6/30/2005

勤務形態は同じです。

 最近のセレスレは荒れまくっていますね。でもそんな気になるのも判らないでもないです。

「怪我すればいい」

とか

「罵声を浴びせてやる」

 というのはさすがにやりすぎかなと思うけれど、今の黒部を素直に応援できない気持ちなのは同じ。


 昨日「移籍してもあまり活躍できないよ」という記事を書いたんですが「東京」のところを間違ってヴェルディの方だと思っていました。ヴェルディ、FCの両サポーターの皆様にお詫びいたします。


 ということで今日は黒部が仮にFC東京に行ったら活躍する目が有るのか考えてみます。

 入るとしたらポジションは多分ルーカスの位置だと思うんですね。原さん大好きスペインサッカーの4-3-3システム、その最もゴールに近い位置。

 以前FC東京のゲームをテレビで見たことがあるんですが、ともかくFCのサッカーはトップへの依存がキツイ感じがしました。後半ルーカスのアップが何度か映ったんですが、どんな時も常に半泣き状態でした。


 FCのスレッドによると、あの位置の選手は仕事の量がすごく多いらしいんですね。アマラオが何とかこなしてしまった為に目立たなかったけれど、彼が抜けて改めて存在の大きさに気がついた。

 曰く。

・ゴールに一番近いから得点は当然。
・ボールが来たら相手にいくら削られても耐える。
・むしろ自らもらってポスト役もこなさなくてはいけない。
・時には潰れて見方のゴールをアシストすべし。
・これらを全て適時に行うべし。


 ん?


 これセレッソで要求されているプレーと殆ど同じじゃないですか?


 黒部だってそれに気がついているとは思うんだけれども…。本命はあくまで名古屋らしいですが、仮に飛田給に行っても

「自分がやりたかったプレーが出来ない」

 なんて言い出しそうだなあ。


 何か書いてて気分が落ち込んでしまいましたよ。黒部、もう一度よく考えてくれないかな。今は本人もサポーターも、もう少し冷静でいなくてはいけない時期なのかも…。






サテン生地探しの旅の果てにウサギちゃんを見る。

 いろんなネガティブな話題が頭の中をぐるぐる回る。回って回って回って回る。

 非常に鬱陶しいので気分転換にフラッグ作りの素材に使うサテン生地を探してみる事にする。本当は日曜日まで待てばABCクラフトまで行って買えるのだけれど、早いうちに作っておきたいなと。


 でも意外と生地そのものを通販しているサイトは少ない。殆どがサテン地の衣服しか置いていない。

 それでも諦めないしつこい性格が長所でもあり短所でもあるわけで、ぐいぐいとネットの闇の中をさまよっていましたら…。

なんじゃこりゃあ!.jpg

なんじゃこりやああぁぁぁ!!



 こんなページあんなページが出るわ出るわ。

 極めつけはこのページ。


★☆一家に一人バニーちゃんはいかが?★☆



いるかアホ



ゆったりサイズB~98・W~86・H~100以上くらいまで対応(メンズも可?)



(メンズも可?)



 いやあ、もうちょっと若かったらね、5年くらい昔だったらね、鼻息荒くなっていたかも知れないけれど、西中島もうすぐ30です。ぶっちゃけ何も感じませんでした。


 あ、この服2つ売れてる。いろんな需要が有るのね。もう寝る。コンフェデはビデオに撮っときます。


 

6/29/2005

義を見てせざるは勇無きなり。

 古橋、前田の長期離脱、西澤のナンシー移籍噂話とこのところセレサポにとって頭を抱えたくなるようなニュースが続いている。今日大阪ではどしゃぶりの雨が降ったのだけれど、何となく自分の気持ちとシンクロしているような気がしなくも無い。


 その上に今回の黒部の記事。もう本当に泣きたい。

日刊スポーツなにわWEB

C大阪黒部、自ら名古屋と移籍交渉

 移籍問題で注目されている元日本代表のC大阪FW黒部光昭(27)が28日、オファーの届いている名古屋、東京とすでに自らが交渉を行っていたことを自ら明かした。年俸などの条件提示も受けており「あとはクラブ間の話し合いになると思う」と本命の名古屋移籍に向けて次の段階に進んでいることを強調した。

 黒部が交渉を行ったのはグアムキャンプ(今月16日から24日)の出発前。さらにキャンプ中、西村GMとも会談した。「自分の希望は伝えました。GMの出せないという姿勢もわかるが、より良い環境でやりたいというのはある」。

(中略)

 西村GMは黒部が名古屋などと交渉していたことについて「C大阪はオファーが来たら隠さず本人に通達する方針ですから」。また小林監督は「黒部を持っていかれたらセンターフォワードは西沢しかいなくなる」と困惑していた。

 セレスレにも書いている人がいたけれど、この記事が仮にとばし記事だったとしたら日刊スポーツの常識を疑ってしまうし、本当だったら黒部に対して呆れてしまう。黒部はひょっとしたら、自分のチーム内での立ち位置が判っていないのではないだろうか。


 今小林監督が作ろうとしているファビーニョを2列目に置くスタイルは、黒部のプレースタイルも考慮したものである事は明らか。黒部が最も欲しているゴール前での質の高いパスを、ファビーニョなら供給する事が出来る。西澤との同時起用なら、なおさらストライカーとしての役目に集中できる。以前にもかいたけれど、この布陣は小林監督からの黒部に対する声無きメッセージなのだと思っている。


 また、西村GMは誰もが知る熱血漢。選手を平気で飼い殺しするような人間ではないし、何より黒部の活躍を信じて獲得に腐心した人間。2度も席を設け。何度もマスコミを通じて「黒部は必要」と唱えてきた。

「自分の希望は伝えました。GMの出せないという姿勢もわかるが、より良い環境でやりたいというのはある

 とあるけれど、名古屋やヴェルディがセレッソよりも「より良い環境」だと、どうして言えるだろうか。この二人が託した程の熱意を持って、名古屋やヴェルディが黒部を迎えるとは思い難い。


 名古屋は既に外国人FWをリストアップしているし、杉本のような若手も台頭。移籍してきた中山もいいプレーをしている。ヴェルディは既に黒部が望んでいるであろうポジションにワシントンという大黒柱が立っている。二人を一度に使うとは思えない。客観的に見てもあまり実の有る話とは考え辛いのだけれど。


 一部では7月いっぱいまでは移籍話を凍結するという話も有るが、さてどうなるか。個人的には、移籍をするにしても、彼の活躍を期待していた西村GM、小林監督、チームメイト、サポーター達に、きっちりと義理を通してからにして頂きたい。もしそれが出来ないのなら、桜色のスパイクは金輪際履いてほしくない。


追記

どうも記事の中の「東京」はFCの方らしいです。通りすがりの緑サポさんご指摘有難うございます。





好事魔多しと言うけれど。

 サッカーの神様、これはあんまりじゃないかい?

CEREZO OFFICIAL

古橋選手・前田選手の負傷について

古橋選手、前田選手の負傷について下記のとおりお知らせいたします。

古橋選手の負傷について

��月25日の練習試合対阪南大学戦で負傷し、6月27日に大阪市内の病院で受けた古橋選手の検査結果をお知らせいたします。


       ◆負傷名 :  左膝内側側副靭帯損傷
           
       ◆全  治:  4週間


前田選手の負傷について

グアムキャンプ中に違和感をおぼえ、帰国後の6月27日に大阪市内の病院で受けた前田選手の検査結果をお知らせいたします。


       ◆負傷名 :  右足舟状骨(しゅうじょうこつ 足の甲の骨の一部)疲労骨折
           
       ◆全  治:  4週間


 古橋も前田も代えのいない選手だよ、どうしろっていうの?

 過ぎたるは及ばざるが如し。もうこうなったら今まで大車輪の活躍だった二人にちょっと休んでもらうってぐらいの気持ちの方がいいのかな。


 ここで早くもグアムキャンプの成果が問われる事になるのでしょうね。どれだけ個々人のレベルアップが出来たか。

 現実的に考えれば守備は右のストッパーに山崎、左のストッパーに柳本って線が濃いでしょう。

 後は前のアレンジ。あくまで3-4-3(3-4-2-1)で行くなら米山がそのまま古橋の位置に、3-5-2ならファビーニョをトップ下に入れるか。徳さんも見たいけれど、いきなり先発は辛い。

Field-2005-after-guam-3-4-3.gif


米山in ver



Field-2005-after-guam-3-5-2.gif


ファビーニョin ver



 どちらにしてもリザーブの攻め駒が一枚減る格好。黒部の出番か、徳さん復活か、それともコケが食い込むか。元々層が厚いところだから、後は連携とか相性の問題。

 DFは誰が入るんだろう、千葉?それとも鶴見?どちらにしてもこっちは火の車。まさか移籍志願ともとれる行動をしている黒部と誰かをトレードとか…。しないだろうな、西村さんなら。


 二人とも復帰は7月下旬。ダービー3連戦のナビスコ2試合には間に合うのかな?「ゆっくり治していていいよ」という状態であればいいのだけれど。





6/28/2005

検査はしっかりと。

日刊スポーツ

W杯出場選手の心臓診断書提出を義務化

 国際サッカー連盟(FIFA)は、2年前のコンフェデ杯で急死したカメルーン代表フォエ(享年28)の悲劇を防ぐため、06年W杯ドイツ大会に出場する全32チームの選手に対し心臓の状態の安全を証明する診断書の提出を義務づける。フォエは前回のフランス大会準決勝コロンビア戦で、試合中に倒れ急死した。同選手が死去からちょうど2年目のこの日のアルゼンチン-メキシコ戦を追悼試合とした。

 フォエの死が余りにもショッキングだったので、象徴的に挙げられているけれど、毎日スポーツ紙のweb版をナナメ読みしていると、その後もサッカー選手が競技中に命を落とすというニュースが多く有った。

 この競技中の突然死が、今までもそういう事が有ったけれど、ローカルな地域のニュースだから取り上げられなかったものなのか、それとも今になって突然頻発しだしたのかは判らないけれど、とりあえず今、サッカー選手は敵だけではなく、自身の身体にも注意をしなくてはいけない状態だというのは確かな様子。


 ワールドカップは文字通り世界中のサッカーファンが注目する大会だから、そこで第二、第三のフォエを生んでしまえばFIFAの権威はがた落ちになる。FIFAとしても威信をかけての処置なのだろうと思う。


 しかしどのピッチの上であれ、失われる命の価値に変わりがあるわけではない。どんな小さな試合であっても、こうしたメディカルケアをしっかりとしてほしい。自分の好きな選手が目の前で命を失ったら、サポーターはどんな気持ちになるだろうか。


 今年のJリーグは特に過酷で、選手の怪我などが頻発している。幸い命を落とすとか、サッカーが続けられなくなるくらいの大怪我をする、というケースはまだ無いけれど、こういうケアを軽視したままでは、何時生命に関わるような事故が起こるか判らない。


 7/2からJ1が再開する。ただ今年は空梅雨のようで、もう真夏並みの暑さ、選手にはくれぐれも無理の無いようにして頂きたい。Jのスタジアムが、世界に誇れる「安心して観戦できるスタジアム」であり続ける為にも。





バモバモの準備。

 大阪人の数ある長所の中でも特筆すべきものに、「外来語を日本語として消化していく」というものが有る。

 梅田に駅が出来ると、ステーションを「ステン所」ともじって呼んだし、マクドナルドは「マック」などと洒落た呼び方はせず、馴染みやすい「マクド」を貫いている。


 さて、サッカー用語に「バモ」というのが有る。横浜門旗さんのところに有る門旗苑によると。

横浜門旗.JPG


 情熱的で熱狂的な、応援、人、モノに対して使う言葉。元々はスペイン語のvamosで「行こうぜ!」といったような意味。

 とある。

「今日のあいつはかなりバモっていたな」

「俺のバモについてこれるかな」

 という風に使うらしい。何となくかっこいい感じがしないでもないし、何となく変なような気もする。でもこのままだと関西人には小洒落れすぎているのは確か。


 これを何とか関西風に消化したいのだけれど、何せ文字が「バ」と「モ」しかない。難しい。とりあえずイントネーションをいじる。今は「バ」にアクセントがついているから、「モ」にアクセントを付け替える。丁度今からが旬の鱧(ハモ)と同じアクセントである。




 うん、関西風になって来た。

 使い方も関西風に

マサル.gif「おっしゃ今日はセレッソ勝たせたるでー!!」

タカシ.gif「マサル今日はエライバモってるなぁ」

 ん、だいぶ消化できてきた。これからは関西のサポーターはと言わずにと言うように。


さてここまでが前フリ。



 フィオ戦では久方ぶりにゴール裏に陣取る。ここでバモらん手は無い。早速ホームセンターコーナンで2メートル弱の塩ビパイプを買ってみた。以外に安い。

 これに天王寺のABCクラフトでピンクのサテン生地を買って来て縫製すれば即席のしなるフラッグの完成というわけだ。


 よく考えると自転車で行ける距離に生地屋とホームセンターが有るというのはかなり恵まれている。これからもバシバシフラッグを作ろうか。


 こういう「お祭りの準備」というのは実に楽しい。このデカイフラッグをブンブン振り回す予定なので、周りの方はご注意を。





6/27/2005

逃げ込む場所。

 週末ににょこにょことネットを彷徨っていたらちょっと理解に苦しむ記事を見つけた。サッカー関連の話題などではないのだけれど。

Yahoo!ニュース

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止

 総務省は27日、自殺サイトなど「有害情報の温床」ともいわれるインターネットを健全に利用するために、ネットが持つ匿名性を排除し、実名でのネット利用を促す取り組みに着手する方針を固めた。匿名性が低いとされるブログ(日記風サイト)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)を小中学校の教育で活用するよう求め、文部科学省などと具体策を詰める。

 今週初めに発表する総務省の「情報フロンティア研究会」の最終報告書に盛り込む。

 国内のネット人口は増加する一方だが、匿名性が高いために自殺サイトの増殖や爆弾の作製方法がネットに公開されるなど、犯罪につながる有害情報があふれている。総務省はそうしたマイナス面を排除し、ネットを経済社会の発展につなげていくためには、実名でのネット使用を推進し、信頼性を高めることが不可欠と判断した。

 突っ込みどころが多すぎて何処から突っ込んで良いのか判らないのだけれど、とりあえずネット=悪という実に単純な発想しか無くて、実名でのネット利用の促進なんていうネット使っている人間なら噴飯ものの対策しか出せない総務省にどれだけの税金が行っているんだろうと考えた。こんなところなら1/4ぐらいの予算でもいいんじゃなかろうか。


 冷静に考えてみれば判るけれど、自殺サイトが有るから自殺が増えるというわけではない。試しに総務省は「出産、育児サイト」でも乱立させればいい、出生率は少しも変わらないはずだから。赤ちゃんを育てやすい環境が有って初めて人は子を残したいと考える。サイトは何の意味も無い。自殺志願者とて同じ、彼らはサイトの為に死ぬのではなく、精神の困窮によって死んでいるのだ。

 それに自殺を想い留めるサイトだって沢山ある。ヒマが有ったらGoogleで「死にたい」と検索をかければいい。どれだけの匿名の善意が有るか。


 爆弾の製造法にしてもそうだ。仮に爆弾を作る事が出来なくても、誰かに恨みを持っている人間なら別の方法で復讐するだろう。スーパーにあるモノだけでも結構いろいろな「道具」が揃っている。

 「混ぜるな危険」の表示の有る洗剤を混ぜておいて、人ごみの中でそれをぶちまければどれだけ被害が出るだろう。包丁だって今は結構なものが安い値段で置いている。メタノールに火をつけても、人間には陽炎程度にしか見えないから、その間に致命傷を負わせることだって出来る。

 これらの方法は私が今思いついただけのもので、情報源は全てネットではない。例えネットが無くても、そういう人間は必ず何か「方法」を考えるものだ。


 人は自分が理解できないものに恐怖を感じ、それを阻害しようとする。しかし「良識有る大人」が気がついた時点で、もうそれは無くてはならない存在になっていて、シャットアウトをする事は難しい。それの繰り返しのように感じる。


 この「良識有る大人」だって、その当時「悪い事」とされた学生運動に参加していたり、その当時の親たちが顔をしかめたエレキギターの音色を聞いて育っている。

 つまりどの世代を切り取っても、親と子の、この生産性の無いいたちごっこは存在しているわけだ。それならいっそ大人から、この無益な争いから手をひいてはどうだろうか。それが本当の「良識有る大人」の行動のように感じるのだけれど。





企画書なんてラララ~♪

 同人誌で企画書がいるとは思いませんでしたけれど、とある用事で急遽作る事になりました。会社勤めでも企画書なんてあまり作らなかったんで、簡潔明瞭なんて御世辞にも言えないものになりましたが、これが限界。


 そうそう、ブラジル・ホームパーティーの様子が「とある桜サポのひとりごと」さんのところにアップされています。そっかぁブルーノって楽器弾けるんだね。カルロスの手料理食べたかったなぁ。


うがぁッ、行きたかったよぅ!



