10/31/2006

いろいろと嬉しい事。

 娘の運動会がありまして、徒競走で2位になりました。父母共に運動オンチなのですが、そういうところは似ていなくて、少し嬉しいもんです。ちょっと気難しいのはバッチリ似てしまったのですが、スクスクと育っていますよ。運動会の前に

「わたし赤組さんやねん」

と言っていたので、

「じゃあウィアレッズ!ウィアレッズ!ウィアウィアウィアレッズ!!言うて応援せなな」

と言うと、

「それは浦和レッズやろー!」

とツッコミを入れられました。チーム名がスラスラと出るようになってきたのも、成長なのでしょうか。


 それから仕事で、とても嬉しい出来事がありました。詳しくは書けませんが、今の仕事をしていて、とても良かったと感じられる体験をしました。私って私自身はかなり人格が破綻しとるんですが、周りにいてくれる人がいい人ばかりなので、有りがたいです。


 そしてそして、とっておきの嬉しい事。私のデザインしたTシャツとパーカーを蹴球堂長居店さんで販売してもらっています。お店でも結構いい場所に置いてもらっいるんで、もしよければドゾ。

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これですわ


 ともかくいろんな事をしたいという好奇心が有るんで、こういう体験をさせていただいた蹴球堂様に感謝です。ちなみにデザイン料は貰っていませんし、いくら売れても何も頂けませんので、ご安心を。何を安心するのかは知りませんれけれど。

10/29/2006

甲府0VS1C大阪 グッドゲームのバットエンド。

 いい試合だったと思う。甲府の噂に違わぬ激しいプレスと積極性は素晴らしく、結果がわかった上での録画観戦だったにもかかわらず、画面を見ていて何度も肝を冷やしてしまった。

 対するセレッソも、前節に続いていいパフォーマンスだったと思う。ミスもチャレンジしてのもの、前向きなものが殆どだったし、ベンチワークも貪欲に勝ちに行く姿勢が見えていたし。これで審判がカード以外でゲームをコントロールする方法を知っていたなら、もっといい試合になっていただろう。


 スタメンは予想通りだったものの、前は1トップ2シャドーだった。

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 前半、本当に激しいプレス合戦になった。20人のプレーヤーが狭いスペースにひしめき合い、さながら戦国時代の合戦図屏風の様。一人を交わしても次から次に選手が殺到して、ロクに前に進めない。セレッソはセレッソで、こちらも激しく攻め立てて、何とかその壁を突き崩さんと試みる。

 こういう時は、西澤、森島寛のコンビネーションや、吉田と3バックの連携が際立つ。少しのシンキングタイムもない時は、身体に染み付いたと感じられるほど練磨された繋がりしか機能しない。


 逆に守備で不安定だったのは左サイド。ゼ・カルロスが少し軽い。攻めに出すぎて裏を突かれたり、ボールを不用意に失ったり。山崎、下村が頑張っていたので大怪我はしなかったが、とにかく結果をわかった上で観ていても怖いと感じる程の軽さだった。

 それでもこと攻めに関しては、彼はなくてはならない選手。他のプレーヤーとは違うテンポのステップやタッチ、キックがアクセントになって、攻撃に深みを与えていた。最初のビッグチャンスとなった30メートル前後はあろうというフリーキックも見事だった。


 甲府に関して言えば、やはりバレーは怖い。真ん中で構えていても怖いけれど、今日のように暴れまわれるスペースのあるサイドにいても強烈。サイドバックながら積極果敢に攻撃参加する山本も脅威だった。思い切りのいいプレーヤーが揃っている甲府は、前回長居で観た「いいチーム」から、「怖いチーム」へと変貌していた。前半スコアレスながら、かなり濃い口の内容。


 このまま放っておけば両チームともスタミナを失い、ズブズブと消耗戦に移行するのだろうけれど、選手交代如何では、相手の足だけを止める事も、出来ない事もない。

 甲府は全体がコンパクトな分、ラインも高い。その裏にある広大な空間を生かせる、快速を売りにしたプレーヤーをセレッソは持っている。年代別代表で経験と自信をつけた苔口を後半開始早々に投入。ラインに張り付かせて、相手DFを疲弊させる。

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 勿論プレーの質や量に関して、退いた森島寛よりも劣る部分は有るし、カウンター要員として前に残る分、こちらの守備陣もリスクを負う。それでもその圧倒的スピードは魅力。実際意図通りの場面が出ていた。

 また次の交代、ピンゴ→河村も効いた。

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 河村のフレッシュなタテへの圧力が、攻守に新しい風を送り、試合を左右する伏線にもなった。


 そう、後半30分から35分からの流れは、ストーリーだとか、伏線だとか、そういった偶然に見せかけた必然が存在していたと、セレサポの私も感じてしまった。もし甲府を応援していたなら、今でも心の整理がつかなかっただろう。見事なFKが取り消され、その直後に不可解なPK判定。勘繰りたくもなる。

 もしここをご覧の甲府サポがいるなら説明したい。セレッソというのは貴重なベテランや中核選手を繋ぎとめる予算さえ出せなかったチームだから、「そういうこと」は有り得ない。もし本当に有るとするなら、今の今まで何もしなかったことの説明がつかない。ホームでもアウェーでも煮え切らない判定が続いたが、それは全く不運としか言いようがない。


 挙句の果てに古橋が負傷、大久保が下らないカード(少なくともどちらか一枚、特にロスタイムの一枚は防げたはずだ)を貰って退場と、今季初の連勝で勝ち点3を積み重ねたというのに、実に後味の悪い試合になった。

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 古橋は重ねてカードの累積でリーグ戦次節欠場が決定、大久保も天皇杯初戦に出られないなど、代償は大きい。今節もハードだったが、残り5試合、楽なゲームは一つもないと考えてよさそうだ。

10/28/2006

甲府戦前予想。

 前節のセレッソは、今期ベストの仕上がりだったと思うので、恐らく今節もスタメンはいじらないでしょう。

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 可能性が有るとすれば怪我で不調の西澤が下がって柿本が入るとか、よりスペースを潰す意識の強い河村がボランチに入るとか、それくらいかと。おととい試合だった苔口が使えれば、前3枚のバリエーションももっと増えるんでしょうが、コンディション的に辛いですから、ジャパスタベンとかも含めて、パッチの方法を考えないといけないでしょう。


 守備に関しては、このところ失点していますけれど、最低限ゲームを壊さずにいますし、このままでいいでしょう。ここ最近4試合、少なくとも勝ち点1を積み重ねているのは、全体の守備意識がしっかりしているからとも言えますから。

 不安が有るとすれば、やっぱり3トップに3バックでどう応対するかというところでしょうか。両サイドとも頑張っていますけれど、守備で生きる選手ではない。その辺りを踏まえた上でロジックを構築する必要が有りますね。常にDFとFWが1対1というのは不安定だから、河村が下がり目で入るのか、それとも下村で出しどころを潰すのか。


 一番いい対処は「自分たちのペースで、自分たちのサッカーをすること」なんですけれども、それが出来ないのがアウェーですしね。甲府なんか近く感じていたんですが、片道5時間かかる「隠れ遠隔地」。FC東京のサポでもナイトゲームでは終電が心配な場所ですから、選手としてもやはり本来のスタイルを貫きにくいと思います。森島寛や西澤といった小瀬経験者や、甲府の指揮もとった塚田監督ならば大丈夫でしょうけれど、初体験の選手はどうか気をつけて。


