12/31/2004

個人的サッカー10大ニュース。

 さむい!大阪でも初雪降ってます。関西人はさむいのキライなんで辛いです。明日はこの雪が関東に移動するそうなので、雪の舞う天皇杯決勝なんてこともあるかも。いやー決勝までいかんでよかった、あっはっはっ…orz

 今年最後の記事という事で、2004年個人的に心に残ったサッカーニュースをベストテン形式でいってみたいと思います。あくまで個人的なランキングなので、それはご理解を。

まずは第10位

セレッソの投げやり人事

 すべてはここからでした。選手もフロントも期待していただけにメッキがはがれていくのを見るのは辛いものでした。なんで毎年こんなに出入りが激しいんだろ。




第9位

屈辱の大阪ダービー

 スタンド狭い!内容最悪!折角のダービーがあれでは…。来年はリベンジの年に!




第8位

アテネ組の迷走

 なんで機能していた3-4-3を3-5-2にしたのか。未だによく判ってないのですが、イタリアかパラグアイからもう一点取っておけば決勝トーナメントにいけたのに、という悔しさは有ります。



第7位

ポボル騒動

 顔も見たくないし、思い出したくもないですが、1stは内容以上にチームの雰囲気、スタジアムの雰囲気が最悪でした。監督選びは慎重に。



第6位

嘉人、莉瑛さんと結婚!

 冗談半分でこんな記事を書いていましたが、しっかりお付き合いが有ったんですね。アスリートの奥さんって控えめなイメージが有るんですけれど、写真写りが悪い!とお友達のブログで写真を公開するなど、なかなか肝の据わった人のようです。早くスペインに奥さんを呼んであげてください!



第5位

アジアカップ

 あえて「優勝」と書かず、大会自体をニュースにしてみました。自分の国の国民を「民度が低いから」なんて言える高官にも腹が立ちますし、試合自体もトンデモなものが多かった。こんなんでオリンピックをやるっていうんですから、気が知れません。



第4位

アキ移籍騒動

 いいニュースではないですし、現在進行形なのですが、取り上げないわけにもいかないですよね。セレッソの大黒柱、抜けてもらっては困ります。ニシムーガンガレ!超ガンガレ!!



いよいよトップ3。まず第3位!

日本代表W杯一次予選突破!

 ジーコの珍采配に批判の声も有りましたが、無敗で一次予選を突破。ドイツへの道が開けてきました。ただ小野の怪我も有りますし、稲本、中田も本調子とは言えない状況。最終予選はかなり厳しそうです。



第2位!

セレッソ降格ギリギリセーフ

 本当に2ndの柏戦あたりからは精神的に辛かったですよ。草津に負けたときは「もうあかんかも」なんて考えました。でもまあ、今はいい思い出になってます。二度と味わいたくない思い出ですけれど。



そして栄光の第1位!

大久保嘉人マジョルカ移籍

 まあ入団当時から海外への意識が強かった嘉人ですから、いつかはこの日が来ると思っていましたが、やっぱり実際に決まってしまうと悲しかった。個人的にもいろいろとやったので想いもひとしおです。



 と、振り返ってみると今年もいろいろ有りましたね。来年はW杯最終予選も有りますし、J1は試合数が増え、1シーズン制に。よりタフなシーズンになる事が予想されます。ですがそれを乗り越え、日本サッカーとセレッソにとって良い一年になる事を期待しています。それではみなさん良いお年を。



メインバー脱落病。

 テンプレートをカスタマイズしている時に、ふと気がついた事があります。

 普段IEでブログを見ているときはこんな感じです。

普通の時




 「お気に入り」や「検索」なんかをクリックするとこんな感じ。サイドバーもメインバーも枠はピクセル数ではなく画面あたりのパーセンテージで決まるので、両方ともほっそり。

お気に入り登場




 で、この「お気に入り」とかの範囲を、右にぐーっと広げていきます。すると、

メインバー脱落!


 メインバーが消えてしまいました!


 とかおもったらサイドバーの下にいました。

こんなところに!




 まあ、画面をこんなふうにして見るような人はいないと思いますが、やっぱり気になります。

「他のブログはどうなんだろ?」

 と、ブログめぐりをしたのですが、どうもこの現象はseesaaのブログだけに起こるようです。また、seesaaのブログでも起こるブログと起きないブログが有るようです。うーん、なんなんだろ。解決法を知っている方は教えてください、お願い!



12/30/2004

大久保と井川。海外移籍について。

 昨日で今年の仕事はすべて終了。のんびりテレビでも見ようかね、なんて思っていましたが、やっぱり年末は面白くない番組ばっかりでボーっとしてます。

 折角高校サッカーの季節なのに扱いは小さいですし。磯貝、本山、柳沢、大久保、平山みたいな強烈な個が無いと、扱いづらいのは判りますが、もう少し見てみたいなとおもってます。


 何度も書きますが、関西はサッカー不毛の地だったりします。スポーツ新聞のヒエラルキーでいうと。

1位 阪神(ダントツ)

2位 セリーグ
3位 競馬(野球がシーズンオフで開催日前日なら一面は大抵こっち)
4位 パリーグ
5位 メジャー
6位 海外サッカー
7位 国内サッカー

 という感じかな。小野が足を痛めても、星野さんがなにか爆弾発言をすると一面は星野さんです。スポーツ新聞各誌の関西板でも「阪神」と「野球」は別カテゴリーだったり、とにかく阪神至上主義なのです(参考までに、日刊スポーツなにわWEBスポニチOSAKA)


 で、このところ関西では連日井川のメジャー移籍話が大きく報道されています。ほぼ毎日その話題です。

12月29日

阪神・新旧社長タッグで井川説得目指す

12月30日

井川HPで心境を吐露「今が挑戦する時」


 今回の件に留まらず、日本のプロ野球からメジャーへ挑戦する事を、多くの野球ファンが「海外流出」と捉えています。


 ところがサッカーではJリーグから海外、とりわけ欧州リーグへ移籍するという話が有っても、反対意見など殆ど無く、むしろ「行って来い!」と暖かく見送ることが慣例化しています。

 両方ともチームの主力が抜けてしまうのですから、痛手になるのは同じことなのに、どうしてこんなに雰囲気が違うのでしょう。


 ひとつに歴史の違いが有るように感じます。プロ野球は半世紀近くも、鎖国のような状態が続いていました(実力が無かったということもありますが)

 もちろんマッシー村上氏のような例外もいましたが、日本のプロ野球選手が海外に出る、なんてことは基本的に「想定外」だったわけです。野茂がメジャー挑戦を口にした際の混乱振りが、それを裏付けているように感じます。

 今ではポスティング制度などメジャーへの道が徐々に整備されていますが、それでも「挑戦」がスムースに実現されることはまれです。


 サッカーの場合は、アマチュア時代から、常に「世界」を意識してきた背景が有ります。オリンピック、W杯など国際試合が多く、否応無く世界との差を思い知らされてきた歴史があるのです。

 クラマー氏などを招聘し、数多くの外国人選手を招く。日本サッカーを「世界」と対抗しうるレベルに引き上げる為にはその「世界」と積極的に接している必要が有りました。

 プロ化してからはこうした意識がより強いものになりました。いくら国内でよい成績をあげても、海外で通用しなければ、観客動員に影響が出ます。逆にそういう選手を輩出すればスタジアムに来る人の数はおのずと増加します。

 野球と同様今まで選手のレベルが低かった為、外国への移籍は奥寺氏の登場を待たなくてはいけませんでしたが、元々世界に対してオープンな土壌がある訳です。


 また、それと関連付けられるのですが、「代表」に対する意識の差も、このギャップを生んでいる原因ではと考えます。

 国際試合の多いサッカーでは、クラブよりも代表が優先されます。例えばどこかのクラブチームの主力が海外移籍をする、ということになった場合。クラブチームにとってはマイナスになっても、代表という大きな枠組みで見た時には(移籍によるレベルアップが見込める為)プラスになるわけです。

 その意識がクラブチームの運営に携わる人間にまで行き渡っている為、海外移籍を容認できる素地が出来ているのです。


 ところが野球の場合、優先権は各球団が持っています。例えそれがオリンピックであっても、シーズンを中断するなどもってのほかなわけです。ここで重要視されるのはあくまで国内での興行であって、極端な話日本野球のレベルは二の次なのです。

 仮にメジャーに移籍しても、今の状態では代表に参加することが出来ません。そうなってくると、海外移籍は単純に戦力ダウンしてしまうだけではなく、日本のプロ野球ファンの意識がメジャーに移ってしまうなど、球団にとってマイナスの効果しかないのです。

 世界レベルでみると、野球というスポーツはまだまだマイナーなスポーツですし、一概に日本球界だけが悪いというわけではないのですが、選手の「自分自身のレベルを引き上げたい」という意識は競技者として当然の欲求です。出来ることならそうした意識が、もっと素直に満たされるプロ野球であってほしいと思います。



大森健作ヴォルティス入団。 ~四国のスポーツシーン~

 以前から心配していた大森選手ですが、fromthemorningさんの記事によると、来期J2への参加が決まった徳島ヴォルティスへの入団が決定したようです。

 彼自身四国(愛媛)出身ということで、四国初のプロサッカーチームに入団する事に強い思い入れがあるようです。彼のファンサイトである健作研究室に、メッセージが届いています。


 四国といえば、最近までプロスポーツ不毛の土地というイメージが有りましたが、近年になって、野球界からは元西武の石毛氏が発起人となった「四国独立リーグ」構想、サッカー界ではヴォルティスのJ参加と、今までにない活発な動きが見られるようになりました。

 元々アマチュアスポーツでは、池田、明徳義塾など高校野球の名門があり、決してスポーツ熱の低い地域では有りませんでした。そこへ松山の坊ちゃんスタジアム、香川のオリーブスタジアム、高知の春野陸上競技場など、プロの公式戦に耐えうる施設が次々と整備され、これらの運動を誘発させることになりました。


 まだ経済的な問題が残っていますし、なにより今までにない試みですので、これらの運動が成功するかどうかは判りません、しかし

「俺達の町にはプロチームがあるんだ」

 と、胸を張って言える喜びは、それらの不安を払拭して尚余るものが有ります。

 また、地域密着型の経営により、既存のプロ野球の球団が入り込めないような小さな規模の都市圏で、スポーツ文化を根付かせる事は、Jリーグの理念とも合致します。徳島ヴォルティスに与えられた役割は、非常に大きなものなのです。


 大森選手にかかる地元サポーターの期待は、決して低いものではないでしょう。彼が活躍すれば、ヴォルティスが新潟や仙台のような人気チームになる可能性は俄然高まってきます。

 セレッソでは怪我などもあり満足なプレーが出来ませんでしたが、本来のプレーが出来れば、きっとその期待に応えられるはずです。



12/29/2004

テンプレ変更。

 ちょっとゴミゴミしてきたので、テンプレをカスタマイズしてみました。つってもホワイトの色を変えて画像をぶち込んだだけなのですが。ちょっとだけセレッソのブログって感じになったかな。

「こんなテンプレ見てられんわ、こっちの使え!」

 という奇特な方がおられましたらメール下さい。

 ところで

さっきからOfficialにいる吉田さんって なに?



ジルマールの思い出。

 私が最初にサッカーの試合を生観戦したのは、雨の長居第二競技場での柏レイソル戦でした。柏にミューレルがいた頃です。

 その後結婚することになる彼女と、二人で傘をさして(その時は観戦マナーが全然なっていなかった!)肌寒い芝生席での観戦。その試合のお目当ては、一人のゴールキーパーでした。

「ほら、あれがジルマールいう、ブラジル代表のすごいゴールキーパーやで」

 極東の小さな島国の、そのまた片隅の小さなスタジアムに、アメリカでW杯を掲げた男がいました。

 しかし試合では雨でスリッピーになった芝に悪戦苦闘。ボールを2度もファンブルしてしまいました。

「ほんまにすごいのん?」

 と、いぶかしげに見る彼女に、返す言葉も無かったのを覚えています。


 しかし、その後の試合では、さすがセレソンと思わせるプレーで、私達を喜ばせてくれました。一試合に一回は「ジルマールでなければやられていた」というシュートを止めてくれました。


 引退試合が鹿島の優勝がかかった試合であったため、満足なステージを用意できなかったのは残念でしたが、カタコトの日本語で、精一杯サポーターへの感謝を伝えていました。


 引退後にはブラジルで代理人として活動しているジルマール。今回の外国人選手獲得では本当に尽力してくれているようです。ボランチ、サイド、センターバック。セレッソのウィークポイントに3人の選手を選りすぐってくれました。

ジルマール

 
デイリースポーツ

C大阪 クアドロスを獲得

 J1のC大阪が、ブラジル・クルゼイロのDFブルーノ・クアドロス(27)を獲得することが28日、決定的になった。大筋で合意しており、年明けにも発表される。

(中略)

また、ブラジル・コリンチャンスのMFファビーニョ(24)の獲得もほぼ決まった。


 ファビーニョの評価はブラジルでも高いらしく、日本への移籍は驚きをもって伝えられたそうです。もしジルマールが彼の代理人でなければ、この移籍は実現しなかったかもしれません。


 かつてセレッソのゴールマウスを、その鋭い反射で堅守してくれたジルマール。彼がこれだけセレッソを愛してくれていた事に、心から感謝です。



鼻血が出そうな新布陣。

 来年の事を言うと鬼が笑うといいますが、あえてしましょう、来期の布陣予想。


 黒部の加入が決定し(サンガサポの皆さん、必ず返却いたしますので。今はどうかご勘弁を)ゼ・カルロス、ファビーニョも秒読み状態。大分からは山崎というユーティリティプレーヤーが入団しました。さらにセレッソ期待の新人江添くんがミキティの甘い誘惑に負けずにやってきてくれました。

 全員が大当たり。とはなかなかいかないでしょうが、開幕戦のスタメンは監督の理想が一番出るものですから、予想というより「小林監督はこういうオーダーでいきたいのでは」という読みみたいなもんですね。


 ということで、西中島が予想する来期開幕戦オーダーです。

セレッソ大阪2005年バージョン


2005 type4-4-2


 小林監督の嗜好からすると4バックでいく可能性が高いでしょう。メンバーは流動的ではありますが、そこは競争が激しくなると、いいように解釈しましょう。酒本、古橋らがファビーニョをサポートすれば、ワンボランチもそれほど怖くないかと。


 で、この布陣には実は「裏バージョン」というのがあるのですよ。

 ゼ・カルロスはジルマールのサイトにある動画を見る限りかなり攻撃が好きなプレーヤー。左サイドが上がりっぱなしだと危なくない?という気になるでしょう?

 そこでキーになるのは右サイドの山崎(または下村)ゼ・カルロスを上げて残った3人のラインをそのまま左にずらしてみましょう。すると…。

2005 type3-5-2


 ね?見事な3-5-2になったでしょ!選手交代をすること無く(無駄なカードを切ること無く)フォーメーションが自由自在。相手がサイドを突くチームなら4-4-2。ポスト系FWで押してくるチームには3-5-2。時間帯にあわせて使い分けてもいいでしょう、相手の混乱を誘発するかも知れません。


-想像してみてください。ファビーニョを起点にアキ、黒部、モリシ、古橋、酒本、ゼ・カルロスが一斉に動き出す様を!-


-想像してみてください。恐れおののき引きこもる相手DF陣を、ゼ・カルロス、古橋のミドルが切り裂いていく様を!!-


-想像してみてください。江添、ファビーニョのラインを破れず四苦八苦する相手を見て「去年はダブルボロンチとか言ってたのにな」と懐かしささえ感じているアナタ自身を!!!-


 鬼に笑われたっていいじゃないですか、来シーズンの最後にみんなで笑うことができれば。



12/28/2004

選手のプライド、移籍事情。

日刊スポーツ

京都FW黒部がC大阪移籍、1年レンタル

 京都の元日本代表FW黒部光昭(26)がC大阪に移籍することが27日、決定した。


日刊スポーツなにわWEB

C大阪がゼ・カルロス獲りへ

 C大阪がブラジル・コリンチャンスの左サイドバック、ゼ・カルロス(24)の獲得に乗り出していることが27日、分かった。

(中略)

ボランチでは同クラブのファビーニョ(24)と交渉中。


 水面下で動いていた移籍話が一気に姿をあらわしましたね。ファビーニョもオファーの内容に満足しているようなので、上手くいけば主力級が一気に3人入団ということになります。

 黒部については以前「黒部獲得へ 悲しみの連鎖。」という記事でも書いていますが、正直複雑な気分です。一方で黒部を獲り、もう一方でアキに残留を要求する。チームとしては当然の行動なんですが…。


 他のクラブでも移籍話はいろいろあるようなのですが、今朝一番驚いたのはこれ。

スポニチアネックス

浦和・山瀬が移籍志願

浦和MF山瀬が移籍希望を申し入れたことが明らかになった。

(中略)

自分がいないときに結果が出た。チームの中での自分の位置づけ、存在意識に疑問を感じている。

(中略)

トップ下を探している神戸、名古屋、小笠原の移籍の可能性がある鹿島、札幌時代の指揮官・岡田監督のいる横浜が候補になりそうだ。


 浦和としては攻撃陣の中で穴らしい穴といえばトップ下。山田が急造で入ったものの、他に候補といえば長谷部ぐらい、山瀬に出られると辛い所だと思います。

 移籍先にショックを受けたレッズサポも多いはず。よりによって横浜Mの名前が入っています。スポーツ報知の記事では横浜一本に絞られているような様子ですし、もし本当に横浜なら、浦和対横浜Mのカードはさらに遺恨試合になってしまいそう。

 ただ山瀬自身がそれを一番判っているはずで、それでもチームを出る、というのは「自分は試合に出さえすればもっとやれるんだ」という自信があるからなのでしょう。東京Vの三浦淳も同じ気持ちなんだと思います。

 無理にそういった感情を持っている選手を引きとめたところで、今までのようにチームにフィットするかといえば疑問ですし。気持ちが固まってしまった時点で動き出しても、もう手遅れなのかも。


 アキ関連の続報は未だに有りませんが、今アキがどう思っているのか、知りたいと思っているサポーターは多いはず。もしアキもそうであるなら、素直に送り出すべきなのかもしれません。もちろん、そうならない事を心から願ってはいますが。



岡田武史と山本昌邦。

 23日の忘年会の時に「話のタネになれば」と講談社から出ている「FOOTBALL NIPPON」の冬号を買っていたのですが、話が思いのほかはずんでしまって、今の今になって読みだしている次第です。