 まあ、こういうことは日頃の行いの良い人が行った方がいいってもんですよ。そうさそうなのさ。つよければ~、それで~、いいんーだー♪(タイガーマスクなんて誰も知らないよ)


 自分は自分の出来る範囲で、セレッソの為になる事をするんだ!がんばるぞぅ!うぃ!


とりあえず精神安定剤飲みます。






6/26/2005

そうだ長居、行こう。

 毎度毎度でございますが、「セレ本(仮)」の情報掲示板に多数のアクセス、書き込み頂きましてありがとうございます。


 設置から十日ほど経ったのですが、本当にかなりの情報が集まってまいりました。特にスタジアム近辺案内ではおいしいお店、アミューズメント施設、公園内の案内などなどいろんな書き込みを頂いています。

 殆どがサイトで情報を仕入れる事が出来るのですが、それじゃただのリンク集になってしまいます。


それって内容薄いですよね。


そういう時は即行動ってのが西中島流です。


というわけで、


情報を頂いたお店を出来る限り取材します。



長居01.jpg



 ただ一人で回るのは寂しいです。家内も忙しいし…。ただ今より誰か一緒に回っていただけるセレサポ募集です。条件は


セレサポであること。


鋼鉄の胃を持っていること。


 この二つくらいです。多分7、8月の週末に2、3回に分けて長居近辺を取材します。と言っても実際遊んだり食べたり和んだりという様子を写真に撮ってメモをとるくらいなんですが…。性別、年齢問いません。というか女性とか親子連れ(若しくは親子連れ経験者)大歓迎です。今回の本ではいろんな人の意見を反映させたいと思っていますので。



ただ性別を超越した脅迫とかする人はダメです。



 一回の取材だけ参加とか友達と参加とか親子で参加とかもOKです。よろしければメール送ってください。お待ちしていますです、はい。





フィオ戦のチケット買いました。

 まだ現物を持ってないんですが、フィオレンティーナ戦のチケットを買ってみたりしましたよ。

 平日の夜という微妙なところ(夏休みではありますけれどもね)で、チケットの値段も安いんだか高いんだか微妙な価格設定だし、何よりあまり海外サッカーを観ないんですが、この手の試合セレッソが妙にはりきったりするんですよね。パルマ戦の時も引き分けだったし。


 個人的な理由なんですが「ああ、世界のナカータ。あの練習の時はピチピチパンツのナカータが来るのねーっ!!」とか「新体制のフィオがどんな感じか観ておきたいんだよね」という理由で長居に来る人に対して「バッキャロー、長居はセレッソのもんだぜ!例え相手が誰だろうが倒す!」という捻じ曲がった性根が有るのも事実です。大事なお客様なんですが、やっぱり譲れないところは譲れない。


 そういう性根も相まって、今回ゴール裏のチケットを買ってみました。久しぶりに「桜狼」のダサダサゲーフラを持っていこうか。それとも塩ビ棒買ってきて新しい旗でも作ろうか。とにかくセレッソのホームゲームである事をアピールしたい。するぞ!してやるぞ!!と今から意気込んでいます。


 ということでゴール裏の方々には当日御迷惑をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。





6/24/2005

「ややイヤな目」閉鎖に寄せて。

 前もってお断りしておきますが、私とやまかん氏は顔を合わせた事も無く、これから書く文章は私の氏に対する一方的な感慨であるとか、思い入れと言った類のものです。ご注意いただけますように…。


 さて、やまかん氏といえばここに来られるような方ならどなたでも知っているであろう老舗サイト「Jリーグを100倍イヤな目で見る方法!!」(現在は「ややイヤな目」というサイト名になっています)を管理されている方です。


 私達は大抵どこかのチームのサポーターですから、観戦記など書いてもそのチーム中心の主観的評価しか出来ない。マッチアップの相手がどうだったとか、相手チームの調子なんてものが把握できていない(出来ていてもスコアとか、ダイジェスト映像程度ですよね)場合が殆ど。


 そんな中に有って氏は、数少ない客観的観戦記の書ける方でした。勿論基本的なスタンスはJEFにあるのですが、J1のほぼ全チーム、全選手に対して、そのチームのサポーターなら押さえておいてほしいという最低限のポイント、若しくはそれ以上の知識を持っている。

 その知識と体験から紡がれる魅力的な文章を、私は本当に心待ちにしていました。毎年の選手名鑑も楽しみでした。


 ですが氏の諸事情により、「ややイヤな目」は7月を持って閉鎖される事になりました。更新のストップだけでも十分にショックなのですが、「閉鎖」という文字の持つ意味の重さ、そしてあえてその言葉をチョイスした氏の考えを推察すると、より一層寂しさが増します。


 今「イヤな目」の一読者として私に出来る事といったら、氏の今までの活動を少しでも後からサイトを始められる方たちに知って頂きたいと、ここで記事を綴る事と、氏に対し

「今まで有難うございました」

 と頭を垂れる事ぐらいしか有りません。正直、少し歯痒いですね。


 氏のこれからのご多幸をお祈りします。素敵な家庭を築いてください。そして次の世代に、サッカーの持つ素晴らしさを伝えてください。


 

日本蹴球の可能性。

 スポーツナビに宇都宮徹壱さんがコラムを寄せている。ブラジル戦について、少し辛口の言葉が並ぶ。

 言われてはたと気がついたのだけれど、確かにタイムアップの時、予選リーグ敗退が決まったにもかかわらず「ブラジルをここまで追い詰めたんだ」という妙な達成感が有った。睡眠不足とあいまって、今日はハイテンションで仕事をしていた。


 少し話は飛ぶ。以前シドニー五輪の時、セルジオ越後氏が

「日本サッカーは柔道と同じ気持ちで行かなくてはいけない」

 と突然言い出した事が有った。

 実に奇妙な切り出しだったのでよく覚えているのだけれど、日本の柔道家は五輪では必ず金メダルを要求される。銀ではダメなのだ。日本のサッカーも「いい試合した、よくやったな」ではダメ、そういう環境をまわりが作らないと。という主旨の、例の口調での発言だった。


 あれから5年経って、違う人から同じ事を指摘されたという事は、この気質は一朝一夕には変わらない日本人のメンタリティーなのだろうか。


 ただ93年にJリーグが開幕してから、ワールドカップは3回行われ、最終予選敗退、一次リーグ敗退、ベスト16と、結果だけ見ると順調に成長している。

 アジアカップも92年に初制覇。00年レバノンでは西アジア開催では初めての東アジアのチームの戴冠。04年中国では政治的圧力にもかかわらず連覇を果たした。


 J以前、日本代表は東南アジアの国にも手を焼くような存在だった。存在自体人々の話題の中心になるようなことも無かった。したがって例え単発で良い試合をしたとしても「感動を有難う」なんて言葉も出なかった。

 それがJ開幕から12年でブラジル相手に2-2という試合をしても満足するな、というのはいささか難しい話では無いかと思ってしまうのは、やはり甘いのだろうか。


 仕事帰りに見た夕刊紙の一面から三面まではすべてブラジル戦だった。地下鉄に揺られながら見ていると、周りの、あまりスタジアムでは見ないようなおじさんたちが、私の持っている新聞の裏を食い入るように見ていた。隣にいた男性は、サッカーに興味が無いといった風の彼女に、代表の事を熱っぽく語っていた。


 たった12年で、地下鉄の話題が一変した。もう12年経ったら、

「ブラジルに引き分けだってよ、ダセー!」

 なんて声が聞けるのかもしれない。

 
追記

 ところでこの徹壱氏、コンフェデではよく湯浅健二氏と共に行動している。文体とテンションの全く違う二人。会話はかみ合っているのだろうか?






日本2VS2ブラジル 観ながら書くのってたいへんね。



加地いいぃぃぃぃっ!!!!



 あれはオフサイドじゃないよ。私の心の中では1点入ってるよ加地。っていうか相手とのマッチアップで勝ちまくってる加地はすごいよ。セレソン級?

 開始早々の「俺たちとあんたらじゃ格が違うぜ」っていうラッシュは凌いだんだけれど、前半10分早くて上手いロナウジーニョ・ガウショとホビーニョのカウンターで先制された。


 ブラジルを見るたびに思うのだけどセレソンの選手って皆「こういう時はこうするんだ」、という戦術の基本みたいのを共有してるから、メンバーが入れ替わってもそうチームのポテンシャルが変わらない。守備のメンバーを大量に入れ替えているけれど、さすがブラジルというテクニックとボール保持能力。


 日本も攻撃の一歩目にかかるプレッシャーがかわせれば、キチンと形になってる。特に中田と加地あたりはあまり捕まえ辛い感じ。ただシュートまで行かない。柳沢のヘディングもバー、ついていない。

 守備は失点シーン以外にもカカのシュートがポストを叩いたりしたけれど、そんなに酷くない、特に遅攻の時はしっかり守れてる。それでもギリギリ守りきる形になってるけれど。ボール奪取の位置は低いけれど今は止むを得ない。



うおおおお、俊輔えええぇぇぇぇっ!!



 25分くらい。強烈ミドル炸裂で同点。ジーコが喜んでる。この試合はブラジルでも生中継されていると聞いているけれど、大丈夫なのかな、こういうの。


 とか書いてたらロナウジーニョに決められた。前半30分ごろ。マークの外し方が上手い。1-2。ただまだ日本の攻撃がいくつか機能しているんで、今の時点では流れは不確定。


 前半終盤ブラジル鳥かご。ブーイングがひどい。ただ取りに行こうとするするとスペースを突かれるので性質が悪い。このまま前半終了。


 後半、小笠原、玉田out中田浩二、大黒in。早速柳沢と大黒の良い連携でチャンスを作る。中田英が前に上がって、中田浩二と福西のダブルボランチ。少し攻撃的になった感じ。それにしても両軍オフサイドよく取られてるな。


 後半10分頃、右サイドを大黒が侵食。ペナルティエリア内で中村にラストパス。中村のスライディングシュートが決まったかと思ったが、ブラジルのフィールドプレーヤーに掻き出された。後半の前目からのプレスで攻撃の開始地点が高い分チャンスが増えたか。

 もちろんリスクも増える。今度はブラジルのコーナーキックから混戦状態。ブラジルのシュートを日本も描き出した。綱渡りの守備は覚悟の上。


 後半15分、ブラジルも選手交代。カカとアドリアーノを下げる。大丈夫?代わって入ったレナトは今のところパッとしない。バプティスタはパワーとスピードでごり押ししてくる。ただ単発の動きで浮いている。


 後半25分過ぎ、柳沢out鈴木in。柳沢よく走ってたからこれ以上無理はできないか。


 後半30分、ブラジルサポと思わしきバカ一人乱入。


 後半35分ロナウジーニョの変態プレーでセンターを破られる。危ない。


 後半40分中田英が頑張ってゴール前でFKを得る。蹴るのは俊輔。


大黒!大黒!!大黒!!!



 FKがポストに当たったところを大黒がねじ込む。残り5分くらい。

 それにしても鈴木を見つけられない。何処にいる?ロスタイムは3分。ブラジルなんか必死です。

 ロスタイムまたも大黒。クロスをヘディングもマルケスに止められる。おしい!!だがここまで。タイムアップ。最後の最後まで追い詰めながらの引き分け。



 総括すればやはりブラジルは止める、蹴るという基本的動作の正確性が高い。その分ちょっとした思考する時間が出来て、次のプレーまでの淀みが無い。試合巧者ぶりも目立った。


 それにしても日本の今大会でのポテンシャルは高かった。連動性、組織力といったベースの上に好調の大黒、柳沢の決定力が加わった事でチーム力が随分上がったように感じる。ジーコの用兵も不可思議なものは無かったし、何よりブラジルを相手にいい試合が出来たという事実がある。決して悲観すべき内容ではない。胸を張って帰国してほしい。


追記

鈴木さんはブラジルの人とケンカしてました。





6/23/2005

コンフェデ総括。

 本当は決勝戦の後に総括したかったけれど、これだけ沢山の収穫が有ったわけだし、脳が完全に眠ってしまう前にまとめましょう。あと湯浅さんの記事読むと当てられちゃうし、早いうちがいい。


 まず最初の収穫は福西、中田英、小笠原、中村というチームの核が固定された事。W杯アジア最終予選の時に偶発的に生まれたこの中盤、正直な話最初は機能するのかどうか疑問だった。予選突破しても、まだ半信半疑。

 でもコンフェデの3試合でかなり洗練されてきた。何より良かったのは3-6-1でも4-4-2でもこの核さえしっかりしていればアレンジがきくのが判った事。またこの四人のコンディションや消耗度に合わせて遠藤、中田浩を投入したり、それぞれの位置関係を変化させても破綻しなかった。イラン戦での4-4-2とギリシャ戦、ブラジル戦の4-4-2では格段に違っていた。


 それから加地のプレーが試合をする度に良くなっていた。ジーコの見る目がいいのか、育成方法がいいのか、本人が何か掴んだのか…。理由は判らないけれど、以前は攻撃の時はお世辞にもいい動きをしていたとは思えなかった右サイドが、今や代表に無くてはならないものになっている。


 セレサポとしては嫌なんだけれど、大黒も評価しないわけにはいかない。有言実行でブラジル戦でもゴールしたし。次のダービーはどうやって止めようか頭が痛い。

 いつもちょっと緊張感の無いインタビューの受け答えをしているけれど、よくよく聞くと相手GKの様子をしっかり見て次のプレーを決めている。そういう冷静なFWってしばらくぶりな気がする。そういう選手がもう一人いれば日本の得点力はグッと上がるのにな。

 玉田のプレーは批難されるレベルではないけれど、やはり落ち着きに欠けるし、鈴木は今スランプ状態。高原と久保は怪我の具合によるだろうし、こういう時に代表でゴールが有れば、迷わず大久保を推せるのだけれど、ジーコのファミリーの中にまだ嘉人が残っているかどうか。



 最後が一番の収穫だと思うのだけれど、ミスを次のプレー、次の試合にキチンとフィードバックしていた。

 例えばメキシコ戦の同点にされたゴールは相手に対する寄せの甘さが原因の一つだった。でもギリシャ戦ではそういうところがきっちり修正されていたし、ブラジル戦ではスペースに入り込んだ中村が逆にいいミドルシュートを決めている。

 そういう微調整が瞬時に、少なくとも次の試合では出来ているというのは、有り難い進歩だと思う。ユースを観ていて腹が立ったのがこのフィードバックの無さだった。本当は逆だろうという感じだけれど。