 勿論乗り込まれるサポーターの方にとっても、キツイアウェーになるはずですが、色々な事情で行けないサポーターの分まで頑張ってください。よろしくお願いします。

10/27/2006

藤井さんおめでとう。新庄おめでとう。

 ウチはじいさんの代からずっと阪神ファンだから、阪神以外のセリーグのチームが日本一になるなんて身の毛もよだつ話で、かといってパリーグが勝っても地味だししょぼいよなって事になって、結局どこが勝ってもクソッタレという状態なわけだけれど、今度ばかりは嬉しい、本当に心の底からジーンと温かい気持ちになってくる。北海道日本ハムファイターズ悲願の日本一。日本ハムとしては44年ぶりということだけれど、むしろ北海道に初めてチャンピオンフラッグがやって来るということの方が、意味はあると思う。


 個人的にも二人、よく知っている人がこの偉業に携わっているので、グッと親近感をもって、このニュースを受け取っている。私が最後に祖父と甲子園に行った時、全盛期の桑田のボールをバックスタンドまで放り込んでみせたのは、今歓喜の輪の中いる新庄だったし、球団の社長として辣腕を振るっているのは、かつてセレッソを率いて、サポーターと共にアウェーバスに乗り込んでくれた藤井さん。親会社もおんなじだし(これは当たり前か)、兄貴分が勝ってくれて、本当に嬉しいな。ビールかけなんか札幌だし派手なんだろうな。まあ、パッとやってくれい!

10/26/2006

9000円でマスゲームできるよ。

370 :U-名無しさん :2006/10/25(水) 13:15:19 ID:rg1kekb50
長居第二ならゴール裏とSB席合わせて
ピンクと紺のボーダー柄人文字が簡単に出きそうだな

もっと簡単な方法なら以前にやったように
��DPにピンク用紙はさんで貰って
スタンド全部を桜色にするとか


 うん、簡単に出来るみたいですよ。ブログ用に写真を撮っていて、もちろんバックスタンドのも何枚も有るんですが、バックの1ブロックって、すし詰めに詰めてだいたい300人くらいみたいです。それが15ブロックちょいあるんで、大体4500人というのが、SB席のキャパシティー。

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 つまりピンクと紺の紙を合わせて4500枚用意すればいいわけですよ。

 今なら事務機器の通販だとか、紙の直売をやっている所も多いですから、コストの比較も簡単にできます。試しにアスクルでどれくらいかかるかみてみましょうか。

 と、ここで最初の壁。紺色の紙がないんですね~。濃い青とか紺色の紙って色上質紙になるんで単価が高い。それ程こだわりが無いなら白に切り替えてもいいかな。

 勿論白なら品数も豊富だから、安いものもあるし、まとめ買いでのコストダウンも出来る。15ブロックのうち7ブロックを白にすると7(ブロック)×300(枚)=2100枚。一番安い白色1000枚セット二つと、500枚のものを一つで2900円くらいです。

 次にピンク、桃色は結構いろいろあるみたいです。濃いピンクの方がユニの色と合っていいんですが、それだと1000枚3969円かかります。ここはコスト優先で見積もっているので、やや薄めでもローコストな方をチョイス。残りは8ブロックだから8(ブロック)×300(枚)=2400枚。1500枚セット二つの組み合わせが一番安い、それなら2980円。

 ということで5880円でピンクと白のマスゲームが出来るという事が判りました。後は労力、人間の確保ですね。プラス2980円でゴール裏もピンクの紙が行き渡るんで、やるんなら一緒にしたいですよね。


 アスクルなんかの通販なら、余程在庫が無い時以外はすぐに用意できますし、スピードの面でも万全です。大事な試合の時でも、9000円くらいあればスタジアムを染められる。狭いスタにもメリットはあるんですよ。

 ちなみにきちんと出来ればこんな感じになるはずです。適当に色つけただけですが、感じはつかめるでしょ?

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10/25/2006

第二マニュアル補足。詰めろ!詰めろ!詰めろ!

 長居第二になって二試合をこなしたわけですが、以前にも書きましたとおり、SB声出し隊としてはかなり力を入れて応援しようという事になっていました。というかかなり捨て身、バンザイアタック覚悟でしたよ。明日の仕事の事とか、そういうのは考えない。今が大事、サッカーが大事、セレッソが大事ですもん。

 私も、日頃スタジアム入りが遅かったんで、そういうミーティングみたいなのが出来ればと、開門直後くらいに第二に入りました。

 みんな気合入ってるんだろうなと思って陽光まぶしいスタンドに入ると、先乗りしていた3人が、かたまってカツサンド食べてました。

 えー、みの字さん、かなり出来上がっていますね?何か飲みました?ラム酒?ラム酒ですか?キツイんじゃないですか?

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 ていうか入場開始15分後くらいでポケットボトル空ですか…。大丈夫かな…(体力的に)。聞くところによるとあえて飲んで理性を飛ばしているのだとか。うむ、そういうことなら致し方ないか。予断ですが、ラム酒のラムというのは「乱痴気騒ぎ」を意味する古典的英単語「rumbullion」から来ているそうで、確かにこの日に飲むには丁度いいお酒だったようです。本当に「乱痴気騒ぎ」って感じでしたし(w

 他のメンバーも決意の仕方と方法は違えど、高いモチベーションを持って試合に臨みました。結果として、以前にも書きましたけれど、とりあえず全力は出せたかなという自己満足が出来る程度の応援は、出来たと思っています。


 で、ここからが本題なんですが(前置きなげーよ)、この日も天気がよく、メインを除いてスタンドは大入り満員となりました。A席なんてみっちりとピンク色に埋まっていて、なかなか壮観でしたよ。

 まだ長居が大改修を終える前も第二を使っていたわけですが、その時も密度は有りました。ただやっぱり「お客さん」「一見さん」が多く、ピンクの濃度はそれ程でもなかった。それを考えると、日頃しょぼいなどと評されるセレサポの応援も、ちゃんと進歩してるのだと実感しました。


 でもやっぱり一定の割合でライトサポの方やお客さんはいるわけで、濃度の高くなったスタンドで共生する方法、出来ればよりコアに近づいてもらう方法を模索しないといけない気がしました。そうすることでチームやスタに対する愛情もわくでしょうから、自然とゴミも減るでしょうし。

 私としては、皆が空いているスペースを作って、そこに席にあぶれてしまったライトサポさんに入ってもらうのが、いろんな意味で効果的かなと考えています。広島戦ではSBでもかなりの人が立ち見したり、段差に座り込んだりしていました。こういうのって危ないですし、試合に集中出来ないんで、厄介ですよね。

 それで声出し隊でも出来るだけ詰めて、2、3人分のスペースを空けて、近くで席を探していた普通の出で立ちをした方に座っていただきました。

 そうすると不思議なもので、スタンドの濃度に当てられて、その人もかなり声出ししてくれたり、手拍子をそろえてくれたりするんですよ、嬉しかったなぁ。ゴールが決まるとハイタッチをしたりしてね。試合後にはほとんど声出し隊のメンバー化していました。

 こうすれば通路はキチンと確保できるし、その人もイライラしないし、こっちとしてもコアな空気に染め上げることが出来るし、一石三鳥というわけです。バイトのスタッフも動き回って座席への誘導をしなくていいですしね。


