11/30/2005

熱いよ!ブルーノさん!!

 最近掲示板でこんなコラを見つけました。なんでもモトネタは「ORANGE」らしいです。

ブルーノさん.jpg

クリックすると拡大します(かなりでかいです)



ブルーノさん熱すぎです!


あとゼ・カルロスでかすぎです!



 確かにブルーノって情熱的だし、一所懸命だし、誇張したらこんな感じかなぁなんて思ってたら。

385 :U-名無しさん :2005/11/29(火) 19:00:40 ID:aByAaEYK0
ツモでガンジーさんと話す機会があったけど、
青野さんって「試合に出れないならサポーターと
一緒にスタンドで応援する!」
ってきかなかったそうだ。
関係者が何とかなだめたらしいが。



誇張の必要一切無しw!



 でも本当にゴール裏とか来たらすごく盛り上がるだろうなー。

 トラメガで指示を送るブルーノ。

 帯を掴んで飛びまくるブルーノ。

 コーナーキックとか蹴られる時に「シューチューッ!」とか叫ぶブルーノ。

 何故かコールを全部知ってるブルーノ。

 考えただけで(*´д`*)ハァハァ



 最近2ちゃん関係のエントリーが増えていますが、これは情報戦ですから!撹乱させる為ですから!!だってこことかこことかがリンクしてるんだもん!!こえーよ!うかつな事書けねーよ!!(日頃うかつな事しか書いていないから何も書けないのと同じ!)
jojo01.gif

 

11/29/2005

愛が有るから。

 ここ何試合か、DJの西川くんのテンションが凄く上がっているように思えるのは私だけだろうか? スタメン発表の時も、その前のトークコーナーにしても、少し力みすぎなくらいがんばっている。

 一見さんの多そうな時は応援の初歩から説明するし、ここ一番の大事な試合の時はサポーターの応援がどれだけ大事かを話してくれるし、とにかく有り難い。よそのDJさんの事はあまり知らないけれど、セレッソのDJが西川くんで本当に良かったと思っている。

西川大介.jpg


 それから昨日は関西に珍しく、NHKとABCの夕方の番組でセレッソとガンバの特集が組まれていた。

 ABCは解説に二宮氏、NHKは山野氏を招いて、今季のリーグ戦ついて話をしていたのだけれど、これが実に好対照だった。


 まずABCの二宮氏。細かいところまで薀蓄を垂れるのだけれど、ちょっと両チームを知っている人なら突っ込みたいところが満載の、あまり歓迎できないトークだった。

ninomiya01.JPG


 セレッソはセレッソでモリシ、アキと元とはいえW杯出場経験のある二人がいるにも関わらず「無名軍団」と評され、挙句には「サンフレッチェから下村を獲ってきてDFを…」などとのたまう始末。ガンバも「スター軍団」と紹介されていたが、多くの選手がユースからじっくりと育てられている点なんかはスルーされていた。そこらへんは2ちゃんの両チームのスレッドでこれでもかというくらいに書かれているので、お時間有る方はそちらへ。


 一方の山野氏も、あまりしっかりとした解説だとは言いがたい内容だったが、こちらは聞いていて嬉しい気持ちになれた。

yamano01.JPG


 ブルーノの紹介の際には「この男前がねー」などと軽くジョークを飛ばしたり、セレッソにもガンバにも熱いエールを送ったりと、「山野節」全開のコーナーになったが、それがかえって良かった。


 山野氏はリーグ戦開幕前にもとある番組でセレッソの戦力分析などをしていたのだが

「このねー、ファビーニョ。とにかく奪ってからが早い。ものすごい勢いでねー、ゴール前にも顔を出すんです」

「そして、ゼ・カルロス。左足の職人、いいボールをねー、ぼんぼん蹴るんですよ」

 なんて紹介をしていた。


 多分一般に知られていてうけがいいのは二宮氏だろうと思う。でも、少なくとも私は西川くんや山野氏を支持する。二人のサッカーやセレッソに対する愛情は阪神一辺倒の関西の中に有って稀有なものだから。


 出来れば優勝がしたい。そしてこの二人がどんな風になるのか見てみたい。男泣きするんだろうか、それとも笑顔がはじけるんだろうか…。




11/28/2005

準備万端。

 今日は2ch経由で拾ってきた情報を2題。

 まず全治3週間と診断された前田ですが、FC東京戦に出場出来そうという話が出ています。

サンケイスポーツ

★C大阪、前田が復帰

��大阪には頼もしい“怪物ルーキー”が戻ってくる。DF前田が勝てば優勝が決まる12月3日のFC東京戦(ホーム)に出場することが確実になった。23日の大分戦で左足関節じん帯損傷を負い、全治3週間の診断。今季リーグ戦への復帰は絶望視されていたが「最終戦に復帰できるようにターゲットを置いています」と小林監督が明かした。今季開幕前にテスト生としてチームに参加し入団。先発起用された試合は13勝7分け1敗の成績を収めている。「最後はやっぱり出たい」という前田。“シンデレラボーイ”が最高の白星を運ぶ。


 前田に関しては、まだまだ将来のあるプレーヤーだし、無理をしてほしくないという気持ちも有ります。でもこんな極限の試合なんてなかなか無いですから、出て得がたい経験を積んでほしいという部分も有ります。藤本もがんばっているけれど、ブルーノが出られない以上、いいDFは一枚でも多く欲しいというのがチームとしての偽りの無いところなんでしょう。大分戦、横浜FM戦とパワープレイでやられている分、空中戦にも神経を使いたいですし。

 開幕3戦目の江添の怪我という時点で、普通なら守備が破綻してもおかしくなかった。それを前田が救ってくれた。その前田が怪我をした時はさすがにもうだめだろうと思っていたけれど、藤本ががんばった。今年は外国人選手も当りだったし、新加入の選手も殆どがキチンと仕事をしているし。今首位にいるのはしっかりしたスカウティングの賜物。


 もうひとつ。知り合いづてに「最終戦でも特別な事はしないっぽい」という話を聞いていて、「せめてマスゲームくらいやってくれ」とか思っていたんですが、さすがに準備していたようです。

ニッカンスポーツ

C大阪、超満員ピンクの長居で決める

クラブ側はスタンドをピンク一色にする計画を進めている。A3サイズの応援用シート5万枚を用意。 運営担当者は「セレッソカラーで埋め尽くして熱い応援を送って欲しい。選手の背中を押してくれれば」と期待する。

超満員に膨れ上がったスタジアムが、歓喜の瞬間を待つ。


 本当はサポから自主的に企画していくべきなのかも知れないんですが、さすがに一個人、もしくはグループが5万枚のシートを一週間で揃えるのはキツイ。これは球団に感謝です。


 スタジアムもチームも最終戦に向けて出来る限りの努力をしています。サポーターも、それにあぐらをかかずに、精一杯応援しましょう。





サポとして。

 最終戦のチケット、順調にはけているみたいですね。この調子でいったら土曜日は4万人超えそうな感じ。

 心配なのはたくさんの一見さんとかライトなファンが来て、スタの調子が狂うことぐらいでしょうか…。


 別にライト層の人に対して特別な想いはないのですが、今年いろんな試合を長居で観戦してきて、観客が少人数の方が雰囲気がいいんですよね。

 5、6000人くらいしかいなかった広島戦でも、試合展開も有ってかスタジアムはかなり良い雰囲気だったし、逆に大阪ダービーは興奮したけれど、今振り返るとどうなんだろうって感じだったし(ダービーは相手のサポが沢山来るんでそういうところもあるんでしょうけれど)


 そこでで、お願いなんですが、多分ここを御覧いただいている方って、気合の入ったサポーターの方達だと思っています。それで、もしFC東京戦の時、声を出したいけれど判らないとか、そういうオーラを出している人を見かけたら、是非声をかけてあげてほしいんです。

「こういう時にはこうするのさ」

「この歌はこういう歌詞なんだよ」

 なんて、些細な事で良いんです。とにかくそういう一人一人の小さな結びつき、その連鎖があって、はじめていい空間が作れるのだと考えていますので…。


 異論も勿論有るでしょうけれど、いい環境の中でサッカーをしてほしいという気持ちは同じはず。自分なりの方法で、そこを目指していきましょう。

IMG_1148.jpg






11/27/2005

5年前、去年、今年。

 実は秘密の場所で横浜FM戦を観ていたんですが、どうしても観戦記を書く気になれなくて、違う記事をエントリーします。


 5年前、私はまだ甘っちょろい新米サポーターで(今でもそうですけれど)あの日も勝利を信じて疑わなかった。軽く勝ってくれるものと思い込んでいた。

 試合が「止まった」時、立つ事が出来なかったのを今でも覚えている。立ってしまったら撒けた事を認めてしまうような気がして、足が動かなかった。


 去年、マーフィーズで声援を送った時、何度も気持ちが折れそうになったけれど、最後まで信じて声を出し続けた。


 今年、今、セレッソがこの位置にいる事を「奇跡」という人がいるかも知れない。でも違う。チームもサポーターも、懸命に、地道に戦ってきたから、ここにいる。


 みんな知ってるだろうけれど、最終節のピッチにブルーノはいない。それは間違いなく大きな穴。

 でも、私達はその苦難を乗り越える力が有ると信じている。今までだって、西澤やファビーニョや下村がいない時、何とかしてきたじゃないか。この5年間の間に、たくさんの修羅場をくぐってきたじゃないか。