 残念な点と言えばサイドの選手層が相変わらず薄い事(ブラジルに勝ってたらどうなってたんだろう)と、中澤にこの貴重な3試合を体験してもらえなかった事。中澤は怪我だったから仕方ないし、加地の出来を見たら代えられないのも判るけれど、三都主はどうにかならなかったかな。


 以上、総括でございました。御清聴感謝。





6/22/2005

ビデオ見るの辛いわ。

 さすがに夜中3時20分からの中継を生で見るとフラフラになりそうだったので、ビデオ予約→早寝→早起き→ビデオを朝に見る。という線でいく事にしていました。延長PKまで行ったら6時まで延長と有りましたが、さすがにそれは無かろうと5時半頃に目を覚まして、うつらうつらしながらテレビをつけてみました。



半泣きの大熊監督が映ってました。



だいたい察しがついたのでもう少し寝る事にしました。



 今チラッとネットをうろついていたんですが、かなり荒れてますね。だいたい決勝点を後半47分にとられるってだけでもかなり頭に来るでしょうよ。


 さらに追い討ちをかけたのは、バックパスをカットされたのが失点の起点だったということ、これはかばいようが無い。

 そもそも大熊監督は後半の最後の方は延長戦狙いだったわけで(ソースはこちら、森本を延長頭から使う予定だったそうです)途中交代の兵頭にもその意図は伝わっていたはず(伝わっていなければチームとして論外)ロスタイムは当然セーフティーファーストで行くべきだった。もちろんセーフティーである事とバックパスの多用はイコールではありませんよ。


 何かこの大会でユース年代の評価がガクッと落ちてしまいましたね。ウチの苔口はもちろん梶山なんかも本当はいい選手なんですよ。株が上がったのって水野と前田と家長ぐらいなんじゃあ…。

 
 ともかく協会は一勝も上げられなかった原因を冷静に分析し、二の轍を踏まぬよう最大限の努力をしなければいけないでしょう。「たまたま選手の調子が悪かった」とか、そんなレベルの話じゃ無いように思えるんですが。ゲームの細かいところはまた夜に確認してみます。





キャッチボールからリフティングへ。

 生まれて初めて、親という立場で授業参観に行った。子供の頃「来られる側」だった時は「ええかっこ」がしたかったので過剰に力が入っていたのと、先生も妙に余所行きだったのを覚えているが、「来る側」としても授業参観はややこしい。


 まず「来られる側」の心理が判っているので、子供に無駄なプレッシャーを与えたく無い。だから、出来るだけ子供が意識しない、それでいて我が子が良く見えるポジションを確保したいということになる。ところがそういう場所は限られているので位置取りからして難しいのだ。

 さらに今回は「親子体操」なるプログラムが組まれていた。親子のスキンシップをはかりながらいい汗をかきませんか、という意図なのだろうけれど、まだ小さな我が子に全力で向うわけにはいかないので、力加減がやたらと難しい。

 一番難しかったのが「キャッチボール」、タオルを何度も結んで柔らかいボールを作り、それでキャッチボールをするのだが、これが上手くいかない。どれだけ緩やかなボールを投げても子供がキャッチできないのだ。

 一瞬我が子の動体視力を疑ったのだが、他の子を見ても、私が子供の頃と比べて格段に「投げる」「捕る」という動作が下手だった。


 思い返すと私は子供の頃大の野球少年だった。旧制高校、帝国大学の野球部でならした祖父を相手に、ヒマが有ればキャッチボールをしていた。阪急の山田のマネをしてアンダースローもしていたし、スライダーとサークルチェンジぐらいはマスターしていた。

 ただ私が特別な存在だったわけではなく、周りの子も皆同じように野球をしていた。リトルリーグやクラブに入っていなくても、路地裏とボールが有れば遊びは野球と決まっていた。丁度「うちの子はゲームばかりして」と言われだした世代だったが、結構外で遊んでいた記憶がある。


 ただそれから20年以上の年月が経った。近所でキャッチボールをする子供の姿は極端に少なくなった。別に全ての子がサッカーやテレビゲームに宗旨替えしたわけではないが、ともかく街角から気持ちいいミットの音を聞くことが無くなった。それと正比例するように、ボールを扱える子供が少なくなっていった。

 自分が至極当たり前だと思っていたキャッチボールという動作は、意外と修練のいるものだったのだ。ジェネレーションギャップを感じた出来事だった。


 ところでセレッソが発行しているオフィシャルマガジン「12th」に今号から「Soccer Kids」という子供向けの冊子が同封されている。

 小学校低学年向けの冊子なのだけれど、サッカー教室の様子やちょっとしたテクニック講座(眞中コーチと横山コーチが実演している。贅沢極まりない!)、運動中の効果的な水分摂取方、夏バテしない食事の啓蒙などかなり充実した内容になっている。親の世代が見てもかなり面白い。

 こういう冊子からサッカーに興味を持つ子供もいるだろう。セレッソにはちびっ子のアイドルモリシもいる事だし、意外とすんなり根付いてくれるかもしれない。


 そうなってくると、私に孫が出来る頃には「おじいちゃんリフティングも出来ないの?」なんて事を言われる時代になっているかもしれない。何が有っても不思議ではない。祖父の時代に野球を始めるよりも、今の子供たちがサッカーを始めるほうが、はるかに簡単だし、恵まれた環境なのだから。





6/21/2005

泣き男。

 最近「電車男」のせいで、新聞の見出しに「住宅地にナイフ男」なんてのを見つけると「ナイフ男」ってどんな話?とか思うようになった。


 アジアの一部では今でも「泣き女」という仕事が有る。他人のお葬式などに現れ、さも親族のように大げさに嘆いたり、本当に涙を流したりして、そういう雰囲気を作る仕事。

 これをテレビで初めて見たとき、仕事中の様子と休憩時間のそれとがあまりにも不釣合いだったので、今でもよく覚えている。

 もし日本に「泣き男」という仕事が有ったら、私は多分迷う事無く「泣き男」になっているだろう。それくらい最近よく涙が出る。


 子供が出来てからは特に涙腺が緩い。保育器に入れられた1500g余りの小さな命を見ていると、自然とそうなっていた。


 昨日の記事の中で紹介したBUMP OF CHICKENの「車輪の唄」と「K」という歌を聴くと必ず泣く。両方ともラストが余りに辛いのだ。自転車に乗った少年は賑わう街の片隅で孤独を抱き、嫌われ者のネコはボロボロになって土に返った。昨日記事を書き終えて確認したが、やはり泣いた。


 映画だと「火垂るの墓」と「クレイマークレイマー」に弱い。特に「火垂るの墓」はタイトルが出るまで持たない。二人の霊が出てきた瞬間で号泣してしまう。


 サッカーの試合でもよく泣く。嘉人のホームラストゲームの時には人目もはばからず号泣したし、2002年の元旦には泣いてスタンドまで謝りに来た岡山に泣いてしまった。

 ただセレッソに関して言うなら、まだ嬉し涙というのは眞中さんが3分ハットを決めた時しか無い。貸し借りでいうとまだまだ「悲しくて泣いた」回数の方が圧倒的に多い。悲しすぎて涙も出てこないという試合も何度か有ったので、トータルだと凄まじくマイナス。


 今度セレッソで涙する時は、是非うれし涙にさせて頂きたい。何かタイトルをとって、モリシがトロフィーを掲げてくれるだけでいい、後は何の演出もいらないから。


追伸

最近はメールや掲示板に温かいメッセージが届き、大変嬉しく思っております。引き続きこ助力頂けましたら幸いです。





音楽は苦手ですが…。

 狼里ちゃんからこのような依頼が…。私でよけりゃ力になりますが、なにせ


私あまり友達いないんで


Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)がいません。

「この野郎何を水臭いこと言ってやがる!俺がいるじゃねえか!」

という奇特な方がいましたら引き継いでください。
質問内容は

Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
Song playing right now (今聞いている曲)
The last CD I bought (最後に買ったCD)
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)


 だそうです。

 まず

コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

調べました。えーっと、たくさんです。

次行きましょう次。


今聞いている曲

SOFFetの「へその緒」かな。

へその緒.jpg


さらに次。

最後に買ったCD

イノセンスのチケットについてた「Follow Me」です。

Follow Me.jpg


んでラスト。

よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

古い順から。

アルバムですが、スピッツの「ハチミツ」

ハチミツ.jpg


SUPER BUTTER DOGの「外出中」

外出中.jpg


SOFFetの人生一度

人生一度.jpg


平沢進の「夢の島思念公園」(画像が無い…)


BUMP OF CHICKENの「車輪の唄」

車輪の唄.jpg


 以上、どうでしょうか、音楽に関しては激しく雑食です。たまに昔のフォークソングとかも聞きますから。高田渡とか。それがどうなんだと言われればそれまでなのですが。





6/20/2005

日本1VS0ギリシャ それぞれのモチベーション

 昨年のヨーロッパ選手権覇者ギリシャを、大黒の一撃で沈めた。

日本1-0ギリシャ


 記録にはこう残るだけ。ただ去年のギリシャと今年のギリシャは違うチームで、去年(というかジーコが監督になってから殆どの期間)の日本と今の日本では、やはり違うチームなのだ。ギリシャには様々なマイナス要因が絡みついていて、日本には様々な追い風が吹いていた。


 日本でいうなら攻撃的な位置に中村、小笠原。ボランチに中田英と福西という4人のユニット(特にボランチのコンビ)がようやく中盤の固定メンバーになった。後は他のメンバーの調子であるとか、相手の戦術に合わせて残りの6人をチョイスすればいい。

 今回は1トップ気味だったギリシャに3バックだと2枚余るから4バックにして、その分1トップだった柳沢のところに玉田を入れて運動量で相手を疲弊させるという意図が有ったのだろう。私はジーコではないから意図するところは正解ではないかも知れないが、いろいろな考えが有ってメンバーやシステムを変更してきたのは確かだろう。

 一見軽々しいシステム、メンバーの変更ではあるが、そこにはジーコの中盤に対する絶対の自信が見え隠れする。


 対するギリシャはW杯予選では苦戦している。星勘定をするならもう絶望的かも知れない。コンフェデレーションズカップで好成績をあげれば出場権が与えられると言うのであれば、日本の中盤はもっと激しいチャージを受けていただろう。でも、現実はそうではない。

 主力メンバーも何人か怪我やクラブチームの試合に拘束されて、出場が出来ない。個の力に頼らずチームとしての結束で結果を残してきたギリシャではあるけれど、これだけのマイナス要素が有ると頭が痛いところだと思う。


 上り調子の日本、下り坂のギリシャ、好対照では有ったけれど、やはり日本は日本であるしギリシャはギリシャだ。日本のお家芸ともいえる「決定機に決めきれない」という悪癖はなかなか直らない。

 柳沢に毎試合得点を期待するのは酷だし、玉田はまだレイソルでも得点は0。シュートチャンスを尽くはずしてのハーフタイムに、心配性な人間なら嫌な予感がしたはず。何せユーロ決勝のポルトガル戦でのギリシャの枠内シュートは決勝点となったコーナーからのヘディングシュート1本だけなのだから。


 ただそれも杞憂に終わった。またしても途中出場の大黒。今日本で一番冷静にゴールを決められる男が唯一の得点を叩き出した。

 その複線に得点の直前に小笠原に代わって投入された遠藤の存在が有る。普通なら中田を上げて遠藤をボランチにするところだが、遠藤はそのまま小笠原の位置に入った。

 考えられる理由は二つ、大黒に近い位置でチームメイトである遠藤を使った方が効果的だという考えと、福西、中田英のコンビを崩したくないという信念。恐らく今までのジーコの言動から察するに後者の理由が先に立ったと思うけれど…。



 形はどうあれ、勝利した事は素直に喜びたい。ただメキシコがブラジルを破る波乱が有った為、ブラジルが日本に対し全力で向かってくる事が確実になった。そこで日本がどれだけ自分達のサッカーが出来るか、もう一度観てみたい気がする。






かなり感激。

 えー、西中島です。休みの日は生活リズムが狂います。ブログの事も気になります。


 気になるといえばセレ本(仮)の情報掲示板。最初はぜんぜん書きこみする人がいないんじゃないか、そもそも掲示板の存在自体知らない人が多いんじゃないか、さらにいうと全然相手にされないんじゃないかって思ってました。何せほら


私ですから。


 でもたくさんの方に来ていただいていますし、書きこみも増えてきました。今まで何年もサポーターやっていて、初めて知ったサービスとか割引が有ったりして、本当に有り難いです。


 ただオススメサイトとかはまだ書き込みが無くってちょっと心配しています。自薦他薦は問いません。「俺のサイトをのっけろ!!」という方大歓迎ですので、是非書きこみを。ネット用語辞典スレッドもお願いします。


 私が音頭をとってもこれだけのアクセス、書きこみが有るのですから、やっぱりセレッソって魅力のあるチームなんですね、再確認です。


 まだまだ情報お待ちしていますので、引き続きよろしくお願いします。





6/19/2005

WY日本1VS1オーストラリア 若き窓際族の意地。

 前田にしても水野にしても、

「どうして俺がベンチなんだ?」

 という気持ちが有ったと思う。特に水野はこれまでの2得点全てに絡んでいる、酷いパフォーマンスなわけではないはず。

 キーパー西川の今までの活躍からは信じられないようなミスにより0-1となった時点で、大熊監督はなりふり構わず点を取る必要が出てきた。

 その中で選ばれたカードが前述の前田、水野、そして森本だった。変わって下がったのは今まで重用されていた兵藤、増島。この交代の意味するものは何か?



 今日の日本は、しっかりと中盤を経由した攻撃をしていた。特にオージーの足が止まった後半はそれなりのペースでボールを保持していた。

 オーストラリアも運動量の落ちた選手を変えてきたが、得点後は特に虎の子を守ろうと引いてきた事もあって、左サイドの前田、中央の水野、右にまわったカレンがぐいぐいと全体を押し上げていた。

 カレンはとんでもない運動量で守備にも貢献し、決まったかと思われたオーストラリアのシュートをブロックしている。


 そうした中での前田の同点ゴール。タイムアップギリギリで生まれた得点は、日本を決勝トーナメントに滑り込ませる値千金の1点。泥臭くゴールに迫り続けた男の意地。大会初出場というのが信じられない。



 それにしても得た勝ち点は僅かに2。1強3弱のグループの中にあってこそ有り得た薄氷のグループリーグ突破。前評判もあまり高いものではなかったが、それにしてもこの有様はどうなのだろう。

 しっかり繋げない、きっちりと守れない、決めきれない(平山は足でのシュート練習をしているのか?)このチームが未来の日本だというのなら、残念ながら今の時点での未来は暗い。

 この暗闇に光を差し込ませる為には、かつてのユースチームのように、彼等もまた自らの力で勝ち続け、結果を残していくしか無い。





6/18/2005

コケ微妙なのか?