 もしSBで応援していて、席探しをしている人がいたら、積極的に席の確保をしてみましょう。長居に戻った時、コアサポの数が少しは増えているかも知れませんよ。

おじいさんのハードディスク。

 昔と言ってもそれほど昔ではないのですが、6年くらい前の事です。私が最初に買った外付けのハードディスクは、80Gで1万5千円くらいしていました。それでも、その当時は「いい買い物したな」という満足感があったものです。

 そのハードディスク、今年の頭くらいまで、主の手荒いシゴキに耐えながら、健気にファイルを保存してくれていたんですが、最近になって「ボケ」が始まってしまいました。


 最初は「フィーン、カコン、フィーン、カコン」と咳き込む程度だったのですが、そのうち「このファイル再生して」って言っても「はて、そんなファイルあったかのう」という反応をするようになりました。そうなってくるともうすごい勢いで劣化してしまって、「カッコン、カッコン、カッコンコン」と、どこぞの民族楽器のような駆動音に。PCの立ち上がりも遅くなってきました。

 慌ててバックアップ用のハードディスクを買ったんですが、安くなりましたね、ハードディスク。250Gで1万円でした。こういうの価格破壊って言うんですかね、容量あたりの単価が半値以下ですもんね。こんなに値下がりしているものも他に無いでしょう。まあともかくその筋骨隆々な250G君に、おじいさんが覚えている事を引き継いでもらうことになりました。もう元気が無くなったお師匠さんのところに若い咄家が行って、ネタを教えてもらうっていう、ああいうイメージですか。


 おじいさんもう「ガコガコガコガコ」とか「ピーガガガ」とか、得体の知れない呼吸しかしていないんですが、それでも何とか汲み取れるように話をしてくれて、若手に自分が覚えている事を、一つ一つ教えてくれました。全部は無理でしたけれど、とりあえず必要な部分は何とか引き継いでくれました。

 あれだけ調子が悪かったのに、おじいさんよく頑張りましたよ。多分人間に例えたら「ご家族を呼んできてください」って言われるくらいの調子だったと思うんですが、本当に懸命に、最後の最後まで仕事をしてくれました。


 ものの本ではハードディスクの寿命って5年弱くらいだそうで、おじいさんよりずっと後に買ったハードディスクなんか2年半くらいでポックリ逝っちゃったんですが、おじいさんは長生きしてくれました。6年間って言うと、人間で言うと90くらいになるのかなぁ。粉骨砕身、PC初心者の私の乱雑な扱いにもめげずに尽くしてくれましたよ。もうPCに接続しても認識してくれなかったり、0バイトとしか出てこなかったりで、魂が抜けてしまった亡骸を観るようで、なんとも寂しいのですが、筐体は廃棄とかせずに、もう少しだけ置いておこうと思っています。おじいさんご苦労様でしたって、まだ言ってないですしね。

10/24/2006

サポートするからサポーター。

 以前から口酸っぱく言っている事だけれど、やっぱりサポーターを名乗る限りはきっちりチームをサポートしなきゃいけないし、声出し隊を名乗るからには声を出して鼓舞をしたい。

 でも今年に入ってから、なんと言うか、グダグダ感が出てきて、あんまりサポートが出来ていなかった。マンネリ化していたとか、馴れ合いになってきたとか、そういう部分が確かにあって、皆が気が付いた時にはかなりヤバイ状態になっていました。

 それで昨日はこれはイカンだろうと、そういう部分をきっちり修正して、出来るだけの事をしようと、皆で意思統一をして、試合に臨みました。具体的に言うと、バックの方がゴール裏よりピッチに近いのだから、選手を見分けて個人個人のコールをもっと増やすというのが一つ、それに沈黙する時間帯は作らない、選手のプレーには野次よりも前向きな声援で応える、そういうところに気をつけていました。

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 声出し隊ってのはサポグループの中では特異な部類に入る組織で、別に誰がリーダーだとか、誰がコールを始めるのかとか、そういうのが決まってない。まあ大体はパターンが出来ているのだけれど、あえてはっきりヒエラルキーを作っていない。だからいい時はノリノリになるけれど、悪い流れに入るとコールが途絶えがちになってしまうのが弱点でした。

 けれど、こと昨日に限って言えば、いい応援が出来ていたと自負しています。とにかく黙らないという意識を皆が持っていたから、常に誰かがコールを始めて、それを続けられた。体力的にかなりキツイ状態でしたけれど、選手だってキツイんだから、それを共有しないと。

 まあ、いい応援が出来た理由は自分達だけではなくて、第二だったから、というのも多分にあるのですけれどね。狭い分、逆に熱い人の密度も上がっていましたから、一度上手く「着火」出来れば、かなりいい感じに燃えるんですよ。これはガラガラの長居SBでは無かった現象でした。より角度をつけて観たいということなのかも知れませんが、SB最後列は皆立っていましたし、その人達が個々に声を出していたんで、前にいる人もつられて手拍子や声援をする、いい循環でした。


 ゴール裏の熱意も、勿論有り難かったですし、ゴール裏とSBの間で大旗を振っている人が盛んに呼びかけてくれたのもありますし、昨日はとにかくスタンドの一体感を強く感じました。ここまで追い詰められなければ自浄出来なかったのは反省材料ですけれど、自分達でおかしいところを見つけられて、それを改善できたというのは、本当にいい財産になりました。ここで気を緩めず、次節以降もしっかりとした応援をするというのが、次の課題ですね。

10/23/2006

C大阪4VS2広島 それはもうお祭り騒ぎさ。

 今日は特別な一戦になった。声出し隊にとっても、セレッソにとっても、とても大事な、落とせない試合だった。そこで4得点という結果を出してくれたチームに感謝。それから懸命に声を出していたサポーターの皆さんお疲れ様。今日勝利できた因子の中で、サポーターの後押しというのはとても大きかったと思う。いつもよりいい感じで応援できたという評価を、自己満足だとは思わない。A席も気合が入っていて、頼もしかった。

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 スタメン、久しぶりに下村が入った。前の3人はわりと自由に並びを変えていたけれど、森島寛は概ね右サイド、大久保は左サイドでプレーしている時間が多かった。特に森島寛は古橋とのコンビネーションの為にかなりサイドまで張り出すシーンが目立った。

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 河村と下村はプレースタイルが違う。河村はフリーにさせれば前のスペースにどんどん進出するし、守備に専念させれば上手くバランスをとって組織の破綻を防いでくれる。

 下村の場合はどちらかと言うと潰し役タイプ。対人に強く激しいコンタクトをする。攻めではタテへ自分で持って上がるよりも、サイドにボールを散らせて起点を作る事に専心している感がある。ピンゴがわりと前に突っ込んでいく回数が増えているので、攻めの広がりと守備の安定感を求めての起用だったのではないか。

 立ち上がりその辺りを注意して観ていたのだけれど、肝心の散らしがうまくいかない。下村からゼ・カルロス、古橋へのボールがタッチラインを割ってしまう。少し不安な状態だった。

 ただ広島もお付き合いしてくれたのか、あまりいい状態では無い様子。とにかくウェズレイに入るボールと両サイドのスペースさえケアしていれば、後は不安定なロングボールしか入ってこない。前半の10分から15分くらいまでは、少しローレベルな試合展開。


 この広島のもたつきのおかげで、セレッソに余裕が生まれた。中盤もあまりプレスが効いていない分自由にボールが持てて、下村やピンゴのプレーに正確さが出てきた。

 先制点となったゼ・カルロスのパワフルなシュートを引き出したのも、下村のパス。そもそもゼ・カルロスが思い切って前に行けたのも彼がその背後をケアしていたからだし、本当に頼もしいプレーヤーが帰ってきたという感じがする。