 証明しよう、この5年間の成長を。5年前、スタンドの殆どを埋めた「観衆」はチームにプレッシャーを与える存在でしかなかった。今度はしっかりとチームに勇気を与える存在になろう。

 見せ付けよう、去年の経験を。土壇場、劣勢、極限状態の中にあっても怯む事無く戦い続け、勝利を掴み取るチームへと変貌した事を。


 今年は実に様々なジンクスを打ち破ってきた。土壇場で勝ち取った勝ち点も一つや二つではない。そんな奇跡を起こす必要も、もう無いはずだ。セレッソに関わる全ての人々が、いつも通りにしていれば、おのずと結果はついて来る。





11/26/2005

横浜FM戦戦前予想。

 あー、とりあえずワッキー頑張れ(笑 おっ、勝ちよった(大笑


 それはさておき戦前予想。相手は4連勝中のFマリノス。メンバーも豪華絢爛。

Field-vs-F-Marinos-05-2.gif


 これに加えてリザーブには山瀬、グラウ、那須。怪我が無ければこれに久保、清水が加わっていたというからすごい。なんで中位にいるのか。ACLがいかに辛いかということなのか…。


 相手のホーム最終戦。2トップ2シャドーという布陣。流れが悪ければ一方的に攻められるなどということも有り得る。


 ポイントは両サイドの攻防。ゼ・カルロス対田中隼、久藤対ドゥトラ。贔屓目に見ても劣勢。ここはボランチ、ストッパーとの連携でカバーしたい。そこが破綻しなければ中央は固い、自信を持って跳ね返してほしい。


 上手く攻めを凌げばカウンターの芽が出てくる。ウイングの裏、3バックのサイド、スペースは有るはずだから大きな展開でシンプルに。ファビーニョ、下村の展開力と古橋、森島のスペースを突く嗅覚に期待。

 ただやってはいけないのはセレッソの悪癖であるゴール前でのもたつき。相手はそれを見逃すほど愚鈍ではない。むしろ多少強引でもシュートで終わらせたほうがいい。2列目の4人もそれぞれ長いシュートレンジを持っているのだから、ペナルティエリアの外からでも躊躇無く行こう(久藤の年に一度のミラクルショットがまだ出ていないので、こっそり期待したりしている)。

 アーリークロスも有効だろう。広く開いているはずの3バックの裏とキーパーの間に判断に困るボールを入れれば、連携の弱さを突けるし、ウイングが高い位置でボールを奪われる危険も無い。イメージはホーム川崎戦の2点目。


 そして中二日での3連戦という事を考えれば、前節同様交代も重要。メンバーは伊藤、山崎、宮原、酒本、黒部ということになるのだろうか。特に黒部は得点が欲しい時の切り札中の切り札としての起用が続いているのだから、そろそろ結果が欲しい。


 『負けない』事が最低条件なのは勿論だが、優勝を狙うのであれば『勝ち』にこだわりたい。前年度王者に、そのサポーター達に、栄冠を掴むに足るチームである事を示そうではないか。


追記

 どうも奥も肉離れらしい。嬉しいんだかなんなんだか…。





11/25/2005

にしなかじまはこわれかけです。

 胃が本当にキリキリする。吐き気も多少ある。目が回る。モノが覚えられない。「あ゛ー」とか「う゛ー」とか形容し難い低いうなり声が出る。眠りが浅い上にフリーキックを蹴らされる夢を見てうなされる。この距離だったらカルロス蹴ってくれよ。なんでオレが蹴るんだよ。うおっ夢か…。って感じ。

 とにかく心身共にピンチな西中島です。他のセレサポさんはどうお過ごしでしょうか?ワクワクしていますか?それとも、私のように神経が磨り減っていますか?後2試合、たった180分で、今季のリーグ戦チャンピオンが決まります。そしてセレッソはそこに手が届く位置まで来ています。このシチュエーションの中、皆どうしているんでしょう。


 ちゅうことで他のセレサポさんブログを見て回ったりしたんですが、気持ちが纏まらないのか、更新が停滞しているところ、多いですね。

 そんな中、バーチャルネットサポーターの狼里ちゃんはしっかり更新!偉い!

 何でもエルゴラの一面が我らが小林監督との事。うへぇ、紙がピンクだけにセレッソ関係の写真は写りがいいなぁ。でも「セレッソ桜バカ咲き」ってのはひどいタイトルじゃないかい?


バカ咲き01.jpg



え?


違う?


「バカ咲き」じゃない?


うそーん。こんな極太の毛書体見間違えるわけが…。



「八分咲き」やったああああぁぁぁぁっ!



 狼里ちゃん、おーばーざれいんぼーのやすさんに続いて3人目の犠牲者となりました。あはは。文字も読めなくなってきたーよ。

 こんな精神状態で優勝決定戦なんか見たら確実に壊れるな。だれか黄色い救急車呼んどいて下さい。お願いします。





11/24/2005

一つになる日。

 大分戦後、セレッソサポーターが大挙してバスを囲むというシーンが有りました。

 とはいっても試合に不満が有るなどというものではなく、バスに乗り込む選手達を少しでも励まそうと、サポーター達が出待ちをしていただけなのですけれど。

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 選手がロッカーから出てくる度にコールや声援が飛び、ゲーフラや旗が打ち振られていました。コールリーダー達がトラメガでゲキを飛ばすと、選手は皆良い表情でバスに乗り込んでいきました。ブルーノやゼ・カルロス、ファビーニョも、言葉の意味は理解できなかったかも知れないけれど、そこに込められた気持ちは、しっかりと受け止めていた様子だった。


 バスが動き出すとそれまで以上の声援。サポーター達はバスの姿が見えなくなるまでコールを止めなかった。

 これだけの応援を受けて、意気に感じない選手がいるだろうか。また逆に、これだけの声援を送ろうと心動かされるチームが有ったろうか。今のセレッソは選手も、スタッフも、サポーターも、心を一つにして頑張っている。それがとても大事な事のように感じて、私は胸が熱くなった。


 その後は桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿のみの字さん、こおさん(太鼓を叩かれている方です、ナイスガイ!)らと「のりを」で反省会というかなんと言うか、とにかく宴席。

 店内はほぼ満席状態。しかもレプリカ着ている人の多い事多い事。みな今日の試合の事、これからの展望を熱く濃く語り合っている。我々の一団が「濃さ」では飛びぬけていたけれど(笑


 そこで私が試合前に「さくらのきのしたで」を配布した時の話をはじめました。

 ここで告知していた事も有って、本はブースの横に立って5分くらいで20冊以上が無くなってしまいました。みんな「いつも見てます」と声をかけてもらえて本当に嬉しい出来事でした。予想よりも大きな反響に、少し動揺もしています。


 それから各自の携帯で情報収集、次節に向けての作戦会議。我々が何を話してもどうなるものでもないのですが、とにかく語り合って、不安だとか迷いみたいなものを払拭したかった。


 そのうち隣のテーブルの誰かが「大阪の街のほこり~♪」と歌いだし。「のりを」にいた殆どの客が「みんなの人気者~♪」と反応、「のりを」は一時アツアツ状態に。もちろんすぐにスタッフの方からNGを出されたのですが、なんだか本当に楽しかった。みんな思うところは一つなのだという連帯感を感じたからかな。


 こういう日々を送れて、私は本当に幸せ者だと思う。それもこれもサッカーが有ったから、セレッソというチームが有ったから。本当に感謝感謝の毎日です。




C大阪1VS1大分 安い授業料。

 勝てた試合だったか、負けた試合だったか。セレッソのサポーターであっても、恐らく殆どの人が「引き分けで良かった」と感じているはずだ。それほど今の大分は強かった。しかしそんな中でも、しっかりと勝ち点を上積みできるセレッソもまたいいチームと言えるのではないだろうか。

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 スタメンは予想通り。ファビーニョ、久藤が復帰。藤本を除いて今期のベストメンバー。

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 試合は序盤から動く。大分の狙いは3バックの両サイド、特に左サイドのスペースと、3バックと吉田の間のスペース。チームの結束力が売りのセレッソでも、結びつきが弱い部分は当然ある。そこを徹底して突いてきた。

 奪ったボールは必ずゼ・カルロスの裏か、前に出ている3バックと吉田の間のアーリークロスへと繋がっていく。下村がなんとかスペースを消そうとすると、今度は下村とファビーニョの間に攻撃の流れが入り込んでくる。怪我明けのゼ・カルロスの状態を見ての作戦だったのだろうが、とにかくこの形で崩され続けた。オープニングシュートも含めて前半2本のシュートがバーに当たったのは幸運というしかない。