ジーコは関係ないです。


 冬号という事で、各カテゴリーの監督、川渕キャプテン、FIFA会長プラッター氏などへの今年の総括という切り口でのインタビューが続き、かなり濃めの一冊です。


 その中で特に目を引いたのが横浜Mの岡田武史監督と、磐田の山本昌邦監督へのインタビュー。

 両者ともカテゴリーこそ違えど、代表監督の経験者という点で共通しているのですが、クラブチームの監督としての経験値はまるで違います。両者の受け答えの端々からその経験の差が垣間見えてなかなか面白いです。両者の記事に(ページ間の)距離が有るのは比較されまいとする講談社の配慮かも。

 とても全文は書ききれないのですが、岡田監督の札幌、横浜Mでの体験や、それとどう向き合ってきたかというコメントには、「経験者」の苦労と、それをプラスのエネルギーに変えようとしてきた男の苦悩がにじみ出ています。

こころを入れ替えたからといって、急に運はついてこない。でも、そこで逃げたり投げたりしたら、今から上に向いていくな、という感覚はつかめない。

正解のないことをたった一人で全責任を負って決断するということ。これは怖いよ。


 一方クラブチーム監督としてスタートを切ったばかりの山本監督。こちらは終始明るく、全体的に「もうプランは出来ているんだぞ」という自信が伺えます。もともと磐田と深く関わってきた人ですから、選手の把握といった部分でも不安は少ないのでしょう。

ここのベテランはかなり経験があるんで、もう一回体作りからしっかり磨き上げていけば、また輝きを十分取り戻せると思っています。

常に人が動いて、動いて空いたスペースに次の人が出てきて、そうなる事でパスの質が落ちないような、高いレベルのものを目指しています。それは、簡単に言うと、世界基準ということになると思います。


 うん、強気強気。


 個人的には今いる日本人指導者の中で、岡田監督の能力はかなり傑出しているように感じています。J2の小さなチームでも、J1のビッグクラブでも、制限のある中で見事にノルマをクリアしていった手腕は、もっと評価されるべきだと思っています。

 確かに山本監督も、素晴らしい指導者としての要素はあると思います、しかしまだ彼自身が「原石」の状態。したい事があってもやった事が無い。その経験からまだ何も得ていない。そういった印象をもっています。コメントの終わりがほぼ全て「~だと思います」なのはその表れでは?というのはあまりに揚げ足取りでしょうか。


 日本には、岡田監督のような、高い理想を持ち、そこに行き着くための道筋を選手に示す事が出来る指導者が、もっと必要だと感じています。

 別に全ての指導者が岡田武史的なコーチングをしろ、というわけでは有りません。アプローチはどんなものでも構わないのです。現実に妥協する事無く理想を追う人物であれば、結果はいづれついてくるはずです。


 今回岡田監督と山本監督を比較したのは山本氏を卑下するためでは有りません。二人を対比させることによって、 山本監督の指導者としての方向性が垣間見えるのでは、と思っての事です。

 山本監督がクラブチームでも結果を出せば、新しい日本サッカーの財産になります。山本監督は、その財産になる為に必要な、情熱と知識が有るのです。

道程は平坦ではないですが、いつか、山本昌邦という人物が光り輝く存在となる事を願っています。



12/27/2004

コネクション。

日刊スポーツ

大分DF山崎がC大阪完全移籍

 J1のC大阪は27日、大分からDF山崎哲也(26)を完全移籍で獲得したと発表した。山崎は静岡学園から山形入りし、その後大分でプレーしていた。1対1に強いディフェンダー。


 小林さんラインで山崎選手が来てくれました。プロフィールはこちらスピードが有り1対1に強く、右サイドも出来る器用な選手だそうです。

 チームの今の現状を見ると、DFは一枚でも多くほしいわけで、その意味では評価できる補強だったのでは。見てみないことにはなんとも言えませんが。


 またブラジルではジルマールオススメ選手としてファビーニョがリストアップされているとか。細かいプロフィールはこちら、ゼ・カルロス同様動画付きで親切設計です。

 なんでも名門コリンチャンスの中盤の核になっている選手で、でかい、上手い、速い、申し分ないというか本当に来てくれるんですかレベルの選手らしいです。


 こうしてみると、サッカーもコネと縁みたいなものが大事なんだなと思いますね。特にジルマールなんて、セレッソにいた事を忘れていてもおかしくないくらいの選手だったのに、いろいろと世話をしてもらってるし。

 選手が例え移籍を考えていても、全然つながりの無いチームのオファーは二の足を踏むはず。そこに「このチームはこんな感じだよ」と教えてくれる人間がいれば、随分違ってきますよね。

 多少他のオファーより条件が良くなくても、やっぱり知っているクラブ優先になるでしょう。嘉人もそうだったし、江添君もそうだし、今回の山崎やファビーニョだってそうです。


 それを考えると、セレッソは意外とそうした繋がりの多いチームのように感じます。ノさんやユンさんなんかも絶対引退後も韓国サッカー界に顔の利く存在になるでしょうしね。

 またそうした義理人情でセレッソに来てくれるというのはとても嬉しいです。それだけ選手にとって魅力の有るチームでいるのだと感じますから。

 移籍補強の類の話はもう少し続く事でしょうけれど、来年は安心して試合が見られるような戦いをしてほしいし、そのための補強は惜しみなくして頂きたいです。



サッカーに県民性は反映されるか?

「金持ち父さん、貧乏父さん。」

名古屋のお金の使い方のまずさは県民性なのかなぁ。


 という事を書いていましたが、fromthemorningさんの記事でとても面白いものが有りましたのでご紹介します。「あれもこれもあんで」タイトルは「大阪ストラットですね。

 この記事をご一読頂ければ、セレッソが見事に大阪的なクラブであることが判るのですが。これは必然なのでしょうか?それとも偶然なのでしょうか?そしてもし必然であったとしたら他のクラブでもそれは見られるものなのでしょうか?

 それを調べようとして、さらに別の記事を発見しました。blog武藤文雄のサッカー講釈さんの「日立-ヤンマー、伝統の香り」より。

(前略)

こちらは日立-ヤンマー戦ではないか。紛れもなく、30年前は黄金カードだった試合だ。古河も三菱も往時から、チームカラーが変わってしまったが、この両チームの基本色は変わっていないな。

(中略)

ただ、両チームともチームの性格、特徴(これもチームカラーと言うな)も、結構伝統にのっとっているようにも思えるのだ。

 レイソル(日立)については、厳しい言い方になるが「将来を嘱望された優秀な人材を多数所有するが、あまり伸びない」と言う伝統だ。

(中略)

セレッソ(ヤンマー)は、「飛び切りの攻撃ラインと怪しげな守備ラインのアンバランス」が、ヤンマー時代を思い起こさせる。釜本全盛時代も、守備ラインは結構不安だったのだ。素朴な疑問だが、どうしてかくも「攻撃」で有効なタレントの補強は巧いが、後方のタレントの補強は下手なのか。これを伝統と言うのかもしれないが。


 なんとまあ、セレッソの攻撃偏重は30年間変わらぬものであったのです。逆を言うなれば、30年間、大阪のサッカーファンはこのスタイルを甘受し続けていたという事になります(もちろんエミリオ時代など例外も存在しますが)

 もし、そのスタイルが地元に受け入れられないものであったなら、少しずつでも時代時代でスタイルは変わっていくはずです。少なくともセレッソや柏に関しては、チームカラー(≒県民の嗜好するスタイル)が存在していたのです。

 また静岡のように昔からサッカーが盛んだった地域のクラブも、県民性を感じます。清水はまだ歴史の浅いチームですが、ずっとパスワーク主体の実に静岡的なチームです。


 一方で、当然例外が有ります。鹿島などはJリーグ開幕という転換期に「生まれ変わった」チーム。これらは母体こそあれ、急激な成長をしたため、まだ県民色は薄いように感じます。同じことは仙台や新潟にも言えるでしょう。

 ただこれらのチームも、歴史を積み重ねていく過程で、それぞれの地域色を反映したチームに変貌を遂げるやも知れません。


 確かに県民性とサッカーには関係が有りそうです。生粋の浪速っ子である私が、セレッソに心惹かれてしまったのも、偶然ではなく必然だったのかも知れません。



金持ち父さん、貧乏父さん。

 なんて本が一昔ありましたね。Jで「金持ち父さん」といえば浦和、横浜M、磐田、名古屋、ガンバでしょうか。


 去年は浦和と名古屋の補強が目に付きましたけれど、明暗がくっきり分かれました。名古屋のお金の使い方のまずさは県民性なのかなぁ。直接対決で2戦2勝はせめてもの意地でしょうか。


 今年のオフの中心はガンバと磐田のようです。両チームの補強のニュースやウワサは毎日のように聞こえてきます。

 今日もガンバのアラウージョ獲得と、加地へのオファーのニュースがスポニチアネックスに載っています。アラウージョはともかく加地は厳しいんじゃないかな。だってほら、原さんこんな人だから。

 磐田は川口に続いてチェ・ヨンスもとりにいってるらしいですね。人間力ってお金にものをいわせるってことなんでしょうか。一番大事な監督人事が失敗しているかも知れないので、来年磐田がどうなっているのかも興味あります。


 振り返ってセレッソ、「貧乏父さん」って言うほどでもないですけれど、お金の使い方が下手ですね。高額の選手程ハズレ率が高い!もういっそ補強はJFLからだけにするかい?って感じです。

 ただ黒部の移籍話は着々と進んでいるようで、悲しみの連鎖は止まりそうに無いです。ニシムーGMの「攻めや攻めや!攻めゴマ持ってこんか~い!」って声が聞こえてきそう。補強ポイントのDFでさえ攻撃参加大好きなゼ・カルロスが来るらしいですから。ホントに守備は二の次のようです。江添君、君だけが頼りなんだ(涙

 現実的にセレッソがこの台所事情で上位に食い込む為には、若手育成の強化(自前の選手を育てていくことは移籍による補強より負担が少ない)が第一。

 それがずっと後回しになっている上に、毎年ドカドカ選手を解雇するので、若手(~25くらい)とベテラン(30前後)との間の、一番脂の乗った年齢の選手が殆どいないという異常な編成になっています。来年キャプテンマークをまくのが誰になるのかさえ分かりません。


 サッカーはあくまで団体競技なので、いい選手を取ったところで、劇的に強くなるなんて事は、まあ有りません。じっくり腰の据わったチーム強化をして頂けたらうれしいですが、はてさて…。



12/26/2004

忘れたい忘年会。

 はっきり言うと、深酒は嫌い。酔っ払いは嫌い。酔っ払いに絡まれるのはもっと嫌い。なので会社の忘年会は辛かった…。天皇杯も見逃してしまったし。今年の総括を考えていたら、やまかん氏に先を越されてしまったし。

酒はいやずら


 ただ、サポーターの視点から言うならば、もう少しポポル暗黒時代をクローズアップして頂きたかったかも。チームが一度完全にバラバラになりましたから。あそこからここまでよく這い上がったものです。ホント。


 天皇杯では浦和が人間力の軍門に下りました。與野レッズブログさんさぞ怒ってるだろうな、なんて覗いて見たら、意外とさばさばしていました。今年のレッズは強かったけれど、それ以上に楽しいゲームをたくさん見せてくれた印象が有ります。それがこの冷静さに繋がったのかもしれませんね。


 もう一試合はベルディのテクニックがガンバを圧倒したらしいですね。アルディレスと西野の差、というのは言いすぎかもしれませんが、中盤のパスワークの上手さは間違い無くオジーの指導によるものです。まあピンクブタのボードをさかさまに持ったりしてるから、長居の神様が怒ったんでしょう。


 忘年会からの帰りにコンビニに寄ったら、サンタ姿のバイト君が、寒空の中クリスマスケーキを必死に売っていました。こういう人にこそサンタさんが必要なのかも。とりあえずセレッソには屈強なDFとスケールの大きなボランチを。ウチだってプレゼントがほしいよ~。



12/25/2004

「大久保初ギレ」の胡散臭さ。

 今日は天皇杯とかいうカップ戦が行われるらしい。あんまり興味がなかったり。むしろ興味が有るアキ関係の話は、まだ音沙汰なし。ニシムーの「近日中」っていつなんだろう。


 という事で新聞なんか見ていると、どうしても嘉人関係の記事ばかりを見てしまうのです。今日も今日とてなにかあった模様。

大久保 スペインで初ギレ(スポニチアネックス)
大久保初ギレ(スポーツ報知)


 マジョルカが新戦力をとるとの事で、こんな記事も。中にはただ練習の様子だけを伝えた記事も有りましたが、最近の大久保関係の記事はどれも妙に胡散臭くて、「ホントなの?」と首をひねるものも有ります。

 たとえばサンスポの12月22付けの記事。

マジョルカ大久保「スペイン語猛特訓します!」

 タイトルだけ見れば「嘉人努力しているな」って感じるわけですが。肝心の中身を見てみると、

「バカと思っている人をビックリさせてやる!」

とか

「こんなに勉強してるのは久しぶりッス。頭痛くなりますよ」

 なんてネタっぽいコメントがまことしやかに並んでいたりします。おまけに記事の最後には蛇足そのもののスペイン語スラング集。正直気分が悪いです。

787 :U-名無しさん :04/12/25 10:41:51 ID:g80IZ6Za
日本のスポーツジャーナリズムは海外にまともなネットワークを持っていないから
海外移籍した途端に記事の質も落とさざるを得なくなり、必然内容は国内で売れるようなまんせー報道か
イメージを固定したステロタイプな報道になる。芸能扱いになるって事か。


ってな話を聞いたことがある。
まぁ嘉人なんかいいカモだな。

FK 大会断って正解。晒し者以外の何物でもない。


 入団記者会見では40人もの日本人記者団がマジョルカを訪れたとのこと。にも関わらず、その後の記事が劣化し続けているのを見るにつけ、この書き込みも満更嘘では無いのかもと思ってしまいます。

 そんな事を考えていると、安藤正純氏のこんなコラムを見つけてしまいました。

プレス席で思ったこと

「○×△スポーツ新聞のお手伝いをしています。本業はハンブルクに住んで音楽の勉強をしている学生です。サッカーは一度もやったことがありません。見るのは好きなんですけどね。ルールはよく分かりません。


 あー、やっぱり海外サッカーの情報はこんな感じで歪められて日本に届いているのか…。そりゃ今はあんまり景気はよくないですけれど、せめてサッカーをよく知っている人間に書いてもらいましょうよ。


 毎日粗製濫造される信憑性に乏しい記事に一喜一憂するのか。それとも日頃はじっと我慢して、それなりの見識のある人がまとめたコラムを待つのか。

 一番いいのはいい人に毎日正確で公平な情報を送ってもらう事でしょうが、日本のプレスがそうなるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。良質の嘉人の記事プリーズ!!



小野伸二 悲運の果てに。

 「小野が左足首を傷め、W杯アジア最終予選の初戦、北朝鮮戦への出場が絶望となった」このニュースを聞いたとき、多くのサッカーファンが「ああ、またか」と感じたことでしょう。

 ジーコ言うところの「黄金の中盤」にあって、小野の「ツキの無さ」はとりわけ目につきます。

 98年フランスW杯、ジャマイカ戦に登場した彼のプレーは、3戦全敗に終わった日本代表の、数少ない収穫でした。新時代の到来を予感したサポーターも多かったでしょう。

 しかし、その後の選手生活は、苦難との戦いの連続でもありました。


「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そんな想いを持つ人もいるでしょう。


 W杯の前年、97年の12月に浦和レッズと契約。プロ選手としてのスタートを切ります。それからサポーター達を魅了するようになるまで、それほど時間はかかりませんでした。98年の新人王ほど選考の余地が無いタイトルもなかったでしょう。

 しかし99年、最初の試練。浦和レッズの新監督に就任した原博美は、同年に入団した大学ナンバーワンFW、盛田をポスト役にロングフィードを多用するサッカーを展開。

小野がボールに触れる機会は激減し、それに付随するように、チームは崩壊を始めます。

Ono01


 同年にナイジェリアで開かれたワールドユース選手権では、クラブチームでの鬱憤をはらすかの様な大活躍。高原、中村、稲本、本山、遠藤。後にフル代表として活躍する事になる「黄金世代」の中にあっても、その才能は傑出していました。そして日本ユースは初の決勝進出を果します。

 しかしそのピッチに、小野の姿はありませんでした。累積警告による出場停止。スペインの前になすすべなく失点を重ねるチームを、彼はどんな想いで見ていたのでしょう。

 さらなる不幸が、小野を襲います。シドニーオリンピックアジア地区一次予選最終戦。フィリピン代表選手の劣悪なバックチャージにより足を負傷。苦痛に顔を歪ませ、ピッチをのたうつ小野の姿に、楽勝ムードだった国立競技場が凍りつきます。オーストラリアの地を踏む事無く、彼のオリンピックは終わったのです。

 追い討ちは続きます。レッズが最終戦、あと僅かのところで残留に失敗。J2降格が決定したのです。

 しかし、彼はレッズを見捨てる事も、自身の運命を悲観する事もありませんでした。

 「J2でレベルの低いサッカーを続けるのはもったいない」そんな雑音を振り払い、怪我あけの体をおして一年でのJ1復帰に尽力。5年前のJ2は、今よりもさらに劣悪な環境でしたが、不平不満を漏らす事はありませんでした。

 その後の活躍はご存知の通り。オランダ、エールディビジでは名門フェイエノールトの中心としてプレー。代表においても母国開催となった韓日W杯ベルギー戦にて鈴木隆行の「つま先シュート」を演出するなど、無くてはならない存在になりました。ジーコジャパンのオープニングゴールを決めたのも彼。アテネオリンピックでは不本意な結果に終わりましたが、小野個人のポテンシャルの高さに疑いの余地は無いでしょう。

Ono02



「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そういう見方もあるでしょう。しかし、こう捉える事は出来ないでしょうか。


「小野が苦難を乗り越えてきたからこそ、今の日本サッカーがある」



 確かにここ来ての怪我は代表にとって大きなダメージ、初戦は厳しい闘いになるでしょう。しかし、小野はきっとピッチに帰ってくるはずです。苦難を乗り越えて、以前よりさらに大きくなって。



12/24/2004

その名はゼ・カルロス。

 2ちゃんからの情報では新外人の一人が決まった模様。名前はゼ・カルロス。長いストライドと豪快なプレースタイルを持つ左サイドバックとの事。

 あまりよくわからないのですが、どうやら今回はジルマールの紹介が有ったようで、彼のサイトではゼ・カルロスの動画(なんと27分もある!)を見ることができます。

ジルマールスポーツ


 で、早速その動画を拝見。どうやらガンガン前に上がって攻撃参加をする超攻撃的なサイドバックのようで、ミドルレンジからも豪快に蹴りこんできますし、スペースに飛び込んでいくスピードも抜群。これでもかとばかりにビューティフルゴールの映像が続きます。

 しかし、ディフェンダーなら当然あるはずの守備をしているシーンが全くない!本当に終始攻撃参加しているシーンしかないのです!

