10/26/2004

情熱の差=実力の差?

 今週末のレッズ戦を前にいろいろと思うところを。

 レッズもセレッソも一度J2を経験し、そこから這い上がってきたチームです。ですが今、レッズは飛ぶ鳥も落とす勢いで首位を快走し、セレッソは再びJ2落ちのピンチに立たされています。この差はなんでしょう?

 素直に親会社の規模の差、という向きも有るかと思います。ですが、大企業がスポンサーについているにも拘らずタイトルに縁が無いチームが有れば、一時は存続が危ぶまれた中で勝利を勝ち取ったチームも有ります。大事な要素では有りますが、それが全てでは無いでしょう。

 サポーターが後押しをしているチーム、という要素も有ります。とても大事なことでは有りますが、これも全てを満たすものではありません。

 西中島は「フロントの熱心さ」みたいなものも大事なのだと思っています。限られた予算や時間の中で、どれだけ良い選手やコーチを集め、チームを育て、地域に密着し、集客するのか。尊敬するやまかん氏が述べられているところの「マーケティング」みたいなものが、一番の基本なのではないでしょうか?ここがだめなら、例えどれだけ良いスポンサーに恵まれても、サポーターがスタジアムに足を運んでも、全て無駄になってしまいます。

 「当たり前だろ」と言われるかもしれませんが、Jリーグの中でどれだけのチームが、しっかりとした目標を立て、そこに到達する為にはどうしたらいいのか考えているでしょう。「何でこいつを解雇するんだ!」とか、「どうしてこんなになるまで補強してくれなかったんだ!」という怒りに駆られた経験はありませんか?

 今のセレッソフロントに対して、そうした「情熱」を求めるのは酷かも知れません。残留争いに揺れるチームを何とかするだけで精一杯かも知れません。でも、そうなってしまう前に、もっと打つ手は無かったのか。ちょっと疑問に感じたのです。

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