 大勢は大分にあった前半20分に、二つ目の幸運。徹底マークにあっていた西澤が左からのクロスを後ろに流し、そこにファビーニョが駆け込んでゴール。最初の決定機を見事ものにし、リードを奪う事に成功した。

 しかし、このリードも熱戦の幕開けを告げる鐘の音に過ぎなかった。セレッソの全員守備、全員攻撃を果敢なプレッシングで跳ね除け、攻撃に転じれば徹底的に相手の弱い部分を突く。大分は全員が同じビジョンを持ってプレーを続けた。藤本のクリアが不正確だと判ると左サイドからのクロスは殆どがファーサイドへ蹴りこまれる。仮に藤本のところで防いだとしてもセカンドボールを拾って波状攻撃。防いでも防いでもキリが無い。

 普通のチームであれば失点すれば多少の動揺が有る筈なのだが、大分にはそれが無かった。「シャムスカの指示通りにプレーすれば勝てる」という揺ぎ無い自信が有るのだろう。事実セレッソは単発的にいいシーンは作れても、ゲーム自体を支配する時間はほんの僅かだった。前半を1-0で折り返しても、楽観出来る要素は一つも無かった。


 後半に入ると、やはり危惧されたスタミナ切れが起こり、チーム全体の運動量が落ち始めた。対する大分は攻め疲れなど微塵も感じさせず。ボールを支配した。攻める大分、守るセレッソ、張り詰めた空気がスタジアムを包む。

 この構図を変えようと動いたのは小林監督。精彩を欠いていた久藤に変えて今一番登り調子の酒本を投入する。

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 するとまるでそれを待っていたかのようにシャムスカ監督も動く。DFの上本に代えて攻撃的な西山を投入し、4-4-2のフラットな3ラインにフォーメーションを変更、徹底的にゼ・カルロス、酒本の裏を突く作戦に出た。攻撃のテコ入れを図ったセレッソだったが、より押し込まれる機会が増える結果となった。酒本は果敢に攻め込むものの、まわりとの連携が悪く、分断される。

 次の交代は森島から宮原。

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 パッサーとして期待された筈なのだが、気持ちが焦って上手くボールが繋がらない。宮原個人としても不満の残る活躍ではあったが、この時点でチームの意思統一にもかなりのブレが出始めていた。カウンターの時にはどうするのか、守備は何枚有れば大丈夫なのか、どこを攻めていけばいいのか、そういったイメージが共有できない為になかなか相手陣内に進入できない。後半最大のチャンスだった西澤の至近距離からの連続シュートもキーパー西川に阻まれた。


 悪い流れを断ち切れないまま、後半35分。ついに3試合無失点を続けていた守備陣が破綻する。クロスからの混戦を押し込まれ、前に出た吉田の頭上をループ気味のヘッドが跳び越していく。精一杯伸ばした手の僅か先を、ボールがゆっくりと通過していった。同点。


 こうなってはもう攻めるしかない、怪我から調子を落としているゼ・カルロスを下げて黒部。古橋を左に回し、宮原をトップ下に。

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 黒部の持ち味は1対1の駆け引きの上手さに有ると思っているのだが、今日の試合でも上手くDF越しにシュートを放っていた。もしそれが入っていたなら、もう少し違う展開になっていたかも知れないのだが、決めきれないところに黒部の不調ぶりを感じてしまう。


 また攻めにウェイトを置いた事でカウンターを浴びるのは覚悟していたが、大分のカウンターの精度の高さは凄まじいモノだった。誰かがボールを奪うとDFラインの間に少なくとも3人くらいが飛び込んでくる。ブルーノ、ファビーニョ、下村という固いブロックで辛うじてせき止めていたが、それもかき出すのがやっとと言った風で、攻めの起点を作るどころの話ではなかった。逆にロスタイムには波状攻撃からゴールを奪われるシーンまで生まれたのだが、ここはオフサイドの判定に救われる。

 結局は1-1のままタイムアップとなったのだが、聞くところによると小林監督はその瞬間ホッと息をついて笑っていたらしい。この展開で、しかもガンバ、鹿島、浦和と上位勢が軒並み敗戦した中、唯一勝ち点を積み重ねられた事、不敗記録を伸ばせた事の意味を考えると、そういうリアクションを取ったのも当然かも知れない。


 優勝を狙っているチームにしては厳しい内容のゲームだった。しかし前田以外に故障者無く過ごし、出場停止にリーチがかかっている森島、下村、ブルーノがカードを貰わず、しかも首位と勝ち点で並んだという結果は大きい。また、大分のようないい状態のチームと当たることで次の課題がよりビビットに浮かび上がってきた。これもまた収穫。

 この時点で、数字の上ででは有るが、最終節まで優勝の行方は持ち越されることが確定した。得失点差を考えると、次節でガンバが勝ち、セレッソが負ければほぼ絶望なのだが、それでも可能性は0%ではない。ここは逆に「それ以外のシチュエーションならまだまだいける」と思考を切り替えたほうがいいだろう。それくらいの平常心を持って、横浜に乗り込みたい。




こういうのも痛し痒し。

 今朝出勤途中、自転車をギコギコとこいでいると、コンビニの新聞棚に目が止まりました。

「ありゃ。さっきコンビニに並んでいた新聞、『セレッソ』って書いてなかったっけ?」

 急いで逆走して店内に。

 おお、おおっ、おおおっ!

 一面!、どこもかしこもセレッソが一面!!一面じゃないのはデイリーだけ!!(笑

 急いで買いましたよ、デイリー以外(笑

 んで、事務所で仕事の始業時間まで読んでいたんですが、一面カラーで大見出しというのは嬉しいものの、内容はどうなんだって感じでした。なんというか、切り口がいかにもにわかって感じがして、おいおいそりゃ違うだろって所も多々あったし。サンスポに至っては

「大阪V戦争や セレッソガンバに並ぶ どっち応援したらええねん」


 そういうスタンスの人には長居に来て欲しくないな。もし最終節まで判らない状態になった時、多分長居は満員になるんだろうと思います。でも同じ満員になるのであれば、よりサッカーが好きだという人で満員になってほしい。


 昨日「のりを」でも、関西ではサッカーの情報が本当に少ない、何とかならないものか、という話題になりました。その時私は

「スポーツ新聞が阪神を扱うようにセレッソを取り上げてくれても微妙やなぁ」

 とか話をしていました。期待をある意味裏切らない関西メディア。とうなんだ?

 やっぱりまだまだ関西にはサッカーを語れる人、書ける人、それらを見聞きするのを望んでいる人の絶対数が少ないのかな。などと悲観的になったり…。


 こうなったらWebメディアが関西サッカーを盛り上げる先頭に立たなくてはいけないのかも知れませんね。まあ私みたいに主観ガンガン入っているブログはアレですけれど。良いサイト、ブログが沢山生まれ、今以上に活発に情報が発信されるようになれば、少しはましになるでしょう。というわけで、皆さんもブログとかどうですか?




11/23/2005

あやかちゃんを助けてください。

 他チームのサポさんのブログって対戦前ぐらいしか見ないんですが、「河津亨の CRAZY DIARY」はよく拝見しています。ブログを書き出すとどうしても「ブログを書くために行動する」事が多いんですが、河津さんは「行動するためにブログを書いている」から、内容も濃い。


CRAZY DIARY.jpg



 このブログや他の鹿島系のサイトで、今「あやかちゃんを救おう」という運動が起きています。鹿島サポの方の、まだ生後10ヶ月の娘さんが、5000人に一人という難病と戦っているのだそうです。治療の為には億単位のお金が必要。個人で支払える額ではありません。

 そこで募金を募る運びになったのですが、こうしている今も、あやかちゃんの体は病魔に蝕まれ続けています。医師からは余命宣告までされたそうです。一刻も早い治療の為に、一分一秒でも早い募金回収が必要なのです。


 私にも娘がいます。早産で、1500g程の小さな体で生まれました。カプセルと、薬剤と、滅菌された部屋が無ければ、一日と持たない命だったでしょう。こんな経緯がありますから、お父さんの心労は、我が事の用にように理解できます。アントラーズの一部のサポとはいさかいもありましたけれど、ここに限って、そんな確執など取っ払ってください。


 偽善、建前、義理、別に動機はどうあってもいいでしょう。どんな理由にせよ、お金はお金、集まれば集まるだけ、一人の子の命が助かる可能性が高くなるのです。どうかあやかちゃんを救う「サポーター」になって下さい。

リンク

全腸管壁内神経細胞未熟症と戦うあやかちゃんを救う会



大分戦前予想。

 両チームとも前回対戦時とは全く別のチームに生まれ変わっている。そして共に好調。純粋にサッカーが好き、という人ならば垂涎ものの試合なのだろうが、サポーターとしては胃のキリキリと痛む試合になりそうだ。