703 :U-名無しさん :04/12/24 09:01:26 ID:UIs+9/l3
梶野・勝矢:「やぁジルマール、(守備を再構築しなきゃ、守備で期待できる)左SBを探してるんだ。イイ選手いたら頼むよ。」
ジルマール:「OK!(今のセレッソは攻撃が持ち味か、じゃあ超攻撃的な)左SBだな。まかせとけ!」

  ↓

ゼ・カルロス来日

  ↓

梶野・勝矢:「ア、アレ?(;´Д`)」


…こんなとこかな?(´・ω・`)


 という書き込みがまんざら嘘ではないように感じてしまうのは、私だけでしょうか?こりゃ来年も守備は苦しいのかな…。orz



忘れたくない忘年会。

 関西ではまだまだサッカーはマイナースポーツで、ガンバがいくら勝っても、セレッソがどれだけ負けても、一面は「今岡どうした?ノーヒット!」とかだったりします。

 当然サッカーが好きなんて人間が周りにいるなんて事はまれで、公言したところで

「へぇー。じゃ、西中島くんってフーリガンなんだー」

 なんて言われてしまうのが関の山なんです。

 だから今日、たった数人とはいえ、同好の士と話をする事が出来たのは、本当に幸せでした。時間の経つのを忘れてしまいそうになりましたよ。


 三週間ぶりに訪れたMURPHY'Sはあの頃の賑わいが幻であったかのように、静かで穏やかな「大人の空間」になっていました。まあ、これが本来の雰囲気なのでしょうが。

 ドリンクはもちろん、「あの日」と同じギネスビール。思い出の味は少しほろ苦いものでしたが、何故だか、美味しいと感じられました。

まいう~。


 今日はおつまみ代わりにフィッシュ・アンド・チップスとクリスマス用のスペシャルメニューだった七面鳥のローストを注文。でも出てきたのはフィッシュ・アンド・大量のチップスと、付け合せが主役の五倍ぐらい盛られているローストでした。

 最初は足りないかな、なんて思っていましたけれど、たくさん頼まず正解でした。そういえばイギリスとかアイルランドの食卓ってジャガイモがたくさんあったな。美味しいけど、量が…。


 サッカーの話になると、みんなやっぱりこだわりがあるみたいで、「日本で一番見やすいスタジアムは?」とか「今までのサッカー観戦歴は?」なんて話題で盛り上がりました(ちなみに見やすいスタは神戸ウィングという事で落ち着きました)

 こういう話が出来る場所や集まりが、もっとたくさん出来るようになったらいいなぁ。それが出来るようになったら、関西のサカオタも、もう少しは居心地がよくなるのに。


 忘年会に参加された方々、今日は西中島の突飛な発案に賛同していただき、有難うございました。また来年、開幕戦で会いましょう!



チームカラー問題。 一人のエゴ、みんなの愛着。

 きのう新しいヴィッセル神戸のユニフォームが発表されました。

ヴィッセル新ユニ


新ユニフォームの解説です。

VISSEL OFFICIALより。

新しいユニホームは、クリムゾンレッド、白、黒の三色を基調としています。
ほぼ1シーズンをかけて開発されたこのユニホームのコンセプトは、
戦闘服としてのフットボールウェアとはどうあるべきか、という問いから始まりました。

鍛え上げた肉体にピッタリとフィットするシャツ、
鋭利なナイフのようなソックスの縦ライン、ミリタリー調のフォントが採用された選手番号が、
これをまとう選手たちを闘いのモードへと誘います。

またもう一点、重要なテーマだったのは、ストリートでのファッションアイテムとしてのデザイン性。 極力シンプルなデザインにし、デニムにも合う落ち着いた色味を採用しました。


 体裁よく取り繕われたコメントですが、平たく言えば街中でも着れるようにデザインして、広告効果を上げよう、という意図があるわけです。


 確かにJのユニフォームはいろいろと凝り過ぎていて、スタジアム以外では着にくいというのは実感としてあります。

 以前私も「いわれなき迫害」で災難にあった事を書いていますし。「街中で気兼ねなくサポートしているチームのユニが着れる」というのは、喜ばしいことです。

 デザインもさんざっぱら2ちゃんで叩かれていますが、個人的には悪くないデザインだと思います。


 でも、このユニフォーム自体は大嫌いです。

 皆さんご承知の通り、三木谷氏がヴィッセル神戸のオーナーになった時、チームカラーを今までの黒と白から親会社のイメージカラーであるクリムゾンレッドに変更するという発表が有り、サポーターとの間で大問題になりました。

 ここらへんは客観論で言うなら武藤文隆さんのコラム、サポーターの立場からはチームカラー変更凍結嘆願署名のページを見ていただくと判りやすいかと思います。

 経営権譲渡時の契約問題(チーム名、ホームタウンは変更してはいけないとあったが、チームカラーに対してはその旨の記載が無かった)理念の問題など、様々な事が語られていますが、私が何より「違和感」を感じたのは「どうしてオーナーが自分のチームのサポーターの意見に耳をかたむけようとしないのだろう」という事です。

 既存のイメージを払拭し、新しい顧客を獲得する為に、思い切った決断が必要だった事。その為に様々な営業努力をしてきた事は、私にも判ります。セレッソも見習えば?なんて思ったりもしました。

 ただチームカラーの変更に関しては、理解に苦しむものが有ります。変更する事で増える顧客の数と、今までのヴィッセルに愛着を持ち、一所懸命にサポートしてくれていた人の数(≒チームカラー変更に反対してきた人の数)では、到底釣り合いが取れないと思うのです。


 確かにヴィッセルの歴史、Jリーグの歴史は、他の海外リーグと比べるのもおこがましいくらい短いものです。「変えるなら今のうち」なのかも知れません。

 でも、例え短くとも、ヴィッセル神戸にも歴史は有るのです。その先人達が築いてきた歴史へのリスペクト無しに、一人の人間の意志でチームが変わっていくということに。私は激しい嫌悪感を感じるのです。



12/23/2004

黒部獲得へ 悲しみの連鎖。

日刊スポーツなにわWEB

C大阪「大久保の代役」京都・黒部獲得へ

 C大阪が来季の新戦力として、元日本代表の京都FW黒部光昭(26)の獲得に乗り出したことが22日、分かった。スペインリーグのマジョルカに移籍したFW大久保嘉人(22)に代わるエース候補して、白羽の矢を立てた。レンタルでの獲得が濃厚で、近日中に正式オファーを出す見込み。


 以前からウワサの有った黒部へのオファーですが、いよいよ正式に獲得に乗り出すようです。

ごめんね黒部


こんな画像しかなかった…。ごめんなさい。


 C大阪は大久保の流出に加え、西沢も清水への移籍が濃厚でFW2枚看板が抜ける危機にある。即戦力FWの獲得は絶対条件で、近日中に京都側に正式オファーを出すことになる


 どのソースを持って西澤の移籍が濃厚となっているのかは判りませんが、攻撃的な選手が多いセレッソにあって、センターフォワードだけは手薄。いいコンディションに有るならば、3トップのセンターをしていた黒部は確かに食指の伸びる選手です。

 西村GMが今シーズン京都の監督を務めていた時はチームの核として機能していたようですが、西村更迭のあおりをうけ、怪我もあってか、終盤戦は本人にとってとても消化不良だったようです。

 また京都が一年でのJ1復帰を果せなかった事から、分配金が減額され、多くの選手を放出したり、減俸提示をするなどして予算の圧縮をしなくてはいけなくなった事情も有ります。このあたりはスポーツナビに詳しい経緯が書かれています。


 ただサポーターとして、黒部獲得には複雑な心境です。黒部の実力は知っていますし、チームに加わってくれるのなら有り難いことだと思います。

 でも黒部は京都の顔とも言える選手。松井が移籍し、チェ・ヨンスも放出の方向。黒部だけは残ってほしいと思う京都サポの気持ちが今の私には痛いほど判るのです。


 私は毎朝スポーツ新聞のweb欄をナナメ読みするのが日課になっているのですが、そこに「西澤」という名前が有っただけで不安になります。残留なのか、移籍なのか、本人はどうなるのがベストだと思っているのか。いろいろな想いがめぐります。

 それは西澤がその成績以上にチームに貢献し、森島、大久保とともにチームの顔として活躍をしたからです。

 仮に西澤以上の選手が来たとしても、私は悲しい気持ちになるでしょう。私や多くのサポーターは、「ポストプレーヤーとしての西澤」ではなくて「人間としての西澤」が好きなのですから。

 おそらく黒部を応援しているサポーターの方たちも、同じように「京都の黒部」を愛しているはずです。それを奪い去る事がどれほど残酷な事か。


 この「悲しみの連鎖」に、いったいなんの意味があるのでしょうか。浅はかな私には、それを見出す事はできません。



キングギドラ

CEREZO OFFICIAL

小林 伸二監督 来季も指揮

題記の件、セレッソ大阪では小林 伸二監督が来季も監督として指揮を執ることが決まりましたのでお知らせいたします。


 風のウワサによると、スタッフとしてセレッソを国立まで導いた塚田雄二氏も入閣するとの事。もし実現すれば同じチームの監督経験者が現監督も含めて三人もいる、ということに。これは初めてでは?

 攻めの西村、守りの小林、情熱の塚田。はっきりと個性が分かれる三人だけに、上手く行かない時はチームが空中分解、なんてことにならないかと心配しているのは私だけではないでしょう。

「船頭多くして船山に登る」

「二人コックがいるとスープがまずくなる」

 なんて言葉が頭の中をぐるぐると回りだします。それを何とか払拭しようと思うのですが、私はおバカなので「三人よれば文殊の知恵」程度の言葉がなかなか出てきませんでした。

 そんな時、そのおバカ脳細胞が

「そうだキングギドラだよ!キングギドラ強そうじゃん!!」

 とひらめいてしまいました。

 その時の脳内の様子。

三巨頭


無敵の三巨頭


 さらに、

「おお、やっぱ強そう!レッズマリノスも目じゃねーぞ!!」

 などと妄想は暴走を続けます。

名古屋に襲来!!


岡田、ブッフバルト両監督を蹴散らす三巨頭


 今日7時ごろ、谷町線でニヤニヤしていたデブを見かけた人、それは私です。

 西中島はこういう事ばかり四六時中考えているのです。そりゃ鬱病治んねーよ。



12/22/2004

三浦アーツ!!

 いや、ただ単に奇をてらってジョン・カビラ調に叫んでみただけなのです、はい(-_-;)

来年のJ1開幕カードが決まったようです。

柏-川崎(柏)
浦和-鹿島(埼玉)
��東京-新潟(味の素)
横浜M-磐田(日産)
清水-広島(清水)
名古屋-千葉(?)
G大阪-大宮(万博)
神戸-C大阪(?)
大分-東京V(大分)


 浦和対鹿島のレッドダービーをいきなり開幕に持ってくるあたりはなかなか興味がそそられますね。あと横浜M対磐田の過労死決定戦はお互いどれだけ体力を使わないで乗り切れるかポイントですかね(ゲームとしてはつまんなさそうですが)

 われらがセレッソはアウェーで神戸と対戦。ウィングスタジアムなのかユニバーなのかでだいぶと行く気が変わってくるんですが、多分ウィングでしょうね。あそこは演出とかし易いですし。


 それでやっと本題。その神戸や他数チームが獲得に動いている三浦淳宏を、セレッソも本腰を入れて獲得に乗り出すようです。

三浦アーツ!!


 また攻めゴマか!なんて言ってしまいそうな話ですが、冷静に考えると、あながち的外れな補強策とも言えないかも知れません。


 まず3バックでも4バックでも起用できる点。小林監督の理想は4-4-2ですが、そこはまだ流動的。どちらかしか出来ない選手を取ってくるよりは利口な策です。

 それから直接FKが狙えるという点。これは言わずもがなでしょう。今は古橋やトクさんが蹴っていますが、キックの精度は比べられません。

 そしてなによりアツ-アキの「ハッサン二世ホットライン」が見られるというところ!サポなら覚えているでしょう、フランスの守備を切り裂いたあの伝説のボレーを!今からハァハァしてしまうシチュエーション!!


 まあ他にも苔口を前でも試せるとか、タイトルを取った経験をチームに生かせるとか、メリットの意外と多い選手です。後は本人次第ですが、是非是非あのシーンをもう一度、今度はピンクのユニで再現していただきたいものです。



代表候補発表 ジーコの反省。

 カザフスタン戦(1月29日 横浜国際)、シリア戦(2月2日 埼玉)に出場する日本代表候補23名が発表されました。

GK:
土肥洋一  FC東京
川口能活  磐田
楢崎正剛  名古屋
DF:
三浦淳宏  東京V
田中誠   磐田
茶野隆行  市原
宮本恒靖  G大阪
松田直樹  横浜FM
三都主アレサンドロ 浦和
中沢佑二  横浜FM
坪井慶介  浦和
加地亮   FC東京
西紀寛   磐田
MF:
藤田俊哉  磐田
福西崇史  磐田
小笠原満男 鹿島
本山雅志  鹿島
中田浩二  鹿島
遠藤保仁  G大阪
阿部勇樹  市原
FW:
鈴木隆行  鹿島
久保竜彦  横浜FM
玉田圭司  柏


 センターバックが怪我から復帰した坪井を含めて6人もいるのは、ドイツ戦で懲りたって事でしょうか。

 坪井、久保の復帰、阿部の招集以外に目立ったサプライズは無し。気がかりはその坪井、久保が1月下旬までにどれだけ本調子に戻っているかでしょう。

 特に久保はぶっつけ本番になる可能性が高いので、ちょっと心配。でもやっぱり前に久保がいるといないとでは攻撃の幅が随分変わってきますから、是非がんばって頂きたいです。


 阿部は多分フリーキック要員なんでしょう。既存の国内組の中でも蹴れる人間はいますが、阿部はちょっと別格ですからね。

 海外組がいないと流れの中で点を取れない感じなので、ここで活躍すればグッと代表定着が近づきます。


 ちょっと早い気がしますが、このメンバーでスタメンを組むとしたらこんな感じかなというのをやってみましょうか。

スタメン予想(希望にあらず)


Japan 2005


 個人的には鈴木→玉田なんですが、ジーコですからね、鹿島組重用は変わらないでしょう。阿部もホントはサブかもと思ったんですが、セットプレーでのチャンスはいつ有るか分かりませんから先発で行くかと。


 気がかりは小笠原。ここ何試合か見ていますが、終盤になるほどプレーが雑になってきている気がするんですよ。

 それが身体的なスタミナ不足から来ているのか、それとも精神的なものに由来しているのか、あのポーカーフェイスからはうかがい知る事は出来ませんが、自分がどれだけ期待されてトップ下を任されているのかを再認識して、本来の輝きを取り戻してほしいです。そうすれば日本の攻撃はグンとよくなるんですから。


 本番前に残されたラスト2試合。サポーターの誰もが、収穫の有る180分である事を願っているはずです。是非いい意味で、我々を裏切ってください。お願いします!



12/21/2004

みんな嘉人に恋してる。

大久保 オレが“突破口になる”(デイリースポーツ)

大久保苦笑「セレッソに似てる」(スポニチアネックス)

マジョルカ初観戦大久保「思った通り…セレッソみたい」(SANSPO)


観戦嘉人


 試合観戦をしただけでこれだけ記事が出るってことは驚き。アキの時はそれほどではなかったような気がするんですが、それだけ期待度が高いって事でしょうか。


SANSPO
 「思った通りでした。負けるとは思ってなかったけど、試合の流れを見てもミスが多かった」と大久保。正面スタンドで1-2黒星を見守りお世辞抜きに一刀両断。「セレッソみたい? そうッスね…」と古巣で苦しみぬいた残留争いの悪夢が思わずよみがえった。


 いやまあ確かに今年のセレッソは弱かったけれど、そういうふうに質問しないでほしかった。また誘導尋問にまんまと期待どおりの答えを言ってしまう嘉人。ちょっと反論してくれ~。

 でも嬉しかった事が一つ。

同じくSANSPO
 まるで日本にいるようだった。前半5分、1万2000観衆の一部が観客席の大久保を見つけるや「ヨーシート、オークボ! ララララララ!」の大合唱が起きた。どこで覚えたのか、そのリズムはC大阪や日本代表でおなじみの応援歌『君の瞳に恋してる』に合わせていた。マジョルカ版の熱烈ラブコールだ。


 やっぱり嘉人の応援は「君の瞳に恋してる」しかないでしょう。長居だろうがソン・モイスだろうが、嘉人には耳慣れたメロディが聞こえてくるわけですね。なんかいい話です。素直に感動。


 ただクーペル監督はかなり神経質な監督のようで、試合後もかなり激怒していた様子。そりゃインテルとか指揮してきて、今のマジョルカの実状を見れば腹の立つのも判りますが、この悪い流れを断ち切れるのか、嘉人には早速大きな仕事が待っているのですね。

 でもその前に一仕事。

nikkan sports
大久保フィーバー過熱、TV生出演も

 大久保フィーバーが、過熱してきた。20日午後9時から地元テレビ局のサッカー番組に生出演することになった。勉強中のスペイン語を披露する場になる。


 うーん、スペイン語がどうこうよりも、変な事言っちゃわないか心配なのは私だけ?生放送だから編集も出来ないし、ここは何とか通訳の方にがんばってもらわないと…。




客観的な嘉人論

 「OKサイン両方向」さんに嘉人の記事が載っています。管理人をされているさわさんはマンガ家志望とのこと。むむ、妙な親近感。

 ただ西中島と決定的に違うのは、文章の構成力。かなた名文、こなた毒電波(いつも思うけれど、記事読んでくれている人はきっと日本人トップクラスの寛容さと読解力を兼ね備えている神様なのでは)ともかく一度観て損はない素晴らしいブログですよ。


 今回の嘉人の記事を見ていて「ああ、こんな見方があったんだ」という気分になりました。別に西中島は嘉人の身内でもなんでもない、ただのサポーターなわけですが、完全に客観的にものを見るためには、きっとある程度距離が必要なんですよ。

 振り返ってみると嘉人に関する記事は、やっぱり「内側」からのものが殆どでした。でも突き放して見るなんて、私にはできません。

 だから今回のさわさんの記事の読後感は非常に新鮮なものでした。嘉人フリークならば必見です。




韓国VSドイツから学ぶ事

 昨日ちょこっとだけ書いた韓国ドイツ戦ですが、かなりの人がショックを受けている模様ですね。

 動画は無いかなと探していましたが有りました。まだ見ていない方はどうぞ。


勝ったニダアアアァァァァァッッ!!




