここで降格してしまったら、少なくとも一年は、J2で過ごす事になる。それはもう大ベテランのモリシにとって、とても痛い。モリシの事だけを考えれば、そうなった時には、もう他のJ1のチームに移籍した方がいいかも知れない。でも多分、モリシはモリシの事だけを考えてはくれない。まるでそれが当たり前の様に、セレッソに残るのだろう。


 私達はいつまで、そんなモリシの優しさに頼っているのだろうか。いつになったら、モリシに頼られる存在になるのだろうか。モリシの怪我、最初に知った時は、頭を抱えた。残り5試合をどう闘えばいいのかと、途方にくれた。でも、いつまでもくよくよしたって、いい事なんて何もない。

 今こそ、皆でモリシに恩を返す時なんだと考えよう。来年桜色のユニフォームを着て、沢山の花束と、万雷の拍手に包まれるモリシを見られるように、今この5試合を全力で戦おう。選手も、球団も、サポーターも、一丸になって、J1を死守しよう。


 モリシが今度流す涙を、嬉し涙にするために。やれる事は、全部やろう。

長居改修問題 「世界陸上準備室」に電凸。

 デイリースポーツのこの記事を見て、怒髪天を突いたサポも多いと思う。私だってそうだ。以前某所で見せてもらった来年の施設利用予定表通り、来年前半も「仮住まい」は続くのか?まず改修に関して何回か取材に答えていただいた「大阪市ゆとりとみどり振興局(06-6615-0614)」に電凸してみた。

IMG_151201.jpg


 結論から言うと、今回に関してはここではあまり収穫は無かった。詳しい事は「世界陸上準備室(06-6251-4440)」に聞いてほしいとの事。早速そちらに電凸。

 何故予定していた工事が完了していても長居が使えないのか、カギはこの記事の中に隠れていた。この中でゆとりとみどり振興局の担当者から「余った予算で長居の荒れた芝を張り替えるかも」という話を聞いていたのだが、準備室の担当者から、より具体的で前向きな、長居の芝張替えの話題が出たのだ。

 本来ならそちらも本来の工期の中で済ませるべきと、私は思うのだが、どうもその工事はトラックの改修の後に行われるらしい。何故なのかまでは追求できなかったが、恐らく後付けで決まった工事なので、また入札などの手順を踏んでいない、単なる進捗遅れが原因かと思う。

 芝を貼りかえるとなれば、その芝が定着するまで養生をしなければならない。工事と養生期間を待っているうちに、世界陸上が始まるという、最悪のスケジュール。


 正直な話、養生してもヤリやハンマーがドスドスと芝をえぐっていくだろうから、その後に長居を使うとしても芝がいい状態である可能性は低い。セレッソとすれば全くメリットの無い話ではなかろうか。


  個人的には、確認していく度に無軌道で不誠実な予算組みとその運用に怒りを感じているが、ここを見られている他のセレサポはどう思われるだろうか?もし少しの勇気があるのなら、電凸して真実をその耳で確かめてほしい。

11/07/2006

長居ブログ進捗連絡。

 以前の記事でも書きましたけれど、長居のお店やイベントなんかを紹介するタウン誌みたいな、それでいてソースが常に新鮮なブログを作りたいと考えておりました。頭の中ではデザインとか少しずつ形になっていましたが、問題が全く無かったわけではありません。

 例えばお店の紹介なんかだと、地図なんか絶対必要なんですが、以前から共有ブログ(seesaaブログに有る、一つのブログに複数の人が投稿出来る機能)にしたかったんで、一人の時日頃使っているイラレなんかは使えない、皆が共有出来る、地図を生成し、ブログに貼り付けるプログラムがあればベストなんですが…。


 こういう時には、「blogwasabi」を覗いてみる事にしています。

blog wasabi001.jpg


 いろんなブログパーツを紹介しているこのブログ、重宝します。味気ないブログに、ワサビのようにツンと聞くアクセントをということで「blogwasabi」なんだそうですよ。

