8/18/2006

長居改修問題 9億円で出来ること。

 昨日の記事で長居スタジアム改修費が9億円以上余っている事を書きましたが、もう一箇所、改修する部分が有る事を忘れていました。ホーム(北)側の電光掲示板を発光ダイオード形式にする改修です。

 近年青色発光ダイオードの発明で、LEDを使ったビジョンが飛躍的に発達しました。フルカラーを表現できる上に、既存の電光形式よりも耐久性がいいので、最近スタジアムに取り付けられる殆どのビジョンは発光ダイオードを使っています。

 もし余った9億7000万円が全額掲示板の改修費だとすれば、どれ程のものが出来るのでしょうか?青色発光ダイオードは少し割高の為、施工費は高価になりがちと聞きましたが?

答え

ホークスビジョン.jpg


9.984m×52.992mくらい。


 福岡ヤフードームで今年から使用されている新しいホークスビジョンの総工費が約10億円程度だそうです(ソース)

 長居の南側スタンド上にあるビジョンが高さ9.3m、幅24.8m(ソース)らしいですから、それのおおよそ2倍のビジョンが作れますね。東西の屋根の端から端までを覆ってもそれ程のビジョンにならない。やっぱり合点がいかないですね。


 というわけでおなじみゆとりとみどり振興局への電話取材です。こっちも向こうももう慣れました。職員の方、少しうんざり気味の対応です(w 

 話せば長くなりますので、かいつまんで。

・トラックの改修については当初全面改修の予定だったが、財政逼迫の折、工費圧縮の為、表層だけを張り替えるオーバーレイ工法に変更した。予算に比べてトラックの改修費が安いのはその為。

・10年前と同じ舗装材を使ったオーバーレイ工法でも、クラス1の認定を受けられる(確認済み)。

このまま工事が順調に進捗すれば予算が余る可能性がある。

・その場合は長居、長居第二の芝等を含め、老朽化している施設の改修に予算をまわす、かもしれない。


 全体的に歯切れ悪い感じでした。財政が逼迫しているならそもそも世界陸上の誘致をしなければいいのにな。


 なんかちょっと予算組みとか杜撰な感じがしたんですがどうでしょうか?

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