9/15/2006

お前は何者で、何処から来て、何処へ行くのか?

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 問いかけは私自身に対してのものでもあり、このエントリを観ているセレサポ全員に対してのものでもある。何者で、何処から来て、何処へ行くのか。


 蒼い攻め達磨このエントリを観たのが、この問いかけをしたくなったきっかけ。

 さくっと言うと、昔(2000年前後くらいまでか?)ガンバサポは複数のグループに別れ、それが障壁となっていいサポートが出来なかった。そのサポをまとめて、全体のクオリティというか、私が使っている言葉で言うところのベクトルの力量のアップをさせる為には「仮想敵国」を作る必要があった。そして同じ地域にあり、しかもチームカラーが違うセレッソが、それに適任だったということらしい。ダービーでの過剰なまでの煽りはその為のポーズであると。


 正直言って「敵国」としては気分のいい話ではないし、そのポーズのためにガンバサポにも被害が出たわけだから、決してスマートなやり方ではないのだけれど、結果としてガンバサポはまとまったし、チームもタイトルがとれた。何かしらの方法で結束を促すという目的を持ち、行動した事を批判はしない。サポーターとして当然の欲求だから。


 セレサポも現在同じような状態にある。出来ればこんな状態を解消したい。しかし同じ方法をとるのは早計だろう。セレッソとガンバでは、あまりにチームやサポーターの志向が違いすぎるから。

 仮に無理矢理過激なグループを結成したとしても、求心力はガンバのそれよりぐっと小さなものになるはずだ。セレサポはいい意味でもそれ以外の意味でも、おとなしく、またこうした行動をよしとしない。私や、恐らく他の多くのサポがセレッソを愛しているのも、そういったチームカラー故だから、それを悪い事とは思わないけれど、結束とか、協力とかいった事はどうしても不得手だ。


 それでも、今はサポも心をひとつにしなければいけない状況である。それに異論は無いはずだ。ならば、今一度問いかけなければならない、お前は何者で、何処から来て、何処へ行くのか?と。そうして自身の立ち位置を確認し、チームに対し、それぞがどういうサポートを行えるかを確認するのだ。


 例えば、ゴール裏ではあるけれど、立ってコールしたりはしないという人でも、コールに合わせて手拍子をしたり西川君との掛け合いに参加したり、出来る事は多い。そういう人間が1ブロックに5人なり10人なりいれば、集団心理が生まれる。そんなブロックが2、3増えれば、相乗効果が出てくる。以前にも書いたけれど、1と2の間の1と0と1の間の1は、意味が全く違うのだ。


 セレサポにはセレサポのやり方が有る。そうやって長居を変えよう。今よりも高みへと行きたいのなら、一人外にいるような感覚で、「今の応援なってないよな」などと講釈をたれるのは、もう止めよう。貴方だって同じセレサポで、その「なってない」原因の一端を担ってしまっているのだから。

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