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カルロスは終始楽しそうにプレーしていた



 ただ審判にくってかかって余計なカードを貰う悪癖も変わらずで、その辺りは不安。大久保、下村とアキレス腱が二つになるのは、あまり心臓には良くないかもしれない。


 前半はそれ以上取り立てて書く事が無い。一度古橋が素晴らしいフリーキックを放ったが、下田のファインセーブに阻まれ、1点差のままハーフタイムになった。あれが決まっていれば、もう少し余裕を持てたのだけれど。
 
 そう、一番怖かったのは、この一点を守ろうという意識が芽生えはしないかというところだった。勝ち星から遠ざかっているチームは、えてしてそういう後ろ向きな意識が生まれやすい。もしそういう姿勢が生まれれば、相手に付け入る隙を与えかねない。

 その辺りの恐怖心を、今日は上手く押さえ込められた。広島が相変わらず精細が無かった事を差し引いても、攻撃的なプレーを続けたチームは立派だった。大久保のパッティングのような緩いシュートが下田の手を僅かに掠め、ギリギリのところでゴールになったのも、そういう意識が有ればこそ。


 もう一つポイントになったシーン、古橋がオウンゴールを入れて、2-1になった場面でも、チームは動じずに攻め続けた。その直後、森島寛と代わって入った苔口は、いつものサイドではなく、本職のFWとして起用され、相手の裏を突く動きで自慢の快速を披露した。

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 今日の苔口はサイド突破だけでなく、中に切れ込んでいいシュートを放つなど、とにかく積極的だった。苔口の持ち味は、こうした意識の下でこそ発揮されると思う。彼だけでなくチーム全体が、前向きの意識を共有していたのは、本当に嬉しい事だった。

 
 そこからは、とにかくセレッソのいいシーンばかりが目立ってきた。思い切りの良いプレー、シュートもどんどん打ってくる、散発的な攻撃もしっかりと弾き返し、攻守の切り替えも早い。いい流れに乗って、ゴール前の混戦から再び大久保。今度はしっかりと弾丸ライナーを突き刺して3-1。


 もうこうなると、ケガをおして出場の西澤を下げ柿本、トップ下で大活躍となった大久保もお役御免という余裕ある采配。それでも、お祭り騒ぎは止まらなかった。

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 河村が入ってきてすぐ、セットプレーで前に残っていたところに、左から難しいクロスが入ってきた。正直正確ではないクロスであったし、そのプレーが河村のファーストタッチだったし、とんでもないところに飛んでいっても不思議ではないシーン。ところがこれを左足のボレーでここしかないというコースに叩き込んだのだ。河村の喜び様も凄まじく、チームメイトが誰も追いつけないようなスピードで、ゴール前を右に左に猛ダッシュ。遅延行為でカードが出ないか心配したほど。


 これですんなり終われば、底なしに喜べたのだけれど、ロスタイムに失点してしまったところは、次節以降の宿題という事になるだろう。あそこまでほぼ完璧にゲームを支配できていただけに惜しい。

 それでも「ボトム3」の他2チームが前日勝ち点を重ねた中、素晴らしい結果を出したチームへの評価は変わらない。次節は他チームにとって鬼門となっている小瀬での甲府戦。ホームでの甲府は8勝3分3敗、しかもここ8試合負けがなく、苦戦は必至だろう、しかし逆にそれを乗り越えられれば、ぐっと視界が開けてくるはずだ。

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さて。

061022_1709~0001.jpg晩飯なににするかな。


10/22/2006

大阪市内吉野家某店12:15

 仕事が長引いた(というか長引かせてしまった)ので夕飯は外で食べる事にした。外といっても大阪の端に位置する会社の近くには、深夜まで営業している洒落たダイナーなどあるはずも無く、理想と現実のギャップの中で悶えながら、馴染み深いオレンジの看板に魅入られることになった。

「いらしゃいませ~」

 声が些かたどたどしい。カウンターに立つ若い女性店員の顔は、どこか垢抜けない感じがする。ネームプレートを見るとひらがなで中国人の名前が書き込まれていた。まあ、そんな事で別に驚きはしない。ここは人種の坩堝と化している猪飼野にも近いし、こんな時間に曇りない笑顔で接客が出来る日本人なんてそういないだろうし、今の日本なんて、だいたいこんなもんだ。

 その子に「ご注文は」と聞かせるのも面倒な気がして、席につく前に「豚丼、大盛」と小さめの声でオーダーした。厨房にいるのは日本人の青年、「大盛一つ」と告げる女性の声は明るい。野暮ったい私でもどういう間柄なのかは察しがついた。

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 二人の明るい私語をBGMに、豚丼を手早く口にする。あまり長居は良くないようだ。三人でいるのは、なんだか気が引けてしまう。

 そう思っていると四人目の登場人物が舞台に上がってきた、小柄な老人は私と適当な距離をとって、席につく。

「ご注文は?」

「はは、君の好きなものでいいよ」

 店員の声に、老人の声が絡みついた。マニュアルに無い応答に混乱している様子を、老人は楽しんでいるようだった。

「…いや、豚丼でいい」

 ひとしきり堪能してからようやっとまともなオーダーを返すと、小さな体をさらにかがめてカウンターで手持ち無沙汰な様子。ストレスをぶつけた事を自戒しているのか、目に精彩が無い。こちらも丼が目の前に置かれると、手早くかきこんでいく。店員の会話と、箸と丼の当たる音。


 そういえば今節は久しぶりの日曜開催、目下のライバルである京都、福岡の結果を見てから試合に臨む事になる。こういうシチュエーションに置かれた時の選手というのは、どういう心境なのだろう?もし2チームとも勝ち点3を奪えなければ、少しはリラックス出来るかも知れないが、逆に出るといよいよ苦しい。

 ようやっと仕事が終わって、連休が始まるというのに、頭の中は相変わらずサッカーでいっぱいだ。間抜けなもんだと思う。

 とろけそうな頭でいろんな思いを巡らせているうちに、丼は空になっていた。

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 手早く勘定を済ませ、店を出ようとすると、また新しい客が一人、入ってきた。深夜のファーストフード店というのは、思っているより楽な仕事ではないようだ。

 私達の思考の外側にもたくさんの人がいて、その実私達と密接に関係している。大抵の商品がネット通販で手に入ると言っても、昼に夜を継いで注文した現物を運んでいる人間は確かにいるのだし、何気に小腹がすいたといって駆け込むコンビニは、そんな客を待って四六時中店を開けている。創作活動をする者の中には、逆転生活をしていた方が仕事がはかどると、進んでコウモリのようなサイクルを刻む者も少なくない。目に映る以外の部分の方が、むしろ少ないかもしれない。


 スタジアムでは実にいろいろな事象が平行して起こる。多数の人間が注視している場所だけにそこで起こる出来事がサッカーの全てと感じてしまう人も多いと思う。しかしそれら事象はそれ以前に張られた様々な伏線が表層化しただけに過ぎない。突然何かが起こるというのはレアケースで、大抵の事は何かしら前兆を見せてから目の前に現れる。

 残念ながら今のセレッソから、いい兆候を見つけるのは難しい。それでも応援を辞めるなんて事はゴメンだ。そういう個々人の意識だって、今は伏流として地下に潜っているけれど、いつかは大河のようなムーブメントになるかもしれない。それを信じて、明後日(もう明日か)もスタジアムで声援を送ろう。