 怪我の事とか、立場的に今のユースに苔口がいて何かメリットって有るのかなと、ふと思いました。


 同じポジションで家長がそれなりの結果を出した。ロングフィード一辺倒のユースサッカーに有って、家長の左サイドでのキープや突破はかなり貴重な存在。それはいくらガンバの選手といえどはっきり評価しなくちなゃいけない。


 セレサポだからといった贔屓目も有るかも知れないけれど、苔口が個の力で劣っているとは思わない。ただ使い方が不味すぎる。平山の衛星役や、先発起用は正直やめておいた方がいいと感じてる。

 もし使うのであれば、相手が間延びしてきた時、足が止まった時、ポジションは左の高い位置がいい。

 調子が良ければもう少し柔軟なプレーが出来るだろうけれど、今の苔口の状態を考えるならこれくらい限定しないと生きてこない。


 確かに年代別とはいえ代表に選ばれるのは誇らしい事。でもだからといって無理をさせられたり、無為無策な起用の犠牲になるのを見るのは辛い。みんな必死にやっているのだろうから我侭なのは判るけれど。


 チームメイトの殆どはグアムで汗を流し、同時にリフレッシュもしている。そんな中日の丸を背負って怪我、相手選手、ライバル達と戦い続けている苔口を見るのは、ちょっとキツイ。





メキシコ2VS1日本 最良の敗戦。

 いつもは試合を観た直後に書き始めるのだけれど、さすがに昨日は寝ました。

 起きてから出来る限り雑音をシャットアウトして書きたかったのですが、運悪く(?)湯浅御大の爆発的なフリーライティングをかっくらってしまいました。いつもとちょっと違う感じになりますが、ご容赦下さい。


 試合が終わった時の第一印象は「うん、今はこのくらいじゃない?」というものでした。確かに負けたら悔しいです。でも昨日の日本は何かを得て負けたように感じましたので。


 メキシコは以前から「日本が強くなる為に最もお手本になるチーム」と思ってました。とんでもない身体能力が有るわけでもないのですが、ショートパスと運動量をベースに、サイドチェンジやドリブルをアクセントにした、創造性で相手を崩していくサッカー。

 今の日本もかなり大雑把にカテゴライズすれば同タイプのサッカーをしています。こういう「喧嘩四つ」の場合はレベルが上のチームが試合を圧倒するものなんですが、以外に通用する部分が多かった。特に前半の柳沢がスペースを生み、中田、中村、小笠原がそこに絡んでいくスタイルは結構観ていて期待感が有った。まあその前に見たのがユースのベナン戦ということもあっての印象だったのかも知れませんが。


 先制点も相手を崩す小笠原のパスと加地の素晴らしいクロス、そこに柳沢のフィニッシャーとしてのテクニックが結びついた良いゴールでした。こういうゴールが生まれるようになったのは正直に嬉しいものです。

 その後もメキシコのたまに有る不用意な横パスをカットしてショートカウンターを仕掛けるシーンが有ったりして、前半の中盤くらいは本当に日本のペースで試合が出来ていました。


 ただメキシコと日本ではくぐって来た修羅場の数が違うわけで、こうした劣勢を耐える方法、挽回する為の引出しの多さが比べ物にならない。

 同点弾のジーニャのミドルがあまりに美しくて記憶から消えそうになってしまいそうですが、それ以外にもメキシコは実に様々な方法で日本を崩しにかかっていました。ボルゲッティの高さだとか、中盤でのリズムの細かい転調だとか。その度に日本は応対に追われる事になります。

 その場は何とか凌いでいましたが、結果後半体力の落ちた日本は細かいミスを頻発させて、流れをメキシコに明け渡してしまった。地味なボディブローを細かく当てられて足が止まったボクサーのように。


 ただ日本も日本なりに引出しを作ろうという試みが有った。万全ではなかった中村を下げたのは例外として、大黒と柳沢の2トップで前線の運動量を増やしてみたり、センターバックを一枚下げて攻撃に厚みを持たせようとしたり、選手間が間延びしていた終盤にドリブルが持ち味の玉田を入れてみたりと、明確な意図を持った選手起用をしていた。

 どれも結果的には特効薬ではなかったわけですが、こうした試み一つ一つがチームの財産になると思っているので、事ここに関しては素直に評価。「試み」れば、例えそれが失敗であったとしても、最低「次からこのオプションは使えない」という経験になるんですから。


 戦前ジーコは「全て勝ちにいく」と言っていましたが、それが不安でも有りました。確かに結果は欲しい。でも既にワールドカップ本戦出場という最低限のノルマは達成できたわけで、ここではさらに上の結果を本戦で残せるような戦いをして欲しかった。具体的に言うのであれば勝敗はどうあれ予選と同じ戦い方で試合に臨み、何処が良い部分なのか、何処が修正すべき点なのかを確認して欲しかった。

 その意味で冒頭の感想に繋がるわけです。スポナビに選手のコメントが残っていますが、やはりそういう「世界との距離感」の確認した選手が多いようです。この皮膚感覚はなかなか味わえないもの、しっかりと刻み付けて本戦での糧にしてもらえれば、この惜敗にも納得ができます。





伝えたくない事、伝えたい事。

 お昼休みに狼里ちゃん経由ドイツ行きこんなページを見てしまいました。


 殆どの人にとっては「んな話有るかよー」で終わってしまうわけなんですが、西中島は自分の人生をさらけ出しながら破滅へ向ってレッツゴーな姿勢でブログ運営をしていますのでたいへん現実的な、身近な話として拝見させて頂きました。家族構成とかが似通っていて、ホント他人事とは思えなかった。娘がブログをするかどうかなんて判らないですけれどもね。


 夜になって帰宅すると、母親が祖父の様子を書いた手紙を送っていただいた方の電話番号を調べてくれていました。一言お礼が言いたかったのと、戦中の祖父の様子を知りたかっただけで電話をしたのですが、私が戦史ものをよく読んでいたせいか話が妙に弾んでしまいました。

「私等の船団が通るところは潜水艦がぎょうさん出るところでしたんですが、たまさか栗田艦隊がレイテに行っとって、それでそこを抜けられましてん」

「レイテ沖いうたら武蔵が沈められたとこですね」

「そう!そないだ!」

 おじいちゃんの事を少しでも聞いておきたくて、戦友のおじいさんの記憶の糸を手繰り寄せていました。


 それで電話が終わってからふと思ったのですが、ブログというのは使い方を間違えればそれなりに不味い事にはなりますが、上手く利用できれば、これ以上の記録を残すツールは無いのではないでしょうか。

 普通にパソコンなり手書きなりで日記をつけておくのも良いんですが、手書きだと本人が亡くなった時に見つけてくれない可能性が有る。その点ブログならアドレスさえ覚えていれば何時でも見る事が出来る。万一消去されていてもキャッシュは残る。


 狼里ちゃんの所で見たページはそれが悪い方へ転がった場合のフィクションなわけですが、年老いて、次の世代に託したいメッセージなり情報なりが有った時には、その特性が生きてくる。それって悪い事では無いですよね。


 ツールは使う者の心次第で災厄を招きもすれば、かけがえの無い財産にもなる。それを思い知った一日だったかな。





6/17/2005

Great grand father.

 祖父が亡くなった事を知った元帝国陸軍の戦友から手紙が届いた。読み終えた私は、ただただ涙するしかなかった。 




前略 ご実父様のご逝去に心からお悔み申し上げます。
想へば61年前、昭和19年6月下旬召集令状により(現)大阪府
高槻市、工兵第四連隊に200名余り集合、その日の夜行
列車にて愛知県豊橋、渥美半島、大清水飛行場設定
練習隊に転属、8月下旬飛行場設定なかばで、スマトラ(北部)
行きの命により、トロツコ、線路、天圧車(ローラ一台)障害物除去用(キヤタピラ付)
ケンイン車2台、スコツプ、つるはし、モツコ、測量機等を広島市字品軍港
にて輸送船に積こみ門司に向う、門司港外にて約35隻の船団を
くみ、台湾、高雄軍港に入港、ここでそれぞれに別れ、15席の船団で
シンガポール(当時昭南島)に向う、台湾とフイリツピンの海峡、バシー海峡
で夕方一隻潜水艦の魚雷にて轟沈、フイリツピンとボルネオの海峡(バラバツク海峡)で
真夜中に魚雷攻撃にて10隻の損害こうむり四隻がやつとのことで
シンガポール港に到着、シンガポール、カラン飛行場で約1ヶ月
警備にあたり、後マレー半島クアラルンプール近くの港より、マラツカ
海峡をわたり、北部スマトラ、メダンに駐留、敗戦後約半年間、小銃と弾5発
を持つて村落を転々と移動し、21年2月初旬ベラワンの港にて
武装解除(イギリス軍にて)ドレイ船同様にシンガポールに向う、マレー半島
バトバハにて戦犯の取調べを受け、2日間程住民の罵声をあびながら行軍し、ある駅から、イギリス軍
監視のもとシンガポール向う、直ぐにイギリス軍の指揮のもとで当初住民の罵声をあびながら苦しい作業に
従事、昭和22年8月下旬頃復員船に乗船9月下旬、佐世保
針尾島に上陸、数日間宿舎ですごし南風崎(ハヤザキ)駅から列車に乗車、
各々の出身地に帰宅せり、
備考、引揚事ム局より1人300円支給有り、但し、ヤミ値で列車発車までに
まきすし1本50円で売りに来た、
飛行場滑走路1本つくるのに日本では2ヶ月近くかかつた、その当時、アメリカでは
ブルドーザと鉄板で滑走路1本7日間ないし、10日間位で完成
するとのこと、日本軍の監視下でインドネシア労働者アミーバ赤痢で多く
たおれたとのこと、日本軍にはくすりは皆無の状態である、

以上の事から想馬燈の如く想いうかべます、
皆々様には御身ご自愛の程、
乱筆の程おゆるしを、
敬具
○○ ○○ 様
6月14日 △△ △△
追伸 シンガポールで作業中、ご尊父様の通訳としての活躍のすがたを想いうか
べています、

 祖父はこんな辛い話など、29年間一度も話そうとはしなかった。いつも飄々として、笑ってた。
 私の祖父が敗戦国の軍隊と罵声を浴び、劣悪な環境に身を置いても、耐えて、耐えて、生きぬこうとしてくれたから、今の私が有る。命をかけて祖母達を守ってくれたから、今の日本が有る。でも、そんな事をただの一度も口にすることは無かった。平和な世界に不釣合いな昔話だと、心の中にしまっていたのかも知れない。
 私の祖父は、やはり偉大な人間だった。軍人としてでも、商社マンとしてでもなく、人間として偉大だった。手紙に書かれた事が、そして61年間のブランクが有ってなお、その手紙が送られてきたことが、それを証明している。
 

6/16/2005

ベナン戦観戦→爆睡。

 生まれてこの方

 知らないうちに寝てた

 と

 酔って記憶が無い

 という経験が無かったのですが(酔う方は下戸なんで当たり前なんだけれど)昨日のベナン戦を観ていて、最後15分くらい覚えて無くて、そのまま朝まで寝てました。

 なんて言うか、オランダ戦の時はユース世代なんだからここまでフィジカル強い相手と戦ったら辛いよ。もっとテクニックとチーム戦術が浸透していけば何とかなるんじゃない?とか楽観視していたんですが、ベナン戦は何か観ているのが辛い試合でした。


 だってせっかく奪ったボールをしっかりキープしないで、すぐにロングフィードで平山の頭にポンポン放り込んでくるんだもん。時々平山がしっかりマークつかれているのにフィードする時が有ったりして、ちょっと不憫でしたよ。

 画面にベナンの選手が6、7人いるのにこっちは平山一人。こんなのどうすればいいの?攻めが形になる時はサイドが空いた時か、平山の周りにカレンとかがしっかりサポートに入った時、あと水野がゴール前で絡んだ時。しかもそれも数えるほどとくれば、そりゃ流れから点とれないのも当たり前。


 今のユースの指導法が早くトップに当てるか、それが無理ならサイドから。出来るだけ早く相手ゴール前にボールを運ぶ事を第一義としているらしい(詳しくはこっち)

 でもそれだと日本が今まで築いてきた中盤中心のパスサッカーは全否定される事になる。確かに細かいパスをつなげていくスタイルにはデメリットも有るけれど、日本人はスタミナやフィジカル、スピードで他の国を圧倒するなんて出来ない。森本なんて出てきたけれど、平山と同じでどんなにいいFWでも、供給されるボールの質が悪ければ「窒息」してしまう。悪いところも承知の上で、中盤中心のチーム作りをしていくしかないように思えるのだけれど…。


 この世代は北京五輪、南アW杯の時には中心になる世代なんだけれど、今から何とかしなくちゃ、こんなサッカーしていたら本戦出場も心配になって来た。これって大熊監督とか田嶋さんの辺りだけが悪いのかな。それともこの指導方針を継続してきた日本サッカー協会全体の問題なのかな。眠い頭では判りません。





ヨシトもヒデも。

 ええと、個人的にはヒデはどうでもいいんですが

ニッカンスポーツ

フィオが日本ツアー、C大阪など3試合

 日本代表MF中田英寿(28)が所属するセリエAのフィオレンティーナが15日、国際親善試合「フィオレンティーナジャパンツアー2005」の開催を発表した。7月28日にC大阪(午後7時、長居)、同30日に広島(午後6時、広島ビ)、8月1日には東京V(午後7時、味スタ)の3試合。チケットは各プレイガイドで24日から一般発売される。


ニッカンスポーツなにわWEB

マジョルカ残留大久保“1人2役”がい旋試合

 マジョルカFW大久保嘉人(23)に「1人2役」のがい旋試合計画が浮上した。14日、大久保の来季について1年間のレンタル期間延長でチームに残留することが発表された。C大阪は8月にマジョルカとの親善試合を計画中。大久保は前半にマジョルカ、後半にC大阪でプレーするプランを予定している。実現すれば、海を渡った大久保にとって、これ以上ないファンへの恩返しになる。

(中略)

 大久保の残留を受けて、「夢のがい旋マッチ」が実現に向けて動き出した。C大阪は8月にマジョルカとの親善試合を計画。その中には大久保が前半にマジョルカで、後半に古巣のC大阪でプレーするプランが浮上している。赤色の「17番」と桜色の「10番」が同じ試合で見られるファン垂ぜんの試合。出原社長は「日程調整が難しいが、マジョルカと交渉を続ける。ファンのために面白い試合にしたい」と前向きに話した。

(後略)


 「俺たちの誇り」が長居に凱旋するんですよ!しかもまたセレッソのユニフォーム姿でプレーしてくれるんですよ!こんなに嬉しい事は無い!

 もうね。みんなで行きますよ。家内も娘も親類縁者巻き込んで応援に行きますよ!嘉人とセレッソの!(どっちかにしろよ)そして娘に


「観ろ!あれが未来の日本サッカー界をしょって立つ漢(おとこ)だ!!」

 と刷り込むのです!(やなオヤジだな)

 とりあえずどっちのユニでもゴールが見られたらいいです。本望です。どうせゴールしたらユニ脱いじゃうから一緒だし(笑


 試合予定は8月という事だけれど、ダービー三連荘の後になるのかな?なんかこうこってりした脂っこい料理の後に食べる涼しげなデザートって感じです。楽しみ。マジ楽しみ。


 ああ、早く夏来ねぇかなぁ。あ、夏が来たら本の締め切りも近くなるじゃん。うあー。





6/15/2005

話がどんどんでかくなる!!

 昨日書いた「セレ本(仮)作ります」の件で、各所にお願いメール飛ばしたりしています。予想より反応が大きくて、結構自分でビックリしています。あ、「俺のところにメール来とらんぞコラッ!」という方もいらしゃるかと思いますが、メール全部手書きで別々のお願いをしているんでまだ全部送っていません。

 あとセレッソに関係している方全てを把握しているわけでもなく、また把握している方全てにメールを送るのは物理的、時間的に無理が有るので、何卒ご理解ください。


 などとモタモタ始動していたら。

セレ本(仮).jpg



 なんとピンクの青春さんに取り上げられましたよ!

