11/09/2004

サポートの適温。

「西部謙司の眼」ホーム完敗の柏に「チーム」の危機(スポーツナビ11/8付けコラム)

 2ちゃんねるのセレッソスレッドにもリンクがありましたから読まれた方も多いかと思います。柏に生まれたチームとサポーターとの深い溝。一時「柏は選手に猛烈な圧力(ブーイングや過激な横断幕)をかけて勝ち点を重ね始めた。セレッソのサポーターは負けても拍手、優しすぎる、もっとブーイングとかするべき」という論調が有りました。

 確かにセレッソサポーターは「ぬるい」です。緩慢な試合をしているのにどうして拍手するのか理解に苦しむこともしばしばです。もっと厳しい目でチームを見てもいいはずです。というか、それでやっと普通のサポーター程度の過激さになるくらいです。ましてやチームは降格の危機、もっと熱く応援をしても悪くないでしょう。


 でも、柏サポーターのようにあらかじめ選手を誹謗中傷する横断幕を作っていたりするのは論外だと思います。

「前の試合でふがいないプレーをしたから」

 なら球団事務所に手紙やメールを送ったり、セレッソのように球団代表と直に話し合える場を持てばいい話で、なにも試合が始まる前から選手達の士気をそぐ事は無いはずです。

「選手が試合後に挨拶に来ないから」

 「負けて手を振る羽地さらし」なる横断幕を作ったのはどこのサポーターですか?


 サポーターは「チームの為、選手達の為に力になる」存在であるべきであって、ストレスを吐き出す為にスタジアムに来る人々はサポーターなどと呼ばれてはなりません。少なくとも私はそう思っています。

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