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広島戦前予想。

 どんなシチュエーションであれ、試合には勝利しなくてはいけないことに変わりはない。とはいえ、今日京都が引き分け、福岡が勝利した事により、明日の広島戦がより重要な一戦になった事は間違いないだろう。勝てば御の字の試合から、勝たなくてはいけない試合に、プレッシャーはどれ程のものか。


 スタメンは入れ替わるのだろうか?塚田監督の思考を完全に読み取れはしないけれど、今のベースで大崩れしていないという実績を見る限り、そう大幅なてこ入れは無いと読んだ。

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 左サイドのピンゴ、ゼ・カルロスがある程度目処が立ち、3バックも江添を中心に安定感が出てきたのとは対照的に、前線と右サイドは相変わらずムラが激しい。古橋は今のチーム状態と適正から考えれば切り札としてとっておいてもいいように感じる。後半足が止まってきたときにパワフルな選手が入ってくるのは相手にとってかなり嫌だと思うのだけれど。

 もう一人心配なのは西澤。ケガをおしての出場でコンディションも悪く、絶不調の状態。あまり動けない上にハードマークがつくものだからそのケガも良化しない悪循環。「西澤抜き」という冒険は、確かにリスクも高いけれど、このまま放置していても泥沼だし、難しい。高さを捨てて運動量勝負というなら森島寛、古橋、大久保のうち二人を前において、名波、ピンゴあたりとからませても面白いけれど、今のチームが置かれている立場を考えると、「面白い」程度で採用する余裕など無いだろうし、だましだましということになるか。


 対する広島も佐藤寿人が出ない。決して磐石というわけではない様子だが、もう一つの矢、ヴェズレイは相変わらず元気なようだ。ビッグアーチでもパワフルなプレーで後半何度も肝を潰してくれた猛犬、彼をしっかりと止める事が勝利の絶対条件だろう。

 それから前田、ウチのゴツゴツとした前田ではなく、広島の小柄で素早い方の前田の存在も、スピードで切り込まれると苦しい守備陣にとっては脅威。

 相手の主力に仕事をさせない一番の近道は、ボールをそこまで繋がせない事なのだけれど、今の中盤にそれ程の力があるかどうかと言われると、正直苦しい。山崎、江添、前田(ゴツゴツした方)はハードワークになるだろう。大量失点も無いかわりに、無失点も無い3バック、そろそろ完封劇を観たいところではある。


 まあグダグダ言っても始まらない。チームもサポもベストを尽くして、勝ち点3をとろう。

10/20/2006

セレサポって群れるのが苦手なんじゃねーの?

 今こそ団結を!って時に限って、バラバラな感じがするのは気のせいかなあ。集団を作る事も、そこに所属する事も、その中でディシプリンを遵守する事も、セレサポにとって苦手分野なんじゃなかろうか?勿論私も苦手。だからSBでそういう縛りが緩やかな人達と一緒にいるわけだけれど。そんな人達がサポのマジョリティを占めるチームが、群れを作る狼をマスコットにしているのは皮肉なのか、それともそういう意識を持ってほしいという願望の具現化なのか。

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 ただそんな事言っても、やはりチームに何かしらの力を与える為には、サポーター間で最低限の意識の共有が必要なんでしょうね。有体の話にはなりますが。

 罵り合っていようが、方向性が違おうが、少なくともセレッソってチームが好きで、出来れば強くあってほしいというところは意を同じにしていると思う。問題はそれをどういった風に表現していくのか、行動に移すのか。別に物理的に近づくだけが団結の方法じゃない、見た目バラバラでも意思統一が出来ていればいいと思うのだけれど、どうにもそれさえ上手くいっていないような…。

 そこで「それは違うんじゃないか?」「こういうやり方はどうなんだ」という討論が出来るなら、まだ生産性が有るのだけれど、それ以前に誰が偉いだのなんだの言ってる時点で、「終わってる感」が出てきてしまう。そんな事決めても応援に何のプラスになるわけでもないのにね。


 自分と違う事をしているからといって、その人が間違っている、劣っているなんて言えない。私は「その人はその人なりに出来る事を出来るだけしているんだ」って思うようにしています。時々2ちゃんで批判されている人(実名は出しませんけれど)だって、結構一所懸命ですよ。たまにゴール裏に行ったら、額に汗して頑張ってますもん。あれを見て、なんだかんだって言えない。

 そういうわけで、私の姿勢もあんまり変わらないんですなぁ。スマン。各々が各々のすべき事、もう一度見つめなおして、広島戦に臨みましょうか。

10/19/2006

「痛いニュース」が吹っ飛んだ件。

 ブログサービスってのは大概便利に出来ているもんなんですが、問題点も無いことは無いんですよね。例えばこうして書いているエントリや、サーバにアップロードしたデータなんかは、相手側の意向にそぐわなければ、それこそ赤子の手をひねるように、簡単に消し飛んでしまうわけです。

 もし故意ではなくても、「すいませんメンテの時に手違いがあって」なんて言われれば、そうですかぐらいしか返答しようもないし、消されたデータは戻ってこない。これってかなり厄介な話だと思うんですけれどもね。


 私が時々拝見していた「痛いニュース」というブログ。2ちゃんで拾ったいろいろな「痛い」ニューススレッドをかいつまんで紹介してくれる、そっち系の中でもかなり面白いブログだったんですが、どうもいろんな事情により、「全く何の通知も無く」データを全部吹っ飛ばされたらしいです。

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 さすがに事前の通知無しは酷いと思うんですが、これってルール的にはセーフなのかな。管理人さんも呆然としていて、再開はしない方向だそうです。


 私はご存知の通りseesaaブログを使っているんですが、一応過去のエントリデータやコメント、トラックバックを保存できるシステムになっています。他のブログサービスがどうなっているのかは存じ上げかねますが、テキストやテンプレートはメモ帳にコピペするだけで保存が利くんで、そういう方法ででも「自衛」しておいた方がいいでしょう。更新する時にいっしょにコピペしてどこかのフォルダにまとめておけば、それほど苦痛な作業ではないでしょう。


 なんでこの話に興味があったのかっていうと、こちらもご存知の通り、かなりギリギリの線まで食い込んで記事を書くのが売りのブログで、とても人事では無かったからなんですよね。敵が多すぎるからそれだけリスクも多い。

 例えばどこかで誹謗中傷や圧力がかかっても、心当たりがありすぎて判らないんですよね。多分セレッソ系のブログでいの一番に消されるのはウチじゃないかなぁという「漠然とした不安」があった中で、こういう話が有ったんで、さすがに怖いなと、慌ててデータのインポートをしている次第です。


 一番なのは自サバを立てる事なんでしょうけれど、それはそれでメンテなんて大変だし、難しいです。まあ心当たりのある人はバックアップを急ぎましょう。

10/18/2006

吉ブーがかわいくてせつなくて…。

 一時は某チームが景気づけに食ってました吉野家の豚丼なんですが、どうも牛丼の復活とともにメニューから消える模様です。

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 お店になべというか、肉とたまねぎを煮込む為の設備が一つしかないから、致し方ないといえばそうなんですが、代替品とはいえ吉野家を2年間支えてきてくれたメニューが消えてしまうというのは、なんとなく寂しい気がします。

 それを惜しむかのように、吉野家のホームページ内にある吉ブーWEB店では「さよならムービー」が上映されています。

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 このおわかれムービーがやけにせつなくて、今まで豚丼なんて食べた事がない私でも「名残惜しいから一回くらい食べとこうかな」なんて気になってしまうんですよね。本来ならもっと牛丼復活を前面に押し出したほうがいいと思うんですが、これだけの手間隙をかけたフラッシュを作るあたり、思い入れも有ったのではと思います。というか、思いたいです。

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 ものづくりってのは、悲しいもので、生まれたものは、必ずいつかいなくなる瞬間がくる、永遠に残るものなんて、そうそうない。それでも人間というヤツは何かを生み出さずにはいられないのですよ。吉ブーは、極論を言うならその存在自体が異端だったわけですけれど、むしろそれ故に、愛着のわくキャラクターになっていました。出来る事なら、たまにプレゼント用アイテムとかで復活してほしいですね。

10/16/2006

よいサイトとは?