 まず予想布陣。

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 ファビーニョと久藤が十分な休養を得て帰ってきたのは大きなプラス。特に後ろの藤本(鶴見、千葉という選択肢も有るが、結果を残している藤本がファーストチョイスなのは間違いない)にとっては心強いと思う。攻撃を考えてもファビーニョ、下村と展開力の有るボランチが二人いるのは大きい。

 対する大分は右サイドの梅田が出場停止、3バックの中央だった三木が脳震盪で微妙らしい。しかしシャムスカトリニータのキモであるエジミウソン、トゥーリオのダブルボランチは健在。チーム力が低下しているなどと考えないほうがいいだろう。


 さて、シャムスカ監督が就任以来、「大分が対戦相手をどう封じ込めていくか」という話題が良く出る。セレッソを封じ込める為に、シャムスカはどういう策を練るのか。

 ずっとセレッソを見続けている人間の模範的回答は、多分こんなものだろうと思う。

1.ボランチ、3バックなど後ろでボールを回されても果敢にプレスし、そこからトップ(西澤)に出るロングボールの精度を落とす。

2.相手が遅攻に切り替わった時のショートパスを狙う。

3.両サイドは多少下がり目でもいいのでスペースを消す。

4.先制した時は徹底して相手の両サイドの裏を狙う。


 西澤のところでボールが収まらなければ森島、古橋の威力も半減する。右はストッパー、左はウイング(ゼ・カルロス)の守備力が不安定なのでねらい目。特にゼ・カルロスは無理につっかけてくるので狙いやすい。細かい動きまでは判らないけれど、多分こんなものだろうと思う。

 この策を打ち破るにはどうするべきか?私はあえて「いつものサッカー」をして欲しいと思う。もちろん細かい修正は有るだろうが、ベースは今のままでいい。そうしてここまでやってきたのだから。練磨を重ねてきたサッカーにいまさら手を加えても、劇的な変化など無いだろうし。


 前回の川崎戦と違って今回は「喧嘩四つ」になる。左サイドのゼ・カルロスと西山、どちらが主導権を握れるか。

 それと連動してファビーニョの攻撃参加がどれだけ出来るか。相手も前節相当タフな試合だったようだし、警戒されたとしてもファビーニョのポテンシャルを持ってすればチャンスは必ずやって来る。そこを決めきれるか。

 そして中二日のゲームという事を考えれば、リザーブのチョイス、選手交代のタイミングなども重要なファクター。GK伊藤、FW黒部は当確として、残り3人。今のゼ・カルロスに90分間はきついのでサイドの選手。森島、久藤がスタミナ切れを起こした時の交代要員。そしてボランチ、CBの出来るディフェンシブな選手。

 そう考えると酒本(両サイドが出来て好調をキープしている)は外せない。森島枠を黒部で代用するなら鶴見と布部、攻撃的に行くのなら苔口と布部あたりか。苔口をリードしている時のカウンター要員と割り切るなら酒本、鶴見、布部で行くのが手堅いだろう。


 私事になるが最近本当に体調が良くない。こんな大混戦の真っ只中にいるのは、幸せではあるのだけれど、やはり居心地がいいなどとは言えない。しかしあと3戦しかない事を考えると、この辛さは多分12月まで続いていくのだろう。いつかこの日々を笑って思い出せるように、今はただ全身全霊をもって応援をするのみだ。





11/21/2005

C大阪2VS0川崎 コバヤシチルドレン。

 実は家を出る前から、「今日は少なくとも負けはないな」と思っていた。それは彼女が急に「サッカー観たいでぇ」と言ったから。

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 そう、セレッソの連敗を止め、ワシントンを止め、磐田をほふった270分間無失点記録継続中の「魔女」たろもがスタジアムに来ていたのだ。

 ただ今までの3試合の無失点が多分に運の要素を含んでいたのに対し、今日の無失点はチームの実力によるところが大きい。特に藤本、酒本、宮原ら今まで裏方に回っていた選手達の頑張りは観ていて清清しく。頼もしささえ感じた。


 布陣は久藤、ファビーニョのところにそれぞれ酒本と藤本。前線に西澤、左サイドにゼ・カルロスが帰ってきた。

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 試合開始早々、いきなり藤本が固さを見せる。酒本への横パスをミスキックし、危険なゾーンでボールをインターセプトされた。しかしこのプレーで逆に吹っ切れたか、この後の藤本のプレーは落ち着いていたし、随所で粘り強さを披露した。

 しかしその藤本に更なる試練。前半途中、競り合いで前田が足首を負傷、サブに本職DFがいないセレッソは藤本を前田の位置に下げ、宮原をボランチとして投入したのだ。


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 だが意外にも、この交代で流れがセレッソへと変わる。危機意識がチームを結束させたか。前述の藤本と右サイドでコンビを組んだ酒本は、ヴェルディ戦の際の不振がウソのように自慢のドリブルでアウグストを翻弄。老獪なベテランを混乱させた。

 宮原は恐れることなく前へ、前へと帆を進める。長短のパスで、ドリブルで、攻撃の基点となる。もちろんその後ろには下村のしっかりとしたバックアップ。


 主力選手達の奮起も凄まじい。吉田は何度も有ったピンチを神がかったセービングで防ぐ。ブルーノの熱い魂は炎の壁となって川崎に立ちふさがる。西澤のトラップ、ポストプレーは5センチ以上身長差のあるDF陣の中でも機能した。


 そして古橋、森島。高さと強さの有る川崎DFを崩すにはスペースを突くこの二人が欠かせない。

 後半早々に生まれた古橋の先制点を呼んだのは、高い位置からの泥臭いチェイシングと素早い攻守の切り替えの賜物であるし、続けざまに奪った森島の2点目はゼ・カルロスがボールを持った時にゴール前に生まれたスペースをしっかり突けたところで勝負有りだった(あの狭いスペースであれだけのプレーが出来るのだから、恐ろしい)。


 後はしっかりと守備固め。前線には怪我明けのゼ・カルロスに代えて苔口。さらにバテの出始めた森島に代えて黒部。スペースが出来れば苔口のスピードが生きてくる、黒部もゴールこそなかったが、相手DFが嫌がる存在になり続けた。

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 こうしてみるとこの試合で平均点以下のプレーヤーが一人としていない。皆が出来ることを出来る限り続ける。辛い時間帯はしっかりと耐えて、好機を待つ。誰かの足りない部分は皆で補う。目新しい戦術ではない、むしろ古典的だし、今は流行らない精神論も織り込まれている。

 それでもそれを皆が信じ、90分間貫徹すれば、結果はついてくるのだ。小林監督の信念が、セレッソの歴史に新しい何かを刻もうとしている。障害はあと一つだけ、勝ち点差は、僅か、1。

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我らSB声出し隊。それから本の配布告知。

 さてさて、ご存知の方も多いかと思いますが、昨日の試合、SB声出し隊(正式なユニット名がまだ出来ていない!)は「分裂」ならぬ「分散」応援をしていました。中央ホーム寄りに7人ほど(たろも含む)そこからさらにホーム寄り2ブロック離れたところに3人ほど。もっと人数がいれば3分割も考えていたんですが、人が集まりませんでした(涙

 声出し隊が一番恐れていたのは「分裂する事で個々の声出しがしょぼくなってしまわないか」ということだったんですが、どうしてどうして、意外に上手くいってました。その事全てがSB声出し隊の実力ではないことは判っていますが、それでも嬉しかった。


 バックスタンドの上にはテフロン膜の屋根が有るんですが、SBが盛り上がると手拍子や歓声、コールが響いて、一体感が出るんですよね。ゴール裏中央はもちろん応援の王道なわけですが、声が空に抜けてしまう。アウェーのサポさん達は大抵ゴール裏の屋根下に陣取るんでいつも「相手のほうが応援がよく聞こえた」なんて話になってしまう。

 それをこっち側で何とか援護出来ないか、というとたいそうな話になりますが、ともかく「アウェー席以外はみんなセレサポなんだよ、みんな応援しているよ」という空気を作りたい。もっと長居を熱気のあるスタジアムにしたい。そういう気持が有るんです。ホームでは残り2試合。頑張って声出して、ガラガラ声で「やった!」と叫びたいです。



 それから違う話題になるんですが、最近でもスタジアムでウロウロしていると面識の無い人から「「さくらのきのしたで」ないですか?」と声をかけられます。まだまだ需要が有るようで嬉しい限りです(それにしても何故私が本人だと判るんだ?どっかに画像貼られているのか?)。

 ただ私一人だとさばききるのに限界が有ります。スタの中で「レプリカ着てます」なんて言ってもそんな人沢山いますしね。

 という事で次節の大分戦、時間と冊数に限りは有りますが、配布場所を告知しておきます。

場所

長居スタジアムコンコース内セレッソ大阪メモリアルブース横
(バックスタンド中央部です)

