6/28/2005

検査はしっかりと。

日刊スポーツ

W杯出場選手の心臓診断書提出を義務化

 国際サッカー連盟(FIFA)は、2年前のコンフェデ杯で急死したカメルーン代表フォエ(享年28)の悲劇を防ぐため、06年W杯ドイツ大会に出場する全32チームの選手に対し心臓の状態の安全を証明する診断書の提出を義務づける。フォエは前回のフランス大会準決勝コロンビア戦で、試合中に倒れ急死した。同選手が死去からちょうど2年目のこの日のアルゼンチン-メキシコ戦を追悼試合とした。

 フォエの死が余りにもショッキングだったので、象徴的に挙げられているけれど、毎日スポーツ紙のweb版をナナメ読みしていると、その後もサッカー選手が競技中に命を落とすというニュースが多く有った。

 この競技中の突然死が、今までもそういう事が有ったけれど、ローカルな地域のニュースだから取り上げられなかったものなのか、それとも今になって突然頻発しだしたのかは判らないけれど、とりあえず今、サッカー選手は敵だけではなく、自身の身体にも注意をしなくてはいけない状態だというのは確かな様子。


 ワールドカップは文字通り世界中のサッカーファンが注目する大会だから、そこで第二、第三のフォエを生んでしまえばFIFAの権威はがた落ちになる。FIFAとしても威信をかけての処置なのだろうと思う。


 しかしどのピッチの上であれ、失われる命の価値に変わりがあるわけではない。どんな小さな試合であっても、こうしたメディカルケアをしっかりとしてほしい。自分の好きな選手が目の前で命を失ったら、サポーターはどんな気持ちになるだろうか。


 今年のJリーグは特に過酷で、選手の怪我などが頻発している。幸い命を落とすとか、サッカーが続けられなくなるくらいの大怪我をする、というケースはまだ無いけれど、こういうケアを軽視したままでは、何時生命に関わるような事故が起こるか判らない。


 7/2からJ1が再開する。ただ今年は空梅雨のようで、もう真夏並みの暑さ、選手にはくれぐれも無理の無いようにして頂きたい。Jのスタジアムが、世界に誇れる「安心して観戦できるスタジアム」であり続ける為にも。





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