 たまに仕事でWeb広告の話とかするんですが、なんとなく言葉ばかりが先行していて流行を気にする人が増えている気がします。

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 例えばアクセス数が伸びない、売上に効果が無い、SEO対策はしっかりしているのにな、というクライアントさんがいるんですが、どこかポータルサイトに広告を出しているわけでもないし、積極的にリンクを広げようということもしていないなんて聞くわけです。それじゃアクセス数も伸びないし、検索したって上には来ないですよ。


 主観で話しますけれど、SEO対策は、売りにしている部分がしっかり作りこまれていて、リンクも貼れるところは出来るだけ貼ってもらって、そうした基礎がしっかり出来ているのに結果が出ない時にする対策だと思っています。それなら効果が出るかもしれない(確証は出来ませんけれど)。逆に中身が無い、浅いサイトでどれだけ必死にデザインに凝っても、SEO対策しても、効果が出るはずが無い。こちらは確証が持てます。

 ここだって、お世辞にもいいデザインってわけじゃないですし、とりたててSEO対策なんてしてませんが(だってめんどくさいし)、「西中島南方」で検索すれば、Yahoo!でもGoogleでも上のほうに出ますよ。たくさんの人に来てもらっていますし、リンクも貼ってもらってますもの。


 そういう土台が出来てなくて「Web2.0というのは~」なんてセミナーに行っても、あまり効果無いです。地道に地道に、コツコツやってる方が、よっぽどいいですって。


追記

 相方の小宮山良もたまに「小宮山良」で検索しているようですが、つい最近お醤油屋さんを抜いて、Googleでトップに立ったそうです。そんなもんですわ。しかし、駅案内と戦うブロガーとお醤油屋さんと戦うブロガーの夫婦ってどうなんでしょうなぁ。

コリアタウンの話。

 よくコリアタウンに出かけます。核実験があったんで、雰囲気どうかなと思ったんですが、拍子抜けするくらい、いつもと変わらない様子でした。

 ここでご贔屓にさせてもらっているお店があって、カズキ食品って言うんですが、ここのオモニがやさしくてね。いつも炭焼きした骨付きのブタカルビとか、韓国のりとか買ってます。寒くなってくるとホットクっていう韓国版の「おやき」を焼いてもらったりしてね。シナモンと黒砂糖とゴマの入ったあんがとろとろで、表面はもっちり、うまいですよ。

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上にあるパンみたいなのが「ホットク」


 んでホームページを作っているってずっと前から聞いていたんですが、ようやっと出来たようです。ここがそれ。

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 えらく仰々しいトップページですが、こじんまりしたいいお店です。通販でキムチを売ってますが、オーソドックスな白菜キムチもうまいし、スルメのキムチも一度食べてほしいな、意外な取り合わせですが、メシがすすむんですわ。


 というわけで今日も私の目の前にはスパイシーな匂いのブタカルビさんが鎮座ましましております。マケダンしてもこれでは痩せんではないか!

10/15/2006

大分1VS1C大阪 火の国狸に火がついた。

 なんだろう、腹の立つ一日だった。公私共にいいところが無いというか、なんでそんな風になるかなという鬱屈したストレスが、今もグラグラと煮えたぎっている。せめてセレッソだけはと思っていたけれど、火に油とはこの事か。そういえば今日の試合は熊本開催、火の国で尻に火がついたなんて、笑えない。

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 まずスタメンに文句をつけよう。なぜ右サイドで古橋を使わなくてはいけないのか。藤本はそれ程重篤な状態だったのか。ゼ・カルロスはいい意味でも悪い意味でも軽いプレーをするから、逆サイドはどうしてもバランスを取らざるを得なくなる。それを判っていながら、ゴール前で最も輝きを放つプレーヤーをサイドラインまで押し込める、その理由がわからない。

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 最終ラインとボランチを3試合固定し続けていた効果からか、序盤の守備は安定していた。そこがしっかりと跳ね返せるから、攻勢にも出やすかっただろう。いびつな編成ながら、前半のセレッソは試合の主導権を握れていた。前半だけでコーナーキックも5、6回は有った、大分を押し込めていただけに、シュートへの意識の希薄さと、それ自体の質の悪さが目立ってしまったが。

 特に西澤が良くない。ボールも収まらないし、もともと運動量が少ないプレーヤーが、あれだけ味方を引き出す動きをしないとなると、やはり苦しい。まだ大久保はマシだったけれど、さりとて「マシだった」という表現しか出来ない。それに加えて森島寛も本調子ではなく、とにかくこのトライアングルが機能しない。古橋も宝の持ち腐れ状態となると、ノーゴールなのもやむなしか。

 ネット中継を観ている中で、一番目立ったのがピンゴというのは、いい事なのか悪い事なのか。持って、はたいて、フリーランでスペースを見つけるという基本に忠実なプレーで、相手守備を混乱させていた。ここに来て悪いところと良いところの比率が少しずつ変わり始めているけれど、もう今年はこの試合を含めて8試合しかない、些かフィットするのが遅すぎはしないだろうか。それだけが残念。


 後半の頭になると、セレッソに攻め疲れが見え始め、大分がイニシアチブをとるようになってきた。松橋を裏へ、という策はあまり効果的では無かった(あまり足の速くない選手ばかりの守備陣が、上手く封じ込めていたと思う)けれど、高松、梅崎、それにボランチの両外人が強烈だった。高松はポストもいいし、前を向いた時のスピードも悪くない。去年もう少し資金を出し渋っていなければ、これほど苦しいシーズンにはならなかったのにという気持ちが過ぎった。

 しかし先制点はセレッソ。本当に久しぶりではないだろうか。古橋とのコンビでピンゴが右サイドを侵食。ゴール前の細かいスペースに上手く入り込んでのシュートだった。

 これで勢いがつけばと思っていたものの、その矢先からセットプレーで失点。高松が上手く合わせたのは判るけれど、もう少し集中出来ないものか。ゲームプランに思案を巡らせていられたのも、僅か3分だった。

 失点後もハングリー精神よりも保守性が優先されて積極的なプレーが見られず、守勢にまわる時間が続く。

 ここで名波が投入されたものの、交代は森島寛。名波の欲するパスを引き出すプレーヤーが削られる。少し理不尽な気分。

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 案の定というか、名波効果は薄く、試合の流れが変えられない。失点直後程は押し込まれなくなったが、相手ゴール前でのアイディアが枯渇していて、上手く網をかいくぐれない。