時間

14:15~14:45までの30分間


 多分20~30冊程度しか持って来れませんので、先着順、配布終了次第撤収という事になると思います。今までにコメントやメールを頂いた方の分は取っておきますのでご安心を。冊数制限はかけないつもりですが、常識の範囲内でお願いします。

 当日の西中島の服装ですが、多分レプリカ着て、メガネかけて無精ヒゲ生やして本を小脇に抱えてオドオドしています。でかいです。前髪の一部だけ白髪が密集しています。タオルマフラーはゼ・カルロス閣下のです。

 ということで、スタでお待ちしています。





11/20/2005

川崎戦前予想。


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 「川崎」と聞いていい思い出が一つも思い浮かばない。「苦手」とかそういう域を脱して「疫病神」とか「死神」レベルにまで達しそうな、そんな感じ。でも、勝たなきゃね。

 西澤が帰ってくる。ゼ・カルロスも出場出来そう。それだけでチーム力は格段に上がる。これは心強い。ただ川崎のDF陣を見ると全員高さと強さを売りにしているので、単純なハイボールは厳禁と見るべき。簡単にさばいて古橋、森島へ、はたまたサイドをゼ・カルロスで侵攻するか。どれだけスピードの緩急、ボール回しで相手を幻惑できるかがカギ。


 一方守備陣は相変らず厳しい。布部、ファビーニョの穴は藤本、鶴見のどちらかが埋めるようだが、鶴見では少しスピード面で苦しい。藤本をチョイスするのではないだろうか。ぶっつけ本番の感は否めないが、過去何度も急な交代出場を経験し、またそれを無難にこなしてきたルーキーが、江添、前田に続くサプライズになることを期待。

 マルクスが抜けているとはいえ、左サイドのアウグスト、スピードの有るジュニーニョ、そして我那覇と、何れも曲者揃い。アウグスト、ジュニーニョのマークは久藤が抜けた分厳しさが増すだろうが、ここを抑えなければ勝機は見えてこない。セットプレーを考えると前目の位置でこまめに潰していくのが無難な策か。


 全体で見ると屈強なバック、ポストプレーヤーの後ろにスピードの有るシャドー、破壊力の有る左サイドとセレッソと共通する部分が多い川崎。アドバンテージは試合運びの上手さと、ホームという地の利のみ。より確実に勝利する為には、我々サポーターの援護が欠かせないだろう。





11/17/2005

鯛より海豚。

 なんでもアンゴラの海では鯛がよく獲れるらしい。日本にも沢山輸出されているとか。

 昨日の代表戦は魚に例えれば、身の締まらない、水っぽい試合だった。流れるようなパスワークが有るでもなく、松井、中田、中村以外でボールを持った時に期待を持たせるプレーヤーがいるでもなく(稲本はバランスを取るのに四苦八苦していたのでかわいそうなところも有るけれど)、果敢にシュートを放つ姿勢だけは収穫だったかも知れないけれど、それ以外はどうだったか。


 はてさて、鯛の次は海豚でございます。魚類から哺乳類へ。イルカがキライという人はあまりいないでしょうが、私は川崎に住んでいるイルカだけは、どうにも許せない。かわいくない。なんで関西のチームにだけ強いのやら。サポーターのガラが悪いとか、選手がダーティーだとか、そういうのはないんですが。

 イルカさん側のブログも偵察してみたんですが、この方を含めてやはり少しマッタリ気味です。「関西弁恐怖症」とのことですが関西弁と言っても京都弁、大阪弁、河内弁、和歌山弁、神戸弁などいろいろとございます。河内弁とかイメージしているんでしょうか?そないに大阪けったくそ悪いところと違うぞわれぇ~。優しゅうしたるさかい怖がらんと来たらんかい!あいりんとか新世界とか、ええトコつれてったるでぇ~。クエックエックエッ!!





……


「最低だ、俺って」





11/16/2005

アンゴラ戦はハンデ戦?

 なにか久しぶりに代表のエントリーを書く気がする。自分のところのチームから誰も選ばれていないからだろうか。


 「とりあえず」テレビ中継は見ると思う。でも多分退屈だと感じるだろうな。

 小笠原や加地や茂庭が怪我していても強行召集。来たところで怪我しているから何も出来ない。それでも追加召集しない。素人目にも「?」と写る。これほど今まで試せなかったプレーヤーを招集するチャンスはないと言うのに。

 センターバック、サイドバック、サイドハーフ。もう少し層が厚ければなと感じる所が有るのだから、こういう機会に試すのは悪い事じゃない。別にセレッソから誰か選べとは言わない、失敗してもテストマッチだしまだ許せる。でも、こんなところで消極的になっている姿勢は、あまり甘受できない。


 ところでこの試合、いつハンディキャップマッチになったのだろう。

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 何度数えても10人なんだけれど…。視力裸眼で0.01だと数を数えるのも難しい。





11/15/2005

サッカーJ+。

 昨日家に帰ったら、娘が「お誕生日おめれと~」と小さな紙をくれました。ジグザグに切れるはさみでまわりを丁寧にカットしたその画用紙には、ピンクのコピックで「おたんじょうびおめでとう」と書かれていました。何だか泣けてきてしまって、その様子を見た娘が心配そうにしているので、トイレに隠れて泣いていました。嬉しい涙を流したのは久しぶりでした。西中島南方、生後30年と1日でございます。


 嬉しいと言えば初戴冠のジェフ、サッカーJ+表紙はどうも斎藤大輔選手のようですね。5年前の三ツ沢で、決勝ゴールを決めたのをよく覚えています。もし最終節斎藤選手が出場停止でなければ、セレッソの歴史も変わっていたかもしれないし、斎藤選手自身ももっと早くタイトルが取れていたかもしれないですが、何はともあれ、こういう一所懸命な人が報われるのは嬉しいです。実は最初にサインを頂いた選手が斎藤選手だったりする隠れファンなもので余計にね…。

 さてさてこのサッカーJ+、もうみんな知ってるよ!って感じかも知れないですが、Jリーグに特化した雑誌でございます。J各チームごとにバージョンを変えるなんて印刷屋からすれば発狂しそうなことをしています。もちろん消費者である私達にとっては有り難いんですが。

 今度の特典は各チームごとのカレンダー。こういうのって最後の方の月になるともう移籍してしまった選手が出てきたりして「ああぁぁぁ」と脱力してしまうんですが、そこらへんどうなんでしょうね。


 んで、この雑誌、エンターブレインから出ているんですね。いつも家内と二人で、コミックビームの桜玉吉とか森薫のページを穴が開くほど見ているんで、イメージがあまり繋がらないな。

 判らない人の為に言いますと、こんな人がいる雑誌社なんですね。この人も(また違った意味で)ファンですけれど。とりあえず11/19には本屋に行ってみます。




11/13/2005

東京V0VS1C大阪 The Entertainer 。

 予想していた試合展開ではあった。しかしその中でも最悪の内容だった。負けも覚悟したし、引き分けでも仕方が無いかなとも思った。そんなチームを救ったのは今最も脂ののった男、古橋だった。


 両軍のスタメンは予想通り。セレッソは宮原が左、酒本が右。

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 開始早々はセレッソがイニシアチブを取った。宮原が比較的フリーでボールをさばけるのでいつもの両翼をワイドに使う攻撃が見られた。黒部が左サイドに流れゴール前に走りこんだ森島に合わせる。これをさらにヒールで流すと古橋がつめてシュート。高木がファインセーブで防いだが、幸先の良い出足だった。

 しかしこの流れも前半10分ごろまで、そこからはヴェルディの猛攻が続いた。理由はいくつか有る。ヴェルディの早いパス回しに中盤が混乱した事。奪ったボールをまずトップに、といういつものパターンが機能しなかった事。システム上サイドで数的優位を作られるパターンが増え、酒本と宮原が高い位置を取れなかった事(特に酒本と相馬のマッチアップはきつかった)。降格だけは避けたいヴェルディがホームでアグレッシブにプレーしたことも重なって、守備一辺倒になる時間が続く。


 ここで失点しなかったのは復帰した下村の活躍。前田、ブルーノ、柳本の3バックの安定。そして何より吉田の好調が有ったればこそ。ワシントンのトリッキーなシュートを2本、平野の火の出るようなミドル、ジウのヘディングもはじき出した。鹿島戦でも大活躍だったが、この試合でも鬼神の如き働き。前半を0-0で折り返す。


 後半開始早々、右サイドを制圧されていた酒本に代えて苔口を入れる。

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 しかしその苔口も不振を脱しきれていない。足元にボールを要求するシーンが多く、得意のスピードを披露出来ない。中盤を支配され、黒部もボールをキープ出来ない為に攻撃の糸口を見出せない状態が続く。続けて森島を下げて廣山。苔口が左に回るが、劇的な変化は無い。ヴェルディのシュートが容赦なくセレッソゴールを襲う。この試合ヴェルディのシュート数は実に18本。対するセレッソはゴール前にすらボールを運べない。

