3/14/2005

冷帯、温帯、熱帯。

 昨日の試合では、いろいろな理由でいろいろな人と会う機会が有った。そこで感じたのは「温度差」同じスタジアムにいても、サッカーに対する、セレッソに対する熱さの違いが、あまりにもビビットだったので、ここで書いてみたい。



 西中島の観戦スタイルはどの席にいても変わらない、西川君が「さぁー皆さん立ち上がってパワーアンドザグローリーを歌いましょーっ!!」と言えば立ち上がって歌うし、ゴール裏の応援にも手拍子、のってくればコールもする。「カルロース!!」とか叫んだりもする。ちょっとウザイタイプなんだろうけれど、このスタイルを6年くらい続けている。


 昨日隣のシートには間違い無く招待券で来たのであろう中学生くらいの一団がいたのだが、これが酷かった、とにかく試合に集中しないのだ。

 寒かったのは判るのだが、試合そっちのけでカップ麺をズルズル。サポーターのコールにもニヤニヤするだけ。しまいには私の観察をしだしたのだ!!

「おお、立ち上がったで」

「なんか喜んでるで」

「さけんどるで」

 そんな至近距離で話してたらよく聞こえるぞ、もう少し近くだったら攻撃のレンジに入っていたのだけれど、幸運だったな。というかその食ったカップ麺のカップを座席の下に隠して帰ろうとするのはやめれ。



 試合開始後そうしたやり取りに辟易しているところに、一緒に観戦する予定になっていた私と同世代のご夫婦がやってきた。渋滞に捕まってなかなかたどり着けなかったらしい。

 そのご夫婦と一緒に観戦するのはこの日が初めてだったのだが、応援するスタンスが私のそれとよく似ていたので、とても気持ちよく試合を観ることができた。

 選手のプレーに一喜一憂。ゴールを奪っては歓喜し、奪われては天を仰ぐ。うんうん、それでなきゃ。

 試合には負けてしまったが、個人的にはその御夫婦と一緒に観戦していた為だろうか、比較的イライラ感を覚えることは無かった。



 最後に会ったのはゴール裏でサポーターとして飛び跳ねていた某氏。この人ともメールでのやり取りしかなく、実際に会うのはこの日が初めてだった。コールを繰り返していたからか、喉は枯れ、疲労困憊といった風だった。

 やり取りはほんの僅かの間だったのだが、その人は負けた事、納得のいく応援が出来なかった事を本当に無念だと語っていた。熱く熱く言葉を搾り出していた。

セレサポ02.JPG

同じスタンドにいてもスタンスはさまざま


 試合から帰って、暫く2ちゃんねるを覗いたりしていた。記事がステレオタイプにならないかチェックしていたのだけれど、あまりにお粗末なポイントがはっきりしていたので、仕方がないかと諦め、筆をとった。

 彼らはこの試合をどこで見ていたのだろう、もっとこういう議論が出来る人間が集まれば、スタジアムはもう少し熱くなっていたはずなのに。そういう思いが頭の中をぐるぐる巡っていた。



 長居スタジアムは5万人を収容する巨大なスタジアムだけれど、そこを埋めていくのは人間達で、その人間達の思考や行動によって、スタジアムの温度は決まる。セレッソのホームなのだからセレッソの為に熱く設えておく方がいい。

 でも今、スタジアムの温度は本当にバラバラで、御世辞にも良いホームとは言えない。だがそれは、全て球団に責任が有る訳ではない。私達個々人の意識にもまだまだ及ばない部分が有るのだと感じている。昨日どうしてあの中学生達に声をかけ、サポートする事の素晴らしさを伝えようとしなかったのか。今でも少し悔やんでいる。





0 件のコメント :

コメントを投稿