 個人的に言うならばこの後の二人目の交代、三人目のカードのどちらかで、西澤を下げてほしかったし、古橋を下げないでほしかった。

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 前の三人、大久保、名波、西澤はボールをもらってから仕事をするタイプなので、フリーラン(誰かが言うところの無駄走り)が少なく、どうしてもゴール前で窮屈になってしまう。大きな展開を望むのなら、それだけ動き回れる選手を用意しないといけない。その意味で、今日古橋が下がり、西澤が残ったこの交代は疑問なのだ。

 その後ピンゴと河村が一つずついいチャンスを作ったものの、ピンゴは僅かにシュートをミスし、河村のミドルは下川にかき出されてしまった。それ以外にもチャンスの芽はいくつか有ったが、期待を感じる程では無かった。

 相手もお付き合いをしてミスを重ね、絶好機も吉田がファインセーブを連発。結局使った体力の割には実りの少ないドローという事になった。


 今の時点では京都も引き分け、福岡が明日5点差以上で負けない限り最下位は変わらずという状態。名波が加入した当初に、セレッソも底辺から抜け出すチャンスは有ったのに、それを自らふいにしてしまい、今では左足の魔法も消えかかっている。京都がここに来て監督交代の荒療治を施し、福岡はFW布部の覚醒で勝ち点を重ねている現在、数字の上でもメンタルな部分でも、セレッソは一番危険な位置にいる事は間違いない。ここを抜け出す為には如何するべきなのか、誰が答えを持っているのだろうか。

10/14/2006

大分戦前予想。

 どうやら塚田監督は森島寛、西澤、大久保、古橋、名波の同時期用を考えているとかいないとか、まあ本当にするとしても後半からとかになるのでしょうけれど、そうなるとこんな感じかな。

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 江添が止め、河村が繋ぎ、名波が捌いて、残り全員が走るってイメージでいいのかな。名波がプレスのかからない位置まで下がるのは賛成で、河村の負担増は反対。うーん、難しいぞ。


 ポイントは復帰濃厚、ご当地熊本生まれの藤本ということで、異論は無いと思うけれど、どうか?攻守の要だし、左がゼ・カルロスになるにせよ、古橋になるにせよ、攻撃的に行く事が確定という状態で、右サイド、若しくは左ストッパーとしてどれだけ守備の負担を軽く出来るか。そしてセットプレーでは名波との「ホットライン」が復活するのか。


 それから、この試合、個人的に楽しみ、というか注目しているのが、相手大分のGK。西川が出られないということで、ヤツが来るとか。そう、ヤツが。

 私と家内がデート観戦した時に9点とられたヤツ。

 ポストとバーを自由自在に操るヤツ。

 不思議な踊りが踊れるヤツ。

 そして私と誕生日が2日しか違わない、あいつが、何の因果か、セレッソのシュートを防ぐために、ピッチに立つという。


 ジルマール程頑張ってほしかったとは言わないけれど、彼がもう少し頑張っていたら、セレッソとセレサポが流した涙の量は、もう少し少なかったかも知れない。

 別にそれで彼を憎んではいないけれど、こういう状況になって、少し違和感を感じてはいる。守るべきゴールの前には2年前までガンバのユニを着ていたキーパーが立ち、奪うべきゴールの前に彼がいる。何か間違えてしまいそうでね…。


 いろんな意味で楽しみな試合なのだけれど、今の位置を考えていたら、そう気楽には観られない。複雑ですよ。本当に。

10/13/2006

ええい大分はいい。セレッソを映せセレッソを!

 備忘ブログさんところでも触れられていますが、次節の大分戦は熊本開催の上に地上波はおろかCSでさえライブ中継が無く、J's GOAL TVプレミアムのネット中継が唯一のライブ配信となります。

 こういう時に、「フーン、ネット中継なんだ」程度のリアクションで済んでいる人は、達観した方か、あたらしもの好きか、若い人の何れかでしょう。達観もせず、旧態全とし、歳ばかりくったおっさんに、いきなり「ネット中継ですよ」と言われても困るのですよ。ああ、随分前から告知は有りましたから、それに目を通さなかったのも悪いんですが。


 んで、早速では有りますが、このネット中継というやつを、一つ観てやろうと、こう思ったわけです。こういう切り出し方からしておっさんなんだよな。


 実はネット中継を観るのは今回が初めてではありませんで(早く言えよ)、2年前に柏と福岡がやった入れ替え戦の時の、いわばプロトタイプの配信は観ておりました。

 実際に体感された方は覚えていらっしゃると思うのですが、あれはとにかく酷かった。まず繋がらない。「バッファ中○○%」の数字が増えたり減ったり、減ったり減ったり途切れたり、とにかくなかなか100%にならない。辛抱に辛抱を重ね、ようやっと動画が始まると次にNTTの宣伝が始まる。んなものは観たくない、スタジアムを映せスタジアムを!とアムロの親父よろしくモニターをバンバンやる。するとまたバッファ中に立ち戻る。

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 ようやく繋がったかと思っても、油断は出来ない。ひたすらカクカク紙芝居が続くのですよ、これが。なんとなくサイドの選手が駆け上がっているのは判るけれど、ボールが足についているのか、それともフリーランなのかさえ判らない。あれ?今センタリングしたっぽいな。どうなった?と思うとそのまま画面がが固まったり。んでまたモニターをバンバンと…。


 まあ、こんなわけでネット中継というものにあまりいい印象は無いわけですが、お試し動画を観る限り、そんな酷いクオリティではなさそうな印象。ならばもう一度騙される覚悟で観てみようという気になったのです。


 さて、思い立ったはいいものの、どうやれば観られるのか。まず「SHOW TIME」というところの会員になり、さらに試合を観る権利(PPVというやつですな)を買わなくてはいけない。そう、「買わなくてはいけない」のです。楽天グループに金を払わんといかんと、神戸も年間22億も赤字ではたいへんねと、そういうわけです。

 「買う」といっても小銭をジャラジャラというわけにもいかず、キャッシュカードやネット銀行の口座が要るらしい。私はカードやこういった類の口座が嫌い、というか有ったら確実に無駄遣いするので持たないようにしているのですが、これがここに来て足を引っ張ることになるとは。現金絶対の大阪商人の価値観も揺らいでいるのですよ。

 他に方法が無いかと調べると、WebMoney支払いというのがある。これならコンビニでカードを買ってそのカードに書いている情報をパソコンに打ち込むだけでいいらしい。早速近所のコンビニに飛び込んで、カードを購入。この試合を観るだけなら1000円もかからない。熊本まで行くのに比べれば安いものです。

 飛んで帰って手続きの続き。意外と簡単に手続きが完了してしまいました。おいおいこれじゃブログの記事にならんだろ、というくらい簡単。


 とりあえず観られる環境と準備は整ったのですが、仕事を上手く片付けないと観られないということに、手続きが完了してから気づいた次第。そっちの方が余程大変なのにね。私ってばオバカさん。

10/12/2006

ひとのココロ。

 相変わらず「他人は何を考えているんだろう?」ということに興味が有って。Wikiの「心理学」とか「社会心理学」あたりの項目を片っ端から読んだりしています。それでも判らないものは判らないんですけれど。

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 例えば同じ集団にいる人というのは、つい最近まで「志しを等しくする人」と思っていたんですが、やはりそこには溶け込まない「個」というものが存在すると、思い知らされる事がありました。