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 長時間守勢に回った事によって、選手達の疲労は極限にまで達していた。間延びした中盤を若いヴェルディのプレーヤー達が果敢に駆け上がっていく。布部はそれをファウルでしか防げなかった。後半30分、この日2枚目のイエローで退場する。


 小林監督がここで守備を優先して宮原を下げ、鶴見を入れたのは懸命な判断だと思う。あの流れの中では勝ち点3を取りにいくのは自殺行為。宮原を下げて鶴見をボランチに入れ、引き分け狙いにシフトチェンジ。

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 耐えるセレッソ、攻めるヴェルディ。ワシントンがゴール前で圧倒的な存在感を示すと、玉乃、平本も躍動する。だが焦りに駆られたか、1点がとれない。そして、とらせない。徐々に焦りの色が浮かぶ。ワシントンはその端正なマスクを何度も曇らせ、頭を抱えた。


 ヴェルディ攻撃陣の焦燥感が守備陣にまで波及したのはロスタイムに入る1分前だった。ロングボールの処理が雑になったところを黒部が見逃さず、ラインを突破にかかる。DF戸川はユニフォームをつかむ事でしか止められない。ゴール前での決定機を妨害した戸川は、やはり2枚目のカードでピッチを去った。


 このファウルで得たフリーキックはゴール前約20m。後半唯一にして最大のチャンスだった。キッカーは古橋。この時、彼は何を考えていたのだろう。モニター越しに見た彼の顔には、一片の邪念も感じられなかった。無心で、右足を振りぬく。ボールはただ美しく宙を舞い。そしてゆっくりと、ゴールネットの最深部に、触れた。


 今年何度こんなシーンを観ただろう。ホームでの広島戦、同じ味の素スタジアムでのFC東京戦、絶望の淵から、いつも這い上がってきた。そしてその手には希望が残っていた。今日ガンバが勝ち、勝ち点差は4のままとなった。しかし、まだ4試合残っている。今まで味わった苦難の道程を考えれば、360分は決して短くは無い。





11/12/2005

東京V戦戦前予想。

 兎にも角にも3列目の4人が機能するかどうか。ベストメンバー4人のうち出場できるのは下村一人、しかも怪我明けの初戦とあってベストコンディションとはいかない状態。ここが踏ん張れるかどうかで試合が決まる。

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 左に宮原というは小林監督が取ったこのリーグ戦中最大の賭け。ファビーニョ、ゼ・カルロス、久藤と試合のリズムを作る選手がことごとく出場出来ない中での苦肉の策。もし上手くいけば比較的プレッシャーの少ないサイドから長短のパスが繰り出される事だろうが、裏目に出れば左サイドの裏を蹂躙される危険性も有る。

 だが宮原には思い切ってプレーしてほしい。受身になるのが一番怖い。1つピンチを招いたら3つチャンスを生み出すくらいの気でいいと思う。恋焦がれたはずのJ1スタメンの座、臆する事無く楽しんでほしい。


 ここに橋頭堡が築ければ勝機がはっきり見える。黒部は天皇杯ではあまりいい働きが出来なかったが、久しぶりのフルタイム出場でアイドリングは十分と考えよう。守備陣はサイドを突かれるパターンが多いはずだが、中の選手(特にワシントン)を離さないように。

 そして何といっても古橋。ここで決めよう。ジーコの為ではなく、奥さんとセレッソの為に。


 4年前の11月、セレッソは雨の東京で奈落の底に叩き落された。だが、それはもう過去の事、明日の試合は栄光を掴む一里塚になるはずだ。天気予報は「雨のち晴れ」と出た。





11/11/2005

親から子、子から孫へ。

 昨日記事にした「全国ホームタウンサミットin大阪」とりあえず参加申込みとておきました。個人的な用事がバタバタと重なっているんで、ひょっとしたら行けないかも知れませんが、出来る限り時間を作るつもりです。今やっているリーグ戦、カップ戦も大事なんですけれど、それよりちょっと長い目線で見た時に、今のJにはまだまだやらなければいけない課題があると思うので。

 例えば、サポーターの世代交代なんてそうだと思うんですよ。93年に開幕した時のバブル人気が有って、一時凋落して、98、02、06と3大会連続でワールドカップ予選に勝ち抜いてきて、何とか今の人気が有る。でもこの13年間でサポーター層が大幅に交代したかというと、そうでもない気がするんです。

 もちろん年配のサポーターの方達を否定したりするつもりはないのですが、スムースな世代交代が無いと、いずれチーム自体が破綻してしまうのも、事実ですよね。

 少年サッカースクールを持ったり、そこの子供達を招待したり、チームはそれなりに努力をしていますが、サポーター単位ではどうなのか。


 以前テレビで、ブラジルのとあるチームのサポーター家族を追ったドキュメンタリーをやっていました。そこは代々サポーターグループの団長を務めている家庭だそうで、その時はもう70近いおじいさんが団長をやっていました。彼等はチームのサポーターである事に誇りを持ち、少しでもチームの為にと頑張っていました。息子達も勿論サポーターで、精進して次の団長にふさわしい人間になるべく奔走していました。

 そこまでしなくてもいいとは思いますが、そういう気持ちだけでも持っている家庭が何件か有ればいいですよね。サポーター同士家族ぐるみで付き合うのも悪くない。そうして子供も自然とサッカーの有る日常を当然として過ごしていく…。


 私達おっさんサポがどれだけ我が子やその友人達に、スポーツの、サッカーの楽しさを伝えられるのか、この最初の世代交代が一番難しいんじゃないでしょうか。でも、絶対に避けては通れない。これからもずっとサッカー有る生活を望むのであれば、なおさらに。




11/10/2005

全国ホームタウンサミットin大阪

 OFFICIALにも載っていたんですが、なんでもこういう会合が開かれるらしいです。

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 毎年持ち回りで開かれているようなのですが、今年は大阪、しかも長居スタジアムと長居小学校での開催との事です。案内文を見てみると

「ホームタウンサミット」の開催により、開催都市の市民間連携、行政との連携、クラブとの連携が深まり、ボランティア活動促進や、地域、クラブへの愛情・愛着が深まることを目指します。

「スポーツそのものへの、市民レベルからの支援」「市民参加型のスポーツを通じたまちづくり活動」の具現化されたもののひとつとして、開催します。

これからの地域とスポーツのかかわりにおいて、市民・行政・クラブが一体になる機会をつくります。


 とあります。長居の立地や施設、環境はホームタウンとしては一つの理想形ではないかと思っている(だから本まで作ったんですが)私としては、是非参加してみたい会合です。

 ただ会費が二日間合計で1万円(宿泊費別途)というのはどうも敷居が高いですね(キモの講演会、分科会だけなら3000円なんで行くとすればこっちかな)。これくらいポンと出せるような立場の人向けなのでしょうか。行ってみて肩身の狭い思いをするのは嫌だな…。


 それでも折角の大阪開催なんで、セレサポが全くいないなんて事は無いようにしたいですね。サポーターという立場から、ホームタウンに何が出来るのか。そういうところを話し合える場であれば嬉しいのですけれど。





11/08/2005

東京三題。

 狼里ちゃんところと春さんところで久しぶりに盧廷潤さんのお姿を拝見。まだ元気そうで嬉しいな、というか常に真摯で情熱的だからあれだけ若いんだろうな、何か書こうと思ったけれどお二人に殆ど語り尽くされてしまいましたよ。


 そういう事で今日もグダグダ話です。何故か三つとも『東京』繋がり。

 一つ目、我らがイケメンボランチ下村くんが東京V戦に間に合いそうとのこと。

なにわWEB

C大阪下村、12日東京V戦で復帰へ

 右足関節じん帯損傷で離脱していたC大阪MF下村が、12日東京V戦での4試合ぶりに復帰する。MFファビーニョが出場停止で、布部とのダブルボランチを組み先発する。「しっかり準備してきた。勝つしかない」と気合を入れた。リハビリ中はコラーゲンの粉末や鳥の皮を摂取。「じん帯にいいと聞いてね。肌のためじゃないですよ」とイケメンMFは笑っていた。


 怪我明けでいきなりファビーニョがいない分も頑張ってもらわないといけないというのは辛いですが、下村がいるといないとでは大違いですからね。嬉しいです。ガッツリ守って、どんどん声出して、試合後にはいい笑顔を見せていただきたいところ。


 もう一つ。実はリーグ戦の最終節、FC東京戦と会社の社内旅行が重なっていたのですが、予定日が変更されて観にいける事になりました。全く個人的な話なんですが、場合によっちゃあ凄く重みのある一戦になるかもしれないし、ここまで長居に足繁く通って最終節を観ないというのも嫌な話だよなって思っていたんで、こちらも嬉しい展開になって来ました。


