5/30/2005

嘉人と黒部。

 嘉人がまたやりました。一時は残留は絶望的といわれたマジョルカが土壇場で踏みとどまったのです、本当に僅差では有りましたが、まさに奇跡。

ニッカンスポーツ

残留に大久保「優勝級の感動」/スペイン

��スペインリーグ:マジョルカ1-1ベティス>◇最終節◇29日◇パルマデマジョルカ

 マジョルカFW大久保嘉人(22)が強運を発揮した。残留をかけた大一番に3試合連続で先発、前半から果敢にゴールを狙った。「思い切っていくことしか考えていなかった」という執念で後半33分に退くまでシュートを4本放ったが、得点には絡めなかった。しかしチームは、強豪ベティスと引き分け、勝ち点1を奪い、10勝9分け19敗の勝ち点39とした。この日、残留を争っていたレバンテが敗れたため17位に入り、2部降格を逃れた。

 昨年J1でセレッソの降格危機を救った。「こんな奇跡を2度も味わうなんて、ほんとうれしいね。まるで優勝したみたいな感動だよ」。マジョルカの1部残留が決まった後、大久保は喜びを爆発させた。


 「喜びが爆発」するとどうしても脱ぎたくなってしまうのが嘉人。日刊の記事でもしっかり脱衣した姿が写真に撮られております。

 それどころかこちらではこんな姿にまで。嘉人、お前はゴヤか?


 ただ喜んでばかりはいられなくて、セレッソでは黒部の移籍を巡ってきな臭い話が進行中。

デイリースポーツ

C大阪・黒部に獲得オファー

 元日本代表FWの黒部光昭(27)=C大阪=に名古屋、FC東京などから獲得オファーが届いていたことが29日、分かった。「数チームから話が来ているのは事実」と黒部本人も認めた。現在は控えに回ることが多く「先発にこだわりがあるし、チャンスがあるのか、話を聞いてみたい」と、移籍交渉の場に出る姿勢を見せた。しかし「黒部は絶対に必要な戦力」(西村GM)と、クラブ側に、放出の意思はない。

 こっちに関しては正直な話ちょっとガッカリしています。

 先発にこだわりが有るのなら、先発出来るように練習するなり、他の選手とのコミュニケーションをとるなり、監督と話し合いをするなり、いろいろ方法が有るはずなのに…。

桜の黒部.jpg


 小林監督だって冷遇しているわけではないでしょ、今の1トップ2シャドーを崩してまで黒部を使う事が有ったし、必要な選手だと感じているのが判りましたよ。

 そうした途中出場の場で活躍さえすれば、また先発のチャンスがめぐって来るはずだった。ダービーでドフリーのシュートを外したし、サテライトでも動きが緩慢だと言われてるし、そんな状況で「先発させろ、じゃなきゃ出て行く」というのはどうなんだろう。


 話を嘉人に戻すなら、デビュー戦以後の嘉人は今の黒部よりももっと悲惨な立場だった。言葉の通じないチームメイト、少ないチャンス、サポートしてくれていたマネージャーも去って、身重の奥さんと二人で異国暮らし、投げ出してもおかしくなかった。

 それでも嘉人は頑張った。腐らずチームに溶け込もうと努力した。その結果が終盤での2ゴール3アシストに繋がった。チームも監督も認める存在になった。


 もし黒部が本気で移籍する気でいるのなら、仕方が無いのかも知れないけれど、せめてベストを尽くしてほしい。背番号10に恥じない態度でいてほしい。それでも無理だというのなら、多分だれも止めはしない。黒部はそんな小さな選手じゃないと信じているけれど。

 嘉人が完全移籍となればそれなりの契約金が発生するし、ジルマールのパイプも生きている。いいFWをつれてくるのは私たちが思っているより難しい話じゃ無いかもしれない。でも西村GMは「大事な戦力」と言った。この意味をよく考えてほしい。




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