 んで、

ついては長居スタジアム周辺情報、セレッソ関連webサイト、セレッソのネット用語などについて情報提供を呼びかけているようです。ただ情報提供するのは今のところ e-mailだけのようなのね。wiki をたてるとかレンタル掲示板とかを借りるとかした方がいいのかも知れん。

 というご指摘を受けましたので、




 んー、やっぱり2ちゃんスタイルの掲示板の方が使いやすいかな?という浅はかな理由でライブドアの掲示板を借りました。seesaaブログなのに。


 とりあえずボチボチジャンルごとのスレッドを作っておきますので、情報が有る方はお気兼ね無く書き込んでください。





セレ本(仮)のページ編成。

 以前にもちょっと話をしていましたが、セレッソ大阪のファンブック(まだタイトル無いので、仮に「セレ本」とします)の製作にそろそろ取り掛かろうかと…。


 とりあえず版はB5版(257㍉×182㍉)、ページは表紙込で36ページを予定しています。それ以上はホッチキスで綴じられないので、これがいっぱいいっぱい。

 ページ編成はとりあえずザックリと。

1…表表紙
2…表紙2(白紙)

3…中表紙
4…イントロダクション
5…目次

6~9…スタジアム近辺案内
10~13…スタジアム案内

14~19…選手紹介、コール歌詞紹介

20~25…セレッソ関係のHP等紹介

26~31…セレッソネット用語辞典

32、33…おまけ4コマ

34…後書き

35…表紙3(白紙)
36…裏表紙

 こんな感じを予定しています。発行は10月最終日曜なので上手く行けばナビスコ決勝必勝記念号になるかも。なるといいなあ。いや、きっとなるぞ!!


 ちなみに売価は300円です。いつも作ってる同じ規格の本が300円なので。


しかし!セレッソクラブ会員

orセレッソホームゲームチケット購入者には

タダでいこうと思っておりますよ!!

(赤字よりサポーターの拡充優先!)


 ただ通販とか出来ないので、即売会以外はスタジアムで手渡しになると思います。前もってメールとか下さると有り難いかも…。


 あとお願いが一つ。上のページ構成の中の
 
6~9…スタジアム近辺案内
10~13…スタジアム案内


20~25…セレッソ関係のHP等紹介


26~31…セレッソネット用語辞典

の三箇所は、一人でするにはちょっと辛いですし、情報が偏ってしまうんですよね。出来れば皆さんにご協力頂きたいトコロです。

「長居の穴場知ってるよ」

「ウチのホームページ取り上げろ(#゚Д゚)ゴルァ!!」

「久藤ちゃんの呼び方全部知ってるよ」

 という方のご協力を頂ければと思っています。いつでもいいんでメールください!

6/15追記

 メールだけではなんなんで、専用の掲示板作りました。スレ立て書き込みお待ちしています。








6/14/2005

報道のモラルってなに?

 ワールドカップ本戦出場が決まったというのに、何故か気持ちがモヤモヤしていた。嬉しいんだけれど、ちょっとおかしいんじゃないかなって感じてた。漠然としだ表現で悪いのだけれど、いつものニュース番組なんかの取り上げ方が、何となく気に入らないのだ。

 代表の今までを全て好意的に捉え、いけしゃあしゃあと「ジーコさん!ウチの局は貴方の事を信じていましたよ!」と猛アピール。宮本や大黒はキツイスケジュールの中でいくつもテレビ局を回ってた。そしてクタクタの筈の彼らへの質問はすごくレベルの低いもので、時々「それくらい調べたら判るだろ」というものまで有った(それを嫌な顔一つせずに応対していた宮本はよく我慢していたなと思う)


 「勝てば官軍」という諺が有るけれど、本当に今の状況が代表にとって良いものなのだろうか?そもそも私はこの言葉が嫌いなのだけれど。


 ジーコの選手選考や起用、指示の中には理解に苦しむものが多かった。「日本はサッカー後進国だから、日本人にはジーコの考えている事が判らないのだ」では片付けられないような、明らかなミスも有った。またニュースなどではジーコがさも選手の自立とか自主性を「育てた」ように報じられているけれど、窮地の時に選手間で話し合いが持たれることは02年のワールドカップでも有った。


 そういう都合の悪い、整合性を欠いてしまうところに蓋をして、お祭り騒ぎを続けていたら、本戦、ひょっとしたらコンフェデや東アジア選手権あたりで、またキリンカップのような冷や水をぶっ掛けられそうな気がする。まだまだ日本人は(自分も含めて)サッカーに対する造詣が浅い。


 と、思っていた時にインファイトのリーダー河津亨氏の記事を見つけた。ジーコ肯定派と否定派に関する記事には共感するものが多かった。

CRAZY DIARY.jpg


 結局報道というのはどれだけの人間が見聞きするかが評価の対象であって、どれだけ詳しく、真剣に取り上げられても、誰も見聞きしなければ、それは失敗なのだ。ついでに言うと対象がその報道によってどうなろうと、裁判沙汰にでもならない限り、知った事ではなかったりする。松本サリン事件の被疑者と思われていた人物に対する謝罪は報道量に比べて妥当だっただろうか?


 所詮代表も視聴率、購読者を稼ぐ為の取材対象でしかない。そんなスタンスでしかサッカーに向き合えないマスコミに乗せられて、有頂天になっていてはいけない。せめて個人レベルで、真摯にサッカーを愛していたい。





ダービー、ダービー、ダービー!!

スポーツナビ

大阪ダービーが実現 ナビスコ杯準々決勝抽選

 Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ準々決勝の組み合わせ抽選が13日行われ、G大阪とC大阪の「大阪ダービー」が実現した。出場8チームの若手選手各1人とJリーグの鈴木昌チェアマンがくじを引いた。
 大阪勢対決の勝者は、横浜M-大宮の勝者と準決勝で顔を合わせる。もう一方のブロックでは、前々回の覇者で4年連続決勝進出を狙う浦和が清水と、磐田が千葉と対戦する。
 準々決勝は8月6日と同13日、準決勝は同31日と10月5日にホームアンドアウエーで行われ、決勝は11月5日、東京・国立競技場で一発勝負で行われる。

 ナビスコカップのおかげで観られる試合が増えたなあ、などとのん気に考えていたんですが、よりによってダービーですか、そうですか。


 いやね、別にダービーでもいいんですが、

7/23 J1リーグ第18節 ガンバ大阪VSセレッソ大阪(万博)

8/6  ナビスコカップ準々決勝第1戦 セレッソ大阪VSガンバ大阪(長居)

8/13 ナビスコカップ準々決勝第2戦 ガンバ大阪VSセレッソ大阪(万博)




二十日間ずっとダービーはさすがに食傷だろ。



 こういうお祭りごとってたまに有るから楽しい。準備も苦にならないし、全力で取り組める。余韻も味わえる。

 子供の時には「毎日がお祭りだったら楽しいのに」と思えましたけれど、さすがにねぇ…。


 さて、ガンバさんはどう思っているのやら。もちろんお互い3つとも頂きたいと考えてるでしょうけれど、組み合わせに関して。ちょっと聞いてみたいのでコメント希望。





6/13/2005

苔口の逆襲に期待。

 ワールドユースに出ている苔口の一戦目を終えてのコメントがスポーツナビに出ていました。

スポーツナビ

「もっと試合に出たかった」苔口卓也=U-20日本代表

(前略)

「今日は相手の裏を狙って点を取りたかった。相太(平山)が競った裏を狙ったけど、あんまりゴール前に出られなかった。守備面では相手の6番(マドゥロ)をつぶすことを考えた。でもオランダはみんなうまくて強かった。押されてきつかったけど、とにかく落ち着かせるために相太に当てて、大きなサッカーをしようと話した。結局、前半で交代したけど、自分としてはもっと出たかった。悔しい。次は点を取りたい」

 プレスのきつかった前半に裏を取るなんて厳しい仕事をしていたんですよ。実戦からあれだけ遠ざかっていたのにな。さぞ大変だったでしょう。

 あと苔口が交代してからポジションの修正をして反撃が始まったので、苔口を戦犯扱いされてる方が多いのも辛いな。確かに出来はあまりいいとは言えなかったけれど、修正が苔口投入前に有ったなら多少変わっていたと思いますよ。


 最近になって下村、前田と若手の台頭が続く守備陣に比べ、攻撃陣はやっぱりアキ、モリシが軸。高齢化というと失礼ですけれど、若手の成長は急務。

 シャケは覚醒中の久藤や職人広山に水をあけられていますし、戦力になりかけた米山もファビーニョの復帰でベンチに入れない状態。

 FWもやろうと思えば出来るし、ウイングでの破壊力は実証済みだけに、コケには完全復活とポジション奪取をしてもらって、若手攻撃陣に刺激を与えて欲しい。次のベナン戦は期待しています。





復活の翼。

 サテライト戦で徳さんが見事なボレーを決め、苔口もワールドユースオランダ戦で実戦復帰をしましたよ。



 試合は前半だけの出場で、まだテーピングも痛々しいですが、とりあえずかばっている様子も無かったので、二人の鶴バナーを下ろします。万歳。


 ユースの試合自体でいうと、苔口はあまり活躍しているわけではなかった、正直浮いてた。殆どぶっつけらしい平山との2トップは機能していなかったし、前半飛ばしていたオランダに封じ込まれていた。

 もしもう少しスペースが出来ていたであろう後半から登場していたらもう少し変わっていたのかもしれないけれど、その役目は森本やカレンがやっていたので「仕方がない」というほかは無い。個人的にはカレンと苔口は逆の方がいいかも知れないと思っているけれど、ここで「大熊の選手起用が間違っていた」なんて言っても何も変わらないし。


 何より元気で飛び回っていた苔口の姿が嬉しい。少し前は起用法云々とか言えなかった、走れた、トレーニングできた、そういうニュースを聞くだけでも喜ぶような状態だったんだから。


 徳さんもコケもいい選手だけれど、今チームはメンバーがほぼ固定されている。ファビーニョのような例外は有るけれど、ベンチもなかなか難しいほど前の選手は充実している。これからも茨の道。それでも、頑張って!





6/12/2005

ナビ8強。

 行きたかったけれど、何をどうしても行けなかったし、個人的にもっと大事な仕事が有ったし、それでもブルーノの暴走機関車のような突進と、アキの芸術ヘッドは観たかったな。

スポニチOSAKA



C大阪、西沢の活躍で初の8強 ナビスコ杯

◆ 腰痛なんのエース完全復活 ◆

 準々決勝進出チームが出そろった。D組のC大阪はFW西沢明訓(28)の1ゴール1アシストの活躍で、鹿島を2ー0で下し8強入り。既に1次リーグ突破を決めていたB組のG大阪は、FW松波正信(30)とMF寺田紳一(20)のプロ初ゴールで東京Vを2ー1で破った。シードされた横浜Mと磐田を加えた準々決勝の組み合わせ抽選は13日に行われる。


 何がいいって写真がいい(笑 アキってゴールの後特に何かするわけでもないけれど、いつもなんだかかっこいい。多分アクロバティックなゴールが多いからそれに対する感歎の念が加わっている分そう見えるのかもしれないけれど。さすが我が娘たろもがタオルマフラーを買った選手だけはあると…。


 で8強(「強」という漢字がセレッソに合わないような気がするのはネガ厨だからか?)が出揃ったわけですよ。

浦和レッドダイヤモンズ
大宮アルディージャ
ガンバ大阪
ジェフユナイテッド千葉
清水エスパルス
セレッソ大阪
ジュビロ磐田
横浜Fマリノス


 意味もなく色をつけてみたり。

 こうしてみると何となくセレッソが苦手にしているチームが残っているような。というかグループリーグで無類の相性の良さの有った鹿島と当たっちゃいましたからねぇ。今年は負け無しの名古屋もいないし。

 対等に戦えるかなと思うのは浦和、大宮、千葉ぐらいかな。後は現在苦手にしているチームばかり。でもここまで来たチームに弱いチームなんか一つもないわけで、仮にどこと当たっても辛い戦いになるでしょう。


 それでもやっぱり勝ちたい。タイトルを取りたい。例え最近ナビスコカップをとったチームが翌年調子を落とすというジンクスが出来つつあっても。一度でもいいから、モリシやアキにタイトルをとらせてあげたい。というか掴み取ってほしい。





よかったとよかった。

IMG_0424.jpg


 じいちゃんの新しい旅立ちに、好きなものを集めてみた。好きだったタイガースの優勝記念Tシャツを添えたり、甘いものを沢山供えたり。

 じいちゃんにとって特に「嶋屋」のおいもは特別なもの。じいちゃんから「嶋屋」のおいもが送られるということは、最恵国待遇を与えるということ。もちろん、一番デカイパックを供えた。じいちゃんは日に6、7食くらい食べるから、あっという間に無くなるだろうけれど。


 人間が燃え尽きるのに2時間かかる。長いような気もするけれど、80年間以上生きてきた肉体が朽ちるのに、たった2時間なのかと思わなくもない。

 斎場で見たじいちゃんの骨はびっくりするくらい太かった。ハンパな釜ではそうそう焼き尽くせないところが、じつにじいちゃんらしい。死んで尚タフ。親族が箸で骨壷に移そうとするのだけれどデカイ骨ばかりでうまくいかない。


 喪服を脱ぐとどっと疲れがふきだしてきた。人一人をあの世に送り出すには相当の体力がいる。もう暫くは葬式は勘弁。


 丁度葬式が終わる時間が、ナビ杯鹿島戦の終わる時間だったので、あおおにさんに電話で結果を聞く。あおおにさんの声のはずみ具合で結果がわかってしまったけれど(笑 スコアが2-0、しかもブルーノとアキの得点と聞いて、嬉しいやら悔しいやら。でもよく考えるとあおおにさんにスタジアムにいるのかどうかも聞かずにいきなり「どうでしたぁ?」とまぬけ声で聞いた私はどうなんだ?


 大騒ぎするのが好きなじいちゃんだったんで、ブログの更新ペースは明日から平常営業です、はい。これからも暴れるからね!見とけよじいちゃん!!

 

 

6/10/2005

私もまた走らねばならない。

 私の祖父が亡くなった。1919年、ベルサイユ条約締結の年に生まれた祖父、84歳というのは立派な大往生なんだろう。

 だけど私はまだ何か実感がわかないでいる。死に顔を見ていないからかもしれないけれど、心のどこかで、祖父が死ぬはずが無いという気持ちが有るから。



 まだ痴呆もなく元気だったころ(それでも70代だったのだけれど)馬券を買って帰ってきた祖父が、夕食の時に突然

「そういえば今日トラックにはねられてなぁ」

 と言い出した。でも祖父の体には傷一つ無い。本人曰く

「柔道の受身をしたから大丈夫だった」

 とのことだったが、よくほらをふく人だったので今回もそうなんだろうと家族みんなが思っていた。しかしそれから暫くして、トラックの運チャンが蒼い顔をして示談をもちかけにやって来た。本当にはねられたらしい事が判ると、私は「この人はきっと死なない人なのだ」と思うようになった。


 祖父はじつにいろいろな体験を教えてくれた。戦争の時にグラマンに追い掛け回されたとか、女スパイがいたとか、現地の人に焼き討ちをくらったとか。戦後アフリカに行った時にアスワン・ハイダムの溜池に小便をたれたこととかを

「エジプト人はみんなワシの小便を飲んでるんや」

 などと、何故か得意げに話をしていた。そんな子供っぽい祖父が、私は大好きだった。


 でもとても愛していた祖母が亡くなると、少しずつ痴呆と老化が始まった。人を愛し、愛される事が生甲斐だった祖父にとって、最愛の人を亡くした悲しみは耐えられないものだったのだろう。それを忘れたいが為に、痴呆になったような気もしている。


 しかしこれで、祖父はまた祖母に会うことが出来る。亡くなったことは寂しいけれど、祖父にとっては幸いな事なのかも知れない。だから最後も、笑って見送ろうと思う。いってらっしゃい。向こうでも元気で。

 


走れヤスオーッ!!