 これ見てると韓国の良いとこが全部出てますね(まあ勝った試合だから当たり前ですが)1対1の強さ、高さ、速さ。

 ドイツもPK決めてればもう少し違った展開になったと思いますが、それはあくまで結果論。現実として「韓国に負けたドイツに負けた日本」という図式を受け止めなければいけないでしょう。


 ではこの結果を受けて、日本も高さや強さ、速さを持ったプレーヤーを代表に入れるべきでしょうか?多分答えはNO。日本はあくまでも日本のスタイルを貫くべき、今更どこかの国の真似事を始めても酷い劣化コピーを生むだけでしょう。

 スタイルといってもパス主体で、中盤を生かし、組織力で勝負する、みたいなまだまだ曖昧模糊としたものなんですけれどもね。


 事実日本サッカーの転換期には組織力を重視したヨーロッパのコーチ(これもかなり大雑把なくくりだなあ)の存在が有りました。クラマーしかり、オフトしかり、トルシエ、うーんトルシエもそうかなぁ。

 それぞれの時期に釜本、ラモス、シドニー組(中田、小野、中村、稲本)がいたにせよ、それを生かしきれたのは、やっぱり組織の力。前述の言葉を今一度使うとすれば「組織によって埋没していた個を生かす」スタイルなんです。

 釜本はクラマーからドイツで徹底的にしごかれ、屈指のストライカーになったわけですし、ラモスはオフトに就任当初は反対の立場をとっていましたが、ワールドカップ出場の為に刀を収めました。トルシエなんてガチガチでしたし。


 クラブチームでも、名古屋や市原の大躍進の影には、ベンゲル、オシムといったヨーロッパの名将がいました。セレッソが攻撃サッカーで独自色を打ち出してきたのもベルギー人のレネ監督が就任してからです(松木政権時代も攻撃サッカーでしたが、守備が酷すぎました、本当に現役時代DFだったの?)


 こんな記事書いていると「おまえジーコが嫌いか?」とか言われそうですが、少なくとも試合に出るメンバーだけを選んで「あとは自由にやってくれ」っていうのはあんまりかな、という気はしています。

 いかに自由自由とはいってみても、やはり最低限の約束事は必要でしょう。ドイツ戦はベストメンバーが組めなかった、という事を言う人もいますが、ジーコのスタイルがスタメン組とベンチ組の間にどんどんギャップを作ってしまったとは思えませんでしょうか。


 日本にとって幸運であったのは、これが「親善試合」だったということ。フランスW杯最終予選時のように、本番真っ只中でチームが分解の危機に陥ったわけではなく、まだほんの少しでは有りますが、我々には猶予の時間が与えられています。


 このニュースに加えて小野負傷という大事件も起こっていますが、それでも最終予選の日程が変わるわけで無し、今あるベストの力を出して、悔いの無いようしていただきたいです。来年1月のカザフ戦、2月のシリア戦で波にのって「本気モード」で本番に、が一番いいですね。




12/20/2004

悪い予感グルグル。

 アキの移籍騒動からもう十日以上経っているのに、あれからというもの何も情報が入ってきませんね。西村GM(なんか違和感あるなぁ)の「近日中に会談の席を設ける」っていうのもどうなったんだろう。どこかでもう済んでしまったのか、それともアキが代理人を通じてしか接触しないのか。


 今年もご多分に漏れず、戦力外選手の発表は移籍先が決まってからでないとしない方針のようですから、契約延長の発表が無い所を見ると、ひょっとしたらもう移籍は確定済みで、後はツメの段階に入っているのかも。

 ただ、移籍先の最右翼であった清水の選手補強を見ていると、チョ・ジェジンのトップは動かさず、新外国人も韓国の攻撃的プレーヤーだということ(名前失念)もし西澤の移籍がもう決定しているのなら、そんなに攻撃にばかり重点を置いた補強はしないと思うし…。


 この一件に関しては本当に情報少ないですよね。最初にアキの代理人の「移籍志願」発言が有って、それから西村GMの留意交渉の場を設けるという報道が有って、それっきり。

 清水も選手へのオファーなどはあまり口外しないチームらしいので、動きが有った時はもうサポーターがどうこうできる状態できなくなっているんだろうな。などと鬱陶しい考えが頭の中をグルグルと回っているのですよ。


 もし出来る事が有るとすればこまめに球団にメールを送るとか、ユニット事にまとまった署名を募るぐらいなのかも。地味だけれどそれくらいしか思いつかないな。




嘉人の悪名世界に轟く。

入団記者会見のご紹介。

SANSPO.COM

マジョルカ大久保は“原点”の「背番号17」で大暴れ!

汚名返上へ。


 【マジョルカ島(スペイン)18日=佐藤春佳】ヴィスカ・エル・マジョルカ! J1C大阪からスペイン1部マジョルカに半年間の期限付きで移籍した日本代表FW大久保嘉人(22)が18日、本拠地ソン・モイススタジアムで入団会見を行った。さっそくスペイン語で「頑張れ、マジョルカ!」とあいさつした大久保の新背番号は『17』に決定。救世主としてチームの大きな期待を担い、サクセスストーリーの第一歩を踏み出した。


 と、まあここまでは普通の記事だったのですが、質疑応答がムチャクチャ面白かった!一部抜粋します。


 --マジョルカ島はどんなイメージだった?


 「スペインは知っていたけど、島がどこにあるかは知らなかった(笑い)


 --(無断外出騒動など)あなたは問題児と聞いたが

 「スペインの人の方がスゴイんじゃないのかな(笑い)」

 ◆マジョルカのクーペル監督 「大久保に関してはすべてビデオを見て知っている。日本とスペインリーグは別。
すぐに結果を求めずに忍耐強く見ていきたい


 嘉人、建て前無しです。記者会見もガチです。せめて「美しい島だと聞いている」とか言えばいいのに。

 あと記者も本人に向かって「問題児だと聞いた」なんて聞かないで。「はいそうです」なんて言わないでしょ。面白いけれど。

 最後のクーペル監督の「忍耐」はいったいどの部分に対して耐えるつもりなでしょうか。まあ九分九厘結果に対してでしょうけれど、頭の中で「大久保の違う意味での大暴れで頭痛薬が放せないクーペル」なんて姿を想像してしまいました。


 背番号の17については国見中時代の背番号と同じなんだそうです17→10→15→10→17、7年ぶりの17番、原点に立ったつもりで、スペインでの選手生活をスタートしてほしいですね。




閑話休題 12/19

ゆっくり疲れを癒してください。

デイリースポーツ

天皇杯 草津の4強入りならず

東京Vは3―0で日本フットボールリーグ(JFL)のザスパ草津に快勝。草津の快進撃を止め、5大会ぶりに4強入りした。G大阪は1―0で鹿島を下し、4季ぶりに準決勝に進んだ。

 浦和はF東京に2―1で逆転勝ちし、ナビスコ杯決勝の雪辱を果たして3大会ぶりのベスト4。連覇を目指す磐田は延長前半4分、川口のVゴールでJ2札幌を1―0で振り切った。


高山主審の姦計に、ついに草津が進撃を止めることとなりました。でも今回の天皇杯で最も印象に残るであろうチーム。胸を張って草津に戻っていただきたいです。

浦和はエメ、闘莉王抜きで「腐ったサッカー」にリベンジ。磐田は明らかに対戦相手に恵まれているのに苦戦しています。

準決勝はガンバが長居を使うのか…。まあ力がなかったのが悪いんですけれど、なんかやだなぁ。


ウリナラマンセ~

FW_NEWS

韓国がドイツを3-1で破る

■W杯の雪辱果たす
 韓国対ドイツの国際親善試合が19日に釜山で行われ、韓国が3-1で勝利した。3トップで臨んだ韓国は、16分にキム・ドジンのゴールで先制する。ドイツも24分にバラックのゴールで追いつくが、韓国は71分にイ・ドングクが勝ち越しゴールを決めると、87分にはチョ・ジェジンがだめ押し点を入れた。2002年ワールドカップ準決勝で、ドイツに0-1で敗れた韓国が見事に雪辱を果たした形になった。



ここでさんざっぱら日本をバカにしていましたから、ネチズンもハラハラものだったでしょうけれど、見事クリンスマン率いるドイツに初黒星をつけました。

これで韓国はドイツと戦うたびに「AGAIN 2004」の人文字を作るでしょうね。イ・ドングクも代表復活したのか。


人間力は金で買え

日本代表ニュース

磐田などが京都・崔龍洙獲得に動く

磐田など複数のクラブが京都FW崔龍洙の獲得に動いているがG大阪、広島は同選手の獲得を断念した模様。



川口にもチェにも億単位のお金が動くはず。「光り輝くジュビロ」ってお金の光りだったのね。ここまであからさまだと逆に心地いいですな。


決勝点一撃200万円也

おなじく日本代表ニュース

横浜FM・河合が保留

横浜FMのDF河合竜二が18日に契約更改交渉を行い、200万円アップの1200万円(推定)を保留した。


ちょっと強気の河合君でございます。それにしても横浜Mは浦和で戦力外だった選手に1000万も払っているのか…。セレッソなんて1000万以下の選手がごろごろしてるのに。




12/19/2004

Jでも蹴ったことないのに…。

 昨日成田を出発したマジョルカの嘉人ですが、早速現地のサポーターからサインをせがまれたりしているようです。背番号は17とのこと。ちょっと違和感のある番号ですが、これからいい番号を背負えるように活躍すればいいことです。

 で、成田からスペインに旅立つ嘉人の写真が各誌のweb版に載っているのですが、どなたかと会話中の模様。

ただ今通話中。


 いったい誰と電話しているのでしょうね、まあ多分奥さんだと思いますけど。だって小嶺監督になら多分すごく萎縮しちゃってるだろうし。ああ、セレッソのチームという可能性も有りますね。うーん、気になる…。


 とか言っていたら、到着早々なんかすごいイベントに招待されています。

スポーツ報知

大久保いきなり大舞台 豪華FKバトル

ベッカム、ロベカル、トッティ競演

 【マジョルカ(スペイン)17日=佐藤岳、柏木千春】スペイン1部のマジョルカに移籍した日本代表FW大久保嘉人(22)が世界フリーキック選手権(FKマスター・マルベージャ2004年)に招待されていることが17日、明らかになった。今月29、30日にスペイン南部のマルベージャで開催されるもので、アジア代表として選出された。参加者にはMFジネディーヌ・ジダン(32)、MFデービッド・ベッカム(29)=ともにレアル・マドリード=ら豪華選手が名を連ねる。

 なんてメンツなんでしょう。記事によると、距離や入るまでに何本蹴ったかなどでポイントが決められており、そのポイントが多いものが勝者になるとの事。

 個人的にはカベの枚数とか、芸術点なんかがプラスされるともっと面白くなりそうなんですが、ともかくこのメンバーの中に嘉人がいる、というだけでも嬉しいじゃないですか。


 でもまあセレッソでも殆どFK蹴っていない人間にこういうイベントへの参加を打診するのもどうかな、という気持ちも一方であったりするんですけれどもね。日本人=フリーキックを蹴る、というイメージが有るのでしょうか?

 嘉人は思いっきり蹴るとアウトサイドにかかるクセが有るので、普通のFKと逆の軌道でカベをまいたりすると面白いかも。まあともかくこのイベントで、名刺代わりの活躍をしてもらいましょう!

 ところでこれ、日本でも観れるのかな?知ってる人情報下さい。




アツい試合アンケート!!

 ウイイレ8奮闘日記さまにて「今年1番熱かった試合」アンケートを行われております。

 セレサポとしてはアツくなった試合、冷や汗をかいた試合、もう数え切れない程あることと思います(笑

 数では「ウィーアーレッズ!」とか「にーいーがーたーっ!」とかには及ばないかもしれませんが、熱い気持ちをコメントに書き込んで、セレッソここにありというところを見せようではありませんか!

 え?お前にそんな事を言われたくない?ごもっともごもっとも!!それでは早速書き込んじゃってください!



なでしこジャパン微妙~っ!!

FW_NEWS

新生なでしこ11発大勝/国際親善試合

前半だけで8-0

ボンバー荒川


 18日、日本女子代表が大橋新監督になって初となる国際試合、対チャイニーズ・タイペイ戦に臨んだ。会場となった西が丘サッカー場には3549人の観客が集まり、新生なでしこジャパンの初陣を見守ったが、蓋を開けてみれば力の差は歴然。試合は日本のワンサイドゲームとなり、開始5分に澤穂希のスルーパスを受けた荒川恵理子が先制ゴール、さらに8分に宮間あや、9分には大野忍が加点し、わずか10分間で3ゴールを奪った。


 え~っと、タイトルの意味はとっておいて、とりあえず新生なでしこ好発進です。西が丘で3500人はかなり入った方では。女子サッカー熱が高まっている証拠ではないでしょうか。

 西中島は女子サッカーの一番の障害を「試合会場の遠さ」とみていたのですが、今後はJの試合との「ダブル開催」も増やす方向のようで、これも追い風になりそう。

 極個人的な事を言わせてもらえばウチの一人娘がサッカーをしたいと万一思ったときに、良い環境が出来ていればなあ、と期待しているわけです。そういう事になったら、応援用のブログも作らねば(笑


 で、タイトルの意味なのですが、あれこれ説明する前に、画像を見てもらいましょう。

なでしこジャパン2005カレンダー


なでしこ?


 配色的にもユニフォームのブルーと背景のピンクが微妙。レイアウトもなんか微妙。言わせてもらえればフォントもこれでよかったのか微妙

 カテゴライズするなら「スポーツ」になるのでしょうけれど、他のポスターと比べてもかなり浮くんじゃないかな~。カレンダーの中の人もう少しがんばれ!




12/18/2004

C大阪選手、絶滅危惧種指定へ。

Cerezo official

佐藤悠介選手湘南ベルマーレへ移籍決定のお知らせ

この度、佐藤 悠介選手が湘南ベルマーレへ移籍することが決まりましたのでお知らせいたします。


 もう少しスピード(身体的にも判断力も)が上がれば、もっと良い働きが出来る選手だと思います。プレイスキッカー(やれやれさん見てますか?)としてはいい能力を持っているだけに惜しいです。


 先日行われた合同トライアウトでは上村、福王が新天地を求めて参加。この3名を含め、今期退団が決定、若しくは確実な選手は10人になりました。ちょっと多すぎはしないでしょうか?

 少し心配になったので、現在の時点での支配下選手と、入団内定選手の確認。

GK

多田 伊藤 (丹野) 3名

DF

柳本 千葉 ラデリッチ 斉藤 (江添) 5名

MF

布部 濱田 久藤 森島 古橋 酒本 下村 米山 中井 山城 (藤本) 11名

FW

徳重 御給 (西澤) 苔口 4名


 交渉中の西澤がもし移籍ということになれば、全選手あわせても22名ということになります。もしそうなると、セレッソは大事な練習が出来なくなってしまいます。

 ここでクイズ。その「出来なくなる」練習とはいったいなんでしょう?って簡単すぎなんですけれどね。

答えは・・・。





 はい、そうです。答えは
紅白戦。

 キーパーがフィールドプレイヤーに混ざらないと、11人対11人の試合形式の練習が出来ないんです。
 まあいずれ外国籍選手もやって来るでしょうし、新入団や移籍などで多少は増えるでしょうが、一時的にとはいえあまりにぽんぽんと肩を叩きすぎのような…。
 今年のシーズンスタート時の登録選手も27名と、他球団に比べると断然少ない数でした。
「ウチは少数精鋭でいきますから」
 と息巻いていましたが、結局単なる層の薄い弱小チームに成り下がってしまい、最後まではらはらさせられることとなりました。
 確かに頭数だけ揃えればいいってものでもないですが、ちゃんとビジョンを持ってチーム作りをしているのか、疑問に感じるところもありますよね。
 このニュースを見ると「選手30名」なる記述が出てきます。これが事実であるなら、恐らくこれから2、3名の外国籍選手と4、5名の日本人選手をスカウトする事になるわけですが、それってたいへんじゃないですか?しかも良い選手を厳選して、なんて事になると、西村さんの頭が爆発しそう。大丈夫かな?

12/17/2004

いってらっしゃい。いらっしゃい。

 なんか昨日の試合後大久保は速攻でスペインに旅立ってしまったようです。関空からならもっとお見送りの人とか集まったかも知れないのに。こんな試合になると判っていればなあ。

 んで、新しいカテゴリー「マジョルカの嘉人さん」を作りました。もっとも海外サッカーに疎いので、すごくミーハーで薄っぺらいゴシップとかしか書けないでしょうけれど、気分だけでも、ね。


 第一回の記事なのですが、嘉人のスペインでの注目度の話。

 以前も書きましたが、このブログへのアクセス履歴は、アクセスアナライザーで管理しています。分析項目の中には「言語圏」というのがありまして、アクセスしてきたパソコンがどの言語をメインで使っているのかが判るんです。

 でも意外と日本で使われていても「英語」を選択しているパソコンが多くて、「おっインターナショナルじゃん!」と思っていても、プロバイダーが大阪という場合とか有ったりします。


 昨日も「言語圏」を見てみたのですが、その中に「スペイン語  1」の文字。どうせまた日本国内からだろ。と思って詳細を見ると違うんです、スペイン本国からなんです。しかもスペイン語版のGoogleで嘉人を検索してきた人みたいなんです。

スペイン語?バスク語?


