6/22/2006

何もしないのは死んでいるより悪い。

長居改修問題なんてカテゴリを作って活動していると、たまに

「よくそんな事してるね」

と呆れられたり、驚かれたりする。でもそんな人を見る度に、私もまた呆れたり、驚いたりしている。

「よく何もしないでいられるね」


確かに政令指定都市だの財団法人だのと聞くと、電話するのさえ気後れする、かもしれない。でもそれらの団体とて形作っているのは人間で、それぞれの意思決定も人間が行っている。政令指定都市なんて血肉となるサラリーは税金、私たちのお給金から天引きされているお金なのだ。何も怖気づく要素などない。むしろ、積極的に関わらないといけない。


例えば私は大阪市ゆとりとみどり振興局に過去3回電話をかけているけれど、長居云々を差し引いても「大丈夫なのかな?」と不安に感じる応対しかしていただけていない。

いつ電話をしても「担当者がいません」「まだ決まっていません」という返事が殆どで、余程の事が無いとリアクションが無い。公開質問状を送ったのが6/1。そして財団法人 大阪市スポーツ・みどり振興協会から、法人側は予算決定権が無い事、それらの意思決定は大阪市ゆとりとみどり振興局が行っている事、そして念の為振興局にスポーツ・みどり振興協会からも質問状とそのリンクを紹介した事を記載したメールを頂いたのは6/12。それから一度電話取材をしたのだけれど、誠意有る回答を頂けていない。

「以前お電話させて頂いた際にトラックと身障者用席を改修するという話を聞いたのですが…」

「身障者席もですか?そういう話も有りましたが、まだはっきりと枠が出来ていなくて…」


「平成18年度予算案に記載されていた国際陸上関連の準備予算(※長居の改修、国際陸上アピールイベントの開催など、あくまで準備の為の予算。国際陸上運営、撤収等の予算は平成19年度)として19億5700万円を試算、予定されていますが(ソースPDFファイル5ページ目下段)その内訳、根拠はなんですか?」

「予算案はあくまで『案』でして、その通りになるわけではありません、なので内訳はまだ決定していません。まだ施工業者も決まっていませんし

二つ目の質問への回答が回答になっていないのは、電話の向こう側にいる「担当者」の方も判っていらっしゃるようだ、私はその『案』の内訳を聞きたかったのだけれど。

そして改装開始の8月に、あと2ヶ月半まで迫っているにもかかわらず、施工業者も予算も決定していないことを、悪びれるでもなくしれっと言える人が、何億という血税を動かす仕事に携わっている事に、怒りよりも、呆れよりも、恐怖を感じた。そんなものなのだろうか?これが普通の250万市民を抱える大阪市の、一部所の姿なのだろうか?


念の為、この電話内容の一部をブログにアップする許可と、進捗があった場合に何かしらの形でアナウンスしていただく事をお願いし、電話を終えた。それが先週の事だけれど、前述の通りホームページにも私個人にも何の変化も無い。


ご理解頂けただろうか?これが行政というやつなのだ。放っておくととんでもないお金があらぬ方向にすっ飛んでいく。沈黙は賛成と同意なのだ。今は一人当たり800円程度の負担ですんでいるが、これに開催時の運営費等を加えれば、負担はどんどん増えていく。セレッソのサポーターであろうが、ガンバのサポーターであろうが、そんなものに露ほどの関心も無かろうが、大阪市に住んでいる人間は、長居改修の予算を強制徴収されているのだ。


それでも沈黙を続けますか?
私は御免です。

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