 最近やたら「松木 CM 動画」と検索して来る人が多いんです。多分キリンカップの時に流れたソニー生命のCMの動画を探しているんでしょう。以前にもチラッと記事にしましたけれど、確かにあのCMはぐっと来ますよね。


ソニー生命.JPG





 あれ、松木さんがお父さん役だから良いんですよね。どんな上手い役者さんでもダメ、あのリアリティは出ない。私は初めて見た時実話だと思いましたもん。だから松木さんが死んでビックリした(笑

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安太郎01.JPG


 子供がいる人は絶対泣きますよこれ。私はpdfファイル見ただけで泣きました。ええ、情緒不安定ですとも。

 このCM、松木さんが息子のヤスオに何度も「走れーっ!」っていうじゃないですか、この「走れーっ!」って単に走れというだけじゃなくて、「挫けずに進め!」という意味なんですよね。それがラストではっきりする。父はもういない。けれど、息子はそれでも走り続けなければいけない。それはいつも父が言っていた教えだから。辛い時も悲しい時も前を向いて「走れ!」と。

安太郎03.JPG



 ファイルによるとこのCM、キリンカップで集中的に流されたものの、その後はあまり流していないようです。勿体無いですよね。もう一度だけでも見てみたいな。




6/09/2005

ナビ杯こそ負けられない。

 代表が無事予選を突破、関心はナビスコカップに移った。何か帰国している嘉人からのメッセージが聞けるとか、そういう意味でも観たい試合ではあるのだけれど、そういう時に限って仕事が入っている。ちくしょうJ's GOALとにらめっこしてやる!


 その鹿島戦、一時は試合などとても無理という状態だった西澤が間に合うかもしれない。

ニッカンスポーツなにわWEB

C大阪FW西沢、強行出場へ

 C大阪のFW西沢が11日鹿島戦の強行出場を目指す。4日名古屋戦で腰に軽いねんざを負ったが、この日は痛み止めの注射を打って別メニューで調整。鹿島戦は初のナビスコ杯予選突破がかかるだけに「いけるならいきたい。日常生活は問題ない。あとは実戦的な動きができるかどうかになる」と話した。

 この記事は6/8のものなのだけれど、100% rosadoの桜狩さんのレポートを見る限りでは悪化はしていない様子だし、順調なら最低ベンチ入りはしそう。


 もう一つ純粋に良いニュース。ファビーニョが本格復帰とのこと。

スポニチアネックスOSAKA

C大阪・MFファビーニョ、スタメン復帰へ

 MFファビーニョが、11日のナビスコ杯・鹿島戦(長居)でスタメン復帰する可能性が出てきた。左ひざを痛めて約2カ月戦列を離れていたものの、4日のナビスコ杯・名古屋戦で途中出場。今週の練習でも好調を維持していることから、小林監督も起用法に頭を悩ませているところだ。「どういうふうに使うか考えないと。頭から使う可能性は十分にあります」と話した。

 ただコバさんが言っているとおり、どのポジションで使うかは悩むところ。布部と下村のダブルボランチはたまにやらかすけれど、それほど破綻はしてない。ここをいじるのは勇気がいるところ。トップ下で使うとなれば、森島、西澤、古橋、黒部の中から誰か二人が先発落ちする事になる。これも難しい。西澤とファビーニョのプレー面での相性とかよくわからないし。


 黒部、古橋の2トップにファビーニョトップ下の「黒部優先システム」を採っておいて、勘所で西澤を投入というのが無難な線かな。これだとベンチは伊藤、柳本、広山、森島、西澤になるのか。米山も見たいんだけれど…。


 とりあえず勝てばほぼ予選通過が決まるようだし(詳しくはこっちで)相手は相性抜群の上にレギュラーを殆ど欠いている鹿島。油断さえしなければ何とかなりそう、というのは楽観的過ぎるのかな。


 いままで予選通過が出来ずに終わっていたナビスコカップ。予選を抜ければチームとしてもいい経験になるし、上手くいけば初タイトルも見えてくる。




北朝鮮0-2日本 We did it!!

 「We」とは代表選手、スタッフ全員の事でもあるし、スパチャラサイナショナルスタジアムの外から、また日本の各地から声援を送り続けたサポーター達の事でもあるし、日本国民全員の事でもある。「我々」はついに、ワールドカップ本戦へのチケットを、しかも世界で一番早く手に入れた。

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 精神安定剤とギネスビールで意識が朦朧としていたのであやふやな部分も有るが、何とか試合を振り返ってみたい。やはり試合前からアドバンテージを持っていたのは大きかったし、それを最大限に生かした試合運びだった。

 スタメンは下図の通り、稲本は攻撃の時はそのまま前にスライドし、小笠原と並んでゲームメイクする事が多かった。また中田浩二は中澤とのタテの関係を気にしながらのプレーが目立った。

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 立ち上がりの両チームは極めてスローテンポだった。日本は稲本、小笠原の動きが悪く。鈴木はボールをうまくキープ出来ない。北朝鮮もスタミナを懸念してか自陣にボールが入るまでは積極的なチェイシングは無し。両チームともリスクを極力避けるようにしていた。いつもなら勝負というシチュエーションでもバックパスを選択する事が多く、純粋にこの前半を評価するなら「凡戦」だった。


 北朝鮮はその中から、攻撃の糸口を怪我をおして先発した中澤のサイドに求めた。前半30分頃にはこのサイドからのクロスをホン・ヨンジョにフリーで合わせられる。幸い枠外だったがこれが決まっていたら試合は違った流れになっていただろう。それを決めきれないところが4連敗しているチームといえばそれまでなのだけれど。


 対する日本は柳沢の動きが良く、豊富な運動量で相手のスペースに進出、脅威となり続けた。この柳沢のプレーが後半の日本の攻撃にヒントを与える。前半は0-0。スコアはプラン通りだったが、内容は不安定だった。特にリスクを恐れるあまり攻撃に切れが無い。


 後半開始からジーコは大黒を投入する。柳沢と同じく運動量を持ち味にする大黒を入れる事で北朝鮮DFにプレッシャーをかける。この交代が試合のターニングポイントになった。

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 35℃を超える高温。70%近い湿度。そしてラフなピッチが選手からスタミナを奪う。間延びする両チーム。ミスの目立つ試合展開に気を揉んだが、柳沢、大黒がかき回している分だけ北朝鮮DFの方がタイトな状況に置かれていた。少しずつ日本のボールポゼッションが上がっていく。


 そして後半34分、ついに北朝鮮守備陣が破綻を起こす。北朝鮮ゴール前のロングボールを大黒と北朝鮮DF二枚が競り合う。ボールはゴール前にぽっかり明いたスペースにこぼれた。北朝鮮選手の足は止まっていたが、柳沢はそのボールに反応した。スライディングしながらの難しいシュートだったが、冷静にかぷせたボールがゴールネットを揺さぶる。辛い時間帯を凌いでの先制点。


 北朝鮮はいよいよ攻めるしかない。ホン・ヨンジョ、イ・ハンジェを起点にキム・ヨンス、キム・ヨンジュン、パク・ナムチョルが駆け上がる。だが守備に重点を置いた布陣の日本を切り崩せず、キム・ヨンジュンのミドル以外に決定機を作れない。


 ワールドカップへ後一歩となった後半40分にはフレッシュなボランチ遠藤を投入し3-4-2-1へとシフトチェンジ。磐石の構えでタイムアップの笛を待つ。

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 そんな状況の中、北朝鮮にトドメを刺したのは大黒。ロスタイムに田中誠が高い位置で奪ったボールを、ラインの裏へ走りこんだ大黒へ託す。大黒はキーパーをワンフェイクでいなすと、無人のゴールに予選突破を決定付ける得点を叩き込んだ。2-0。


 対する北朝鮮は打開策が見つからず、溜まったフラストレーションがラフプレーを呼ぶ。田中ともみ合ったキム・ヨンスが故意に報復のキック、レッドカードを受けた。激昂するキム・ヨンスを押さえていたイ・ハンジェの顔に生気は無かった。


 学生だった頃、テレビの前で立ち尽くしたアメリカW杯予選。就職活動をしながら胃の痛くなるような思いで試合を観ていたフランスW杯予選を知る者にとっては、今回のような展開は楽に感じた。もちろん結果論なのだけれども。

 97年の国立での韓国戦、ドローに終わり自力2位が消滅したUAE戦の試合後などはまるで地球最後の日のような状態だった。

 そんなタイトな状況に陥る事無く予選を突破出来たのは、ジーコの強運によるものなのか、それとも日本サッカーが進歩した証なのか。ワールドカップ本戦で、それははっきりするだろう。




6/08/2005

情報錯綜しまくり。

 いやね、昨日の時点では4-5-1って記事が有ったんですよ。ホント。

スポニチアネックス

北朝鮮 とにかく勝利しかない

 狙うは勝ち点3だけだ。日本代表と戦う北朝鮮が超攻撃的布陣で臨むことが確実になった。バンコク市郊外で行った最終調整。フォーメーションは2月の日本戦と同じ3―5―2だったが、ホン・ヨンジョ、チェ・チョルマンの2トップの下に飛び出しを武器にするチョン・チョルが入った。1次、最終予選を通じて、3日のイラン戦が初出場の19歳。2月の日本戦でもコンビを組んだ2人にチョン・チョルを加え、破壊力のある攻撃を目指す。





 でも3-5-2で、しかも前がかりになる。というのは嬉しい話。前回の対戦ではドロー狙いの北朝鮮に守りを固められてなかなか得点出来ませんでしたけれど、今回は試合が始まる前からアドバンテージが有りますからね。得点機が増えそう。

 しかもこちらは鹿島組の前3人以外は幸か不幸か守備優先の布陣になっている。殆どの選手が180cm以下なんでスペースさえ消せばロングボールも使えないだろうし、余程の事(例えばスコールでピッチ状態が不安定になるとか)がない限り何とかなるんじゃないかな。

 と、思っていたらこのニュース。

スポニチアネックス

中沢欠場濃厚 代役は坪井

 バーレーン戦で相手選手と接触して右ひざを強打した中沢の代わりに快足ストッパー坪井が先発することが濃厚となった。坪井は「(中沢)佑二さんの状態は分からないが、W杯が決まるときにピッチにいられるのは幸せ。出場を決めたい」と気合をみなぎらせた。






 中澤がいるといないとでは安定感が違うけれど、しっかり枚数キープしていれば大丈夫、多分。

 この試合はイラン対バーレーンの試合会場になるアサディスタジアムでも生放送されるらしい。イランって以外に親日派なのか?ともかく、ライバルの前でおしゃれプレーはしないように。


 さて、仕事片付けていつものパブに行ってきます。パブでは3試合全て勝ってるんで(去年の最終節新潟1-2C大阪、最終予選日本2-1北朝鮮、日本1-0バーレーン)今度も勝ってくれるでしょう。そんじゃ。





北朝鮮戦予想。

「なあなあ」

 ふと家内が問いかける。

「北朝鮮て朝鮮民主主義人民共和国がホントの名前やんなあ?」

「そうやけれど?」

「なんで民主主義でも共和国でもないのにそんな名前なん?」

「知らんがな」

 北朝鮮、謎の国。どこかの機関が勝手にやってた「国別マスコミの自由度ランキング」で中国と並んでブッチギリ最下位の国。

 そんな国の代表が非公開練習なんぞした日には「予想なんか出来るか!!」というのが本音。正直フォーメーションすら怪しいのだけれど、断片的に聞こえてくる情報を繋ぎ合わせると、前回の3-5-2から4-5-1に布陣を変えてくるらしい(ついでに言うとキーパーも代わっているらしい)。情報が本当ならこんな感じ。

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 3-5-2に対して4-5-1が持つ優位性はサイドの厚さ。日本の両サイドを数的優位を使って封じるのが狙いか。

 イ・ハンジェが「飛び出しが良くなってきた」というコメントを残しているので相手のトップ下だとか2列目には注意。中澤が出られたとしても万全ではないのが痛い。


 攻撃に関していうなら「鹿島組」の小笠原、鈴木、柳沢でどれだけ相手を揺さぶれるか。鹿島は割りとトップがサイドに流れて、出来たスペースに2列目以降が飛び出すというパターンを好んで使うので、いよいよ小笠原にかかる負担は大きい。


 と、いろいろ気を揉む文章を書いてみたが、ここまで3勝1敗の国と4連敗の国の闘い。最悪でも引き分けでいい状況を考えると、いかに中田、中村、小野、高原抜きとはいえ日本の優位は変わらない。しっかりといつものプレーが出来れば、ドイツ一番乗りが出来るはずだ。





6/07/2005

関西という土地に住んで。

 いつも行くコンビニは、入ってすぐ左手に新聞のコーナーが有る。大阪だからいつもはどの新聞の一面も、阪神、阪神、競馬、競馬、本当にたまにゴシップ記事、という感じなのだけれど、今日は殆どの新聞が明日の北朝鮮戦に関するものだった。報知は頑なに巨人ネタで、デイリーに至っては「今岡ラーメン」が一面だったけれど、その他は全部代表もの。


 ただやはりスポーツ紙なんだなって記事が多い。「ジーコ、小笠原に魂注入!」とか、なんだそれ?と苦笑いするようなタイトルが並んでいる様子は、ちょっと異様。

 それでもサッカーが大きく扱われるのは悪い気分じゃない。代表がブランド化して、応援がぬるくなってしまったり弊害も有るけれど、ちょっとずつでもスタジアムの雰囲気であるとか、暗黙のルールみたいなものを感じてもらえれば、後は時間が解決してくれるものだと思う。兎にも角にもスタジアムの空気を吸わなければ話は先に進まない。その意味ではビギナーが増えるのはいいこと。


 一番嫌な展開は代表しか見ない層とJリーグしか見ない層が完全に分かれてしまうこと。代表が強くなる為にはまず土台になるJがしっかりしなければいけない、また代表という目標が有るからこそJの選手達も頑張れる。二つは両輪の関係で、どちらかだけで存在しうるものではないから。


 セレッソの話をすると土曜日の名古屋戦の観客はおよそ6000人だった。平日の夜開催だった広島戦も、だいたい6000人。この数字はセレッソのホームゲームには雨が降ろうが槍が降ろうが絶対行く、という人間の数なんだろうと思っている。

 この「基礎票」を増やす為には、代表という「入門編」の存在が不可欠。セレッソから代表が選ばれるようになれば、もっと「基礎票」は増えていくはずだけれども、少なくとも長居近辺にサッカーに興味を持ってくれている存在が増えてくれるのは営業的にもやりやすいはず。


 こうした両輪の相互発展がバランス良く進めば嬉しい。いつか関西でもエル・ゴラッソが普通に売っていたり、他のスポーツ紙も、いつもトップはサッカー、って日が来るかもしれない。




託す者、託される者。

 ナビスコカップの名古屋戦で負ったアキの怪我の様子が明らかになりました。

スポニチOSAKA

C大阪・西沢がぎっくり腰で鹿島戦欠場へ

◆ 3日間の安静 ◆

 4日のナビスコ杯・名古屋戦(長居)で腰を痛めて途中交代したC大阪のFW西沢明訓(28)が11日のナビスコ杯・鹿島戦(長居)を欠場することが濃厚となった。一夜明けた5日、小林監督は「ぎっくり腰。3日間の安静が必要で、火曜日(7日)にまたドクターがチェックする」と説明した。

 現在グループ2位をキープするC大阪だが、決勝トーナメントに進出するためには次節で勝ち点3が欲しい。大事な最終節で絶好調の西沢を欠くのは大きな不安材料だ。名古屋戦で西沢に代わって75分間プレーしたFW黒部は結局ノーゴールに終わっており、代役として全幅の信頼を置くことはできない。指揮官は「西沢のタイプなら1トップだったけど、クロ(黒部)が入ったらどうなるか。考えないといけない」と話し、攻撃のシステムの変更を示唆した。