「ええっ!ウチのブログにスペイン語で引っかかるとこってあったっけ?」

 と、思い返していたら、ありましたよ。「大久保嘉人取扱説明書(スペイン語版)」よりにもよってこんな記事を地元の人に見られたかと思うと、思わずorz…。

 この人はこの記事をちゃんとジョークと受け取ってくれたのかなぁ、まさか本当だと思われたらどうしよう、などと心配しております。嘉人、現地の人から大量の氷が送られてきたら、それは私のせいです。ごめんなさいごめんなさい、ひー。

 でもウチみたいな小さなブログにまでアクセスが来るって事は、それだけ向こうの人も注目しているってことですよね。ちょっと嬉しくもあります。


 

日本0VS3ドイツ カーンのバカンス。

 強豪と対戦するにはあまりにも苦しい台所事情が有ったのは確か、でもあまりにも収穫の少ない一戦でした。

 両チームのスターティングメンバーは下図の通り。ドイツは未見の選手が多く、若干の誤差が有るかも知れませんが、ご理解を。

日本


日本スターティングメンバー


ドイツ


ドイツスターティングメンバー


 立ち上がり、まず両チームの背番号14、三都主とアサモアが日本左サイドの主導権争いを始めます。

 攻めあがりたい三都主ですが、3トップの右サイドに張ったアサモアがそのスペースを盛んに狙ってきます。三都主は仮にあがっても前にオボモエラが待っていて、左サイドでの仕事を限定されていました。


 中央ではバラックが気持ちいいくらいフリー。そこからパスやドリブルが次々と仕掛けられていきます。バラックに誰かがつく事でそれを封じられればいいのですが、運動量が豊富なバラックを捕まえる事が出来ません。

 結果守備が後手後手にまわり、前半15分くらいまでは完全にドイツペース。三都主、小笠原までゴールラインに張り付く有様で、あわや失点というシーンも一度や二度ではありませんでした。


 それ以降は日本もボールを持つ機会が生まれ始めるのですが、中盤のエルンスト、バラック、シュナイダーのラインと、シュルツ、オボモエラの両サイドあたりでボールをロストしたり、そこから投げやりなボールしか入ってこなかったりで、フィニッシュまで持ってくるのが一苦労。

 結果日本サポーターが一番期待していたであろうカーン対日本攻撃陣というシーンは殆ど見ることが出来ませんでした。右サイドから鋭い折り返しが二度ほど有りましたが、チャンスと呼ぶにはあまりに小さな機会でした。


 前半は0-0で終了しましたが、それはドイツが決めきれなかったが為の結果でした。急造の4バックですから、シビアな採点は酷かも知れませんが、それにしても一方的なゲーム。


 後半、あまり機能していなかった鈴木に変えて玉田が入り左サイドに流れる形を作ります。

玉田投入


 前線がぐんとスピードアップしたためか、後半開始直後はドイツのディフェンスに若干の乱れが有りました。しかし真ん中の二枚、ヴェルンスとメルデザッカーがゴールを死守。押し切るまでに至る事は有りませんでした。


 試合が動いたのは後半8分、バラックのフリーキックからでした。右足から放たれたボールは激しいスピンでゴール右隅に。楢崎はキャッチングを選択しましたが、これをファンブル。つめていたクローゼが難なく押し込んで先制。ドイツとしては遅すぎた得点だったのでしょう。チームにある種の安堵感が漂っていました。


 これで攻めるしか無くなった日本。リスクを犯して押し上げをかけますが、重圧から解き放たれたドイツの正確なチームプレーと個々の高い能力によって、次々と攻撃の芽を摘み取られていきます。


 二失点目も高く保った最終ラインでボールを奪われたのがきっかけでした。素早く正確なカウンターで一気にゴール前まで詰めると、仕上げはバラックの素晴らしいシュート。これはどんなキーパーでも止められなかったでしょう。


 ジーコはたまらず選手交代。28分に大久保、三浦淳、遠藤を一気に投入。運動量の落ちた藤田、怪我あけの稲本、消えかけていた高原を下げます。三浦淳は左サイドバックに入り、三都主を二列上げてより攻撃的な形に。

28分交代


 大久保とすればここでゴールをあげ、気分良く渡欧したいところだったでしょうが、状況はあまりに不利でした。ドイツはテストパターンと見える交代を行うだけで、日本の攻撃を難なく跳ね飛ばし、格の違いを見せ付けます。

 ジーコのラストカードは38分三都主OUT西IN。しかし、ドイツは磐石の横綱相撲。ロスタイムには大久保が焦ってボールを持ちすぎたのを見逃さず、ボール奪取。カウンターから、最後はクローゼ。完全に勝負あり。


 創造性、という点でドイツより優れたチームはいくつかあるでしょうが、基本的な技術の正確性や、チームコンセプトの浸透度において、今のドイツ代表は間違いなくトップクラスのチームでしょう。

 若手の積極的な起用が選手間のライバル意識を生み、チームには良い意味での緊張感が有ります。2006年にいったいどういう活躍を見せるのか、ドイツ国民の期待は高いと思います。


 翻って日本代表ですが、玉田のスピードが通用した事、サイドを広く使った攻撃をすればドイツレベルのチームでも手を焼くのだという事が分かった以外は、反省点ばかりが目立った試合でした。

 特に終盤の2失点は共にカウンターを防ぎきれなかった形。今までアジア一次予選で対戦してきたアジアでも比較的中位以下のチームなら、フィニッシュをミスしてくれる事も有ったでしょうが、これから最終予選で当たるチーム、特にイランには決定力が有ります。ちょっとしたほころびからでも失点に繋がるのだという事を肝に銘じて、最終予選に臨んでもらいたいと思います。


 

べーやんは悪くない!!

きぃ~みぃ~がーあーよーおぅ はっ!


 は、べーやん独自のアレンジなんだよっ!決して失敗したんじゃないよっ!

あぁりがとおぅっ!


 べーやんはな、高校時代に同級生のやしきたかじんに「コイツには勝てんな」とフォークソング部入りをあきらめさせた美声の持ち主なんだよ!国歌を歌ってくれたことに「あぁりがとおぅっ!」って言わなきゃダメなんだぞっ!!


。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん


12/16/2004

小島伸幸38歳。~老いてますます盛ん也~

J's GOALから、昨日大活躍した小島選手のコメントが入ってきました。一部抜粋。

こじこじ01


○小島伸幸選手(ザスパ草津)

 9人になったとき、あと何分守ればいいんだという気持ちでしたが、最後まであきらめなかったのが良かった。相手は11人で戦っても厳しい相手。戦術とかの問題じゃない。でも、やられたらつまんねえぞという気持ちでみんな戦いました。
 次の相手(東京ヴェルディ1969)の対策? もう今週末でしょ? ウチは年寄りが多いからキツイねえ(笑)。でも、やるからには可能性は限りなく低いけれど、ゼロではない。皆でやれば絶対に勝てないことはないという気持ちでやります。
 植木さんとの付き合いが長いだけに、少しでも長くやりたかった。この勝利で3日か4日長くなったけれど、どうせなら元旦まで行ければいい、なんて言ったらヴェルディの人たちは怒るよね(笑)


 実は以前、西中島は関西ローカルの番組でザスパ草津を取り上げていたのを偶然見ていました。チームの柱として、小島選手はとりわけ大きくピックアップされていました。

 収入はJリーガーだった頃の何分の1かになり、住まいは草津が用意した寮。お世辞にも恵まれている、という環境ではありません。

 それでも画面に映る小島選手の顔から笑みが絶えることは有りませんでした。寮内では他の若手選手達の良き相談役として、またピッチでは選手兼コーチとして、サッカー選手であることの喜びを全身で表現していました。

こじこじ03


 38歳にして初心を忘れず、情熱を持ってサッカーに打ち込む小島選手の人間性に、心打たれた方も多いはず。ここまで来たら「どうせなら元旦まで行ければいい」という言葉を信じてみたいですね。



草津2VVS1横浜F 温泉最強説。

 すごい試合!スコアだけ見ても凄まじいけれど、退場者二人(しかも籾谷、山口)出されて、追いつかれて、それでも勝った!草津すごい!

 NHKのダイジェストしか見ていないけれど、草津と横浜では玉際の執念が違っていたように感じました。特に小島!38歳とは思えない凄まじいセーブは見ていて感動さえ覚えました。やっぱり草津の湯は恋の病以外はなんでも治してしまうんでしょうね。キレてました。

 でもこの試合はセレッソが負けたから有ったんですよね。この試合の先制点も、元セレッソの宮川だし(昼の仕事はホテルマンらしい)ちょっと複雑な気分もしました。


で、今のところ

草津>(11人対11人)>C大阪>(11人対9人)>横浜F

と、いうことでよろしいでしょうか?



大久保だけが元気。

スポーツナビ

大久保怪気炎!カーンから点取る

 念願の代表初得点は世界屈指のGKから―。試合翌日、単身でマジョルカへ乗り込む大久保は「カーンから得点すれば、手応えになる」と堂々と言い切った。大きな“勲章”をスペイン行きの手土産にするつもりだ。
 立ちはだかる壁にも、まったくおくするところはない。「ドイツ人はでかい。(DFは)ドリブルで抜いちゃえば、ついてこれない」と、自身のスピードに絶対的な自信をのぞかせた。


 「ドイツ人」とひとくくりにしちゃうのが大久保らしいですが、カーンが聞いたら激怒しそうな発言。心無い(心有る、かな?どっちだ?)人が翻訳して伝えたりしたら明日はガチ決定です。それはそれで見てみたい気もしますけど。


 でもこれだけ言えるって事はコンディションがいい証拠、と好意的に思っておきましょう。何せ今の代表は満身創痍、特にDFは壊滅状態ですから。

 宮本は怪我、松田は風邪、中澤も不調。「こりゃ4バックかも」なんて冗談で言っていましたが、本当に4バックになりそうです。

 しかもメンツが三都主-茶野-田中-加持。サブがいなくなる為柏から永田が急遽追加召集される始末。トドメにスタメン濃厚な茶野までこんなコメントを・・・。


 本当に明日試合出来るんですか?そりゃ11人日本人がいれば「日本代表」を名乗れますけれど、お客さんが満足するような試合じゃなきゃダメですよ?


 個人的に今回の一件で良かったと思えた事はジーコが「3バックの方がベスト」と発言した事ぐらいかな?頑なに4バックを貫く、って感じじゃ無くなったところにジーコの進歩が見えたから、というのはあまりにローレベルか。



はぁずかしぃーっ!!

307 :U-名無しさん :04/12/14 01:05:19 ID:YepqzE38
絡んできたので一言。
キモイ点を言うなら
あんたはまず人に絡みすぎ。
人と人との間合いってもんが分かってなくてズカズカ書くから痛い。
トラックバックもその一つ。

あと長文で評論家気取ってるように見えるくせに文章支離滅裂。
まとめる能力が乏しすぎて何書きたいのか分からない。

もう少し落ち着け。


 んー、評論家気取りではないけれど、長文は多いからなー。でも本当に支離滅裂かなー?などと思い過去ログを見てみましたよ。

��・・。

��・・・・・。

��・・・・・・・・。

すげーっ!支離滅裂だぁ!


 中には赤面ものの誤植や文章破綻も・・・。


こんなブログによく人が来たな!(核爆


 特に最初の方の「よーしがんばっていい記事書くもんね!」と気張っていた頃の記事が凄まじく恥ずかしい。もう気になって気になって総点検しましたよ!記事全部!

 201件はさすがに凄まじい量だったけれど、へんな記事残しておく方がイヤだし、眠い目こすってチェック。とりあえず酷い文章の破綻は直したつもりです。疲れたー。


 で、全部見直して見て気がついたんだけれど、307さんの書き込みって余程こことか他のブログ見ていないと書けないですよね。それだけ見ててくれた事、ちゃんと変なとこ指摘してくれた事に感謝しないといけないですね。本人にちゃんと伝わるかどうか判らないけれど、307さん有難うございました。

12/15/2004

神戸の監督誰がやる?

 西中島は会社に行く途中、コンビニでコーヒーを買うのが日課なのですが。レジの横に新聞を置いているラックが有りまして。今日そこを見てみると日刊スポーツの一面が

「神戸新監督リトバルスキー氏」

 となっていました。トルシエとか、レオンとか、山本とか、ラモスとか、神戸の新監督については色々な人の名前が挙がっていましたが、リトバルスキーなら日本の事をよく知っていますし、J2での監督経験もあります。

「最後は以外にまともな人に決まったな」

 って印象でした。web版にも記事が出ています。

神戸監督にリトバルスキー氏濃厚

 神戸の新監督に、横浜FCを今季限りで退団するピエール・リトバルスキー監督(44)が就任することが14日、決定的となった。クラブ関係者が話した。今週中にも正式発表される。

 リトバルスキー監督は旧西ドイツ代表として90年イタリア大会優勝など輝かしい経歴を持ち、選手、監督の両方でJリーグを経験した。横浜FCを今季で退団するが、オファーを受けている欧州の数クラブより、Jリーグでの再就職を希望。「日本に愛着があるし、妻(ひとみさん)も日本人。ずっとこの国でやりたい」と話していた。


 ところがコーヒーを飲みながらサッカーの記事をナナメ読みしていると、スポーツ報知にこんな記事

「神戸・松永新監督」今週中に発表

 来季監督として、元V川崎(現東京V)監督の松永英機氏(41)を最有力候補に絞った神戸・三木谷浩史社長(39)は14日、都内で「オファーや打診はこれから。ただ、打診すればすぐに決まると思う」と話し、すでに水面下の交渉が最終段階に進んでいることを明かした。来季はデータ分析を効率よくチームに反映させたい意向で、分析の専門家でもある松永氏に一本化。「今週中には発表したい」と表情も明るかった。


 いったいどっちが本当なんだw 両紙とも「今週中に発表」って自信満々で書いてるし。リーク元は社長とチーム関係者で、どっちも部外者ではないし。信頼度でいうと日刊>報知だけど…。


 こういう球団のダッチロールが外に出ると、当然選手の耳にも入ってきちゃうわけで、無意味な不安を与えてしまいますよね。ちゃんと決まるまで情報を管理する、というのも大事な仕事なんじゃないかなって思います。こういう事態を喜ぶのは記事を探しているサッカー系のブログ管理者ぐらいでしょw



年パスハガキがやって来た。

 ようやく我が家にも年間パスポートの案内ハガキがやってきました。

パスハガキ01


 毎年A席だったんですが、来年はどうしようか思案しておりました。100%rosadoの桜狩さんもおっしゃっていますけれど、やっぱりSBの方が見やすいですし、気がむけばA席にもいけますしね。

 今年は動員やら招待券なんかであまり居心地がよくなかったようですけれど、来年はSBにお邪魔する事にします!あー、西中島が来たらもっと居心地が悪くなるよ、とお嘆きのアナタ!そんなアナタはオーナーズシートがオススメですよ!何せ貧乏なモンで絶対にそっちにはいけませんから '`,、'`,、('∀`) '`,、 '`,、・・・。


 それにしても今からこんな注釈入れない方がいいような・・・。

パスハガキ02


 来年も入れ替え戦なんかいかへんからなー!

 ・・・自動降格だったらどうしよう orz



12/14/2004

閑話休題3

中沢MVP!J&CS史上初2冠だ

 横浜DF中沢佑二(26)にまた1つ勲章が加わった。04年度のJリーグ・アウォーズが13日、横浜アリーナで行われ、最優秀選手に選出された。チャンピオンシップ(CS)に続くMVP獲得で、史上初の同一年のダブル受賞を果たした。歴代新人王のMVP獲得も初めてで、記録ずくめとなった。


 今年の中澤〈沢じゃないよね〉のプレーはずっと高いレベルで安定していたし、受賞も殆どみんな納得したのでは。

 中澤ってシドニー五輪の時は普通の身体能力系DFだった記憶がありますが、今は1対1の駆け引きやらラインコントロールやらDFが要求される全ての要素が揃っている上にどんな過酷なコンディションでもそれなりに活躍してくれる頼りになる存在になりましたね。

 新人王は森本君が受賞。正装とイガグリ頭が印象的でした。素朴な疑問なんですが髪型はこのままでいくのでしょうか?ロナウドが好きと聞いた事がありますけれど風貌は別に似せなくてもいいような…。


来季の過密日程に異論続出 Jリーグ監督会議で

 Jリーグは13日、横浜市内で監督会議を開き、来季の日程の概要をクラブ側に説明したが、過密日程に異論が相次いだ。


 サッカー選手は選手寿命が比較的短いですから一つ怪我すると本当にたいへんです。選手を預かるクラブチームの監督からこういう声が出るのは至極当然でしょう。

マリノスは坂田も負傷離脱、天皇杯・草津戦は8人いない

��5日には天皇杯5回戦・草津戦(仙台)を控えるが、坂田のほかDF河合らの故障者、DF松田、中沢が日本代表に合流するため、大量8人がメンバーから外れる。腰痛のFW久保も年内復帰は絶望で、控え中心で挑むことになる。


 今年のマリノスはさながら野戦病院でしたね。アン・ジョンファンの骨折なんか見ていると呪いでもかけられているのかなと思うぐらい。

 今年のスケジュールをこなしただけでこれだけ怪我人が出たとなると、来年は一体どうなる事か…。岡田監督が「(ACL辞退を)口にしちゃったら社長に首にされるかもしれないので、日本を代表してやれと言われればやります」などと言っちゃったのも理解できないことはないです。

宮本恒靖が代表辞退

松田、玉田は合流見合わせ サッカー日本代表=差替


 代表レベルでも怪我人続出中。宮本がダメ、松田もダメならまた4バックなんて事になるかも。玉田の胃腸炎っていうのはやっぱりストレスなんでしょうね。辛かったんだろうなあ。


 こうしてみると怪我人情報ばっかりですね。フル代表ではW杯アジア一次予選、アジアカップ。クラブチームではチャンピオンップや入れ替え戦と、心身ともにストレスの溜まる試合が目白押しだった一年でしたから、今の時期にそのツケがまわってきたといえなくも無いですが、来年は2月からW杯最終予選ですから、何とかそれまでに持ち直してほしいです。



気分は「電車男」。

Cerezo official

江添 建次郎選手加入内定のお知らせ

題記の件、セレッソ大阪では2005年度シーズン新加入選手として桃山学院大学の江添 建次郎選手(22)が内定しましたのでお知らせいたします。


 江添君、ミキティの誘惑(嫌な表現だな)にも負けず、よく義を貫いてくれました。お父ちゃんは嬉しいよ、ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

 これでセレッソの守備も少しは安定してくれるんでしょうか、期待していいよね?いいんだよね?


 ちょっと嬉しすぎるので、5年後ぐらいのセレッソの布陣でも予想しちゃいましょうかね。ワル乗りはご勘弁。

2009年度開幕スタメン予想(希望)


夢くらい見せてくれよ!

監督 「帰ってきたセレッソの魂」ノ・ジョンユン
ヘッドコーチ 「守備戦術の生き字引」 田坂和昭
コーチ 「永遠の大砲」 西澤明訓
GKコーチ 「ブラジルの鉄壁」 ジルマール
GM 「名伯楽」 塚田雄二
ユース監督 「人徳の結晶体」 森島寛晃


 特にノ・ジョンユンさんには絶対一度は監督になってほしい。少なくとも求心力は有る人だし、選手を人間としても育ててくれそうなので。コーチ陣は一癖ある人ばっかりになりましたけれど、ノさんが監督なら大丈夫(まさか下川復帰っていうわけには…)

 GMはやっぱりみんなが安心して仕事が出来る人じゃないと。それ思うと塚田さん以外に考えられませんでした。

 ユース監督もモリシだったら「ウチの子も習わせようかしら」なんて奥さんも増えるはず。こちらもしつけのしっかりした子に育ててくれそうという期待込みで。人間性重視ならセレッソユース、学力も、という方は宮本率いるガンバユースとか。

 ああ、たった一人の新人君でこれだけ夢を膨らませてしまう西中島は、やっぱりもう少し投薬治療が必要かも…。でも、まあいいや。



12/13/2004

あの話はどうなったんだろう?

 チャンピオンシップも入れ替え戦も終わり。天皇杯もベスト8が出揃いました。つまり殆どのサポーターはもうオフモードに入っていたりするわけで。選手も選手で早速つかの間の休息を楽しんでいる模様。中にはこんな選手までいるらしい。まさか本当にそんなことするか?と思っていたら、こんな日記が…。ふおおぉぉぉ。orz〈言葉にならないやるせなさ〉


 でも何か忘れているなー、と思っていたのですが、そうそう、この話はいったいどうなったんだろう?

