3/18/2005

試合前のブーイング、是か非か?

 恐らくJ1の中では屈指のおとなしさを誇るセレサポではありますが、開幕からまだ2試合とはいえ、あまりに不甲斐ない戦いぶりに堪忍袋の緒が切れかかっています。

 それで話が持ち上がってきたのが「今までの試合で明らかにチームの足を引っ張っていた選手への試合前のブーイング」のお話。

 

 2ちゃんなんかでもさすがに否定派が多いんですが、私は「してもいいんじゃないか」と思っています。「絶対にするべき」とまでは言いませんが。

 確かに今から試合という時にブーイングされるとへこむだろう事は容易に想像がつくんで、出来る事ならやりたくない。でもあんまりな内容のゲームが続けば、そういう事が起きても仕方が無いのでは。


 肯定する理由の一つとして、それ以外の真っ当な抗議方法が無いというのが有ります。メールを書いたり掲示板に書き込んだりするのもいいですが、度がすぎると陰湿になる。手段と目的を取り違う人も必ず出てくる。それに比べればブーイングはまだフェアな気がするんです。

 「それなら負けた試合の後にすればいいじゃないか」という人もいらっしゃるでしょうが、試合前と試合後ではブーイングの意味が違ってくるんです。試合後のブーイングはその試合一つについての不満を表していると選手達に思われる可能性が有る。一時のヒステリックな反応だととられる事も有る。実際そういうケースも少なくない。

 でも試合前なら「ずっと我慢していたが、不満が有ったんだ」というメッセージがより鮮明になる。気持ちがダイレクトに伝わる。



 そして肯定するもう一つの理由は、選手にはその場でサポーター達を納得させるチャンスが有るということなんです。その試合で活躍すれば、もうそんな事はしなくていい。それに比べて試合後のブーイングは、ただ甘受するしかない。これは大きい。


 そもそもそんな話が出てくる事自体が寂しいんですが、少しでもチームが良くなる方法を模索することは間違ってないし、その為に様々な議論が有るのは当たり前。一番怖いのはそれをタブー視して議論なく時間のみが過ぎていく事なんじゃないかと感じています。この記事に関しては特にコメントをお待ちしています。





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