 長期離脱というわけではないし、かといって強行出場なんてさせたくないし、正直微妙な感じ。キャンプに参加出来るのならいいのだけれど。


 今の状況を考えるのなら、現有戦力でナビスコ予選リーグを突破させる気持ちでいたほうがいいでしょう。そうなってくると黒部に焦点が集まってくる。移籍話を聞きたいと言っている人間を使う事が正しいのか。黒部自身のモチベーションはどうなのか。

 小林監督は使う腹でいるみたい。いの一番に
「西沢のタイプなら1トップだったけど、クロ(黒部)が入ったらどうなるか。考えないといけない」

と名指しでコメントしているし、名古屋戦ではらしくないほどリスクを背負って言わば「黒部システム」とも言うべき3-5-2を試しているし。


 アキのケガの状態が判る前にも書いたけれど、西村GMも、小林監督も、黒部に対する信頼は厚い。3-5-2でファビーニョがトップ下であるのなら、トップは古橋と森島でも構わない。むしろチェイシングなどを3-4-2-1の時と同じレベルに保とうとするのなら、こちらの方がいいかも知れない。

 それでも小林監督は黒部に賭けるつもりでいる。チーム初の予選突破がかかる試合、テストではない、大一番の試合で、黒部を軸にチームを造りかえるとまで言った。

 これを意気に感じないので有れば、黒部は他のチームにいたほうが幸せなのかも知れない。少なくともセレッソのエースを背負う選手にはそれくらいの気持ちが必要だと思うから。


 私は、本当のところストイックという言葉があまり好きじゃない。でもセレッソのエースはチームの為に泥だらけになれる選手じゃないといけない。よそのチームがどうだかは知らないけれど、少なくともセレッソではそう。モリシも、アキも、ヨシトも、ノさんも、ユンも、ファンセも。試合が終わってユニが綺麗なままなんてことはただの一試合も無かった。

「前のヤツがそうだったんだからお前もそうしろ!」

 そういうつもりで言うわけじゃない。でも実際そうだったし、多分これからもそうだと思う。皆強制されたわけじゃない。がむしゃらに頑張ったら、自然とそうなってた。


 今度の鹿島戦、タイムアップの笛が聞こえた時、泥だらけの背番号10がそこにいる事を望んでいます。




6/06/2005

絶対に負けなければいい戦い。

 バンコクについた代表が早速練習を開始。スコールの中、ピッチ状態などをチェックしながらの初練習。そこで中田英、三都主の代役に抜擢されたのは、稲本と中田浩二だった。

スポニチアネックス

中田浩&稲本の先発確実 経験十分


 中田浩、稲本の25歳コンビが先発出場することが確実になった。5日のフォーメーション練習で、中田浩は三都主の左サイド、稲本は中田の抜けたボランチでプレー。ジーコ監督はW杯出場を決める大事な試合を2人に託す。

 「スタメン?まだ決まったわけではないけど、出られるなら、とにかく勝ち点3を優先する」。フォア・ザ・チームを強調する稲本にとって、昨年12月16日のドイツ戦以来となる先発のチャンス。中田浩の先発も、昨年11月17日のシンガポール戦が最後で「三都主とは違うので、僕は僕のやり方で守備から入っていく」とイメージを膨らませた。ジーコジャパンでは先発機会が少なくても、実績と経験は十分。累積警告で開いた中盤の穴は、この2人によって修復される。

 布陣とすればこうなるか。中盤はパサー不足なので2トップへの変更が有力。

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 図に起こしてしげしげと見つめていると、何となくジーコが考えている事が判ってくる。何故中田浩二なのか、何故稲本なのか。


 まず2トップ、トップ下、左サイドの4人は鹿島、ないしは鹿島でプレーした事のある選手で固めている。一瞬「鹿島枠?」などと考えたのだけれど、これはこれで利点が有る。

 これだけ大量に選手が入れ替わると、チームのバランスはどうしても崩れる。個々人の能力で言えば違う選手起用になるのだろうが、鹿島勢でそろえればチームバランスはそうそう破綻はしない。中村、三都主が個の力で左サイドを構築したところをチームプレーで補う。代役候補に強烈なタレントがいない以上、無難な判断だと思う。


 それから左サイドが、同じ鹿島枠でも本山ではなく中田浩二なのにも理屈が有る。

 両者とも左サイドの経験が有るが、どちらかと言えば本山の方がオーソドックスな左サイド、普通の試合であるならば本山か三浦淳かという選択になる。

 ただ北朝鮮戦は普通の戦いではない、「負けなければ勝ち」という試合なのだ。極論を言うなら0-0でもいい。そう考えると守備に一日の長がある中田浩二の方が試合が安定する。


 そしてもう一つ、中田英の代役として稲本を起用する事も一因。小笠原が前節でゴールを決め上り調子とはいえ、単独でボールの散らし役をこなすのは辛いというのは前回の北朝鮮戦で判っている事。どうしても中田のように後ろからのビルドアップが出来る人間が欲しい。

 それが出来るのは現状稲本か遠藤だろうが(その中でジーコは経験豊富でフィジカルの強い稲本を選んだ)、どちらにせよボランチの選手が攻撃参加で前に行くのにはリスクが伴う。そこをカバーする選手にはボランチとしての能力も必要になる。だから中田浩二なのだ。


 臆病な選択かもしれないし、磐石の構えと言えなくも無いし、今の時点でこの判断が良いのか悪いのかは判断し辛い。ただ傍目に見てキチンと理屈の判る起用なのは確か。今まで「どうして?」という用兵を見てきた者にとっては、それだけでもいくらかの安心が出来る。





スポルト嘉人特集。

 昨日早めに寝ちゃって見逃したらセレスレでupして下さった方がいました。感謝です。

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 3ゴール3アシストという結果だけを見れば物足りないかも知れないけれど、1つ1つのゴール、アシストが実に良い所で決まったから、内容はかなり濃いものだったと思う。


 印象的なのは1ゴール目と3ゴール目のシチュエーションの違い。

 初登場、初先発のホームデポルティボ・ラ・コルーニャ戦。開始早々相手のスパイクを膝に受けた嘉人は傷口を見てプレーは無理だと思った。けれどそれを伝えられなかった。傷口を医療用のホチキスで止めた後は、痛みをアドレナリンでかき消してプレーした。そしてアシストとゴールが生まれた。

 残留のかかったアウェーの、同じくデポル戦。味方のパスに反応し、左サイドを絶妙なタイミングで突破した嘉人の前にはオフサイドポジションにいた味方選手がいた。

「止まれ!」

 咄嗟にスペイン語が出た。味方は背後にいた嘉人に気付き、プレーを辞めた。そうしてあの「また抜き」ゴールが生まれた。


 1点目はコミュニケーションがとれなかったから生まれたゴールで、3ゴール目はコミュニケーションがとれたからこそ生まれたゴールというわけ、もちろん、後者の方がずっといい。


 ふと気がついたのだけれど、このまま行けば嘉人は日本人で初めてリーガ二年目を過ごす事になりそう。来期はもっとチームに溶け込んで、実力を見せ付けてほしい。そうすれば、ドイツのピッチに立つことも、「夢」と言うほど非現実的ではないはずだから。




6/05/2005

C大阪1VS1名古屋 勝ち点1と僅かな希望。

 今黒部はどんな気持ちでいるのだろう。後半の3-5-2へのシステム変更は、ファビーニョと黒部の良さを引き出す為のものだった。小林監督の声無きメッセージが届いているのか…。

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 試合開始時のフォーメーション。やや不調が続く柳本と山崎が入れ替わっている。

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 その瞬間は突然訪れた。前半15分、相手と競り合った西澤が腰を痛め、早々にピッチを去る。この役回りを託せるのは黒部しかいない。出場機会の少なさを嘆いていたストライカーに、75分間のステージが用意された。

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 前半のセレッソは動きが良く、豊富な運動量で名古屋を攻め立てていた。特に久藤は内に切れ込んだりサイドのスペースを突いたりと多彩なプレーで相手を翻弄する。

 対する名古屋の動きが鈍い。楢崎、アン・ヨンハッ、マルケス、ウェズレイと主力がごっそりいない為連携もままならない。中盤でクライトンが孤軍奮闘していたが、パスを出そうにも誰も動き出していないというシーンが何度か見られた(当然かなりフラストレーションが溜まっていた)


 そんな中先手を取ったのはセレッソ。珍しくセットプレーからの流れで古橋。得点がはいる時というのはこんなものかというくらい、実にあっさりとゴールが決まった。そのまま名古屋の反攻も無く前半終了。正直その時点での両チームの状態を考えれば簡単に勝ちが拾えるものと思っていた。


 だが、そんな中で一人、反撃の機会を虎視眈々と狙う男がいた。ガンバから移籍して、この試合が初登場となった中山である。


 中山は淡白なプレーを続けるチームをよそに、一人泥臭くゴールの機会をうかがっていた。そんな人間には必ずチャンスが訪れる。

 後半開始10分。左サイドでセレッソの守備バランスが崩れる。ゴール前の山崎とブルーノが二人がかりでボールホルダーを止めに入ったが、ボールは流れ、その先に中山。名古屋サポーターへの名刺代わりの一撃で、試合は振り出しに戻った。いや、追いついた名古屋の動きが若干いい。


 後半15分、小林監督はここでギャンブルに出た。ベーシックな3-4-2-1を崩し、復帰したファビーニョを森島に代えて投入。しかも彼をトップ下に据えたのだ。

 ファビーニョは確かなテクニックと労を厭わぬフリーランで中盤に君臨。トップとパスの出し手の距離が近い事で、黒部と古橋にフレッシュなボールが入る。

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 さらに流れを活性化させたのは布部と柳本の交代。柳本をスイーパーにして、攻撃力の有るブルーノのをボランチの位置にまで上げる。

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 ブラジルトリオがより近い位置でプレーすることで中盤の攻撃力が増す。前がかりになったことで危険なカウンターを何度か食らうがこれを吉田がファインセーブ。逆にそれ以上のチャンスを演出する事に成功した。どちらが勝ってもおかしくない流動的な展開だったが、スコアは動かないまま試合終了となった。


 これでナビスコカップのグループリーグ1位通過は無くなってしまったが、チームのオプションが増えた事、黒部が生きるシステムのメドが立ったことは収穫。少なくとも小林監督、西村GMは黒部を戦力と考え、彼の要望に最大限の返答をした。試合とは別の話では有るが、こちらも今後注視していきたい。





バーレーン0VS1日本 消耗戦。

 スコア以上に安心していられる試合だった。理由は両チームのコンディションの差であったり、中東特有の高温、高湿度の環境であったりしたわけだが、何はともあれ、これで本戦出場に王手をかけた。


 スタメンは予想通り、

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 一方のバーレーンは4-5-1のワントップ。


 序盤15分程は様子見といった感じであったが、バーレーンはボールをサイドに流れたワントップのアリに早めに当てて、手数をかけずにとにかくシュートというベーシックなスタイルのままだった。

 ただホームゲーム、勝たなければいけない試合ということも有って2列目からの攻撃参加も前回の対戦時よりは有った。特に前回出場停止だったユスフのプレーが目立つ。最大のピンチとなったポスト直撃のシュートも彼から。


 対する日本は前評判よりも1トップ2シャドーが機能していた。柳沢の相手DFを翻弄する動きに中村、小笠原がうまく絡み、中田も含めた3人が早いパスワークでボールを運ぶ。この試合の中田はボールのキープも上手く、ロングパスによるサイドへの散らし役もそつなくこなしていた。


 流れが安定してきた前半25分頃から、この4人プラス両サイドの運動量が増え、相手がマークにつききれないシーンが出始めた。バイタルエリアの中にとりあえず人数だけはいるのだが、中村や柳沢のサイドに流れる動きにつられ、ボールホルダーに少しの時間とスペースを与えてしまう。

 前半32分の小笠原のゴールもそうした日本のラッシュが結実した結果と言える。小笠原がゴール前で後ろ向きにボールを受ける。それだけならプレスの餌食になったのだろうが、その横を中村が猛然と追い越していくことでDFがつられ、その間にシュートを放つ事が出来た。連続して繋がるパス、高いボールポゼッション。今の今になって「黄金の中盤」なんて言葉が頭を過ぎった。


 さらにここでジーコの強運。バーレーンが攻撃の核としていたサルミーンとMフバイルを、後半頭から交代させたのだ。サルミーンに関しては戦術的な交代ではなく、もともと怪我をしていた右ひざの状態が悪化したための止むに止まれぬもの。代わって入ったジャマル、タレブは共に前線の選手。ジドカ監督は早目の勝負に出た。恐らく苦渋の決断といったところだろう。


 これに対してジーコのハーフタイムの指示は「立ち上がりのコンセントレーションを高めておくように」後半開始から15分間程はバーレーンの猛攻が続く苦しい時間帯ではあったが、そこを何とか凌ぎきると、両チームともぱたりと足が止まってしまった。


 そして後半22分、やっとジーコが動く。中村に変えて中田浩二を入れてボランチに、中田は2シャドーの一角にポジションを上げる。

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 だが試合開始から70分以上も湿度40%、気温30℃を超える過酷な環境でプレーしていたチームの運動量は、一人交代したからといってそうそう劇的には変化しなかった。

 先に2枚もカードを切っていたバーレーンはさらに悲惨な状況。足をつる者が続出し、反撃どころかボールを奪うにも一苦労する有様だった。


 中田の予言通りの消耗戦。気持ちの強いものが勝つというシビアなゲーム。決めたい時間帯に決められた日本と、とりたい時に得点を挙げられなかったバーレーンを分けたのは、この気持ちの差だったのかもしれない。


 ジーコは取っておいた残り2枚のカードを時間を消費するために使った。ロスタイムになって小笠原に代わって稲本。柳沢に代えて玉田。

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 ジーコのマリーシアによってロスタイムの殆どは消費され、無事1-0でのタイムアップとなった。



 さて、冒頭でワールドカップ本大会へ王手と書いたが、北朝鮮戦も楽観視できない。今日の試合で三都主、中村、中田英がそれぞれ2枚目のイエローをもらい、出場停止になってしまったのだ。

 三都主の代わりは三浦淳で決まりなのだろうが、小野、中村、中田英と一度に3人もパサーが出られないというのは想定外の事態だろう。いったい北朝鮮戦はどのような布陣で臨むのか。指令塔役のバックアップ一番手である小笠原が比較的好調なのが、不幸中の幸いだろう。


 次節イランがバーレーンを破れば、そんな頭の痛い話にウンウンと唸る必要は無いのだが、出来ればドイツ行きのチケットは自分の手で掴み取ってほしい。





6/04/2005

名古屋戦スタメン発表。

GK 22 吉田宗弘
DF 2 ブルーノクアドロス
DF 30 前田和哉
DF 19 山崎哲也
MF 23 下村東美
MF 4 布部陽功
MF 7 久藤清一
MF 6 ゼカルロス
MF 9 古橋達弥
FW 20 西澤明訓
FW 8 森島寛晃

控え

GK 1 伊藤友彦
DF 3 柳本啓成
MF 5 ファビーニョ
MF 25 廣山望
FW 10 黒部光昭
小林伸二




ファビーニョキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ファビーニョキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ファビーニョキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



 ブラジルトリオ復活するのか?ホヤ(・∀・)ホヤ。とりあえず

815 :U-名無しさん :2005/06/03(金) 21:20:28 ID:5aS0kB520
久しぶりの長居ですな


816 :U-名無しさん :2005/06/04(土) 10:28:15 ID:UOJakIR60
ってことは久しぶりの南方か。


817 :U-名無しさん :2005/06/04(土) 10:57:02 ID:NlYVGbQs0
南方って嫁同伴で来てる人?