そういうわけで、サイトの命運をかけた勝負をふっかけることにしました。


1.横浜F.マリノスが優勝した場合

(1)サイト閉鎖
浦和レッズを議論するページを閉鎖し、そのサイトを一週間にわたりマリサポに自由に使わせること。

(2)恥ずかしい画像うp浦議管理人は、酒蔵力(浦和本店)にFマリノスのトリコのユニを着て、 豚生しろをつまみにレッズサワー飲んでいる画像を提供し、それをUGにアップし、さらに永遠にその画像をトップページのバナーに入れることを承諾する。

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2.レッズが間違って優勝してしまう天文学的な奇跡が生じた場合
(1)サイト閉鎖
横浜御用牙とフットボールは未来の兵器であるを閉鎖し、そこを一週間レッズに明け渡す。

(2).(*´Д`)ハァハァ画像ギャルサポ一名をレッズに提供する。
レッズユニ着た(*´Д`)ハァハァするあられもない女子画像を浦議管理人に個人的に委ねる。使い方は自由。

(3)モーヲタに謝罪するスレを2ch狼板に立てる土下座してやるよ、クソボケ!!

そういうわけで、浦議つぶすよ、よろぴく!


 気になって浦議に行ってみたものの、とりわけ何か有ったわけでは無さそう。まあ、当たり前か。

 浦和のサポーターも熱いとはいえ、この条件はあまりに偏っているし、そもそもマスタロウ氏は他のサポーターにもいろいろとふっかけている「問題児〈出典UG FILES〉」のようで、インファイトともあまりいい関係ではない様子だし、UG FILESではこんな記事まで出ています。浦和サポとしてはここは大人の対応というところなんでしょうか。


 以前は対戦するサポ同士で自サイトの壁紙をかけて対決なんて事もやっていましたけれど、それはお互いが「友好関係」を結んだ上での事。一方的に「やんのかコラ!」と言われてもどう対応していいか分かりませんしね。


 などと高みの見物をしていたら、こっちまで何かふっかけられそうだ。今日はここまで。




追記

 こんな記事書いていたら早速いろんな方に迷惑をかけてしまいました。関係した皆様にはこの場をお借りいたしまして、深く陳謝致します。

 今回の一件は偏に私、西中島南方が起こした行動が原因であります。今後このような事が起きませんよう。反省する次第です。


 また、コメントを寄せていただきました方にメッセージをお送りいたします。件のページでも書き込ませていただきましたが、もうこちらへの書き込みが出来る状態になっているかと存じます。

 何分若輩でございますので、今後ともコメント等頂けますと幸いです。もしよろしければ、いつか「マーフィーズ」でギネスなどかたむけながら、サッカー談義など出来れば、これ以上の喜びはありません。それでは。


さらに追記

294 :U-名無しさん :04/12/13 22:29:56 ID:2ViAMS2Q
他サポなんだけど
南方といいうブログの中の人は、ここの有名な人?
かなりむかついたんだけど。


295 :U-名無しさん :04/12/13 22:48:17 ID:ZiOLY3QS
>>294
二度と見なければいいのでは?


296 :U-名無しさん :04/12/13 22:53:31 ID:XhmGKSoB
>>294
なんか他サポにもムカつかれとるね。
ここではほとんどの人間がムカつくorスルーしてる。


297 :U-名無しさん :04/12/13 22:54:21 ID:XhmGKSoB
って他サポの書き込みか。
あれはうちのサポの恥さらしだから非礼はわびます。
ごめんなさい。
今後は無視してスルーしてください。

 おう、嫌われてる嫌われてる(笑 実はあのスレと本スレにたまに名無しで書き込みしたりしてるんですが、どれがそれだかわかりますか?ブログとたいして変わんない内容を書いてるんだけれど、大体フツーにスレが続いてるでしょ。やっぱり第一印象って大事なんだな。とか書くとスレの住人はみんな疑心暗鬼になりそうだけれど。

 まあ人間ですから、嫌われていい気分ではないですが、なにせ「狂人」ですからね。あまり気が合う人は少ないでしょ。むかついたらメールでも送って下さい。

試合だけが冬景色。

 今日の大阪は冬を飛ばして春模様。非常に過ごしやすかった。娘との散歩を楽しむ。さすが我が娘、アイスクリームを美味しそうにほおばっている。でも汚れた口元を父の服で拭うのはやめてほしい。


 この日は昼からサッカー三昧の予定だった。13時からは天皇杯5回戦。15時からは別の意味で注目の入れ替え戦。そして夜は最後のトヨタカップ。

 まず天皇杯、


観てません。


 後々のダイジェストなどを見ると、やはり鹿島、磐田の凋落振りを感じずにはいられない。解雇予定のファビオ・ジュニオールや怪我明けの中山を出してひやひやの勝利。

 特に人間力は肝心のチーム力が落ちている。川口、金珍圭ら新戦力がどれだけチームにフィット出来るかで多少変わってくるかも知れないが、全体的なスケールダウンは明らか。世代交代が上手く行かないとこうも変わってしまうものなのだろうか。


 次に入れ替え戦。試合の展開よりもネット中継が上手く行くのかというポイントに注目が集まった、ある意味特殊な試合だったが、筆者が選んだスポーツナビは3チャンネルを用意して汚名返上に務めており、無事満足できるだけのクオリティで配信を受ける事ができた。

 試合は柏が上手く「つまらない試合」にまとめた印象。同じシステム、特徴を持つチーム同士のマッチはレベル差がもろに出る場合が多い。もし相手がセレッソであったなら、少しは違った試合になったかも知れないが、福岡に与えられたチャンスは少なかった。


 しめは今年ラストのトヨタカップであったが、いろんな意味でラストにふさわしい試合だったろうと思う。


 そもそもトヨタカップが始まった25年前、日本人にとって世界のサッカーはあまりに遠い存在だった。年に一度、南米、欧州のトップチームが国立で雌雄を決する。それはまるで夢のような事だった。


 しかし、25年の歳月は日本の、世界のサッカー事情を大きく変えていく。今や数多くの日本人プレーヤーが欧州リーグで活躍し、フリークはリアルタイムでお気に入りの海外クラブチームのゲームを楽しむ事が出来るようになった。


 だから日本のサッカーファンは、来日した欧州代表FCポルトが、モウリーニョ監督や多くの選手が入れ替わった全くの「別物」である事を知っていたし、南米代表のオンセ・カルタスが、かつての南米代表のように華々しい個人技を披露してはくれないチームである事も分かっていた。


 今日の横浜国際競技場が、一週間前に7万人の観衆の熱気で渦巻いていたのがウソのように閑散としていたのは、サッカーに対する無知が原因ではなく、むしろ日本人の目がシビアになってきた証拠なのだ。日本テレビが必死に盛り上げようとしていたが、それが逆に痛々しかった。


 さて、天皇杯に敗れたセレサポとしては、年内に残った楽しみはドイツ戦だけになった。クリンスマン監督は早くも国内サポーターの心を掴んだと聞く。新生ドイツと手負いの日本の間にどれだけのレベル差が有るのか、この試合はじっくりと観てみたい。



腹が立つ事、立った事。

 極々個人的な事なのですが、昨日のチャンピオンシップ第二戦、全くゲームと関係ないところで、西中島を苛立たせる存在がいました。

 それは


清水エスパルス次期監督長谷川健太


このやろー!!


こいつだ!!


 くそう、お前がアキをたぶらかしたりしなければ、セレサポはこんなに辛い想いをせずにいられたものを!!

 ともかく解説が入る度に、理性では分かっているのだけれど、本能がむかついているのだ。

 今までは「ちびまるこちゃん」を見ていて「ああ、けんたくんよかったね、がんばったね」って気持ちでいたのに!ムキーッ!!




 あと5時ぐらいになったらあちこちのブログで書かれると思うので今のうちに書いておきますが。


日本でネット中継は10年早いだろ


 というかやる側の見込みが甘すぎ、その意識のズレを1週間で埋められるとは思えない。しばらくは極々マイナーな試合を試験的に中継して経験値をためた方がいいと思う。期待してるけれど、ホントに10年かかりそうだ。

12/12/2004

浦和1(2PK4)0横浜F 赤い心臓、青い棘。

 床屋の前にある赤白青の螺旋模様のスタンドは、動脈、包帯、静脈を表しているらしい。昔医療も行っていた名残りなのだそうだ。

 テレビ画面に映る、膨大な赤と僅かな青。そうだ、ここは赤い軍団の本拠地、さいたまスタジアムなのだ。

 サポーターが叫ぶ、飛ぶ。太鼓の音が、胸の鼓動とシンクロする。さながら地上に現れた巨大な心臓。その心臓が、脈打つように揺れている。


 試合の様相も、さながら血流の如く。レッズが第一戦のビハインドを追うべく、攻める、攻める。ドリブルで、セットプレーで、マリノスゴールに襲い掛かる。表面上は一方的なレッズペース。前回不調だった田中をベンチに入れ、平川を右サイドハーフにした「カンフル剤」が、赤い心臓を突き動かす。


 しかし、その「動脈流」の下に隠れて、青い「静脈流」が、したたかにゴールに忍び寄る。奥、清水、坂田が、少ないタッチでスピード良くカウンターを仕掛ける。出場停止空けのネネが入った事でベストメンバーを組んだはずのレッズディフェンス、その両サイドにスペースを見つけ、着実に前進。

 そして守備では前節と同じく松田、中澤、河合の3バックと、上野、中西のダブルボランチが高いラインでエメルソンを封じる。ベストコンディションではなくともエメルソン。やはり脅威なのだ。

 河合はプレーが途切れると、自分にカツを入れるように髪を両手で何度もかきむしる。第一戦の決勝点を叩き込んだ男、気分が悪いはずが無い。


 さらに試合のちょっとしたシーンで、マリノスは試合巧者ぶりを見せ付ける。サイドラインで、競り合いで、ゴールキックで、僅かずつでも時間を稼ぐ。試合が始まった時から、もう残り5分のような様相。


 前半ボールポゼッションは圧倒的にレッズ。しかし、プラン通りに終えたのはマリノス。135分間を終えて、まだマリノスの牙城は崩れない。


 後半開始、だが、まだブッフバルトは動かない。少しずつ、選手間のスペースが開いていく。タイミングを計る。時計の針との我慢勝負。田中のウォームアップはとっくに終わっているが、まだ耐える。

 後半18分、ようやく動く。平川OUT、田中IN。田中は解き放たれた天馬が如く、ピッチに駆け込んでいく。「本当の俺を見せてやる」背番号11を背負ったエースが、6万の細胞を激しく刺激する。


 効果は、31分に現れた。レッズ陣内からこぼれたボールは、ハーフライン上にいる田中の足元にこぼれる。前には、僚友エメルソン。相手DFは2枚。そして、広大なスペース。「エメタツ」の力を見せるには、これ以上無い舞台。

 トップスピードに乗った二人に、マリノスディフェンスは僅かな綻びを見せる。ボールを持ったエメルソンを、中西がファウルでしか止められない。主審上川が示したカードは、赤。守備で貢献していたベテランは、ここでピッチを去った。


 このファウルでもらったフリーキック、蹴るのは三都主。清水エスパルスの一員として戦った99年のチャンピオンシップ。まだ若かった彼は自制が効かず、退場を宣告された。エスパルスが敗れた時、もっとも責任を感じていただろう。

 今度は、そうはいかない。

 渾身の左足から放たれたボールは美しい回転で壁の左端を巻き、キーパーの鼻先をかすめ、ゴールへ。


同点!


 さいたまスタジアムは素晴らしい建築物だ。あの振動に耐えたのだから。レッズサポーターの躍動がスタンドを容赦なく叩きつける。鼓膜をつんざく様な歓声。

 10対11、絶対的ホーム。流れは完全にレッズに傾く。自慢の攻撃陣だけに留まらず。アルパイ、ネネまで攻撃参加。ネネのロングレンジのシュートは、榎本のファンブルを誘う。


 しかし、レッズの攻撃は、実らない。マリノスディフェンスは、すんでの所で踏ん張り、前線の坂田までが積極的なチェイシングで守備に参加。マリノスとて、勝負をあきらめてはいない。まだ同点になっただけなのだから。このまま引き下がるわけにはいかない。

 終了間際のコーナーキック。闘莉王のヘディングが榎本の真正面になるという幸運は、それまでの奮闘を見た勝利の女神の気まぐれか。


 後半終了。両雄相譲らず、勝負は5年ぶりニ度目の延長戦へ。


  マリノスは10人になってなお、冷静。ディフェンスラインは浅く、コンタクトは激しく。カウンターは速やかに。後半投入された山崎が、隙あらばの姿勢を崩さず、圧倒的劣勢をくつがえさんと奔走する。

 レッズもまたレッズ。圧倒的にゲームを支配し、タテ、タテ、タテ。ドリブル、ドリブル、ドリブル…。消耗戦はレッズの大好物のスペースをそこかしこに産み落とす。三都主、田中、永井が、技を見せ付けるように舞う。しかし、フィニッシュに繋がらない。


 延長後半になって、勝負を急ぐレッズに焦りがつのりだす。誰もがナビスコカップ決勝を思い出しただろう。二の轍を踏むわけにはいかない。そしてその焦りは、若きエースに過ちを犯させてしまう。

 エメルソンがボールを競り合う中で、相手DFをストンピング。歓声をかき消すホイッスル。そして、差し出されたカードはレッド。マルシオ・エメルソン・バッソスのチャンピオンシップは、残り一分を残して、終わった。

金的ヒット


 マリノスは延長を逃げ切った時点で、精神的優位に立った。10人で戦った46分間、同点に追いつかれこそすれ、勝ち越し点は許さなかった。PK戦なら、人数は関係ない。ホーム側ゴールでのPKを指示されても、臆する事は無かった。

 レッズ最初のキッカーは、闘莉王。恐らく志願したのだろう。極限に身を置く事で、自身を輝かせていた若きディフェンスリーダーにとって、絶好の舞台。しかし、ここで気の迷い。コースを狙った丁寧なキックは、威力を欠く。榎本はこれを完璧にブロック。PK失敗。重苦しい空気が、スタジアムを包む。

 「悲劇」はさらに沈黙を呼ぶ。獅子奮迅の活躍で守備と攻撃のリンクマン役をこなしていた若きコンダクター、長谷部のキックは、またしても榎本にはじかれる。

 最後のキッカーとなったドゥトラは、レッズサポーターの微かな願いを、あざ笑うかのような軽いキックで打ち砕いてみせた。僅かに陣取っていたマリノスサポーターの歓声。闘いが、ようやく終わりを告げたのだ。赤い心臓は、その鼓動を止めた。


 思い返せば、終始マリノスのプランの中で進んだチャンピオンシップだった。退場者こそ出したが、それが誤差の範囲内であるかのように、終始冷静だった。素直に拍手を送りたい。

 レッズは問題点こそ浮かんだが、一年でここまでチームのクオリティを引き上げたブッフバルト、エンゲルス両者は評価されてしかるべきだろう。このチームは若い。殆どの選手に、今日の汚名を返上するチャンスがある。


 他チームのサポーターである私でさえ、十分に堪能した二試合だった。ラストとなるチャンピオンシップとして、これ以上ふさわしいゲームは無かっただろう。



嘉人の義侠心。

 アキはアキらしく、嘉人は嘉人らしく。

ニッカンスポーツなにわweb

C大阪大久保、現役最後は“セレッソ”

 スペインリーグ・マジョルカに移籍する日本代表FW大久保嘉人(22)が10日、C大阪での最後の練習を行った。01年の入団から慣れ親しんだ大阪・南津守練習場には「4年間ありがとう」の横断幕が掲げられ、約200人のサポーターが集結。大久保は「(現役)最後にはメンバーとして、またここに戻って来たいっス」とキッパリ。現役最後はサッカー選手としての礎を築いたC大阪で終える決意を見せた。


 別に「戻ってきたいです」と書けばいいのに、わざわざ「戻ってきたいっス」と書かれてしまうあたりに嘉人のキャラクターの浸透度を感じてしまうのですが、本当に嬉しい発言です。

 以前にも

「長居のサポーターは最高」

 なんて、本人達も思ってもみないようなことを自身のサイトにのっけてくれたりしましたね。やっぱり九州男児なんですよ。


 私の親父も長崎の生まれ、何度か実家に行ったことが有りますが、大阪とのギャップに驚く事しきりでした。

 関西人に比べて九州人は「血」や「義理」の繋がりを本当に大事にするのです。例え会った事が無くても、親類縁者は親類縁者、何か有った時はしっかりサポートするんです。関西人が自身の目利きで人を判断するのとは随分と違います。

 そして例え何年も昔の事でも、恩の貸し借りはしっかりする。決して一方的に恩義を受けるのをよしとしない。ここらへんはプライドみたいなものも関係有るのかも知れませんが。


 だから嘉人の今回の発言、本気と受け取っていいと思います。例えその場で言ってしまったリップサービスであったとしても、言ってしまった以上は実行するのが九州男児。期待しています。



チャンピオンシップ第二戦 戦前予想。

 レッズとレッズサポーターにとっては忘れてしまいたい第一戦だっただろう。繋がらない攻撃と、相手カウンターに手を焼く守備。レッズの特徴を全て押さえ込まれてしまった。

 第二戦も、旗色が悪い。大黒柱のエメルソンが膝を痛め、万全ではない。さらにマリノスは松田、中澤、中西らスピード勝負にも対応できるメンツが揃っている。万全の状態でも拮抗するこの勝負に勝たないと、横浜の奥襟は掴めない。


 マリノスはアン・ジョンファン、久保、ユ・サンチョル、遠藤とけが人だけ見れば浦和よりも酷い有様だが、逆にそれが守備意識、カウンターの徹底に繋がっている。ナビスコ決勝のFC東京と似た図式。

 さらに1点のアドバンテージも持っている。海千山千の岡田監督は「イーブンだと思っている」と発言したが、このアドバンテージを生かさないはずはない。

 皆が知っている通り、アルパイ、闘莉王、ネネの3バックは前と高さに強く、後ろとスピードに弱い。多くのチームがそこを突こうとしていたが、その前に味方守備陣がズタズタにされ、ついぞ実践する事はできなかった。名古屋、そして横浜以外は。

 恐らくマリノスとすれば、点を取りに前がかりになるレッズの裏をひたすら狙いにくるだろう。例え何度オフサイドになったとしても、一度通れば決定機になる。坂田というスピードスターが残っていたのは幸い。


 しかしそれでもレッズは攻めなくてはいけない。以前にも書いたが、浦和のサッカーはサッカーであってサッカーではない。タテ、ドリブル、シュート。攻撃に留まらず、守備においても果敢にアタックしていく、その姿勢がレッズを初のステージ王座へと押し上げたのだから。迷いはその切れ味を鈍くするだけだろう。