 で、最後は「さくらのきのしたで」のお話です。今までスタ近辺のお店でのみ取り扱っておりましたが、とある方のご好意で、東京でも50部、配布できそうな感じです。

 でも、でもね。

 その配布場所というのが東京ビッグサイトでして、しかもコミケの時に配布するんですよね。とりあえず入場は無料なんですが、何せ

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 こんなですから。

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 こんなですから。

 参加者が15万人もいますから、心してお越しください。詳細が決まりましたらまた御連絡致します。




11/07/2005

すっかりSB声出し隊という名称が定着している件について。

 はいはい、精神安定剤を持ってくるのを忘れてガクブルの私が来ましたよ。

 最近何も起こらないからなのか某所サポスレで応援に関する話題がよく出ていますね。

 それについて、私個人としては良い事だと思っていますよ。いろんな釣りや煽りとか有るけれど、時々自分の足元を見て改善したいという気持ちが起こるのはサポとして健全、むしろそれが出来ないと現実社会とサポ同士の社会がどんどん乖離してしまってマズイ。今のままでも敷居高目かなと思っているから、今の時期にこういう話が出来るのは悪くないかと。

 これが上手くまとまった形になれば、リーグ戦終盤の大事な時に複数のサポグループが同時にアクションを起こせるかもしれないし、天皇杯の長居での試合、元旦の国立でも何かしら出来るかも知れない(行く気まんまんですよ)。ゴール裏だけなんてけち臭い事言わずに、長居のアウェー以外は全部ピンクで埋めるなんて事も出来るはず。それをする為にはそれだけのお客さんが来ないといけないけれど、それは運営の方々に頑張ってもらいましょう。


 少しでも良い応援、楽しいスタジアムの中で、セレッソの選手達にプレーしてほしい。2000年の時は人は満員だったけれど、それが出来たかというとちょっと疑問でした。次こそは良い形で、選手を迎えたいです。





下手なこと言えんがな。

 「りんでん」さんと「パリーネ」さんへ「さくらのきのしたで」の在庫補充をしに行きました。あいにくの雨模様でしたので、本が濡れぬようナイロン袋でぐるぐる巻きにして、いざ出陣。

 試合の無い日の長居は、お祭りが通り過ぎた後のようで、しずかでちょっと寂しい感じでした。でもそもそも下町の休日というのはこんな感じなんでしょうね。


 まずパリーネさんにお邪魔しました。

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 お店に入って「本を置かせて頂いている者なのですが…」と店員の女の子に告げると、ああ聞いたこと有りますよって感じですぐに責任者の方を呼んでくださいました。こんなヤツはあんまりいないんでしょうかね。

 お店の方に聞くと評判は良いとの事、全然さばけなくってお店の場所だけ取ってるって事態が一番怖かったので一安心しました。早速在庫を入り口すぐのトンクを置いている横に並べていただきました。あんなにいい場所に置いてもらえると有り難いですね。


 続いて「りんでん」さんへ、

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 ここに来るとなんだか落ち着きますね、不思議なもんです。あいにくマスターはいらっしゃいませんでしたが、奥さんに丁寧に応対していただきました。

 こちらでも評判は良いとの事。「ホームページを見たのでやって来ました」と言う人が多いようです。中には「東京にいる知人に送りたいので」と何冊も持って帰られる方もいたそうです。そして、奥さんから意外な話を聞きました。


「そういえば○○くん(選手の名前)もこの本が欲しいって持って帰ったわよ」



ええ~っ!?


 そんなまさか現役の、しかもトップでバリバリやってるあの選手が手にとってくれるなんて…。

「なんでも○○くんの奥さんがホームページを見ているらしくてね…」



えええええ~っ!?


 うわぁ、選手もブログとか見てるんだな、そりゃ自分の評判とか気になるよね、考えてみれば当たり前の話か…。それにしてもこりゃ変なこと書けないね。

 その選手はすごく頑張ってて、多分どのブログ見ても悪く書く人なんていないような存在だから、まだゆったり見ていられるかも知れないけれど、ちょっとスランプに陥っていたり、バッシングされるようなプレーをしている選手も見ているだろうし、凹む事も有るだろうな。


 というわけでブロガーの皆さん。選手の皆さん結構見ているようですよ!うかつな事は書かないようにしましょう!

 うかつって何やねんって言われると言葉に窮してしまいそうになるけれど、同じ非難をするにしても選手やスタッフのプラスになるような書き方をしましょうってことです。全然ダメとか辞めてしまえとか書くのは簡単だけれど、それよりもっとこうしたらどうだとか、ここを変えれば良くなるのにって感じで記事を書いた方が、チームの為にもなるんじゃないかと。

 逆に考えれば記事一つで選手が頑張ってくれたり、いい方向に向ってくれる可能性もまた有るわけで、ブログの持つ力が、自分の想像よりもずっと大きい事を感じてしまいました。そういうところを今以上吟味しながら、記事を書くようにしていきます。今日は収穫多き一日でした。




11/05/2005

一つの街の二つのチーム。

 今日は実にまったりとした週末を過ごしています。最近は休みの日も何かしら用事が有ってゆっくりできなかったんですが、こういう日が有ってもいいもんです。



は?


ナビスコカップ?



なんすかそれ?


 なんて言ってみたり。欲求不満なのか?

 このライバル意識というのはなかなか理解されないものですね、特にお父さん世代には。確かに野球なんかだとこういう意識はあまりわいてきませんものね。

 私が子供の頃、関西には阪神がいて、阪急がいて、南海がいて、近鉄がいました。それぞれ特色が有ってそれなりに楽しかった。妹の担任が南海ファンで、私の担任が阪急ファンだった時も有りました。

 でも南海のファンだからといって阪急や阪神や近鉄をボロクソに言う人なんていませんでしたし(身内にヤジを飛ばすおっさんはいたかもしれませんが)、他のチームのファンにしたってそうでした。今は離れ離れになったり親会社が変わったりで、随分寂しくなりましたけれども。


 よくお義父さんから

「大阪に2チームは多いで」

 なんて言われるのですが、日頃マスオさんしていて平身低頭の私も、その話になると

「いいえお義父さん、大阪に1つしかチームが無いなんてダメです!」

 と力説しています。確かにガンバサポにもいい人は沢山いるでしょうし、ガンバというチームは実にいいチームだと思います。

 でも、ダメですね。やっぱり許容できない。セレッソが無い生活なんて耐えられない。ましてやガンバの応援などお金を積まれたって出来ない。


 まあ、だからといって今日の試合千葉を応援するなんて野暮な事もしたくない。というわけで週末の気だるい空気に身を任せ、安いインスタントコーヒーを飲んだりしているわけです。





売れすぎてごめんなさい。

 ちゅーても無料なんで私のところにはびた一文入らんわけですが(笑 セレッソ大阪『非』公式ファンブック「さくらのきのしたで」

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 おかげさまで凄い勢いでさばけているようです。りんでんのマスターさんから直々に「在庫は無いのかね?」とお電話を頂いてしまいました。売り切れのお店には日曜日に補充に行きますので、よろしくお願いしますね。


 昨日は「あの」天皇杯の後、かなりの倦怠感を伴いながら販路拡大に勤しんでおりました。たこ焼きの「浪花屋」さんも「権太呂すし」さんも「ケンタッキー」さんも、「スーパーの袋に大量に本を詰め込んだレプリカ着用の大男」がやって来ても、紳士的に接していただいて有難うございました。アメリカだったら入店即射殺ものでしたよ、私がアメリカンなら。

「ヘイ!ビリー、見ろよ!ありゃUMAだぜ!しとめりゃオレたちゃ有名人ってわけだ!ハッハーッ!!」

 とか言って迷わず撃ってましたよ、はい。

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こんな感じに



 「権太呂すし」さんも「ケンタッキー」さんもチェーン店ですから、こういうところ厳しいのかなと思っていたんですが、思い切って言ってみるもんですね。その場で即OKを頂きました。皆さん。



食べたくなるなるケンタッキー!


すしと言ったら権太呂すし!


タコ焼き言うたら浪花屋ですよ!