 で、見つかりました。地図生成スクリプトで、尚且つブログに貼り付けられるヤツ。「Clipmap」がそれ。

clipmap001.jpg


 これだと300px×300pxの地図を簡単にブログに添付する事ができる。しかも簡単に。いやいや便利ですよ。



こんな感じの地図が簡単に作れます


 これでとりあえず技術的な問題は解決しました。後は記者さんを募集して、来てくれる人がいるかどうかです、ははは…。

ひとりでもやるど。

11/06/2006

最近の労働事情。

 いつもはてブニュースをちらちら見ているんですが、なかなか面白いネタが有って楽しいですね。

 今一番注目されているのはMSNマネーの「[特集]日本人の全給料-最新版!」です。皆さん隣の芝生の色がかなり気になるご様子です。わたしのところの芝の色は…。う~ん。枯れてるか?

 でも私が気になったのは、平均勤続年のところ。意外と短いと思いませんか?重厚長大な工業、鉱業、運輸業やインフラ関係、銀行なんかは比較的長いんですが、それでも20年前後、「終身雇用」なんて言葉とは程遠い。

 外資は押しなべて短いですね、これは判る。でもサービス業や小売業といった直接顧客と関わる業種は老舗以外はほぼ一桁、殆どの人が10年も経たずに入れ替わるってのは、「常に新鮮な戦力を求めている」からじゃなくて「勤続疲労から脱落していく」からじゃないんですか?実際そういう噂を聞く企業の勤続年数は酷いもんです。中には3年を割り込んでいるところも有ります。

 仮に職探しをしているとして、若くても多額の報酬が得られる企業というのは、野心を持っている人には、それなりに魅力が有るかも知れません。ただ多くの人たちは、それなりの仕事をし、それなりの対価を得、それなりの家庭環境を作るなんてのが第一に来ると思うんです(ここらへんは推量でしかないですけれど)。そういうマジョリティが、最初は多少戸惑っても、長く安心して務められる企業がいいという結論に達するのは、必然であるように思うのです。この「野心家を求める企業」と「平凡を求める労働者」の意識のズレが雇用のミスマッチを生んでいるのかも。


 まあセレッソのブログですから、最後はセレッソに置き換えちゃうんですが、去年今年と、セレッソはわりと思ったような新人獲得が出来ていると思います。ただ彼らが即実戦で使えるわけではない。企業が新人を育むように、チームもまた、若いプレーヤーを一人前に育てなくてはいけない。勿論プロなんで、この場合「野心が無い」というのは論外なんですが。

 そこがセレッソにとって一番足りない部分なのかなと勝手に思っています。山内なんかすぐ引退してしまったし(彼が悪いプレーヤーだとは思わなかったんだけれど)、米山は相変わらず東奔西走ヤマトタケル状態だし、今年も小松が入団一年目なのに長崎に行っちゃうし。

 ここをおざなりにすると、会社の核になる選手はなかなか出てこないですから、少し意識して欲しいですね。

11/05/2006

「O lunatic amou no football」はFirefox対応ブログです。

 と、昨日までは言えなかったんですよねぇ。

 特にする事も無く、というか病み上がりの養生をしなくてはいけないわけで、家でのんびりしていたわけです。おっさんになると定期的に「何もしない」状態を作らないとオーバーヒートするのね。

 で、何の気なしにPCに「Firefox」を入れてみました。ずっとIEばっかり使っていたんで、最初は手間取ったんですが、慣れてみると使い勝手がよろしい。

 ただIEだと意図通りに表示されても、Firefoxや他のブラウザだとデザインが崩れる事がある。という話を聞いていたので、もしやと思いここを見てみると。

otiteru01.JPG


 はい、おもいっきり崩れてました。カスタマイズしまくったからかなぁ・・・。思い返せばMacで見てもデザインが崩れていたような。その時はあまり気にならなかったけれど、今回は気になる。なぜかは判らないけれど。