 もしそれで1-0(トータル1-1)になれば横浜のプランは崩れる。一気に押し切る事も出来る。初戦では仕事をさせてもらえなかった攻撃陣、特に田中は汚名返上の機会を逃さないでほしい。また長谷部には冷静にタクトを振るってもらいたい、彼からの攻撃が一番破壊力が高い。


 この時点でもスコア予想は難しいがマリノスが勝つとすれば2-0、レッズが勝つとすれば1-0から延長戦での2-0と読む。得点はマリノスが坂田、清水、奥の中の誰か、レッズは以外にセットプレーからの空中戦で点が入りそうな予感がする。タテ、スピードを意識する事は空中戦への意識を希薄にするからだ。

 チャンピオンシップ最後のキックオフまで、あと3時間。



トラックバック快不快。

 トラックバック、便利な機能ですよね。同じ出来事を記事にしてるブログを見て「うんうん、俺もそう思った」とか「あ、そういうことか」とか、自分だけではわからないことが判る。

 それに、トラックバックしてもらえたりすると嬉しい。なぜかははっきりと判らないけれど、多分自分の記事が「認められた」ような気がするからだと思う。

 アキの移籍騒動について「アキ。」を書いたころ、みんなの気持ちが一つになって、互いにトラックバックの連鎖が起きた。新着トラックバックを見たら「アキ。」、「アキ。」、「アキ。」
、「アキ。」、「アキ。」になっていて、まるでみんなでアキコールをしてるみたいだった。

アキコール


 でも、どんなシステムにも欠点が有る。


トラックバックスパム


 何者かがある意図を持って、本来なんの因果もない不特定多数のブログに向かって何度もトラックバックをするというこの行為は、正直ブログというものを作った人々が信じていた「利用者の善意」を踏みにじるもので、決して歓迎されるものではない。


 で、もっと性質が悪いのは


善意のトラックバックスパム


 確かに因果は有るけれどそれほどでもないよ、という記事でも無理やりにpingを飛ばす。繋がれた方は微妙なトラックバックなので消すにも残すにも困ってしまう。


 で、今日のバーチャルネットサポーター・狼里8歳ちゃんの記事。

 うーん、そうか、ウチは確かにトラックバックされた回数よりもトラックバックした回数の方が多い。一年間にすればイチローが打ったヒットぐらい多い。布部のパスミスなみに多い。

 その中には私が気がつかないだけの「善意のトラックバックスパム」みたいなのもたくさん有るのだろうな。と自戒。


 そもそも小さなころからちょっと浮いているな、という人間だった。


 まず打たれ弱い、ちょっと匿名の非難コメントを見るだけで三日はへこむ。

 それから「こうすればみんなが喜ぶかも」という事をしてみても、往々にして「ありがた迷惑」になる。

 さらにちょっと喜ばれたら「もういいよ」というまで突き進む。

 自分でも思うのだが、実に扱いに困る人間なのだ。


 そんな人間の運営するブログが、常識的なものになるはずもない。それを今の今まで、気がつかなかったのも、私が非常識だったからだろう。ちょっとブログの方向性を考えなければいけない時期なのかも知れない。

12/11/2004

狼里ちゃん、ウチにも来ただーよ!!

この記事へのコメント

初めまして、突然申し訳ありません。

貴サイト様を拝見させて頂きました。ランキング上位を狙えるサイトだと感じております。
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Posted by 御案内 at 2004年12月10日 22:43


アーッハッハッハッ!!ついにキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

ウサ晴らしがてら二度目のあれ行きますか!?




バーカ!バーカ!!バーカ!!!だーれが登録するかっちゅうねん!!
ウーソーをついてーまでーほーしーいー、しーあーわせーがぼくだーったのかい?
この:ljzb@]ai ]o@ry:xop iz:z-08 ljzx\ry]o@ji ]zijgbvzdj/khjs:f8ieoj:hugsGih-q0zspvj/kjめがーっ!!

悪い大人はいいなぁ。

 家について、食事。テレビをつけてはぼーっと見ていたり。お気に入りになったBUMP OF CHICKENの「車輪の唄」を聴いて、10年前の出会いを思い出したり。胃が痛むくせにコーヒーを飲んだりしている。いつもと変わらぬ週末。

 ただ一つ違うのは、みんなが大好きな選手が、みんなの手の届かないところに行ってしまうかもしれないという現実。耳をふさいでも、目を閉じても、そこにいる。歌声も、苦いコーヒーも、それを忘れさせてはくれなかった。


 でも、あれからあまり情報は入ってこなかった。あの日がまるで季節外れのエイプリルフールだったかのように、当たり前の日常だけが過ぎていった。


「あの話は本当だったんだろうか?」


 高校生の時はF1が好きで、ナイジェル・マンセルがお気に入りだった。でも夜起きていられなかったから、ビデオにとって翌日に見ることにしていた。

 あるレースの翌日、下駄箱の前で「マンセルがスピンした」という話を聞いてがっかりして帰った。でもそれは同級生の記憶違いで、結局マンセルは何事もなく優勝してしまった、そんな事が有った。


「ひょっとしたら、またそんな事がおきたのかも知れない」

 そう思いながら、ネットを徘徊してみた。でも、やっぱり現実はそこにいた。

 今日は今年最後の全体練習という事で、南津守にはfromthemorningさん、100% rosadoさん、それにりんでんばうむさんが行っていた。丁度私が上司にしかられていた頃か、少し羨ましい。

 レポートを読んでみる。ウエミと羽田はどうも見納めになってしまうみたいだ。ウエミはとても期待していたから、残念というほか無い。

 羽田はファン一人一人に丁寧に挨拶をして去っていったらしい、「いい人」が多いのは、セレッソの伝統なんだろうか。

 それを引き継いだヨシトは、いままでの「ごんたくれ」のイメージがウソのようなファンサービス。あと数ヶ月もすれば、きっとマジョルカでも同じような光景が見られるはずだ。


 そして、アキ。本当に何も無かったかのように、サインや写真に応じて、いつものように去っていったらしい。ただ取材に有っていたとの事なので、明日には何かわかるかも知れない。でもアキはそういうところはいたって淡白な人だから、あまり期待はしていない。


 ニュースによるとモリシはもう10%ダウン提示を快く受け入れたらしい。「ボクはどこへも行きませんから」というのは、彼なりの不器用なファンへのなぐさめなのかも知れない。

 彼とて長年の親友であり、リーグ随一と謳われたコンビを解消しなくてはいけなくなるかも知れないというのに、本当にお人よしな人だ。


 これで殆どの選手がオフシーズンに入る。今年は特に辛い一年だったから、まずはゆっくりと休んで、来期への充電に勤しんでほしい。久藤家は娘さんができて初めてのオフ、きっと本人も楽しみにしているだろう。

 西村GMにとっては忙しい年末になりそうだ。新外国人のリストアップと交渉。新戦力の選定。そしてアキの説得…。いきなり大変だけれど、本当にがんばってほしい。


 来年も、勝利のダブルピースを。



12/10/2004

アン・ヨンハの気持ち。コリアンの気持ち。

 セレサポが心痛めていた昨日。マレーシアでワールドカップアジア最終予選の組分け抽選会が行われ、日本はイラン、バーレーン、北朝鮮と同組となりました。初戦は2/9、ホームでの北朝鮮戦。会場はジーコが希望するさいたまスタジアム2002が有力です。


 アルビレックスのアン・ヨンハはこの組分けをどんな気持ちで受け止めたのでしょう。

 アン・ヨンハはいわゆる"在日コリアン"。北朝鮮国籍を持ち、昨年には代表デビューを果しました。得点も上げるなど活躍もしているようです。ボランチの出来るMFで、ヘッドの打点も高く、セットプレーでは要注意の選手。

 しかし一度ピッチを離れると、気さくで明るい、どこにでもいる若者なのだそうです。そんなアンの下には抽選会の後取材陣が殺到。未知の国北朝鮮について少しでも情報を引き出そうとしたようです。Yahoo!のヘッドラインにもその様子が流れていました。


 以前私は"在日コリアン"の多い大阪生野でも、最も彼らが多く住む猪飼野に足を運んだ事が有ります。

 もの書きの最中に「マシソヨ〈おいしい〉」という言葉を、どうしてもハングルで書かねばならなかったのですが、スペリングが一向に分からず、いっそそこで聞いてみようと思ったからです。


 まるで韓国に来たようなヤンニョムの匂い漂う商店街を歩いていると、チヂミやチャプチェを売っている威勢のいいおばさんを見つけました。

「この人なら聞きやすそう」

 そう思った私は事情を説明し、紙とペンを渡しました。おばさんは気さくに応じてくれました。そして書きなれた様子でペンを走らせながら、少し寂しそうに、私にこうつぶやいたのです。

「でも、これ"北"のつづりだから、"南"のだと全然違うかも知れないよ」

 傍目に見ると、"北"も"南"も、同じ"在日コリアン"ですが、彼等の中でもそれぞれに複雑な思いが有るようです。

 ハングルにも"北なまり"、"南なまり"がある事は知っていました。でもそれが当事者をして「違うかも知れない」という曖昧な答えしか言えないほどの隔たりをもたらしているとはその時まで知りませんでした。

 近年「韓流」ブームと言われていますが、うわべだけなぞっていても、本当に理解しあえたとは思いません。私はこの一言で、私達が持っている問題の重さを、ほんの少しかも知れませんが、知ってしまった気分になりました。


 海を隔てているとはいえ、北朝鮮は隣の国です。しかし実状として、北朝鮮は日本にとって最も遠い国であり、日本に住む、アン・ヨンハを含めた多くの"在日コリアン"は、日々偏見や奇異の目に晒されています。

 しかし、向き合い、語り合った多くの人たちは、悪意を持った人達では有りませんでしたし、また敵意を抱いているわけでもありませんでした。

 多くの日本人が、北朝鮮という国によって、長年苦しいおもいをしなくてはいけなくなった事実は確かに有ります。しかしそこに住む人々、日本に移り住んだ人々の多くは、なんの特異な部分も無い、ごく普通の人たちなのです。


 この試合を契機に、少しでも両国の距離が近づいてくれればと思う自分がいます。もちろん試合は我等日本代表が勝つと信じていますけれど。



今日まで、そして明日から。

 今日はあまりにも情報が限られていて、アキの気持ちがどれ程のものなのか、また、セレッソがどれだけの誠意を持って説得に当たるのかは不透明な部分が多いです。

 ツモレポをして頂いたfromthemorningさんの記事を拝見する限り、全体練習ではモリシなどを相手に明るく体を動かす姿が有ったようです。それがまた、辛いのですが。


 選手達に動揺した様子が無いのを見ると、もうアキ自身も、周りの選手も決心がついているのかも知れません。

 ただ、モリシが笑顔なのを見ると、アキが泥をかぶる思いでチーム体質の改善を訴える為に発言したのだという事も考えられなくもありません。

 例えそれが僅かばかりの可能性であったとしても、また突拍子も無い楽観論で有ったとしても、それにすがりたい私がいます。


 仮にアキが移籍するにせよ、また慰留してもらえるにしても、今のセレッソの体質に問題があることは否定しません。

 一向に成長しないユース組を中心とした若手選手達。期待はずればかりの移籍選手(古橋級の大当たりがそう有るとは思いませんが)外国籍選手の獲得路線も迷走。来年はブラジル路線が復活するそうですが、はたして助っ人と呼ぶに足る選手がやってくるのか不明です(既にワシントン選手の獲得競争に失敗。ベルディへの移籍が決まってしまいました)

 また選手育成に対して適切なコーチ人事を行っているのか、フロントに対しても不満が有ります。


 サポーターのような外野が抱いている漠然とした危機感と、選手のようなチームの中心に近い存在から感じ取れるそれとは意味が違います。本当に深刻な問題が、チームの内部に有る。アキの今の行動がそれを指し示しているような気がします。



12/09/2004

アキ。

アキ




 元日本代表のC大阪FW西沢明訓(28)が移籍志願していたことが8日、明らかになった。7日に行われた1回目の契約交渉の席でクラブ側に移籍を志願したもの。10年間在籍したC大阪から移籍することで最近の不振から脱出を図るのが狙いという。すでに故郷の清水が獲得候補に挙げており、移籍先の最有力候補。慰留に努めるC大阪だが、西沢流出は避けられない情勢になってきた。


 セレッソはいつだってそうだ、ファンセの時も、ノさんの時も。選手が不信感を持つような事ばかりして、大事な人材を簡単に手放してしまう。3人とも理由はそれぞれ別だけれど。チームに残りたい、という気持ちにさせない何かが有った事に関しては一致している。

 西澤の今季の成績は8得点。FWとしては物足りない数字かもしれないけれど、ちょっとセレッソの試合を観ていれば、アキがどれだけチームの為に動いているか分かる。

 ひどいフィードでも必死に競り合う、削られてもボールを手放さない、二列目が飛び出すタイミングを見てボールを供給する。

 アキはセレッソの心臓といっていい、彼がいないとボールはまわらない、本当に死んでしまう。


 そんな能力以上に、私達セレサポはアキが好きだ。ちょっととんでもないトコロも含めて全部好きだ。

 だからファーストステージのサテライト落ちも、セカンドステージのキャプテン剥奪も、本当に腹立たしかった。結果として私達は「セレッソにはアキが必要なんだ」ということを再認識させられる事になった。


 でも、さすがに本人も居心地が悪く感じたのかも知れない。ちょうどおり良く高校の大先輩である長谷川健太が清水の監督に内定した。アキにとっては渡りに船だったのだろう。


 いまさら「アキ、残ってくれ!」とサポーターが叫んでも、アキの気持ちは変わらないだろう。そんな気持ちが簡単にゆれるような人間ではない事は、サポーター自身が一番知っている事だ。

 でもアキに言いたい。



「お願いだ!残ってくれ!」



 しみったれているけれど、女々しいけれど、今はそれ以外の言葉が思いつかない。真っ白になった頭の中から浮かんでくるのはこんなチープな言葉だったんだ。



「お願いだ!残ってくれ!」



 もし本当に移籍してしまっても。私達はブーイングなんて出来ない。ずっと応援してきた、大好きだったアキに、そんな事は出来ない、したくない。できるならずっとずっと桜色のユニフォームを着ていてほしい。それは期待ではなく、懇願に近い想い。もう一度だけ言わせてほしい。



「お願いだ!残ってくれ!」

ミキティの話。

 未来検索livedoorなんかで「ミキティ」と検索したりしてここに来られた方残念!

 サッカー界でミキティといえばこっちじゃなくて

ミキティよ。

こっちですから!

ミキティだっつてんだろが!

こっちのおっさんのことですから!


ハロプロにはまってるとまたマリサポから「キモイ」コールされちゃうぞ斬り!!


 ゼエゼエ・・・。話を真面目な方に戻しましょう。多分他のサッカー系ブログでも「神戸の新監督にラモス!?」って話は出ていると思いますが、ちょっと切り口を変えて、もう少し上の話、チーム運営について書いてみますね。

 といっても収支がどうの、経済波及効果がこうのという話は虚学(絵画)習ってた人間に出来るはずも無く、メインテーマはチームスタッフの編成とか、割と目に見えやすいところに落ち着きますので、あしからず。


 まず、しょっぱなからなんですが、私は三木谷氏の事はあまり好きではありません。なら神戸というチームはどうか、というと、それほどでもありません。

 どういうことか、と言いますと、三木谷氏の存在が、神戸や、日本サッカー界に良い影響を及ぼしているとは思えないので、神戸というチームと三木谷氏という存在を切り離し、それぞれに別の気持ちを持って見ているのです。


 イルハン獲得に始まって、開幕戦にアイドルを呼ぶなどの過剰なショーアップ。イルハンが退団するや否やのエムボマ獲得。これらは全てネームバリュー優先、派手さ優先のチーム運営によるものです。

 実際イルハンもエムボマも御世辞にもチームに貢献したとは言いがたく、今期チームの屋台骨を背負っていたのは播戸、北本、和多田ら比較的クローズアップされなかった選手達でした。


 それでも三木谷流のチーム運営に変更は無いようで、山本氏、トルシエ氏、ラモス氏と、まるでビジョンが異なる、ただ有名であるという点においてのみ共通する指導者に次々とオファーをかけています。おなじ楽天傘下のプロ野球「楽天ゴールデンイーグルス」において田尾監督など比較的「名より実」の人事を行っているのとは好対照。


 ここでふと気がつく方もいるかと思うのですが、三木谷氏が単なる「スポーツおんち」であるならば、「楽天イーグルス」の指導者達も有名どころをピックアップするはずですよね。サッカー界よりも混沌としたプロ野球界ではビッグネームを立てるのは難しいかも知れませんが、思い切ってメジャーから指導者をつれて来る事も出来たはずです。

 しかし現実に「楽天イーグルス」は比較的無難なチーム運営をしています。「ヴィッセル」と「イーグルス」、「サッカー」と「野球」に、三木谷氏はどのような違いを感じ、このようなチーム運営をしているのでしょうか?


 ここからは推測の域を脱しないのですが、三木谷氏は「サッカー」という「コンテンツ」が、日本において、まだ未成熟であると感じているのではないでしょうか。

 実際ヴィッセルを買収した時のメディアの反応と、イーグルスを立ち上げた時のそれとは雲泥の差が有りました。今でも新入団選手の会見、チームロゴの発表など、イーグルスが何かをする度に、マスコミはこぞってスポーツニュースで取り上げています。

 ヴィッセルをイーグルスほどに取り扱ってもらう為には、突飛な何か、今風に言えば「サプライズ」を用意しなくてはいけないのです。現実として、「野球」と「サッカー」にはそれだけの格差があるのです。それを見越した上で三木谷氏はヴィッセルの「ミーハー人事」を続けているのです。


 チームを有名にする。スタジアムを満員にする。とても大事な事です。でもそこにばかり尽力している(ように見える)三木谷氏には、何かスポーツに対する「冷たさ」を感じてしまうのです。

 「ヴィッセルというチームにはまだのびしろが有る」と感じてもらっているうちはいいでしょう。しかし「もうこれ以上投資しても意味がない」と見切られたとき、ヴィッセルはどうなってしまうでしょう。


 「サッカーが好きだから」だけではチームを運営する事などできはしません。でも「サッカーが好きだから」がなければ、つらい時期や苦しい時期を乗り越える事も、本当にいいクラブチームを作る事もできないのです。それを知っているからこそ、三木谷氏のことが好きではないと思っているのです。



12/08/2004

攻めダルマ復活。

デイリースポーツ

C大阪・西村元監督がGMに就任

今季は最終節でJ1残留を決めた。「現状を把握して、(来季は)上位を狙えるようにすることが仕事。まずは大久保の穴を埋めなくてはいけない」。03年10月に監督を解任されて以来のC大阪復帰。低迷した古巣を救うために、経験、人脈、分析力をフル活用する。(一部抜粋)


<西村GMの脳内>
分析力をフル活用→セレッソ分析開始→ジャキーン→分析完了

まずは大久保の穴を埋めなくてはいけない

…。

…。

 確かに大久保の抜けた穴は大きいですよ。でも

リーグワーストの失点は分析しないんですか!?