 他にもいろいろいいお店が有るし、長居って結構住み良い町かも…、引っ越そうかな、長居スタジアムまで徒歩5分以内でいい物件無いかな、って5分以内ならまだ公園の中か。そんじゃまた。




11/04/2005

C大阪1(4PK1)1HondaFC 残された課題。

 V東京戦にはファビーニョも西澤も久藤も出場出来ない。それを踏まえた上で、この試合が有ったものと思う。いつもは控えに回る選手達にとっては格好のアピールの場だったはずだが、彼等には空回りする気持ちすらなく、期待を裏切る結果になった。

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 トップは黒部。ゼ・カルロス、徳重の負傷(徳重は今日負傷したらしい)で左サイドのスタメンは苔口になった。

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 さて、この黒部と苔口が試合開始から全く機能しない。黒部には3番石井がきっちりとついていてハイボール、ロングボールは殆ど跳ね返されてしまう。苔口は4バックでスペースを消されていたせいも有るが、足元にボールを欲しがるシーンが多々有った。特に苔口はらしさが無く、焦燥感を感じていた方も多いのではないだろうか。

 常々基点になっている左サイドと1トップでキープが出来ないので、セレッソはリズムが作れない。古橋、ファビーニョ、久藤らが何とか体面を保とうとするのだが本調子とは程遠い。

 そんな中、前半15分に古橋がセットプレーから先制点をあげる。古巣への恩返しとも言える一撃で相手を吊り出す事が出来るかと思われたが、ここから話がややこしくなってきた。


 ホンダの基本は4バックのラインディフェンス。奪ってからは手数をかけずロングボールでウイングを走らせるという典型的なカウンターサッカーなのだが、これが上手く機能していた。セレッソは3バックの両サイドで1対1の場面を作られ、よくピンチを招いていた。

 リードを奪われた事でプランを変更するかに思われたホンダだったが、失点後もこの戦術を変更しなかった。きっちりと崩されての失点ではなかった事が原因だったかも知れないが、とにかく徹底してサイドからの攻めを続けた。それが僅か5分後の同点弾につながった。


 そこからもホンダが主導権を握る時間が続いた。全員が全力で走り回り、個の力の差を人数でカバーする。特に古橋には厳しいマークがついていた(彼をフリーにする事がどれほど危険なのかを一番よく知っていたからだろう)。厳しいマークの代償として後半一人が退場したのだが、それでも戦術は変わらなかった。FWの足が止まっても焦る事無く184㎝の長身FW川島を投入、新たなポイントを作る。


 セレッソも手をこまねいていたわけではなかったが、選手交代によって劇的な変化が生まれる事は無く、苦戦する。

 まず後半途中、機能していなかった苔口に代えて酒本。

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 酒本は直接得点に絡むことは無かったが、この試合他のセレッソのプレーヤーには見られなかった気持ちを前面に出したプレーで局面を打開しようとしていた。もし周りに呼吸の合うプレーヤーがいたなら、より評価されていただろうと思う。

 立て続けに森島→宮原。

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 宮原のプレーは御世辞にもいいものではなかった(パスミスの多さは焦りからだろうか)、だが自分がボールを奪われればすぐにリカバリーに走ったり、パス&ゴーを繰り返したりと、以前よりも積極的に動いていた。こういう手抜きをしないプレーには好感を持つ。


 この二人が入っても尚、流れが変わらなかったのは、チームの根幹の部分に問題が有ったからだと感じる。勝って当然、大量得点が当たり前という空気がチームやサポーターに蔓延していた事は否定できない。

 対するホンダFCは実に高いモチベーションで試合に臨んでいた。恐らくこの日の為に様々な練習を積んでいただろう。古橋がJのピッチで活躍している姿を見て「俺だってやれる」と思っている選手も一人や二人ではないはずだ。

 心の有り様がこれだけ違えば、例えカテゴリーが一つや二つ違ってもこの展開になるのは当然かもしれない。「動員」をかけられたホンダ社員も、前半までは芝生に座ってバルーンスティックを叩くだけだったが、懸命のプレーに心打たれたか、延長に入る頃には全員が立ち上がり、最前列で声援を送っていた。

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 後半を終えても1-1、続々と入るJ1勢勝利の報に、サポーターもプレイヤーもようやく目が覚めた感の有る延長戦。しかし焦りや躊躇といったネガティブな感覚がセレッソから「らしさ」を奪い去っていった。延長突入時に足を痛めていたファビーニョを鶴見と交代させたのも、全体の不安定感を増長させていた。


 最後まで決めきれずにPK戦。事ここに至って、勝負の行方は判らないものになっていった。「ひょっとして」という期待と不安が長居第二スタジアムを包む。

 しかしホンダは3人蹴って2選手が失敗、冷静に4人連続で決めたセレッソが、実にあっさりと勝利収めた。ひょっとしたら、ホンダの選手達に勝てるかもしれないという欲が生まれ、それがキックの精度を落としたのかもしれない。試合をここまでこじらさせたのも気持ちの有り様だとするなら、試合の幕引きもまた気持ちの有り様というわけか。

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 この試合でセレッソに何か得るものが有ったかと聞かれれば、「慢心の危険性」以外の答えは見当たらない。セレッソの持ち味である泥臭さ、労を惜しまぬ姿勢が崩れた時の脆さを、チーム全員で身をもって知った。それを糧に出来ないようであれば、リーグ戦も天皇杯も苦戦が続くだろう。

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11/02/2005

明日は天皇杯。

 久しぶりに第二に行きます。J2時代はあの勾配の無い芝生席が見辛くて嫌なスタジアムだったんですが、1年以上間隔が空いているとすごく懐かしく感じるもんです。

 芝生の感触。陽光の照り返しで向こうが見えない荒れ放題のピッチ〈J2の開幕戦で大柴が怪我してたの覚えてますか?〉。席割りなんかいい加減だから、応援もセレサポマッタリ濃度がいつもの5割増しで、市内だってのを忘れるくらいのどか…。ゴール裏に選手のバスが留まってるのもなんか味が有りますよね。いつも週末になるとゴール裏の一番後ろの手すり〈背もたれ?〉に腰掛けてゲーフラ広げてたっけ。


 とまあ感慨に浸るのもこれくらいにしましょうか。相手は下部リーグとはいえ強豪、ホンダFC、古橋の古巣です。第二第三の古橋がいるかも知れない。いたらヤバイ。だから気を引き締めていきたい。

 コバさんもその辺り考えがあるのかベストメンバーで行くみたいです。スポニチアネックスOSAKAの江添君と東美の復帰記事の下の記事。

◆ ホンダFC戦はフルメンバーで ◆

 小林監督は3日の天皇杯ホンダFC戦(長居第2)にフルメンバーで臨むことを明言した。JFL勢との対戦となるが、草津に敗れた昨年の苦い思い出があるだけに、格下相手といえでも手は抜かない。古巣との初対決となるMF古橋もその底力を警戒する。「いつもJのチームとはいい勝負してきたんですよ。モチベーションは高いと思う」と話した。


 もちろん油断の恐ろしさってのを十分に意識しているのでしょうが、その先、東京V戦も見据えた上で、という事も、少しは有るかも知れません。ガチンコ勝負というのはなかなか貴重ですからね。


 だからこそ、この試合はしっかりと勝ちたい。スコアは1-0だろうが2-0だろうが、極端な話4-3とかでもOKなんで。

 問題は、その中身。例えばまず先取点を与えない。開始5分間と終了前の5分間は失点しない。1点差のロスタイムにキチンと時間稼ぎをする。与えられたチャンスはちゃんと決める。

 セレッソがここまでやって来た小林イズムが、どんな相手でも実践できるのか。それが出来ていれば、満足です。


 それから私信。「さくらのきのしたで」また長居に持っていきます。今度もお店の方に置いてもらう分と手渡しの分で80冊くらいはあると思います〈これ持って自転車こぐと辛いんだ〉もしもう何冊御入用かお決まりの方おられましたらメールかコメント欄にお願いします。「○○時にバックスタンド入り口で」とか書いてもらえると有り難いです。
試合中はSB声出し隊に加わっているとおもいます。何卒よろしく。





親子の奇妙な才能。

 昨日仕事から帰るとお義母さんが一枚のプリントを渡してくれました。何かなと思っていると、

「たろもの絵が幼稚園の代表として○○(結構有名な施設)に貼り出されることになった」

 とのこと、年長さんの1クラスから一人ずつしか選ばれないということで、家族一同大喜びでした。母(いつもは「おかん」と呼称)に電話で伝えると、家内の家族以上に狂喜乱舞しておいる様子でした。

 でも、

 でもね。


私は、たろもが選ばれるのは

「当然」

と思っていましたよ。

彼女以外に誰を選べと?(えっへん!)



 私はまかりなりにも大学で絵画を専攻していましたし(というか漫画ずっと描いてたし)、小学生くらいの時には同じような児童絵画コンクールに入賞していました。それに家内のイラストセンスもそれは相当なものですから、カエルの子はカエルというわけです。4、5歳の時には自然とフォトショップいじりだすなど、二人には無い素養もありましたしね。それで絵が描けなかったらまずいでしょう!



ホントはすごく嬉しいんで記事にしているんですがね。えへへ。



 さてさて、私自身も意外な人から褒められちゃいました。

 知り合いの方に広告関係で働いていらっしゃる人がいるのですが、その人に「さくらのきのしたで」を見せたところ。写真のピントやら誤植やらを次々と見つけ出された後に

「でも、ええんちゃう?」

 というお言葉を頂きました。割と厳しい人なんでどう言われるかと思っていましたが、意外な反響でした。文章やレイアウト、編集なんてのはあんまり得意ではなかったので、その辺りを評価していただけたのは嬉しかったですね。

「お前これくらいやるんやったら事務辞めたら?」

 というのは褒められたのやら貶されたのやら複雑でしたけれど。

 ただそういう人と接点が有るという事は、見せる、喜ばせるといった感性を伸ばしてもらえる機会が有るという事、素直に幸運だと感じるべきなんでしょうね。


 というわけで家族自慢のエントリーでした。お付き合い頂き有難うございます!