818 :U-名無しさん :2005/06/04(土) 11:01:20 ID:AjI1c9r50
って、嫁いるのか?w


おまいら待ってろよヽ(`Д´)ノ ウワアン
 

ジャカジャカジャカジャカ

 100%rosadoさんも書いていたけれど、モリシ&ヌノは伝説になれませんでした。何故か悔しい。

ジャカジャカ.JPG


 いや、でもね。野澤は言わせてもらえればキャラ芸じゃないですか。二人はね、しっかりネタを仕込んでいたんですよ。練習もしたんですよ。日本代表としてワールドカップで得点を決めた選手と、選手会長としてチームを引っ張る選手が、練習の後に必死に踊りの確認をする。なかなか見られるものじゃない(そう見られても困るけれど)二人はしっかり「笑いの都大阪」を代表していましたよ!試合でも頑張れ!

サッカー漬けの週末へ。

 さて、スーパーへの買出しも済ませたし、夕飯もとった。後は土曜の夕方までひたすらサッカー漬けで行く。

 12時から代表戦。試合が終われば祝杯代わりの夜食をとって観戦記をアップ。少し寝たらモリシ&布部が出る伝説発生率90%のジャカジャカじゃんけんの為だけにボンキッキーズを観て、また寝る。昼前に起きて長居へGO。試合観てまた観戦記書いて、くたばるのは明日の19時くらいの予定。

 もう家族とは一線を画すこの生活リズム。サッカーを観るか、記事を書くか、モノを食べるかしかしない。運動は長居までの自転車での移動とスタジアムでの応援のみ。コレステロールが溜まって死んでも知らん。


 食事といえば気になった事が一つ。NHKの7時のニュースでバーレーン国立競技場の様子がライブされていたのだけれど、このスタジアムのアウェー側のゴール裏は丁度長居第二のホーム側のゴール裏のようにスタンドが切れている。それは普通なのだけれど、そのスペースにわざわざ日本語で


「日本のみなさん、バーレーンにようこそ」


 なんてデカイダンマクが飾っている。その横にはフードブースが、横に書いてある文字は…。


ハンバーガー。


ハンバーガー!?


 食い物にうるさい私の記憶が確かなら、たしかイスラム教国は「ハラールミート」という定められた方法で処理された肉しか口に出来ないはず。いかにオープンなバーレーンと言えどもそんなお手軽にハンバーガーなんぞ売っていて良いのだろうか?なんか大阪ダービーの時のフードコートみたいなのが出来ていて、テラス席まである。あれが例の出店なのか?すごく豪勢なんですが。


 ただあそこでメシ食いながら観戦出来るような試合じゃないし、あんまり人来ないんじゃないかな。


 ていうか笑いの金メダルしょぼい企画してんじゃねーよ!!




6/03/2005

拝金主義か、国粋主義か。

 バーレーン戦では日本からバーレーンに、実に1200人ものサポーターが乗り込むのだそうだ。中東に在住している邦人800人がこれに加わり、スタジアムでは2000人のサポーターが日本を後押しする。

 さいたまスタジアム2002のような6万人クラスの巨大スタジアムなら小さなものだが、3万人程度しか収容できないバーレーンの国立競技場では2000人というのは侮りがたい規模。平日に休みをとり、大枚をはたいて中東までやって来た筋金入りのサポーターのコールは腹に響く事だろう。


 大抵アウェーでは相手チームやそのサポーターに少なからず「アウェーの洗礼」を浴びせるものであるが、今回は少し様子が違うようだ。

スポニチアネックス

盛り上がるバーレーン

(前略)

 バーレーン側にとっては、アラビア湾に浮かぶ小さな島国をアピールするめったにないチャンス。さまざまな催しで日本人を歓迎する予定だ。試合会場ゴール裏のスペースを日本人だけに開放し、民族衣装やバーレーン料理などの出店を並べる。試合中に日本語の場内アナウンスも行う方針。スポーツ青年省スポーツ施設局長のアブドゥル・ラフマン氏は「(日本人が)試合だけ見て帰るというのでは残念。バーレーンを知ってもらいたい」と催しの趣旨を説明した。

 3月25日のイラン―日本(テヘラン)戦で、日本人ファンがものを投げられて負傷したことを踏まえ、約六百人以上の警備体制を敷く。日本人とバーレーン人の観客を隔てる柵も新設した。

(後略)

 バーレーンの人口は世田谷区のそれとほぼ同じくらいの約40万人。本島の面積は奄美大島程度の小さな島国。この試合を日本人に対する格好のプレゼンテーションと捉えている人々もいるようだ。強かな商魂が伺える。


 日本でもこの試合に向けていろいろな動きがある。日頃阪神と競馬しか一面にこない関西のスポーツ紙が、こぞって深夜に行われるこの試合の速報版を販売するという。webで確認しただけでもニッカンスポーツスポーツニッポンの関西版の二誌が準備を進めている。


 今までこういう事が有ると、「いつもはサッカー記事なんてほんの片隅に追いやっているくせに」と思っていたが、この頃はここまでエスカレートするという事は、それだけ代表に注目が集まっているのだと考えるようにしている。それが例え歪んだ思想によるものであったとしても、結果として日本のサッカーが発展するのであれば、あまりこだわらないようにしている。何が有っても勝ってくれれば問題ない。




Amou no football !!

 ブログのタイトルというのは以外に迷ってしまうもので、プロのコピーライターでもないくせに

「簡潔明瞭で、ブログの内容がよく判り、尚且つアクセスが伸びるタイトルはないものか」

 とバカな事を一生懸命に考えていたりする。


 子供に名前をつける時はパートナーと相談したりするので、大抵無難な名前に落ち着くのだけれど、ブログは個人で運営するので、たまにすごい名前のブログがあったりして驚く。


 以前にも書いたかも知れないが、「O lunatic amou no football」はポルトガル語で「サッカーに恋した気狂い」という意味。自動翻訳させたものなので文法におかしい部分があるかも知れないけれど、それはご愛嬌。


 そう、サッカーは恋にとてもよく似ているのだ。週末に向けて高鳴る胸を押さえながら準備したり、何度もイメージトレーニングしたり、前日そわそわして寝付けなかったり…。それだけ頑張っても上手くいかない時もあるところまで、本当にそっくり。


 明日も明後日も、私達にとって大事なデートが待っている。明日のデートコースは砂漠のど真ん中といささか野暮なロケーションだし、あまり良い準備は出来なかったけれど、だからといってワールドカップという彼女を諦めるなんて考えられない。

 明後日のデートはいつものコース、隅から隅まで知り尽くした長居で、こちらはカップ戦グループ突破を狙う。日曜日には両手に花ってことに、なってるよね?





6/02/2005

小野の怪我で崩れ始めた新システム。

スポニチアネックス

小野、右足甲を骨折

 W杯アジア最終予選第4戦でバーレーンと対戦する日本代表は1日、マナマ(バーレーン)の国立競技場サブグラウンドで初練習を行ったが、主力の小野(フェイエノールト)が紅白戦形式の練習中に右足を痛めて、病院で治療を受けた。フェイエノールトは足の甲を骨折したと公式ホームページで発表した。

 フェイエノールトは「6月中旬から始まるコンフェデレーションズカップには出場することができないだろう」としており、3日のバーレーン戦ばかりでなく、8日の北朝鮮戦も含め、長期離脱の見通しとなった。日本代表側は検査結果について現地の2日午前(日本時間同日午後)に発表するとしている。


 確かに小野は怪我の多い選手ではあるけれど、これは痛い。この小野の離脱は、ジーコに大きなプラン変更を迫らせた。

 小野の代わりに中田がボランチまで下がり、トップ下には小笠原という形で、再度3-4-2-1をテストしているようだ。


 この本来小野がやっている役割、同じシステムを組んでいるセレッソとガンバではそれぞれ下村と遠藤というフィードの上手い選手が入っている。そして、ここの選手に精彩が無かったり、強烈なプレッシャーがかかると3-4-2-1の前3枚が孤立してしまう、とても重要なポジションだと言える。

 ジーコもそれを理解し、彼が最も信頼している中田をこの位置に「パッチ」した。だがそれでは「中田の決定力を生かす為に前で起用できるシステム」という理由で採用された3-4-2-1自体の存在理由が無くなってしまう。


 私は練習で小笠原がやっているポジション(つまり本来中田がいるべき位置)に大黒を試してほしいと思っている。またどうしても中田を前で使うのなら、ボランチに遠藤という手も有る。ともに3-4-2-1を知っている選手であり、それぞれ本職の位置である。あまり無茶な意見ではないと思うのだけれど、どうだろう?

 また素直に3-5-2にして大黒か玉田を下がり目にひたすら動いてもらうという方法も無いわけではない。こちらなら全員慣れたシステムであるし、ストレスも少ないはずだ。


 泣いても笑ってもあと2日。悔いの無い試合をする為に、最善を尽くして頂きたい。





不安のリフレイン。

 バーレーンと同じ湾岸諸国であるUAEにキャンプを張る代表。バーレーン戦に向けて3-4-2-1の布陣をテストしているらしい。

デイリースポーツ 紅白戦でトップ下にヒデと俊輔

スポニチアネックス 日本代表 1トップの布陣試す

 図にするとこんな感じかな?

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 などと思っていたのだけれど、どうやら1トップには柳沢という形も試しているらしい。

スポーツナビ 攻撃の突破口を開くか 柳沢、1トップで先発も

 となるとこう?

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 J1で3-4-2-1をベースにやっているのはセレッソとガンバ。ガンバはどちらかというと3-4-3に近くて、前線の3人が細かくポジションチェンジする「ガンバオリジナル」とでも言うべき布陣。セレッソもかなり独自の形。

 セレッソもガンバもそれぞれ別の理由でこのフォーメーションを選択しているけれど、ジーコが求めるものが「堅守速攻」であるのならば、セレッソが敷いている3-4-2-1に近いチームを目指しているのか。


 セレッソの場合はラインの高さは拘らずセーフティーファーストでボールを奪い、そのボールが西澤か左に張り出しているゼ・カルロスに入る。彼等がキープしている間に相手のスペースを森島、古橋の2シャドーが突く、というのがベース。

 これは西澤という名ポストプレーヤーと、運動量が売りの森島、古橋、米山らがいることで可能になった形なのだけれど、鈴木はともかく、中田、中村は決して運動量が傑出した選手ではない。

 それを埋めるのは二人のパスやドリブルの精度と、後ろの8人の個々の能力という事になるのか。幸いバーレーンの前線に高さを持ち味にしている選手がいないから、スペースをきっちり埋めれば怖いのはミドルと、1対1で突破されてバランスが崩れた時だけにはなる。守備が崩れる可能性は薄い。


 それにしても不安は募る。セレッソにしろガンバにしろ今の形になるまで様々な試行錯誤が有ったし、未だにセレッソは得点力、ガンバは守備にそれぞれ不安を抱えている、つまり「完成形」では無い。例えチームに適正が有っても、それが形になるまでにはどうしても時間と経験が必要なのだ。どの布陣であれそれに違いは無いだろうけれど。


 もう一つ不安なのは、イラン戦で失敗した「アウェー戦で本来のシステムを崩す」というギャンブルに再び挑戦するところ。不慣れな場所での闘いで、無為に不安定な要素を増やす事が得策なのかどうか。



 いろいろと愚痴めいた事を書いたけれども、所詮神様の考えは下々の者には判らないというところなんだろうか。北朝鮮戦後に「何をバカな事を書いていたんだ」と笑われても一向に構わないので、その力をどうか余すところなく示してほしい。





6/01/2005

ワタシノナハ「なかたこうじ」コンゴトモヨロシク…。

 昨日の今日でまた中田浩二の去就問題が記事になっていた。

スポーツ報知

中田浩に鹿島「帰ってこい」
マルセイユ戦力外報道


 マルセイユの日本代表MF中田浩二(25)に31日、古巣の鹿島がラブコールを送った。30日付の現地紙で戦力外通告の可能性を報じられた中田浩に、鹿島・牛島洋社長(62)が復帰を勧めた。

 フランス紙はマルセイユが移籍金なしで中田浩放出を模索中と報道した。牛島社長はこの日、FW柳沢敦(28)=メッシーナ=の移籍交渉から帰国。驚きの表情を浮かべながらも「まだ仮定の話で何とも言えないが、(もともと)無理やりとられたもの。帰ってくればいい」と話した。

(後略)

 今は首位を快走している鹿島ではあるけれど、代表に多くの選手を取られたり、怪我人が多かったりで、いい選手を少しでも多く抱えていたいというのが本音なのか。

 それにしても移籍の際にあれだけゴタゴタがあったにも関わらず、少なくとも表面上は優しいコメントを残している牛島社長は余程人間が出来ているのか。人間が出来ていない私には判らないけれど、これが「大人の対応」というものなんだろう。


 鹿島は良くも悪くも家族的なチームなんで、親の制止を振り切って駆け落ちしてしまった中田は絶縁されていたと思っていたのだけれど、まだ家族の一員だったようだ。でも中田をこうも簡単に許して、それでチームとして示しがつくのかな。

 懲罰なんて言葉はあまり好きではないけれど、泣いて馬謖を斬るという言葉も有る。正直な話あまり快く思わない選手もいるだろうし、サポーターの中にも不満がある人もいるだろう。仮に帰ってきたとして、そのあたりをどうするのか、ちょっと注目かも知れない。





マナマよりナガイ。

 清水には敗れてしまったけれど、セレッソにはまだナビスコカップ予選突破の可能性が残されている。今までならとっくの昔に若手の実戦テストの時期だけに、今回は最後まで諦めずにしぶとくいってほしい。そういう粘り強さ、勝負に対する執着心こそが小林監督の信条だと思うし。

 ぶっちゃけていうなら、弊害が無いわけではない。ずっと固定メンバーで来ているので特定の選手達の疲労がピークに達している。ベテランの森島、西澤、久藤、柳本、布部あたりはもちろんだし、年間を通して出場した経験が無い下村、ルーキーの前田あたりも相当辛いだろう。

 それを言い訳にしない姿勢は評価されるべきだけれども、精神論で全てが解決するわけではないし、サジ加減の難しいところではある。土曜日の名古屋戦は、出来る事なら序盤でセーフティーリードを奪ってスッキリと勝ちたい。


 ただ勝負というのはそうそう簡単なものではない。確かに今の名古屋はウェズレイ、マルケスという2トップを失っているし、アン・ヨンハッも代表戦で出場出来ない。それでも油断してはいけない、慢心こそが最大の敵なのだから。


 もう一つ怖いのがガンバから移籍してきた中山悟志の存在。なにわWEBに記事が載っていたのだけれど写真を見て驚いた。ガンバ時代のトレードマークだったロングヘアーをバッサリと切り、出で立ちはさながら禅寺の修行僧。表情も引き締まっていて、決意の程が伺える。こうなった人間は強い。


 代表戦も確かに観たい試合ではあるけれども、今の代表に対しては、何となく思い入れが薄い。私にとっては6月3日も6月4日も等しく大事な日なのだ。ひょっとすると4日の方が大事かも知れない。





覚悟の上で。

 ここの記事を読まれて、あるブログを管理している方が不快であるという旨の記事を自らのブログに掲載された。

 それについて良い気分かそうでないかと言われれば、もちろんあまり良い気分はしない。ただ安易な思いで記事を書かれた様子ではないので、その意味ではどこか「救われた」気分ではいる。


 ブログ管理者は、不特定多数の人間に自分が書いた記事を見られる事を意識しなくてはいけない。私はそれを理解しているつもりではあるけれど、神様ではないから常に正しいわけではない。とんだ見当違いをする事もまま有る。だからこういう事が起こるであろうことも覚悟して記事を書くようにしている。


 これからもこのような事態になる事がまま有ると思うけれど、「誤解」と呼べる範囲であるのならお互いの溝を埋めるよう尽力するし、主義主張があまりに食い違っているのならそういう人もいるのだと相手をそれ以上刺激しないように距離をとる。野暮な人間なのでそれ以上の対応は出来ない事を理解してほしい。