 何とか見られるようにしないとね。と思い立ったはいいものの、どこから手をつければいいのか判らない。cssで指定したとおりにしてくれりゃIEと同じように表示されるはずなんだけれどな。

 とりあえず要素一つ一つのレイアウト位置やら広さやらを再検討、改善に改善を重ねてみましたよ。


 結果「Information」は右サイドバーに移動してもらう事になってしまいましたが。IEでもFirefoxでも同じように表示されるようになりました。

otiteru02.JPG


 少し納得いかないかっこうなんですが、まあとりあえず見られるって事でかんべんしてくださいな。

負けるならさっくり負けて。

 西中島家の全員が消化器官をやられて地獄絵図と化していた今日。鳥取ではセレッソが天皇杯初戦に挑み、広島相手に3-0と完敗致しました。今日は厄日だったっけ。

 塚田監督のコメントと2ちゃんねるの実況を見ていると、布陣はこんな感じだったのかな。

field-2006-11-04st.gif


 以前の記事で、「守備陣のバックアップ」、「西澤抜きのトップ」、「サイドのバックアップ」という三つのアキレス腱に対する塚田監督なりの答えが聞きたいと書いていたのだけれど、このスタメンと交代の流れから、それなりの答えが聞けたように思う。予想布陣はドハズレしたけれど。

 「守備陣のバックアップ」については、ブルーノは計算内、柳本はまだまだという事。「西澤抜きのトップ」は、あくまで西澤の位置に柿本を入れたマイナーチェンジに留めたいと考えている事。それから「サイドのバックアップ」に関しては、左は本当に枯渇していて、右は藤本を入れるよりも河村の方が良いらしいと言う事。


 西澤抜きのトップは過去何回か有って、柿本がその度に代役になり、その度に失敗していた事を考えると、もう少し冒険してほしかったような気もするけれど、他の二つに関しては、特にどうこうと言えるほど状態を把握しているわけではないのでコメント無し。柳本は怪我上がり、藤本は病み上がりでまだ完調とは言いがたいということなら、ちょっと辛い。


 ただ、この試合で私が最も書きたいのはこの事じゃない。

ゼ カルロス → 西澤 明訓 (65分)
古橋 達弥 → 森島 寛晃 (65分)


 この煮え切らないベンチワークに、とても腹が立っている。

 この試合を、課題を整理するための90分とするならば、この二人は出てこなくてもいい。というか鳥取まで遠征に行くのもどうだか。

 一方、この試合をタイトル奪取に向けた第一歩と考えるなら、二人はベンチにいるべき人間ではない。何が何でもスタメン、これしかない。

 つまりこの交代自体がパラドックスを孕んでいる。もしそうでなければ、捨て試合と考えていた試合で、何とか前半0-0で折り返せたので後半色気が出てしまったけれど、切り札を出した時には2点リードされていたという、あまり笑えない話になる。


 塚田監督を攻撃するつもりはさらさら無いけれど、塚田監督がブロガーや2ちゃんねらーから批判の対象にされてしまうのは、別に未だに大量の小林前監督信奉者がいるからでも、アンチROUがいるからでもなく、こうしたフィロソフィーの無い(ように写る)用兵があるからだと、私は思う。

 こういう用兵をリーグ戦でやってしまえば、命取りになりかねない。このままの状態で各チームが推移すれば、セレッソは福岡、京都と入れ替え戦枠1を争う事になるが、3チームとも着かず離れずで、最後は得失点差やごく僅差の勝ち点差勝負になる可能性は高い。小さなところまでキッチリと理詰めで行かなければ、そういった勝負には勝てない。去年今年と僅差に泣くのはゴメンだ。まして今年の場合は敗れれば下部リーグへの降格が待っている。尚更厳しく行かなければ。