 集団にとっての「快」はその集団に属するすべての者の「快」とイコールではないんですね。誰かが「快」と感じても、誰かは「不快」である場合も、当然ある。

 それを気づかないままいて、いろいろとご迷惑をかけました。誠に申し訳ないです。


 その一方この経験を今後何かに生かせるよう、考えています。人とは、集団とはいかなるものか、それに参加する時、関わる時、どのようにすればよいのか。

 知っているのと実践できるのとには隔たりがありますから、勿論これを学んだからといって「よーし、明日からトラメガ持ってゴール裏掌握しちゃうぞー」なんて事にはならんのですけれども。そうしたいとも思わないし、そういう苦労はしたくないですし。

 ただ何かしらの集団をまとめている方、それに属している方は、そういう勉強していたほうがいいです。経験する(した)大抵の事象は、似たようなことがすでに起こっていて、「何とか現象」とか「何とか事件」とかいう名前がついていますから。そこから深みにはまるのか、対処の仕方が判るのか、その差は大きいです。これとかこれなんか、まんま今のサポの状態に当てはまるなと思ったり。「アウェーに行かない奴が何を言う」なんて論調は、モロ「自薦の用心棒」って感じしますよね。

 別にこの記事は特定の誰かの為のものではないです。どっちかって言うと万人向けというか、どんな立場の人にも読んでほしいし、それで何かプラスになったらいいなと、そんな感じです。

10/11/2006

セレサポ光画部。

 久しぶりに撮り貯めした写真を整理しました。この人も言っていますが、逆光は勝利でございますよ。はい。

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 車に乗っけてもらっています、ペーパーなんで。練習しなくてはね…。


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 大阪では電線があっちこっちにはっていて、青空を切り取るのが結構難儀します。撮影できるスポットと言えば歩道橋の上、郊外型(平屋)のコンビニやアミューズメント施設の上、ビルの屋上くらいですよ。この写真は歩道橋に登って撮りました。


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 某安売りスーパーの電飾。やたらシャッタースピード落としてます。ブレてます。ゴメンナサイ。


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 某巨大パチンコ店の駐車場。凄まじく毒々しいです。これで色補正一切無し、すごいっしょ。


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 イムジン河、ではなくて、平野川。どこで撮っても平野川からは悪臭と昭和の匂いがします。


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 シメはお気に入りの一枚。雨上がりのテラテラしている路面を見るとムラムラしてくるわけです。シャッタースピードを落として、気合で固定すると。こんな感じの一枚になります。腕がよければもっとそそる写真が撮れるんだろうな。


 ま、こんな感じですわ。

10/09/2006

長居第二施設補足。

 清水戦でマッチデーもらったんで施設補足。売店の位置とかこれで確定です。

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 左側(北側)の広い道は長居公園内のマラソンコースです。バックの二つのゲートはそこから雑木林に入っていく小道からしか入れません。ちょっと判りづらいです。

 それからバックスタンドの入り口は練習用トラックのゲート寄りに二箇所設けられていますが、狭く危険です。お子様連れは注意しましょう。


 応援について、Aホーム席の一番SB寄りに帯が巻かれていました、立って声を出す人はこちらにどうぞ。それからこのゾーンの前に旗が並んでいるのでA席北東側は本当に応援する人のエリアです。Aホーム席北西側も殆ど立ちサポでしたね。

 SBでも最後列は立って声出ししていました。SB声出し隊以外にも沢山の人が立っていました。ただし最後尾以外は座って観戦ゾーンって感じです。


 売店はあんなもんで十分だと思います、むしろ多いくらい。メイン以外が満員でも7000人ですからね。ま、こんなもんですか。

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10/08/2006

観るなら長居、感じるなら第二。

 やっぱり角度の無いスタンドって観辛いですよ。SB席はゲートが二つしかないから、ハーフタイムや帰りは大渋滞になるし、トイレは数も少ないし、ダンマクはれる場所も無いし。

 それでもいいところは有るもので、ここからあと4試合、第二なりの楽しみ方も構築できるかなと。楽しめる試合があり、楽しめる余裕も有るという大前提があってのことですが。

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 試合前のピンクの幕はりですが、難航いたしました。いつものようなざっくりとした作りのポールではなく、鉄柵にはるということで、慣れていなかった。柵の間隔が狭いから紐を結ぶのに指をちまちま動かさないといけないのも苦労しましたね。

 そうこうしているとパラパラと雨が降ってきました。SBと言えどここは第二、屋根なんか無いですしコンコースも野外、退避できる場所が無い。ポンチョを求めて売店にはお客さんが殺到、あっという間に売り切れたそうです。

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 でもその30分後くらいには雨上がっちゃって、きれいな空が広がっちゃったんですがね。昨日はホント変な天気でした。


 そうこうしていると選手が登場。その時にはメイン以外の殆どのスタンドがみっちり埋まってすし詰め状態になっていました。しかも第二だろうがどこだろうが観てやるぜ!って人ばかりが集まってますから「濃度」も尋常じゃない。いつものSBをぐっと煮詰めたような空間になっていました。

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 熱狂度が上がるのは一向に構わないのですが、なんというか、殺伐度も上がっていて凄まじかったですよ。選手との距離が近いですからサイドの選手なんかすごくよく観える。そんなところでミスしようものならとんでもない量のヤジが飛ぶ。「こらー!カルロス!なにしとんねん!」「ピンゴもっと走らんかい!」「前じゃ~!!前にボール運べや~!!」なんて声が絶え間無く聞こえる。ヤジを飛ばしている人は一人や二人じゃなくて、もうスタンド全体から聞こえていました。選手はやり辛かったかな、それとも気合が入ったか。後者である事を望みますが…。


 試合後、選手を乗せるバスはA席北側のマラソンゲートに停まっていたんですが、スタンドが小さいですから本当に間近まで接近出来る。おまけにセレサポも清水のサポさんも混じりあってよくわからない状態に。あれ、フレンドリーな清水のサポさんでしたからよかったですが、もし血の気の多いサポがいたら、それこそ揉め事が起きますよ。何らかの対処が必要じゃないかなと。

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 で、帰ろうかなと思っていると、北隣の駐車場にもなにやらセレサポが集まっていました。なんだろうと近づくと、ブルーノさんが試合を観に来ていたようで、サポと談笑していました。

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 思わず「ブルーノさん、背中大丈夫?」と日本語で聞いたんですが、何の戸惑いも無く、「大丈夫、あと一、二週間くらいネ。もう痛くないヨ」と応えてくれました。本当に日本語上手いですね、スタッフも付き添っていましたが、通訳なんて全然要らないくらい。来日二年でこれくらい話せるってことは本当に猛勉強してるんだろうな、いい人だよブルーノさん。


 という事で第二で試合観る時の注意点をまとめてみます。

・屋根が無いから天気が微妙な時はポンチョ必携

・フォメがどうこうと言えるような場所はメインのみ

・後の席は選手を間近に感じれる事のみよしとすべし

・ということでいっそ最前列という選択肢もアリ

・SBは出入り口が少ない&狭いので、混んでいるのが嫌な人は人がはけるまで少し待つ方がいい

・トイレも少ない&狭いので注意。特にSB北側の男子トイレはお手洗いの蛇口の取っ手が取れているのでさらに注意

・結論。Don't think! Feel!!(byブルース・リー)


 こんなもんですかね。


 あと個人的にはきれいな写真が撮りやすいスタだなって印象があります。空が好きなんであれだけ広い空を撮れるのは嬉しいですね。市内だとどこも電線がかかっていますから。

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 まあ、写真撮っている場合かっていう話なんですけれどもね。


追記

声出し隊の皆さんは例の場所を見てなんか書くこと!