 少し嬉しいような、強烈に不安なような、そんなコメントが早速飛び込んできました。


 西村さん、アンタ何も変わっていないね?
京都で何も経験していないでしょ?ほんとある意味ミスターセレッソだよ!!

 チームバランスとかはお構いなし。攻めている間は点を取られない。取って取られて取られて取って、取って取りつぶれて眠るまで取りつづける。そんな河島英吾みたいなサッカーしか頭にない。痛快だよニシムー!!ホントに現役時代DFだったのかい?


 こりゃ来年も小林さんの顔色がどんどん悪くなって、髪の毛がずんずん抜けつづけて、サポーターがもだえ苦しむようなサッカーが展開されそうな予感がします。江添くん一年目からフル回転で過労死寸前かも。



水と油。

Cerezo official

西村 昭宏氏チーム統括部ゼネラルマネージャー就任のお知らせ

本日、西村昭宏(にしむら あきひろ)氏のチーム統括部GM就任が決まりましたのでお知らせいたします。


 セレサポなら説明の必要は無いと思いますが、タイトルの「水」は小林監督、「油」は西村新GM(というかセレッソ初のGM)の事です。見た目じゃないですよ。

 小林監督は守備ありきの人。好きなフォーメーションは4-4-2の2ラインディフェンス。今期は残留が絶対条件でしたから3-4-3を使っていましたが、センターラインのメンツが揃えば4バックに戻す事も考えているかも。

 まあ今の状態や左サイドが出来る大森を切った事を考えると、セレッソは3バックかな、と宗旨変えしたとも取れますが、それでも「守備第一」という考えは動かない人。多分江添君獲得を一番喜んでいる人。

 ロースコアでも1-1や0-0でコツコツと勝ち点を積み重ね、派手さは無くてもシーズンが終わる頃にはそれなりの仕事をしている人。静かなる知将、小林伸二。


 一方西村氏といえば攻撃大好き攻めダルマ(重ねて言いますが見た目じゃないぞ)1点取られたがどうじゃい!2点取ったらしまいじゃ!という哲学か骨の髄まで染み込んだ、ある意味もっともセレッソらしい人。

 「1-0の勝利より、3-4の敗戦を選ぶ」とはヨハン・クライフの言葉。多分西村氏のサッカーはそれに限りなく近いように感じるのですが、肝心な優美さが欠落しているような気が・・・。クライフサッカーの得点は鮮やか、西村サッカーの得点は豪快。

 西村監督時代のセレッソが清水相手に5-4のシーソーゲームを演じたり、3点取られてから6点取り返したり、また10人相手に3点とられたりしたのも、たまたまではなく必然。どちらかがぶっ倒れるまでノーガードの打ち合いを続ける猛将、西村昭宏。


 この二人がどのようにマッチングするのか。正直不安です。

監督って辛いわ…。
「西村さん!なんですかこれは!」

わしがGMじゃい!
「んー、どないしたんじゃい?」

監督って辛いわ…。
「どないしたんじゃいじゃないですよ!こんなに攻撃的な選手ばっかり集めて!これじゃ守備がガタガタになるじゃないですか!」

わしがGMじゃい!
「守備やと~?ぬるい事いいよるやんけ。1点や2点くらいくれたったらええんじゃ!相手より1点ようけ点取ったらすむ話やろが!」

監督って辛いわ…。
「ムッキーッ!!あなたという人は1点の大事さが分からないんですか!この突撃ブタ!!

わしがGMじゃい!
「なんやとこのヒキコモリ!ワシかてヤングの時はなかなかイケメンやったんやど!ブヒー!!」

 などという事態にならなければいいのですが・・・。



12/07/2004

自分がされて嫌な事は他人にしない。

 と、いうことを子供の頃に親に言われた事を思い出しました。

スポニチアネックス「ジーコ 横浜、浦和組は天皇杯出るな」

より、ジーコの発言。

「鹿島時代、代表に多くの選手を抜かれ、アジアの大会で敗れて悔しい思いをした。クラブ側もそういう私の立場を考慮してくれると信じている」


 嫌だった事を覚えているならクラブの気持ちも察してほしい。11日にCS第2戦、15日に天皇杯、ダービースタリオン(懐かしいな)でこんな使い方したら120%予後不良ですよ。

 確かにドイツと当るなんて日本にとってそう無いチャンスですから、トップクラスの選手にできるだけいい経験をしてほしいという意図はわかりますけれど、それなら入れ替え戦参加チームが天皇杯の日程をずらしてもらえたように、日程の調整は出来なかったんでしょうか?シンガポール戦前などはベストの状態の代表が組めるようにするものだと思っていたので、シンガポール戦での功労者問題でもジーコの考えに賛同できたのですが。


 選手の方も寝耳に水、という反応です。

 嘉人の場合。

Cerezo official

■ 大久保選手コメント
前回に続き代表に選ばれ大変嬉しく思います。全力を尽くし頑張りたいと思います。


デイリースポーツ

大久保 選出に戸惑い隠せず…

 日本代表選出で、マジョルカへの合流が遅れることになったFW大久保は「僕は何も決められないんで」と戸惑いの表情を隠せなかった。


 どっちがどうなんだ(笑 オフィシャルが建前で、デイリーが本音なんでしょうが、ジーコはクラブや選手への根回しみたいなのが得意ではないのか、それとも嫌いなのか。

 ただ代表監督をやっている以上、そうしたクラブとのコミュニケーションは絶対に避けては通れない「仕事の一つ」ですから、少なくともクラブが困ったり、選手のやる気が削がれるような選出はするべきではないでしょう。


 もう一つ気になるのは、JFAがちゃんとジーコをコントロールできているのか、という事。ジーコはジーコなりにベストの選択をしているのでしょうが、例え神様と言われても代表監督として契約している以上はJFAが何らかの影響力を行使してしかるべし、明らかに首をひねる行動や発言に対しては注意するべきでしょう。

 トルシエ時代には監督と協会(特に釜本)との暗闘が日々繰り返されていたというのに、人が変われば待遇も違うということでしょうか。


 ドイツ戦に臨む選手達は、はたしてベストコンディションを維持しているのでしょうか?これだけ犠牲を払ってまで集めたのですから、疲れていて試合をするのがやっとだった、では済まされませんよ。



ジーコかれんだーヨクミテー。

日本代表発表
日本協会は本日、16日に行われるドイツ代表戦に向けた日本代表23人を発表した。

GK:
土肥洋一  FC東京
川口能活  ノアシェラン
楢崎正剛  名古屋
DF:
三浦淳宏  東京V
田中誠   磐田
茶野隆行  市原
宮本恒靖  G大阪
松田直樹  横浜FM
三都主アレサンドロ 浦和
中沢佑二  横浜FM
加地亮   FC東京
西紀寛   磐田
MF:
藤田俊哉  磐田
福西崇史  磐田
小笠原満男 鹿島
本山雅志  鹿島
中田浩二  鹿島
稲本潤一  ウェスト・ブロムウィッチ
遠藤保仁  G大阪
FW:
鈴木隆行  鹿島
高原直泰  ハンブルガーSV
玉田圭司  柏
大久保嘉人 C大阪


 嘉人も、「あの~、その日はスペインにいるんスけど」とか言ってもいい。玉田も入れ替え戦から中三日ってきつ過ぎ。スタメン2トップは師匠と魚フライでしょうから、二人とも顔見せ程度なんでしょうけれど。でもそれだとなおさら召集された事に疑問を感じますよね。

 これでは「俺だって代表に」と"功労者"に混じって必死にプレーしてた大黒や駒野や阿部が殺生ですよ。特に駒野は貴重な右サイドハーフなんだし、一度くらい試してほしい。「いいプレーをしていた」なんてコメントされてたから期待していたと思いますよ。

 あと稲本もちょっと微妙。チームから「今年中に全快してほしい」と注文が来ているんですから、今回は見送ってあげた方が良かったのでは。一試合の為に行って帰ってじゃつらいでしょ。


 まあ一度としてジーコの人選に納得した事などないんですが、今回はとくにつっこみどころが多い気がしますね。相手がドイツだとはいえ、ホームゲームなんだという意気込みは感じるのですが、ちょっと空回りしているような・・・。


 とか言いながら、密かに

今度こそ嘉人代表初ゴールを!

 と思っている自分が恥ずかしい。



閑話休題2

○リベンジは再来年。

徳島、草津のJ2入りを承認(スポニチアネックス)

 Jリーグは6日の臨時理事会で、加盟申請が出ていた3クラブのうち、今季の日本フットボールリーグ(JFL)優勝の大塚製薬を引き継ぐ徳島ヴォルティスと、3位ザスパ草津の加盟を承認し、5位の愛媛FCは見送った。徳島と草津は来季からJ2に参加。新規加盟は2001年の横浜FC以来4年ぶりとなる。


 今は素直におめでとう。徳島と草津は共にセレッソと天皇杯で対戦したチーム、ちょっと縁が有りますが、J2には絶対に落ちたくないので両方ともJ1に上がってきて再戦しましょう。草津の湯練り板サポはなんか素朴で好きです。でもあれ振り回すヤツとかいたら危なくない?草津はスポンジとか柔らかい素材でレプリカを発売しましょう。


○モーオタってあれか、牛が好きな連中か?


 相変わらずマリサポとモーオタの戦争が続いていますよ。いい加減何とかしてほしい。お互い品性疑われますよ。

 まあスタジアムにアイドル呼ばないと立ち行かない経営をしているチームが一番非難されるべきだと思うけれど。もうコブシ上げちゃったんで落としどころがないんでしょうね。

12/06/2004

負けなれてないな、浦和サポ。

 浦議では昨日の試合に関していろいろな意見が飛びかっていますね。

 岡田主審に関する不信感。三都主のコーナーの精度が悪い。サポーターが声出してないから選手が動かない等。


 セレサポから見ると「そんな贅沢な」というのが率直な感想です。負けゲームの審判って絶対たたかれるもんですし、三都主のコーナーが悪いというなら他の誰が蹴ればいいのかって感じだし(普通に考えると単純なキックの精度は奥とどっこいどっこいですよ)声だしなんか「これ以上を要求するんですか?」とびっくりしましたよ。昨日の試合はテレビ観戦でしたけれど、浦和サポ側のスタンドが映っている時はほぼ全員声出してましたよ。

 考えるに今季の浦和はリーグ戦でいいところが出すぎて、岡田監督にしてみれば対策の立てやすいチームになっていたのではないでしょうかね。

 與野レッズブログさんのところに微細なデータが載っていましたが、浦和はかなり特殊なチーム。それゆえ他のチームが出来ない事が出来ても、他のチームが出切ることが出来なかったりするんですよ。

 例えばあまりにドリブラーが多すぎて、終盤に投入する電柱がいない為、ただでさえリスキーになるバックから人間を割かなきゃいけないとか、タテの意識が強すぎて横パスが上手く展開しないとか。


 これを打破する為には、それでも浦和のサッカーを信じて続けていくしかないんじゃないでしょうか。だって今まで築き上げてきたスタイルを今更変更して勝てるほどチャンピオンシップは甘くないですよ。

 実際昨日も「PKだろ!」ってギリギリのプレーがあったわけで、今からチームをいじっていては、それこそ敵の思うつぼでしょう。長所を徹底的に活かすプレーが大事ですよ。


 ちなみにマリサポもかなり精神的にテンパッているのか、横浜御用牙さんがかなり大丈夫なの?って挑発をしています。なにもここまでしなくても…。

 今年が最後のチャンピオンシップ、年間順位は浦和が一位ですから、タイトルを奪われるのは癪にさわるでしょう。サポの皆さんはさいたまスタジアムでの選手の奮闘を、精一杯サポートしてあげてください。



横浜F1VS0浦和 "岡田"に負けた?

 えてしてこういう「ビッグゲーム」は凡戦になりがちですね。「ミスは許されない」という気持ちが、足を止めてしまうのでしょうか?


 大舞台の経験の無い浦和に、その傾向は顕著。序盤はスペースを消した横浜ペース。浦和の「縦に、縦に」という動きを、中西が、上野が、ドゥトラがカット。

 仮にボールが渡っても、そこには「横浜の仁王像」松田、中澤が待ち構えています。エメルソンや田中に効果的なボールが供給されることはありませんでした。

 逆に開始2分、坂田のシュートがバーを叩きます。ネネの欠場が響いたか。


 序盤にイニシアチブを失った浦和。それでも地鳴りのようなサポーターの後押し。長谷部のパスを突破口に、反撃開始。

 しかし、浦和の攻撃はいつもと違う、いわば「よそ行き」の攻撃。少ないチャンスを大事にしようとするあまり、エメルソンも田中もいつもの思い切りの良さが見られません。(それでもエメルソンは十分に危険な存在でしたが)


 横浜の攻守の切り替えは見事。奥、坂田、清水ら最小限の人数で効果的なカウンターを仕掛け、内舘のイエローを引き出していました。

 序盤に猛ラッシュをかけた守備陣も省エネモードながら要所要所を押さえ、エメルソンを封じる唯一の方法である「エメルソンにボールを渡さない」プレーに集中。中西の体をはった守備は、その象徴。


 結局前半は0-0、しかし選手の表情は好対照。先制してペースを握りたかった浦和。それを許さなかった横浜。


 後半、浦和は選手交代。カウンターのスピードについていけなかった内舘に変えて、本職ではないものの左サイドでスピードを売りにする平川が登場。守備のてこ入れを図るとともに、攻守の橋渡し役を託します。

 しかし、焦りが赤の軍団から冷静さを徐々に奪っていきます。チームをリードすべき山田さえイエローを貰う有様。


 後半21分の横浜コーナーキック。浦和は前日練習で繰り返しセットプレーの守備を確認していたはず。しかし、河合のマークについていた平川は3バックのストッパーでの経験が浅く、マークをずらしてしまいます。そしてボールはその河合にドンピシャ。ゴールネットを、スタンドを揺らしたのは横浜。


 その後の浦和のゲームプランがどんなものであったのか、私に知るよしもありませんが、「なんとしても同点」という気配は希薄でした。失点を恐れる気持ちがそうさせるのか、いつもの分厚い攻撃、徹底した縦への動きがありません。


 終盤の岡野投入も報われず、タイムアップ。岡田監督の、横浜の修羅場を潜り抜けてきた経験が、浦和のスキをついた格好になりました。


 しかし、まだ前半が終わっただけ、後半の90分間が残っています。その舞台は埼玉。赤い波の中で、横浜がどれだけ冷静にプレーを続けられるのか。そして浦和が自分の形を取り戻せるのか…。今その判断を下すのは、あまりに早計でしょう。



見てるのね。

256 :U-名無しさん :04/12/02 21:12:58 ID:CXcFGBFm
南方も忘年会するんだろ?

258 :U-名無しさん :04/12/05 04:21:38 ID:X7UHnovk
>>255-266
どっちも来るメンツ濃そうだな。Dの方にはとりまきしかこねーだろうし
南方のはブロッガー相手だろ。


 おお、ここを見てくれている人が2ちゃんにも!嬉しいような怖いような。

 ただ誤解なき様。ウチの忘年会はサッカー好きの人なら誰でも参加OKですし、ウルトラスの方たちの忘年会に対してどうこうしよう、なんて思ってませんから。そんな力もないですしね。参加予定100人ってすごいな

 忘年会に関してはこじんまりと、みんながちゃんと把握できる人数で、それぞれ話がしてみたいと思っています。遠慮なくご参加下さい。

あと少し。が埋まった!

265 :U-名無しさん :04/12/05 08:07:34 ID:6ackdODc
ニッカンおそらく大阪版のみ(ちなみに13版)

江添C大阪入り決断、だそうだ。


 本当なんだね?信じていいんだね?やったー!これは大ニュースですよ!これで未来のDFリーダーが決まりましたよ!くどき落としたスカウトグッジョブ!まあ社長まで江添参りした甲斐が有ったってもんですよ。


 後はセレッソが彼の力をどれだけ引き出せるかですね。それが大変なんですけれどね(汗 セレッソ流でいくなら習うより慣れろで実戦を経験させていくのが一番よろしいかと・・・。

 キーパーの伊藤も最初「うわぁ、ひでーキック」って感じでしたけれど、終盤は伊藤無くしてセレッソディフェンス無しっ、てくらい安定していましたしね。


 始めは戸惑うかも知れませんけれど、とりあえず柳さんの話をよく聞いて、ディフェンスリーダーの英才教育を受けて下さい。

 4様の言うことは「あ、はい、判りました」とだけ言ってればいいから。オフの時はいい人だけれどプレー中は・・・。

 選手としての振る舞いはモリシから習いましょう。モリシの1/10でも実践出来れば大丈夫だから。モリシはサッカー界のガンジーだから、ちょっとだけ真似するだけでOKだよ。


 これは本当に良いニュース。素直にうれしい!


追記

日刊スポーツなにわWEB

桃学大・江添がC大阪入りを決断

 J1の4クラブが争奪戦を展開していた大学NO・1のDF江添建次郎(22=桃山学院大)が、C大阪入りを決断したことが分かった。全日本大学選手権1次リーグが終了する5日にも、C大阪側に正式に入団の意思を伝える。

 江添は182センチの長身と頭脳的な守備を生かし、03年ユニバーシアードで日本の金メダル獲得に貢献するなど大学界では目玉的な存在だった。神戸、東京V、新潟から熱烈オファーもあったが、4月に特別指定選手に登録されたC大阪のJ1残留が確定したことから最終決断した。

 C大阪の年間15位低迷の元凶が弱体守備。リーグワースト63失点は突出しており、江添は再建の即戦力に期待されている。その実力はもちろんだが、アイドル系の甘いマスクも大きな魅力で、営業面でも「ポスト大久保」になれる逸材。イケメンDFが、05年C大阪の新しい顔になりそうだ。


もう信じていいのねっ!(おすぎ調に)

でも

その実力はもちろんだが、アイドル系の甘いマスクも大きな魅力で、営業面でも「ポスト大久保」になれる逸材。


 っていうのはちょっと違うと思うな。モリシも嘉人も顔がいいからってセレッソのアイドルになれたわけじゃない。プレーでがんばって、サポーターを大事にして、そうしてみんなが愛するプレーヤーになった。

 だから顔がいいだけじゃなくって、ちゃんとプレーで結果が出ないと、サポーターは愛してはくれないよ。江添君はそれが出来る選手だと思うから、安心しているけれど。